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えりりんの空間
漆塗りうちわ 小物 小物



「おわら風の盆」で有名な富山県八尾町の和紙屋さんで購入した“漆塗りうちわ”です。和紙のうちわに漆が塗ってあり、水で濡らして使います。暑い日本の夏を少しでも涼しく過ごそうと、気化熱を利用した昔の人の知恵ですね。実際に濡らして使ってみました。私はかなり気分屋なので(笑)、濡らした方がひんやりする様な気がします。空調の整う現代の暮らしには、あんまり必要ないかもしれませんが、クーラーを使わない私の暮らしには風情があって気に入っています。こぶりな形も、漆の朱も、浴衣姿に良く似合います。漆の色はけっこうバリエーションが揃っていました。

実は、当初「水うちわ」という表記でキーワード化しておりましたが、本当の「水うちわ」を製造販売されている方より、写真のうちわは「漆塗りうちわ」であるとご指摘いただき、表記の訂正を致しました。
本来は、雁皮紙という非常に薄い紙を使い、専用のニスを塗って仕上げてある岐阜団扇を「水うちわ」と言うようです。こちらは透明で清涼感のある涼しげなうちわで、もちろんこれも、水で濡らして使います。

いずれにしても、こうした日本の風土に合った暮らしの道具は、今の暮らしにも大切に使い続けて残していきたいと思います。夏の旅先でもし見かけたら、手に取ってみてください。


【ウルシヌリウチワ】

購入店:上新町「杉山和紙店」

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2005/8/1更新
2005/7/27 登録
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感想
05/7/31 えお  長良川に舟を浮かべて、このうちわで川の水を掬ってあおいだんだそうですね。私も1つ持っています。
05/8/1 えりりん  写真のうちわは「水うちわ」ではなく「漆塗りうちわ」と言うそうです。絵織ちゃんが持っているのは、雁皮紙を使った本当の「水うちわ」ですか?透ける素材の「水うちわ」は、涼しげで素敵ですね。
えお  透けないですよー。2種類あるのですか!雁皮紙が気になる…。
えりりん  これがほんとの水うちわなんですって。素敵だよね。
05/8/3 フー  今年も八尾にいきます。「杉山和紙店」訪ねてみますね。
えりりん  わぁ!いいなぁ。このお店で布と全く同じ様に最後は水で仕上げる友禅染めの和紙も購入しました。すごく丈夫できれい。
フー  うわー楽しみだぁー。
05/9/5 フー  行ってきました。ほんとこの形がなんとも色っぽいです。いくつかの色をみたけれどやはりえりりんさんと同じく紅の色にしました。来年の夏におろします。たのしみー。
えりりん  おかえりなさぁい。朱は古典的な藍染め浴衣に似合うよね。おわらも終って、すっかり秋だ。
05/9/7 さくらこ  今日、NHKの衛星放送で、岐阜の「水うちわ」についての番組を拝見しました。原料の雁皮紙(昔、ガリ版などで使われていた紙)が手に入らなくなったため、生産ができなくなっていたこの「水うちわ」ですが、たまたまこの団扇を製造元の住井富次郎商店さんでご覧になり、どうしても復活させたいとご尽力された方のおかげで、また作られるようになったそうです。たった一人の思いでも、思い続けてがんばれば、叶うんですね、すごいなぁ。何かと注目されている岐阜県ですが、こういうのも地域の活性化につながると思うのです。岐阜に行ってみたくなりました。
えりりん  あ、表記の違いをご指摘くださったのも「住井富次郎商店」さんでした。是非、実物を見てみたいと思いましたが、今年の分は完売との事でした。岐阜は各地に色々な伝統工芸品が少量ずつだけど作られ続けていますよね。
フー  そうかぁ。水うちわにはそんなストーリーが後ろにあるのですね。水うちわ、写真で拝見しましたが、ものすごく美しいです。
07/6/6 花兎  漆塗りうちわ、あでやかですね〜。こちらも、水うちわも、いつか実物を手にしたいものです。水うちわ復活の過程をまとめた本が出版されたそうです。「水うちわをめぐる旅 − 長良川でつながる地域デザイン」水野馨生里著(新評論)1,995円
えりりん  おぉ、そんなご本が。探してみます。
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