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ユウナの空間
昭和の家事 母たちのくらし 本・雑誌 本・雑誌



読売新聞(2/14付朝刊)で紹介されていた「昭和の家事 母たちのくらし」を読んで著者の家事労働に関する記述に共感し、考えること多々ありました。
著者は昭和のくらし博物館館長の小泉和子さんで、最初は記録映画として作られたものです。著者のお母様をモデルに下記のような内容が写真と文章で説明されています。

目次より
1.食べものをつくる・・・ おこわを炊く おはぎをつくる 白菜漬他
2・着るものと布団・・・・ 夏がけ布団をつくる 子供の浴衣を縫う他
3.住まいの周辺・・・・・ お盆を迎える そうじ他

平成も23年となり、私の母たちがしていた家事は昔のことになりました。
一口に「昭和」といっても戦前、戦中、戦後、高度経済成長期、バブル期と子供時代や青春時代を過ごした時期でも家事に対する考え方や知識は様々だと思います。
私の母や祖母の時代の家事は重労働であったと思います。私が幼い頃、母は洗濯板とたらいで洗濯し、洗い張りや布団作りを家でしていました。ご飯を炊くのもお風呂を沸かすのも面倒でしたがそれは普通でした。
私もこの本を読んで、洗濯板が明治以降に輸入された舶来品であったと初めて知りました。それが戦後の高度経済成長と共に家庭に電気製品が入り、急速に家事労働は軽減されて楽になりました。そして、大量生産、大量消費の時代になり、布団もポリエステル等の綿が主流になりました。昔からの布団の綿は、何回か打ち直して新しくできるということを知らない人が多いようです。しかし、綿の布団は湿気やすいので、日々手入れする人を必要とします。現在のように女性が外で働くことが一般的になった時代には即さないでしょう。
昔に何もかも戻そうというのではなく、これからの私たちの生活に本当に大事なこと、必要なことは何かということを考えるきっかけになる本だと思います。

DVDも発売されていますので是非、見たいと思っております。

http://www.showanokurashi.com/

【ショウワノカジ ハハタチノクラシ】

河出書房新社
1600円

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2011/4/17 登録
1745クリック
感想
11/4/17 えりりん  「暮らし」は生き方でもあると思うのです。昔の家事労働が、工業や商業に肩代わりされ、便利になって自由な時間を持つ事ができるようになった反面、生きるスキルというか知恵を失ってしまったのですね。こうした家事は、一朝一夕では身に付かないだけに考えさせられてしまいます。
11/4/18 sakki  考えさせられる本ですね。えりりんさんの”「暮らし」は生き方”という言葉も深いです。大々的に宣伝される電化製品を購入する事で、進化した現代人にレベルアップしている様に思っていたのですが、単に別な生き方にシフトしただけだった様です。前時代的だとか、小言ばかりでこうるさいと思っていた事に何と多くの知恵や技術が詰まっていた事か。ユウナさんが言われる様にもはや現代人は生活状況が違ってしまっているので、過去の様にはできないのは明らか。私もこれを機会に日本ならではの暮らしかたを見つめ直してみたいと思います。
11/4/22 ユウナ  えりりんさん、sakkiさんのおっしゃるように「暮らしは生き方」であるなら簡単に変えられないし、身に付けるには努力がいりますね。
「暮らしの知恵」は親から受け継いでいく部分が大きいと思うのです。わたしも訊いておけばよかったということがあれもこれもと沢山ありますが、母も記憶がだんだん曖昧になってしまって。これもいつも時間に追われている生活が充実していると勘違いしていた結果かな。でも、まだ間に合うと思いたいです。少しづつ、出来ることから始めようと思ってます。
11/4/23 えりりん  私もまだ間に合うと思いたいです。震災の復興も、復興政策に関わる人達は、東北の暮らし方を現地に行って意見を聞いて考えて欲しいです。都会暮らしのエリートが考える「安全で効率的なまちづくり」は、東北の田舎の暮らし方にはそぐわない。生き方が違うのですから。日本の昔ながらの暮らし方の中に、新しい未来のヒントが隠れている気がします。話がそれちゃいましたね。ごめんなさい。(^_^;
ユウナ  いえいえ、私もそう思います。昔の日本人は自然への畏怖を持っていたと思います。それが現代では忘れられたかコントロール可能なものと思われるようになったんでしょう。私たちの日常生活も自然から離れたものになったのは、何でも数字で割り切れる効率優先を求めてきた結果かな。
震災後に東北地方が世界の最先端企業の工場だったことを知りました。それは東北の人たちの辛抱強さとか手先の器用さがものづくりに適していたからでしょう。
今後、海外の企業が部品調達から日本を避けるとすると雇用の受け皿も減少するでしょうから、復興計画も何とか地元のひとたちの暮らしを大事にする方向にいってほしいです。
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