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2006.1.29 [日] 

晴れ

 毎度のことだが、こういうところでは私はよく眠れない。ぼんやりした頭で観た映画は「秘密のかけら」。おもしろかった。ケビン・ベーコンはまた裸になっていた。ここ数年で観たこの人の出ている映画で、裸になっていないものの方が少ない。

2006.1.28 [土] 

晴れ

 どこかでお昼を食べるために待ち合わせた。が、ちょっと北海道物産展に寄ったら、ここで何か買って、うちで皆で食べない?と友達の一人が言い出し、結局いつものお持ちよりパーティと何も変わらないことに・・・。でもそれが楽しい。
 夜、終電に間に合うようにと友達の家を出て、ちゃんと余裕を持って駅に着いたにもかかわらず、乗りそびれてしまった・・・。隣のホームで、おかしいなあ、来ないなあ、と待っていた間に、件の電車は行ってしまったのだった。ああ、ばかだなあ。
 仕方がないので、殆ど定宿と化している健康ランドへ。数ヶ月ぶりだけど。着物で入ってきたので周りの注目を浴びてしまった。しかしそれももう慣れたなあ。
 深夜だしくたびれてもいたが、せっかくこういうところに来たのだからと、韓国垢すりをやってもらった。堪能した。

画像は、今日の出来事とは無関係だけど、梅の花芽。暮にお正月飾りとして買った花束の中に入っていたものだが、このまま置いといたら花が咲くかも、とあったかいところへ移した。

2006.1.23 [月] 

晴れ。しかし寒い。冷蔵庫の中があったかく感じられる。強風のため、積もった雪が真横に吹き飛んでいた。

旅行の日記の続きを書きました。

画像は、昨日のご馳走の二皿目。この辺りで私の撮影はストップしています。もっと撮ればよかった。

2006.1.22 [日] 

晴れ

 昨日頑張っておいたお陰で、今朝の雪かきはそうたいしたことはなかった。よかった。日の出前の雪かきだったので雪は昨夜降ったままだったが、空には雲が一つもなく、山の向こう側に当たっている朝日もきれいなオレンジ色なので、何とか日が出てくれればだいぶ溶けるかも。
 着物を着てどうやって新年会にいくか、頭を悩ましたけど、結局問題なのは家を出てからバスに乗るまで。しかし、たかだか橋を1本渡ればいいだけとはいえ、昨日の積雪は結局20センチくらいになったので、そこを下駄に爪皮だけでは心もとない。いい歳こいてみっともないが、母につきそってもらい、バス停まで履いた長靴を持ち帰ってもらった。
 新年会では、ぐずぐずして毎度ながら席にあぶれていた私を、かおかおさんと、えりりんさんとぬほりんさんのお連れさんお二方がテーブルに混ぜてくださった。人見知りで社交ベタなので何かとお気遣いさせてしまったかも。でも私はとっても楽しめました。今度のアート市が早くも楽しみだなあ。
 帰りに寄ったイタリア食材店タントテンポ、プリン屋のマーロウもよかった。こういうよいお店がちゃんとやっていけるあたり、葉山は田舎とはいっても田舎ではない、という感じがする。
 これからもずーっとこいうことやっていけたらいいなあ、と思う。こういう楽しいことがあると、これは私の人生のピークなんだろうか、とか変に心配になったりして。

画像は、今朝の地元駅でなかなか来ない電車を待ちながらの風景。この木は多分ケヤキだと思うけど、雪が積もって満開の桜のよう

2006.1.21 [土] 

