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しょうの空間
黄八丈 素材 素材



江戸の女たちに大人気だった黄八丈。「黄色」と「樺色」と「黒」の三色からなる八丈島に古くから伝わる絹織物。
黄色はコブナ草と言うイネ科の雑草(島では刈安・カリヤスと呼ばれる) 、樺色はクスノキ科のタブノキ(八丈島ではマダミ )の生皮、黒はブナ科のスダジイ(島では椎・シイ) の樹皮を使う草木染め。樺茶が地色のものを鳶八丈、黒地を黒八丈と呼ぶ。

いつか黄八丈が欲しいと思っていた。一昨年(2001年)だったか、山下八百子さんと娘さんの二人展をミキモトギャラリーで観た。お二人の数々の素晴らしい反物の中に「弥生」と名が付けられた反物があった。私が生まれた月の呼び名。そして今住んでいる処の名が付いた反物は、名前の通り春の息吹を感じる色合いだった。そこでの出会いがご縁で、ご本人から直接反物を分けていただいた。春の日差しと空気を感じる頃になると自然に羽織りたくなる着物。出会いを大切にずっとずっと仲良くしていきたいと思う。



2009/12/17:山下八百子さん 89歳 肺炎のため14日ご逝去
八丈町の染色技法「黄八丈」の保存・継承に努めた。86年に都指定無形文化財工芸技術の保持者に認定され、02年には名誉都民表彰を受けられた。(以上毎日新聞参照)

たくさんの素晴らしい黄八丈を世に送り出していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。その中の一反が手元に来たご縁にも改めて感謝申し上げます。「弥生」に袖を通す度、八百子さんのお仕事ぶりを偲び、お出会いに感謝し、慈しんで行きたいと思います。

http://www.f2.dion.ne.jp/...

