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2003.2.28 [金] 平和島で迷子

明日の町田の骨董市にいけないんで、今日、平和島の骨董祭りに行く。行くつもりでした・・・まんまと迷子になりました。いやー、九月に行ったから平気かな?って思ったんだけど、だめだったね。知らんうちに大森にいたよ。わけわからん。どんくらい歩いたよ私。放心しながらも、お金がないし、きっとこれはもう買うなって、神様が言っているんだとむりに納得し、そのままバイトにいく。
そうだよ、お金は大事にしなくちゃね・・・

2003.2.27 [木] 怒涛のきものツアー

ゼミの友人が卒業式のはかまの小物や前買った着物に合うこものが欲しいというので、ツアー。コースはシカゴ→くるり→アガル→ふりふ→装+→豆千代。かなりハード

友人は竜が好きで、男物の襦袢をシカゴでまずお買い上げ。渋い色でトラと竜の丸紋。くるりで黒字に竜の刺繍。これは状態いいうえに竜が見事!豆千代では蔓のハギレ買ってました。きりりとした美人で細いので、そういうの、かっこいい。今度着付けを教えることを誓い別れる。

わたしは思わずアガルで薔薇模様橙色銘仙長羽織買っちゃいました。お金・・・
だってこれすごい状態いいのに、サイズが大きいのに3000円だったんだもん!

本日は朱色に謎な水色の花咲き乱れる羽織におばあちゃんの縞きもの紺に黄色と緑の細縞。半襟は赤。帯が半幅の黄色いウールで、足元オレンジに水玉のたびっくす。この組み合わせやたらと受けが良かったです。

豆千代はいくの二回目なのに顔覚えられていてびっくりした。

2003.2.26 [水] ご帰還、とビザ鳥

六時におきて朝食。うーんいっぱい寝たなって感じ。バイキングでの大学芋うまかったよ。

九時半の飛行機に乗るので余裕見て七時にホテルをでる。
空港の売店でお土産色々買い込む。まあ、あたしは買ってあったんですがね。屋久島産の芋焼酎「三岳」。でもバイト先とかあるしね。ってやっちゃいました。思わず鼈甲のチューリップのブローチ買っちゃいました。だって可愛かったし、鼈甲は名産だって言うから・・・。帯留めにします!

昼前に東京に着いて、三時には代々木上原でベトナムビザ取るべく高校の友人と歩いてました。つくづくあたしって丈夫。旅行会社にたのむと手数料うんと取られるから、自分でベトナム大使館にいく。人が多かったよ。公電無しで5000円。まあ。後進国はビザ代高いんですよ。

んで下北沢まで歩いて、お茶して、渋谷に移動して、タワレコで林檎の襦袢みて、109〈怖くて一人じゃ入れないから)でウサギのファーの白いバックを1900円で買う。お買い得!

帰りようやく林檎のアルバム手に入れる。林檎はすごい。いやあ、こんかいもいい!ぎゃ〜

2003.2.25 [火] もののけのもり

ふらふらしながら、四時半おき。顔が真っ白。あたしは物凄く寝起きの良い人間なので、目覚ましのベルを聞いた瞬間に動き出し服とか着れる。なんだったら文章だって書けるし、踊れる。すばらしく血圧高いんじゃないかな。

夜もまだ明けぬ、大きな星が黒を背に瞬く中、車を出す。白谷雲水峡(もののけ姫の森の正式名称)についたときも真っ暗。ごうごう川の音がして、足がすくむ。怖いー。全員一致で夜明けを待つ。宿でこしらえてもらった朝ご飯は竹皮に包まれたおにぎり二つと塩しゃけ、たくわん。具はさばぶしと高菜。ごはんがふっくら塩気も良い。もぐもぐ食べながら、白んでいく空を眺める。
だいぶ白んできたので、外に出れば、寒い。白いニット帽のうえからファーのついたフードをかぶって、北極越冬隊みたい。かっこわるいがいいのだ、あったかいのが大事。山に入る前にトイレに行くが、それが!電灯ないんですよ。こんな時間から山に入るなってこと?便器も良く見えないながらむりくりはいる。怖いからドラえもんとか歌って。見えない上に個室なんていじめです。

