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2005.12.31 [土] 

晴れ そろそろ雨が降って欲しい。1日の晩に何かしら降るらしいが、雪ではこまるのよ

 大掃除、とかもやってもいいんだけど、でも、まあ、ちょっと、うーん、どうしようかなあ。ということで、たまりにたまった伝票の整理をし、大掃除に代えさせていただきました。

 遅ればせながら私も名古屋人度をチェックしてみた。
 結果は、16.5%:ドベだがね。 あんまし慣れとらんもんだで、新幹線で通過してちょ
 ドベ、って何?という辺りでもう、名古屋人度が低いという証でしょう。

2005.12.30 [金] 

晴れ

 平日に買い物へ。映画も観た。うれしいなあ、こうして平日に出歩けるのって。
 今日の映画は「SAYURI」。おもしろかった。数々のお約束を守って観ることが条件になるけど、あれはあれでよいと私は思いました。

2005.12.25 [日] 

晴れ

 バレエ「くるみわり人形」を観た。おもしろかった。
 バレエはもっと勉強してから観る方が面白いだろうに、何も知らないまま行き、さっきのあの白い人は何者?などと友達と言い合っていたが、どうやらあれがもう一人の主人公、王子であったようで、素人丸出しね〜。
 今年は珍しくクリスマスらしいことしています。

2005.12.24 [土] 

晴れ

 映画「Mr.&Mrs.スミス」を観た。面白かった。
 その後、友達とのクリスマス会の1次会、友達の近所でステーキランチを食べる会に出た。おいしかった。
 夜は彼女に家に他の友達も集まって2次会。クリスマス会なんて、何年ぶりだろうか。というか、小学校の行事でやった以外にやったことなかった気がする。ゲームをして、プレゼント交換までして、楽しい夜でした。

あ、去年の芸者ランチもクリスマス会でした!

2005.12.23 [金] 

晴れ

 こないだ結婚したばかりの友達の新居へ遊びにいき、鍋をご馳走になった。いままで大家族にいた彼女らしくて、夫婦二人しかいない世帯なのに、安かったからと手羽先を3パック、牡蠣も3パック、他にも何だか忘れたがたくさん買い込んだらしい。田舎ではよくあることです。

2005.12.18 [日] 

晴れ。今日はもっとさっむ〜い。風も更に強い

 今日の映画は「キングコング」。面白かった。よいお話だった。ううう・・・。ジャック・ブラックはパタリロみたいだった。

画像は、一昨日の月。満月かな?

2005.12.17 [土] 

晴れ。さっむ〜い。強風

 剛毛に矯正ストレートパーマかけていたので結いにくく、思い切ってパーマをかけてみた。
「アールデコとかの時代のおんなのひとみたいなかみがたにしたいなあ」
などと漠然と思っていたが結果はうまくいっておらず、ただのもじゃもじゃ頭に。まあいいか。
 普段は、これも結いにくいからと、あまり剥かないようにしてもらっていたが、大幅に量を減らしてもらった。そしたら頭がスースーして、寒い寒い。そうか、これが普通の人の感覚なのか。今までのなんと温かかったことか。じゃあ、髪のない人などはもっと寒いのだろうか。

 今日の映画は「ロード・オブ・ウォー」。おもしろかった。アメリカ映画だけど、珍しくアメリカ資本が入っていないのだとか。内容からして誰もお金出してくれなさそうな感じではある。

2005.12.10 [土] 〜11日(日)

軽井沢は10日夕方から雪

 何故かこの時期に、友達と軽井沢へ行った。何しに?と親にも不思議がられたが、食っちゃ寝、食っちゃ喋りという、いつも友達の家でやっていることを場所を変えてわざわざ軽井沢でやろう、というだけのことだ。
 そうはいっても私には初めての軽井沢。季節はずれに行って軽井沢を誤解しそうだけど、でも楽しかった。というか、殆ど宿にいて外へはあまり出ていないのだけど。
 友達の手配で、会員制リゾートホテルへ泊めてもらった。何だか至れり尽くせりで豪華なところらしいと聞いていたので、これはオホホごっこをするのに最適と、早起きして着物で出かけていった。これも親には理解不能だったようだ。何で、冬の軽井沢へ、着物着て、出かけるんだ?と。
 滞在中は、本当に食べるか喋るか寝るか、のどれかしてしていなかった。とても幸せだった。こういう幸せがずっと続くとよいなあと思った。

画像は、窓からの眺め。11日朝には雪が積もっていたのだ。

2005.12.9 [金] 

晴れ、だと思う。昼間は外へ出ていないのでよくわからない

 1年間溜め込んだダンボール、新聞、雑誌、包装紙などの古紙を、地元の小学校へ持っていった。毎年こういうものの回収をしていて、学校ではこれを売って得たお金で図書室の本を買うのだそうだ。
 今年は例年より随分多くたまっており、これを束ねて車に積む作業が大変だった。1トン積みのワゴン車の荷台に、ほぼ天井まで満杯になり、そしてこれを再び小学校で降ろさねばならないのかと思うと、う〜ん、げんなりだ。
 ぐずぐずしてたらすっかり暗くなり、学校へついたときには月が出ていた。一人黙々と降ろしていたら、先生方が5人ほど、出てきて手伝ってくださった。さすが先生。ありがとうございます。
 面白い本をたくさん買ってくださいね。
 力仕事でくたびれたけど、明日はいやされに行くのだ〜。

2005.12.4 [日] 

雨のち雪

 昨日は晴れてよかったですね。おめでとうございます。
 今日はこちらは雪です。初雪です。

2005.12.3 [土] 

晴れ

 今日の映画は「七人のマッハ」(注:トニー・ジャーは出ていません。彼の次回日本公開作はGWの「トムヤムクン」のようです)。面白かったが「マッハ!!!!!」の方が面白かった。
 もう一本は香港映画「ブレイキングニュース」。おおおおおおおおもしろいいいいい!!!!今年の自分の中のベスト5に入りそう。こんなに面白いのにレイトショーしかないとは、残念だ!!

2005.12.1 [木] 

晴れ

 思い出した。
 こないだ観た映画「イントゥ・ザ・サン」で、芸者さんの脇でちらっと映った地方さんは、去年のクリスマス芸者遊びのときのお姉さんだった。自信アリ。

 あっという間にお知らせ小窓が長くなってしまった〜。気になる新キーワードもたくさんなんだけど、もうちょっとしたら見ますね。遅れててすみません。

2005.11.27 [日] 

晴れ

 友達の結婚式の日だ。
 あれこれ悩んだこともあったみたいだけど、でもきっとうまくいくと思う。新郎は、式の始まったときから感涙し、しきりに目頭をこすっていた。披露宴たけなわという時には感極まって、新婦にハンカチで涙を拭いてもらいながらの挨拶となった。こんな様子を見ていたら、心配がふっとんだ。本当によかった。

 今朝の私は、受付を頼まれていたのと会場で髪を結ってもらうのとでかなり早く到着せねばならず、また着物もきちんと着たかったので、朝5時に起きて準備した。しかし中央線での事故が2つもあったとかで電車がとまり、いやあ、ひやひやしました。途中からタクシーを使って大幅な遅刻なしにたどり着けたけど、どうせ美容師さんに結ってもらうからと髪に櫛も通さず、ただ一束にひっくくっただけで家を出たので、もし時間不足で髪をこのままで受付に立たねばならなかったらどうしよう、と心配だった。
教訓:会場で着替えたりセットしたりする場合でも、一応それなりの格好をして家を出よう。

2005.11.26 [土] 

晴れ

 年始休みの旅行先が決まり、晴れて航空券も予約できた。また南イタリアです。
 今日の映画は「イントゥ・ザ・サン」おもしろかった。もう一本は「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」おもしろかった。
 新宿のサブナードで、美輪明宏を見かけた。髪は本当に黄色かった。何かいいことありそう・・・。

2005.11.24 [木] 

晴れ

 こまごまとした用事で久しぶりに平日の都内をうろついた。なんだか贅沢な気分。
 今日のメインイベントは、この春に騙された例の取り込み詐欺(だと私は思っている)の会社の、債権者集会へ行くことだ。詐欺なのに債権者集会とは?と思うが、この人たちは形の上では全うな手続きを経て破産宣告しているので、民事裁判所からは詐欺師云々ではなく、ただ単なる債務者として扱われている。この辺がもう、計画的だ。
 しかし、われわれ債権者(というか被害者)からの、詐欺ではないか?、という声を聞いて破産管財人が調べてくれたようなので、はっきり行って配当の望みはゼロだけど、今後の展開が気になるのと、後学のためと、好奇心とによって、とにかく東京地裁まで行ってみた。
 債務者であるはずの彼らは、まあ当然でしょうけど法廷には現れず、しかも昨日からまったく連絡がとれなくなっているという。悪事を働いておいてのこのこ被害者の前に出てくる人もいないのだろうけど。
 よくわからないけど、今後これを刑事事件として訴えるためには、弁護士費用など更なる出費を我々が負担せねばならず、長い時間を掛けて調査し、しかしその結果立件されるという保証もない、というものらしかった。だいたいは新たな出費をしてまで追っかけなくてもよい、もう止めにしよう、というところに落ち着くのだそう。何だか今回のもそういうことに結局はなりそうな感じがした。それもきっと、詐欺師達の思惑の内なんだろうな。そう思うと悔しいけど、こいつらのためにまた出費するのも、やはり悔しい。
 次回がまだあるらしい。それまでに何か進展か、新情報が出てくることを希望する。

2005.11.23 [水] 

晴れ

 先日の映画館で、開映まもなく何やらすえた様な、暫く風呂に入ってない体臭の様な、随分長いこと洗わずに着続けた衣類の様なにおいがふわ〜、と漂いだしたので、
「ぬ、これは会場にだれか臭いの元となる人がいるのだな。さっき見たあの人だろうか・・・」
と思っていたら、よーく考えたら臭いのもとは私がさっき作って持ち込んでいるチーズケーキであることがわかった。帰宅後、母にその話を始めたら、
「ああ、このチーズケーキのにおいじゃないの?」
と皆まで言う前に言い当てられてしまった。そんなにくさいのか?チーズケーキ。
 今日、父が運転し妹と共に乗った駅までの車の中で、何やら発酵したような、腐りかけたにんにくのような、同時に酸味もあるにおいがぷい〜ん、と漂い始めたので、
「む、これは誰かがオナラをしたのだな。父か妹か、どちらかがしたに違いない」
と思っていたら、よーく考えたら臭いのもとは、今日の友人宅へのお持ちよりパーティのために今朝私が作った味噌・にんにく・梅干のソースであえた鶏肉であることがわかった。友人宅でそのことを話したが、皆おいしいといって食べてくれた。よかった。

 ということで、パーティはとても楽しかった。久しぶりにワインを沢山飲んだ。酔った勢いで携帯電話をここのお宅へ忘れていってしまった。明日、用事で出かけるので、友達と待ち合わせて持ってきてもらおう。

2005.11.20 [日] 

晴れ

 ご祝儀袋は、袋のほうは何とかできたが、水引って案外難しいのね。都合のよい向きに向いてくれなくて難儀した。解けないように、しっかり結ばれるように、ぎゅうぎゅう引っ張った。
 今日の映画は「親切なクムジャさん」。おもしろかった。

2005.11.19 [土] 

晴れ

 来週の友達の結婚式で使うご祝儀袋を作るべく、きれいな和紙と水引を買ってみた。上手に出来るといいなあ。
 久しぶりのお菓子教室で作ったのは、ミルクレープとチーズケーキ。まあまあの出来。
 今日の映画は「ダーク・ウォーター」。大変面白かった。よいお話だった。原作の邦画もよかったけど、個人的には本作の方がもっと好き。

2005.11.17 [木] 

くもりのち晴れ。この冬最初の霜が降りた。らしい。寒いので外へでず、室内でずっと仕事していたのでみていない。

 何か植物の写真を撮ろうと夕方、付近をうろついたが、既にみな枯れてしまっていてめぼしいものは見付からなかった。これから数ヶ月はつまらないなあ。

画像は、うちの崖下に生えている何かの木。これもクサギだと思っていたが、双眼鏡で覗くとどうも葉の形が違うのと、いつまで経ってもクサギ色の実が見えてこないのとで、何者か未だわからず。

2005.11.16 [水] 

くもり時々晴れ。昨日から仕事場にストーブをいれた

 年始の休みにどこかへいくか、何も考えていなかった。去年、一昨年の日記を見たら、もう今の時期にはあれこれ準備を進めて浮かれていたようだ。どうしようか。
 しょうさんのコラムで今年もイタリア熱が急に上り始め、久しぶりに「南イタリアへ!」陣内秀信著をぱらぱらみて、むむむ!ここにしよう!と15分くらいで行き先が決まった。あとは、希望するだけの休みが確保できるか、飛行機の予約が間に合うか、が問題。そういや去年もこの本みて行き先が決まったのだったなあ。

2005.11.15 [火] 

くもり時々雨。寒い。もう冷蔵庫の中が寒くなくなった

 沖縄の糸についての写真を拝見。チョマって刈り取ってすぐにほぐしているのか。水に漬けて腐らすとかしてから繊維を取り出すのかと思い込んでいた。見ていると質問したいことがどんどん出てくる。
 まだ刈り残したチョマが少し生えていたので、試しにかずさんの写真のように裂いてみようとしたけど、うまくいかなかった。今の季節だと、細くてひょろひょろしたやつか、茎が茶色くなって木化(←こんな言葉があるのか?)してしまった硬いやつが多いので、扱いにくい。多年草なのでどうせまた出てくるから、来年試してみよう。

画像上は、一昨年夏のカラムシ(チョマ)
画像下は、カナムグラの雌花。ホップの親戚だとか。すぐに増えて蔓を延ばし、イガイガして痛いので、これこそ何かに使えればよいのに

 

2005.11.14 [月] 

くもり。えらく寒い!寒いところで仕事してたら、こわばっていたせいで筋肉痛になった

 フーさんの結髪、いいなあ、いいなあ。しかも随分とリーズナブルなお値段のようだ。月末の友達の結婚式でも結髪をたのんであるけど、式場付属の美容室だし、どうなんだろ。しかも私の髪ときたらちんちくりんに短くなり、矯正ストレートパーマのせいでつっぱらかっているし。着るものもまだ揃えてないなあ。あ、玉簾の練習も。

画像は、藪の中に生えていたアカネとその実。茜染めは根でするんだと思ったけど、実も色が取れそう。つぶしたら紫がかった黒いものが出てきた。

2005.11.13 [日] 

晴れ

 昨日予定していた映画2本を観るぞ、の筈が、久しぶりに家で本を読んだり裁縫をしたり、の日になった。妹も数年前から頓挫したままのスカートを縫い始めた。しかし、そんなしつけのような縫い方で着られる物が出来るのだろうか、妹よ。
 画像の植物は、暫く前に行ったハイキングで撮ったものだが、ずっと名前がわからなかった。これと似たのが近所で時々見られるものの、比較的高いところにあるためにこの写真のように近くで見られず、詳しい形もわからなかった。
 母が数日前に買ってきた山の樹木図鑑を見ていたら、あれ?!これって、クサギじゃないのさ。しかも、ピンクのは花ではなくガクなんだって。リンク先の実は黒いけど、図鑑や草木染の本ではあのクサギ色のエメラルドグリーンのような色の実が、このピンクのガクの中から現れるとある。そう思ってよく見たら、おお、開きかけたガクの中から僅かに青いものがのぞいている(写真小さいのでわかりにくいですね)!撮ったときには気付かなかったけど、あと少しでこんな状態になるところだったんだ。
 あとはこの実を何とか摘めないものだろうか。

2005.11.12 [土] 

晴れ。風がだいぶ冷たくなったものの、日中の暖かさのせいかまだ切れるような冷えはない

 封切映画を2本はしご〜、の予定だったが、おしゃれな友達が洋服を買いに行くというので、ついていくことにした。いつも素通りしていただけのお店に入ってみれば、そっか、こんなところにカワイイのが沢山あったんだ〜。
 最近、私も好きな麻がはやっているのはいいんだけど、でも今の時期の洋服で、麻100%の長袖ワンピースって、季節感とか着心地とか、どうなんだろう?とてもすてきだし、確かに麻の質感もそのかわいらしさに貢献しているんだけどでも、寒いと思う。でもって夏になったらこんなに厚手で袖の長いものはちょっと暑いだろうに。
 という質問を、服飾関係の仕事をしているこの友達にしたところ、今は重ね着する人が多いから、多分何かもっとあったかいものを上か下に重ねることを想定しているのだとか。そういうものなのか。麻は夏物、っていう季節感は着物だけのものなのかな。

画像は、晩御飯を食べたトルコ料理屋の、のびるアイスクリーム「ドンドルマ」。なんか、乳製品というよりも餅や山芋のような粘りだった。

2005.11.7 [月] 

晴れ。カメムシ日和は相変わらずだけど、その数が物凄い。窓から外を眺めると遠くの空までずっと、カメムシの乱舞する光景が。あの中へ突っ込んでいったらどうなるんだろう。加えて今日はてんとう虫も大量発生し、もはや駆除する気にもならず、いいや、このまま一緒に住もうよ、とかいう方向へ流されていきそう。日当たり悪く寒い仕事場には幸いにも現れず、こうやって場所で住みわけが出来るならまあいいか。

 昨日買って来た植物図鑑のお陰で、その辺の名前を知らない草花の正体を知ることが出来て、楽しい。こういう植物は眺めているだけでももちろん楽しいが、名前がわかると一層身近に感じられて、それが自分の一部になったような気さえする。たかが呼び名、識別のための記号に過ぎないが、それを知っているか否かで距離感がだいぶ違う。昔の人が名前をむやみやたらに教えなかったという風習もわかる気がする。
 その名前の由来なんかも載っているが、これも面白い。「狐のカミソリ」なんて、狐のカミソリに似てるから、だそうだけど、狐がカミソリ使うんですか?あなた、それ見たんですか?とかの突っ込みをしたくなる。
 薬草や食用草が多いことも意外だが、毒草もそこいらに普通にあることに驚いた。
 更に驚いたことには、これらの毒草を、実は昔からそれとなく、どことなく、何かちょっと気味が悪いな、と私自身も思っていたことだ。毒々しい色や痛そうな棘があるとかの外見ではない。見るからに毒がありそうな外見ではなくとも、なんとなーく、いやだなあこれ、という思いがあったものに実は本当に毒があった、というのは、野生動物が誰に教えられることもなく毒草を避けているのと同じ感覚が人間にも少しはあるということなのかもしれない。
 ということで、今日の草刈ではさっそくタカトウダイを刈り取った。やっぱりな。こいつ、なんか怪しかったんだよ。まあ生えていたところで、カメムシと同じで別にいいんだが。

画像は、今までに撮ったもので実は毒があるもの。上から、
黄ケマン
釣舟草
毒ゼリ?
彼岸花
紫ケマン
皆どれも花はそれなりにきれいなのにね。

2005.11.6 [日] 

くもり

 衣替えをしたら案外と洋服がないことに気付き、しかしそうは言ってもきれいなおべべを普段着ることは殆どないから必要もないんだけど、とにかく久しぶりにお買い物しよう、ということで、昨日はせっかくのよいお天気に、試着をし易いようにと洋服で出かけた。結局スカート一枚買っただけで帰ってきたが、食い足りないので今日もまた洋服屋さんめぐり。こういうのって、楽しいけど疲れるなあ。脚と足が痛い。
 先週も昨日も映画を観ていないので今日こそは、と臨んだのは「ソウ�U」。面白かったが前作のほうがシンプルでよかった気がする。
 映画の続編でおもしろいものはあまりない、とか「スクリーム」の続編である「スクリーム2」で言っていたけど、まあ概ねそうかも。
 帰りに、野草の図鑑を買って帰った。

2005.11.3 [木] 

くもり時々晴れ

 遅ればせながら衣替え〜、と思っていたら、友達から電話があり、遊びに来ないか、とのお誘いを頂いた。もうじき結婚するこの友達は、最近少しはなれたところにアパートを借りて当面の新居としているが、式の準備で忙しいのでたまには話をしたい、ということのようだった。
 式で使う招待客の名札やしおりなど、手作りしているのでその手伝いをしつつ、どうもマリッジブルー気味の彼女の話を聞いた。今日は夫となる人は仕事でおらず、あれこれ聞くところによれば、この期に及んで相手のものすごく嫌なところを発見してしまいショックを受けている、というものだった。まさか今更婚約解消もできないし、そこさえ目をつぶれば後は満点なのに、それを知ってからというもの気持ちが一気に萎えてしまったようだ。
 こういう時、私は何を言うべきなのか。その嫌なところというのは、確かに私にとってもかなり嫌なことで、彼女の気持ちはすごくわかるが、かといって破談を焚きつけることも出来ない。
 実は以前にも別の友達から結婚まで1週間という時になって、相手との間の重大な出来事を聞かされ、この結婚は大丈夫か?と思ったが、この時期になって全てを覆すようなことを吹き込むのもどうかと思い、曖昧ににごしたことがある。しかしこの友達の場合、結婚後にやはり問題が起き、あの時、私はこの結婚を止めるべきだったのだろうか、と思ったものだった。
 今日の友達とは、仲間内で独身なのがもう私たちだけとなっていたこともあって、度々一緒に出かけては長話をしていた。彼女がどれだけ結婚を待ち望んだのかよく知っているだけに、やっぱり心配。
 結婚式には南京玉簾をさせてもらおうと思う。久しぶりだなあ。練習せねば〜。

2005.11.1 [火] なんだか、だらだらと長くなってしまった

晴れ

 今年はなんだか虫が多いなあ、と思っていたら、年配のパートさんも今日、同じことを言っていた。畑の作物にいつもにも増して虫が沢山ついているのだとか。
 この人の家では、スズメバチがいやに多いなと思ったら、すぐ近くに巣があったそうだ。更に数年前には家の屋根裏の中にスズメバチが巣を作り、自力で駆除して今ではその空巣を赤い座布団に載せて玄関に飾ってあるらしい。
 うちでも、貯蔵しておいた穀物に虫がついて、駆除が大変だ。クスリは使えないし、なんとかしてくれ〜。
 
 全然違う話だけど、展示物を盗んでいく人がいるのですか〜!なんちゅうか、これを作るのがどれだけ大変か、今そこでさんざん話されていたのだろうに、それでも持って行くか。というか、それ聞いて、欲しくなっちゃったのかなあ。

 またも全然違う話だけど、春に取り込み詐欺にあって以来久しぶりに、怪しい新規取引のお誘いが来た。
 騙されてからというもの、疑り深くなっているのは我ながら嫌だけど、学んだものも多少はあるので、それに照らすとどうも今回のは、怪しい!!接触の仕方、向こうの自称する取引先から、ファクスの書式まで、におうなあ〜!
 ということで、知り合いに頼んで早速、登記簿謄本を取り寄せてみたところ、むむむ、怪しい妖しい〜!私の素人判定によれば、クロですな。どう応じるべきか、心が決まったのはよいが、気を引き締めていかねば。

 もひとつ全然違う話だけど、しょうさんのイタリア旅行記、地図を見ながら楽しんでます。
 旅行記は、それが自分の旅でなくても楽しい。英語が喋れないのに一人で海外旅行をしようと思ったのも旅行本を読んでのことだし、私の少ない年間読書量の中では大きな部分を占めている。
 出てくる地名や、細かい通りなどにあわせて地図をたどっていくのも好きだ。小説なんかでも、地名が出てきてその付近の地図を持っていたりすると、登場人物の移動している道を見つけて後を追う。楽しさ倍増だ。

 ついでにもう一個、全然違う話だけど、日曜日に、散髪のみ1050円、という床屋で髪を切ってみた。髪をあれこれいじるのは、10月に入ってからこれでもう3回目だよ。前回の美容院では前髪を思うようにたっぷり切ってくれなかったので自分で適当に切ったのだが、これがやはりうまくいっておらず、誰かに手直しして欲しいと思っていた。
 世田谷美術館へ向かう道中を散歩がてらにぶらぶらしていたら、私のために誰かが用意してくれたかのように、忽然と千円床屋があった。着物姿の私に美容師さんはびびっていたみたいだけど、私のほうも初めてのことにややびびり気味だったので、動揺のあまり鏡台を蹴飛ばしてしまい、そこの引き出しを壊してしまった。元から壊れていたので気にしないように、と言って下さったけど、すみませんでした。
 こういうところで散髪するときの心得、というのが何となくわかった。オシャレな真楽の皆さんはこういったところへはあまり行かないとは思うのですが、一応、後学のために。
*長髪の場合、束ねてあると髪に束ねたときのクセがつき、その為毛先が浮き上がって、きれいに切りそろえられなくなることがある。長髪は束ねずに垂らして臨もう。
*シャンプーなしのところが普通なので、細かい切りかすが頭に残ることがある。ケープはかけてもらえるが、衣服や顔につくこともあるので、よそ行きの格好は避けよう。
*あくまで切るだけ、なので、ブロー等を必要とする仕上げを要求できない。お出かけ前に行くのはよそう。
*1050円という意味は色々と捉えようがあるが、まあそんなもんなので、出来が今ひとつのこともある。細かいことは気にしないようにしよう。
*お店によっては、出来る髪形が限定されていることもある。うちは角刈りだけ!とかもあるかもしれないので、特に女性はその辺をよく確認してからにしよう。

2005.10.30 [日] 

くもり時々晴れ

 世田谷美術館へ、「宮殿とモスクの至宝」展をみにいった。展示の分量はちょうどよいくらいだったが、一点一点を時間掛けてみていたら、結局3時間半も中にいた。
 入館前に、隣のフランス料理店でお昼を食べた。ここではもう何年も前に、友達の結婚式があった。今日私が座った席は新郎新婦の隣、バイオリンやチェロの人たちが演奏していた場所だった。ガラス張りの壁の外の中庭では確か、新郎が板を割る空手を披露していたなあ。
 あの日は母の着物を美容院で着付けてもらって出席したのだった。あの時は自分で着物を着るようになるとはまったく思っていなかった。今写真をみると、ちょっと下前が長くなっていて、かっこわるい。式の後は、美術館でムンク展がやっていたのでそれをみた。
 友達の結婚式はどれも心に残るものだけれど、ここでの式が一番印象深かった。いい機会だから彼女に手紙でも書こうと思った。

2005.10.29 [土] 

くもりのち雨

 小田原・箱根に行こう!という話が急に出て、友達と出かけた。
 あいにくのお天気だったけど、小田原漁港に着く頃には少し晴れ間も見えて、よい眺めだった。港近くにある定食屋さんで、金目鯛の煮つけを食べた。魚も味付けもとてもよくて、おいしかった。
 箱根の仙石高原に着く頃には雨が降り始め、せっかくのすすき野原が湿っぽく、重たいものになってしまったが、霧がたなびく景色もなかなかよかった。
 沢山ある美術館は軒並み閉まり、悪天と日没ともあいまって辺りは寂しい雰囲気になってきたが、車道をがしがし歩いておなかを減らし、ようやく開いていた喫茶店で食べたケーキはおいしかった。温泉は他に誰もおらず、殆ど貸しきり状態で堪能し、どこかの旅館内の閉まっていた売店を無理に開けてもらって温泉饅頭を買い、帰路に着いた。
 行き当たりばったり立ったけれど、楽しい一日でした。箱根はまた行きたいなあ。

画像左は、小田原の漁港
画像右は、仙石高原のススキ野原
 

2005.10.24 [月] 

晴れ 今日も虫日和

 昨夜、帰ってからやはりどうも髪型が気に入らなかったので、自分でじょきじょき切って前髪部分を増やした。面白くなってついでにあちこち切っていたら、なんだかアニメの女の子みたいな髪形になった。これはこれでいやだなあ。

 そういえば、お気に入りの白地の羽織が見当たらない。どこへ仕舞いこんだんだろう。よく考えたら、ねずこ下駄もどこかへいってしまっている。どこにあるんだろう〜!!

