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2006.12.31 [日] 大晦日

日記は年をまたがってはいけないような気がして、年賀状の宛名書きもせずに(え?)、紅白をききつつ日記中です(26日・勘三郎襲名千秋楽のもみてね)。

今日も一生懸命お掃除やらお餅や白い布巾を買いに行ったりとか。がんばりました。ウェルカム歳神様です。
けれどお掃除に重点をおきすぎて、料理や年賀状が...。

振り返ると2006年はとても濃い一年でした。
いい出会いをたくさん貰いました。
ちょっと遊びで作ってみましたと門松を昨晩届けてくれた庭師Yくんもそんなうちの一人。
(遊びだなんていうレベルではありません。ブラヴォー!)

来年もよい年になりますように。
みなさま、よいお年を!

2006.12.30 [土] 大掃除&お正月の準備

リリコさんの日記「歳神様は、綺麗好きなので、汚いとさっさと帰っちゃうんですよ」にびくっ。それはいかん!と昨夕より大掃除。突如捗ってまず台所はばっちり。感謝。あと窓拭きしなくちゃ。その前に買い物...。根引きの松は今日つけること。

--
松はちょっと試行錯誤してなんとかうまくいきました根びきの松は雄雌株が一対になっているとか。よくわからないけど、そうなのかな。松は出町商店街のお花屋さんで400円。水引は文房具店で1セット21円×2。半紙をくるりと巻いて、水引。白が左、赤が右。結び方は分からず、帯締めを同じように結んでみました...。その後の観察によると、結構お家によってまちまち。

2006.12.29 [金] 雪です

起きたらうっすらと雪化粧。
昼過ぎには青空もみえてきて、うっかり自転車ででかけそうになったけど、またわりと強く降ってきました。ああ危なかった。

寝坊したせいですっかり出遅れ、餅つきの会に参加しそこねました。
でも何もできていないから。おうちで大人しく年賀状づくり。しかしなぜこんなに捗らないのか...。

2006.12.26 [火] 千秋楽 of 千秋楽

ああどこから書こうか。顔見世の千秋楽について。
2年近くにわたる勘三郎襲名披露。
その2年の千秋楽でもある今日は奇跡だったのかもしれない。
役者さんたちの想いがいっぱいで溢れそう。観客もまたしかり。

心のこもった口上。感極まって泣く役者さんたちが何人か。勘太郎くんなどは毛氈が濡れていました。(3階席よりオペラグラスでのぞいていたからよく分かるのだ・笑)
たくさんのアドリブ。藤十郎さんのいかにも上方という演目にも、町の人という設定で勘三郎が飛び入り参加。笑いがたっぷりのやりとり。

5時間半以上が経ちすべての演目が終わり、ああよかったー。みんながそう思い、そして拍手が止まらない。カーテンコールになるも、最後の演目は勘三郎不在だったから主役不在。それでもやっぱり拍手は止まらなくて、しばらく時間が経ったのちに、三階のドアから勘三郎がひょっこり登場しました。もう普段の着物に着替えて、お化粧ももちろん落とした状態で。

そして会場全体が総立ちのなか、勘三郎さんも舞台へすすみ挨拶があった。本人もとても驚いて戸惑っている様子。西側桟敷席にずらりと20人以上も並ぶ舞妓ちゃんたち(ほんとに華やかだった!)も総立ち。

最後は中村雁雀さんの音頭で、会場全体が関東三本締と相成りました。
こんなことが起こるなんて。
2006年のおわりに、本当にいいものをみせてもらえたと幸せな夜を噛みしめました。

翌日の新聞の見出しは「舞妓も総立ち」に違いあるまいと思っていたのに、そんなこと京都新聞すら記事なっておらず。こんな奇跡があったのに! でもここですこし書かれています。歌舞伎発祥の地、四条河原で打ち上げ、というのもなんて素敵なんだろう。

勘三郎さんからの挨拶は「これまで2年間見届けてくれた方々みんなに感謝したい」というものでした。このメッセージ、見届けていたみなさまに伝えなくてはと、ここに記します。

2006.12.19 [火] ちょっとお知らせ

ブッククラブゆきのうえという本についてのウェブサイトがあります。インターネット上にあるオアシスみたいな空間。ここを主宰する井上有紀さんが書き、まとめているメールマガジンが二つ(配信元はパルコ)あって、ここで『京都きもの生活』のことを特集してもらいました。今日の夕方に配信されるようです。よかったらみてみてください(登録しないと届かないですが)。

メールマガジンの名前は「BOOKS Door to Door」と「オリーヴの樹」。パルコシティトップページの右側(オレンジの部分)に記載があります。

2006.12.18 [月] 自転車生活の一日

今朝、この冬初めて京都を取り囲む山々が白く雪がついていました。これからもっともっと寒くなっていくんだ。

今日は自転車生活。
かりおんに寄って納品書兼領収書を渡す。
京大ルネ(生協のこと)で本棚を観察。南に下がって京都伝統産業ふれあい館。図書室で調べもの。期限の過ぎた本を返してまた借りる。今日借りたのは『型染』『京都迎賓館ものづくりものがたり』『日本庭園を愉しむ』の三冊。『京都きもの生活』はお送りした見本誌(取材をさせてもらったので)が寄贈本として本棚に納まっていました。ふふ。

六花で遅い昼ごはん。十分屋で名刺を増刷依頼。博物館に保管されてそうな昔のハイデルベルグの印刷機をごく普通に、飄々と使っているひどく渋い活版印刷屋さんです。ホームページがあることに今おどろき。ハイデルベルグとかそんなことを微塵も出していないところが京都的。薀蓄はいくらでもあるはずなのに、言わない。その名の通り名刺は10分で作ってくれます。ただし最近はメールアドレスやらURLやらが増えて、そんなものを沢山入れてると10分ちょっと超えてしまうのだとか。

二条通を西に向かい、途中の自転車屋さんに寄ってサドルについて相談。いつか転んだときにキズがつき、そこから破れてきてしまった。やっぱりこのへんが薄い合皮サドルのダメなとこ。純正はどうやら入手困難のようだし、本皮の何か別のもの...。本皮サドルと本皮グリップへ交換してほっこり系ビアンキに模様替えしようかなあと思案。どうだろうか。その自転車屋さんの名前は「フーバイシクル」(つづりはfooではなくてwhoo)。自転車をとても愛しているに違いない、いい感じのお兄さん。まだ新しいお店。がんばってほしいお店。

それから懸案の「花釘」を探して室金物へ。ちょっとこの話は長くなりそうなので後回し。二条堺町上ルの辻和金網で「あくすくい」を物色し結局豆腐すくいを買う。

しーんと静まり返る御所を通り、家路につく。なんだか御所の砂利が分厚くなったように感じたのは気のせいだろうか。あまりに走りにくくて途中歩きました。でもそれがかえってよかった。本当に静かで。

2006.12.17 [日] ふたたび琵琶湖

思い立ってドライブ。
大原、朽木村を通って琵琶湖へ、そして山中越えで北白川に戻る、5時間くらいのコース。

朽木村では鹿と猪のボロネーゼをいただきました。猟師さんから一頭を買い、店のデッキで捌くのだという。パライソという店名は命を貰っている動物たちの往生を願ってなのだろうかとは相方の推察。ああ、そうかもしれない。

小さな集落をいくつか通り過ぎて、琵琶湖へ出たときの風景がとても美しかった。すーはーすーはー。深呼吸。

2006.12.10 [日] 琵琶湖のおみやげ

琵琶湖のおみやげは三角形のきれいな石。
遊びで関守石を作ってみました。

「ここから先は行かないでね」
愛らしいこのしるしがとても好きです。

ただし誰かが歩くような庭ではなく。
用はなしていないのだけど。

2006.12.7 [木] 琵琶湖一周その2

翌朝は霜が降り、屋根からはぽたぽたと雫が落ちてくる。
近くのお寺、鶏足寺を散歩。数日前にクマが出たから気をつけるようにと言われ、唄を歌ったり声を張り上げたりしながら。農道を歩いて、茶畑を抜けると参道に出た。

参道の両脇には200本もあるという紅葉の古木。幹は太くて力強くて、苔むしていました。葉っぱはすっかりなくなっていたけれど、参道は落ち葉の絨毯。きれいだったねと話ながら道を戻ると、農耕機の手入れをしていた農家のおじいさんが今年の最盛期の写真を見せてくれました。その綺麗さといったら、もう。驚き。今年は特に綺麗に色づいた年だったそうです。

浅井能楽資料館で能衣装のことをいろいろ教えてもらった。ああ。ここのことはKWにしよう。空引機があったのだ。この界隈、浅井の里は聖徳太子の時代に織物の技術が伝わり、また上質な絹糸の産地で、江戸時代には将軍・大名家の衣服や能装束に使われていたのだとか。

