葉山芸術祭:ネーモー・コンチェルタート

ネーモー・コンチェルタート

雑木林

【ネーモー・コンチェルタート】

森山神社「雑木林」ライブ

辻康介(ボーカル)、
太田光子(リコーダー)、
平井み帆（チェンバロ）、
福島久雄（ギター）

1500年代から1600年頃までのイタリア音楽を中心に、現代のイタリア民謡や日本のフォークソングなど様々な音楽をレパートリーとする。編成は２人〜フルメンバーの６人までと流動的。ルネサンスリコーダー、バロックバイオリン、リュート、チェンバロ等の古楽器をルネサンス時代の発想に基づいて様々に組み合わせアレンジする。

また、歌手自身の作による日本語歌詞はネーモーのライブを理屈なしで楽しめるものにしている。これまで、「蔵の街音楽祭」（栃木市の古楽フェスティバル）に招かれたり、ライブハウス、美術館、喫茶店等様々な場で演奏した。また、神奈川県葉山町在住の音楽家たちによるコンピレーションアルバム「海音山音」に収録された「きれいなねえちゃんよ」（Damigella tutta bella 1617年）は地元の海の家やＦＭ局でも度々放送され、日本語歌詞による古楽曲として注目を集めた。

各メンバーは「古楽・クラシック」のジャンルにおいてアカデミックな面でも第一線で活躍する専門家を中心としているが、ネーモーのライブパフォーマンスはジャンルの枠を越えて、現代人の感性を刺激し評価されはじめた。

昨年に引き続き連続出場、ただ今躍進中。人呼んで“ネオ・ラジカル古楽歌謡”。“ネーモー”は「誰もやらない」、“コンチェルタート”は「様々な楽器を使った」という意味。葉山在住の歌手、辻康介が主宰。葉山のミュージシャンによるコンピレーションＣＤ「海音山音」にも収録

☆イベントや広場でのパフォーマンスも定評があり、汐留の電通カレッタ広場「カレッタ汐留スペシャルライブ」、川崎チッタデッラ、イベント広場でのイタリアフェアのライブでは喝采を浴びた。
7月17日渋谷公園通りクラシックス・ライブ、9月9日ティアラこうとう小ホールにて秋の特別公演、12月にはアサヒビール・ロビーコンサートへ出演。

辻康介　つじこうすけ（リーダー、ボーカル）
　 91年国立音楽大学楽理科卒。声楽を牧野正人に師事。９7年、国際ロータリー財団奨学金を得て渡伊、声楽をクラウディオ・カヴィーナ等に師事。ミラノ市立音楽院、ミラノ音楽院の古楽科等、様々な講習会を通じて、声楽、古楽理論、通奏低音を学んだ。帰国後は1600年頃のイタリア音楽を日本語で歌う等独自の活動を展開、通奏低音・ソルミゼーション・旋法など理論的研究も怠らず講義等も行っている。中世民衆音楽のユニット「ジョングルールボンミュジシャン」のメンバーとしても活躍。’04年8月から湘南ビーチＦＭでクラシック番組のDJを務める。葉山在住。