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この世界の片隅に 本・雑誌 本・雑誌



割烹着がブームになっている昨今(笑)、ふと思い出したようにキーワード登録したくなっていた本がこれ。
「この世界の片隅に」上中下の3巻でコミックになっている。
作者は「こうの史代」。
名作「夕凪の街 桜の国」で第8回文化庁メディア芸術祭大賞・第9回手塚治虫文化賞を受賞しているが、なんと今回発表された第13回の文化庁メディア芸術祭で「この世界の片隅に」が優秀賞に選出されたのでタイムリーに登録。

内容は検索してもらえれば山ほど書評が出てくるから詳しくは紹介しないが、戦時中の過酷な運命の中で生きる日常が淡々と描かれていくというもの。しかしその普遍的な生活描写がなんとも素晴らしく豊かで自然でほのぼのとして懐かしく愛おしいのである。
絵のタッチは墨ベタやスクリーントーンをまったく使わず、ひたすらペンで優しく描き込んである。絵が好きな主人公「すず」の見て感じたままが描写されたような雰囲気でもある。

戦時中の日常で展開されるストーリーの中で、掃除・洗濯・食事・裁縫など様々な生活描写があらわれるのだが、1968年生まれの作者がどうしてこんなに詳しく知っているのかと思うほどリアルに詳細に表現されていて、これがとてもまったりと楽しい。

まだ未読の方は後悔しないから読んでみることをオススメします。
ちなみに男性は「さんさん録」という男やもめの専業主夫マンガの方もおもしろいよ。

追記:日本テレビ8月5日(金)夜9時〜、北川景子主演でドラマ放映。

終戦記念日の季節になると読みたくなるね。


【コノセカイノカタスミニ】


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こうの史代

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2013/8/6更新
2010/2/4 登録
3319クリック/ 3回更新
感想
10/2/4 えりりん  「夕凪の街」が心の深い所に残留しています。まるでいつまでも減衰しない放射能のように。そして「この世界の片隅に」は、まことにタイムリー。偶然は必然。未読なのでこれから読みます。
あっこ  「夕凪の街」読みました。せつなかった。。これも、買おうかどうか悶々としていました。ポチろう…
あーりー  そういえばすずちゃんはいつも割烹着の働き者ですね。じーんと色々考える内容です。ディテールがしっかり書き込んであるので、何度読んでも楽しさがあります。受賞記念に読み返します。
10/2/5 ぬほりん  うんうん、せつないけどじーんと心に染み渡るようなナニカが多く含まれているような気がします。
10/8/6 ぬほりん  去年見逃したNHKの「少女たちの日記帳」が再放送するからチェック。
10/9/4 陶子  この夏休みに家人が「夕凪の街〜」もろとも、こちら3巻を買ってきたので、私も息子もかぶりつきに。残酷さを声高に叫ぶ事のしない抑えた表現が余計にしみました……。こういう形で子供に「ヒロシマ」を伝え始められたのは、すごく良かったかもしれない、そう 思います。(だってえーー!私達は学校で強制的に「ガラスのうさぎ」見せられていた世代ですもん。)
10/9/5 えりりん  録画してあった「少女たちの日記帳」を観た。じーんとしている。この作品もそうだけど、「日常」こそが、深くしみるね。じーん。。。
しょう  気になりつつまだ読んでないのですが、少し前の新聞で作者のこうの史代さんは、主人公「すず」が空襲で右手を失って以降のシーンは、すずに自分を重ねるように利き手ではない左手で描いた、と知りました。
10/9/6 陶子  登場人物の顔以外は左手で描いたとか。まさに突然、風景なんかの絵が荒れるんですよ。最初、知らなかった時は演出でそうなっているのかと思っていました。それくらい、物語により沿ったエピソードなんですよね。しょうさんも是非一読を!
ぬほりん  深く染み込むような作品だよね。「少女たちの日記帳」も染みたぜよ。
11/8/5 ぬほりん  いよいよ今日の夜、日テレでドラマ放送!
11/8/6 ぬほりん  民放ドラマに期待したおいらが間違っていました。(−_−;)
陶子  ありゃ…残念……
(うち地デジ化してないもんで観られませんでした>そんな人に言われたくないかも、ですが笑)
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