薄闇をもりもり登っていく。往復で五時間。山に入ったのが六時半。帰りのフェリーは一時半に出る。
闇が薄れ、森が色を取り戻していく中、色々なけったいな形の杉が現れる。三本足杉やらくぐり杉やら、苔むした古代より生き続けている木々たち。一般コースの折り返し地点である山小屋に着いて一時間十五分くらい。これから逆峠まで三十分。それからまた先にある太鼓岩を目指すのだ。
小屋からはもののけ姫の森。苔の這う面積、緑の深さが違う。道も違う。山の獣道とかわらない。道しるべの赤い紐を頼りにすすむ。迷ったらじぶんがもののけに変化、そんな感じの空気。冷たくて澄んでいて、静かな、東京は冬の早朝だってこんな緊張感は孕めない。緑や自然って、本当に力がある。
でも、道険しいよ!岩登っちゃうよ!そして友人二人は足が速いよ!あたしは普通だよ。たぶん。ひーひーいいながら峠に到着。あたし死亡。つーらーいー。時間がないっていやね・・・
でも、そんなん序の口でしたよ。つーか道じゃなかったし。崖だし。蔓に取りすがりながら、のそのそ進む。あたしまた遅いし。泣きそう。泣いちゃおうかな〜、と思ううちに太鼓岩に到着!大きな岩を登れば、そこは一面開けたそらと山。展望台のように見晴らしの良い岩の上から、見下ろしながらぼんやり。大きく張り出した岩の上は、冷たい風が吹いて、周りは絶景で、現実から離れすぎている。

帰りは何度も何度も振り向きながら苔に覆われた緑の木々をなんとか脳裏に刷り込む。これを見るために今回旅したんだから、そうじゃなくちゃ本末転倒。

予定より45分も早く出口に到着。ペース早すぎ・・・だからあたしが泣きそうになったんだよ。平均所要時間は5〜7
時間だよ!もうー

お昼はとびうおの刺身定食。おいしかった。帰りのフェリーは爆睡。ええ、眠りをむさぼりましたよ。鹿児島での夕食は薩摩料理。あげたてさつま揚げや、さつま汁、銀色に光る小さなキビナゴの刺身はすみそで、黒豚のとんこつはしょうがとともにいただけばとろける〜。焼酎もうまいし、もー幸せ。

腹ごなしに港のほうに散歩。港にはスペインの船の学校の帆船が入港していた。卒業のために世界一周しているとか。帆船なんて始めてみた。紐が無数に下がっていて、舳先には女神。なんともレトロ。そしてでかい。でかいよ。これで帆をはったらどうなるんだろうと思うよ。

なんだかんだで二時間近くも散歩。町をうろつくスペインの水兵さんの卵を尾行したのがいけなかったね!寝たのが12時過ぎ。まーたやっちゃった。

2003.2.24 [月] 屋久島、屋久鹿、屋久猿

ちゃんとついたよ、屋久島。朝日を眺めながらの高速、目に染みました。

お昼について、速攻でヤクスギランドへ。ランドとかいうからどんなにやばかろ、杉が変なショウケースに入っているようなイメージでしたが違いました。ちゃんとすばらしかったです。道結構歩きやすいし、それでいながら景色がすごい。こけがね、水のとんでもない澄み具合がね、山の重なりがね!120分コースだったけれども、満足でした。屋久猿や屋久鹿に三度も遭遇。猿は人なれしすぎだよ。鹿はハートのお尻がプリチーでありやんした。そのあと、千尋の滝とトローキの滝を見つつ帰還。

泊まるホテルはホテル縄文。わーお。それがですね、旅行会社ががんばってくれたおかげで、離れの総屋久杉造りのお部屋でしたの!2部屋続きで、お風呂も屋久杉。みんなでぎーぎー喜ぶ。泊まるところがきれいなだけでこんなにこころみたされるなんて。
夕食も最高。とびうおやさばの刺身。とこぶしの醤油煮。モズクとたこのヌタ。さつま揚げ。お吸い物はアサリ。鹿のすき焼き。おいしい・・・。塩加減もいい、素材が新鮮、とろける・・・。