2005.10.23 [日] 

晴れ

 急に思い立って髪を切った。ケリー・オズボーンやチョコレート工場のワンカさん、[シェーの人]のような、分厚いおかっぱ頭を想定していたが、前髪をあんまり作ると重い感じになりますよ、と止められ、やってくれなかった。
 映画を観て、着物の展示販売会へ行くべく、東銀座から日比谷線に乗ったら・・・、何なの?今日のこの地下鉄の人たちは・・・?
 飛び乗った車両はかなり混んでいたが、マスクをし、大きめのサングラスをかけ、長袖のジャンパーを前もしっかり閉めて着た人が、乗客のざっと80%もいたのだ。なんで?
 何だか気味が悪くなって、次の駅で隣の車両へ乗り移ったら、ええ!?ここでも同じくマスクにサングラスの人たちがずらり!更に隣の車両へ移動したが、やはり同じような人たちで中はいっぱい!
 中目黒の方から来ていた電車だが、そっちで何かあったの?まさかまた異臭騒ぎか?
「花粉の多く飛ぶ山から帰ってきました〜!」
とかの人たちの団体か?でも中目黒にも横浜にもそんな山はないでしょ。
 びくびくしながら目的の馬喰町で降り、通り過ぎる電車を改めてみたら、更に後ろの車両まで、マスクにサングラスの人たちでいっぱいだった。しかも、窓の簾を下ろしているところが多かった。だってここ、地下鉄だよ。何のために簾下ろすの?!
 今もって理由は分からない。皆同じ格好をしていた、ただそれだけだけど、さっきホラー映画観た後だけに(映画は怖くなかったけど)こわかったなあ〜。
 今日の映画は「蝋人形の館」。おもしろかった。パリス・ヒルトンが演技をしていた。

2005.10.22 [土] 

くもり時々晴れ

 本物のオテル・ドゥ・ミクニには高くて行けないので、小田急ハルクの地下にある軽食堂「メゾン・ミクニ」でごまかした。ソフトクリームがおいしかった。
 新宿高島屋で伝統工芸の物産展をみた。馬毛の歯ブラシを買ってみた。
 本日の映画は「ドミノ」。面白くないことはないけど、期待したほどではなかった。出演者が全員すごくかっこつけているのにあんまりかっこよくなかった。
 もう一本は「コープスブライド」。とても楽しくよいお話だった。ううう・・・。

2005.10.21 [金] 

くもりのち晴れ

 お天気がよいのでカメムシが沢山舞っていた。洗濯物にも何匹もついていた。
 臭くて嫌だが、何事も嫌な面ばかり見ていてはこちらも辛いだけだから、ひとしきり嫌がったらその次には何かよい面も探そう、というのが私の信条なので、この場合もカメムシのよい面を考えてみたら、む、これはパクチーの臭いだ、なんだかタイを思い出すぞ、うーん、南国だなあ、ということで、少しだけ幸せになれた。これだ、これでいこう。

2005.10.19 [水] 

久しぶりに晴れ

 以前、殆ど空だが祖母の箪笥を母がもらった(今ではワタクシのお着物がしっかり入っております)。本当に普段着として使っていたらしい着物数枚のほかに、わら半紙を糸や紙縒りで綴じて作ったノートが数冊入っていた。
 そのうちの2冊には、
「時局料理乃いろゝ」
「昭和十九年九月号主婦之友 戦時下料理乃いろゝ」
と鉛筆書きされていた。他のノートも全て本から料理法を書き写したものらしい。
 例えば、「燃料節約調味料節約の完全浩用調理。漬物料理(宮城夫人の漬けもの料理)」、「節米寿し」(大根や薩摩芋を米と同量混ぜた寿し飯。砂糖を使わないので野菜の自然の甘みでおいしい、とある)、「非常時用主食の乾燥品の作方」、「小麦粉の上手な使ひ方」等など。鍵は節約と代用、ですね。
 「ボイルドマヨネーズの作り方」って、何だぁ?と読んでみれば、
「鍋にメリケン粉大匙山一杯牛乳一デシ(一合)塩小匙一杯入れ煮立て粉のよく煮えどろりとしたら火からおろし酢大匙三杯味ノ素小匙半杯を入れ熱いうちに玉子の黄味たけ一つ入れて手早くかきまぜます かたいやうでしたら熱湯でうすめます」
とあり。
 と思ったら「代用マヨネーズ」では「小麦粉(片栗粉かおろしジャガ芋)どろりとしたのり作りて冷やし塩、酢、油、溶き芥子を加えてかきまぜる」とある。もはや卵も入らず、でもマヨネーズと呼ばれていたのか。
 「配給調味料の使ひ伸し空襲下え備へ」では、毎日6匁の味噌の配給の内2匁ずつ節約して備蓄しておけば、火も水も使えない空襲下でも野菜につければ生のままおいしく食べられます、とあった。
 追いつめられて苦し紛れの中で搾り出した知恵って、私にはとてもすばらしいものに見えることが多いのだけれど、でもこんな「時局」には二度となって欲しくない。

 あと変なのが、「ペルナラーティコ」「ペルナムヘンノス」「ペルナソップ」辺りで、意味不明。「ペルナ」って何だ?と思ったら「フィンランド語で馬鈴薯の事」とあった。なんでフィンランド?フィンランドは敵国じゃなかったのかな。
 他のノートの内、少なくとも1冊は祖母のではなく曾祖母のものであることが、端にあったメモ書きから判明。なんか面白い。

2005.10.18 [火] 

雨。さむい!

 昨日から仕事場の掃除をしているが、窓を洗っていたらすぐ外の側溝脇に例のガマ君そっくりなカエルがいた。枯れ葉色の体を上手に隠していたのでパートさんに言われるまで気付かなかった。同じカエルかどうかわからないけど、いつも見かけていた場所とは全然違う。
 確かにここにも虫はいそうだよね。でもここは、こないだ蛇の抜け殻を見つけたところから2mくらいしか離れていない、危ないところだよ。しかも、1ヶ月くらい前には、よそで捕まえた小さな蛇を私がここへ放ったので、まだ近くにいたりして。そういば数年前には1mくらい離れた地点で猫の白骨化遺体を発見した。ここには何かがあるのだろうか。

2005.10.16 [日] 



 昨夜はそういえば十三夜だったのだね。帰りのタクシーの中から、雲間の月が少し見えた。

 昼にスパゲッティを食べ、三時のおやつに桂花ラーメンを食べ、家に帰ってみたら晩御飯は煮込みうどんだった。麺類ばっかだなあ〜。

本日の映画は「エイリアンVS.ヴァネッサ・パラディ」変な映画だった。ヴァネッサ・パラディはかわいかった。

2005.10.15 [土] 

くもり時々雨

 真楽KWの旅に出た。
 まずは高円寺のパンケーキ屋であま〜いお昼を、しかしビールと共に食べた。最近どうも以前にも増してカフェインで具合が悪くなってきているようなので、お茶の代わりにビールで喉を潤した。
 アンティークIN新宿では、田中翼さんを「たなかよく」さんとお読みすることを初めて知った。ずっと「つばさ」さんだと思っていた。台所用品の古道具が多くて面白かった。派手な模様の陶器製のクグロフ型とか、板チョコの金型とか、こんなの使ってみたいなあ。
 原宿に移動して、最近高まってきた化粧熱に浮かされてトルペへ。ここは楽しいね。マスカラガードなんちゅうもんを買ってしまった。仮面舞踏会の眼鏡みたいなのの、あれの片目だけのようなヤツだ。
 程よくおなかが空いたので菓匠 寿々木で葛きりを頂きました。梅味ですってよ〜。
 今日、一番欲しかったblack coffeeの髪飾りを青山スパイラルで買ったところで時間切れ・予算切れ。本当はあと白鳳堂へ行く筈だったのだけど、また今度。

本日の映画は「ヒトラー最後の12日間」面白かった。そんなに美化していないと思うのだが、やはり被害者にしてみれば許せない描き方なのだろうか。ひどいことをした人でも身近な視点で一個人として見ればそれなりに人間臭いところがあるのは不思議なことではなく、むしろそういう人がいつでも残酷なことも出来てしまう、ということの方が、怖いと思うのだが。

今日はさんざん食べたし、映画前にも晩飯をしっかり食べたが、観ながらやけにおなかが減って困った。やはりベジタリアン食だったのがよくなかったのか。深夜帰宅後に、家族の食べ残しのけんちん汁をもらった。おいしかった。

2005.10.14 [金] 

晴れ 風は冷たいがさわやか。引っ張り出した丹前を虫干しした

 注文していた帯止めが届いた。うれしい〜。ここのです。
 明日は雨だって?新しい帯と帯止めで出かけようと思ったのに〜。

 お蚕話に反応。
 地元の、昔から建ってる家には殆ど、お蚕部屋、というかお蚕階があります。二階と屋根裏がそうですが、シーズンには寝るところにも広げていたみたいです。
 確かにもう際限なく食べ続けるので、途切れさせないようにと寝る間もなかったとか、こちらでも聞きました。ただ、よく分からないのですが、「蚕が寝る」、暫くするとぴたっ、と食べるのをいっせいにやめる時期があるとかで、そこを見計らって休むのだそうです。そしてお蚕が再び「起きる」と、また慌しいお食事タイムが始まる、というわけです。
 昔、友達の家などに行くと、二階は子供部屋や物置になっていることが多く、だだっ広くがらーんとしていました。階段ははしご段のようで、どうしてこんな家ばっかりなんだろう、と思ったら、どこも以前はお蚕を飼っていたからのようでした。
 私の幼いころにももう養蚕をしているところは少なかったですが、当時のパートさんの一人が時々やっていたので遊びに行っていました。お蚕やっていると、煮えたお湯の中から糸を引いたりもするので、手の皮が丈夫になり、そういう人は今でも熱い鍋なんかも平気で持てるのだとか。
 はた屋も、機械織りですがかなりありました。今になれば、あのお蚕や布は何になっていたのだろう、と思います。
 そういう産業が流行らなくなると養蚕業は減り、一時は「ガチャンと機を一度動かせば万のお金が入る」ことから「ガチャマン」と呼ばれていたはた屋も、機織部屋をプラスチックや金属プレス工場に変えて行きました。
 同時に桑畑もなくなり、今はそういったところは殆ど空き地ですね。桑は、田畑になりにくい斜面に植えられることが多いので、桑畑でなければ他に利用の仕様がないのでしょう。桑を植えることで地面がしっかりし、斜面が崩れ難くなる、という効用もあったようです。
 この辺りでまだお蚕やはた屋やっているところって、うーん、知らないなあ。

画像上は、今日届いた帯止め
画像下は、さっき窓から見えた月。まだ満月ではない

2005.10.12 [水] 

くもり やはり寒い。でも暖房入れすぎているようで室内は暑い

臭い車その後:
 呼吸困難を起こすほどではないものの、乗り込む時には今もって臭さが感じられる。今日もこの車でごみを出しに行き、そういえば重曹撒くといいんだっけ、としょうさんに教わったのを思い出し、やってみた。明日が楽しみ。
 最近、あちこちで虫の死骸を見かける。だいぶ寒くなってきたからなあ。

画像上は、一昨日の一衣舎さんからの帯の布目。たて糸もよこ糸も、絹と木綿を交互に1本ずつで織ってあるそうだ。
画像下は、遠目でみたところ。型染めがきれいだ

2005.10.11 [火] 

雨 かなり寒い。昨日から暖房を入れ始めた

 昨日の電車の中で、60歳くらいの女性に対して、
「じゃまだ!そこのおんなっ!」
と言っている幼児をみた。びっくりして耳を疑ったが、はっきりそう言った。
 幼児は座席の窓に向かってご機嫌で外を眺めていたが、車内が込み合い席をつめて人が座るようになったため、窓枠が邪魔で外を見づらい位置に移動せねばならなかったことが不服だったらしい。母親が厳しい口調で叱り、この女性にもすみません、と謝罪したが一向に構わず、
「すみませんなんていったら、ぼく、おこっちゃうよ!」
と口答えする始末。何も怖いものはない、という振る舞いだった。
 って、それだけなんだけど、オチはありません。それ以前からも母親はかなりちょこちょこと注意していたのだけれど、まったく気にかけていない様子だった。親や大人なんてちっとも怖くないのだろうね。いいのかな、そんなことで。

 新歓の写真見ました。いいなあ、やっぱり行けたらよかったなあ。そりゃ香港のヤクザ映画も、タイガーマスクも(昨日の映画館で見かけた)、楽しかったけどね。また何かあったいいなあ。←アナタ頼み

画像は、今頃良くみかけるツリフネソウ

2005.10.10 [月] 



 一衣舎さんの展示会へ、初めて伺った。2年前にこちらのギャラリーへ真楽のイベントでお邪魔したときの印象よりも、今日はなんだか部屋が狭く感じた。沢山のきれいな布を見に、とても沢山の人達が訪れていたからかな。
 もう暫く着物買ってないし、今日は目のあったものをつれて帰ろう、というつもりで行ったら、へっへっへ、到着5分くらいで見つけてしまった。
 ざっくりした織りか、カジュアルな絵柄の染めで、気軽なきものにあわせやすい黒っぽい帯を前々から探していたのだが、その全てを満たすような帯に出会いました。見てすぐに、これいいなあと思っただけでなく、説明を読むと、綿・絹混織の、藍・泥の型染めだとか。この要素の全てがもともとお気に入りだったので、それらが一つになったものが現れてくれて、とても嬉しい・・・。

 帰りに、映画「ベルベット・レイン」を観て帰った。面白かった。最近日本に来る香港映画に出ている人達って、面子が皆同じだなあ。今日のなんて「インファナルアフェア」の人達ばかりだったよ。

2005.10.8 [土] 

くもり時々雨

 前から気になっていたユニセフショップへ行ってみた。各国の民芸品をつかった雑貨などが売られているのだ。通販でもいいけど、実物を見てみたいものもあったから。
 お目当てのアドレス帳は素敵なものだったけど、しかしページ分けがアルファベット順になっており、このままでは使いにくいなあ。こういうのを五十音順で使いたいときはどうしたらいいのだろう。ということで、何も買わずに出てきました。
 サラダなどのお惣菜を買って、Bさん宅へお邪魔すると、すでに皆さんお集まりだった。すてきなお宅だった。いいなあ、屋上。
 酔っ払ってがーがーいっぱい喋った。御飯もお酒も牛乳も、どれもおいしかった。
 急に始まったメイク教室、少女漫画などでよくある、眼鏡っこが眼鏡を外してお下げをといて鏡を見たら、
「え・・・? こ、これが、私・・・?」
の気分でしたよ〜。化けるのは楽しいなあ。化粧に抵抗があったこともあったが、これこれを見てからというもの、やったもん勝ちだな、と路線を変更しました。
 その為にはまず技を鍛えないといけないな。騒ぎすぎて汗ばんだ気持ちの悪い肌にきれいにお化粧してくださって、O-Sさん、ありがとうございました〜。
 そういうわけで、楽しい一日だった。

2005.10.7 [金] 

くもり

 今日一番印象に残った出来事は本当は、大きな蛇の抜け殻を見つけた!で、詳細に写真も撮ってあるのだが、蛇のお嫌いな方は多いと思いますので、掲載は割愛いたします。
 代わりに、セイタカアワダチソウ。花粉の季節ですね。私は影響ないけど、これも群生し、花粉を沢山飛ばしています。

 普段は体を使うばかりで頭を使う労働を殆どしていなく、怒ったり落ち込んだりもそんなにないんだけど、今日は久しぶりに脳みそ使って、変な疲れ方をした。
 ただ単に、クレームをつけただけなんだけど、こちらの言い分を説明し、肝心なところを譲らない、というだけのことで、えらくくたびれた。すごくおなかが空いた。そのまま昼飯を食べたがいまひとつエネルギー不足で、そうだ!こういうときにこそブドウ糖を食べよう!と、栄養失調気味の某家族のおやつであるブドウ糖の塊を食べたら、うーん、なんだか元気になったような気がするなあ。袋にも、「学習や仕事による能の疲れ」によく効く、とあったしな。
 喧嘩をするとおなかが減るのかな、とか歌でもいっているように、やはりカッカするとおなかが減る。無駄なエネルギー消費なので、平穏な生活を心がけよう。

2005.10.6 [木] 

くもり、雨

 今朝の朝日新聞の「花おりおり」は松風草だった。そうか、これが松風草か。2年前の今頃に散歩してて見つけた花の名前が分からないままだったが、どうもこれのようだ。

画像のがそれ。無人の寺へ上っていく急な山道の脇に生えていた。

2005.10.5 [水] 



 ホームセンターに行くのに、いつもと違う(さらに)山深い道を通ったら、リスがいた。ここらではまだリスの被害は聞かないので、珍しい方だと思う。
 そういえば日曜に渋谷のどこかのビルの階段の踊り場で電話してたら、足元をネズミが往復していった。多分、クマネズミだ。ネズミもリスもえらく変わらないと思った。
 妹が以前いたアメリカの地方都市では随分でかいリスが住宅街をうろついていた。ゴミも漁るらしくて、野良猫やネズミと似たような扱いだとか。私が見かけたのも、そういえば子猫くらい大きかった。

画像は、今の時期にその辺でよくみかける花。けっこう大きな木だ。

2005.10.4 [火] 

くもり

 今週1週間は髪を束ねないように、と美容院で言われているのでまだ試していないけど、どうもだいぶ分量を減らしてくれてあるみたいなので、これが使えるようになっているかもしれない。うれしい。
 
 飲酒運転の車に当てられたというパートさんにその後聞いたところでは、結局、保険は100%支払われることになったそうだ。よかったね。飲んでいたことを認めようとしなかった相手側が、飲んでいた、と証言を変えたからだ。
 それというのも、もし飲んでいないということになれば、被害者であるパートさんは80%分しか保険金をもらえないが、そうすると残りの20%を加害者に直接請求することになる。これをもし加害者が支払うことになると、加害者は自分の財布からお金を出さねばならない。
 しかし、保険会社に対して飲酒を認めれば、保険会社から100%分の保険金がパートさんに支払われるので、加害者の財布は直接には痛まない、ということで、飲んでました、と証言したらしい。ただしそれはあくまでも保険会社に対して認めたのであって、警察にまで正直に届け出た訳ではないそう。でもまあ多分、この加害者の次回の保険の掛け金は高くなるんだろうな。
結果オーライでよいのだろうけど、加害者の態度にはいまひとつすっきりしないな。

画像は、水引の花

2005.10.3 [月] 

晴れ。でも涼しい

 さきほど、Mさんご夫妻とお子さんが寄ってくださった。お仕事の用事で近くへ来たからと、そうはいってもけっこう遠いところまで、弊社の品物をお買い上げくださった。ありがとうございます。
 こないだ友達が私を家まで送ってくれたときもそうだったけど、見慣れたものだけで埋め尽くされたいつもの風景の中に、別の日常の一部がひょこっと入り込むのって、不思議な感じがするなあ。
 仕事着姿を目撃されてしまったのはああ、不覚!だったけれど(そして今日はまた特に被った帽子がえらくでかかった)、よい刺激になりました。かさねてありがとうございました。

画像は、うちの庭、というか、荒地。いい加減に草刈をせねば。

2005.10.2 [日] 

晴れ

 久しぶりに美容院へ行き、散髪と矯正ストレートパーマをかけた。
 着物を着ているときはまとめ髪にしたいのだが、なにせ髪の量が多すぎるので、軽く、なおかつ結える長さってむずかしい。

2005.10.1 [土] 

晴れ

 週末の朝はいつも、同じ電車で出かける母と共に父が駅まで車で送ってくれるのだが、こういう田舎で着物を着た娘が親子で度々現れるのって、どう見られているんだろう?なぜここで着物?という目でじろじろ見られるのにはもうまったく慣れっこなので大して気にしないし、まあ大抵の人は、お茶とか踊りでもやってんのかな、位に思っているんだろうけれど、ふと気付いたんだが、見合いに行くところ、だと思われていたりして。
「ああ、あの娘、また見合いか」
「こないだの見合いはやはりだめだったのか」
などと思われているのかもしれない。別にいいけど。
 そんなことを考えながらいつもの電車に乗ったら、タイトスカートと縦縞のシャツをきりりと着こなした女性がから、
「あの、毎週のように着物姿をお見かけするのですが、踊りか何かを習ってらっしゃるんですか?」
と声を掛けられた。
 ええっ?ちがいますちがいます。何にも習っていないのです、と説明したが、やはりそう見えるのか。
「毎週のようにお見合いなさってるの?」
ではなくてよかったか。

 今日は映画サービスデーなので、映画鑑賞強化日間として「エコーズ」「ナッシング」「シンシティ」を観た。「エコーズ」が一番面白かった。ケビン・ベーコンは、数ある出演作の内かなりの割合で裸になっていると思った。なんかやたらとすぐに脱いでいる気がする。なんで?私は好きな俳優だが、セクシー系とかではないと思うんだけど。なんか新作でもすごいことしているらしい。

2005.9.25 [日] 

くもり時々雨

 久しぶりにお菓子教室へ行き、ケーキを二つ焼いた。見た目はきれいに出来たが、帰って食べてみたら味は大したことなかった。
 久しぶりにお菓子教室へ行き、ケーキを二つ焼いた後には、映画「がんばれ!ベアーズ ニュー・シーズン」を観た。うーん、まあまあだった。?path=gallery&path_key=0074174[昔の]や、?path=gallery&path_key=0332379[同監督の前作]や、?path=gallery&path_key=0307987[同俳優の前作]とどうしても比べてしまうので、そうするとあんまり面白くないのが際立つ

2005.9.24 [土] 

雨、ときどきくもり

 台風はどこかへ行ったとはいえ、やはり今日は朝から雨だった。今日は大マテイ山というところへ歩こうと思っていたのだが、とてもそんな天気ではなかった。小菅村には「小菅の湯」という公衆浴場があるので、山へいけないのならば日がな一日、この風呂場でごろごろしていよう、ということになった。ハイキングという当初の目的はもうすっかりどこかへ行ってしまった。
 今朝も6時半から煮炊きが始まった。朝ごはんは昨夜の残りで、などということはしない。残りは残りで暖めてお弁当箱につめたり焼きおにぎり(味噌味としょうゆ味)にしたりして、今日のお昼に食べるのだ。今朝は、昨日、ナタの柄で割ってから炒っておいた胡桃・レーズン・バナナを入れたホットケーキ、野菜スープを新たに作り、昨夜の残りだけではお弁当に足りないからと更に黒米を炊き、卵を焼いた。
 キャンプ場を出る頃、雨がやんで晴れ間も少し見え出したので、大菩薩峠の麓にある白糸の滝なら車で近くまでいけるらしいと、そこへ行ってみることにした。
 すごく基本的なことなんだけど、山歩きって、始めてしまったらもうトイレはないのね。車から降りて1分もしないうちに早くもトイレに行きたくなり、そう話すと、他の人達も次々に、おしっこしたい、私もしたい、と始まった。滝まで行けばきっとトイレがあるだろう、というまったく根拠のない期待を抱いてとにかく先へ急いだが、やはり滝にトイレはなかった。「お花を摘みに」藪に入ってしてもよいのだが、ここは崖ばかりで入れるような茂みがない。周りにほかの人はいないので滝でする、という手もあったが、しかしこの水は多摩川の源流の一部、やがては都民の喉を潤す水がめだ。上を向いて唾を吐くようなことになりかねないので、結局我慢するしかなかった。更に奥へ行けば雄滝という滝もあるのだが、路駐してきた車が心配なのと、雨が降ってきたのと、早くトイレに行きたいのとで、この1時間程度でハイキングは終わりになった。
 「小菅の湯」でのんびりして、今朝用意しておいたお弁当を食べた。おいしかった。残り物だけど、なぜだかすごくおいしかった。
 東京へ帰る皆が、ついでだからと私を家まで送ってくれた。私の日常の風景に彼女達が混ざりこんでいることが、なんだか変な感じだった。
 皆で集まるといつも私が一番遅く家に帰りつくのだが、今日は私が最初とは、これも変な感じ。
 楽しくて充実した2日間でした。どうもありがとう。またどっかに一緒にいきましょうね。

画像右は、でかいホットケーキを箸で食べるすっぴんの私。
画像左は、白糸の滝の滝つぼあたり。
むさくるしいものとさわやかなものとのとりあわせ。

2005.9.23 [金] 

くもりのち時々晴れ間

 友達と5人で、山梨県の小菅村へハイキングに行った。今夜はキャンプ場で自炊したりして楽しく過ごすのだ。
 私の家からは車で1時間ちょっとだし、別の友達がこの村に住んでいたことがあったために訪ねて行った事も何回かあるし、私にとっては特に珍しくもない、ただ不便なところでしかないのだが、東京からも程近く、あまりきつくないハイキングが出来るということで、皆が車を借りてやってきてくれた。
 田舎に住んでいるくせに山登りとかキャンプとか、そういうのに関心がなく、冬山登山や岩登りをやっていた父に逆らう気分もあって、山にはあまり近づかなかったのだが、夏の熊野でハイキングって楽しいね!と友達とともに気付いてしまったために、来年は富士山に登ろう!ということになり、その足慣らしも兼ねての今回のハイキングなのだ。
 皆の車が高速道路で渋滞に巻き込まれたり、お昼をのんびり食べてしまったり、小菅村への細く、急な、曲がりくねった、ラジオや携帯の電波の届かない、追いはぎの出そうな道にてこずったり、そうこうしてキャンプ場に到着したのは15時過ぎだった。
 16時から夜中まで、私たちのしたことは、煮て食べて、焼いて食べて、炊いて食べて、ビール飲んで、ワインあっためて飲んで、マシュマロ焼いて食べて、栗焼いて食べて、の繰り返しだった。友達が、持ってきた粒胡椒をナタの柄でゴンゴンつぶしていたのがおかしかった。
 ハイキングに来た、とかいいながら、結局今日は山をまったく歩かなかった。でも楽しかった。