朝から雪

 雪が降ってる〜〜。しかも思ったより多い。今日はお気に入りの洋服メーカーのファミリーセールに行く予定だったのに。今年は貯金を強化したいなあ、と考えつつも、さてまずは買い物だ!と矛盾したことを考えていたので、やめろ。ということなんだろうか。
 明日の天気はどうなるんだろう・・・・。今日はこれから雪かき。
****
 夕方に再び雪かきをしたが、かいてる端からみるみる埋まっていくのでやる気をなくすなあ。仕上げに融雪剤を撒いてみたが焼け石に水、という感じ。
 明日の玉簾は残念ながら中止といたしました。毎度、場を設けていただいているのに申し訳ないですが、次回にはまたしっかり練習して披露できるようにしたいと思います。
 明朝、電車はまあ動くだろうけれど、地元のバス停までどうやって行くか、が問題。足元対策は、長靴か、下駄ごと足をビニール袋で包んで歩くか。どうせ周りに人家はないので、どんな格好でも構わないのだ。
 あっこさんと話していて、かんじきって手もあるね、と。そうか、よく考えたらうちにはかんじきがあったんだっけ。父が昔冬山登山をしていたときのものらしい。画像のがそれ。でも使い方がわからない。裏表も前後もわからん。聞いてみようか。というか、明日はこれ履いて行きませんよ。

2006.1.16 [月] 

晴れ

 以前古本屋で買った雑誌「芸術新潮 1994年6月号」の特集は、あまりにもあからさまな春画の中には、イケナイところを削除するために、または作者名を有名人に書き換えるために、修正・改ざんされ、しかしそうと知られずに今に伝わっているものがある、というものだった。ものすごーく面白いので、どこかで見る機会があればお勧めです。
 春画自体がうわあ〜っ、ていうのもあるけれど、その改ざんの仕方がすばらしい。要はコラージュしているのだけれど、紙を切り貼りしているだけとはいえ、継ぎ目の紙の繊維を顕微鏡で見てようやくわかる、というほどの完璧な継ぎ方。その技術、執念に感動した。そしてそれをあばく過程の面白さ!
 友達とお持ちよりパーティしていたときに一人が、物置の整理をしていたら春画が出てき、それがすごいのよー!という話をしていた。春画といえば私もこの雑誌を持っているので、じゃあということで暮の集まりに持参した。皆、このすごい絵をみてびっくり、でもすばらしい技術に感心してくれたみたいだけど、この本を友達に見せる、と言ったら母に、
「でも気をつけなさいよ、セクハラと思われるかも」
とたしなめられた。そうか、そうだよね。電車の中でも無難なページを広げてこっそり広げて読んでいたけど、ただのヤラシイ本を見ているだけに思われていたかも。これはげーじゅつなの、と言い訳してもだめだろうな。
 こないだの旅行でちょっとおやつを食べに入った喫茶店では、ふと内装を見たら、壁にかけられた立派な額に入った絵画は全て、裸婦だった。壁はべんがら色で、調度品類はなんていうか、ロココ調?ケーキはおいしかったけど、客は外人である私だけ、へんなところだった。

2006.1.14 [土] 

雨。久しぶりのまとまった雨でうれしい。これまで、すっからかんに乾ききっていたのだ。

 今年初の映画館へ。観たのは「有頂天ホテル」。面白いしよく出来ていると思うけど、うーん、個人的には、あんまり好きではないかも。あ、よく考えたら初映画は飛行機の中で観た「ハービー/機械仕掛けのキューピッド」だった。見逃してたので嬉しかった。楽しかった。
 久しぶりに日本橋へ行ったのは「人間国宝展」を観るため。着物で来たかったなあ。芸術は私にわからないことが多いけど、でもここにあったのは何も前知識がなくてもすごいものだってことがよくわかる。とりあえず江戸小紋、伊勢型紙があまりに細かいのでびっくりした!
 製作者の中には、身近な風景や旅先の思い出などを作品に織り込んでいる人が多いように思ったけど、そうだね、自分の中に蓄積したものをそういう風に形に出来るのって、いいなあ。私なんて、イタリア行ってあれもこれもうまい!がつがつ!・・・・っうっぷっ、腹いっぱい、げふっ、で終わりだもんなあ。