で、ナイトツアーで、灯台、大川の滝、ガジュマル園、海中温泉へ。たまたまオーナーが滝みたいからというので出した車に同乗させてもらったからタダ。急遽、予定変更。
何よりもすごかったのは星空。星がごろごろ、これなんで出来ているの?取れるんじゃないの?またたいてんの分かるのなんで? もう疑問符がいっぱい。叫んでいましたからね、ずっと。ばかな子供のようにずっと。感動したとき人間は語彙が驚くほど少ないもんです。

でね、明日はもののけ姫の森にいくから、四時半おきなのね。で、帰ってきたのが一時。わー、みんな丈夫でよかったね!ってことだよ。ひー

2003.2.23 [日] 馬の背は絶壁 高千穂峡で鷹

馬の背はね、崖。張り出した岬が馬の背中に似ているんだって。そういえばー。
青い遠くの海の色と近くの緑の深い翡翠のような海。ごつい岩と白い波、そして抜けるような青空。絶景でしたよ。風が強いからきものの裾ぶんぶんめくれるし。紺に赤と黄色の花のウール、黒の半幅。頭はポニーテール。女学生風味。でもなんか、トイレ行きたくてもじもじしているあたし。せっかくいい景色なのにね。
道の駅によってひょっとこのお面をかぶり、お昼に地鶏の炭火焼と鶉の丸焼きと宮崎実家の友人の母上が作ってくださったおにぎりアンドおかず。
うまかよ。川べりでゆっくり昼食。鶉の丸焼きはあたしともう一人の子は平気。あとは形に負けていました。骨をバリバリ砕きながら「食べないの? じゃああたし食べるわ」と平らげる自分。着物着ていたって女らしさなんかないね。

百済の里で銅鏡見たり、西の正倉院見たり。そして、山道が思いのほか遠くて、高千穂峡についたのが夕刻。ボ、ボートが終わっている・・・。深い谷のそこを流れる川、流れ落ちる白い滝、そこをてこぎボートで空を見上げたかった・・・。つーか本日のメインだった。がっくりしながら遊歩道を歩く。だけど、真名井の滝は心奪われるような美しさでした。薄闇の中落ちる白い姿。なんだか怖いくらいでした。そしてそこを横切る羽の白い鷹。うおおお。

でー、夜神楽見て帰れれば、完璧だったんですけど、道に迷った。車で10分なのになぜか二時間。それもこれもカーナビのせいだー!山道でナビは役にたたないね。全然道が違うんだよ!すごい細い道とかで街灯もないし、無茶無茶恐ろしい。山の神様にだまされた〜

で、家に着いたのが12:30。お家の方が夜ご飯作ってくれていて、寝たの1:30。もちろん夜中。えへへ、明日は鹿児島港までいかなきゃならんから、四時おきなんだよね!

2003.2.22 [土] 鬼の洗濯板とお乳岩

いえ〜い。宮崎あったかーい! 風香の水玉に赤の半幅、半襟も赤、足元たびっくすで焼き桐下駄。鼻緒は芥子でふくろう。黒の羽織着ていたけどあっつくて脱ぐ。スパッツも。ババシャツは脱げず、あうあうする。本当に春。むしろ初夏くらいの勢い。ついたばかりの宮崎空港は天気雨で薄く虹がかかっていて思わず歓声。おう、なんかさいさきいいのう。
 
鬼の洗濯板というところにまずは車で行く。岩の硬いところは盛り上がり、やわいところは凹む。それが繰り返し繰り返し何十メートルも海辺に続き、白い波が洗う。まこと民話の世界、奇怪な風景でありましたよ。
なんかカップルが多くて少し浮き気味なあたしら一行。ロマンチックかな?いや怖くて地獄っぽいけど宮崎人的にはいいんだろうか・・・
まあ、そんなことはおいておき、鵜戸神社。洞窟の中に神社があって、海の神様の娘豊玉姫が夫に出産するところを見るなといっておいたのに見られて海に帰るとき、息子のために乳のでる岩を残していったというお乳岩がのこるところ。
夕暮れてきたなか、明かりが灯った朱塗りの神社は、古代な感じを増幅。彫られた竜や獅子が色鮮やかでございます。
お乳岩からは清水が垂れていて、これ飲んで赤子は育ったとか。まじかよ。この岩を眺めて左右から拝むと乳が大きくなるそうな。友人は一生懸命拝んでました。逆のバージョンはないもんかな。