それから余呉湖のほとりでうどんを一杯。
湖北をぐるっとまわって、海津の旧街道の町並みを歩く。時雨模様のなか古道具のすてきなお店を見つけました。中へ入るとカフェも兼ねていて、ストーブの近くでコーヒーも一杯。

2006.12.6 [水] 琵琶湖一周その1

両親のミニ旅行にくっついて、琵琶湖へ。
湖東三山にゆくときいて、ふむふむ今回は山登りなのねとおおきな勘違い。

写真は湖東三山のひとつ、百済寺。飛鳥時代に聖徳太子が百済人のために創建したのが始まりという、たいへんな古寺です。
どこも階段をたくさんたくさん登った。数え切れない人たちが歩いて、雨風にさらされて、階段のどの石も丸くなっている。

琵琶湖の夕焼けがことのほか美しかった。
こんなに優しい色の夕焼けは目にしたことがなかった。

晩からは湖北の宿。ウィークデイのこんな山奥。ほかに誰か泊まる人など居るのかしらと思ったら、もう一組だけお客さま。9時過ぎには就寝。

2006.12.4 [月] 書店めぐり

さすがにそろそろ並んでいるのではと本屋さんへ。
ジュンク堂(四条富小路)、大垣書店(烏丸三条)にて発見。
そしてジュンク堂のきもの本コーナーでは、
なんと『ものものがたり』のお隣にいるではありませんか!

ここで一句。
きもの棚 樋口可南子と ツートップ
・・・なんちて(笑)。

在庫あり:アマゾン/bk1/ブックサービス/ジュンク堂

--
『京都きもの生活』を手にとっていただいた方々、
本当に本当にありがとう!

2006.12.2 [土] 本のお祝いをしてもらった日

雪見障子からのぞく美しい光景をふたつ。

真如堂の茶屋でお抹茶をいただきながら、ゆらぎ硝子の先の紅葉がきれいねとみんなで眺めた。そのとき「あれ?なんだったっけ」と何かを思ったのだけど、小さい疑問はすぐにおしゃべりのなかに埋没。あとになって写真を整理していて、その「あれ?」がわかった。
今日こういうきれいな光景をみるのが二度目だったんだ。

しょうさんからの質問“何がいちばん大変だった?”について。
やっぱり大変だったのは原稿書き。

今回、本のなかで紹介をした140(カフェを除くと)の着物もしくは着物と関係のあるお店や仕事。その人たちが一生をかけてやっていること、あるいは何代も、あるいは何百年もかけてやってきたことを、たとえA5サイズの1/3ページのスペースだとしても、本質を探して、纏め、伝えようとすることは、予想以上にパワーの要ることでした。そしてとても貴重なことでした。

「京都きものMAP」で勝手に書いていたこととも、真楽でKWにすることとも違った。
当たり前と呆れられるかもしれないけど、印刷物ゆえ修正や変更はきかないし、正面玄関から取材にゆくから印刷前・印刷後にお店の人たちも必ず目にする。本という形になるからこそ生じる緊張感は思っていたよりも大きかった。

そんなことで、原稿書きにもっとも苦心しました。
苦心したとはいえ、どれだけ達成できたか定かでなく。あまりじっくり読まないでください(笑)。

夜は木綿な会。
友人となった木綿の着物を織る作り手と一緒に。
作ることとは?
職人とは?
アーティストとは?
色んな話が飛び交って、楽しくも刺激的な一夜。
名言は「自己満足がしたいなら、月へ行け!」「エールの交換」「今さらって言わないで」など。

2006.12.1 [金] 秋のたより

上高野、大原へゆく途中にある蓮華寺。
大きな大きな銀杏の足元は完全にまっ黄色。
でも紅葉のほうは今年はよくなかったよう。
昨年も来たという女子二人が美しかった昨年と比べてとても驚いていました。
女子「今年はいつがピークだったんですか?」
お坊さん「今年は秋が来なかった感じやねえ」
とのやりとり(盗み聞きです)。

来年また行ってみよう。
苔もまたかなり美しかった。

2006.11.27 [月] SOU・SOUと有松鳴海絞り・つづき

準備中の展示会場をのぞきに行ってきました。
四条烏丸の京都産業会館。
たぶんとても無機質な空間だったであろうと思うのだけど、それがやわらかい光に包まれて、あったかい空間に変身しており、とても驚いた。劇的ビフォーアフターではないけれど「○△の魔術師!」などと呼びたくなってしまいます。

有松鳴海からも10数社が来ていて、おのおのの商品をそれぞれブースに展示しています。こんなに「絞り」が集まる機会はそうそうないに違いない。

入り口は美術館の展示のようで、小冊子のために書き起こした原稿が、有松の町並みの写真とともに、どどんとパネル(というのだろうか)に張られており、これはなんだかとても!個人的に嬉しかった。

2006.11.27 [月] SOU・SOUと有松鳴海絞り

京都のSOU・SOUと、有松鳴海絞りの産地の人たちがタッグを組んで、新しい有松鳴海絞りを、本物の有松鳴海絞りを作ろうと、模索しています。

このプロジェクトのWebサイトづくりと、小冊子の文章書き&撮影をお手伝いすることになり、私も何度か有松鳴海にも足を運んで、産地の人たちやSOU・SOUの人たちのものづくりの現場の様子をみつめてきました。
(関心がそのまま仕事になった、幸せな作業です)

あらゆる伝統産業と同様に、後継者不足や、海外へ生産を委託したことからくる生産の空洞化、いろんな問題がありつつも、こうして日本で作ることにこだわって、今の生活に根ざしたものを生み出そうとしていることにとてもこころ動かされています。
SOU・SOUディレクター・若林さんの言うことには、そうだそうだと頷くばかり。

その「SOU・SOU×有松鳴海絞」、展示会が明日と明後日の2日間、京都で開催されます。
どんな世界をみせてくれるのか、とても楽しみです。
誰でも入れる展示会。そうそう、先着100名にプレゼントもあるとか(わたしもほしい…)。
お近くの方、旅行中の方、ぜひぜひ足を運んでみてください。場所は四条烏丸の京都産業会館です。

SOU・SOU×有松鳴海絞
http://arimatsunarumishibori.jp/

2006.11.22 [水] 秋のたより

先日ふられた光悦寺へ。
もみじ、うつくしいです。

しかしコケたちに元気がないような。
それはたくさんの人たちをお迎えして
疲れてしまったのではと、
はて。はて。どうしたものだろうと
ひたすら気を揉みながら眺めていました。
でもそういうことって、あるかもしれないよね。

2006.11.21 [火] 秋のたより

銀閣寺。
やはりコケがテーマなのだけど、
ついでにもみじもみれそうだしと思ってこの時期に。

銀閣寺はホントに広い!
スギゴケな世界。
しかしやはり観光地の王道!
ひとがすずなり。

2006.11.20 [月] 刷り上りました

今日の夕方製本を終えた本を受け取りました。
短冊とか愛読者カードとかが挟まれていて、おお、おお、ちゃんと本になったぞと感慨深いです。

サイトに立ち読みコーナーなど設けてみました。
書店に届くにはあと1週間くらいかかるかも...。

2006.11.19 [日] 光悦寺にふられる

光悦寺にいってみようということになり、車で向かうものの、それなりに広めの駐車場には今日はタクシーしか入れないとのことで引き返す...。とても混みあっていた。
紅葉シーズンの週末。洛北とはいえ、なめたらあかん。

なんとなく着物を着ていったのに、残念。代わりにマールブランシュで苺ショートケーキ&ロイヤルミルクティーとなりました。この有精卵の苺ショートケーキがとっても美味いのだ。わりと大人なショートケーキです。

きものは久しぶりの久米島。とても肌触りがよくて、うんやっぱりこのきものはいいと再認識。一衣舎さん下駄とぴったりだった。

光悦寺いくだけだし車だしとイイカゲンに着物をきたら、ほんとにイイカゲンな着付けになってしまってぐすぐす。やっぱり着付けはちゃんとしないと。とあまりに当たり前のことを思った。

2006.11.17 [金] 奈良へ

ああ、ようやく奈良を訪ねることができた。

浄瑠璃寺で仏さまをすぐ近くに感じたり、懸案のクローバー牧場で牛乳について語り、牛さんと戯れたり。奈良公園で野点してもらったり(これは記念すべき“はじまり”かもしれないですぞ!)、二月堂から夕陽をみたり。