【キハチジョウ】

東京都八丈島

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2009/12/17更新
2003/2/17 登録
15416クリック/ 4回更新
感想
03/2/17 えりりん  いいなぁ。私はまだ八丈島の反物とは縁が無い。鳶八丈はかっちりしたスーツ風に着こなせそうで、前からチョット気になってます。
しょう  鳶八丈、かっこいいよね。
key  あ、これが黄八丈ですか!ああ、絹だったのか。江戸のおなごに人気となったらやっぱし木綿か!と思い込んでおりました。そっか、絹かぁ。いつか本物を見て触ってみたいなぁ。
しょう  こんな物も読んでみたくなり。http://plaza26.mbn.or.jp/...
のりん  「五重塔」は高校の夏休みの課題図書だったのに、読まずに読んだふりして適当に感想文を書いた憶えが・・・。今なら読んでみたくなります。
みなこ  梅見のときに着ていらした黄八丈ですよね?素敵でした・・・・.
陶子  鳶八丈は「いつの日か欲しいもの」の中に入っていますー。八丈島には大学の研修旅行で行ったのですが「陶芸」ご一行さん、で行ったので黄八丈には全く触れずに「あしたば」ばっかし喰って帰ってきました…。縁を逃してる…完全に。でも、しょうさんの黄八丈、夢にでてきましたよ。(笑)すてき!
ミホ  黄八丈って黒の掛け襟町娘というイメージが強すぎて、いまいち興味が持てなかったのですが、梅見のしょうさんの黄八丈をみてイメージが変わりました。粋! 江戸!
しょう  梅見に着ていったものです。えへへ、褒めていただいてうれしいです>みなこさん・陶子さん・わたさん。町娘スタイルにも結構憧れちゃうけど(笑)
かず  黄八丈と鳶八丈大好きですー。私もいつか!黄色って、ものすごく若くなりますよね。髪がいまいちでも娘っぽく見える。フシギな色。
key  時代劇の町娘っていうと黄色いチェックの着物に黒襟っていうイメージだったんですが実際はストライプなんですねぇ。「あさむ」ちゃんの最初の自作着物みたいな感じかと思い込んでいました。時代劇の着方も実際とは違うとかいいますもんねぇ。いろいろ思い違いがありそうだ。
key  ぜひともすりすりさせてくださーい(笑) >しょうさま
えお  山吹色のようなものばかりかと思っていたのですが、赤みの少ない黄色もあるんですね。東京都は黄八丈と村山大島以外にどんな織物があるのでしょう。東京のものも気になります。
03/2/18 けこ  江戸小紋は有名だけど、江戸友禅というのもあって、さらに八王子ウールっちゅーのがあるらしい。手元に各産地の一覧があるんだけど、生地に全く知らなかったものなどあって面白いです。黄八丈はちゃんと「本場」って付いてる。
key  八王子ウール。ウールって一枚も持っていないのですがどうなんでしょう。ちくちくしそうで手が出せずにおります。
しょう  次の機会にぜひすりすりしてください(笑)>keyさん
しょう  桐箪笥の相徳さんのリンクページに和関係のものが結構あります。江戸友禅・小紋・更紗など。「東京和服裁縫共同組合」のページなどもあって、なかなかの充実度。http://www.aitoku.co.jp/...
えりりん  文楽の町娘なんかは、チェック(格子)の黄八丈に黒繻子の掛け衿が定番衣装だったりしますよね。格子も縦縞と横縞が交差したものととらえて、縞の仲間に分類されるそうです。それにしても最近はモダンな印象の黄八丈も多いんですね。
key  格子も縞なんですか!これはちょっとびっくり。「和楽」という雑誌の特集で文楽とりあげられてました。八百屋お七の着物かわいいですー。派手だけど。
key  帯も上下綸子の縁取りなんですねー。時代劇のほうではこういう帯みないなぁ。
かず  たぶん、綸子じゃなくてあれは繻子なんじゃないかなあ?お七帯。時代劇は今モノの呉服を使っているんじゃないでしょか。文楽や歌舞伎は誂えるもんねえ。
key  繻子。あー、うー。読み方教えてください(T-T)。ぜんぜんわかってないのがまたばれてしまった。たはは。
かず  繻子(シュス)です。昔の昼夜帯の裏です。掛け襟もこれだと思う。黄八にはぴったり。サテンみたいな生地です。
しょう  友人のお母様に頂戴した、もう一つの大切な黄八丈は格子です。格子も好きなアイテム!
けこ  なんかね、黄八丈って庶民代表みたいなイメージがありましたが(私だけ?)なんと江戸幕府の時代は幕府献納品で庶民の手に入らない=憧れの品だったらしいです。もしかしたら時代劇に見かける町娘の着ているのは憧れを真似て別の素材、それこそ木綿だったのかもしれませんね。しょうちゃんお召しの黄八丈は「上もの八丈」というもので帯を考慮すれば相当あらたまった席でも着られると本にある、それにあたるようです。