妊娠中のいとこのためにおちちあめを買い、宮崎市内へ。夕食はチキン南蛮。東京にはないらしい。なんかねー鳥の唐揚げに甘酢を絡めてタルタルソースをかけたもの。私は南蛮という言葉から勝手に、そばを連想していましたが、そうじゃなかったですよ。ごく普通に定食。おいちかったです。
温泉行って、風呂を満喫。うたせ湯の勢いにおびえたり。脱衣所できものは目立ってました。ちょっと頭おかしげな。というか。宮崎は着物着ている人がいないよ。なんで?

2003.2.22 [土] 屋久島へきもの

行ってまいります。卒業旅行其の2.宮崎屋久島のたび。なるたけきもので行ってみます。ブーツとスパッツ着用で。
それよりも今のあたしには昨夜のニュース23の林檎を見逃したことがショックでショックで・・・

2003.2.21 [金] かずさんとお昼

渋谷でかずさんとお昼。お仕事なのに申し訳ない〜
何でかって言うと杉浦日向子を借りるために。もう、かずさんもっているもの17冊全部借りましたよ。これでしばらくは読むものに困らないや。嬉しい。
入り口が小さい不思議な店でお昼。おいしかったです。個室に分かれていて、足元には水が流れる。またまた不思議。
いろいろキモノ話やらなんやら。楽しかったです。そしてご馳走様でした!

ほくほくしながらハンズによって靴底セットを買う。下駄につけるのよ。あと足袋ソックスも買った。可愛い柄がいっぱいね。普段履きにするぞ。

余談ながら本日はおばあちゃんの紺に赤と芥子の縞。赤い縞の半幅、黒い羽織。
かずさんに素材を聞いてみたけれどもなぞ。化繊ではないんじゃないかとのこと。うん、これあったかいしねえ。なんだろいったい。

2003.2.20 [木] 東京ステイション

浪花画壇の悪魔派−北野恒富展 見てきました。
風が強くて寒かったのできものはお休み。めがねの日だったし。でも着ていけばよかったな、と後悔。
恒富は良かったよ。なんともエロ。目がね、手つきがね、着物のしわがね、たまりません。自分にないものを求めるというか、色気があるものが大好きです。見るのがね。人間も見るのだけすき。あんまり濃いと、ちょっと引く。色気の海におぼれそうになるんだもん。
着こなしが素敵・・・色あわせがいい。いいなあこういう風に着こなしたい。粋。帯の結びもお太鼓はない。ひきぬき?という結び方でおもしろい。着ていて楽そうであります。
あ〜、もういいなあ。こんな風に暮らしたい〜〈どんな風だ)さくらんの世界だね。
カタログ買う。この充実度で2000円は安い。明日のために!その一だ!わたしもかっちょええ女になるぞ!
大丸のキモノフェアに行くけど。いいものなし。ながもちやの黒に麻の葉と梅の銘仙アンサンブルは裾がひどく汚れているし、遊楽市の梅の紫銘仙羽織は袖に大穴。それなのに両方とも8000円と5000円ですよ!高いって
よきもの見たけどこれで五万は出せないよ。木綿でしょ?よくないって。値段もよきものにして欲しい。店員さん若い子五人ばかし固まって話していてちょっと・・・。
結城伏見さんはすッごい素敵な黒黄八丈と黒に波紋と雨だれのような紬があった。値段もすごかったよ。茜染めの帯があって見入ってしまう。うーん欲しい。
汚い格好だったので、まったく店員さんに相手にされず。きものサロン買って帰る。桃井かおりのベトナムおあつらえの旅が鼻血出るほど素敵だったんだもの