短い時間だったのに、ゆったりとした時間です。

2006.11.10 [金] お知らせ

もうすぐ、「京都きものMAP」を元にした、京都のきもののお店のガイドブックを出版します。
書名は『京都きもの生活』。出版社は京都の光村推古書院です。発売日は…、真楽メンバーには11/11とお伝えしていましたがさらに遅れて11月下旬になってしまいました(えーん・涙)。
本の内容はkimonomap.com目次ご参照くださいませ。

おくればせながら、昨日表紙色校正の再校を確認し、ようやく校了。あとは印刷&本屋さんへのデリバリーを待つだけとなりました。刷り上りがたのしみ(わくわく)。

本の発売日というのはとてもファジーなものということで(奥付に書かれている発行日はたいてい本当の発売日より先の日付になっている。たとえば一ヶ月くらい)、正確な日付ではないものの、25日前後から本屋さんに並ぶようです。

2006.11.9 [木] 光悦寺ふたたび

光村推古書院を訪ねたあと、また光悦寺。えいえいと坂道をこぐ。

明日から4日間は年に一度の茶会・光悦会が開かれ拝観はできなくなります。その日に向けて、庭はどんな準備を整えているのかなあ、という興味で。庭師ラブ。関心の先は庭師さんです。

ここ数日の冷え込みで、紅葉はぐっと紅くなってきていました。うーん。さすが鷹ヶ峰。ぱきっとした紅がところどころ。とてもきれいです。

庭師さんたちは最終仕上げ&チェック中というかんじ。先日あまりの潔い刈りこみっぷりに驚いたあたりも、さらにしっくり馴染んでいる様子。笹藪さえも美しく掃除されて完璧な状態。ばんばん木から落ちてくる椎の実はどうやら放置されているようだった。それとも掃除が間に合わないのか。これは頭に当たったらちょっと痛いかも知れない。
苑内にある小さなマンホールのようなものには石が乗せられ隠したような格好になっているのだけど、ある人がそれをぜんぶ退けている。と思ったらまた戻している。きれいに並べ替えているのでした。そのままでも十分きれいに見えたのに。とかとか、繊細なお仕事ぶりを物陰からあやしく眺めていました(笑)。
お昼休みの後には、紅葉の写真を撮っている庭師さんも。苔についてとても訊ねたくて仕方がなかったのですが、もじもじして話かけられませんでした。ああ後悔…。

2006.11.8 [水] 糺の森にて

糺の森を走っていたら、見かけない鳥居が立っている。
近づいてみたら、なにやらおふれも立っている。

「諚白、うんたらかんたらうんたらかんたら・・・」
(読めません)
なんじゃなんじゃ、なにごとじゃ。

ええと、撮影のセットでした(笑)。とてもよくできていてびっくり。撮影後だったようで、小道具・大道具いろいろ眺めてきました。
新春のフジテレビドラマ・明智光秀の撮影とのこと。ふむふむ、おお、これです。

翌日も通りがかり、撮影をみにいってみる。かぶき者な服装、馬にまたがる武士がおりました。信長。上川隆也さんだったようです。遠目ながらも格好よかった! あの場面、明智も居たのだろうか・・・。

2006.11.7 [火] ススキふたたび

この秋いちばん寒い日。冬のような日でした。
空気はクリア。
こういう澄んだ空気の日が冬の間に何日かあるのだよね。
京都の冬の日々は、関東と違ってとてもどんよりとしているのですが。

ススキ。
だいぶほわっとしてきました。
この間みたときは南風、今日は北風。
おお。おもしろい。向かって左が賀茂川の川上、右が川下です。

2006.11.6 [月] お参り

吉田山へお参りに。
風の強い、よい天気。木がざわざわしている。
真如堂からはやはり鐘。
紅葉はまだだけど、桜が落葉。
いつもここは変わらなくて、それがとてもよいのです。

2006.11.2 [木] 高桐院

大徳寺・高桐院へ久しぶりに。
この静謐な空気。
今日もまた新たにすばらしいと思う。
苔は光悦寺ほどではないが、シノブゴケ系がんばってる。ホソバシラガゴケもところどころ。
苔だけの庭と、木と草が生い茂る庭との対比がおもしろいね。

一番奥の茶室、光の美しさにガツンとやられました。
なんというのだろうか。ひとことでいうと陰翳...。
ああこんな美意識をもつ国に生まれたことに誇りをもつよ。
素直に思うときでした。

2006.11.1 [水] 2年ほどまえの広告ですが...。

かなり気に入っていたこの広告。
「くっさない」の「くっさ」がツボ。「!!!」もいい。

それはさておき、名前に「の」のつく、真楽きっての個性派のあの人にとても似ているのではないかと、というか、そのものではないかと、密かに思っていました。

ご縁のついでに...。

2006.10.29 [日] 小物の整理

バザーで譲ってもらったものも含めて、小物の整理。
やっぱり好きな色は決まっているんだなあ…。
写真に写したものがほぼ全てなのですが、
帯締め帯揚げともに同じ系統の色ばかり。
紅→クリーム色→白への系統と、水色系がすこし。

好みは好みとして、少しは冒険も必要。

2006.10.28 [土] 大徳寺へ

月釜に潜入。
お茶会、しかも大徳寺の茶会にこんなふうに参加することができるなんて、思いもしなかった。

平素は拝観謝絶とびしゃっと札が下がっている塔頭に入れるだけで、少しどきどきする。そのうえ心得もないくせにそれらしき振りをしてみることに、はらはら。

でもとても楽しかった。
こんなふうにオープンな会が、いろんな趣向で開かれているなんて、とてもすてきなことだ。連れていってくれた花梨さんに感謝です。

癖になりそう。かも。
ただ茶道おばさん(失礼!)の独特な雰囲気が少しばかり疎ましくも(笑)。

着ていったのは、柔らかものではなくて織のきもの。それに型染の白い帯。ぼたんさんから譲ってもらった、少しくすんだ紅の帯揚がさっそく活躍です。

2006.10.27 [金] 光悦寺ふたたび

ふたたび思い立って光悦寺へ。
この間ここを訪ねたのはちょうど一ヶ月前だった。

いたるところで溢れんばかりに、けれど軽やかに、萩の花が咲き乱れていた。
なのに、今日の光悦寺には萩が一本たりともない。忽然と消えうせているではありませんか。
キツネに包まれたような気持ちで探したら、どこもかしこも、ばっさり根元から1センチくらいで刈り込まれていたのです。なんと!ここまで!

一ヶ月前は野趣ある秋の風情でいっぱいだったのだけど、今日はススキなどもすべてすっかり刈られ、整然としていました。

紅葉いちばん美しく迎えるための準備なのでしょうか。お茶会に向けてというのもあるのかな。たくさんの庭師さんたちが仕事をしています。

庭がこうして人為的に、けれど自然らしく作り出されていることを実感として知る。ひとつの庭を定期的にみていく面白さにも気づく。とても勉強になりそう。苔が最高にブラボーでそれだけでシアワセになれる光悦寺。庭師さん拍手喝采な光悦寺。これからもウォッチしていくことに決めました。

写真はそのビフォーアフター(ちょっとわかりにくいけど)。

2006.10.25 [水] 茶の蕾

2泊3日ののち京都に戻ったら、
もう咲いていました。

かわいい。

2006.10.23 [月] 鎌倉

母に連れられて鎌倉にあるアジアの布のお店、ロータスポンド(KW/公式サイト)へ。お誕生日ということで、お勧めの半巾帯を買ってもらいました(うふふ)。
ラオスの手紡ぎ&草木染のほんわりとした木綿で織られた布。素朴であったかくて、ほっこりしたい日常着によく合いそうです。手紡ぎの木綿の帯はいくつか揃っていて、また半巾としてはボリューム感があってとてもいいです。フー母も愛用。
一衣舎さんのつれづれ雑記/5枚目の写真に登場しています)

これはとても素朴なものなのだけど、洗練された美しい織物もたくさん。名古屋帯も袋帯も、とても精巧で、アジアの布らしい温かみもあるきれいな帯がたくさんありました。

ラオスの人が礼装のときに肩に掛ける布がすばらしく、そのなかからひとつこれはと思うものを発見。色彩も柄もじつにニクイのだ。
2メートル強のその布。眼が離せなくなってしまって(つまり惚れて)、帯として織ってもらうよう、お願いしてきました。
次回ラオスへゆく際にチャレンジしてみますとのこと。ああ楽しみ。うまくいきますように。

鎌倉のロータスポンド。アジアの布好き、きもの好きには必訪の場所ですぞ!
布好きオーラが満ちていて、かつフェアトレード的空気を感じました。とても丁寧なお店。

2006.10.22 [日] 本当に濃縮ジュースのような

ちく部バザー&お茶女部などなど、もりだくさんの日。
本当に真楽(ともにうるおう楽しみ)的な一日。
主催した方々に強く尊敬の気持ち。スゴイです!