本日のお食事(晩):麺の入ったキムチ鍋、茹で落花生、骨付きカルビの焼肉(タレはその場での友達の自作)、ネギマ、黒米とだったんそば入り御飯、サラダ(ドレッシングはその場での友達の自作)、ミソをまぶしたカッテージチーズ、葉唐辛子の佃煮(友達が自作したものを持参)、焼きマシュマロ、焼き栗

画像は、もうじき炊けそうな御飯のお釜

2005.9.22 [木] 

雨のち曇

 明日・明後日はここから車で1時間くらいの山奥村でキャンプとハイキングの予定だけど、天気悪くなりそうだなあ。うっかりすると通行止めで帰ってこられなくなるかも。

 下品部、っていうの、どうだろうか。活動内容はどうせ禄でもないので誰も入部しないだろうから、一人親方で。

画像は、密かに張った筈が雨ですっかりばれてしまった蜘蛛の巣

2005.9.21 [水] 

曇、時々雨

 曜日の感覚がおかしい。間違えて、いつもの運送屋さんに帰ってもらってしまった。すみません。

画像は、藪からとってきた草花。
上は関東嫁菜(たぶん)。秋のお嫁さんにプレゼントすればよかった!
下はほうずき。

2005.9.20 [火] 

くもり。夕方になって時々雨

 黒文字と湯文字。一度混同してしまうと、これから先、お茶会に際してうっかり、
「すいませーん、湯文字忘れちゃったんですけど、貸してもらえますかぁ?」
とか言っちゃいそうだ。
 キューバのカストロ議長なのかス○トロ議長なのか、分からなくなったこともあるしな。
↑せめて伏字にして見ました。おほほ。

黒文字ネタ提供:kさん

2005.9.18 [日] 

晴れ。風が気持ちよいがまだ暑い

 朝、先日目星をつけておいた秋の野の花を摘みに、車でひとっ走り行ってきた。
 他のものはともかく、これ(名前を間違えてお伝えしていました。牡丹蔓と似てますが違うようです)だけは手に入れたいと高いところに手を伸ばして摂って来たが、わずか数日でも確実に花が散り始めており、真っ盛りのにおいや色を手に入れることが出来なかった。他に葛なども沢山あったのだが、既に散って花が小さくなっており、ちゃんと季節は移り変わっているのね〜、と実感した。
 依然として車の中は臭いので(少し臭いが変化してマヨネーズのような感じになった)、せっかくの花の香が移動中にとんでしまったようだ。
 
 お花は、中秋の名月とのことでお誘い頂いたお月見野点で、皆さんのお花と共に活けてもらった。お茶会はとても楽しかった〜。お作法は、何度も皆さんのを見てた筈なのに飲み込みが悪く、うーん、だめだなあ。
 毎度のことながら、こういう気の利いた企画をし、大変な準備をしっかりこなすというの、見習いたいなあ。
 今日の心に残った言葉「一期一会」「湯文字」。

画像は、皆さんで活けたお花。

2005.9.17 [土] 

晴れ

 以前の市松さんの日記にあった日暮里のトルコ料理屋の話を聞き、待ちきれずに一人お昼ごはんを食べに行った。
 なんかすごいところだった。入店すると客は民族衣装を着ねばならず、今日は洋服だったが、着物の場合はやはり上に重ね着するのだろうか。昼のコースも、内容が決まってんだか決まってないんだか、見てるとテーブルによって出て来るものが違い、出来上がったものから適当に配っているらしかった。腹いっぱいになっても席に着いているとまだまだ次が出てくる様子だったので、適当なところで退散。これで1000円って、これもすごいなあ。
 谷中・根津あたりを散歩して、本郷へ出てアジアン雑貨店マダム禮の椰子の実雑貨店のかばんを見た。
 本日の映画は「頭文字D」。銀座で見ようと券を取り出したところでメールが入り、新宿でみませんか、とのお誘いがあったので、ぎりぎりセーフで変更した。映画は、ぉぉおおもしろかったっっ。本編の前に、映画の真似をしたりせずに安全運転してくださいという注意書きが出たのがおかしかった。

画像は、うちから見た今日の月。月明かりだけで周りの山が照らし出されて浮かび上がっている。本当に明るい晩だった。

2005.9.16 [金] 

くもりのち晴れ。夜は月が大変明るい。外に電灯ついているのかと思った。

 近所へ車で行きながら、道中の秋の草花をチェック。うちの周りしか見てなかったけど、少し離れると結構色々あるなあ。おもいっきり脇見運転だった。

 厄年って、本当に厄があるってことなんだろうか。
 長い付き合いの友達グループ内に悲しい出来事がここ暫くで立て続けに起きていることを、昨日・今日で急に知った。
 お子さんを亡くした友達、流産しそうで入院している友達、心の病で入院している友達、その入院を自分のせいだと思い込み自戒している友達、夫の死からまる3年経った友達。
 いつもの仲良しグループ6人の内、私以外の5人がそれぞれに実は大変な思いをしていた。しかし何をどうしてあげたらいいのかオロオロするばかりで分からず、でも出来ることなんて本当にわずかなんだろうな。
 再来月にはこの中の友達が結婚するので、そのときには皆少しでも元気になっているといいね。

2005.9.15 [木] 

くもりのち雨

 煙突の掃除をしたら、ススだらけになった。チムチムニ〜♪。
 煙突は三本あり、内二本は薪を燃やすカマドのものなので特にススが着きやすい。煙突の場所も、足場を作りにくいところなので厄介だった。
 建物の外壁に突き出た煙突には、180度広げてはしご状にした脚立を外壁に立てかけて近づかなければならなかった。この壁のすぐ向こうは崖になっており、もし私を載せたままはしごが倒れれば、私は藪の中を滑り落ちながら谷へ落っこちることになる。恐ろしかったよチムチムニ〜。
 作業後に顔を洗う際、久しぶりにやってしまいましたよ鼻ブラシ。すっきりしましたチムチムニ〜。

2005.9.13 [火] 

晴れ

 私も観ました、さゆりの映画の予告。
 ここで観られます。
 芸者みたいな人、と思ってみれば、おもしろいかも、と思った。

 葛が沢山咲いている。また喉の奥に残るような甘いにおいがする。

2005.9.12 [月] 追記:カエル

9月8日の日記の写真は、私の勝手な推測によりウシガエルである、としてしまいましたが、
「ガマガエルでは?」
との情報を頂き、正しくはガマガエル(ヒキガエルとも言う)であることが判明致しましたので、訂正します。
こゆきさん、ありがとうございます〜。

2005.9.12 [月] 

晴れ。さわやか

 100円ショップは、学生時代とかお金がないときにはとても助かる大事なところだった。100円で買ったものとはいえ、壊れるまで使い倒す勢いだったので、100円以上の価値があったし、100円の価値感が上ったとも思った。
 もう随分しばらく行っていないけど、ここ最近はなんだか行きたくなくて近寄っていない、ということでもある。
 それもこれも、商品取り込み詐欺にあってからのことだ。騙し取ったうちの商品を詐欺師達がどこで売っていたのか知らないけれど、こういう安売り屋で100円とかでばらまいているのかなあ、と思うと、100円ショップの商品ももしかしてどこかから騙し取られたり、搾取工場で作られたものなんじゃないかと邪推して、買う気が失せるのだ。
 まあそんなことないのだろうけれど、ちゃんと合法的な道をたどって店頭に並んだものばかりなのだろうけど。
 こうなると、願わくば、100円で買われていった物たちが役目を全うするまで使い込まれ、100円以上の成果を発揮してくれますように。どこかで100円でうちの商品を手に入れた人がそれをおいしく食べてくれていますように。

 昨日あれだけ食べたのに、当たり前だが今日はまたおなかが減った。おいしかったなあ〜。

2005.9.11 [日] 

晴れ後くもり、雷雨

 パーティまでは少し時間があったので、映画「チャーリーとチョコレート工場の秘密」を観にいった。昨日が初日だというのにもう割引前売り鑑賞券は売り切れ続出らしい。会場もほぼ満席だった。期待通りに楽しかった〜。
 そしてパーティも楽しかった〜。おいしかった〜。なんか、ただ座っているだけで次々とおいしいものが出てくるので、申し訳なかったです。面白い映画観て、程よく満腹になり、おいしいワインでいい塩梅になり、楽しいお話をして、家についたらまた晩御飯食べて、いい一日だったなあ。
 そういえば、お招き頂いたSさんのお宅と間違えて、隣のよく似たマンションの同じ部屋番号のインターホンを押してしまいました。幸いにもそこは留守だったけど、表札には外国人の名前が書かれておりオカシイな、と思ったものの、そういうこともあるか、と思い込んでいたのだった。気をつけよう。

2005.9.10 [土] 

晴れ。暑い

 順調に行けば昼前くらいには玉ねぎの仕事が終わるので、そしたら今度は昨日出しそびれたゴミをクリーンセンターへ持ち込んで、一っ風呂浴びて、着物に着替えて、友達の家でのお持ちよりパーティへ行く、というのが今日の予定だ。
 玉ねぎはうまいこと昼前に終わった。
 ゴミは、やはり予定通りに片付いたが、一晩中積みっぱなしにしておいたために、案の定、車内は恐ろしい臭さで、乗り込んだときに一瞬吐き気が致しました。窓を全開にして、できるだけ停まらずにスピードを上げて走ることで、移動中はとりあえず新鮮な空気を吸うことができたが、カーブで減速したり、信号で停まったり(田舎だが一応信号がある。でも車で10分くらい行かないとないけど)するとすぐにぬるくて重いものが背後から侵入してくる。道の脇に立っている人などにもきっと窓からの臭気が溢れかかっていただろうから、異臭騒ぎが起きなくて幸いだったのかもしれない。
 そんなわけだから、せっかく昨夜用意した着物もなんだか着る気が失せて、臭いが移るんじゃなかろうかという思いもあったので、ジーパンにシャツという適当な格好で家を出てしまった。 今夜はお泊り予定で、明日の3周年イベントの打ち上げには同じ格好で参加するというのに、だめだなあ。
 友人宅でのパーティは楽しかった。持ち寄り料理を作る余裕がなかったので、各国のビールを人数分買って持っていった。吉祥寺のマツモトキヨシの地下にはそういうのが沢山あるのだ。

2005.9.9 [金] 

くもり時々晴れ

 今日も玉ねぎ臭い。
 
 この数日ででた玉ねぎのゴミと、冷蔵庫に入れておいた豚の脂身がたまったので、仕事の合間にゴミ処理場へ持ち込むつもりだったが、時間ギリギリに向かったら、案の定もう閉まっていた。がーん。
 荷台にはゴミが満載で、玉ねぎのにおいと脂身の においとで、車内の空気は、においのせいで茶色い色がついているんじゃなかろうかってくらい、濃くて重かった。 明日も午前中ならゴミ処理場は開いているらしいので、今日は車はこのままにしておくことにした。車を東側に停めてあるので、明日は朝日であったまった車内はきっともっと恐ろしいことになっているんだろうな・・・。
 帰りに、期日前投票をすませた。

2005.9.8 [木] 

晴れ。暑い

 今日はもっと体中が玉ねぎ臭い。
 明日の玉ねぎが少し足りないことが分かり、夕方になってからスーパーへ買い足しに行った。 服装に構わず出かけて行き、店内の鏡で気付いたが、ひどい格好だなあこりゃ。
 もんぺ履いて、素足に革靴、漂白剤で白いシミができた赤いエプロン、もちろん化粧はなしで、そして煮詰まった玉ねぎのにおいで全身を包み、すいません、玉ねぎ沢山欲しいんすけど、いや、そんな袋じゃなくてもっといっぱい、出来れば箱で、20キロかもっと欲しいんすけど・・・。
 やさしくてきれいな店員さんは台車に載せて玉ねぎを沢山持ってきてくれた。ありがとう。よかった。これで明日の仕事が何とかなるよ。
 そういえば今日は蛇を2匹もみた。最初のはたぶんヤマカガシ、次のはマムシ。なんでだろう、蛇って続けてみることが多い気がする。

画像は、昨夜もまた現れたでかい蛙。前回とまったく同じ場所にいたが今回はカブトムシはなし。ここは外灯に集まる虫を捕まえやすいのかな。こう度々現れるようなら、そろそろ名前を付けてやらないといけないな。ウシガエルみたいだし、牛代(うしよ)でいいか。女の子かどうかわからないけど。

2005.9.7 [水] 

雨のち晴れ

 体中が、特に手が、玉ねぎ臭い・・・。

画像は、そこらじゅうが変な色になった夕焼け。クリックすると大きくなります。かな?

2005.9.6 [火] 

くもり時々雨

 今日からまた、玉ねぎばかりの仕事が続く・・・。

 交通事故に遭ったパートさんが今日から出てきてくれた。
 対向車に当てられたのだが、相手は酒気帯び運転だったという。大した怪我はなかったようでなによりだけれど、事故後のことで嫌な思いをしているらしい。
 保険の手続きのためにも警察を呼んだが、酒気帯びということになると運転者は多額の罰金、減点、免停などの対象になるのに加え、同乗者である妻、嫁、更に酒を飲ませた人にまで罰金が及ぶとかで(この辺、本当かどうかは未確認)、この場合、飲ませたのも運転者の親だったので、一家総出で罰金の対象になり、とてもじゃないけど払えない、ということで、警察へは酒気帯びのことは伏せ、単なる事故として届けて欲しい、とパートさんは加害者達に頼まれたという。そのかわり、治療や車の修理等にかかるお金は加害者側が保険でも何でも使って全額支払うから、との条件付で。
 普通ならこんな申し出は受けないのだけれど、この加害者達はパートさんの夫の実家のご近所さんだそうで、互いに顔くらいは知っている間柄だったため、今後の付き合いに禍根を残してはいけないと思い、承知してしまった。しかし!後になってこの加害者達は、
「あの時酒を飲んでいたという証拠はない」
としらをきり続け、悪びれる様子もないという。唯一、この事故で首を痛めたお嫁さんだけが、警察に酒気帯び運転のことを証言しても良いと言っていたが、嫁さんとて姑達との関係を悪くすることもできず、結局何も言ってはくれなかった。
 一方、保険会社の言い分は、警察の調書が普通の事故となっている以上、事故の責任を100%相手側に問うわけにはいかず、こちらの車も走行中だったことを考えると、責任の割合は80:20となり、治療費や修理費の内、80%分しかパートさんには支払われないことになるらしい。酒気帯び運転による事故として届けていれば、100%相手側の過失となるので、かかったお金は全て戻ってくる筈だった。こんなお人好しはいませんよ、と言われたらしい。

 こういう狭い田舎に何代にも渡って住んでいると、道理や法律よりも近所との付き合い、しがらみが優先されることが実際に時々ある(らしい。私はここに来てまだ30年くらいだから)。この事故でのパートさんも、今後も長く関わるであろう人達との関係を悪くしないために、敢えて正しく届け出ず、相手に協力する方を選んだ。一方、加害者達は、付き合いやしがらみを利用して己の利益を優先した、という点で全く逆のことをした訳だけど。
 田舎にありがちな濃い付き合いや馴れ合った人間関係は、今では段々と失われていっているので、それ故の社会問題も出ているんだろうけれども、しかし、田舎に住んでて何が嫌って、こういう、とりあえず調和させとくために道理が引っ込む、っていうところだね。ぷんぷん。
 映画「スイート・ヒアアアフター」の田舎町のようなかんじ。ぷりぷり。

画像は、何だかよくわからないけどつる草。前からあったのかなあ。気がつかなかった。

2005.9.5 [月] 



 この週末は土日とも出かけてしまうので、そろそろ不在者投票に行かねば。
 しかし、毎度のことだけど、こういう田舎では候補者数が少なく、選べったってぴったりくるのがなくて困る。もっと選挙区が大きければ多少は毛色の違う候補者も現れようが、マニフェストの比較とかいっても、互いにそう大して違わないんだもの。
 まあ少なくとも、戦争始めようとする人には権力を握って欲しくないね。 
 
 知人に借りた映画を観た。「ショーン・オブ・ザ・デッド」。こんなのばっかりだなあ。でも大変面白かった。

2005.9.4 [日] 

曇りのちざんざん降り

 KWにもなっている「美しき日本−大正昭和の旅」展へ行った。面白かった。戦前までのこの時代には、一部のお金持ちにしかできなかったことだけど、結構外国への船の路線が広がっていたのだなあ。北米や中国、オーストラリア等はまあ分かるとして、カルカッタ便なんてのも2週間に1回は出ていたらしい。細かく見ていたら随分時間がかかってしまった。
 今日の映画はやっと観た「リンダリンダリンダ」。楽しかった。はっきりいって、話の筋は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」と殆ど同じなんだけど、ペ・ドゥナが出ている分だけこっちの方が好きかな〜。

2005.9.3 [土] 

晴れ。暑い

 もう単物の季節だけど、まだ暑いしいいか、ということで麻と何かが混じった夏物で出かけた。去年、脇を解いて適当に身幅と裄をだした、黒字に百合が白く染め抜いてある着物。

 今日の映画1本目は「ノロイ」。大して怖くないじゃ〜ん、と心の中で強がったが、やっぱりこわい!というか、話の筋はそう目新しくもないけど、写っているものが、コワイ!だからお勧めしません。
 初日にこれを旅行先の京都で見たという知人は、宿に一人帰ってから、急いでテレビをつけ、どこかの局で浜村純が出ていないか、と一生懸命探したそうだ。この人の中では、
   浜村純=「ノロイ」と対極にあるもの=怖さを紛らせてくれるバカバカしいもの
ということになっているらしい。しかし、関西なんだから、もっとテレビに浜村純がふんだんにあふれているだろうという期待に反して、どこにもでていなかったらしいが。
 だからなのか何なのか、この晩、寝ていて金縛りにあったのだとか。やだなあ、こわいなあ〜。
 2本目の映画は、その知人と待ち合わせて「ランド・オブ・ザ・デッド」のレイトショー。怖いとかいいなながら、好きだね私も。しかしこの映画は予想通りに大変楽しかった。よかった。お口直しが出来て。

ちなみに、こっちの方の浜村純です。俳優の方のではなくて。

2005.9.2 [金] 

晴れ。さわやか。洗濯日和

 だいぶ涼しくなったとはいえ、冷蔵庫から出てくると余計に暑く感じる。中は中で寒くていられないんだけど。

画像は、よく分からないつる草の花にたかっていた蜂。これは、もしかしてスズメバチなのだろうか。

2005.9.1 [木] 

晴れ。さわやか。布団干し日和

 そういえば今日は地元のお祭りの日だったんだ。
 うちはどの集落からも離れているので忘れていたが、夕方になっておみこしを担ぐ声が聞こえてきた。小さい村なのにおみこしは集落ごとにあって、それぞれでお祭りをやっているらしい。夜になったら今度は別の方角からワッショイの声が聞こえてきた。
 うちは昔から地元の輪というか和から完全に外れていたこともあって、いつもわくわくして出かけていっていた割には、お祭りには碌な思い出がない。だからもう行くのをよせばいいのに、中学生くらいまでは毎年行っていた様な気がする。
 うろ覚えだけど、どの集落からも離れている我が家にはおみこしが回ってくることは普通はないんだけれど、随分幼い頃に一度、うちまでおみこしが来てくれたことがあったような気がする。もしかして、私たち姉妹に見せようと両親が地元の人に頼んでくれたのかもしれないなあと、今更思う。ご祝儀はずんだりとか、そういうことで釣ったのかもしれないが。

画像は、遠くの林の中を抜けていくおみこし。昔は確か子供が担いでいた気がするんだが、この写真だとおじさんぽいなあ。ワッショイの声もおじさんぽかった。

2005.8.30 [火] 

晴れ。蝉は相変わらず鳴いてるけど、秋の花が咲き始めた

 こないだ着た綿絽の浴衣を洗濯した。水にぬれると藍の、くさいけどイイにおいがして、うーん芳しい。
 ミズーリ州は、改めて辞書をひいてみたら、中西部ではなく中部だった。訂正、訂正。

画像は、こないだ土曜日に手に入れた化粧ポーチ。模様は全て手刺繍です。小田急百貨店で30日まで販売中。って、今日までじゃん。椰子の実雑貨店

▽最近の3件 [全5件を表示]
12/9/7 のりん
と思ったら、ありましたね。
http://www.rakuten.co.jp/...
また欲しくなってしまいました!
のりん
なんか、こんな記事も。
http://fine.tok2.com/...
中ざくら
二度目に行った時には、お店は移転していて、見る事が出来なかったです。
似せた物が売っていますが、「椰子の実雑貨店」のタグが、目印です♪

2005.8.28 [日] 

曇りのち晴れ

 本日の映画は「妖怪大戦争」。面白かった。子供だけでなく、お父さんもお母さんもこれなら楽しいね。いろんな意味で。栗山千明のアギは、クリスティーナ・アギレラみたいだった。

2005.8.27 [土] 

 久しぶりの着物〜。というかこの夏最後の夏物かな。こないだと同じく綿絽の両面染めに、白の博多献上帯。
 入っていた予定が急に変更になったので、うーん3周年記念パーティの打ち上げにドタ参加させてもらおうかなあ、とも思ったが、あまりにもドタなので今回は遠慮させていただきました。でも同じく新宿におりました。もったいなかった。

2005.8.22 [月] 

晴れ

 今日はこないだの壊れた機械を直しに修理屋さんがくるので、私は脇で見てればいいだけ〜、とのんきにしていたら、それは明日だった。それより良く考えたらもう20日を過ぎていたので20日〆の請求書を作らねばならなかったんだ。
 もともと時差ぼけは殆どないほうなので、疲れてて眠いってのはあったが普通に仕事できた。よかった。

2005.8.20 [土] 

ロスアンゼルス→成田
ロスアンゼルス:晴れ やはり寒い
成田:くもり? 蒸し暑い

 5日間掛けてようやくロスアンゼルスに着いたかと思ったら、今日はもう帰国する日だ。まあ、今回の旅行の目的は移動そのものにあったので、かまわないけど。
 Rさんと妹に空港まで送ってもらった。よくわからんけど、自動チェックインとかいうのが、日本語の案内でできるようになっていた。うーん、都会だねえ。日本人の案内係もおり、うーん、都会だねえ〜。
 留学先として初めて降り立った地が大都会の場合と、妹のように地方の田舎の場合とでは、良い悪いの問題ではなく、全然違う体験をすることになるのだろうな。今回の引越しで妹はその両方を経験できるのだから、いっそう内容の濃い滞在になるのだろうね。

今回の旅行で見つけた車のナンバープレート:
カルフォルニア、ネバダ、オレゴン、ワシントン、アリゾナ、ユタ、ニューメキシコ、コロラド、テキサス、オクラホマ、ネブラスカ、サウスダコタ、ノースダコタ、ミズーリ、アイオワ、ミネソタ、ミシシッピ、アラバマ、テネシー、ミシガン、フロリダ、ニュージャージー、ニューヨーク、 メイン、アラスカ
国外ではメキシコ、 同じく国外でオンタリオ
出発したときからもっと見張っておけば、きっとイリノイやカンザスもあったはず

画像は、昨日までは普通にあったまっすぐな道

2005.8.19 [金] 

本日の移動:アリゾナ州フェニックス→カルフォルニア州ロスアンゼルス(約590km)
フェニックス:晴れ 言うまでもなく乾燥、人生始まって以来の最高気温を毎日更新していたが、道中で約43度を記録
ロスアンゼルス:晴れだが肌寒い。風が冷たく日本の秋のよう

 フェニックスから車で1時間くらい北西に、荒野を開拓して作ったサンシティSuncityという新興住宅地があり、そこへちょっと寄った。観光ガイドにも載ってなさそうなこんな町に何故寄ったかというと、ソーシャルワークを学んでいるRさんと妹がここが変わったところだと知っていたからだ。
 どう変わっているかというと、ここには基本的に65歳以上の人しか住むことができない。それより若い人は3ヶ月までなら滞在できるが、ここはお年寄りのための町なのだ。町が丸ごと老人ホーム、という感じだろうか。その為、当然だけどその辺にいる人たちは全てお年寄りで、車に乗ってるのもスーパーにいるのもお年寄り。
 そして更に変わっていることに、この町の中では車の代わりにゴルフカートで一般道を走ってよいのだ。スーパーの駐車場などには普通の車に混じって当たり前のようにゴルフカートが停まっている。興味津々のRさんと妹は、買い物帰りの老婦人をつかまえてカートの写真を撮らせてもらい、この町について質問していた。
 カートの中には本当にゴルフバッグを積んで走っているものもかなりあり、よくみてみたらこの町の中にはちゃんとゴルフ場もあるのだった。ゴルフ場の中に住んでいる、という感じでもある。基本的に夫婦二人で1世帯と思われ、大きくはないけど(日本ではでかい方に入るが)こぎれいな家が、手入れされた庭と共にずらーっと並ぶ。今日は狂ったように暑いから歩いている人はいないが、先ほどの婦人によれば、1年の内9ヶ月は過ごしやすいのだそうだ。
 きっとある程度のお金持ち以上でないとここには住めないんだろうな、とは思うけれど、なかなか面白いな。町のはずれの塀(塀があるのだ)の向こうは、いまだ手付かずの荒野で、日本で言うと姥捨て山、ととれなくもないけど、フェニックスの街にはわりと近いし、町の中は安全そうだし、環境は悪くないのではないかと思う。

 楽しい寄り道をしていたら、ロスアンゼルスの宿に着いたのは結局7時半頃になってしまった。ロスアンゼルスに近づくにつれ車線が増え、交通量が増え、きらきらしたお店が増え、うーん、都会だねえ、の私たちの声も増えた。
 長い道のりを、事故もなく車の故障もなく、快適にたどってくることが出来た。本当に良かった。
 空港周辺を車でウロウロしていたら、今日も月が昇ってきた。今日のは満月なんじゃなかろうか。真ん丸い上に、えらくでかくて黄色い。こんな大きくて濃い月は見たことがない。ここの空港に降りる飛行機は随分低く街の上を通るが、巨大な月を見ているとやはり巨大な飛行機がこっちへ迫ってくるのも見えた。
 今夜の御飯は、偶然みつけた吉野家で。考えてみたら、今日本でもアメリカ牛の吉野家の牛丼って食べられないんだよな。そうか、ありがたい一杯なのか。旅行中一番食欲があったはずの私は残してしまったが、二人はきれいに平らげていた。