2003.2.19 [水] 梅園と大楠

うって変わって、前の日とは違って雅な本日。
そのまえに露天風呂の話を! 旅館の露天風呂がですね、写真では、たいそう立派で風情のあるものに見えたのです。が、昼にお部屋から海を臨み、ふと下を向けばビーチパラソル。七色。しかも二本。そして茶色と緑のジャグジー。え?これが露天風呂? 昼は水着必ず着用って書いてあったけど、駄目だよ、夜でも丸見えだよ! つーか覗けるってこの部屋!あわあわしながら仲居さんに聞けば自信を持って「平気です」。まじかよ。
んで、夜になりましたが、不思議ですね〜、湯気と薄闇で見えないんですよ。ビーチパラソルもうまい具合にきいている。すーばーらーしー。入ってみてさらに感動。夜景がきれい。熱海は湾が入り組んでいて、海をはさんで向こう岸が見えるのです。山肌にしがみつくように立つ建物からもれる明かりがこうこうと、海はぬるりと黒く。夢のようでした。うーん言うなれば、千と千尋の冒頭の川が大きくなって船が着くところ!あれみたいでした。
熱海の梅園はまさに満開。熱海桜も咲いていて、春の気配がむんむんです。ただ、梅園に売店は勘弁。梅の匂いがしないよう。韓国庭園やら、シャボン玉の作者の別荘があり見ごたえたっぷり。
寛一お宮の像の前ではお宮の真似して写真撮影。髪は違うけど羽織キモノ下駄ショールばっちし! おばちゃんおじちゃんに笑われながら、友人にけられました。
何とか神社(忘れた・・・)の二千年の大楠はなんとも神々しい。木、なんですけれど出してんだよね、絶対。なんかでているんだよ。なんとも圧倒されてしまいました。ここはどこ?いまはいつ?っていう自我が押し出されるような、強さが苔むした楠にはありました。なんじゃろな〜。何なんだろ
むう、帰りに干物買って、昨日の秘宝館まんじゅうの気まずさを和らげる。よくよく考えたら、秘宝館のえぐすぎだ

2003.2.18 [火] 秘宝館とふしぎな町一丁目

 きもので熱海! ばか丸出しでいってきました。母親からは「ほかの友達恥ずかしがるんじゃないの?」なんて言われましたが無視。みんな慣れているし〜あたしがどんな珍奇な格好で現れようとも「ああ、まただね・・・」とクールなものでございますよ。というか頭金髪と黒髪のツートンカラーなどに比べればおとなしいもの
 風香の水玉にピンクと赤のサイケデリックな帯。半襟はピンク。ポップに決めてみました。雨降るらしいけれどもポリなんで余裕。葡萄文の黒の羽織に別珍コート。赤いショール。足元はきのうの畳表の下駄。寒さ対策は完璧です。
 先日の友人は寝坊で洋服で登場。半泣きでした。半襟もがんばってつけたのに〜、と合掌。
 踊り子号でぶんぶん行く。案外近いものですね。ひなびたような駅前は看板が所狭しと飾ってあって、なんともいえない脱力感。
 今回の目的、秘宝館。若い娘が喜んで参りました。ロープウェイと入場料で1800円。高いなあと思ったが大間違い!ごめん、あたし舐めてた熱海。すごいよ。こんなにエロでばかばかしくって徹底しているとはおもわなんだ。おみくじ引いたら巫女さん人形がおみくじ渡してくれて、くるり人形後ろ振り向けばけつ丸出し。四十八手をリアルなミニチュアで飾ったり、春画大集合とか、ハンドル回してモンローのノーパン見ようとか、一寸法師大冒険、かべにおっぱい付いてるし、そして乳首のとこだけ色剥げているし・・・書ききれません。
 もうおなかいっぱい。カップルも結構きていましたが、私たちほど秘宝館満喫しているものはおりませんでしたよ。
 そしてふしぎな町一丁目。屋内テーマパークなんですが、とんでもなかったですよ。またまた過剰。入り口にとりあえず巨大イグアナの首張り付いているからね。なかのメリーゴーランドにはお下げ女学生やら、新撰組やら、芸者やら、妙な妖精が乗って永遠に回っている。え?
 もう万事がこの調子。おもちゃが飾ってあるケースはぺコちゃんやらロビタがぎっしり。2000年新作水着を着るマネキンの横にはカバに乗った妖精美少女戦士が剣振り回すし。サーベルタイガー戦っているし。わっけわからん。
 でもねえ、一番怖かったのは呪いコーナー。歴史や方法が書いてあって最後に藁人形が売っているんだけれども。それが!すぐ後ろの三本の柱にびっしり打ち付けてあるんですよ。呪いたい人の名前を書いた紙も一緒に。ぎや〜。本気、本気なんだもんみんな。筆跡がばれないように左手で書いてあったり。うえ〜ん、やーめーろーよー。
 四時に入って五時閉館でしたが、半分くらいしか見れませんでした。今度熱海きたら絶対行く