イメチェンな気持ちで選んだけれどやっぱり私には似合わなかった単衣のきもの、ほぼ最初に買った夏の無地帯2本、和更紗と思われる名古屋帯、浅葱色の反物、そのほか。新しい持ち主のところへシアワセに嫁いでいってくれてとてもうれしいです。
私のところへ縁が結ばれたのは写真のとおり、こんなもの。
みなさま、ありがとう。

きもの一式は母のものを借りていきました。
長い身丈で作ってくれているから、まあ、なんとか。
裄は短めだけど、まあ、なんとか。
それよりも、長襦袢の裾の短さには驚きました。これだけは調整しようがないから。

ひとつ告白。
縁のあった古帛紗の方へ、返歌を渡しそびれて帰ってきてしまいました…。
お送りしよう。そうしよう。

2006.10.18 [水] ススキ

自転車を走らせて打ち合わせへ。

賀茂川のきらきら光るススキ。
まだ穂が広がってなくてしゅっとしている。

2006.10.15 [日] 煎茶のお茶会

秋晴れの好い日。
修学院の山(丘?)の上でお茶会があり、お手伝いに馳せ参じました。前回同様、待ち合いでお出しする「香煎」の係り&その他もろもろ。今回は茶の花を梅酢と蜂蜜で漬けたものをお湯でといたのが香煎でした。茶碗にふわっと咲いた姿がとてもうつくしい。

今回は、香煎→煎茶席→点心&焙じ茶のお手前→黒豆茶&芋羊羹、という流れ。
焙じ茶席では友人の凛々しいお手前を脇から拝見。
きものもまた格好よかった!濃紺の結城にバティックの帯、薄グレーの冠組。お道具とも完璧にマッチしていました。ホレボレ。
こんなお茶席って、いいもんだなあ。

翌日表庭に水を撒いていたら、茶の木にたくさんの蕾を発見。おお、これかあ。

2006.10.10 [火] 長崎から

昨年と同じ10月10日、早いうちに長崎の町を出て、曾祖父母のお墓参りに行きました。
空は青くて、すぐそこに海が広がっていて、一年前と何も変わっていない。お掃除をして、お花とお香をあげて、帰る。
きっとまた来年も。

2006.10.9 [月] 長崎くんち

3度目の長崎くんち。
諏訪神社では東の空にのぼる朝日を受けながら、8時20分に踊りがスタート。
今年ははじめて桟敷席から見物。
今年の目玉は鯨の潮吹き。ユーモラスな鯨の眼が可愛いことこのうえない。勢いよく鯨の背中から水が吹き上がって、正絹のきものもじゃんじゃん濡れていく。
ああ、長崎くんち。ホントに好き。

写真下は夜の中華街。暗い街にちょうちんが何とも幻想的です。

2006.10.8 [日] 名月はおあずけ

洛北の舟山のふもとにある正伝寺。
正伝寺の中秋の名月がいかに美しいか、いかに名月か。比叡山からのぼる月と暮れていく空がいかにすばらしいかを、先日とくとくと語られて以来とても楽しみにしていました。

そして10月8日。自転車で行く。30分はかからなかった。
雲が厚い。すごい勢いで動いていく。
動きも形も色もとてもうつくしくて、見入ってしまう。
でもお月さんは現れてくれなかった。
あるときほんの、ほんの少しだけ、姿を現してくれた。真っ白に透けるような色に輝いていました。

すっかり暗くなった頃、帰る。
往きに悪い予感がしていたとおり、寺から駐車場までの長い道のりは、ひとつの電灯もなく、また月明かりもなく、まさに真っ暗闇。怖いことこの上なかった。一人だったんです。泣きそう。

2006.10.6 [金] 母の手

知人の古着商さんの倉庫へ遊びにゆく。
数日前に旧家の「うぶだし」があったとのことで、洒落たもの、贅を凝らしたものがたくさん積み重なっていました。

とても気になったのは「紐の山」。
色とりどり、布の素材もさまざまな、たくさんの紐。
きものを解いて作ったものだろう。
衿やおくみのような細いものがこんな紐になったんだろう。
そしてきっと袖や上前や下前や大きな布は別のものに。
全部こうして大事に使われていったんだ。

胸がきゅんとする。

2006.9.27 [水] 思い立って

自転車をこいで光悦寺へ。
平日の昼間。
鷹峯の光悦寺には誰一人居ず、独り占め。
なんて美しいところだろうとゆったりと楽しみました。

9月のおわり。
紅葉がわずかに色づいているところも。

写真下は芝生のような苔。
これはもう、嫉妬どころの騒ぎではない。
ああ我が家の杉苔は、いまだあまり元気がなく…。

2006.9.20 [水] 虫干し

爽やかで穏やかで、空は優しい青。
虫干しして!と誘われているみたい。
箪笥をあけて、空気を入れました。

こともあろうに、最近ちっとも着物を着ていない…。
まだニューフェイスの単衣の紬に、帯を乗せてあれこれ思案。
これはとっても「こうとな」着物。
春単衣には苦心したけれど、秋単衣にはいろいろ楽しめそう。
赤を入れるとなかなか好みになってきた。

2006.9.17 [日] くだんのオークション

今日がライブオークションの日だった!
遊びで入札したつもりだったけども、
早速サイトにアップされたPDFファイルをのぞいてみてみると…。
どきどき…。

丹波布座布団:惨敗
蝶々銀糸袋帯:惜敗

という結果に。
残念なようなほっとしたような…。
ああでもやっぱりちょっと残念だあー。

なんて思ってしまうのが、オークションの怖いところ。

2006.9.12 [火] 行列のできる絣店

友人を訪ねて西陣の絣やさんへ。
きれいな仕事場で、師匠と奥さんと友人の3人が絣括り。

本当に、家業なのだよね。
毎日毎日工夫を重ねて、絣を括って緯糸を作る。

昔の縞帳(絣帳?)を見せてもらい、
こんなまあ大変なもの(めんどくさいもの)を
よくこんなに作ってきたなあ…。とただただ唸る。

安価な機械織の久留米絣などは、どうやって染めているんだろう?

2006.9.10 [日] BBQ!

雲ヶ畑で半日過ごす。
緑が濃くて、ときおり雨が降って
おいしいごはん。やさしい人たち。
心地のよい時間です。

2006.9.8 [金] 呉服街の本屋さん

町の風景を撮りにいく。

三条通西洞院角にある森晴進堂という本屋さん。
室町界隈ならではの本屋さん。
図案の元になる美術書や、呉服関係の本だけを扱うお店。
古本も、新しい本も。少し昔には、こんな本屋さんがものすごくたくさんあったのだそうだ。
森晴進堂は、紋帳『平安紋鑑』の発売元でもあるもよう。

2006.9.2 [土] 古裂會

知人の案内のもと古裂會へ潜入。
とても面白かった!

掛軸というものの魅力をはじめて感じる。開眼しそう。
でもやっぱり布に目がゆく。
配色が面白い帯とか、丹波布の座布団とか、芹沢けいすけの暖簾とか。まず落札しないだろうというお墨つき(?)をもらいつつ、最低価格でふたつ入札してみたり。どきどき。

古裂會は写真を自由に撮ってよく、調子にのってぱしゃぱしゃ。

烏丸通りからすぅっと少し入ったところにあるこんな空間。もとは機屋だったのではないかという古い建築(屋根がのこぎり状の、工場の形)がうまく改装されていました。すてきだった。

2006.9.1 [金] 九月

今日から九月。
うそのように涼しい一日。空が高く、やさしく青い。
いい季節が巡ってきた喜びと、夏が去っていってしまうさびしさ。こんな日に毎年思うこと。あーでもきもちいーよー。

夏休みも終わったことだし空いているだろうと、今日は図書館で調べもの。『きもの産業白書』を手にした。昨晩倒産したたけうちグループ。その成長要因とは、なんていう記事もあり、そして小売業の売上高でぶっちぎりトップ、2004年度呉服売上高467億円、なんていうのを見ているとちょっと暗くなってくる。
2006年版の冒頭の記事にちょっとコケる。「インターネット社会におけるオタク系衣料——きものの行方」お、おたくなのか・・・。確かにそんな面もあるかもしれない・・・。

そしてよき時代。『京の室町』という本をはらはらと捲る。こんな時代は戻ってくることはないだろうけど、なにかヒントはあるのかもしれない。これは古本屋さんで探してみよう(だって総合資料館は本の貸し出しをしてくれないのだ)。