2006.1.9 [月] ナポリ→成田

晴れ
本日の出来事
・中央駅近くの露天市場を見にいく。
・空港行きのバスを待つも、中々来ず。最後の最後までこんな調子。
・乗り継ぎのミラノ空港で搭乗ギリギリまでビールを飲む。機内での安眠のためにはアルコールが必要なのだ〜
・食事でワインをもらい、飽き足らずお代わりをし、持ち込んだワインの小瓶を空けるも却って興奮したのか寝付かれず・・・。
・持ち込んだツマミも平らげて機内をウロウロしていたら段々と気分が悪くなる。
・そして、トイレで吐きました。
・バカだなあ。

画像は、ナポリ駅近くの露天市場

2006.1.8 [日] マルティナフランカ→ターラント→ナポリ

晴れ
本日の出来事
・宿の鍵は部屋の中に置いたままで出発してよいと言われていたのでそうする。いいのかねー。
・早朝でまだ人もまばら。でも目当てのターラント行きのバスはちゃんと来た!よかった!!
・ターラントでナポリ行きの国鉄を待つ。
・混雑したホームでボーっとしていると、あーっ!あなたたちは昨日の!
・冗談で言った「また会うかもね」が現実になった。昨日のバックパッカー夫妻も同じ列車を待っていたのだ。
・日曜なのにバスで移動できたなんて、やったじゃないか!と変なことでほめられる。私もよくやったと少し思う。
・列車で4時間ちょっと。彼らの旅のはなしは面白かった。
・彼らがこれから行くという各地の宿情報等を私の「気球の歩きかた」から教えてあげたら、この本はスバラシイ!是非英語版も出すべきだ、と絶賛された。
・ナポリへ行くつもりだった彼らだが、ガイドブックを見ているうちに心変わりし、手前のサレルノで降りていった。気ままな旅。いいなあ。
・ナポリでは、昨日のチーズをしっかり仕舞うためのタッパーを買いに行った。
・イタリア最後の晩御飯は、うーむ、店選びを誤った・・・。

画像は、バスから見えたオリーブ畑

2006.1.7 [土] ノーリーとチーズ工場の秘密

本日の出来事
・マルティナフランカから日帰りでいける観光地、カステラーナ鍾乳洞へ、昨日は運休だったローカル列車に乗って行く。
・ホームで待つ間に、アメリカ人とカナダ人のバックパッカー夫婦と出会い、しばし同乗。
・この人たちすごい。もう三ヶ月も旅行し、既に8カ国を周ったと。明日以降ナポリへ行くというので、もしかしたらまた会うかもね、と冗談言ってお別れ。
・鍾乳洞のツアーまで1時間半ほどあったのでオリーブ畑でサンドイッチの昼食。
・よくみたら、畑の隣に何かの工場が・・・・!
・もしやチーズ工場では?!近づくと本当にモツァレラ工場らしい!!
・ダメもとで売ってもらおうとしたら、ちゃんと販売していた!この旅行でもっとも心ときめいた瞬間かもしれない。
・沢山買い込み、モツァレラの水をダップンダップンいわせながら鍾乳洞へ。水を含めると5キロほどに。
・チーズは係員に預け、鍾乳洞を堪能した。うつくしかった。奇妙だった。
・帰りの車窓から、暗闇にぽっかりと青白く浮かぶ塊、ロコロトンドの町がみえた。ラピュタのような眺め。
・列車の中で、さっきのチーズを待ちきれず少しむしってつまみ食い。
・駅からのバスを待つも来ず。バールの兄さんに尋ねたら、今日は土曜だからバスはないよ、と。またか〜
・じゃあタクシーを頼むと、ここにはタクシーはないよ、と。え〜
・でも歩いて宿までいけるよ、と。地図で説明してくれた。本当に大した距離じゃなかった。ありがとう。
・晩御飯は、適当に入った賑わった店で。お給仕はここの女将らしい鉄火な感じの姉さん。
・全て半人前で、と頼んだら、スズキの1匹は1匹だよ!半分の魚ってことはないよっ、と鉄火姉さん。そりゃそうだな。
・絶品てほどではなかったけど、でもおいしかった。

