鍵盤音楽史 in 逗子 V - 明治100年、歌合せ / Genealogy of Aurals -  ミソレ
2011年参加企画 2011年参加企画
はじめは日本の作曲者たちの鍵盤作品を調べていました。ところが、より豊富な資料が声楽作品に在ることが判り、歌曲集を読みました。さらに、歌曲の音背景、時代背景を知るためには、流行歌史も追い、そして世相全般も学び直さねば... 。すると「クラシック」の窓外に「うた」「音楽」の景色が広がり、それらを包み囲む「世界」さえも像を結び始める、かのようにも思われました。ひとつ蛮勇を奮って、ジャンル横断、麗歌頼みに近代日本(= ビートルズ以前)の100年を、そこはかとなくあぶり出せッ、いざ !!! - - - 卯年。多兎追う者は

百代を 一夜で辿る 旅まくら 芭蕉蕪村も  一茶服さむ

稀代の歌い手、辻康介さん、思う存分お好きなように、歌い尽くしていただきます。

後藤國彦






うたえ、思う存分、うたえ。

江戸小唄、唱歌、壮士節、
歌曲、童謡、流行歌、
戦時歌謡に前衛歌曲

この島国の近代を
いと赤裸々に
歌ひ狂はむ。






曲目:


宮さん宮さん(1868) 品川弥二郎 / 大村益次郎

縁かいな節(1873) 作詞・作曲者不詳

庭の千草(1884) 里見 義 / アイルランド民謡

紀元節(1888)  高崎正風 / 伊沢修二

オッペケペー歌(1890) 川上音二郎

花(1900) 武島羽衣 / 瀧廉太郎

憾(1901) 瀧廉太郎





紅葉(もみじ)(1911) 高野辰之 / 岡野貞一

詩曲(1915) 山田耕筰

青い眼の人形(1921) 野口雨情 / 本居長世

我手の花(1921) 與謝野晶子 / 信時潔

からたちの花(1925) 北原白秋 / 山田耕筰





少年(1926) 三好達治 / 諸井三郎

お菓子と娘(1927) 西條八十 / 橋本國彦

酒は涙か溜息か(1931) 高橋掬太郎 / 古賀政男

螺旋人形(1932) 佐伯郁郎 / 清瀬保二

海行かば(1937) 大伴家持 / 信時潔

赤い扇(1944) 宅孝二





東京の花売り娘(1946) 佐々詩生 / 上原げんと

ギリヤーク族の古き吟唱歌 / ai ai gomteira(1946)
伊福部 昭

ねむの木(1947) 野口雨情 / 中田喜直

長崎の鐘(1949) サトウハチロー / 古関裕而

東京の人(1956) 佐伯孝夫 / 吉田正

遠い町(1956) 木下夕爾 / 小倉 朗





『吾輩は猫である』である より(2007)
夏目漱石 / 後藤國彦







出演:辻康介(歌手)/ 後藤國彦(ピアノ・作曲)






東京公演:5月28日(土曜日)午後6時開演
門仲天井ホールにて
(全席2500円 / 要予約:
mkgoto@wing.ocn.ne.jp






辻康介(歌手)

国立音楽大学楽理科卒。声楽を牧野正人に師事。葉山ロータリークラブから国際ロータリー財団奨学金を得て、イタリアのミラノ市立音楽院やミラノ音楽院で学ぶ。クラウディオ・カヴィーナ、ヴィンチェンツォ・マンノらに声楽を師事するとともに、エミリア・ファディーニやディエゴ・フラテッリらに古楽の理論的基礎を学んだ。1600年頃のイタリア音楽を専門とするが、オリジナルのイタリア語歌詞だけでなく独自訳日本語歌詞でも歌う。主宰する三つのユニット「ビスメロVisMelodica」「ネーモー・コンチェルタート」「南蛮ムジカ」を中心に活動する他、「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」(中世放浪楽師)などで活躍:アサヒビールロビーコンサート、神奈川県立美術館「サウンド・ミュージアム」、蔵の街音楽祭、都市楽師プロジェクト、ブリジストン美術館などの様々なコンサートシリーズに出演。「中世の移動ド」と教会旋法を学ぶ講座「辻康介の体感音楽史」には専門家から合唱ファンまで様々な受講生が数多く集まっている。CD「ビスメロ Vis Melodica」(KTDNM001)をリリース。湘南ビーチFM「クラシカハヤマ」パーソナリティー。


後藤國彦(ピアノ・作曲)

1964年東京生まれ。ピアノを米マサチューセッツ州大にてエステラ・オレヴスキー、ナイジェル・コックスに学び、作曲を田中賢に、英国立シェフィールド大学にてデイヴィッド=ハロルド・コックス、ポール・アーチボールドに、Acanthes音楽祭(アヴィニョン)等でヘルムート・ラッヘンマンに師事。また、上智大学国際関係法学科にて、国際政治学と政治思想を学ぶ。作品に 'The Hunters in the Snow'(雪中の狩人)for trumpet with slide, electric-guitar & piano (2002) 、「森の泉、泉の鹿 (Forest, Fountain, Fawn) 」for five flutists (2006)、「『吾輩は猫である』である」for vocal & piano (2007) 、「心字池 (At Pond, Astray)」for solo flute (2009) などがある。鍵盤音楽の歴史を多様に解釈・演奏する「鍵盤音楽史」プロジェクトを、また、川村龍俊氏と共に「目から耳へ - ピアノの朗読 + 詩の演奏」という会を、継続的に行っている。




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