2003.2.17 [月] 浅草 雷門 鳩の足

 行こう行こうと思っていた浅草にやっと行く。本日お天気が良くて、窓を開けたら梅の香りがふわり。んん! 春ですな。
 妹と二人でおばあちゃんのきもの。殿様アンサンブル1と2だ。いかにもお揃いっていいですね。あたしはまた梅帯。妹はジャガードのような桃色の半幅。別珍ショールを巻いてゴー。こいつもまた紫と赤の色違いなのです。
 長谷川商店でヤフオクで買った畳表の下駄の鼻緒を調節してもらう。これね、11000円しちゃったの・・・。高い?つい暑くなってしまった。オークションはだから怖いよ。
 調節600円なり。履きやすくなった〜。あと桃色と白の南天の実のようなレース地で鼻緒をあつらえてもらう。裏地は朱よりの赤。これまたヤフオクの朱色の畳表の下駄(こいつも11000円くらいしたよ)に合わせるのです。雨下駄も欲しいな、と思いながら店内を物色。でも、今月は我慢我慢。
 仲見世通りをうろうろ。櫛やらかんざしやら、手ぬぐいを買ってしまう。手ぬぐいは羊柄で半額だったから・・・。妹はなぜかwinds.グッズを買っていた。何で・・・?
 仲見世の店員さんはいらっしゃいませって言わないね。セールストークもあんまりしないね。でも、あたしらの横でおばちゃんには積極的に話し掛けていたな。そんなに買う気がなさそうに見える?むか〜
 甘酒のみつつ、朱色の建物、淡い色の空を眺めれば、いかにも早春な一日でございました

2003.2.16 [日] 高校の先生のうちへ行く

 高校のときの古典の先生の家へ行ってきた。もう定年を迎えていて、自宅で古典教室を開いているのだ。あたしは一年前に行ったきり・・・。でも同期の男の子がドイツへ留学とのことで壮行会をやるとのお葉書をいただき、久々に行ってきました。
 で、雨ですよ、朝から。私今月はおばあちゃんのきもの月間でございます。当然きもので参る気でおりました。
 余裕、余裕かましちゃうよ。だって、ばあちゃんのきものは大半が綿と化繊の混紡だから雨だろうが、汚れだろうが平気。緑に黒の縞に今の季節だからと白の梅帯。半襟は黒にぼたん色の花柄。帯揚げ帯締め足袋は赤で統一。それに雨コートと紫のショールを巻いて出かけます。雨下駄ほしい。ウレタンの草履にたびっくすだからいいんだけど、冷たいよう。
 そしてまたやりました。遅刻。一度しか行ったことがないから、道覚えていなかった。着物姿で汗みどろで坂道をうろうろ。二月の雨は、たいそう冷たかったです。ヤフーで地図検索して持っていったんだけれども、番地が入り組んでいて役に立たず。あえなく先生に電話で助けを求め二十分の遅刻。本来なら十分でつくところを、四十分。なんでだ・・・
 古典教室で伊勢物語と仁勢物語をやり、宴へ。
 奥様のお料理は、もう、すばらしすぎました。お料理教室も開いているというその腕前、そんじょそこらの飯屋じゃかないませんて。おなかぽんぽんになりながら帰宅いたしました。ふう。食べ過ぎて、夜おなか痛くなったり。意地汚いですね。