画像上は、サンシティにあったゴルフカート。後ろに買い物袋を積んでいる。ちなみにメーカーはヤマハ
下は、カルフォルニア州に入ってから見かけた風力発電の風車。他の地でも見かけたがここの方が規模がでかかったきがする。

2005.8.18 [木] 

本日の移動:アリゾナ州フラッグスタッフ→アリゾナ州フェニックス(約220km)
フラッグスタッフ:晴れ 相変わらすの乾燥 グランドキャニオンでは時々雨
フェニックス:晴れ もちろん乾燥、どっか壊れてんじゃないかというくらいの猛暑。夜でさえエアコンの室外機の前に立っているかのような暑さ

 フラッグスタッフは、グランドキャニオンへ南から入る際の玄関口のような町だ。アリゾナ州に入ってからは緑の少ない荒野のような平らな土地が続いていたが、ここへ来て急にカラマツや白樺の森が現れ、青々とした山々へ道は入っていった。玄関口といっても渓谷まで130km位離れており、写真で知っているあの赤茶けた崖とは道中の景色があまりに違うので、本当にこの先にグランドキャニオンがあるようには見えなかった。
 当初の予定では、グランドキャニオンは車でちょっと近くを流して見るだけ、ということになっていたが、昨日の化石の森公園が案外と面白かったのに触発されて、是非ともこの脚で歩いてみたいものだ、と思うようになった。今日もこの後、できるだけロスアンゼルスへ近づいておかねばならぬため、あまりゆっくり出来ないけれども。

 この数日で沢山の車をみたが、面白かったのがナンバープレートだ。車両登録した州名や州のシンボル、合言葉のようなものが書かれている。通過してきたミズーリ、オクラホマ、テキサス、アリゾナのナンバーを見かけたのは当然としても、随分沢山の州のものがあった。
 ここ、グランドキャニオンはいわずと知れた有名な観光地だけあって、全米から車が集まっていた。どこかものすごく遠いところのナンバーはないか、と駐車場へ行くたびにRさんと私は端から調べてまわったが、何と!メイン州を発見したよ。メイン州は北東の果て、ニューヨークよりも北にある、ここから直線で図っても3700kmは離れた州である。
 しかし実は昨日、もっとすごいナンバーを発見していた。それはアラスカ州だ。きっとカナダを越えてやってきたんだろうなあ。大変だなあ。これより遠いって言うと、あとはハワイ州だけか。
 昨日の化石の森公園では、我々の車を見た男の子に、
「セントルイスから来たの?!」
と声を掛けられた。彼らもミズーリナンバー、セントルイスから来たのだそう。遠く離れた地で同郷の者が気になるのはどこでも同じなんだなあ。

 グランドキャニオンは、もう書くのが面倒くさくなるくらい、すごくて唖然としっぱなし、月並みな表現だが感動した。とにかくでかすぎて、どこから手を付けていいのか分からない。歩くったって、どこを?大きなスイカに挑みかかる蟻んこのようなもので、高々1日ではどうしようもない。
 それでも少しでも歩きたい。地図にあった簡単コースのうち約2キロをお散歩気分で歩き始めたら、どういう訳か道に迷った。迷ったというか、本道からそれて、おかしいなあ、これで本当に簡単コースなんだろうか、というくらい危険な、手擦りのない崖っぷちの岩を伝って渡るところに、何故か入り込んでしまった。
 もともと歩くつもりにしていなかったので旅行中の私は素足に踵の高いサンダル履き、今日の服装は裾にレースの縫い取りがあるステテコみたいな白い七部丈のズボンに空色のキャミソール、という全くの街着で来ており、これで本当に事故になったら、アホな日本人の見本として知られることになるのだろうな。多分10分かそこらのことだったのだろうが、正しい道に戻れるまでの獣道はとても長く感じられ、無事だったのが不思議だ。

 手短に切り上げたつもりだったがやはり予定時間を過ぎての出発となり、今日の宿を確保できたのは日もとっぷり暮れた8時過ぎだった。
 明日の移動を楽にするために何とかフェニックスまでは行きたかったので、またも夜道を走ることになってしまった。運転席の妹には申し訳なかったが、後部座席の私はこの時間帯特有の景色に浮かれていた。どうも今の時期の日没は午後7時45分頃らしく、日照時間はかなり長い。日が落ちてからも暫くは薄明かりが続くが、南に向かう我々の車の右の窓には夕陽の名残のオレンジ色の空が広がり、左の窓には白く光る月が地平線から現れていた。なんじゃこりゃー!

画像は、右の車窓からの夕やけ

2005.8.17 [水] 

本日の移動:ニューメキシコ州アルバカーキ→アリゾナ州フラッグスタッフ(約480km)
アルバカーキ:晴れ 今日も乾燥
フラッグスタッフ:晴れ やはり乾燥。アリゾナ州に入ってからは日差しがいっそう強くなり照り返しがまぶしく頭が痛い。夜は一気に冷え込み寒い

 順番からすると今朝一番に運転するのは私だ。モーテルから高速道路40号線まではすぐなので、一般道といってもなんとかなるでしょう、ということで出発したが、いやあ、緊張しました。何で右側走るのよ〜。しかも40号線にのったと思ったらすぐに分岐点が現れ、車線変更できないままに流され続けてメキシコへ向かう25号線へ入ってしまった。慌ててこれを降りて恐ろしい一般道を通ってまた40号線へ入りなおす、こんなことで随分時間を食ってしまった。やはり私はまっすぐの道をただ機械のように運転するしか能がないのだね・・・。でも映画「夕陽のガンマン」「荒野の用心棒」の音楽はかけてもらった。うれしい。
 今日もこれといった観光もせずにただ移動だけする予定だったが、目的地までの消化距離が昨日までに比べてかなり短いので、40号線沿いにある国立化石の森公園Petrified Forest National Parkへ寄った。数あるアメリカの国立公園の中ではきっと地味な方にはいるんだと思う。大して期待もせず、ちょっと寄り道という程度に考えていたが、実はけっこう面白かった。
 化石ってどんなのだろう、と思ったら、ここのは主に古代の樹木がそのまま硬く石のようになってごろごろ転がっているものだった。大きな丸太ん棒のようなものも、よく見るとそれは全部、褐色、黄、白、黒などの入り混じった、メノウのような半透明の石なのだ。その数は数え切れないほどで、この公園を「森」と名づけたことに納得がいくし、その感覚を素敵だと思った。そしてどの木も一抱えもあるほど大きくて長い。ここには今、木と呼べるほどのものは何もなくただひたすら荒野だが、何万年前か何億年前か、一体どれほど大きな森がここにあったんだろう。
 ここには他にも面白い景色があった。地層ごとに色分けされたカラフルな丘がいくつも連なるペインテッド・デザートや、ブルー・メサと呼ばれる地域だ。前者では、濃い赤から深緑、白までの色がグラデーションの順番を時々入れ替えるようにして積み重なった小山が地平線まで続く。後者では、黒、青、薄ピンク、白などが。こちらは小山の間を歩くことが出来た。映画「スターウォーズ エピソード1・2」に出てくる、アナキンの故郷のような風景でもある。
 地層の中には、先ほどの木の化石が顔を出して埋まっているところもあり、周りには化石が砕けた褐色の小石が沢山散らばっていた。このオシャレで、整った横縞が隣の小山へときちんとつながっている光景は、誰かが作ったものではなくて、勝手に出来たものだ。
 もっとゆっくり眺めたり歩いたりしたかったけど、何とか日没までにはフラッグスタッフまで行かねばならず、後ろ髪ひかれる思いで再び40号線を西へ向かった。結局、宿に着いたのはしっかり日が落ちてからで、何の灯りもない高速道路は走りにくかっただろうに、Rさんが頑張って運転してくださった。

画像1番目:足元に普通にある小石。これも化石の破片か
2番目:ブルー・メサの景色。本当はもっとすごいのよー
3番目:ペインテッド・デザートの景色。実物はもっとすごいのよー
4番目:木片のように見えるが樹木の化石。大木級のものも沢山ある。現物はもっとすごいのよーー
*クリックすると少し大きくなります

2005.8.16 [火] 

本日の移動:オクラホマ州オクラホマシティ→ニューメキシコ州アルバカーキ(約800km)
オクラホマシティ:くもり  
アルバカーキ:晴れ 乾燥しているため直射日光が刺すように痛く、しかし日陰ではやや寒い。夜ともなれば肌寒い。道中の気温は約30度、日差しが強い割には案外と低い。

 州境を越えてニューメキシコへ入る頃には、昨日まではあった平らだけれど緑の草や木に覆われた大地は見えなくなり、オレンジ色の土がむき出しになった台地(メサというらしい)や、白い石がゴロゴロし硬そうな草がパセリみたいにボソボソ生えている山ばかりの景色に変わった。
 空がえらくでかいなあと思ったら、地平線が360度ぐるりと見渡せるのでそりゃ当然か、と気付いた。そういう中をまっすぐにのびる道を走っていると、一体どれだけ自分が進んでいるのかよく分からず、そういえば今日の私の走行速度も昨日より速く、時に時速128kmを超えていた。ひええ〜。日本では殆ど80kmでしか走ってないのに。
 高速道路には大型のトラックが多かった。何を積んでいるんだろう。明らかに引越しと分かる車も多く、我々同様に座席まで荷物を満載しているのをよく見かけた。普通車でレンタルのコンテナを牽引しているものもとても多かった。全米中に道路網がめぐらされているので、皆どこへでも自分で運転して行くんだなあ。
 昨日からずっとそうだが、高速道路だというのに障害物がすごく多くおっかない。その殆どは破裂したタイヤのゴム片である。こういうものを片付ける道路公団とかそういうのはないのかね。一度などは、タイヤ丸ごとが我々の車の脇を併走するように転がっていた。ひえええ〜。どうしてこんなことが起きるのか日本人の私には信じられない。
 もっとおっかなかったのは、もう日没だというのに暗がりの中を高速道路の路肩を歩いている人がいることだった。ひええええ〜。この先何マイルも荒野が続くというのに、爆走する車の脇を歩いて一体どこまで行くつもり?
 我々の予定の道のりは、昔のルート66とだいぶ重なる部分があるようで、道中にはよくこんな看板があった。

画像は、前方を走るおそらく軍用車両。筒先がこっち向いてるんですけど・・・。

2005.8.15 [月] 

本日の移動:ミズーリ州セントルイス→オクラホマ州オクラホマシティ(約960Km) 
セントルイス:雨 オクラホマシティ:くもり

 私にとっては楽しい旅行の始まりの日だが、妹にとっては今日は友人達とのお別れの日でもある。見送りに来てくれた昨日のKさんは私たちにお弁当を用意してくれていた。後で頂いたおにぎり3種と出汁巻き卵、小豆餅ケーキはとてもおいしかった。
 この5日間のドライブは、妹とその友人Rさん、私、の3人で、基本的には2時間ずつ交代して運転することにしている。右側通行に慣れていない私は主に高速道路のみ走り、一般道はあとの2人にお願いすることにした。
 あいにくの雨で、高速道路44号線はちょっと怖かった。激しい雨で前がよく見えない上に、前を走る車のあげる飛沫がこちらにかかって余計に視界が悪かった。
 初めての海外での運転は、何と言うか、おっかなびっくり、とにかくやってます、というだけで、あまり感動とか興奮とかはなかった。あらかじめ右側を走る感覚になれておきたいと思っていたが日本でその練習をできるはずもなく、やはり何だかいけないことをしているような、変な感じがした。ウィンカーと間違えてワイパーを動かしたり、ギアを握ろうとしてつい左手が空をつかんだり、シートベルトを探して右上を探ってみたり、間抜けなことを何回もやった。運転中に日本から持ってきた映画「続・夕陽のガンマン」の音楽をかけてもらった。うれしかった。

 Rさんも妹もアメリカ食には日頃から既にうんざりしており、旨いものを食べようとかいう夢や希望はもはや持っていないようだった。晩御飯は、宿の近くにあった中華風・日本風の怪しいレストランでとったが、そういう意味ではまあまあな方のお味だったのだと思う。
 今夜の宿はレッドルーフインというチェーンのモーテルにした。昨日の宿もそうだったが、どうも一般的なモーテルには、テレビ、冷蔵庫、ドライヤーの他に、電子レンジ、コーヒーメーカー、アイロンが標準装備としてあるらしい。しかし電子レンジなんかはともかくとしても、どれだけのアメリカ人がアイロンを使うことがあるのだろうか?そんなまめなことを彼らが旅先でしているとはとても思えないのだが。まあ、私はせっかくだから使ったけど。
 今回の旅行に出るまでは、一昔前の映画の影響かモーテルといえば、不倫をしている者達が逢引をするための場所であるとか、ベイツモーテルのように殺人が行われる所であるとか、そういう風に思っていたが、大変便利で合理的な宿であることが分かった。特に数人で車の旅行をする場合に適している。この日も3人で泊まって、1人あたり2400円くらいしかかからなかった。

画像は、ガソリン補給のために寄った小さな町からの空。変な雲がどんどん形を変え、降ったり止んだり晴れたり、天気もそのつど変わった。うーん、やっぱり波平さんのようには撮れないなあ。

2005.8.14 [日] 

成田:晴れ セントルイス:くもり

 米国中部ミズーリ州のセントルイスという地方都市に住んでいる妹がこの度西海岸地方へ引っ越すことになったので、その移動にくっついて私もドライブ旅行に便乗させてもらうことにした。
 セントルイスははっきりいって田舎の都市で、ざっとみたところこれといった面白げなところはないが、その昔、東から入植してきたヨーロッパ人達が西へと進めて行った開拓の玄関口にあたる街だったそうで、そこからロスアンゼルスを目指す今回の旅行は、当時の人達と同じルートをたどるようなもので、それだけでも何だか気分が盛り上がる。私も少しは運転させてもらう予定で、初めての運転と、見慣れない景色を楽しむことが今回の目的だ。
 セントルイスに到着後、妹とその友人のKさんと晩御飯を食べた。化粧の話になり、先日の3周年パーティで仕入れたファンデーション2色使いの話を得意げに披露したところ、その後寄ったスーパーでちょうど液体ファンデーション2本で1本分のお値段!との安売りをやっていたので、さっそくKさんは2色を購入、試してみると言ってくれた。ただ、一番明るい色と一番濃い色とを、という点について、アメリカでは一番明るい色は白人向けの色、一番濃い色は黒人向けの色、とえらく極端なため、中間の二色を選ぶしかなかった。
 夜は空港近くのモーテルに泊まった。なかなか寝付けず、テレビの映画チャンネルをちらちら観ていたら、どうでもいいことだけど、ここでもスティーブン・キング特集をやっていた。そうか、アメリカでもキング祭か。

画像は、昨日の新宿のキング祭りでもらった、スティーブン・キングの顔をかたどった金太郎飴。よく出来ているが、かわいくはない。

2005.8.13 [土] 

くもりのち夕立

 板橋区民美術館でやっているボローニャ国際絵本原画展へ行った。割と毎年行っているが、ことしのはなんか、ばかばかしいようなかわいさのあるのが少なかった気がする。
 今日の映画は「ライディングオブブレット」。面白かった。故郷の町へヒッチハイクで帰る青年が、道中で怖い目にいっぱいあうお話だった。
 明日から1週間、アメリカにいる妹とともにドライブ旅行にいく。この映画のような恐ろしいことがおきなければよいが、と思った。
 明日はまた早く家を出なければならないというのに終電まで遊びほうけ、まだ出発の準備が整っていない。なんか大事なものを忘れているんじゃないかと心配だ。
 気をつけていってきます。

画像は、映画館でやっていた「スティーブン・キング祭り」のスティーブン・キングの蝋人形。こうしてみるとただのオジサンが座っているようにしか見えない。

2005.8.8 [月] 

暑い

 例の機械が直らない。簡単にできる筈の部品交換が出来ず、立ち往生だ。

2005.8.7 [日] 

暑い。夜になり少し雨

 
 友達の家で浴衣パーティ、のはずが、阿佐ヶ谷の七夕
をひやかしてから西荻で韓国料理を食べる、に変更になった。でも浴衣は着ていったけど。
 阿佐ヶ谷はむか〜しに住んでいたのでうろ覚えているが、随分変わった。
 韓国料理はおいしかった。
 友達が、ウールの半幅をすごく個性的な締め方してやって来た。こんなのみたことない。というか、本人によれば、普通に結ぼうとしたら失敗しててこうなっていた、のだそうだ。

画像は、こないだ出来たばかりの綿絽両面染め浴衣。今日着ました。

2005.8.6 [土] 

暑い。深夜にすこし地震があった?妹が暴れているのかと思っていたが違ったようだ。

 久しぶりにお菓子教室へ行った。今日のは杏のタルト。まあまあの出来。
 今日の映画は「姑獣鳥の夏」。面白かった。呪の人形みたいな依り代を釘でがんがん打ち付けているシーンを観て、ああそうだ、仕事で使うトンカチ買うの忘れてた、思い出してよかった。
 京王百貨店の印伝売り場の小さな巾着を時々チェックして、気に入ったのが出ていれば買おう、と思っていたが、どのアイテムも殆ど全ての模様で作られているので、取り寄せを頼めばどれでも手に入るといわれた。ちょうど誕生日プレゼントを探していたので、線菊と聞く唐草文様をお願いした。楽しみだ〜。

2005.8.5 [金] 

暑い。夕べの雨のお陰か今朝はいつもより少し涼しい

 この暑いのに火のそばで仕事。あぶり焼きの気分だ。
 先日、仕立てをお願いしていた浴衣・長襦袢2点が届いた。こういうの、久しぶりだー。嬉しい。これらは全て数年前に買って、自分で仕立てよう!などと思って抱え込んでいたもので、結局くじけて放ったままだった。
 痛んでる祖母の着物や丈の会わない古着などを中心にこれから直してもらうことにしようっと。

画像は、その辺に咲いていたセリの花。隣の土地が田んぼだった頃にはよく見かけた。その頃のがまだ少し藪に残っているようだ。

2005.8.4 [木] 

晴れ。蒸し暑い。夜になって少しだけ夕立

 仕事で使う機械が壊れた。というか、してはいけないことをしたら部品の一部が折れた。すごくあせったが、機械屋さんに電話したら、新しい部品があれば私でも治せる、との事で一安心だ。
 すぐに助けの来ない田舎の一軒家に暮らして、しかもよくわかんない機械とともに仕事をしていると、私が進むべきだった高校や大学は、本当は工業高校や理工学部だったのではないかとよく思う。水が止まったの、電気が通ってないだの、機械が動かないだのという時に必要なのは、やはり電気や機械いじりの知識だ。あと、あると更によいのは自然科学かな。
 機械屋さんに電話して、うちの機械に何が起こったのか、どの部分がおかしいのか等を言葉だけで説明するのはけっこう難しい。専門用語や部品の名称をしらないので、
「鉄でできたソファーみたいな形のもので、下にバネがついている」だの、
「T字型のような、団扇のような、平たい鉄でできたもので、ぱったんぱったん動くやつ」とかの、
これで分かるんだろうか、という説明でも、どの機械屋さんもちゃんと何のことかすぐに分かってくれるので、すごいなあ、といつも思う。
 逆に素人の私への説明も、平たく易しい言葉で、
「直径2センチくらいの金色の丸いふた」
「その軸を自分の方へ倒す」
とかの分かりやすい説明をしてくれる。やはり、すごいなあ。

画像は、かわいくもなんともないが、今日の折れた部品。

2005.8.3 [水] 

晴れ。やはり暑い。熱帯夜

 昨日の獣の正体はいまだ分からないが、もしかしてあれは脚ではなく尻尾だったのかもしれない、と思い始めている。アライグマでは?とのご意見もいただいたが、そういう狸系の可能性は高いと思う。でも普通の狸ではないような気がする。
 夜、友達と地元の温泉に行ったら、玄関に猪と鹿の剥製が置いてあった。私がみたのはこれらとは全然違うな。

 三周年パーティの波平さん写真館を拝見。
 ほんっとうにびっくりしました。すごくきれいな写真ばっかりだから。カメラマンの人徳の賜物だと思った。
 私もあんなふうに撮ってもらった写真は今まで一枚もない。
 しかしあの時は酔っ払ってげへげへ笑いながら鼻を鳴らしていたような気がするのだが、まさかあれほどきれいに(自分の写真をきれきれいっていうのも初めてだ)撮られていたとは、もっと酒臭い写真になっているのではないかと思っていた。
 パーティの朝、化粧やらなんやらして鏡を見ながら、映画「ズーランダー」のように今日のキメ顔?path=gallery&path_key=0196229[「ブルースティール!」]だの「マグナム!!」だのを考えていたのだが、写真にはそのどれでもない姿が写っており、やはりキメ顔などではなく油断したところをプロは見逃さないのだなあと感心しました。
 こりゃあ、知らない人は騙されるだろう。というか、これなら騙せる・・・。ふふふふ・・・。

画像は、その辺にいた虫。葉っぱはカラムシ。

2005.8.2 [火] 

晴れ。あまり風がない

 夕方、普段はあまり使わない外階段のあたりでゴトゴトと音がし、顔を出してみたらいきなりドスドスドス!と重そうな振動と共に、毛むくじゃらの何ものかがすごい勢いでこの階段を駆け上っていくのがわずかに見えた。私はちょうど階段の下におり、段々の隙間から灰色の足のようなものが見えただけで、それがどんな格好なのか等はまったく分からなかった。
 鬼気迫るようなその足音は階段を登りつめ、次の瞬間に今度は更に先にある藪の中へ、バサーっと降りる音がした。振り返ってみたが草が揺れているだけで、何がどこへ行ったのか、茂みがきれいにかくしてしまって分からなかった。
 犬や猫ではないと思う。もっと大きくて重くて、人になれていないような切羽詰った粗野な感じがした。階段を見てみたら、上り詰めた突き当たりは柵になっているが、柵の根元には30センチくらいの空間があいているので、ここをくぐって下の藪へ飛び降りたのだろう。とりあえず思いつくのは猪、かなあ。毛の色はごま塩頭のような灰色で、わりとフサフサしていた印象がある。

画像は、もちろん写真など撮れなかったので、そのときの様子をお絵かきソフトでかいたもの。

2005.7.31 [日] 

晴れ。昨日ほどではないが蒸し暑い

 真楽1周年記念パーティのときは、前日から一人盛り上がるために都内にホテルをとった。今回の3周年でもなんとなくそれも楽しみで同じく昨夜はお泊まりました。宿のランクは予算の都合でだいぶ下げたけど。
 人見知りで非社交的な性格なので、こういう集まりは楽しさ半分、恐怖1/4、その恐怖のあまり醸し出されるアドレナリンによる高揚への期待1/4(自分でもよく分からない)だけど、結局親切な皆さんのお陰で楽しく過ごすことができました。
 家で早速やってみた化粧水のパッティング、簡単そうに見えたコユミさんの細かく叩く手つき、あれは案外と難しい。パタパタパタパタパタ・・・・と振動するように叩くがうまくいかず、ビンタの連続になってしまう。髪のブロッキングも、また対丈着物の着付けも、いずれにしても練習が大事なんだね。やり方を教わるだけでなく、それを自分のものとして取り込まないと使えない。与えられるのを待っているだけではどうにもならないものと付き合っているっていうのが、着物関連の面白いところかもしれない。
 野郎どもの着物講座は、隣でこっそり玉簾の練習をせねばならなかったのであまり見られなかった。皆さんの歓声を聞くにつけ残念さが募った。見えないだけに、
「この越中が・・・」
「六尺が・・・」
という声を聞くたびに、衝立の向こうで繰り広げられている出来事について悶々と想像をかき立てられ困った。あっちでは、あんなことやこんなことやすごい事が始まっているんだろうなあ、と。
 会のあとは、銀座へビールを飲みに行く一団に便乗させていただき、結局終電まで長居させていただきました。こんな酔っ払って訳わかんない私を相手にしてくださって、皆さん本当にありがとうございます。とても居心地のよい一日でした。
 次は何周年のお祝いがあるのかな。海の家で、っていう案、いいですね。創立が夏なのだから夏らしく。

画像は、会場に飾ってあったしょうさんのお花。頂いて帰って家に飾ってます。さらに波平さんによる私の写真も追加。よい構図で、なんかカッコいいぞ、わたし〜。るるる〜。

2005.7.30 [土] 

晴れ。東京はやっぱり蒸し暑いね

 人形町の元祖親子丼の店「玉ひで」へお昼ごはんを食べに行った。何も暑いときに並ばなくてもいいのに、思えば何故かここへ行くのは大抵夏だ。
 水天宮へもお参りした。私の願掛けがえらく長いので一緒に行った人に、願い事を箇条書きにして全部読み上げているから時間がかかるのだ、そんなにだらだら長くては神様は疲れて全部終いまで聞いていてはくれないだろう、と言われた。
 じゃあどうやればいいのさ、との私の問いに、いくつもお願い事を羅列するのではなく、一枚の絵に描いてそれを神様に見せたほうが伝わりやすく親切というもので、自分は常にそうしている、のだそうだ。偉そうだ。
 今日の映画は「チームアメリカ☆ワールドポリス」と「亡国のイージス」。どちらも面白かった。前者は、もっと政治風刺になっているかと思ったが、どちらかというと映画のパロディの色が強かったように思う。人形劇だけど、もしかして18禁なんだろうか。

2005.7.29 [金] 

晴れ。暑い。夜になってもあまり涼しくならない

 今朝、草刈をしていたら急に手が痛くなり、どうやら何かにそこを刺されたらしかった。
 みるみるうちに指が腫れ、周りもむくんだように膨らみ始めた。痛みは痺れるような感じで、肘まで及んだ。これではあさって玉簾を握れるのだろうか。と思ったが、キンカン塗って2時間もしたら腫れがひいた。よかった。でも何に刺されたんだろう。見当がつかない。

 夜、外の明かりの下に大きな蛙とカブトムシの雌がいた。蛙はカブトムシを狙い、時々ぱくん、とくわえ込もうとしていたがうまくいかず、やがてカブトムシが今度は蛙に飛びかかり、反撃をはじめた。蛙はゆっくり去っていった。
 この蛙、もしかしてブモーブモーと鳴く、あの蛙かなあ。食用蛙は牛のように鳴くらしい。ぽってりとしていい肉付きだった。

画像のがその蛙とカブトムシ。付近にはカブトムシの匂いが充満していた。雌は何だか鉄のような、独特のにおいがする。この辺りではこのにおいのせいか雌のことをまぐそ(馬糞)と呼ぶ。

2005.7.27 [水] 

台風一過で快晴。暑いが乾燥しているので過ごしやすい方

 昼ごろ、外でギリギリ・・・、とうるさかったので見てみたら、でかいバッタが鳴いていた。鳴き声からしてキリギリスか?仮面ライダーみたいな顔をしていた。写真のがそれ。

2005.7.25 [月] 