2006.8.11 [金] 窓辺に朝顔

なかなか咲かないなあと気を揉んでいた朝顔。
今朝ひとつきれいに花開き、とても嬉しい朝。

朝顔は青だね。あゝうつくしい。清ゝしい。

2006.8.7 [月] 盛夏

ほんっとに暑い日々。
昨日は38℃だったというし。
クーラーの購入を検討中。←明らかに遅い
「暑い・・・」一日にいったい何回呟いていることか。

今日は栗山工房へ。
何となくここは今日のような盛夏の日に訪ねるにぴったりだった。

ケ鼓さんの「栗山紅型」はお気に入りKW。ずっと行きたいなと思っていた。そしてそのまま3年近く経過してた。

京都と若狭を結ぶ周山街道にあり、すぐ裏に山があって川があって、その川の水を使って水洗い(水元・糊を落とす)をしている。もち米とぬかでできた「糊」はこの暑さだもの、ぷーんとちょっと腐りかけたようなにおい。半野外でのお仕事をする人々はとんがりコーンのような麦わら帽子をかぶって、汗をかきかき。水洗いを終えて干された反物はみるみるうちに乾いていく。
自然とともに在る。そんな工房だった。

琉球紅型から生み出された京都の栗山紅型。沖縄のかおりはやっぱり強く、そして空は真っ青、空気はからっ。もちろん琉球の夏の空とは抜け具合がぜんぜん違うのだけど、それでも今私が居るのは京都なのかと疑ってしまうようでした。

2006.8.4 [金] 食べちゃうぞ

36℃を超えた暑い日。
室町通にて呉服街らしくなく、梅の土用干しがされていました。
ふっくらしていて美味しそうー。
色もきれいなピンク色。

先輩諸氏のように、梅干漬けてみたいです。

2006.7.27 [木] はらり

宇治でお茶。
お茶のフルコース。
間違いなくこれまで生きていたうちで一番カテキンを摂った日。
とても愉しく、とても美味しい。宇治茶道場のお茶の淹れ方教室、おすすめです。

写真は平等院の蓮鉢。

2006.7.23 [日] 染め替えワークショップ

高橋ひろひろ先生による染め替えワークショップに参加。
ぬぬぬパナパナ。ゆるり、スローな一日。

いくつかの疑問が解決。
藍のきものを洗うときは、お酢をすこし垂らすとよいとききました。
水道水に含まれる塩素のせいで、染料が流れていってしまう。
お酢でいくぶんかはとめられるみたい。
もちろん、井戸水が使える環境なら井戸水で。

五倍子でいろいろなものを染める。
ベンジンを使ったお手入れ実験のために持っていったポリの半襟をお鍋に入れてぐつぐつぐつ。化学繊維に天然染料。綿や絹とは違う、鮮やかな発色でした。とてもきれい。

手染メ屋さんの半分くらいの量の五倍子で、5倍くらいのものを染めた気がする。やり方は3倍くらいアバウト。しかしいい色。うーん…。なぜ。

写真はジャージなお坊さま。毛玉はなかったです。

2006.7.16 [日] 宵山の日

映画を観ようということになりシネコンにいってみる。
しかしチケットカウンターは長蛇の列。200人は並んでた。そして席もいっぱいで観られなかった…。予想していた展開。
そんなことで時間がぽっかり空いてしまい、勢いで三嶋亭にてお昼ご飯。お昼からすき焼き。予想だにしない展開。お祭りだからね!

さて街中は宵山の日曜日。浴衣姿のひとがいっぱい。
一人とても粋な男性とすれ違いました。
大柄の熨斗目の浴衣に博多をきゅっと。そして白足袋、白木の桐下駄。
私は紺の浴衣に白の博多。ああ、1年前の今日も同じものを着ている。

夕方からは呉服問屋さんのすばらしく立派な町家におじゃましました。
屏風にうっとり。着物も良いものをたくさん見せていただいたものの、お値段もまたよろしいのです(涙)。

ほぼA4サイズの電卓をみました。
老眼のお客様ともやりとりできる大きな文字の電卓。
し、しかし、大きすぎる。

2006.7.9 [日] 帆布のにおい

帆布でできた小物入れを買った。
ateliers PENELOPEといって、代官山にお店があるみたい。
においが一澤帆布と同じ。
パラフィン(特殊糊)加工のにおい。
なんだかなつかしい気がする。

2006.7.4 [火] 友禅のドレス

小川彰子さんの服。突如気になってきました。
友禅のドレス、可愛いよー(涙)。
この可愛さに虜。

http://headlines.yahoo.co.jp/...
http://livinginny.exblog.jp/...

2006.7.4 [火] 小袱紗をうけとる

一ヶ月前に友禅の色挿しをさせてもらった生地が小袱紗に仕立てられて手元に届きました。

ちょろっと“泣いてしまった”(染料が糸目の堰を越えてはみ出てしまった)部分なんかも整えてもらって、「金」のお化粧をしてもらって、きれいになった我が子を眺め、ちょっとくすぐったい気持ち。うふふ。とてもきれいです。

あらためて、そんな機会をくださった高橋徳のみなさんに感謝。
えりりんが言うとおり「この教室で教えてくれようとしているのは、私達が失いかけた“日本人の美意識”」なのだと思います。

※写真は作業中のもの(写真上ははまさんによる)

2006.7.2 [日] 庭

曇り時々雨、時々晴れ、時々激しい雨。

作庭より2週間近く経って、庭がだいぶなじんできました。
スギゴケはそれなりに落ち着き、スギゴケの間に毛足の短いきれいな緑色の苔が生えてきた。しかし忌み嫌われる(?)ゼニゴケまでもが!むー。ピンチ!(なのか?)

東寺のガラクタ市でみつけた小さな灯篭を飾ってごきげん。
銅で作られたもの。
3500えん。
夜、ろうそくの灯りを楽しみました。

露地下駄はこれもまた古いもの。
茶山のアンティークショップ正尚堂で2000えん。
鼻緒をぐいぐい引っ張ったら、少しはきやすくなった。

夏風邪をひきました。
だいぶ治りました。でも咳がときどきぐるじい...。

2006.7.1 [土] 10日じゃないけどゑべっさん

7月1日大安吉日。
西宮神社へお参りに行きました。
なんといってもゑびす様の総本社だから。

なぜか帰るときに八重山みんさーを持っていた。
石垣ではなくて竹富製のみんさー。
西宮の商店街でこういう出会いがあるとはね。

2006.6.29 [木] 有松へ

33℃の日。
2日フライングの麻きもの(気にすんなって>じぶん)。
小千谷を着て愛知県・有松へいってきました。
案内をしてもらいながらいくつかの工房と問屋さんとお店をまわる貴重な経験。

江戸の時代に発展したたくさんのすばらしい技術。その絞りの技術を中国にもっていくことにより生産された安価な総絞りの浴衣の数々。それはそれとしても、手しごとを何とか有松に残し有松産というものを見直さなければいけない、という思い。
その矛盾を解決する一歩が作れるように、考えよう。

写真は湯のしの道具に、板締「雪花」で作られた浴衣地。
深い青の世界に引き込まれそう。

2006.6.13 [火] 豆絞り

ついつい買ってしまって、いつの間にかどんどん増えていく手ぬぐい。手ぬぐいは丈夫だからずっと使えるし、在庫は増える一方なのだ。

けれど今日の手ぬぐいはうれしいな。
有松で作られている豆絞り

おうちに帰って早速水を通して干してみました。はたはた。

2006.6.9 [金] おしん取材す

今日はわりと気を張らなくてよいお店ばかりだったし、久留米絣&ミンサーの「おしんセット」ででかけました。
コースは、10時だいやす→宮井風呂敷ギャラリー(風呂敷の包み方や作法を教えていただく)→上村商店(会長さまより紙の歴史をいろいろおききする)→ごはん休憩→伊と忠→karancolon→ギャラリー遊形→便利堂。17時過ぎ。ふう。

一日下駄で歩く。ちょっと足が疲れました。これはだいぶ前に作ったものなのだけど、じつはつい先日、おろしたところ。履いて2日目にして、前金(前緒の裏のカバー)が外れてどこかへいってしまった。
ああ。どうしてこう、すぐにとれてしまうのかしら...。

さてようやく週末。うれしいな。
下鴨の疏水にはゆらゆらと蛍が飛びはじめました。

2006.6.8 [木] きものどっぷり。

取材の毎日。
予習復習、予習復習の日々。

書くことがありすぎてとても書きれないのですが
とりあえず今日の祇園のちょぼやさんの草履をいちまい。

こんなにも色とりどり。
かわいいのー。

2006.5.21 [日] 引き続き新規開拓キャンペーン中

今日は土日のみ営業のお店たちへ。

アトリエ和こころ
かわいい町家のギャラリー&ショップ。
奈良の麻のものがいくつか。それに器も。
改装の具合がすてきだったな。

和次元 滴や
さっきまで下御霊神社の御神輿を担いでいたという店主。
同じ横浜出身で2つ違いで近しいかんじ。とっても長居してしまいました。
麻の紺の袴がいいかんじだ。