2003.2.15 [土] 精養軒でバイト

 配膳というバイトなのですよ。だからいろんなホテルに行くのです。本日は書道の授賞式が二件で、着物がいっぱいみれて幸せでした。それ以外は、たいそう辛い現場でした。
 黒に白の万筋に茶色の帯のおば様がえらく格好良かったです。あと白地に竹の縞のおばあちゃまがぐっさり着ているのとか。黒地に南国のような強い色の花の小紋もえかった。ただ二十代くらいにあつらえたうすいピンクの訪問着は勘弁してください・・・
 椎名林檎の表紙の雑誌二冊買う。アルバムのプロモーションで最近すごいね。らくやさんがスタイリングでいつもロマンで可愛らしい着物になっている。あたまもかっこいい。やりすぎな感じがする林檎だけど、でもそれもいいのです。ああ、アルバム早く聞きたい。
 

2003.2.14 [金] 会津木綿はジーンズだと思おう

 ばあちゃんの木綿、縞が太くてあたし好みなのだが着丈が短い。おばあちゃんは大きい人だったので、あたしと同じくらい身長があったのに、なぜ?
 むりやりおはしょりを作ったら、腰紐がかがむと見える。羽織を着て隠してみる。
 半幅帯で貝の口に挑戦したのだがうまく出来ない。いつもお太鼓ばかりなので、要領が分からない。あああ。どうなっているんだよこれ! 半べそで貝の口と文庫のあいのこみたいな見たいな結びをこしらえる。半幅が簡単なんて、うそだ・・・ 

2003.2.13 [木] 着付け教室

 この前のくるりにいった友2が我が家にきて着付け教室。
 この子の実家は織物関係なので新品の紅色のぼかしの美しいつむぎなど誂えてもらったり、いい感じの帯もらったりできてうらやましい。あーあ、家のおじいちゃんが本家とけんかしなければなあ。染めやだったから、なんかしらは貰えたよね。まあ、そういう卑しいことを考えることはよそう。欲しければ自力で買えばいい。
 名古屋でお太鼓の練習、きもののたたみ方、コーディネート遊びなどをする。
 今日もおばあちゃんの。紺に黒と芥子の細い縞。すごく粋。また緑の帯。臙脂の半襟に紫の太い帯締め。幅がたっぷりあって、着付けやすい。なんだか見た感じが安部定だな。色気は0なんですけどね。頭は、ふふふ、例のズラがデビューですよ。しかしこれつけるとえらく顔が丸く見える。
 来週18.19で熱海に友人ら4人と行くのだが、二人で着物で行くことを誓う。着物で熱海。んー、文豪って感じ?←勘違いもいいところ

2003.2.12 [水] 集金と渋谷

 22から屋久島宮崎の旅に行ってくるので、そのために集金。私が幹事なのである。
 浅草に行って鼻緒あつらえたいなあ、と思って着物で行ってみる。でも結局時間がなかった。
 おばあちゃんからもらった着物を着る月間と今日から決めたので、緑に亀甲紋のなぞの素材のきもの。母からは殿様と呼ばれているアンサンブル君その1だ!明るい緑の花丸模様の帯と赤い帯揚げ・帯締めで可愛らしくしてみる。半襟はピンク。
 可愛い、と好評。殿様なのに!
 イタリアンを食べながら携帯片手に旅行会社と打ち合わせしつつ、みんなに日程を告げ、お金を徴収。どういう親父だよ、って感じの行動ですな。
 ひさびさに明治通り、怒涛のウインドウショッピング。高校のころはこんなん楽勝だったのにな。
 帰りに東急に寄るが、渋谷骨董フェアは最終日だったので五時で終わってました、がーん。

2003.2.9 [日] 友達とくるり

友達二人と先輩の四人でくるりにいく。学校にきものでいってたら、あたしも着たいから見立てて、といわれたのだ。ええ、よろこんで。
 昨日の深夜いやーなことがあって、かなり一日中鬱だったのだけど、九時間のバイトを終えて、原宿へ。ああ、やはりきものはいい・・・癒されるよ
 先輩は黒に雪輪の羽織・茶縞に桜のきもの・紫に黄色の小花帯三点お買い上げ。友1は桃色に緑の縞とボタンのちりめん。友2は濃いピンクに黄色い花模様の銘仙。ん〜みんな似合うのそれぞれね。
 あたしも試着した太縞の黒黄赤青の歌舞伎の幕みたいなきものにかなり惹かれたが断念。だって色はくすむけど、木綿で似たの持っているもの。そして今月お金使いすぎだもの。
 みんなでそのあとお茶したけど、嫌なことが頭を再び占領。早く帰って寝る。