くもり。天気予報では雨のはずだったが、夜になってようやく降り始めた

 去年からみなさんの日記でよく登場していた桃トーストを私も作ってみた。おいしかった!バター多めのほうが私好みだ。
 桃の産地の近くに住んでいるくせに地元で買ったことは殆どなく、岡山の伯母が送ってくれた白桃をつかった。まだちょっと硬かった。

 昨日の日記の写真、鯨歯の帯止めは、あれは万寿菊というのだそう。(Kさんありがとうございます!)
 最近、着物はわりとちょくちょく、当たり前のように着るようになったが、こういう周辺のことについての勉強が殆ど出来ていない。着ることが日常になりつつあるから着物を特別視しなくなった、ということかもしれないが、それもつまらんなあ。

2005.7.23 [土] 

くもり

 浴衣を着て出かけるつもりが、朝からちょっと涼しいので明石縮もどきに変更した。
 昼に西荻でインドカレーを食べた。うまかった。
 おやつにでかい抹茶かき氷やほうじ茶を飲んでいたら、大きな地震があった。青山通り沿いだから、下に地下鉄が通っているのかな〜、と地震じゃないことにしようとしたが、やっぱりこれはそういうのん気なものではないと嫌でもわかり、いやあ、こわかった。
 映画は新宿に移動してみようと思っていたが電車が止まっており叶わず、仕方なく渋谷で観た。ビルの上の方だった。こういう地震の後だとエレベータはなんか気になるなあ。晩御飯も上階の方だった。
 今日の映画は「アイランド」。なんか既存のSF映画の寄せ集め的なストーリーだったがおもしろかった。

画像は、こないだの熊野旅行の際に勝浦で買った鯨歯のブローチの金具を帯止め用に替えたもの。このあたりも昔は捕鯨がさかんだったらしい。

2005.7.18 [月] 

今日も晴れ

 湯の峰温泉の名物の一つ、つぼ湯は、岩をくりぬいた小さな湯船に温泉を引き、小屋で囲っただけの簡単なものだ。一度に3人くらいしか入れないのでいつも順番待ちで、残念ながらこれに入れないまま、今日も早起きして早々にここを発たねばならなかった。
 せっかくだから海にも行きたい、帰る途中で白浜に寄った。今日は海の日だしね。だもんで、案の定、浜は人でいっぱいだった。観光客向けの魚市場へもより、なんだかしゃぶしゃぶ用牛肉みたいに脂がいっぱい飛んでるマグロの大トロを食べた。うまかった。
 早起きしたり歩いたり、普段より疲れることをしていた筈だけど、とても楽しかったからあまり疲労感を感じなかった。よい仲間に出会えてよかった。またどこかに行けたらいいな。

画像は、白浜の海。本当に白い砂がきれいな浜だったが、この砂はオーストラリアかどっかから運んできているものだという話も聞いた。

2005.7.17 [日] 

晴れ。暑い

 初めて知ったのだが、熊野古道とよばれる道はずいぶん長く、あちこちに枝分かれもしている。これを制覇するには、お遍路のように何日も掛けて途中で宿をとりながら進まねばならない。そんな時間も根性もない私達が歩くのは、中辺路と呼ばれる道の、熊野大社までの約9キロ、比較的高低差がなく全体に下りが多い行程だ。ガイドブックや地元の人の話によれば、せっせと歩いて3時間半くらいだそう。
  今日もこのあたりは日差しが強く、汗で服がすぐにびしょびしょになった。だんだんなりふり構わなくなり、道中何箇所かにある冷たくておいしい湧き水に手ぬぐいを浸しそれを頭や首に巻き、挙句には神社の禊の水を頭からかぶったり服に掛けたり、少しでも涼しくするために色々やった。さんざん道草を食い、道草だけでなくとれたてのトマトや手作りの梅干、古代米のおこわなどももりもり食い、結局5時間ほど掛けて熊野大社に着くことができた。
 大社近くの茶屋でご褒美のビールを飲んだ。この後、宿のある湯の峰温泉までバスを待たずに歩いて帰ろう、大日越えという古道を通れば宿のすぐ前に出られるらしいので、その方が風情もあるし時間を有効につかえる、と相談がまとまった。
 が、この大日越えが今日一番の難所だった。膝を90度以上上げねばならないくらい急な段々の坂道を、うっそうとしてどこが頂上なのか分からない中をただ延々と上らねばならなかった。すぐにマラソンのときのような呼吸になり、やはりビールが祟ったのか、飲んだ私ともう一人のところにだけ、蚊がわんわんとやって来た。
 峠らしき所へ出たときには、嬉しさとお疲れによるハイのため、他に誰もいないのをいいことに叫びまくり、3人揃って記念撮影をした。上りの途中でおじ様たちのグループを追い抜いた。決して私達は健脚な方ではないが、辛くても半端なところでは休まない、けりがつくまでは止まらない、という暗黙の了解が今日一日でいつの間にか私達にできていて、そういうところに普段の彼女らの仕事ぶりとか真面目さとかが表れていて、おもしろかったし嬉しかった。

画像上は大日山の杉・檜の林、下は湯の峰温泉。川沿いの囲いで、90度くらいあるお湯に卵などを浸して茹でて食べる。

2005.7.16 [土] 

晴れ。暑い

 二泊三日で和歌山県は熊野へ行った。着物を通じて初めて知り合った人たちと一緒だ。わりと頻繁に会っている私達だけれど、こんな旅行をするほど親しくなるとは当初は思わなかった。とてもうれしいことだ。
 和歌山へは名古屋を経て紀伊半島の海沿いに南下する電車で行くが、思いのほか時間がかかるので今朝は6時頃の新幹線で東京駅を出た。
 メインイベントは明日の本宮大社への熊野古道散策だ。その足慣らしのつもりで、那智大社への古道、大門坂を登った。
 足慣らしって、こんなにきついもののことを言うの?たかだか600mと甘く見ていたが、運動不足気味に加えて飲酒後の身にはなかなか応えた。明日の本番は大丈夫なのだろうか。
 本宮近くの湯の峰温泉の宿に泊まり、よいお風呂で本当に疲れがとれた気分がした。

画像は、那智大社奥にある那智の滝。国内では最大の落差を誇る、ここの信仰の対象である瀑布。

2005.7.12 [火] 

くもり

 保健所の人達が作業場を巡回視察に来、検便の容器を置いていった。
 明日の朝8時までに○○屋さんに提出するように、○○屋さんが保健所への届出担当になっているから、と告げられたが、私は常に便秘気味なので検便には小学生の頃から苦労してきており、急に言われても都合よく用意できない。例年、遅れて自分で保健所へ持ち込んでいた。
 しかし、昼飯もりもり食べたからか腸が動き始め、予想外に早いチャンスが到来した。普通は明日の朝に採取したものを提出するらしいが、明日は明日でどうなるか分からないので、この機会を活かすことにした。
 ○○屋さんは魚屋さんだ。訪ねたことは一度もない。行ってみたら店頭以外の入り口が分からず、かばんに大変なものを隠し持っているのを気にしながらも、店に入っていった。
 店内にはお客さんが一人いた。この人の前でブツをやり取りするのは大変はばかられたが、仕方がない。店のおばさんに小声で来店の理由を説明した。おばさんはすぐに何のことか分かってくれたが、
「え?もう出たの?」
とやや驚き顔だった。
「はあ、まあ」
という私に、
「普通は明日の朝のを使うんだけどね」
「あ、じゃあ明日出直してきましょうか?」
「いいわよ、預かっときます。でもこの陽気だし、おかしくなってもいけないから、冷蔵庫へ入れておかないとね」
といって、おもむろにそれを、冷蔵庫へ、
商品の魚が入っている陳列用の冷蔵庫へ、
お客さんが買おうとしている魚が入っている冷蔵庫へ、
お客さんが見ている前で冷蔵庫へ、
すっと、しまった。
 よかったんだろうか、今日渡してしまって。いいんだろうか、あのお客さんはここで魚を買って・・・。
 近くに停めた車へ戻る途中、犬を連れた人とすれ違った。犬は、私が近づくと猛烈に擦り寄ってきた。かばんの中にはもう何もないのに、においで分かるんだろうか。

2005.7.10 [日] 

晴れ。けっこう暑かった

 早起きして韓国のヤクザ映画「甘い人生」を観にいった。面白かった。ビョン様は何か色々食べていた。
 来週の連休に行く熊野古道でのハイキングのために、靴を買った。バーゲンやっててちょうどよかった。

2005.7.9 [土] 

くもりのち雨

 最近よく耳にする「遊就館」に行ってきた。
 感想は・・・、色々ありすぎて複雑でうまく書けない。その後の予定の都合で駆け足で眺めるだけになってしまったところも多いが、こう言っていいのかどうか、正直言って時間がたっぷりあってもあまり長居したくないところだった。それはだから色々な意味で。
 その後の予定というのが又、不謹慎かもしれないが映画「宇宙戦争」を観ることだった。しかしこれは大変面白かった。オチのつけかたなどに批判を聞くものの、私はあれでいいと思ったよ。この夏のSF映画は面白いのがいっぱいで嬉しいなあ。

 この夏で初めての浴衣、のつもりが案外と寒そうだったので、片貝木綿の藍と松煙染めの浴衣に半襦袢を着て出かけた。まだ夏物らしいものは着ていないなあ。

2005.7.4 [月] 

大雨

 もしかしたらこのまま辞めてしまうのかも、と思われていた高齢のパートさんが今日からまた来てくれることになった。本当によかった。とはいえ、まだまだ長く働いて欲しいけど、どうなんだろうか。やはり心配だ。

 ここんとこずっと調子の悪かった機械が、今日になって本格的におかしくなった。修理したり自分でもあれこれいじったりして騙し騙し使ってきて、まだまだ長く働いて欲しいけど、どうなんだろうか。
 何てったって、昭和53年3月製造、って裏に書いてあるもんね。私がまだ幼稚園行っていたときのものだよ。そりゃあ具合も悪くなろうし、交換する部品も製造中止になっているだろうよ・・・。
 うちではこれよりもっと古い機械も現役で働いている。戦後しばらくして中古で買ったその機械は、作りが単純なのかあまり問題起こさずに動いている。これもまだまだ長く働いて欲しいけど、どうなんだろうか。

2005.7.2 [土] 

くもりのち晴れ

 先日の衣替えででた今後着ないであろう服を、フリマで売りに行った。あまり売れなかった。持ってきたものの大体半分くらいかな。まあ、こんなもんか。
 最近のフリマって、業者の人が仕入れに来ているらしく、こちらが品物を並べる前からやってきては、
「何かブランドもんある?」とか
「セレクトショップ系のものある?」
とかの、私には意味不明なことを尋ねていくことが多い。どうやらこういうところで安く買い込んだものを、経営するリサイクルショップやネットオークションで売るらしい。だから今時はフリマにくる客のかなりの人が仕入れ目的であるという。
 というようなことを、隣で店出していたおじさんに聞いた。私の持ってきたものといえば本当に使い倒した古着だけだから、そういう需要には応えられないなあ。家にあった不要なものだけだから、別に高く売ろうとか元を取ろうとかのつもりはなく、捨てるのは気が引けるから持ってきたまで。
 というようなことを、隣の店のおじさんに話したら、
「本来フリマってそういうものだよね。いやあ、健康的だなあ。いいですねえ。夜なんかも、案外早く寝てるんじゃないですか?」
という、これまた意味不明なことを尋ねられた。
 昼ごろから日差しが強くなり、地べたに座ってお日様じりじり浴びてるのはきつかった・・・。
 夕方に待ち合わせた友達とは楽しく過ごしたけど、フリマの疲れのせいか、はたまた便通が悪かったせいか、帰ってから具合が悪くなった。早々に寝た。
 
 

2005.7.1 [金] 



 知人に借りた映画「スタスキー&ハッチ」を観た。去年リメイクされたやつだ。たたたたのしかった。やっぱりベン・ステイラーはすてきだ。

↑くだらないことに使ってみました。テキストリンク

2005.6.28 [火] 

晴れ。暑い、暑すぎる

 暑くなってきたなあと思った頃にまた、暑い熱いお仕事が再開した。そういう商売なのでしかたない。すごしにくさのことを考えたら不本意ではあるけれど、もっともっと暑くなれ〜、と思う。

 む、明日から仕事の後は浴衣で過ごしてみよう。気分転換と快適さのために。

 夏休みに、もしかしてまた妹のところへいくかもしれない。またアメリカの田舎か、とも思ったが、車で北米大陸を半分ちょっと横断の旅って、面白そうだ。

2005.6.26 [日] 

晴れ

 早起きしてモーニングショーの映画「海を飛ぶ夢」を観た。よいお話だった。ううう・・・。
 昼御飯を早食いして映画「50回目のファーストキス」を観た。おもしろかった。
 この二日間、4本観て4本ともよい映画だった(←あくまで私にとって)。大変充実して幸せな気分だ。
 あちこちのデパートで浴衣売り場が出ていたので見にいった。うーん、いろいろ見方はあるんでしょうけれど、ポリの浴衣っていうのはどうも好きになれないなあ。
 先日、「おたすけくらぶ」さんに、数年間眠らせておいた、というか自分で作ろうと思って放っておいた綿絽の浴衣の仕立てをお願いした。楽しみだなあ〜。

2005.6.25 [土] 

晴れ

 本当は先週行きたかったのだが、待ち望んだ映画「バットマン ビギンズ」を観にいった。暗い話だろうと予想していたがその通り、面白かった(ヒロインを除く)。シリーズ全5作のうちでこれが一番好きだと思った。バットマンはブータンで修行していたので着物っぽい服を着ていた。
 夕飯後、やはり待ち望んでいた映画「スターウォーズ エピソード�V シスの復讐」を観にいった。暗い話だろうと予想していたがその通り、面白かった。シリーズ全6作のうちでこれが一番好きだと思った。毎度のことだけどジェダイは着物っぽい服を着ていた。
 「スターウォーズ」前2作の先々行上映では長蛇の列に並んでの入場をしたが、今回の有楽町の劇場は指定券制だったので混乱もなく楽だった。確か「エピソード�T」の時には4時間並んだような憶えがある・・・。お祭りみたいなもんなので拍手や歓声は構わないと思うけど、劇中のダースベイダー誕生のシーンで騒ぐのはやめてほしかった。かなしーいシーンなのにさ。
 一日中コンタクトレンズをして遅くまで画面を見つめていたからか、目が充血してしまった。まるでフォースの暗黒面に陥ったジェダイのような血走り様だった。

2005.6.19 [日] 

晴れ

 昼前に友達の家を出て、時間があるから映画観たかったが、しかしどんなに面白い内容であってもこれでは寝るな、という確信があったので、買い物して帰った。
 最近になって久しぶりに洋服を買うようになったら、いつのまにか腹回りのサイズが大きくなっていたことに気がついた。よーし、着物向きのよい体型になってきているぞーーーーっ。

2005.6.18 [土] 

晴れ

 友達の家でお持ち寄りパーティをした。昼間から飲んで浮かれていたので、楽しかったのは覚えているけど何を話したのか、ろくに思い出せない。もったいない・・・。
 もう一件、別の友達に呼ばれてお宅にお邪魔し、こちらでも飲んで浮かれてお話して、寝たのは朝の4時半だった。やはり楽しかったのは覚えているけど何を話したのか、殆ど思い出せない。
 悶々と思い悩んでいる友達から話し相手に指名されることが多い気がするけど、つくづく私は忍耐力がないというか、聞き下手であると思う。相手に同調し、意見せず、ただやわらかい布団のように受け止めることの難しさよ。
「うんうん、そうね〜」
を繰り返していたら、脇で聞いていたそこんちの1歳半くらいの子供がやがて、
「うんうん、そうね〜」と真面目な顔して真似し始めたのでおかしかった。

2005.6.12 [日] 

曇時々雨、晴れ間も

 本日も映画三昧、のはずが、やはり2本しか観られず。それというのも補正につかった糸瓜の位置が悪く、立っていればいいけど長時間座っているとアバラに当たって具合が悪くなったから。やはり手作り糸瓜でないと補正には向かないのか。
 観たのは「Litte birds -イラク 戦火の家族たち-」「さよなら、さよなら、ハリウッド」。どちらもおもしろかった。
 前者では、「アメリカと共にイラクにやって来た日本は裏切り者だ」「無実の人々を大勢殺したアメリカと日本は同類だ」云々と言われるたびに、私もその日本人なのだなあと思い、悲しかった。

画像は、鳥が運んできたのか数年前から勝手に生えているホウズキ。花の付け根のところに小さな袋が出来始めている。 

2005.6.11 [土] 

曇時々雨

 この週末は映画鑑賞強化日間ということで、よくばったんだけど今日は結局二本しか観られず。それというのもまたも警察に行かねばならなかったから。話を聞いてくれた刑事さんの携帯電話の着メロは「西部警察」のテーマソングだった。
 観たのは「オペレッタ狸御殿」「フォーガットン」どちらもおもしろかった。

画像は、うちとの地境ぎりぎりいっぱいまでに隣の地主が植えた檜。レースのような葉がきれい。

2005.6.10 [金] 

曇りのち雨

 パートさんとこの畑でもついに猪にジャガイモをとられたらしい。毎年のこととはいえ悔しいとのこと。お陰で、新じゃがの時期には少し早いのに、残った株を全て掘り返して収穫するはめになったそうだ。
 ジャガイモの季節が終わると、今度はかぼちゃやサツマイモを狙って再び現れる。その合間には猿も出てくる。猪や熊は葉野菜は食べないようだが、猿は長ネギを抜いて白いところを好んで食べるらしい。女、老人をなめているので、目の前をゆうゆうと、脇にかぼちゃを1個抱え、もう片方の手にはスーパーの袋に入れたかぼちゃを提げて、平気な顔して去っていったこともあるという。
 私は何の被害も受けていないからだけど、スーパーの袋を提げた猿ってかわいいと思う。あら、どちらでお買い物?という感じ。 

2005.6.7 [火] 

晴れ。さわやか〜

 鳥のことはよくわからないけど、気がつくとうちの周りでもけっこう色んな鳴き声がする。
・けけけけけけけけ・・・・・・筒井康隆の小説によく出てくる笑い声のようだ
・ぎょぎょぎょぎょ・・・・・・今日は特に騒がしかった
・つぴーつぴーつぴー・・・・・多分、セキレイ
・ほーほけきょ・・・・・・・・いわずと知れた
・ほーほーほー・・・・・・・・夕方から聞こえる。多分、ふくろう
・ぴーちくぱーちく・・・・・・でたらめに出任せを喋っているような感じ
・?・・・・・・・・・・・・・ガビチョウ。外来種で他の鳥をまねて色々に鳴いているらしい。上のでたらめのもこれかも
・ぴーーーっぴーーーっぎゃーぐあー・・・多分、ヒヨドリ

 そして、鳥じゃないと思うけど時々聞くのが、
・ぶをーーーーーーーーーー
というもの。夕方から夜に掛けて、突然一声聞こえる。家族に言っても聞いたことないとかで、正体不明。と思ったら、パートさんでもこれを時々聞く、という人がいた。何か獣だと思うけど、一番ありそうなのはイノシシか。

画像は、そろそろあちこちで咲き出したドクダミ

2005.6.6 [月] 

晴れ。けっこう暑いが風がありさわやか

 草刈をした。今頃のものはまだ草が細くてやわらかいので鎌で簡単にすぱすぱ切れるので楽だ。これが夏の真っ盛りだと硬くてなかなか切れなくなる。笹は今でも刈りにくいけど、今の内にやっておかなければ。

画像は、家の裏に勝手に生えてきた桑の、たわわに実る枝。鳥がよく寄ってくる。

2005.6.5 [日] 

晴れ時々曇・雨

 先日壊れた機械の修理をしてもらった。なんとかなったようだ。よかった。

画像は、ここ数日で白くなりだしたマタタビの葉。こうなってくると入梅なんだそうだ。実は猫の好物というけれど、葉でも枝でも猫は喜んで、食べると本当に元気になるらしい。

2005.6.4 [土] 

曇時々大雨

 本当は封切と共に観たかった映画「ミリオンダラーベイビー」を観た。ううう・・・、面白かった。イーストウッドは若い頃からもともと皺くちゃだったが、更に皺皺度に磨きがかかっていた。髪型のせいか、頭が全体に小さくなっているような気がした。縮んだのか?
 御大、75歳のお誕生日を先月末に迎えたばかり。まだまだ頑張って欲しいなあ。本当に。
 一緒に行った人と映画の話をいっぱいした。楽しかった。ロシア料理もおいしかった。

2005.6.2 [木] 

くもり

 仕事用の機械の一つが壊れた。がーん。

 お葉書ありがとうございまーす。

2005.6.1 [水] 

晴れのちくもり

 パートさんの一人、齢70歳を超えている方が、最近肩の骨にひびが入ったとかでお休みしている。ついにこういう日が来たか・・・、という残念な思いがする。同じくらいの年齢のパートさんがもう一人いるが、こちらの方はありがたいことに毎日元気に出てきてくれる。
 不定な日程を組んでいるので、仕事をお願いする電話を掛けるたびに、ああ、今回は大丈夫だろうか、ちゃんと出てきてくれるだろうか、ととても心配になる。
「ちょっと体の調子が悪くて・・・。」
なんていう返事がきたらどうしよう、と思いながら予定を告げている。具合が悪いものを無理に引っ張り出す気はないのだが、来てくれるつもりがあるうちは是非頑張ってほしいと思う。
 正直言うと、誰か辞めることになった場合の穴埋めが面倒という、そういう気持ちもある。難しい仕事じゃないけど、きれいな仕事じゃないし体力もある程度は必要なので、なり手を見つけにくいのだ。しかし、私が小学生の頃からうちで働いてくれた人がいなくなるのは本当に寂しいので、無理なことと分かっていても、いつまでも変わらず来て欲しいと思ってしまう。
 本人の話では6月中旬頃に復帰するつもりでいるらしい。どうか元気で出てきて欲しいものだ。

2005.5.29 [日] 

くもり

 近所で手に入らない物を買出しに行った。望みのものがみつかり、よかった。
 京王デパートで伝統工芸展を見た。去年ここできれいな茜染めの帯を見つけた。京王友の会で毎月積み立て貯金をしてお金を増やし、それをつかって翌年晴れて帯を買う、という方法をこのお店の方に教わった。その足ですぐに友の会に入り、今月ついに満期を迎えた。しかし商品券となった積立金を使えるのは6月になってから。つまり私が帯を手に出来るのは来年の伝統工芸展でのことになる。長くかかるなあ。まあ楽しみにしながらもう一年過ごせるってことだな。
 久しぶりに観た映画は「バタフライエフェクト」。おもしろく、悲しく、でもよいお話だった。いろいろと文句の付けようはあるだろうけれど、こういう記憶喪失ものや、過去をいじくって行く末が変わるドミノものは好きな分野だ。

2005.5.28 [土] 

くもり

 BBSで知った展覧会「華麗なる装いの世界」http://www.sen-oku.or.jp/...を友達と観にいった。以前行った「三井家の着物」http://www.kanshin.jp/...の、もっと規模の小さいもの、という感じ。おもしろかった。
 向かいにあるスウェーデン大使館の門が開いていた。大使館って門を固く閉ざし、警備員がいつも見張っているもの、と思い込んでいたので、家族連れが出入りしたりしてえらく開放的な雰囲気に、私達もちょっと入ってみようじゃないの、ということでついふらふらと。バーベキューパーティーをしてるような貼紙があり、別に肉を食べたいわけじゃないんだけど、去年イベントで来たこの大使館が面白いところだったので、また見てみたいなあ、ということで入っただけです。結局焼肉はもう終わっており、その中で着物でウロウロする余所者は明らかに怪しかったらしく、誰にも咎められなかったけどジロジロ見られました・・・。
 夜には、初めての能鑑賞のために増上寺へ行った。ここで薪能が上演されるのだ。演目は「羽衣」、狂言「棒縛り」、「船弁慶」。後者2つが面白かった。全部で3時間半もかかった。そういうものなのかな。

2005.5.26 [木] 

晴れ 最近あまり雨が降らない。降って欲しい

 パートさんに、自分ちで採れたというさくらんぼを沢山頂いた。佐藤錦だそうだ。すごいなあ。こんなのが作れるのか。

 今のところ、不義理をしてしまっている方が4名。すみません、週末でないと家を出られないのです。いま少し、お待ちくださいませ・・・。

2005.5.23 [月] 

晴れ

 さっき知ったんだけど、私が妹んちを発った翌日、妹んちから歩いて5分の映画館に、私のかなり好きなアメリカ人俳優の一人アダム・サンドラーが来てたんだって〜!!むむむ、入れ違いだったなあ。くやしいなあ。
http://story.news.yahoo.com/...