・くにえさんおすすめの織布
残念ながら21日ということでお休み。またの日に。

夏のように暑い日でした。
早くも麦わら帽子の出番。
…と、ついつい「麦わら帽子」といってしまうが、麦わらではなくて正しくはラフィア(椰子の葉)。もう10年くらい毎夏被っているヘレンカミンスキーのもの。
まだ日本でほとんど売られていない頃に買ったもので、このときはオーストラリア製だったのが最近はほとんどマダカスカル製になっている。ヘレンカミンスキーもグローバル化かぁと残念に思っていたのだけどこの記事を読んでその認識が間違っていたことを知る。
ヘレンさんはきっとすばらしい人なのだろうな。

2006.5.19 [金] 四君子苑にて

齋藤コレクションへ。
河原町今出川からちょっと中へ入ったところに、信じられないくらいに広々とした美しい数奇屋建築とお庭がありました。
夏仕様になったしつらいの部屋のなかに、ゆったりと齋藤さんのコレクションの古裂が、そして復元した今の帯が並んでいて。
乏しい知識と洞察力ではここに並んでいるもののほんの数パーセントしか見れていないんだろうなあと思いながら眺める。

雨の日。緑がひときわ美しかった。
全面葦戸のお部屋から葦戸ごしにみる緑、大文字山。
いい時間でした。

2006.5.17 [水] 風水土のしつらい展

風水土のしつらい展。私は諸事情があり1時間強のみ。
本当なら3時間でも楽しんでいられる空間。
ほとんど一衣舎さんのところにずっと居たような。
ちょうど来客が混んでいないときだったからゆっくりできて嬉しかった。

魅力的なものがいっぱい。
力のあるもの、というか。
もう一日遊びに行きたいなあ...。

一衣舎さんの下駄をひとついただいてきました。
これを履いて、これからの取材の日々を乗り切るぞ。
フーMAPを遅くとも早い秋までには出版します!

2006.5.15 [月] 日本の色

葵祭。
日本の色、重ねの色目にたくさん出逢う。

このころ(平安の世)は友禅染なんてもちろんなくて
ほぼ色だけで表現していたんだよね。
そして重ねの色目は洗練されていった。

2006.5.13 [土] 床の間

「千家大桐」の小さな襖が床の間に入りました。
置上といって、ぽってりと厚く(0.5mはある)雲母をのせてあります。
光によっては真っ白、光によっては濃淡のある銀のグラデーション、そんな日本的美しさのある襖です。

そして床の間を磨く。きゅっきゅっ。

2006.5.12 [金] ちり紙

祇園の金竹堂さんへ行きました。
いろいろ新たな発見やお話をおききしつつ
目に入ったのは何かの紙の束。

それは「本典具紙」という名の最高級のちり紙。
「かげろうの羽」とも言われているそうです。
100枚で500円。
芸舞妓さんたちが、お座敷で使われるのですって。
うん、優雅。

ここでも見つけました。昔ながらの家庭紙たち。どれも興味深い。

2006.5.12 [金] うんうん。

真楽トップページ
「色々な虫が活発に動き始める春だから。(E) うこん和紙箪笥敷き」
に激しく納得。

古い家にお引越しをして初めての夏を迎えるにあたり、家のほうもいろいろあるけど(涙)、クローゼット(ウォークイン押入れと呼んでいる大きな押入れ)の衣類の虫もとても心配。

しかし防虫剤はとても強い薬が多いようで「月桃」を試してみようと思っています。
でもキャメルのコートはやっぱり不安だからクリーング屋さんに預かってもらおうかなあ...。

月桃の精油を樹脂に浸透させた防虫剤・アルピニアペレット
http://www.gettou.co.jp/...
(使っている方、いますか?)

2006.5.11 [木] 新緑→ゆかたの季節?

ゆかたde新風館'06」というイベントがあるようで、今(4/28〜5/28まで)烏丸三条の新風館へ「ゆかた・夏キモノ姿でお越しの方に」いろいろなサービスが受けられるらしい。
うーん。4/28からゆかたですか。夏着物ですか。す、すごいな。しかもここは京都なのに。全く着る気になれません...。寒いよー。

写真は今日の一保堂。お軸は青々とした山と川を描いたものだった。雰囲気からすると嵐山かもしれない。
そしてお菓子は京華堂さんの「青山(せいざん)」。
うん、私も同じ気持ち。
今日も山々の青さにみとれつ賀茂川ぞいを下った。

2006.5.8 [月] メモ

●反応染料とは(REACTIVE DYE)
繊維と化学的に反応して繊維上に固着する染料。
セルロース系繊維に適しています。
セルロース系繊維とは、植物体を形成する炭水化物であるセルロースcelluloseを原料とする繊維で、植物繊維→綿、麻・再生繊維→レーヨン・その他→リヨセルなどがあります。
綿を染めるときには、ほとんど「反応染料」が使われています。
その特性としては、下記のとおり。
(1)湿潤堅牢度が比較的優れています。
(2)「鮮明な」色から「濃色」まで幅広い染色が可能です。

●着色に用いられる色材(しきざい:色の材料の意)のうち
 水や油に溶解しないものが顔料と呼ばれる

●着色に用いられる色材(しきざい:色の材料の意)のうち
 水や油に溶解するものが染料と呼ばれる

「反応染料 顔料」からひっかかったサイト
http://www.tamanegi.com/...

2006.5.7 [日] 今日は雨。

久しぶりの雨。みごとにいい天気続きだったから。

●五風十雨
五日ごとに程よい風が吹き、十日ごとに適度な雨が降る。農作によい順調な天候。
転じて世の中が太平なこと。

メモ:
ずっと気になっている場所
http://www.nichinichi.com/...
敷居の高いお店にどんどん突撃していくと評判のわたしですが、こちらは少し躊躇しています。

2006.5.6 [土] 新規開拓キャンペーン中

修学院の群言堂よきもの倶楽部、唐長修学院工房などへ行く。

群言堂はとてもよかった。またじっくり見にきたいなあと思う。
よきもの倶楽部の襦袢は興味深い。けど袖丈が合わないんだよなあ。1尺3寸5分は規格外。あとはやはり生地の好みが少し違うかな。
そんなことはさておき、着物というものの裾野を広げるべくいろんな工夫をしているところにとても敬意をもちました。もとは染の問屋で仕事をしていた方が独立し立ち上げたとのこと。裾野が広がり、着物人口が増えていったら、いずれまた染の世界に戻りたいとおっしゃっていました。
そんなわけでフーMAPに追加決定。

唐長修学院工房は、少し前までここにしか店舗がなかったわけだけど、外観が似つかわしくなくて何だか面白かった。和紙で作られたランチョンマットが8400円というのはどうなのでしょうか…。

2006.5.5 [金] 喫茶フランジパニにて

喫茶フランジパニの本棚で吉岡さんの本『染と織の歴史手帖—「きもの」と「きれ」をもっと深く知るために』を見つける。それらの意匠にしばしうっとり。また読みに来よう。

下鴨は意外にいい喫茶店がない。今のところ、最も近くて(いや、決して近くはないのだけど)、最もいい喫茶店。

喫茶フランジパニ
烏丸鞍馬口西入ル/9〜19時/日曜定休

2006.5.3 [水] 雲ヶ畑へ

雲ヶ畑へハイキング。
バスで一本。45分ゆられたら雲ヶ畑。

深い山中にある志明院は650年に役行者が草創したお寺。
石楠花が満開で(知らなかった)、訪れる人も多かったです。

山道を登ったところには石楠花の林がある。
そこで出会った白ひげのおじいさん。
今朝の京都新聞に出ていたのをみて、来たのだって。
まだ10時にもなってないのに。行動が早い!