2003.2.8 [土] 梅はいいにおい

梅見の日。
早めに準備したはずなのに、なぜかぎりぎり。それもこれも髪型が決まらなかったせいだよ! くそう、カツラだ、カツラ。
大森のバス乗り場では東口に出てしまいうろうろ。西口バスターミナルだと気がついて猛ダッシュ。襦袢丸見え。おしとやかさ無し。ああ。降りるの本門寺裏なのに本門寺前で降りる。あきらかに梅園なさそう。しょうがないのでバスにくっついてまた走る。池上駅までついていってここからなら歩いていける!とばかりにまた競歩。
寺の中でも迷い途方にくれ、地図をみて放心しているところに通りかかったしょうさん、みなこさんの「kimono真楽?」というささやく声に救われる。
下調べはちゃんとしようってことだね!

梅はたいそういい香りで、梅の香りを始めてかいだ私はびっくりでした。平安時代梅が一番好まれたってのも納得だ。種類もいっぱい、名前が優雅。いいですね、最高だ。
和室も趣があって良うございました。こんな家に住んでみたい〈寒いだろうけど)お抹茶も、おもたせもおいしかったです。皆様のおきものも会話もめいいっぱい楽しませていただきました。楽しい〜

その後の飲み会もおいしかったし力道山も見れたし、五重塔もライトアップだし、愛犬の墓は始めてみたしで、充実の一日でした。
飲み会の話題で出た、巣鴨・問屋ツアー行きたいです。←こういうのどこに書くんだろう?

2003.2.7 [金] 下駄おあつらえ

くるりに行く。すんごいさむい。何でかな?と思ったら襦袢がポリエステルだったから。やばいよ、泣きそうだよ。途中で引き返して足袋を別珍に換え、スパッツを着用。少し落ち着く。コートは別珍だしぬくぬく。黒の毛の下に赤が見える。人間の頭でいえば頭皮が赤。こういうのを黒玉っていうの?

くるりの金子さんに下駄を頼む。染付け下駄というか、金子さんが下駄に絵を書いてくれるのだ。絵柄は好きなの。桜とはす、鳥と虫を書いてくださいと頼む。卒業式にはくのだ

2003.2.6 [木] 酒豪の宴

ゼミの先生のうちに行く。手料理をたかりに。いえ、男の方なんですけれどねすごく上手なんですよ。
本日のメニュー
キッシュ、シ−ザーサラダ、酢漬けキャベツとローストポーク、ポトフ、チーズカナッペあと色々。

友達がおばあちゃんからもらった着物を着てゆきたいからというので着付けてあげる。昔の人なのに大きい。半襟はふりふで買ったらしい。可愛らしかったよ。

豆千代さんのピンク幾何学銘仙長羽織をはじめてきる。銘仙はやはり若者に人気がありますわ。食いつく食いつく。

この日六人でワインが六本、梅酒が一本空きました。ちなみにそのうち一人は下戸です

2003.2.5 [水] 焼肉と日本酒と焼酎

バイト先の友人と飲み会。豆千代で買ったばかりのきもので行く。いやあ、このために身幅を自己流で出したのよ。すごい。吐きそうなぐらい大変でした。始めたてだから何分。
着付け教室に通っている子が数人いたのだけれども洋服。普段着はもっていないらしい。あたしと反対ね・・・
青地に桜と薔薇の着物に白い梅の帯。

2003.2.2 [日] お琴ライブと酸欠

昨日は卒論面接。なのに五分遅刻。なぜなら着物を着るのに手間取ったから。だめじゃん。
夜に琴とギターのミニライブだったからどうしても着たかったのよ。
面接は、泣かされるくらい問い詰められるか、世間話で終わるかどっちかだよ、という噂だったけれども、私は後者気味。何で気味かというと世間話のような穏やかさで作品批評だったから。よかったよ。
夜のライブはかなりよかったのだけれども、人の多さと暖房にやられて、途中退場。情けない。

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