画像上は、宿の社用車、オート三輪。これに乗せてもらった
画像下は、私んちのドアと窓。二階もそう

2006.1.6 [金] オストゥーニ→チステルニーノ→マルティナフランカ 今日は祝日、ローカル列車は運休です

晴れ

 この日にあったことを微に入り細をうがって、というまででもなく程々のつもりで書いてみたら、それでもA4に6枚以上にもなってしまったので(アホだなあ)、全部載せるのも迷惑ってもんだろう、ということで、箇条書きにしてみた。

*宿を引き払い、オストゥーニ駅行きのバスを町で待つことかれこれ2時間、しかしバスは来ず、諦めてタクシーを雇う。
*運転手の助言により、国鉄を使わずこのまま本日の訪問地チステルニーノまでタクシーで行くことに予定を変更する。
*チステルニーノ名物、肉屋と合体した食堂にはいるも、注文の仕方が全くわからず、しばし他の客のやり取りを観察してようやく昼食にありつく。しかしあまりおいしくなかった・・・。
*町は真っ白で、そして小さい!直径が約400mだってよ。本当にそれくらいしかなかった。町というよりも白い一塊の大きな建物。道は廊下、という感じ。ああ、箇条書きの筈が長くなった。
*当てにしていたバスがやっぱりわからず、切符売りのタバコ屋は昼寝か休業か閉まっており、結局ここでもタクシーを雇う。しかし1時間待つように言われる。
*待ってる間のバールで、知らないおじさんにホットチョコレートをおごられるが、美味しくなるから、と強い酒を混ぜられる。
*同じくバールにて、青年に腕の刺青を見せられ、読むように言われるが、どうみてもカタカナで「マアライオ」。そう読むと本人以外は皆爆笑。どうやらこれは彼の名前マーリオのつもりで彫ってもらったらしい。
*現れたタクシーはぴかぴかのベンツで、どうも白タクらしい。会話できないので無言のまま移動し、しかし何の問題もなくすんなりと本日の滞在地マルティナフランカまで到着。
*今夜のお宿は、旧市街の建物を貸し出したアパート。とてもステキ♪
*今日はご公現の日なので町はお祭り。中世の格好をした男女の列についていったら、一緒に写真を撮ってくれた。
*風呂入って寝た。

画像は、チステルニーノ唯一の広場に面した家々。建て増した家同士がくっついてるらしく、各階の高さが隣同士で揃っていない。

2006.1.5 [木] オストゥーニ観光 ニコニコの理由

 今日も昨日の続きを歩いた。といっても本当に小さな町なので、昨日の内にたいだいを歩きつくしてしまっていたようだけど。今日はまだ入っていない路地を制覇し、町の頂上にある教会を目指そう。
 本当に複雑で、入り組んだ建物ばかりだった。どこからどこまでが一棟なのか全くわからない。元は独立していたのだろうが互いに建て増しを繰り返すうちにくっつき、ついには町全体が大きな一つの塊になってしまったように見える。建て増した箇所へは臨機応変に外階段をつけてたどり着くようだが、この階段がまたいくつも組み合わさって、さてこれはどの部屋へ向かう階段なのか、ちょっと見には分からないものもある。
 増殖は道にも及んでいるようで、そのため道幅は時に狭くなり、曲がりくねり分岐し合流し、公道なのか私道なのか区別がつかない。だいたい道なのか庭なのかの区別もつかない。本によれば、こうした小道や袋小路は外でありながら家の続きとして生活の場でもあるという。こういう内と外の境目が曖昧なところは日本家屋の縁側みたいなものかもしれない。
 家々の壁は全て白かった。後日聞いたところでは、毎年1回、きれいに塗りなおすのだとか。地面にも白い石畳が敷き詰められており土はあまり露出していないが、石の間から時折のぞく草花が白い背景に映えて、どんな草でもえらくかっこよく見えてしまう。
 この白くて狭い石畳の道を、車が構わず走っていた。もちろん道幅いっぱいいっぱいで。歩行者は軒下によけたりしてうまいこと融通しあっている。車が通りにくいから道を広げよう、とか入り組んで迷路のようだからまっすぐな道を通そう、とかの方向にいかずに、昔のものを今でもうまく使いこなしているんだね。