2005.5.22 [日] 

セントルイス:晴れ

 時差ぼけはあまりないほうだけど、今回は慌しかったせいか飛行機に乗ったらすぐに眠くなった。今朝も早い便だったし。またも5ドル払ってワイン飲んだよ。
 今回もヒューストンから成田までの機内で非常口前の席になってしまった。チェックインの時に英語は達者かと尋ねられ、いいえ達者じゃありません、達者じゃないので先日は席替えをされました、と伝えたら、成田までは長旅なので通路に面してないときついだろう、とりあえず席は非常口前にしといて、無理なようなら交代すればよい、とか何とか言われて、結局またも甘えてしまった。
 しかも隣の、同じく非常口前の席に座った韓国人の男性はどうやら私レベルの英語しか出来ない人のようだった。大丈夫なんだろうか、この飛行機。しかし、通路挟んだ隣の男性は軍人だそうで、いざというときはこの人に頼ろう、などとやはり心の中で甘えてしまった。
 この軍人さんは村上春樹「スプートニクの恋人」の英語版を持っていた。私の持っていた半村良「かかし長屋」に関心があったらしい。少しお話ししたら、何と、この4ヶ月、仕事でイラクに行っていたという。それを聞いて、ものすごく複雑な気分になった。というか、早い話が、こんなまだ若い、読書好きでごく普通に見える若者を戦争に行かせるなんて、ひどい話だ、ということ。戦争に行かせて、危険な目にあわせ、もしかしたら人殺しをさせていたかもしれない。そういえば、今日のヒューストンの空港は現大統領の親父の名前がついていたなあ。
 この人がどういうつもりでこの仕事をしているのか気になるし、イラクとアメリカについては言いたいこともあるけれど、でも「大変でしたね、無事でよかったですね」としか言えなかった。

2005.5.20 [金] 

セントルイス:くもり 昨夜は雷雨になり落雷もあったようだが、今朝になりさわやかに

 昨日かなり日差しがきつかったので、今日の卒業式で着物を着たらさぞ暑かろう、と思ったが、昨夜の嵐のせいか一気に涼しくなり、着物でかえってちょうどよいくらいの気温になった。一応式服ということを考えて、紫の無地着物にしたが、妹によればジーパンでなければOKという程度のドレスコードであったらしい。卒業見込生は、よく映画なんかで見かけるぞろりとしたガウンに角ばった帽子という、ふくろう博士のような格好で出席する。
 このガウンのセットを初めてよく見たが、かなり風変わりなものだった。ことに妹の学校のものはよそに比べても凝ったものであるらしい。地色は緑、襟周りに黒ビロードの縁取りがあり、両肩に校章、というのが基本で、学部生、修士生、博士生、その他によって細部が異なる。学部生はこの基本形ガウンと、四角い板天井がついた黒い帽子に専攻ごとに色の違う房飾りを付けたもの。まあけっこうイメージ通り。
 しかし修士生になると、袖がチマチョゴリのようにふっくらし、袖口の先に細長い袋状の袂のようなものがさがる。専攻ごとの色のビロードと赤い布を縫い付けた、やはり先に袋がついた輪っか状のフードに頭を通し、これをだらりと背中にたらす。帽子は黒ビロードの六角形で、赤ければ還暦のお祝いでチャンチャンコと共に身につけるあの帽子とそっくりだ。この帽子にもやはり専攻の色の房をたらす。
 更に博士生になると、袖がもっとふっくらし、黒ビロードの線を3本縫いつけ、フードの色あわせも変わる。もっとえらそうな人になると、地色が紫や赤になるらしい。成績優秀者や何かの貢献をした人は首に色のついた紐やメダル、模様の入った帯状のものを下げているようだ。
 何でも中世の衣服をもとにデザインされているとかだが、妹やその友人達も、かっこ悪い!と文句を言っていた。
 
 卒業式はとても面白く、以外にも感動的なものだった。
 卒業見込生が入場すると、参列の家族や友人達がいっせいに拍手し、自分の子供や友人の名前を叫ぶ。ちょっとしたお祭りのようなものだった。
 専攻ごとに分かれての修了証の授与式では教授たちが一人ひとり名前を読んで手渡ししてくれた。確かにかっこ悪いガウンだけど、でもこれは成し遂げた人だけが着られる衣装なんだよ。壇上に上がる誰もがとても誇らしげだし、拍手をする人たちも誇らしげだった。特に留学生には、只でさえ言葉や文化の違いで苦労が多いのに、同じ土俵で生き抜いてきた自負が感じられた。
 頑張ってねと言いたいけど負担になってはいかんと思い言わずにいて、それでもちゃんと頑張ってここまで来た妹やその友人達を本当に誇らしいと思った。去年の3月に妹を訪ね、空港で見送ってもらった時に、今はとても苦しいだろうけど、でも1年後には絶対に成し遂げる筈、と私は確信してました。

画像は、例のガウン。修了証授与前はフードは左手に掛けて持つんだそうだ。授与の時に教授に首からフードを掛けてもらっていた。

2005.5.19 [木] 

セントルイス:晴れ。日陰にいれば涼しいが日向はかなり暑い。わりとさわやか

 セントルイスは観光するほどのところがない町だ。晴れたら植物園、降ったらビール工場、としていたので、予定通りに全米一大きな日本庭園があるという植物園へ行った。楽しかった。こういう憩いの場があるのっていいなあと思った。
 スーパーにも行った。なんつーか、体に悪そうなものがけっこう沢山あった。青いケーキとかね。
 お昼はベトナム料理、晩は中華料理を食べた。どちらもおいしかった。アメ食はまだ一度も口にしておらず。

2005.5.18 [水] 

晴れ

 機内では、英語達者じゃないのに非常口前の足の延ばせる快適な席にしてもらってしまった。何か起きたらどうしよう。非常時には35キロ相当の重さのある非常扉を開け、乗客を呼び集め、脱出させてから自分も逃げる、ということが可能なだけの英語力、体力、行動力を必要とします、と書かれてあった。あるのは体力だけだなあ。いいのかなあ。
 コンチネンタル航空に乗ったのは初めてだ。飲み物サービスの時にアルコールを所望したらお金をとられたのも初めてだ。いつもの調子で白ワインください、と言ったら、5ドルか500円かクーポン券が必要です、と返された。ええっ!お金払うの?でも飲みたかったので千円札で払ったらおつりが今ないので後で返す、とのこと。隣のアメリカ人のおじさんもビールに5ドルとられていたよ。
 随分経った頃に先ほどの乗務員が、おつりの500円がまだないので5ドルで返すがよいか?というので、じゃあ今度は赤ワインください、ということで結局2本飲んでしまった。
 ヒューストンからの乗り継ぎ便でも非常口の前の席になった。乗務員に何か言われたとき、まっとうな答えをさらりと返せなかったために、む、こいつ英語出来ねえな、ということがばれ、席を変えられてしまった。

 前回は入国審査のところで、パスポートの写真と顔が違う、とか言われて別室送りになったので、今回もひっかかるかとびくびくしていたが、難なく通り過ぎることができてよかった。
 空港へ妹に迎えに来てもらい、この辺りでは一番おいしいというインド料理屋へ晩御飯を食べに行った。噂どおりおいしかった。

2005.5.17 [火] 

晴れ。乾燥した気持ちのよい天気。日向はあたたかいが風が冷たく、日陰は寒い

 週末の余韻にひたりながらぼんやり仕事してたら、気がつけば明日はセントルイスへ行く日だ。本当に明日でいいんだろうか。日にちに関して自信がなくなったなあ。
 去年セントルイスへ行ったときには漫才のセントルイスがコンビを解消するとか何とか言っていたように思うが、今はもう二人とも亡くなってしまったようだ。今回の滞在は本当に短く、向こうで過ごせるのは2日だけ。あんまり仕事休めないのでしかたないけど、あわただしいなあ。
 いってきます。

2005.5.15 [日] 

曇ときどき雨 ところによりひょう、雷

 予定外のこと続きの葉山滞在は、今日で3日目を向かえた。何時頃においとましようか、色々考えたが、昨日のアート市などのお祭りの後片付けが今朝あるそうなので、せめて掃除なり手伝わせていただこうということになった。
 板張りの長い廊下を雑巾がけしたり、Aさんは数え切れないほど沢山の灰皿を洗ったり、自分ちの掃除と随分違う内容だった。なんだかすっきり清清しい気分になり、やってよかったと思った。
 お昼には、今日が最終日というネパール餃子のお店にも行った。お店、というか普通の民家だった。昨日のお昼御飯のお店もそうだったが、こういう趣向って、おもしろいなあ。しかもどの家もごく庶民的な感じのする普通の家で、変にこじゃれた気取った家ではないのもくつろげてよい。もちろん御飯もおいしいし。今日のお店、というかお宅に着いたときにはまだ、餃子の皮を延ばして包んでいるところだった。わーい、のんびりしてるぅ。待ち望んだ餃子はおいしかった。ついぺろりと平らげてしまったので、もっと食べたいところだった。
 本来の予定ではここで帰るはずだったが、小腹が空いたので結局また別のお店へ。ああ、こうして葉山の魔力に絡みとられていくのだなあ。
 駅まで送っていただいて、お別れしたのが16時だった。本当に濃い週末だった。とてもよい思い出になりました。それもこれも皆さんの助けがあってこそのことです。ありがとうございまいした。

 帰宅して母に湯文字を見せた。母によれば、火事になったら湯文字を外して火をぱたぱたと扇ぐとよいのだそうだ。女の湯文字は不浄なので、火の方が不浄を避けて通るから火事から逃れられるのだとか。じゃあ、褌はどうなのよ。よく燃えるのだろうか。

2005.5.14 [土] 

晴れ
  
 そういう訳で昨日は慌てて家を飛び出したために、あれこれ忘れ物をしていた。歯ブラシは道中で気づき買ったが、パジャマはお借りした。それでいて用のないミニ三脚なんかがかばんにしっかり入っていた。
 今日になって新たにまた、なんと着物一式をお借りしてしまった。ここまでずうずうしい客もそういないのではないかと思う。そして、ここまでお心づくしくださる方々も。
 お蔭様で出品者や店番の皆さんが到着する頃には、そ知らぬ顔で準備を始めることが出来た。
 去年も思ったけど、真楽のブースに集まった作品は工夫がされ、ハイレベルなお店が連なるあの参道の中で、存在感がしっかりあるものばかりだった。そういうものにちゃんと目を留めてくれる人が沢山いるのだなあ、ここは。だから民家を利用してのお食事処などのイベントも盛り上がるのだろうなあ。
 湯文字の効用というのを改めて知った。商品として出している方がいたので、効果的な巻き方、というのも教えて頂いた。来場者でごった返す参道で、下着である筈の湯文字を着物の上から巻きつけて練習する私達。知らない人にはエプロンを前後逆にしてえらくきつく巻きつけているようにしか見えないだろうが、本来は下着の試着である。洋装に置き換えれば、洋服を着た上からパンツを穿いて喜んでいるようなものだ。しかしためになった。さっそく使ってみたいと思う。

 去年のアート市の会場だった空き家が素敵なレストランに変身していた。今年の打ち上げはここで行われた。チョコレートのような濃厚な甘さの紹興酒と、中華料理がおいしかった。皆さんのお話もとてもおもしろかった。初対面の方ともお話が出来た。よい宴会だった。だから時間はあっという間に過ぎた。過ぎて終電がなくなった。1度ならずも2度までも、結局今晩も、葉山邸のお世話になりました。ああ、自分が情けない。この自己管理の悪さ。もう床のシミになるくらいでは足りない。肥溜めにでも沈まなくては。
 夕べお借りしたパジャマを再び使わせていただき、大反省のもとに休ませていただきました。

2005.5.13 [金] 

晴れ

 葉山アート市の日を、一日勘違いしていた。正しくは明日の開催だが、明後日だとずうっと思い込んでいた。なので、葉山での前日のお泊りは明日だと決め込んでいた。
 仕事を終えて一息ついて気づけば19時、メールが来ており、「もう着きましたか?」という一緒にお泊りするAさんからのものだった。
 え?着いた?さっき品川を出たってあるけど、なんで今日?
 あれ?私、Aさんに間違ったお泊りの日を伝えてしまった?違うのよ、今日じゃないのよ、明日なのよ、お泊りはアート市の前夜なんだから。
 と、日にちを間違えたAさんの前途に不安を感じ、改めて掲示板を確認したら、間違っているのは他でもない私のほうだとこの時やっと気がついた。あわてて葉山邸に電話をし、こんな馬鹿馬鹿しくも失礼な間違いをしでかしたことをお詫びし(たのかどうかももうわからない。動転してわめくばかりで何もお詫びの言葉を申し上げていなかったのかもしれない。)とにかく荷造りして駅へ向かった。
 結局、葉山へ着いたのは22時を過ぎていた。事前の伝言では、17時頃に着きます、とお知らせしていたのに・・・。17時頃に着くという私のために、ワインを用意して待っていてくださったのだそうだ。しかも正月に行ったシチリアにちなんでシチリアのワインを・・・。申し訳なさと情けなさとで、そのまま融けて床のシミになってしまいたい気分だった。そしてそのシミを皆さんに踏んでもらいたかった。
そんなシミの私に皆さんは、フライパンをふるってご馳走してくださり、私がガツガツやっている脇では明日の私の作品に値札をせっせとつけて下さった。
 ごはんはどれもおいしかった。特に、何と自家製だというアンチョビや、ニンニク、ケイパーなどと和えたタコが。それから、生まれて初めて食べた生しらすが。しらすって、生だととろっと甘いのです。
 うんまーい!と堪能して満腹になり、シーハーくつろいでいるとお風呂を勧められ、何?パジャマを忘れた?ならこれをお使いなさい、とお借りし、お部屋へ通されれば既に布団が敷き延べてあり、とんでもない間違いをした私に対して手厚いおもてなし。ああ、いいのか?こんなにしてもらって。これに相当するようなどんな恩返しを私が出来るというのだろうか?
 思えば中学生の時には運動会の日を1週間早く間違え、準備万端用意して登校して学校についてから今日じゃないということに気づいたことがあった。詐欺に騙されたのは根本的には私の欲が原因である、とここ数日分析していたが、何のことはない、ただ単に「とろいから」だと今日気がついた。

2005.5.10 [火] 10:19 pm

晴れ

 最近皆さんの日記や掲示板をみておらず、お知らせ小窓が青く長くなってしまった。チクチクぬいぬいもやってますよー。
 日記をつけていなかった間に観た映画:
「コンスタンティン」「PTU」「ハイドアンドシーク」「シャルウィーダンス?」「ドッジボール」(←すばらしかった)「ブレイド3」

画像は、連休中のお散歩で見つけた野いちごの花。そこいらにじゃんじゃん咲いている。

2005.5.1 [日] 

晴れ

 連休だが特に大きな予定はなし、詐欺には騙されるわ、更に改めて見直すと怪しい新規取引がまだあることに気づいたわで、本日は昔とった杵柄、というほどではないが、数年ぶりで現場視察などをしてみた。
 といっても、ただ単にいくつかの住所を見にいっただけだけれど。
 怪しい取引先の登記簿を取り寄せたので、そこに載っている取締役2名の住所を訪ねてみた。まっとうな会社なら少なくともそこにわざわざ嘘の住所を載せる筈はないだろう、と思ったのだ。試しにこれらの住所と名前を104電話番号案内で尋ねてみたところ、そういう登録はない、と言われ、うーん、ますます怪しい。
 で、一件目、その住所は賃貸アパートになっていた。二件目は、焼肉屋になっていた。どちらにも当該の表札はなく、違う人が住んでいるようだった。
 一件目の近所で採れたての筍の無人販売があった。せっかくだから買った。小さい頭3本で200円。いいねえ、こういうの。都心から近いこの辺りでもこんなのあるんだなあ。
 騙したことが確実な会社の住所にも行ってみた。案の定もぬけの殻だった。すぐ近くに警察があったので被害届を出しにいった。
 刑事課なんてところに初めて行ったが、なんというか、変なところだね。狭い廊下に数人が集まってガーガーやっているので先へ進めず、躊躇しつつも野次馬根性で暫く眺めていたが、はっきりいって、これらの男達のうち、どれが警察でどれが犯人・被害者なのか、まったくわからなかった。どの人も皆、ガラガラとしておっかなかった。
 私が事情を説明している間にも隣の部屋から怒鳴りあいが聞こえ、やくざの喧嘩かと思ったらどうもどちらも刑事さんのようだった。別の部屋からも怒鳴り声と丁寧な返事とが聞こえ、これもどうやら説教する刑事さんと悪さを反省する若者のようだった。
 話を聞いてくれた女性刑事さんはかっこよかった。テレビでよくあるようなスーツをぱりっと着てすらりとした人ではなく、ゆるいズボンにシャツのすそを出して着た、背の低い化粧っけのない女性だった。こんながさがさした中で何にも動じることなくピンとしていて、筍もってウロウロと挙動不審な厚化粧の女(←私)に、
「どうしました?」
と微笑んで話しかけてくれた。
 いまの時点では警察が捜査に乗り出すかどうかはわからないが、捕まって欲しいもんだよ、犯人。
 隣の駅の近くにちょっと有名な鰻屋があった。せっかくだから前々から気になっていた八つ目を食べた。うまかった。うまかったけど、うーん、この一回でもういいかな〜。

画像は、八つ目の蒲焼。一見すると普通の鰻と大差ない。やや肉厚で脂っこく、ソーセージにかぶりついた時のようなブツっ、という歯応えがある。

2005.4.27 [水] 

晴れ

 この数日間、楽しいことあれこれあったので後で日記に書こう、などと思っていたのだが、今日になってそれどころではなくなった。
 恥ずかしい話だけど、詐欺にあった・・・!!!!
 商品取り込み詐欺です。被害額は大したことないけど、しかし、頭にくるーーー!!!!!そして、どこか怪しいと思いつつも騙された自分のふがいなさにも情けなくなる・・・。むきぃーーー!!
 金払え!というよりも、品物を返して欲しい。特にそのうちの半分は、今とっても手に入りにくくなっている原料を使っているので、それを騙し取られたというのがくやしい。おそらく騙した方はその原料のことなど何も知らないのだろうけど、あんたの持ってったものは苦労して私が手に入れたものなのよ〜〜!!うが〜〜〜!!!

2005.4.19 [火] 

晴れ

 英会話の先生に映画「スーパーサイズミー」のDVDを借りた。日本のじゃないので字幕がなく、勉強になるから、なのだそうだ。結局半分くらいしか分からんかった。いや、半分も怪しい。
 特典映像の中に、ハンバーガー数種類とフライドポテトを、それぞれ保存瓶の中に入れ数週間おいたらどうなるか、というのがあった。毎週ごとの様子を見せてくれるが、フライドポテトだけは10週間経っても見た目はまったく変わっていなかった・・・・。どういうこと〜〜!?

2005.4.18 [月] 

晴れ

 うちの車のサイドミラーのところにキセキレイという小鳥が来ては、自らの姿を鏡に映してピーピー騒いでいる。おかげで車は糞だらけだ。でも、かわいい・・・。

画像は、小鳥を撮ろうと思ったけどなかなかうまいのがとれず、替わりにその辺に生えていたよくわからないキノコ

2005.4.17 [日] 

晴れ

 今日も欲張ってお菓子教室を2コマ入れてしまった。ショートケーキと果物入りのクリームパイ。どっちも丸のままなので持って帰るのが大変。食べるのも大変・・・。
 本日の時間割に沿うなら、この後は急いで移動して映画「レジェンド三蔵法師」を観るはずだったが、さすがに息切れして、御飯食べておとなしく帰りました。ケーキ2個も持って走るのは大変・・・。

2005.4.16 [土] 

くもり

 この数日ですっかり玉ねぎ臭が染み付いてしまったので、英会話教室で狭く区切られた空間に入ったらくさいのばれてしまうなあ、などと気にしながら行ったが、いつもご一緒してる方が今朝はまた、なぜかえらくニンニク臭かったので、私のほうはあまり目立たなかったようだ。
 今日もあれこれ予定して、時間割つくって行動した。
 グレープが駅前にも進出したというので行ってみた。なんかこぎれいに整頓されていて、雰囲気違うなあ。
 日本橋三越の鹿児島物産展へも行った。先月の新宿京王でのものにいけなかったから。そしてそこで母が手に入れた本種子島鋏がとても切れ味よく私も欲しくなったから。布切バサミにいいのがちょうど欲しかったのだ。お値段ちょっと高めだったけど、一生使おう、という意気込みで買いました。
 今日の映画は「インファナルアフェア�V終極無間」。面白かったがやはり三部作の中では第一作目がダントツで面白いと思った。�Vにもなるともうだいぶ辻褄合わなくなってきている。
 急いで移動して今度は「コンスタンティン」を観た。たのしかった・・・。

画像は、その辺に咲いている二輪草

2005.4.12 [火] 



 今日からまた玉ねぎ週間。深夜に玉ねぎ1トンを・・・、ではなく、今回は早朝に玉ねぎ1.7トンを積み下ろしした。

2005.4.10 [日] 

晴れ

 久しぶりにお菓子教室へ行った。基本コースのスポンジケーキと、クリームチーズサンドのクッキーと、2コマ受講した。
 スポンジケーキはとても単純な作りだけど配合や手順が本などにより微妙に異なり、自分に合う作り方を模索中だ。ここでのレシピにも期待していたのだが、うーん、あまり良い出来ではなかった。単に私が下手、ってことなんだけど、ここ暫くやっていた配合・手順の方が向いているなと再確認でき、これもこの教室での収穫の一つだと思うことにした。
 授業後、慌てて移動して映画「バッド・エデュケーション」を観た。おもしろかった。いやあ、こんなに露出してるとは思わなんだ。この監督の映画が好きだから見にいっただけなんだけど。と、言い訳したりして。

2005.4.9 [土] 

晴れ

 今日は予め作った時間割にしたがって行動しないとやりたいことが片付かないくらいあれこれ詰め込んだ。

 英会話教室が終わってから「百枚の銘仙展」へ行った。面白かったが、毎年春先に必ずやって来る激痛が今日にあたっており、しかも展示会場へついたときがそのピークだったために集中して見られず、あっさり流して出てきてしまった。もったいなかった。
 毎年お花見散歩している目黒川沿いをぶらぶら歩き、ビールを飲みいい気分になっていたら、誰かに呼び止められた。つい先週も一緒に出かけた友達だった。いやあ偶然だね。道すがらお話して楽しかった。
 見逃すところだった映画「ハウス・オブ・ザ・デッド」を観た。が、大変つまらなかった・・・。早くも今年のワースト10に入れたい映画だった。
 欲しかった麻のシャツを買い、やはり見逃すところだった映画「カナリヤ」を観た。大変おもしろかった。早くも今年のベスト10に入れたい映画だった。
 こんなことしてても終電にはぎりぎり間に合った。もう少し時間があればもう一本映画を観たいところだったが、しかし予定通りにことが運んで+予定外の遭遇があって楽しい一日だった。

画像は目黒川沿いの桜

2005.4.7 [木] 

晴れ。お散歩に行きた〜い。この辺りでもだいぶ桜が咲いてきた。

 昨日のお得意さんが、どこかの誰かの讒言(←自分では書けない漢字)にも関わらず注文をくれた。よかった。ありがとうございます。

 気候のせいか食欲が旺盛で、よく食べている。というか家族の残り物をきれいに平らげてます。いわばゴミバケツ状態。残り物はおいしいなあ。

画像は、一昨日より更に広がった紅葉の葉
 

2005.4.6 [水] 

晴れ。仕事場の窓を網戸にした。風があったかかった

 普段はお得意さんに電話も殆どしないのだが、今日はたまたま先日送った品物のことであるお店の本部へ電話をかけた。知りたかったことは簡単に済んだのだが、話の途中から担当者がしきりと何かを不思議がっており、ついに
「おたく、3月31日で閉鎖したんですよね」
ときりだした。
えええええっっっ!!!???
閉鎖してません!!今も元気にやってます。今日も品物作ってます。
 この人のいう事には、
「昨日も電話くれましたよね。男性からでした」
いえいえ、誰も電話しなかったから私がこうして尋ねるために電話したのです、と答えると、そのことではなくて、
「昨日の1時半から2時頃に、80歳も過ぎたかのような老人らしい声の男性から電話があり、『発注をもらったがうちは3月31日で閉鎖したので納品できません云々』と言われました。名前は聞かなかったが電話番号も確認し、さっそく営業に連絡して商品マスターから削除したのです」
なんだってー!!!
 80歳も過ぎたような声の男性、とは一体誰なのか?うちでただ一人の男性である父は確かに老人だが80歳にはなっていないし、更に声だけ聞くとたいそう若々しくかっこよく聞こえるとかでだまされる人もいるくらいなので、違うだろう。だいたい、父が電話してくれないから私が痺れを切らして電話したのだし、そもそも閉鎖したって、何のこと?
 この担当者は気味悪がっていたが、私だって気味が悪いよー。うちとここの店との取引を邪魔しようという嫌がらせだろうか。もちろん今も変わらず製造しているので、またうちの商品をマスターに載せてくれるように頼み、了解してもらった。
 しかし、げーーー!こういうことってあるのね。単なる勘違い、とかならいいけど。うちって、恨まれてるの?それにしても別件で偶然今日電話していて良かった。

画像は、その辺に咲いていたオオイヌノフグリ

2005.4.5 [火] 

晴れ

 やっぱり私は花粉症じゃないようだ。よかった。
 あったかくなって、日当たりの悪いうちにもようやく春めいた草花が顔を見せるようになった。まだちらほらとだけど。

画像は、広がりだしたもみじの葉芽。紅葉の時期でなくともこんなに赤いのだ。

2005.4.3 [日] 

晴れ後雨

 降るぞ降るぞと言われていたが、幸いに外出中には降られなかった。それどころか大変気持ちの良い天気だった。
 前から気になっていた「日本のジュエリー100年展」http://www.kanshin.jp/... へ行った。
 いやあ、日本にもあるところにはあったんですね、あんなでっかいダイヤがごろごろと。って、私がいうと大変下世話な感じになりますが、本当にすごかったんですよ!贅沢な素材という点だけでなく、それに見合った意匠や技術が凝らされており、一品一品を見るのにとても時間がかかった。展示ケースに近づきすぎて何度ガラスを鼻息で曇らせたことか。どれだけおでこと鼻の頭のアブラがケースに擦り付けられたことか。
 こういうのって、へんな言い方だけど貧富の差が大きかったからこそ出来たものなのかも・・・。
 それにしても、これだけのものが本当によく残っていたものだ。戦時中の貴金属の接収の時なんかどうしたんだろう。戦後に供出品の開放などもあったようだけど、美術品として扱われず、ただ単に原料としてつぶされたものなんかもあっただろうに。

 本日の映画は「ナショナル・トレジャー」楽しかった。ニコラス・ケイジは何となく前髪の生え際に偽毛を足しているような気がする。

画像は、上:バスの中、私のスカートにとまった死んだふりしている虫。あったかくなったもんだ。
下:庭園美術館の庭のモクレン。

2005.4.2 [土] 

晴れのち曇

 隅田川きもの園遊会へ初めていった。桜はまだ殆ど咲いていなかった。残念。
 友達と三人で参加したが誰にも何も当選しなかった。残念。

 一緒に夕飯を食べた友達は東北の出身だったが、今まで一度も彼女の東北弁を聞いたことがなかった。昔話の中で当時の会話を再現してくれたときに初めて、お国訛りの言葉を聞いた。
 彼女の口からころころ出てきた東北弁は、ビールでいい気分になっていたからなのか私には、適度に重い掛け布団のような、安心感のある重みが感じられて、何だかきもちよかった。きものを通じて知り合って丸3年たったが、初めてみた一面にちょっとびっくり。

2005.3.29 [火] 

くもり。ここんとこあったかかったのでえらく寒く感じた。

 春になってきたからなのか、何だか色々作りたい気分。今日もこれからお菓子作ろうかなあ。葉山バザー用の作品も作りためてます。

画像がそれ

2005.3.27 [日] 

晴れ後くもり

 久しぶりの人と映画を観た。「エターナルサンシャイン」。面白かった。いい話だった。ううう・・・。

画像は、駅のホームの花壇にいたてんとう虫。

2005.3.26 [土] 

晴れ

 今日は、コクヨのクリップを使って簡単にお太鼓を作る着付けを教えて頂いた。二通り教えて頂いたけど、いやあ、面白かったです。へええ〜、と感心しました。私は普通の着付けで普段は特に問題感じていないけど、お太鼓結びが苦手な人にはこれは朗報だろう。思うに、
・背中に腕をまわしての作業が難しい人
・柄だしが難しい帯
・丈の短い帯
・前もって準備することで着付け時間を短縮したい人
にはうってつけだ。
 細かく丁寧に教えて頂いた。ありがとうございました。皆さんでする練習も楽しかった。こういうの、いいねえ。
 帰宅後にはさっそく母に実演して見せた。きれいに着付けるためにはこれはこれで練習が必要だけど、締めにくい帯にはかなり役立つので、ちゃんと身につけたいものだ。

