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辛夷(こぶし)の空間
日本を知りたい 和の美をめぐる50の言葉 本・雑誌 本・雑誌

おなじみの木村孝さんの最新刊です。
ヴァンテーヌという10代後半を主な購買対象者とした月刊誌に連載されていたらしく、今回はそれをまとめられたようです。

深い日本に関する知識をお持ちの方は、ほとんど知っていらっしゃることで、そういう意味では入門書かもしれませんが、切り口が面白いと思いました。
“暮らし”“嗜み”“着物”“日本の色”“京都”というカテゴリーで、その合間に「恐れ入ります」「いただきます」「お世話になります」「もったいない」「みっともない」という日本の美しい言葉についての考察が書かれています。

着物の趣味でいえば、森田空美さんの“さっぱり&きっぱり系の稟とした美しさ”が目標の私ですが、木村孝さんの“たおやかな中にも芯の通った美しさ”にも溜息をつきます。

何よりも、日本の色の選び方の中のコメントが深い中にもわかりやすさが貫かれていて、若く着物には興味のなかった方にも興味を持っていただけるような解説に脱帽です。

柳田邦男氏著の『言葉の力、生きる力』が大好きな私にとっては、違う観点からの日本語の美しさを再認識するものとなりました。
外国の言葉の美しさにも関心を持つ(特にイタリー語)私ですが、文化と共に繊細さと粋を感じさせる日本語を大事にしようとつくづく思った近刊でした。
(2200円と少しお高いのですが…アシェット婦人画報社刊)

http://www1.hfm.co.jp/...


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2007/11/14更新
2007/11/14 登録
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感想
07/11/16   創刊時しばらく読んでました>『ヴァンテーヌ』
そのころから木村さんのエッセイは連載されていたように記憶しています。
しかーし、18年続いたこの雑誌、今月で休刊なんですって。コンサバだけどイタリアのインポート物をうまく使用するスタイリング(当時)に好感が持てたんだよなー。因みに『ヴァンテーヌ』は『20代』って意味なんですよ。だから私は完全に読む資格がなくなっちゃったのか…。あれ、次第にKWとコメント内容が離れていく…ごめんなさい>辛夷さん
nao@和み  年明けに木村孝さんのこの本の出版記念トークショーに参加してきます♪
ちょっと楽しみです!
07/11/17 花兎  いい本ですよね。木村孝さんの「和の美をはぐくむ」とあわせて読んでます。
えっ!ヴァンテーヌ休刊なんですか?!料理や手作りコーナー(大流行の数年前にビーズ細工を取り上げたりしてた)なんかもあって、読みでのある雑誌だったのに…
辛夷(こぶし)  “せ”さん、とんでもないです。ありがとうございます。昔たまたま知り合った編集者が18歳から読んでね。(高校卒業者からという意味かな?)と言っていたのでその意味を書いてしまいました。詳しい説明ありがとうございます。私はとっても離れた年代なのですが、おっしゃるようにコーデをおしゃれにするかわいいイタリア小物多かったですね。休刊は残念!
07/11/20 ちといち  さっき図書館から借りていた「和の美を育む 」を読み終え、これまたヴァンテーヌの連載がベースになった本と知り驚きました。
なにが驚きかというと、こういう質の高い着物情報を学生世代に提供していた、ということに。
雑誌本体は手にしたことがなく、婦人雑誌だと思いこんでいたのです。
あぁ、創刊時に気づいていれば..
辛夷(こぶし)  な、なんと「和の美をはぐくむ」も、かの雑誌だったのですね、ちといちさん。教えていただきありがとうございまーす。見落としたのか、気づきませんでした。ちなみに私は18年前は、せさんと違い、“和の美”を理解できず、イタリアものばかりに目がいっていたかも…。
ちといち  書籍「和の美を育む」は同名の連載に加え、その後連載された「京都に見つける和の暮らし」、及び「茶道の研究」(財団法人三徳庵)掲載の「衣のこえ」をもとに、大幅に加筆訂正されたものだそうです。
『ヴァンテーヌ』の連載時は、書籍よりも若者向きに書かれていたのだろうと思いますが、あの表紙の内側に、かような和の真髄を語る記事があったとは本当に想定外でした。おしゃれといえば舶来崇拝(死語か?)になりがちな若者に「忘れ物ですよ」と、静かに伝えていたのでしょうね。
  えー、私もファション関係にばかり気を取られていましたよぉ、あとケンタロウ氏の料理連載(作らないクセに・笑)確かにあの表紙からは木村さんの連載は想像できないかもしれませんね。そうそう、木村さんのエッセイはタイトルを変えて何年も続いてました。タイトルの下に「今月の色」として伝統色の解説があった連載もありました。んが、読んでいる時は「なるほど〜」と思っていても鳥頭の由、日常に活かされることがあったのか…ごにょごにょ
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