 一通り歩いて、新市街の方から昨日の広場へ戻ろうとしたら、先の方で警察車両が何台も止まり、道を通行止めにしていた。青いランプをピカピカやっているので、もしや事件?とそちらへいってみたがそういう物々しさはない。だいたい、いきなりの通行止めで車の人たちは困っているだろうに、誰も文句を言う風でもなく、それどころか皆ニコニコしているようにすら見えるんだけど。何でこんな状態で笑ってるの〜〜?
 車は止められているけど、私は進んでよいようなので先へ行くと、今度はコカコーラの宣伝車のようなものが数台とまり、音楽を大音量で流し、コーラの試供品を配っていた。テレビ局の人も来ているらしく、だから皆ニコニコしていたのか?コーラもらえてテレビにも映るから?変だなあ。
 更に進んで昨日の広場へでると、今朝は碌に人出もなかったはずなのに、広場から道沿いに沢山の人がつめかけ、それが今しも解散し始めたような状態だった。そしてやはり、誰もがニコニコしていた!だからなんで〜〜?!
 皆、手には小さな旗を持っている。ちょうど、日本の駅伝やマラソン大会で、沿道の人たちが応援するときに持っているスポンサー印の旗のようなやつ。旗には、よく見ると「コカコーラ」のロゴと、「2006 トリノ オリンピック」とあった・・・。
 鈍い私にはこの期に及んでも何もわからなかったが、この晩、テレビのニュースを見ていたら、オストゥーニに似たどこかの町で同じ旗を持った群集の中を、オリンピックの聖火リレーの人が走っていく姿が流れていた。そうか!!あれはきっと、聖火リレーが通った後だったんだ!だから皆、通行止めになってもニコニコしていたのね。旗を持ってニコニコしていたのね。というか、もうちょっと早くたどり着いていれば私も聖火リレーを見られたのか。そう思うとむむー、残念。

画像は、ここを走ったのか?聖火ランナー、の場所

2006.1.4 [水] ナポリ→オストゥーニ 移動は大変だ

 今日は朝8時半頃にナポリを出る列車に乗り、ベネベントで新幹線みたいなのに乗り換えて目的地オストゥーニへ向かう予定だ。この新幹線みたいなのの予約を昨日のうちにしてしまいたかったのだがかなわず、今朝は余裕を見て7時には駅に着いた。あのサナギのお布団は・・・?とちょっと緊張したが、彼らの殆どはもういなくなっていた。昨夜も寒かったのではないだろうか。
 予約はあっさりできた。よかったよ。これでもし満席、とかもう当該の列車は始発駅を出たから予約はダメ、とかだったら、目的地到着が大幅に遅れるプランB、C、Dに変更せねばならないところだったよ。
 発車番線と行き先の表示を確認し、いざ乗り込んでにやにや車窓の景色を楽しんでいたら、終点ベネベントの3駅ほど手前で、いきなり乗客が皆降りてしまった。どういうことかと思っていたら、お向かいに座っていた、何だか知的そうで品のよい男性が、
「列車を代えるのですよ、ついてきなさい。」
といってくれた。他の乗客と共にこの素敵なおじさんについて駅の外へ出ると、そこには青い長距離用バスが3台停まっていた。今もって事情は全く不明だが、どうも終点までの3駅へはこの代替バスで行ってくれ、ということらしい。出たな、代替バス。南イタリアでは何かっつーと、電車の代わりにバスが出ます、というのが多い気がする。
 おじさんはベネベント行きのバスを私に教え、他のバスに乗っていった。ありがとう。助かりました。さてこれで予定通りにベネベントで新幹線に乗ればいいんだ、と安心していたが、しかしこのバスはもとの電車とちゃんと同じ時刻にベネベントに到着するんだろうか、と新たな不安が持ち上がった。ベネベントでの新幹線の発車時刻まであと30分ない。間に合うんだろうか。普段は「ゆっくり走ろう山梨県」の合言葉どおりに安全運転を心がけている私だが、こういうことになると心の中では、
「ぬかせーーー!!とばせーーー!!信号で止まるなーーーーー!!!」
と叫び続ける。叫んだ甲斐があってかどうか、ベネベント駅には発車の1分前に着いた。駅員さんに切符を見せてどの乗り場か尋ねると、あっちのホームにあるあれだっっ!と既に入線している列車を教えてくれた。周りの人たちも急げ急げ(多分)と手を振ってくれ、さっきの駅員さんは列車を止めておいてくれた。担いだ荷物が左右にぶんぶん揺れて走りにくい。こういう時ナンバ歩きだと揺れないんだよな〜、なんて場違いなことを考えながら急いだら、ギリギリでまにあった。これでどうにか当初のプランAの通り。よかった。