 終了後に何か映画を観たかったがタイミングが悪く叶わず。ジャッキー・チェンの久々の香港映画「香港国際警察」がまだ豊島園でやっているというのでその気になっていたが、22:15開映、0:30終映しかないって、どういうことよ。タクシーで帰れってこと?
 最近は洋服も少し欲しくなってきたのでお買い物して帰った。

画像は、今日の練習会に持っていこうかと思って家に忘れていったべちゃどろケーキ。作りたての暖かいものだと中から溶けたチョコレートがべちゃどろ〜、っと出てくるのだ。

2005.3.25 [金] 

晴れ。西からの強風。枯葉やら何やらが真横に飛び過ぎていった

 明日の着物は何にするか、まだ決めてない。短めの帯は二本あるがあう着物を探さなくては。
 下駄は、こないだ適当につっかけて出たら鼻緒がゆるゆるで歩きづらく、出先で応急処置をしたものが案外と塩梅がよかったのでこれにしよう。
 応急処置とは、電車を待つ間に駅のホームの植え込みにしゃがみこみ、剪定で落ちた枯れ枝を捜し、太目の枝を折り取り、乗り込んだ電車の中に人気がまばらだったのをいいことに、下駄をひっくり返し、前つぼの結び目と台との間に先ほどの枝を差し込んできつくする、という作業のことだ。
 ちょっときついか、と思ったけど帰宅する頃にはちょうどよいくらいになっていた。鼻緒の紐ってやっぱり伸びるのかな。

 さてこれから、明日持っていくべちゃどろケーキでも作るとするかね。いっひっひ。

2005.3.22 [火] 

曇りのち雨

 日記に書かれている方も多いけど、私も同じく、どうやら花粉症というものにかかったようです。というか、これってそうなんだろうなあ。
 先々週の見本市の後軽く風邪をひいて、以来喉がおかしい。
・喉の奥が、痛くはないけどかゆい。
・声がかすれてまともに話せない。
・かゆさから咳がこみ上げてきて中々止まらない。
・咳で背中や頭(!)が筋肉痛になり、節々の痛みや頭痛と似ているのでインフルエンザと勘違いした。
・熱はまったくない。
・鼻には殆ど異常がない。
・猛烈にかゆく、目頭の粘膜が膨れ上がったことが1度あった
・昨日布団を干しシーツを洗い、昨夜その布団で寝たら普段にも増して咳き込んだ。
・家の周りほぼ360度を杉林か檜林に囲まれている。
・風の強い日には花粉が煙のようにもうもうと流れていくのを肉眼ではっきりと捉えることが出来る位置に家が建っている。
・数日前は近くの山が白くかすんでおり山火事かと思った。
というのが今の状態。ずっと風邪だと思い込んでいたが、ついに・・・。
 以前は、頭からブタクサの花粉をかぶり、めがねに黄色い粉がまぶしてあってもまったく気にならずに藪を切り開いて進んで行っていた私だが、もうダメかもしれない。

 19日、仕事道具を買いにかっぱ橋へ行った。ついでに浅草東宝で岡本喜八追悼映画特集を観ようと思っていたら私の勘違いで、まだ期間前である上にこれはオールナイトショーだった。予定を変えて「マシニスト」を観た。おもしろかった。
 20日、友達と地元の健康ランドへ行った。日がな一日、半裸でごろごろして過ごした。
 21日、友達と御飯を食べに行った。

2005.3.15 [火] 

晴れ

 暫くぶりに日記に向かった。
 先週は毎年恒例の見本市に出展した。Foodexの裏番組みたいな展示会だ。本当はFoodexに行きたかったのだが、毎度のことながらわが社には私しかいないので空ける訳に行かず。ここ数年はずっと日程が重なっているみたいで、まあその方が訪れる人にとって効率がよいからだろうな。
 8日、お菓子教室第一日目。苺ムースを作った。
 10日、以前の勤め先の先輩達と晩御飯を食べた。相変わらず不思議な仕事をしてるらしかった。
 12日、妹を手伝ってフリーマーケットに出店した。昨日まで「うちの買って〜」と連呼していたところへきて、今日もまたおんなじ様なことを言わねばならないとは。
 しかし仕事と遊びの違いを抜きにしても、自分で作ったものを売るのと他人が作ったものを売るのとでは、気疲れがまったく違うものだ。私にとっては、自分で作ったものを「おいしいですよ〜」「素敵でしょう〜」と言って人に勧めるのが苦痛だ(だからやってないけど)。なぜならば、それがどんなにおいしくても作るのにどれだけ苦労していても、また我ながら良く出来たワイなどと思っていたとしても、やがて、私ごときにできるんだから他の誰にでも出来るだろう、と大したことないように思えてしまい、それを「なかなか良いでしょう〜」なんて言うのは気が引けるからだ。
 このフリマでは、こんなの一体誰が着るの?買っていくヤツの顔が楽しみだよ、と私がさんざん悪態をついていた妹の超ミニスカート数枚を、シェーの人みたいなおかっぱの中年男性が買い漁って行ったのが、一番印象的な出来事であった。
 13日、友達と小金井の住宅街にひっそりとあるレストランで御飯を食べた。小金井公園へお散歩にも行き、梅を堪能した。
 14日、先週の疲れと昨日の寒空の下での梅見がたたったのか、体中が痛く熱っぽい。風邪かもしれないが、単純に筋肉痛だろう。
 15日、まだあちこち痛いけどだいぶ具合良くなった。

画像は、小金井公園で見た梅

2005.3.8 [火] 

今日から仕事で留守にします。小冊子のこととか、戻りましたら発言しますです。おくれてすみません

2005.3.6 [日] 

くもり。昨夜は雪が降ったがあまり積もらなかった

 文化服装学園でやっている「イスラム世界の服飾展」http://www.bunka.ac.jp/...を見にいった、つもりが、行ってみたら閉館日だった・・・。ので、その後一緒に行った友達と殆どずっと飲み食いしてお喋りしていた。
 今日の帯は短くて結びにくかった。クリップを使った締め方はこの帯を使って教えていただくことにしよう。

画像は、お堀にいた渡り鳥。カイツブリ、か?自信なし。

カイツブリではない。

2005.3.5 [土] 

晴れのちくもり。うちの方では夕方に雪が降ったらしい

 金曜から3日続けて大雪、と天気予報で聞いたのでびくびくしていたが、思ったほどの降りではなくよかった。昨日の雪かきも見た目の割には楽だった。
 雪も融け始めて駅まで無事に行けそうそうだったので、出かけた。といっても、このよい陽気の元、暗い映画館で過ごしたんだけど。
 観たのはまず「レクイエム」。大変つまらなかった。ジャン・クロード・バンダムの自己陶酔したようなオレ様演技を見ながら道明寺と草もちを食べた。うまかった。
 続けてみたのは「セルラー」。大変おもしろかった。キム・ベイシンガーの破れた網タイツを見ながらサンドイッチを食べた。うまかった。
 いい天気だったので本当は散歩も少しだけした。画像は道中で見かけた梅。

2005.3.3 [木] 

くもり

 そういえば今日はひな祭りだった。母が数日前にお雛様を出してくれた。雛あられも作ってくれた。
 画像はひな祭りとはまったく関係ないけど、アーモンドケーキの配合で焼いた、きな粉ケーキ。余ったきな粉を使ってしまいたかったので、アーモンドパウダーの換わりに使ってみた。まあまあの出来、という感じ。

2005.2.27 [日] 

晴れ。

 バレエ「マシュー・ボーンの白鳥の湖」を観にいった。大変、おもしろかった!!
http://www.bunkamura.co.jp/...
 元祖「白鳥の湖」をちゃんと通して観たことがなく、比べてどう異なるのかなどの楽しみ方があまり出来なかったのが返す返すももったいなかったが、しかしまったくの別のものとして観ても楽しいと思った。
 今までに観た女性の白鳥は絹のような柔らかさ、羽のような軽さ、という印象だったけれど、今回の男性の白鳥はゴムのような柔らかさ。はじき返すような力強いしなやかさがそれはそれで白鳥という動物らしくて、マザコン王子が惹かれるのもよくわかる、という感じだった。

 何年か前に初めてバレエを観た時、
「ジャッキー・チェンみたいだっ!!」
と感動し、映画「マトリックス」を観たときは、
「バレエみたいだっ!!」
と感激した。私の中では、
バレエ、ダンス≒アクション映画
という位置づけなので、スタントマンや武術指導者達にもアカデミー賞の部門を新設してほしい、という考えには全くもって大賛成だ。
http://movies.yahoo.co.jp/...

 帰宅したらテレビで映画「助太刀屋助六」がやっていた。岡本喜八監督も亡くなってしまった。本当に残念。
 

2005.2.26 [土] 

くもり。昨日の雪はもう融けてしまった

 先週にひき続き今日もお菓子教室の無料体験に行った。今日のメニューはカフェオレパンだった。パンを作るのは初めてだ。でも何かうまいこといったようだった。
 何か映画を観たかったので「パッチギ」を見た。おもしろかった。けど・・・。

画像はその辺に出来た霜柱

2005.2.25 [金] 

昨夜から雪。思ったほど積もっていなく、下からもう融け始めていた。
画像は窓からの景色。

2005.2.24 [木] 

くもり。寒い

 インフルエンザが流行っているようですね。皆さんお大事に。
 家で仕事するようになってから殆ど風邪を引かなくなった。以前より栄養状態がいいから、というのもあるけど、家から一歩も出ない日が多く、また外から菌を持ち込む人も少ないので、だから無事なんだと思う。おまけに周りに家のない本当の一軒家だし。逆サナトリウム状態か。

 今度の週末にもお菓子教室の無料体験へ行くけど、よく考えたら今後、教室に行く日は着物きられないってことなんだろうか。割烹着でやればいいやと思ってたけど、汚さないようにと他の受講者に気を遣わせることになってもいかんしなあ。
 夏に浴衣で参加するところから始めて、徐々に周りを慣らしていく、という作戦で行くか・・・。英会話教室では最近はあまり気にされなくなったので、時間をかければ何とかなるような気はする。

画像は、その辺にいたスズメ。暖かくなってきたけどまだ寒い。

2005.2.23 [水] 

晴れ。春一番がふいたらしい。暖かい

 今の仕事の中で一番キライな、営業に出かけた。なんとかなったっぽいが、結果はどうなるんだか・・・。
 しばらくちょっと忙しかったが、こないだの日曜にお菓子教室の無料体験をしてきた。チョコレートフォンデュというのを作った。いつかちゃんと習いたいと思っていたので今後ここへ通うつもり。食べてしまったので画像はない。代わりに、この前の日の雪景色。最寄駅のホームを上から見たところ。
 映画もしっかり観た。「呪怨 juon」「サスペクトゼロ」「ボーンスプレマシー」。
 どうでもよい豆知識だが、「呪怨 juon」に出てくる怪しい家の住人、会計士の役をしている垂れ目の俳優はトム・クルーズの従兄弟だよ。「サスペクト・・・」にも出てた。割と色んな映画にちょい役で出ている。

2005.2.16 [水] 

お蔭様でここんとことても忙しく、ありがたい日々を過ごしております。
が、疲れてきました・・・。
慣れないことしてくたびれるのってそういえば久しぶり。ああこれが慣れないことしたときの疲れ方かあ、と思い出しました。
いつまで続くか、頑張ります・・・。
本当はもっと真楽読みたいんですが、掲示板の方も気になっているのですが、もうちょっと頑張ってからにします。すみません。

2005.2.5 [土] 

晴れ。昼間は暖かいが夜は骨が痛むほど寒い

 こないだのイタリア旅行でお世話になった人達との約束を果たすべく、京成線のT駅まで行った。途中で降りねばならなかったバスを終点まで乗ってしまい途方にくれていた私を助けてくれた人達との約束のことだ。
 彼らによれば、ミラノでお菓子の修行中に知り合った日本人、T村Tさんが東京でお菓子屋をしているので、機会があったらよろしくお伝えください、ということだった。この時教えてもらった住所が京成線T駅の近くなのだ。お世話になったのだもの、この辺りは初めてだけど、とにかく彼らのメモを渡しに行ってみよう。
 その住所は住宅街の中だった。ケーキ屋があるような所ではない。しかし同じ番地にT村ではなくK村さんというお宅があった。もしかしてこれか?迷ったけどええい、振る舞いが怪しいのは今に始まったことではない、行け!と鼻息を荒く吐く勢いにのせて玄関のチャイムを鳴らした。ら、お留守のようで、再び鳴らしたチャイムにも応答がなかった。拍子抜け。
 仕方がない、あとでこのお宅宛に手紙を書いてみようか、等と思いながら来た道を戻ったが、そういえばさっき商店街のはずれに洋菓子屋があったな、と思い出した。よくみると店には「Patisserie」と書かれてある。あれ?これって何語?イタリア語か?しかし更によくみると「フランス菓子」と書かれている。じゃあ違うか、と思ったが、この後観る映画のお供におやつが欲しかったので、とにかく店に入ることにした。
 おいしそうなフィナンシェやマシュマロ(本当においしかった!)を選びつつ店内を目で探っていたら、壁にどこかフランスの製菓学校か協会かの表彰状やら資格証やら、それっぽいありがたそうなものがいくつも貼られているのをみつけた。何て書いてあるのか、まったくわからないがしかし!中に「K村」という言葉をいくつも発見!むむむ!!やはりここか〜!!でも下の名前が違う・・・。イタリア菓子でもないし・・・。
 思い切ってレジの女性に、ミラノに修行に行っていたK村Tさんのお店ですか?と尋ねてみた。怪しさを自覚しての質問だったので挙動が余計に不審になり更に怪しさを増していたと思われるが、この女性は、
「T? T君のことかしらね?最近見ないからまだあっちへ行ってるんじゃないかしら?ちょっと待ってね」
と厨房へ入り、Tさんの同僚のような男性を連れてきた。チョコレートだらけのこの男性も何が何だかわからない、という様子だったが、とにかくTさんはまだイタリアにおり暫く戻ってこないということだった。壁に貼られた数々の賞状らしきものは、Tさんのお父さんのものなのかもしれない。
 いないのなら仕方がない、経緯を説明し、もし連絡を取る機会があればミラノで知り合った彼らがよろしく言っていたということを伝えてください、とお願いしてみたところ、この人がメモを預かってくれた。ありがとう。よかった。半端な形だけど、なんとかやるだけやってみたよ。でも偶然お店が見付かって運が良かった。
 せっかくここいらへ来たのだから、ついでに柴又の帝釈天へ行ってみよう、初詣もまだだし、ということでお参りした。おみくじはいきなり凶だった。ほんっとうに碌なことが書かれていないのね、凶って。悔しいから引き直したら吉だった。
 夜、人と待ち合わせて観た映画は「ネバーランド」。面白かった。ジョニー・デップはこういういかれた役が良く似合うなあ。次作は「チョコレート工場の秘密」のワンカさんだよ。楽しみだよ。http://abcdane.net/...

画像は、帝釈天の門

2005.2.4 [金] 

今日も晴れだが寒い!これじゃ雪は融けない

 ある友達の結婚式で、新郎の友人がスピーチ中で、以前彼の部屋に行ったら東南アジア人らしい子供の写真が飾られており、こいつ!婚約者のいる身で隠し子か!!と思って問いただしたら、この子はフォスターチルドレンであるといわかった、彼はこのように優しい男です、というようなことを言っていた。ここで初めてフォスターチルドレンという言葉を知った。
 気になって問い合わせてみたが、どうも私は、誰か一人を選ぶ、というのが苦手で、もちろんどの子の里親になるのかは私の意志とは関係なく適当に割り振られるものなのだろうけれど、選ばれた子とそうでない子がいるというのが気になって、躊躇していた。しかしそんなことでは結局なにもできない。どうやら特定の子供を支援するのではなくても、月々の自動引き落としでユニセフに寄付できることがわかり、そちらにしてもらうことにした。こういうやり方もあります。参考までに。
 
画像は、今日見つけたオオイヌノフグリの花。毎年今頃になると書いている気がするんだけど、すげー名前だよなあ。前後を入れ替えたりしたら、もっとまずいよ。

2005.2.3 [木] 

昨日と同じく、晴れだが寒い!ここんとこ朝はずっと、4℃の冷蔵庫の中があったかく感じられる。

 先月の旅行先から出した年賀状がようやくぽちぽち到着し始めたようだ。届いたよ〜、という嬉しいメールを何件か頂いた。シチリアから日本まで、約1ヶ月か・・・。航空便で出した筈なのだが、おかしいなあ。自分にも出せばよかった。今回はうっかりして出さなかったのだ。

 KWにもある「おたすけくらぶ」http://www.kanshin.jp/...に入会しようと思う。お手入れお試し用の袋が届いたので、先日の新年会で着た小紋のお手入れをしてもらう予定。
 仕立て直ししてから新年会で初めて袖を通した着物なのに、もう袖口が汚れ、襟元にも化粧か何かのすれたあとが付いてしまった。なんで〜?
 私は汚れっぽいのか何なのか、袖口をすぐに汚す。帰宅してからベンジンで拭いてもみるけどあまり変わらず、よほど頑固で強烈な汚れ物質を常に体内から分泌しているものと思われる。汗かきなのもいけないのかもしれない。食べこぼしなどは意外なことに殆どないのだけれど、外側よりも内側からの汚れが多い。こういう汚れはパールトーン等ではどうにもならないものなのだろうか。

2005.2.2 [水] 

晴れだが寒い!ここんとこの強風で乾燥しているからか、車のガラスが凍っていない。しかし朝方は外でこぼした水がたちまち凍ってしまう。

 玉簾隊で集団見合いをしたらよい、という伝言を某様より頂いた。発想が面白すぎます!でも誰も寄って来ないと思うのですが・・・。
 中学の学園祭の舞台で幽霊役をやって以来、中学では「幽霊の子」と言われるようになった。影の薄かった高校・大学時代にはこういう通り名みたいなのはつかなかったが、卒業後に探偵社に就職してからは「探偵の子」と言われるようになり、辞めて今度は着物を着るようになってからは「着物の人」、そして今は「玉簾の人」になりつつある。その時々の居場所でもちろん呼ばれ方は変わるんだけど、少なくとも真楽内での今の私のアイデンティティは「玉簾の人」でほぼ固まっている気がする。
 さて、今年の目標だけれど、是非今年は「物静かな人」「たおやかな人」「礼儀正しい人」などと呼ばれるようになりたいものだ。先日の新年会のような集まりのあとは、楽しかったあれこれを反芻して再びいい気分になるけれども同時に、はたらいた失礼のあれこれを噛み締めてああああああああっ駄目だっっ!!と恥ずかしさがこみ上げてもくる。こういう思いを毎回繰り返しているので、今年はひとつ、何かマナー教室などにでもいってみようかと思う。どれだけ役に立つのかは分からないけれども。

画像は、柊の枝についたままのお留守の蜂の巣。確か夏にはちゃんと蜂がいたはず。

2005.1.29 [土] 新年会

くもり時々晴れ、後に少し雨

 今日雨が降ったら玉簾をどこでやるか、がずーっと気がかりだった。室内だとあんまり暴れられないし、技も小さくなってしまう。しかし葉山に着く頃には晴れ間も見えたりして、お天気はちゃんともってくれた。よかった。
 簾の具合もまあまあだった。糸を殆ど交換し終えたときにはあまりのすべりの悪さに愕然としたけど、これでもかってくらいにベビーパウダーをはたいたらどうにかなった。私はタコ糸(木綿糸)に蝋をつけて使ったけど、本来の糸はどうやら蝋引きした麻糸らしかった。麻のほうがすべりの良さや丈夫さに優れている、ということなのかなあ。
 ということで、もし今後、南京玉簾の糸をとっかえようという人がいたら、麻糸をつかうとよいでしょう。木綿でも代用できますがその際はベビーパウダーを存分にはたくように。

 これでもあまり社交的な方ではないので、同じ席から皆さんの装いをじいっと拝見してました。私もいつかああいうのやろう、というような目標を沢山見つけることが出来ました。楽しいねえ〜。

 今日は夕方からも友人宅で新年会があり、葉山ではゆっくりできなかった。逗子駅近くのケーキ屋さんというのに行ってみたかったものだ。こちらの集まりも着物を通じて知り合った人達のものだ。また調子に乗ってお喋りして、ここを出たのは12時になってからだった。
 楽しい一日だった。

画像は、こゆきさんに撮って頂いた南京玉簾の最後の、しだれ柳にはやがわりしたところ。

本日の装い:小紋の着物、唐織の袋帯、菊地紋のピンク長襦袢。すべて母のもの。大学卒業のときに成績が思いのほかよかったので祖父母が作ってくれたものだとか。帯は去年の新年会でも同じものを締めました。長襦袢は、玉簾の練習中にあっこさんの襦袢魅せ!の時に色違いでお揃いだと気づきました。

2005.1.24 [月] 

晴れ。昨日の雪もだいぶ融けた

 朝になったら約20センチの積雪。今回の雪は軽い粉雪だったので雪かきは竹箒でだいたい足りた。簡単でよかった。
 夜、最近調子のよくない玉簾の糸を少し替えた。扱いが乱暴だからか使い込んだからか、どうも竹の棒の間隔が全体に広がってきているようだった。これがあんまり狭くてもすべりが悪くて扱いにくいが、かといって今のようにゆるゆるだとそれもやりにくい。部分的に糸が弱ってきていることでもあるし、思い切って大部分を結びなおすことにしたのだ。
 しかし、すぐに結構面倒くさいことだとわかった。作業自体はどうということはないのだけれど、締め具合をどのくらいにしたもんか、どうやって間隔を均一にするのか等が難しい。おまけに付属品の替え糸をどこかへ無くしてしまったので、手持ちの太いタコ糸の撚りを解いて適当な太さに撚り直し、それを蝋に浸して蝋引き糸を作る、という作業もしなくてはならない。めんど〜。でももう糸きっちゃったよ。始めてしまったからには完走しなくてはならない。少なくとも土曜日の本番までには。たのむからうまくいってくれー。

画像は、作業中の玉簾。うまくいくんだろうか・・・。
 

2005.1.23 [日] 

くもりのち雪

 今日も玉簾の練習をした。太鼓と鉦が入るとぐっとやりやすく、ぐっとかっこよくなるなあ。
 帰り支度をする頃にはみぞれが降っており、こりゃあうちのほうはしっかり雪だな、と思っていたら、やっぱりそうだった。帰宅した時点で約5センチの積雪。普通の下駄で雪の中を歩くのは塩梅が悪かった。
 新年会は晴れて欲しいよ。

2005.1.22 [土] 

晴れ

 知人と昼ごはんを食べ、この人の用事で図書館へついて行った。ついでに私もちょっと調べ物を。私の持っている和裁の本には関西式の長襦袢の作り方が簡単にしか載っておらず、他の本を見てせめて寸法くらい知りたいと思っていたのだ。
http://www.amazon.co.jp/...
この本は本当に丁寧だ。欲しいけど、でも高い。私に何かくれてやろう、などと言い出す人が出るのを気長に待とう。
 夜、映画「タクシー ニューヨーク」を観た。フランスでのオリジナルは観てないけど、こっちは面白かった。

2005.1.18 [火] 

晴れ

 今週はわりと暇だ。ちょうどよいので仕事を片付けてから歯医者へ行った。旅行先でもりもり食べているときに、歯の詰め物が取れたのだ。しばらく着物を着ていない。ウールでも着て出ようかと思ったけど時間がなく洋服で出かけた。
 家で働くようになってから、それも汚れ仕事や肉体労働が多くなってから、野良着は増える一方だが外へ出られる洋服が少なくなった。着物好きになってからは特に買わなくなったし、買わなくても用が足りるので随分前のものをずっと着続け、それもあまりいたまないから捨てられない。その結果、たまに洋服で外出するとなると結局いつも同じものを着ていることに気がついた。特に今頃の季節は、振り返れば約5年間、同じ組み合わせの服で出かけていたようだ・・・。
 5年前の暮れに上海の友達の家へ遊びに行くのにあわせて買ったコートを先日の旅行でも着たが、考えてみたらウールのズボンも同じものだった。その翌年に買ったジャケットを加えて、この3点セットは気づいたら旅行の定番になっていた。冬の旅行は基本的にこれらは着たきりすずめなので、まさに定番。友達にこのことを話したら、
じゃあそれはあなたのた旅の制服だね、
といわれた。その通りかもしれない。
 いい加減何か買おう。でも、それがまた制服みたいになるんだろうな。おしゃれ、ってものをサボっているということなんだろうな。

画像の格好に紫のウールのロングコートをあわせたものが、その「制服」。この格好で5年間、上海、香港、イタリア3回、セントルイスへ行った。アルバムのどの写真を見ても、この同じ格好した私が写っている。年は違う筈なのに。芸がなさすぎ・・・。

2005.1.16 [日] 

雪のち雨

 今朝は雪がちらちらしていたが、やがて雨に変わり、おかげで外出することが出来た。でもかいた雪が雨で重くて大変だったけど。

 新年会へ向けての玉簾の練習をした。あれでも結構体力つかう。飛んだり跳ねたり歌ったり。芸人って大変なんだなあ。

画像は、帰宅して今日新たに付け加えた部分をさらう私。

2005.1.15 [土] 

雪。結局一日中降った。

 雪のために外へ出られず、家でごろごろして過ごした。雪かきは明朝すればいいや。
 明日は何とか出たいものだが、どうなんだろう。
 ただいま午後9時半の時点で約15センチの積雪。

2005.1.9 [日] パレルモ→成田

晴れ。
 パレルモの空港は海に面したのどかな風景の中にいきなりあった。飛行機への階段を上っているときに日がぎりぎりと差してきて、シチリアらしい空気を最後に味わえた感じ。
 成田の税関では初めて荷物を開けられた。かばんが見かけの割りにずっしりと重かったからかなあ。何でこんなに重いんですか?と聞かれ、瓶詰めの食品が多いからです、と答えたら、開けてください、と。結局なにもお咎めなしだったけど、もしかしてお酒をいっぱい持っていると思われたのかなあ。
 家に帰ったら机の上に、留守中に出た伝票やら何やらが山積みにされていた。明日からまた面倒だなあ。