2006.5.2 [火] 自転車な一日

桜の季節もなかなかのものだったが、GWも客人が目白押し。
今日は木曽の奈良井宿から京都に遊びに来ている友人とひたすらサイクリング。

はじめて半兵衛麩でお昼ごはん。
新緑がまぶしい清水寺へ行ったり、東山界隈、黒谷、吉田山、茂庵、鴨川、御所、とり安。など。

はあー。よい運動だった。

2006.4.30 [日] 見納めの山桜

御所の森を走っていたときに
迎賓館の前の道ででくわした山桜(?)の木。
緑の葉と一緒に、白い桜がよく咲いていました。
今年見納めの桜かしらと思う。

2006.4.29 [土] 真楽の日

筍をいただきに、長岡京へ。
ほぼ着物姿の17人がお座敷にコの字に並ぶ姿はなかなか壮観。うふふ。

今日はOMOで作った伊勢木綿を初おろし。
木綿の着物自体がはじめてでうきうき。
おうちに帰ってからは、着替えずにごろごろしてみました。ごろりん。でもさすがに半巾貝の口とはいえ、洋服のようにリラックス〜まではいかないよね。

写真上:最後に記念撮影中。
写真下:光明寺の本堂の前に並んだみんなの履物。すてき。

2006.4.28 [金] 川島織物

川島織物文化館へ行ってきました。
前からずっと気になっていたのだけど、ただ遠く、そして土日お休みなのでなかなか行くことができなかった場所。

川島織物の工場の敷地内にあり、展示物は160年余りの歴史のなかで川島が作ってきたものが主。特に皇室の仕事にかかわる展示が多く、明治宮殿に納めた大きな綴織の製作過程で明治政府とのやりとり(修正というか校正というか)なんかも展示されていて面白い。下絵に付箋のようなものが貼られていて、例えば「刀ハ二本トスベシ」などと書かれている。猪の牙が1本か2本かとことについて、明治政府と川島が何度も議論したこととか。
そして、昨年完成した京都迎賓館に納めたものもたくさん展示されていました。主賓室の浴衣と兵児帯まで。花菱の文様でなかなかすてき。
あとは新幹線のシートのこととか。
そういえば現在開発中の新幹線のシートは、グリーン車を川島が、普通車を龍村が受注しているとのこと。先日お話した龍村の人は「普通車のほうが多いですから」と話していた...。そういう解釈もどうかと思うなあ(笑)。

そんな川島の仕事のとても興味深かったが、一番感銘を受けたのは休憩処に置かれていた川島織物の社史を纏めた本。『錬技抄 川島織物—四五年史』というもの。

ひとつの会社の社史の本とは思えない、ものすごい力の入った、ひとつの本。とても優秀な編集者が作ったことはすぐにわかる。最初の章は「伝統と創造」で「伝統とは何か」から入っていく。会社とか創業者の個人的な考え方ではなくて、一般的に伝統というものが何なのか、ということがずっと書かれてる。

そして、章が進むうちに、社史らしい内容になっていく。例えばこんなこと。すごい。
“辧次郎が27歳を迎えた春、父甚兵衛が病死して、二代目川島甚兵衛として、家名、家督を継承することになった。そして襲名後の彼は真っ先に川島家家訓三百三十二条を制定した。
その第一条で、「本商は、呉服、太物、染、悉皆、唐反物等の売買を主とし、必ず之を大切にすべき事。——限月物、腐敗し易き物、日を経て変化する物、蚕種紙、甚しき流行物、僅少の時候を争う物、及び通貨の売買並びに浮業は一切之を厳禁す。」と宣言した。”

いろんな仕事をしている川島織物。
全体像はよく分からないけれど、会社としての底力を十分に感じた一日でした。

下の写真は川島織物文化館のバス停「小野寺」(小野小町ゆかりのお寺)の庭の苔。

2006.4.27 [木] お召し

今日もまた「おじゃまむし」。
友人のお召し物選びを拝見。
ミラノに似合うすてきな着物になりそうです。

お召しやさんの話をいろいろおききして、講義っぽくなってきてこれまた愉し。
「一越」とは?
「おめしぬき(御召緯)」とは?
「もんいれ(紋入れ?)」とは?
いろいろわからないことが多い。
もっと知りたい。

午前中はきものMAPのためにうろちょろ。
大徳寺の近くの履物やさんへ行ってみました。
ホームページ(kyoto-getaya.com)のイメージで行ってみたら、とーってーもふつーの商店街の履物店だった。下駄というよりスリッパ屋さんやん(笑)。
いくらネットとはいえ、ここまで雰囲気変えてしまっていいものだろうかとしばし悩む。

2006.4.20 [木] 枝垂れ桜

下鴨生活もだいぶ落ち着いてきて。
半木の道も、いま満開です。
http://foohome.com/...

2006.4.16 [日] 煎茶のお茶会

煎茶のお茶会のお手伝い。
朝の6時半くらいから22時過ぎまでずっと着物。
お茶席スタッフは、だいぶ疲れました…。
慣れない正座のせいかしら。
長い時間の着物のせいかしら。
翌日はなぜか筋肉痛。

2006.4.9 [日] 床の間

大家さんから椿の花をいただく。
和な花器がないんだよなぁと思っていたら、
そうだお酒入がありました。

初めて床の間に花を置いた記念の一枚。

もっと葉は落とすべきでしょうか。
花心もすこしづつ養ってゆきたい。

2006.4.7 [金] 桜

お天気最高のお花見日和。
「疎水を行こうよ」をテーマに、下鴨から哲学の道まで
ずっとずっと自転車を走らせました。
http://foohome.com/...

2006.4.4 [火] 反巾love

今度煎茶のお茶会のお手伝いをさせていただくことになり、今日はお稽古に飛び入り参加。
きれいなお辞儀、きれいな歩き方。当たり前のようでいてぜんぜんできてないことをたくさん点検してもらいました。

ひさしぶりの着物は、やっぱり反巾。
母の昔の着物から仕立てた桜の染めにするか、それともこないだ天神さんでみつけたシンプルな反巾か。
ちょっと迷いつつ、やっぱりお稽古だし、シンプル路線に。

今日は「割り角出し」に結んでみました。少々長さが足りなくて、角出し部分がちんまりしてしまったのがちょっといまいちだったけど、まあまあいい具合かな。帯締は桜色の五嶋紐。

あーでももっと春らしい着物があったらいいのにな。
うすーいグレーのむじつむぎに、うすーい桜色の八掛がイメージ。
長襦袢も春らしい薄い色で…。
じょじょに、じょじょに。

今日嬉しかったのは、和室での着替・支度が思いのほか気持ちよかったこと。
そして着たあとに着物ハンガーをかける場所にも困らない。
うーん。お引越ししてよかった!

2006.4.3 [月] 新年度

新年度。
転機の春。
これから新しい一年です。

2006.3.26 [日] 上賀茂・下鴨

友人たちと今日もサイクリング。
彼らの自転車は出町柳のレンタサイクルやさん「かりおん」提供。一日300円。一泊450円という相場を見事に無視した価格設定といい、店主の人柄といい、もう大好きなレンタサイクルやさんです。みなさま、どうぞご贔屓に!

まずは枝垂れ桜の蕾が膨らみつつある半木の道を北上して上賀茂神社へ。
上賀茂神社では、ちょうど第一回目の「手づくり市」が開催中。百万遍の知恩寺があまりに盛況すぎて、なのかな。
大きな木々とゆるやかな川の流れの間にある「手づくり」のものにあふれた露店。とてもよかったです。

そして社家の界隈をお散歩。
お漬物店「なり田」の玄関まわりがとてもきれいだった。
庭に興味津々の昨今。

また賀茂川沿いを走って、グリル生研でお昼ごはん。下鴨神社をお参り。
ぽかぽか・あったかい一日でした。

2006.3.25 [土] 桜だより

terumaさんと同じ桜を同じ日に!
ただこの写真は近衛邸跡のではなく、御所の西南あたりのもので、21日の桜と同じ。
4日でこんなに開きました。

快晴・春の陽気の休日。
東京から遊びにきた3人の友人と一緒に、天神さんへも足をのばす。
ひとつシンプルな半巾帯をみつけた。
3500えん。
出番が多くなりそうな予感。

2006.3.21 [火] そして桜

御所の枝垂れ桜。
もうここまで、ふくらんでます。

2006.3.21 [火] 梅

夕方御所を通る。
もう終わりかけかしらと思いながら梅園へ。

今年の春は気忙しく、ゆっくり梅を眺めるのははじめてだった。
目に留まったこの枝はすぐに梅のあの紋を連想させた。

あまりにいい香り包まれてしあわせ。
くんくんくん。
くんくんくん。
くんくんくんくんくんくん!
こんなに吸ったらラリってしまうかもしれない。
1年分吸っとかなくちゃなんて思ったり(笑)。

2006.3.7 [火] ホーホケキョ

今朝は布団にくるまれつつ、鶯のさえずりを初聞き。
そしてまた寝た(笑)。
あれは何時くらいだったのだろう。

春だ!