 オストゥーニの駅にはほぼ時刻表どおりに着いた。今晩のお宿は、旧市街の中にある普通の民家を旅行者向けにアパートとして貸し出しているもので、管理人さんと町の中心部の広場で待ち合わせることになっている。
 広場で管理人さんに電話をしたら、そのお義母さんという人が現れ、私を路地に面した小さなドアまで連れて行った。ここが私のお家だ!1階には台所兼居間、トイレ・風呂場があり、はしごを上った2階は寝室になっていた。調度品類は別段凝ったものではないが、清潔でこざっぱりとし、何より普通の家、という感じがとてもよかった。台所には食器類が一通り揃い、洗濯したシーツやタオルがベッドの脇に積んであった。ベッドカバーは、余った毛糸をかき集めて作ったような、かぎ針編みのかわいらしいものだった。
 このお義母さんというおばさんは英語を全く話さず、しかし構わずにイタリア語でじゃんじゃん話しかけてくる。私も片言のイタリア語で応じようとしたがどうにもならず、仕方がないので管理人さんに電話をしてもらい、彼とならば英語で話せるのでこの家についての説明を聞いた。
 私が確認したかったのは、宿を引き払うときに鍵を返したり、最後に備品や部屋の点検をしてもらうための事務所がどこにあるのか、ということだった。そしたらなんと、事務所なんてない、チェックアウトは特に手続きは必要ないので、鍵を部屋のテーブルに置いてそのまま出てくれればよい、のだそうだ。鍵を置いてそのままって、誰か悪い人とかが勝手に入ったら困るでしょ?と尋ねたが、心配ないからそうしてくれ、と。いいんだろうか、こんなことで。もし私が部屋をうんと汚してそのまま出て行ったとしたら?備品を持ち出してどこかへ行ってしまったら?そういうことは考えないのだろうか。そういえば、次の滞在地であるマルティナフランカのアパートとの事前のメールでのやり取りでも同じく、鍵は部屋に置いてそのまま出てよい、と言われていたなあ。のどか、ということなのかなあ。
 ようやく事情が飲み込めた私が電話を切ると、さっきのおばさんはイタリア語で、
「モウマンタイ無問題」
と言って帰っていった。
 荷物を置いて、さっそく町歩きを始めた。迷路のような道を端から制覇していくのはたのしい。
 晩御飯は、しょうさんに教えて頂いた、スローフード協会のオステリアガイドに載っていたお店「OSTERIA DEL TEMPO PERSO」で。イタリアでは御飯にハズレが少ない、と思い込んでいたけど、まあ確かにそうなんだけど、しかし当たり前だがうまいところもあればそうでないところもある訳で、どうせならうまいもん食べたーい!ということで期待していきました。で、本当においしかった!!というか、この後のことを考えても、ここが今回の旅行で一番おいしかったと思う。ここでは、白いんげん豆とブロッコリーのスープ、そして私もロバを食べました!ロバ肉のトマト煮込みでした。お店の対応や雰囲気もとてもよく、私のような怪しい外人にも丁寧に接してくれました。しかしうっかりして、「半人前にしてください」といういつもの決まり文句を言い忘れたために、とてもじゃないけど全部食べ切れなかったのが本当に残念。でもデザートまで頂きました。

