雑木囃子 JEBE BARA 葉山芸術祭実行委員会
【ぞうきばやし じぇべばら】 2012年アーカイブ 2012年アーカイブ
感謝のリズム、調和のタイコ

 西アフリカの太鼓「ジンベ」。この打楽器は、いまではすっかり一般的になりました。ところが、この「ジンベ」のアンサンブルの日本でのはじまりが90年代初頭の葉山、「Afa」というグループからだったことを知る人は少ないようです。メンバーのひとり、真砂秀朗は、葉山芸術祭ではおなじみで、今年の芸術祭ポスターを描いています。ライブツアーの中、大阪で砂川正和と出会い、秋谷に移住した彼も加わり、しばらく活動が続きました。
 その後、砂川は西アフリカの太鼓とダンスのグループ「WALK TALK」を結成しています。そこには、イラストレーター・沢田としき、画家・飯田三代、HOME GROWNの菅野真司(Shinji Man)らが在籍していました。
 15年あまりが経ったいま、その砂川、沢田らは他界。昨春の雑木囃子での「JEBE BARA」を最期に菅野も去りました。人の命には限りがあり、自然なことです。ただ、これまで続いてきた特徴的な「音」までも、地域から途絶えることはとても残念なことに思えます。

 今年の雑木囃子で中心のタイコを努めるのは「JEBE BARA」。菅野の相方・ヒロタマサシです。

 この雑木囃子ライブは、シンガー・大塚まさじと始めたイベントでした。「Afa」結成当時、沢田はサックスを持って、大塚さんと大阪のライブハウスをまわっていました。そしてその頃、インドラ・グルンはネパールから来日、葉山芸術祭のはじめての森山神社コンサートでメインの演奏を務めていました。彼は一昨年末から息子であり、タイコたたきの「あしゅう」と共に、再び葉山住民となりました。

 さまざまな縁で「ジンベ」と演奏家たちと葉山は結びついています。これからまた新たに縁は紡がれ、地域も世界も継続して行くのでしょう。今年の「雑木囃子」は、先人となった演奏家たちへの祈りと、新たな縁のスタートを、タイコのリズムにのせ森山神社に奉納する機会とさせていただきます。(森山イベント実行委員会)※一色会館ステージ:沢田&飯田布絵(緞帳)展示

●出演&タイムテーブル
13:00 開場
14:00 開演
INDRA GURUNG(バンスリ)+あしゅう(ジンベ)
ヨシダダイキチ(シタール)+川村亘平斎(クンダン)
15:40
KAZZ(ギター)
16:30
JEBE BARA & FRIENDS(ジンベ他)
飯田三代(ライブペイント)
18:00 閉幕

●プロフィール(出演順)

Indra Gurung

ネパール山岳民族 グルン族に生まれる。3歳の頃から ネパール民族の打楽器であるマダルの演奏を始め6歳で自作の竹笛で演奏を始める。13歳の頃にネパール伝説の人気バンド「アンナプルナバンド」でプロの演奏家としてデビューする。ネパール各地に学校を設立するためチャリティーコンサートを中心に国内で活躍。1988年8月、八ヶ岳にて世界中のミュージシャンを集めて行われた「いのちの祭り」にネパール代表として参加するため初来日。以後、長野オリンピックでの演奏をはじめTV朝日「題名のない音楽会」NHKBS2「あなたが選ぶ映画音楽」出演他、映画音楽、JAL国際線に楽曲提供するなど、多岐にわたり音楽の活動を続けている。

ヨシダダイキチ(AlayaVijana / シタール奏者)

10才よりギター、ピアノ、音楽理論等を独学で学ぶ。のちに、ウスタッド・シュジャート・カーンにシタールを学ぶ。 ボアダムス・ヨシミとの「サイコババ」として5枚のアルバムをリリース、ソニック・ユーストリビュートアルバムに参加。ソニック・ユース日本ツアーオープニングアクトを務める。 01年にはダライラマ主催の「世界聖なる音楽祭」出演。 02年NHK「ドレミテレビううあとうたおう」に出演。シタール10-30人バンド「sitaar-tah!」としてニューヨーク・アーカイブ・レコードから灰野敬二とのライブ音源、オリジナル音源の2枚をリリース。vividsoundより日本盤オリジナルアルバムをリリース。アラヤヴィジャナとして、3枚のアルバムをリリース。 2006年には、フジロック出演。UA「ファティマとセミラ」「テュリ」楽曲提供。朝崎郁恵の「はまさき」をプロデュース。 民謡からアバンギャルドまで様々なフィールドで活動。

川村亘平斎(ガムラン奏者/イラストレーター/影絵パフォーマー)

03年よりインドネシア政府奨学金を得てインドネシア/バリ島に留学。朝崎郁恵(奄美唄者)、UA、永積タカシ(ハナレグミ)、原田郁子(クラムボン)、YOSHIMI(BOREDOMS/OOIOO)、「CUDAMANI(バリガムラン)」など数多くのアーティストとの共演や、「TAIKUHJIKANG」「OLAibi」「ALAYAVIJANA」等のBANDに参加、FUJIROCK FES、奄美日食音楽祭、SENCE OF WONDER他国内外のFESに出演する等、インドネシアの青銅打楽器「ガムラン」を中心とした音楽活動をはじめ、影絵、イラストや絵本/漫画の制作など多方面に活躍する芸術家。バリのヴォイスアンサンブル「ケチャッ」や影絵のワークショップ、自身の町内会の子供達にガムラン演奏を指導し夏祭りで演奏する等、社会と関わり続ける『芸能』を目指している。2011/6/26 自身のソロユニット「TAIKUH JIKANG」1ST ALBUM「滞空時間」をリリース。また自身の描いた漫画「川村亘平斎漫画」も注目を集めている。

KAZZ

20代をアメリカ、フランス、西アフリカで過ごす。西アフリカのニジェール共和国では、ドレッドロッカー達とニジェール初のレゲエバンド”MOURASNI”を結成。西アフリカツアーや地元のTV・ラジオに出演するなど、積極的に活動する。帰国後、サイケデリックトランスジャムバンド”ミラクルサル”を結成し国内外で活動する。海辺の町に住居を移してからアコースティックの音の素晴らしさに目覚める。言葉のない、シンプルで力強く、心地の良い音を奏でる事を目指して活動中。

JEBE BARA (ジェベバラ/アフリカンドラムグループ)

ジェベバラとは西アフリカのバンバラ語でJEBEが調和、BARAがタイコと言う意味。HOME GROWNのShinji Manとヒロタマサシによるパーカッションデュオとして活動を始め、葉山で『アフリカンダンスを探る』ダンスとリズムのクラスをひらいている。昨夏のShinji Man早世の後、ヒロタマサシ主導により独自の活動を始める。ヒロタマサシ(廣田真志)/ドラマー。北海道に生まれ、育つ。シンガーでドラマーの砂川正和氏に出会い、ジンベの基礎を学ぶ。その後、セネガルのマスタードラマー、アブドゥライ・ジャキテ氏をはじめ、セネガル、タンバクンダのドラマーたちに師事する。アフリカンダンス・ワークショップで長くリーディングドラマーとして活動する。
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