画像は、旅行中に見つけた花や実。これが結構楽しかった。

2005.1.8 [土] パレルモ

晴れ。
 今日は主に食料品の買出しをした。宿の周りには市場があり、生ものはダメだけど焼き菓子やお惣菜を沢山手に入れた。かばんはこういうものでものすごく重くなった。食べ物、特に瓶詰め製品は重いのだ。明日はこれを背負って帰る。大丈夫なんだろうか。
 今晩こそ、絶対に腹八分目の食事をするぞ、と再度誓って店に入ったら、そこにもやはりコースメニューが・・・。しかもまたえらく安い。これだけ安いんだから大量に出てくることはあるまい、とまた同じことを考えて注文しようとしたら、今日はこのコースはないという。食べ物の神様がようやく私のバカさ加減に気がついて救って下さったのかもしれない。
 私もやっと目が覚め、メニューをまたよく読んだら、中にクスクスというのがあった。これだよ!私が食べたかったのはっ。迷わずこれと、魚介類の揚げ物を注文した。どっちもおいしかった。そして量もちょうどよかった。デザートまで食べることが出来た。最初っからこれをやっていればよかったんだよ。

画像上は、市場のチーズ屋さん。モツァレラチーズが大好きなので今回も期待してきたが、シチリアではあまりおいしくなかった。工場で作ったようなものしか見かけず、豆腐のような作り立てのものはなかったように思う。やはりナポリとかその辺が本場なのだろうか。

画像下は、マッシモ劇場。これの正面階段は映画「ゴッドファーザー パート�V」のクライマックスで登場する。るるる〜。今回は結局時間がなくて予めこれのビデオを観られなかったのが残念だ。

2005.1.7 [金] シャッカ→パレルモ

晴れ。
 今日もバスで、来たときと逆の道のりでパレルモへ戻った。今度は終点まで乗っていればよいので降り間違えなかった。よかった。

 パレルモではこないだと同じ宿に荷物を預け、早速周辺を歩き回ってみた。旧市街の立て込んだ中にある宿で、もしかして物騒な地域なのかも、と思ったけどそうでもなく、何よりすぐそばに市の立つ通りがあるのがとても嬉しかった。ガイドブックではもう一つ、ウッチリアという市場を賑やかなところとして紹介しているが、宿のあるバッラロの方がずっと活気があり規模も大きく、庶民的な感じがした。
 宿はいかにも昔からそのまま建っていたような古めかしい石造りの建物で、周囲の住宅も似たような煤けた色をしていた。泊まる所はなるべく庶民的なところか歴史的な建造物がいいなあ、といつも思っているので今回も希望通りのところで嬉しい。
昨日の宿もそうだが、ここも家族経営のようで、私の部屋は家族の居間の隣だった。ここんちの小さい子が駄々をこねて泣き叫んだり、ふざけて私のドアを叩いたり、しかられたり。隣接した建物が工事中なので、これのガガガガガガガという音もかなり喧しいが、どれもまあ面白いことだし、夜寝る頃にはちゃんと治まっていたのであまり気にならなかった。

 今晩の食事こそは腹具合に応じたものを食べよう、コースでとるのは危険だからやめよう、と念じつつ宿の若女将に教えられたところへ行った。が、ここのメニューにもやはりセットコースが載っており、これがえらく安いのが気に入り、これだけ安いんだから大量に出てくることはあるまい、とこれを注文してしまった。この読みも大きく外れ、結局昨日の二の舞だった・・・。安くても私が食べきれない量なのは変わらず、安いというのはその分あまりおいしくない、ということのようだった。おいしいものもあったけどね。
 同じものを食べている家族連れを発見したので彼らの食べっぷりを逐一観察させてもらった。若い両親が私と同じコースをそれぞれとり、幼稚園くらいの女の子はペンネ、もうちょっと年上の男の子はピザをとっていた。私には1/4がやっとだった前菜盛り合わせを、お父さんはきれいに食べきり、お母さんは僅かに残した。パスタ二種は、私はやはり1/4がせいぜい、お父さんはほぼ完食、お母さんは半分くらい食べた。メインの肉と野菜は、私は肉は2口くらい、生野菜は全て食べ、お父さんお母さんはほぼ全てをきれいに食べたようだった。一方の子供たちは、さすがに女の子にこれは多かったようで、時々両親が食べてやっても残していたが、お兄ちゃんのほうはまだ小学校上がったかどうかという年頃なのに、大きなピザを全部食べてしまっていた。そうか、大きな胃袋は幼いころから鍛えられて作られるんだね。
昨日の昼に入ったところ(とてもおいしかった!)でも同じ構成の家族を観察したが、やはり大人は一通りのものを平らげていたし、子供も皿数は少ないとはいえ、日本の子供には無理な量をぺろりとやっていた(この家族、すごく楽しそうで素敵な人たちだった)。
 若い人はどうだろう、と見ていると、カップルなら男性はやはり一連のものをとり、ついていけない女性のほうはもっと皿数がすくないようだ。女性のひとり御飯の場合はもっと簡単に、パスタと何か肉類と水、という人もいた。
だから私ももっと簡単にすればいいのだが、でも滞在中にできるだけ多くの種類のものを口にしたい、と思うとつい欲張ってしまうのだ。

画像上は、皮を剥いたサボテンの実。下はおやつのアランチーニとビール。

2005.1.6 [木] シャッカ

晴れ。
 シャッカはシチリア島の南の端にある小さな漁業の町だ。他に産業といえば古代ギリシャ人が伝えたという陶器の製造とローマ時代から続く温泉があるが、夏の観光シーズンでもなければ静かなひっそりしたところであるらしい。
 この町に来た目的は、温泉を使った湯治施設に行くこと、生ウニを食べること、迷宮のような古い住宅街を歩き回ること、の3つだ。特に町を歩き回るというのは常に不可欠で、これらの本を読んでから特に大事なことになった。
http://www.kanshin.jp/...
http://www.amazon.co.jp/...
 これらによれば、シャッカは様々な民族の支配を受けた中でそれぞれの文化の影響を少しずつ今に残しており、特にコルティーレという沢山ある袋小路が住民の共同の生活の場として、戸外でありながら時には家の中と同じような役割を果たしているのが特徴であるらしい。なんだかすごく面白そう。ということでここに来た訳だ。

 で、まずは朝早くからやっているという湯治場へ向かった。どこも体の悪くない私は、泥パックなどのエステができればいいなあと思っていたが、ここのHPは殆どイタリア語なので事前の情報があまりなく、ちゃんと受けられるのかあてはなかった。しかも、事前にファックスで問い合わせをしたのに返事がなく、メールも出してみたがやはり応答なし、挙句には最近まであったはすのHPが消えてなくなっていた。嫌な予感はしたが、施設の前までやってきて意味がわかった。
「シャッカ温泉は閉鎖されました。2005年1月31日リニューアルオープンします!」
と門に貼紙がしてあったのだ。そうか、そういうことか・・・。がっかり。

 でも町歩きは楽しかった。本当に入組んだ、急な斜面に段々畑のように無理やり作ったドラマチックな外見だった。楽しみにしていたコルティーレはいたるところにあった。しかし本にもあるようにそこは、公道でありながら地元の人にとっては住居の一部であり、よそ者には入りにくい作りになっている。まさによそ者の私にはそうずかずかと入り込むことが出来ず、そこがちょっと食い足りない気もしたけれど。残念だったのが、この本を持っていかなかったこと。更には、本からコピーした重要な地域の地図を散策の中で落としてしまったことだ。むーん、食い足りない・・・。

 そしてウニも結局食べられなかった。聞いた話では、冬になると港近くには水揚げしたばかりのウニの屋台が出、そこで生ウニをパンにつけて食べさせてくれる!のだそうで、それを心待ちにしていたのだけれど、この日がイタリアの祝日、御公現の日だからなのか、町も港もひっそりしていた。

 しかし、その他の食事は食い足りないどころか、嫌ってほどたらふく食べ、イタリア人のようにもっと大きな胃袋が欲しいと心から思った。
思うに、イタリアはスローフードの国、などといって確かに手間隙かけて食事を作ってくれているようだが、しかしそれを食べるのはほんの一瞬、ぺろりとあっと間に食べつくしてしまうのね。彼らの食べる量の大さもさることながら、その速さにも驚いた。一皿にいつまでも時間かけて食べているのなんて私くらいだった。
 昨夜は宿の食堂でここの娘さんが作ってくれた晩御飯を食べたが、今夜はコースで食べたいな、と昼間に目星をつけといた店へ出かけていった。開店間もない時間で客は私しかおらず、この日最初の客がこんな訳わからんちんちくりんで動揺したのか、立派なお腹をした主人らしい男性は余分なグラスを片付ける際に慌ててそれを割ってしまった。続けてやってきた赤いシャツを着た、顔も体格もジャック・ブラック似の給仕の青年もワインをこぼしていた。
 食事はどれもおいしかった。何回かイタリアに来ていてようやくわかったが、当たり前だけどイタリアにだってうまい店もまずい店もある。そういう意味ではここのセットメニューはわりとおいしかったように思う。
おいしかったけどでも、とにかく量が多くて、次に何がどんな分量で出てくるのか、あと何皿続くのか、を考えると本当に恐ろしかった。前菜がてんこ盛りで出てきた時点で怖くなり、慌てて半分にしてくださいと頼んだが、それでもすごく多かった。さっきの赤シャツのジャック・ブラックに、イタリア人はこれを本当に全部食べているのか、と聞いたら、私の倍の分量を食べる、と答えた。イタリア人、大きいから、だそうだ。
 食べ物の神様や飢餓で苦しんでいる人たち、ここのお店の人たちに申し訳ないと思いながらもかなりの量を残してしまった。帰り道では中身がこぼれださないようにゆっくり歩を進めなければならなかった。おいしいんだけど、お願いだからもっと少なく出して欲しい・・・。

画像左は、閉鎖されていた温泉の貼紙。右はその辺に自生している団扇サボテンの実。

2005.1.5 [水] パレルモ→シャッカ

晴れ。
 昨夜ついたばかりだというのに今朝はもうパレルモを出てシャッカへ移動する。今回の旅行は何だか乗り物の中ばっかりだなあ。失敗したかなあ。でも今日の移動は1時間40分くらいのバスの旅で、昼前には目的地に着く筈だ。
 バスでは最前列に乗りたかったが先客があり二列目に座った。この最前列にいたイタリア人青年はMさんちのKさんに大変よく似ており、密かに写真を撮ろうかと思ったくらいだった。
 バスはシチリア島の西部の内陸を南へ縦断する。島の北の端から南の端への移動だ。パレルモで見た海はティレニア海、これからシャッカに着いて見える海は地中海となる。
 今日のバスの窓からの景色も素敵なものだった。田舎といっても私の住んでる田舎と全然違う。山といえば時々いきなり現れる、白い地肌を所々に見せた緑の草に覆われた岩山で、潅木のようなものが麓に少しあるだけ。日本のような落葉の雑木はない。松やオリーブのような青い木ばかりで、それもうっそうとするほどには林立していない。あとはゆるゆると緩やかにのびる緑の丘がつづく。基本的には緑と白の風景で、そこへ時折オレンジの実をいっぱいつけた木がアクセントに出てくる程度だ。私が旅行する目的の一つに、見慣れないものを見たい、というのがあるが、今日の1時間40分でこの目的を既に果たした気がした。
 やがて緑の景色が終わり、今度は青い海が明るく目の前に広がり始めた。嬉しくて写真をじゃんじゃんとっているうちに、バスは再び丘の広がる緑の世界へ。あれえ〜?と思っているうちに終点らしき広場で停まり、乗客は皆降りてしまった。シャッカって、ここか?地図だと海が近いんだけど。
 不安になり運転手に地図を見せたところ、運転手はさっきのKさんに似た青年に何事が言付けて私を降ろしてしまった。何が起きたのかわからず、しかしこの青年は困った顔をしていた。私はイタリア語が出来ず、この人は英語を殆ど話さないので事情を飲み込むのに時間がかかったが、どうやら私はシャッカでバスを降りそびれ、一つ先の終点の町リベラまで来てしまったようだった。あの海が広がる景色が見えたところで降りねばならなかったのだ。浮かれて写真撮ってる場合じゃなかったのだ。
イタリアのKさんはここで友人らしき人と待ち合わせ、迎えに来てもらっているようだった。この友人と二人で私を近くの飲食店へ連れて行き、リベラからシャッカへのバスの時間を尋ねてくれた。ここの看板娘のような、すごくきれいにアイラインをいれた、華奢でかわいらしいけどきりっとした印象の女性がバスの切符を売ってくれ、あと10分でバスが来ることも教えてくれた。
 バスが来るまでの間、「旅の指差し会話帳」で彼らと少し話をした。一緒にいた友人という人は以前ミラノでお菓子職人の修行をしていたらしく、そこで日本人の職人と知り合ったそうだ。この人は東京で店を出している、とメモ帳を繰り、その住所を教えてくれた。へえー、面白そうだ。今度行ってみます、と告げると、じゃあ彼に挨拶しておいてください、とイタリアのKさんはメモ紙に彼らの名前を書いてよこした。ええ、ええ、こんなにお世話になったのだもの、是非ともこのメモをお届けさせていただきますとも。
 定刻を15分ほど過ぎてようやく、シャッカへ私を連れ戻してくれるバスが来た。彼らは運転手に私の降りる先をよくよく言い含めてくれた。こういうときに使うイタリア語の感謝の言葉をせいぜい「グラッツェ ミッレ!」くらいしか私は知らず、もっと何かうまい言葉はないもんかと会話帳を調べたがなく、まったくもどかしい思いをした。せめてこのメモを届けさせてもらおう。本当にありがとう。お世話になりました。

 シャッカへ戻ると、そこはさっき確かに通ったところで、確かにバスも停まったところだった。そして今夜の宿の前もバスはちゃんと通っていた。だめだなあ、ぼーっとしてるなあ。気合が足らんなあ。
 宿は空いているのか、ツインルームをあてがってくれた。広くて眺めも良くて、ここにしてよかった〜。と、思ったら、便器の中に何かが・・・。むむむ、これは前の客のモノが流れていない、ということなのでは・・・。とりあえず流してみたが、水の勢いが悪くうまくいかない。これは、クレームすべきなんだろうか。どうしようか、としばし考えて、さっき飲んだビールの酔いも回ってやや気が大きくなっていた私がとった行動とは、
いざ、フロントへ文句を言って部屋を変えてもらう!
ではなく、
窓枠によじ登って上についているトイレの水洗タンクの栓を直す、
だった。足場が悪くおっかない体勢での情けない作業ではあるが、私にとってはクレームをつける勇気をだすよりはずっと容易なことなのだ。
 観察してるとどうも、水洗タンクの栓が不完全なために常時水が便器へ少しずつ流れ続け、タンク内に必要な量の水がしっかりたまらないため、ボタンを押したときの水洗に勢いが足りない、という状態のようだった。または、ボタンと栓の連動が悪く、しっかり栓が開かないので水もあまり流れてこない、という可能性も考えられた。うーむ。というか、なんでこんなイタリアの南の端っこまできて便所の観察やってんだろう、私。
 とにかく上にあるタンクの中を見てみよう、ということで窓枠を足場にして覗き込むと、栓を動かす関節の辺りに錆が沢山ついていた。この間接を何回か手で動かしてやって、栓を全開にしたら、流れた流れた。一気にゴゴゴ、と気持ちよい音と共に前の客のブツはきれいになくなった。以後、便器に水がちょろちょろ流れ続けることもなくなり、ちゃんと直ったみたいだ。ここには2泊する。このトイレとはこうして最初から仲良くなることが出来た。

画像上はバスからのシチリア内陸の眺め、下はシャッカからの地中海の眺め

2005.1.4 [火] ローマ→パレルモ

晴れ
 辺りが真っ暗なうちに駅に着いた。列車内で食べるおやつと水を買って、ガリガリ君(乗車前に切符に時刻を刻印するガリガリという音を立てる機械。勝手にこう呼んでいる)に切符を通し、さて、私の席を探そう。
 ローマ発が7:27、終点のパレルモには18:10到着予定だが、既に出発の時点で10分遅れていた。途中の駅での停車時刻が更に遅れ、パオラに着くころには30分の遅れとなっていた。
 この列車はメッシーナ海峡を渡ってシチリア島に着いた後、東のパレルモと南のシラクーサとに行き先が分かれ、車両を二列に切り離して別々に運行するらしかった。どっちにいくにしても約12時間を車中で過ごす。昨日の飛行機の12時間に続き今日のこの12時間。体力的に無謀な計画だったか。
 眠気のままにうとうとしていたら、別のコンパートメントの居心地が悪かったらしい旅行者風のオーストリア人青年が移って来、更に続けてパオラで3人が乗り込んで来た。6人用の房が急に賑やかになった。
 賑やか、というのは本当に賑やかで、それはこの3人がひっきりなしに何かを喋りあい、少し途切れたかと思うと誰かの携帯電話が鳴りそこでお喋りし、それも終わると今度はこっちからどこかへ電話をかけまたそこで喋り、ということを延々繰り返していたからだ。どうやら静けさを好むらしいオーストリア青年はやがてふいと出て行ってしまい、そろそろネタも尽きたらしい3人の新たな話の矛先はどうしても私に向くことになった。
 それまでただ黙って景色を眺めていた私に、隣に座ったおばさんがイタリア語で何かを話しかけてきた。大きなサングラスをかけ黒でビッ、とキメたなかなかおしゃれな人だ。偽ルイ・ヴィトンのボストンバッグ、グッチ(多分)のハンドバッグ、他にも2つのかばんを持っていた。私はイタリア語がまったくわからないので、イタリア語をできません、と英語で言ってみたが、「旅の指差し会話帳」を持っていたのでそれを広げながら何とか意思疎通を図ってみようと思った。
 すると会話帳を使って、どこからきたの?名前は?歳は?結婚してるの?彼氏は?仕事は?住んでる町の名は?兄弟は?どこへ行くの?イタリアは初めて?一人?云々かんぬんの質問を浴びせた。さすがに会話帳だけでは限界がありやがて、何を言っているのかこっちにはさっぱりわからないが、私をネタに3人でまた盛り上がり始めてしまった。
 思うに、イタリア人の中には、とにかく喋っていたい、相手は誰でもいいからとりあえず喋りたい、という人たちがいるのではないだろうか。最近のように携帯電話を持つ人が増えたのも、一つはこういう他愛もないお喋りをどこにいても出来るから、というのがあるように感じる。彼らを見ていると、携帯電話で話しているのは別にたいした用事ではなく、単にちょっとかけてみました、お話したいんだけど、という程度のようでもある。
 喋るのに飽き足らず、次第に隣の黒装束のおばさんは歌いだしたくなってきたようですらあった。フンフン口ずさんでいるうちに今度は踊りたくなったらしく、座席の中で肩をゆすり始め、しかしそこは自重し、私に向かって
「何か踊れるか?」
と聞いてきた。踊り!?すわ、これはいよいよ炭坑節の出番か!?と僅かに身構えたが、
「踊れませーん」
と答えたらまた笑って何か皆で盛り上がり、私のイタリア初のステージは叶わなかった。叶わなくてよかった。

 半島の先端、レッジョ・ディ・カラブリアでスペイン人男性が降り大分静かになると、さっきのオーストリア青年が戻ってきた。彼はとてもきれいに英語を話しイタリア語もかなり出来るので、よく私たちの通訳を務めてくれた。
 本日のメインイベント、列車がフェリーに乗り海を渡る、という時にも、列車を降りて船の中を一緒に歩かないか、というおばさんの申し出を訳してくれた。
 そうなのだ。船に車両が完全に積み込まれると、列車を降りて乗客は船内で過ごすことが出来るのだ。きゃー!これだよ、私がやりたかったのはっ!
 おばさんの道案内でデッキへ上がったが、その道中の面白かったこと。
 列車は3両くらいずつに切り離され、船内に平行に何本か敷いたレールに沿ってしまいこまれていた。だからさっきまで陸で一列になっていたときに私たちの数両先にあった車両がすぐ隣に並べられており、窓からはその隣の車両の乗客が見える。
 扉を開けて下へ降り、こうして何列かに並んだ車両の間の狭い隙間を乗客はぞろぞろと歩き、何箇所かある階段へ向かう。この階段の番号を覚えておかないと帰りに迷子になるので、おばさんは番号を指差し、「4」と確認した。列車の上は車の階で、更にその上がデッキとなっていた。
 お天気がよく大変きもちがよかった。あれがシチリア島よ、とおばさんが教えてくれた。ついでに、パレルモでもシャッカでも、かばんはこうして前にしっかり抱えること、とも教えてくれた。はい、ありがとう、気をつけます。
 フェリーでの移動時間は小一時間といったところか。対岸のメッシーナに着くと、列車は船外へ出たり入ったりしながら、やがてパレルモ行きとシラクーザ行きとの2列に編成しなおされ、メッシーナ中央駅のホームの両側に並んだ。面倒なことやってるけど、しかしよく出来ているとも思う。
 この時点で定刻より1時間の遅れ。パレルモへ着いたのは更に遅れて19:30頃だった。宿への道のりは大した距離ではないが大通りを外れた小路を複雑に曲がりくねらねばたどり着けないようで、その上パレルモは怖いよと出発前にあれこれ脅されてもいたので、タクシーに乗ることにした。列車で乗り合わせた向かい側のスペイン人女性とオーストリア青年に別れを告げ、おばさんはというとタクシーで一緒に宿まで送ってくれるという。結局お互いの行き先が方向違いだった為に相乗りは出来なかったが、そのお心遣いがとても嬉しかった。本当にありがとう。
 私一人で乗ったタクシーにはぼったくられたようだけど。
 宿は本当に入組んだ路地の向こうにあった。六畳一間にトイレとシャワー付き。年々物価が上がっているように感じるイタリアではこれでもお値打ちの方なんだろうな。

画像上は、レッジョ・デ・カラブリアでフェリーに積み込まれる列車から見た船内の線路。下は、今日乗った列車の掲示板。ローマ駅のホームにて。

2005.1.3 [月] 成田→ローマ

 成田:晴れ  ローマ:晴れ
 今回の旅行の目的地はイタリアのシチリア島にある街、パレルモとシャッカだ。なのに何故ローマで飛行機を降りてしまうのかというと、シチリア島へは空路や海路ではなく陸路、というか列車で入りたかったからだ。
この島と長靴型の半島の間にあるメッシーナ海峡に橋はなく、フェリーで結ばれているが、何とここを列車で渡ることができるという。どうやら、列車の車両ごとフェリーに積み込み、対岸でまた列車を線路に戻す、ということをやるらしいのだ(まあ結局これも海路だが)。
 南イタリアを一気に南下しこの方法でシチリア島へ渡る列車がローマ発で日に数本ある。こんなに面白い輸送方法があるのならば是非とも体験してみたいものだ、ということで、飛行機ならば1時間ちょっとでいけるところを、物好きにも丸一日かけて移動することにしたのだ。
http://www.kanshin.jp/...
によれば、どうもそのうちについにここにも橋が架かってしまうそうだ。そうなると多分このまだるっこしいやり方もなくなるだろうから、そうなる前に何としても一度はやってみたかった。
 その為、ローマへは単に列車に乗るためだけに立ち寄り、観光は一切しないということで向かった。着いてすぐにローマ駅へ行き、明日の大移動のための切符を1時間以上も待たされて買った。買えてよかった。これで満席、とかいわれたら、同じくフェリーに積み込む方式のバスで移動する(楽しさ半減)か、最悪だとまた空港へ戻ってやっぱり飛行機で行く(楽しさ皆無)、というプランB、Cにせねばならないところだった。はらはらしながら順番を待った甲斐があった。
時差ぼけはあまりないほうだが、やはり12時間の飛行の後に続けて慣れないことをしたのでくたびれた。ホテルのそばで晩御飯を食べてさっさと寝た。明日は夜明け前に出発なのだ。

画像は、ホテルの浴室。これは、便座の上でシャワーを浴びろっつーことですかね。脇のわずかなスペースで何とかなったけど。

2005.1.3 [月] 〜10日

晴れ

 無事に旅行から戻ってこられた。行く前にあちこちから脅かされていた割には怖い思いもせず、色々な親切を受け、スムーズに予定がはこんだ。
 去年と比べていくらか成長した点を挙げてみよう。
・落し物、忘れ物を(殆ど)しなかった。
・犬の糞を踏まなかった。
・引ったくりにあわなかった。
こんなところか。
 一方で新たなトホホを挙げると、
・ズボンの前を開けたままで気づかずにいた。
・バスを降りそびれて隣町まで行ってしまった。
・宿の窓枠によじ登ってトイレの水洗を直した。
・ボッタくられ率が上がったような気がする。
・食堂で自分の食べられる量を超える無謀な注文を何度もしてしまった。
・ある施設が閉鎖されていたためにメインイベントの一つができなかった。
といったところ。
 でも楽しかった。計画に無理があったからか年齢のためか、かなり疲れたけど。

画像は、イタリア半島とシチリア島を結ぶフェリー。これに列車の車両を載せて運ぶ。

2005.1.2 [日] 

晴れ。今日もいい天気

 今朝になったら昨日のおせち料理がちゃんとしたいつもの重箱に移しかえられていた。まあどっちでもいいんだけどね。
 明日からイタリアへ行きます。離陸が早い便なので今日から成田へ一泊します。前泊するなんて初めてだなあ。
 大晦日の晩から始まった映画「カンフー・ハッスル」を一目見てから旅立ちたいので、成田の前に新宿へ行く予定。でかい荷物を背負って歌舞伎町へ行く、って何か家出女みたいだなあ。
 昨日、携帯のメールアドレスを変えた。迷惑メールが多いほうだったが、ここ数ヶ月はそれこそもう、毎日10件以上、多いと一晩で20件以上が来ていた。無視すればいいやと放って置いたが、よく考えたらこの旅行8日間の間に毎日この調子で来たら、それこそ80件以上がたまるのか・・・、と恐ろしくなったので、変えることにしたのだ。
 ということで、いってきます。

画像は、うちからの雪景色。お天気いいけどまだまだ雪は融けない。留守中に降らないことを祈る。母に雪かきをさせるのも忍びないので。

2005.1.1 [土] 

晴れ。雲ひとつない青空と昨日の雪で白くなった山々がぱちっとぶつかり合ったような、気持ちのよい朝。

 昨日母が用意していたおせち料理を入れる容器、いつもの重箱と違うけどとっかでみたことある・・・、と思っていたが今朝気がついた。
 こ、これは・・・、十数年前に祖父の何回忌だったかの香典返しに使った葬式饅頭が入っていた箱ではないか・・・?いいのか?新年を祝う料理をこんなものに入れて。母に指摘してみたところ、いつもの重箱を高い棚の上から出すのが面倒だったのでこれにした、のだそうだった。まあいいけどね。おじいちゃんと一緒のお正月、ということにしておこう。
 今年も初詣に行こうと思ったけど、昨日の雪が道にいっぱいでどこへも出られない。たまった汚れた足袋の洗濯をした。

画像は今朝の雪。昨日は雪印みたいなきれいな結晶がみえた。

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