2006.2.25 [土] 引越し当日

引越し当日。
箪笥の着物類も着物ダンボールに詰める。
でもちょっとちっちゃい。
引越しやさん、サイズ見直すべきです。

でもどうしてきものには「御」がつくんだろうね。
悪い気はしないけど(笑)、やっぱり贅沢品なのかな。

2006.2.24 [金] 引越し前日

引越し前日。
ひたすらダンボールに詰める詰める。
何も考えず詰める。捨てる捨てないはあとで考えよう。
驚くべきことに、引越しやさんが持ってきてくれたダンボール大中小合わせて55個くらいのダンボールがただ1つも余ることなく足らぬこともなく荷物が収まった。いやいやどの道にあってもプロフェッショナルというのは凄い。

早くもくたくたになりながら、お昼ごはんな六花ランチ。
一澤帆布製の六花のポストをみて、お引越し先のポストはどうしようかなーなどとぼんやり思案。

でも、それどころではないんだ。
大変なことになっている一澤帆布。
“お家騒動”なんて報道されているけど、お家騒動なんかではなく、家族によるただの会社乗っ取りだ。こんなこと犯罪でしかない。
正しいひとたちを正しく応援していこう。
こんなひどいことがまかり通っていくはずがない。
http://www.ichizawahanpu.co.jp/...

2006.2.11 [土] 引越し(床の間・アフター)

先週末から開始した改装工事。1週間ほどかけてほぼ完了(結局私が参加できたのはあの寒い週末の2日間だけだった)。
さあどんなふうになったのかしらと見学に行きました。

2階和室の床の間はきれいになって、でもほどよく枯れた感じもあり、いいぐあい。
1階はぜーんぶカラマツの板のひとつの部屋にへんしん。
ちょっと節が目立つ木ではあるけれど、なかなかよい感じだゾ。

さて壁の色も確認したし、地袋の襖紙をもとめて唐長へ向かう。が、祝日にてお休み。あう。
仕方なく図書館で唐長の本を眺める。
「角つなぎ」「影日向蘭の花」「瓢箪」あたりが好み。そしてキラ刷りかな。

来週末、また行こう。

2006.1.29 [日] 帯留・帯揚ファッションショー

坊主オン・ステージ!

帯留ではなくて帯揚を首に巻いてご登場。
うん。とってもお洒落だった。

勝負八掛もすてき。
紅の航空絹布がチラリ。

2006.1.22 [日] 

またもや返却期限の過ぎた本(『京都染織模様』など)を返しに伝統産業ふれあい館へ(いつもすみません)。
で、また3冊借りる。今日は『むかしのおしゃれ事典』『まいどおおきに 京の商店街めぐり』とか。
襖の本とか、唐長のからかみの本をぱらぱらめくりつつ、床の間の地袋(床の間にある小さな押入れみたいなやつ。地袋と言うらしい)をどんな紙にしようかと妄想。
(ああ、このサイトは面白いぞ)

京都伝統産業ふれあい館では「—華やかな装飾性—桃山時代の衣裳展」さまざまな技法を使った小袖をたくさん拝見。小袖ってほんとに袖がちっちゃいのね。

その後自転車でOMOへ。もりたさんのひっぱりがかわいかった。初の伊勢木綿をお願いしようかと思う。
久留米絣もそろそろ仕立が終わってあがってきそうな気配だし、遅ればせながら、初の木綿着物。

新年会楽しそうだなー。。。くすん。

2006.1.21 [土] 引越し(床の間・ビフォー)

来月末に東山区から左京区に引越しをすることになりました。
白川のそばから賀茂川のそばへ。
コンクリート打ちっぱなしのマンションから昭和初期に建てられたらしい古い家へ。

床を張替えたり、壁を塗ったり、ちょこちょこ改装を計画中。
今日は改装を前に、いろいろ確認にいきました。
写真は2階の南向きの部屋。
ご自慢の桐箪笥もいいぐあいにお部屋になじんでくれることでしょう。
どんなふうになるのか、とても楽しみ。

2006.1.15 [日] 出会い

いくつかの縁の末に、京友禅工房・高橋徳のかたがたとお会いすることができました。
通りすがりに白髭の職人さんに招かれて教室を少しみせていただき、それをKWを書いてから2年越しの今日の出会い。
要するに、うっとこのこと勝手にあーだこーだ書いているフーとやら。いっかい顔だしや。という話。…違うか(笑)。

友禅という仕事に対して常にベストを尽してきた方たち。しかも柔らかあたまで、紳士で、オープン。感動的に良い人たちと共に美味しいワインとこれまた素晴らしいお料理をいただいて。ああ、いい昼&夜だったなぁ...。勇気が湧いてくるようです。世の中ってすばらしい!と大声でいいたい。本当に温かいおもてなしをありがとうございました。

写真は驚くべきことに、工房の中にあるお食事をするお部屋。掘り炬燵式になっている長ーいテーブルを囲んで、いつも家族・職人さんたちみんな(20人とか)でごはんを食べているのですって。すてきだぁー。

友禅の結晶の結晶のような打掛をみせていただきました。眼福とはこのことです。恐れ多くも羽織らせていただいて。気持ちはお姫様。
見せていただいた着物のこととか工房の様子とか、レポートをしたいことはいろいろありますが、それはまた今度、小袱紗のあとにじっくり、ということで!
共に友禅を楽しみたいひと、募集中です。

2006.1.14 [土] 春に向けて

雨の土曜日。
朝からざあざあずっと降ってます。
明日は雨あがりますように...。

そんな朝におまちかねの刺繍帯が仕立てあがり届きました。
ああ、すてき。
四月の中ごろにデビューかしら。

2006.1.10 [火] kosode

日本和装の機関紙「kosode」が今日届いてました。すっかりリニューアルされていて、けっこう面白い。例えば「染織の旅」として盛岡の草紫堂が取り上げられている。うーん。こういう普通の流通に流れないもの(この会社の後援・協力企業が扱えないもの)を特集しているのは画期的。
ふと奥付をみると編集・製作:アシェット婦人画報社とありました。なるほど。

「着付けワンモア教室」とか「きものおしゃれ塾」というコースや、修了生に対するイベントもたくさん催されていて、新規顧客開拓をしつつも、既存顧客維持へより重点をおきつつあるのかなあと想像。
「きものおしゃれ塾」は気になる。着物のお手入れや化粧、マナーなどを教えてくれるらしい。有料です。カリキュラム(3)「おしゃれの心がけ・特別ゲストによるトークショー」とか、(5)「上品で長持ちするメイク」とか…。(8)「選定会・きものの美人計画・自分に似合うきもののコーディネイト」、これが“商談会”かな。問題はここ。

あ。京都で開講しているのは平日だけでした。

2006.1.9 [月] ふふふふぐ。

新年会はふぐコース。
一人一皿のてっさ(なんと贅沢な!)にはじまって
ふぐはもちろんのこと衣もサクサクおいしいふぐの唐揚をたっぷり。
そしてさらにたっぷりふぐの「焼き」を初体験。
ひれ酒をちびちびしながら
皮も塊も薄造りもぜーんぶじわじわ焼く焼く、食べる食べる。
そしてお腹のことを考えて少なめのてっちりに
ちょうどおいしい量のふぐ雑炊で〆。
翌朝思い出すにも涎がじわじわくるくらい美味しかった。
ああ、自慢してごめんなさい(笑)。
ぜひみなさまもブラボーなふぐを喰らいに関西へ!

そんな今晩は昨年の忘年会の反省もこめて着物。
最近よく着ている薄紫のむじつむぎ。こうして写真を見てみると、どうも衿幅を出しすぎているような...。
着付けは、まんぷくになることを前提として、伊達締めもゆったり結び、帯は半巾のみんさー。半巾といえばカルタ結びばかりしていたけれど、今日は初めて貝の口にしました。うん。これもいいゾ。
帯締めは白の丸ぐけ。
長襦袢は赤の鹿の子紋つまり娘襦袢。
着物が地味なのでそれもいいかと。しかし袖丈が5分合ってないのはいけてない。

ちょっとポン酢をこぼしました(涙)。
丸ぐけにレモンの飛沫も飛びました(涙)。

2006.1.7 [土] 映画三昧

寒い連休は再度お正月気分で映画三昧。
最近観た映画メモ。

『無法松の一生』
1958年
大映京都製作
三船敏郎 / 高峰秀子

『香華』
1964年
松竹製作
岡田茉莉子 / 乙羽信子

『女賭博師乗り込む』
1968年
大映製作
江波杏子 / 浪花千栄子

着物をまとった銀幕の女たちの何と美しいことよ。
くらくらする。

2006.1.5 [木] 2006年

新年あけましておめでとうございます。

お正月は東京&横浜の両家ツアー。
毎日まんぷく。これから節制をしなくては(涙)。

今年のお正月は着物の話題が乏しいのよね。ぐすん。
この週末は着物をきよう。

写真は兄妹オセロ対決の図。

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