画像は、階段に継ぐ階段、オストゥーニの町角

2006.1.3 [火] 成田→ナポリ

 早朝に家を出、成田からミラノ経由でナポリへ向かった。
 今回の旅行はまたも南イタリア、長靴型のイタリア半島のヒールの付け根辺りの町を3つめぐる予定だ。本なんかによればこの辺には、それぞれ特徴のある個性的な町が、互いにそう遠くないところに点在しているらしい。一昨年に行ったアルベロベッロはとんがり屋根の集落、マテーラは穴居、が面白かったが、やはりこの地域にある。今回訪れる予定のオストゥーニ、チステルニーノ、マルティナフランカ、の三箇所は、建て増しの繰り返しで複雑な構造になった白壁の家が密集する、これまた風変わりな町のようだ。楽しみだなあ。

 飛行機の中では度々ビールやワインを貰ってみたものの例によってろくに眠れず、こんなぼやけた頭で深夜の異国に降り立っても大丈夫なんだろうかという状態。そういえば前回ナポリに行ったときにはぼんやり歩いていて引ったくりにあいかけたのだったっけ。
 宿は駅前にとってあるのですぐに辿りつけるが、その前に、明日の早朝出発に備えて、できれば今の内に列車の予約をしてしまいたかった。深夜のナポリ中央駅、できれば行きたくないなあ、と思いつつも、とにかく向かってみたら、うーん、これはもう、宿へおとなしく帰れ、というムード満点。駅は営業しているのかもしれないが、入り口前の狭い通路には、ホームレスの人たちのサナギのような寝床がずらあ〜っ、と並び、その間を縫って駅に入るのは大変勇気のいることだった。よどんだ空気に気おされ、即刻きびすを返して宿に逃げ帰った。切符は明日でもいっか。
 宿で通された部屋は、多分一昨年に泊まったときと同じ部屋だろう。懐かしいような、相変わらずのしょぼさが面白いような気分だ。

画像は、ある朝の朝食。モツァレラもトマトもおいしい!

2006.1.2 [月] 

くもり一時雨。久しぶりの雨!恵みの雨となるか、このあと雪となるか?

 年末は忙しいが、年が明けると途端に暇になるので今日もごろごろ、もつまらないので、今更だけどガラス拭きなどの掃除をした。ちょっとだけだけど。
 雨が降っているのを利用して、車も少し拭こうかと(洗おうかと、ではない)思ったけど、やんじゃったのでやめた。
 生まれてこの方、洗車をしたことがない。というかうちにあった歴代の車って一度も洗われたことないんじゃないかな。車検に出すと時々、少しだけきれいになって返ってくることがあるので、もしかして業者の人が見かねて洗ってくれたのかもしれないけど、うちの家族が洗車したことは、多分ただの一度もないと思う。
 ある時思いついて、土砂降りの中で車体をこすってやったらきれいになるかも、とやってみたら、これが塩梅よくて、そこそこきれいになるし、水道使わないですむし、片手で出来るし、途中でやめてもいいし、お勧め!!>汚れまくりの車限定。傷もつくかも。

画像は、うちでもお正月に飾りました、水仙。すごくいいにおいがする。

2006.1.1 [日] 

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします。

晴れ 案外あったかい

 することがないからとごろごろしているのもなんなので、近所へ散歩に出た。
 季節柄、もうきれいな花や葉はなく、殺風景だけど、寒くてもそれなりに頑張ってる草花も多くおもしろい。

画像上は、名前のわからない実。岩場などに這うようにして短く生える、冬でも葉の青い木のような枝。
画像下は、龍のひげとか蛇のひげと呼ばれる草の実。

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