のりん  私もそんな話聞いたことあります。大奥勤めの女性しか着られなかったとかで、皆が憧れたとかいう。(←うろおぼえ)
key  大奥というとばか殿さまにでてくる女中?さんたちの紫の着物がぽんと頭に浮かんでしまいます。。。
しょう  キーワードにリンクしたHPは都立八丈高校の先生が制作しているページで黄八丈の歴史などが興味深くかかれています。ぜひ皆さんご一読を。
しょう  「三井の歴史」というHPに面白い記載がありました。「八丈島から絹織物を貢物として徴集することは、中世から始まっていた。それが徳川幕府にまで引き継がれ、大奥へ納める黄八丈を織るに当たっては厳重な管理が行われていた。最上級のものが幕府に納められ、八丈織の声価が高まるにつれ、「官船」ではなく「私船」で運ぶ量もふえてきた。越後屋は原則とする落札に回らない「除(よ)ヶ反物」を入手する特権を持っていた。」と言うようなことが書かれています。そうやって大奥から裕福な庶民へと広がっていったのですね。
03/2/23 お志津  おおおー。すごいためになる。。江戸の黄八丈は、ブランドだったんですね。
03/3/9 かず  かかか買ってしまいました!!3丈しかなくてぎりぎりだったけどついに!がんばって稼いで仕立てます〜
しょう  イベント会場で荷物をお預かりしたとき最初に目が行ってしまいましたよ、かずさんの黄八丈。自然光でもう一度見たい!
かず  男物だし樺色のが多いですが、あそこで見たよりは黄色が出ます。うふ。
03/3/10 陶子  おめでとーう、黄八丈ゲット!(前回のオフで迷っていると言ってたやつね!)いいなー…。着ているところが見たいです。稼いでね。
かず  稼ぎます〜。まあどこのかわかんない機械織の可能性もあるんですけどね。八掛迷い中です。
もも  母からもらった黄八丈、樺と黒のみでつくられている朱いやつ(神楽坂に着てったやつ)なんですが、現在妹ととりあいになりそうで、ひそかにしまってあります。サイズ的には妹の方にあうんだけど、やっぱ着心地いいし・・・わたせなーい!ぅぅぅ
03/3/20 しょう  神楽坂で拝見したももちゃんの黄八丈、とても似合ってました。妹さんに渡しちゃ駄目!(笑)
03/7/3 よし井  話題が通りすぎたあとに恐縮なのですが私も買ってしまいました黄八丈。でも黄色のほかに黒と緑と赤が入ってるんです。ほんとに黄八丈なのかしらん?ちなみに反物で買いました。
03/7/4 かず  ええええ吉井さんいつのまに!う、うらやましい!
よし井  でもすごーく安かったんですよ(笑)あとでちょっとお見せしますね。
かず  いいなあ。是非拝見させてくださいまし。赤、黒、緑は八丈の色ですよ。緑は、黄色と黒の染めをするんじゃなかったかしら…うろおぼえ。
よし井  ちなみに楽天のオークションでゲットなのです。機械織りなのかしらね。 ちなみに雨ゴートかアンサンブルかにしようと思ったのです。
かず  か、かわいい…似合いますよ吉井さん!うーん、本場ではなさそうですね。コートと羽織でもよさそう。
よし井  とても安かったので普段着とかにいいかなと思ったのねん。羽織はきっと可愛いですよね。羽織とコートか。ムフ。仕立て代のがうんと高いなぁ・・・・・・
かず  普段着にいい柄ですよねえ。…仕立て代ってやはり難ですよね。わかるんだけど。
よし井  そうそう、手間のことを考えたら決して高くないんだけどね。生地より高いってところがねー。きっと普段着るものぐらいは自分で縫えってことなんだろうな・・・・・・
かず  やはり和裁の道に進むしかないのだろうか…
陶子  私の秋田八丈は雨コートになりましたよ>よし井さん。(鎌倉オフで洗い張りしたやつをゲットしました)
確かに「反物代プラスガード加工代」より仕立て代のほうが高かった!ふーむ‥。
陶子  しかもコートの好みを伝えるのは難しく、裾と袖の丸みが注文どうりついてなくて、またまたお直しにでています。一体いつ着れるの?‥ってことで和裁の道にすすみたくなりますね、ほんと。
しょう  ほんと、キュートだわ>よし井さん 陶子さんの雨ゴートになった秋田八丈拝見したいです!確かに反物より仕立代が高くなると複雑な気分ですが、逆に普段良く着る もの程、しっかりした仕立てじゃないと、とも思います。まぁ、昔の人のように自分で着るものくらい縫えれば言うことないのでしょうが、私はせっせと働いてプロにお願いするとしましょう。不器用で根性なしだから(笑)
04/4/21 拓ちゃん  昨年暮れ3件しかない染元の伊勢崎さんがおなくなりになっったようです(涙)。どんどん希少なものになっていくのではないでしょうか‥
09/12/19 小枝  今日の新日本紀行、黄八丈でしたね。(再放送だったのかも?)
09/12/20 しょう  あっ、そうだったんですか。見たかった!
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