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2005.8.30 [火] 

晴れ。蝉は相変わらず鳴いてるけど、秋の花が咲き始めた

 こないだ着た綿絽の浴衣を洗濯した。水にぬれると藍の、くさいけどイイにおいがして、うーん芳しい。
 ミズーリ州は、改めて辞書をひいてみたら、中西部ではなく中部だった。訂正、訂正。

画像は、こないだ土曜日に手に入れた化粧ポーチ。模様は全て手刺繍です。小田急百貨店で30日まで販売中。って、今日までじゃん。椰子の実雑貨店

▽最近の3件 [全5件を表示]
12/9/7 のりん
と思ったら、ありましたね。
http://www.rakuten.co.jp/...
また欲しくなってしまいました!
のりん
なんか、こんな記事も。
http://fine.tok2.com/...
中ざくら
二度目に行った時には、お店は移転していて、見る事が出来なかったです。
似せた物が売っていますが、「椰子の実雑貨店」のタグが、目印です♪

2005.8.28 [日] 

曇りのち晴れ

 本日の映画は「妖怪大戦争」。面白かった。子供だけでなく、お父さんもお母さんもこれなら楽しいね。いろんな意味で。栗山千明のアギは、クリスティーナ・アギレラみたいだった。

2005.8.27 [土] 

 久しぶりの着物〜。というかこの夏最後の夏物かな。こないだと同じく綿絽の両面染めに、白の博多献上帯。
 入っていた予定が急に変更になったので、うーん3周年記念パーティの打ち上げにドタ参加させてもらおうかなあ、とも思ったが、あまりにもドタなので今回は遠慮させていただきました。でも同じく新宿におりました。もったいなかった。

2005.8.22 [月] 

晴れ

 今日はこないだの壊れた機械を直しに修理屋さんがくるので、私は脇で見てればいいだけ〜、とのんきにしていたら、それは明日だった。それより良く考えたらもう20日を過ぎていたので20日〆の請求書を作らねばならなかったんだ。
 もともと時差ぼけは殆どないほうなので、疲れてて眠いってのはあったが普通に仕事できた。よかった。

2005.8.20 [土] 

ロスアンゼルス→成田
ロスアンゼルス:晴れ やはり寒い
成田:くもり? 蒸し暑い

 5日間掛けてようやくロスアンゼルスに着いたかと思ったら、今日はもう帰国する日だ。まあ、今回の旅行の目的は移動そのものにあったので、かまわないけど。
 Rさんと妹に空港まで送ってもらった。よくわからんけど、自動チェックインとかいうのが、日本語の案内でできるようになっていた。うーん、都会だねえ。日本人の案内係もおり、うーん、都会だねえ〜。
 留学先として初めて降り立った地が大都会の場合と、妹のように地方の田舎の場合とでは、良い悪いの問題ではなく、全然違う体験をすることになるのだろうな。今回の引越しで妹はその両方を経験できるのだから、いっそう内容の濃い滞在になるのだろうね。

今回の旅行で見つけた車のナンバープレート:
カルフォルニア、ネバダ、オレゴン、ワシントン、アリゾナ、ユタ、ニューメキシコ、コロラド、テキサス、オクラホマ、ネブラスカ、サウスダコタ、ノースダコタ、ミズーリ、アイオワ、ミネソタ、ミシシッピ、アラバマ、テネシー、ミシガン、フロリダ、ニュージャージー、ニューヨーク、 メイン、アラスカ
国外ではメキシコ、 同じく国外でオンタリオ
出発したときからもっと見張っておけば、きっとイリノイやカンザスもあったはず

画像は、昨日までは普通にあったまっすぐな道

2005.8.19 [金] 

本日の移動:アリゾナ州フェニックス→カルフォルニア州ロスアンゼルス(約590km)
フェニックス:晴れ 言うまでもなく乾燥、人生始まって以来の最高気温を毎日更新していたが、道中で約43度を記録
ロスアンゼルス:晴れだが肌寒い。風が冷たく日本の秋のよう

 フェニックスから車で1時間くらい北西に、荒野を開拓して作ったサンシティSuncityという新興住宅地があり、そこへちょっと寄った。観光ガイドにも載ってなさそうなこんな町に何故寄ったかというと、ソーシャルワークを学んでいるRさんと妹がここが変わったところだと知っていたからだ。
 どう変わっているかというと、ここには基本的に65歳以上の人しか住むことができない。それより若い人は3ヶ月までなら滞在できるが、ここはお年寄りのための町なのだ。町が丸ごと老人ホーム、という感じだろうか。その為、当然だけどその辺にいる人たちは全てお年寄りで、車に乗ってるのもスーパーにいるのもお年寄り。
 そして更に変わっていることに、この町の中では車の代わりにゴルフカートで一般道を走ってよいのだ。スーパーの駐車場などには普通の車に混じって当たり前のようにゴルフカートが停まっている。興味津々のRさんと妹は、買い物帰りの老婦人をつかまえてカートの写真を撮らせてもらい、この町について質問していた。
 カートの中には本当にゴルフバッグを積んで走っているものもかなりあり、よくみてみたらこの町の中にはちゃんとゴルフ場もあるのだった。ゴルフ場の中に住んでいる、という感じでもある。基本的に夫婦二人で1世帯と思われ、大きくはないけど(日本ではでかい方に入るが)こぎれいな家が、手入れされた庭と共にずらーっと並ぶ。今日は狂ったように暑いから歩いている人はいないが、先ほどの婦人によれば、1年の内9ヶ月は過ごしやすいのだそうだ。
 きっとある程度のお金持ち以上でないとここには住めないんだろうな、とは思うけれど、なかなか面白いな。町のはずれの塀(塀があるのだ)の向こうは、いまだ手付かずの荒野で、日本で言うと姥捨て山、ととれなくもないけど、フェニックスの街にはわりと近いし、町の中は安全そうだし、環境は悪くないのではないかと思う。

 楽しい寄り道をしていたら、ロスアンゼルスの宿に着いたのは結局7時半頃になってしまった。ロスアンゼルスに近づくにつれ車線が増え、交通量が増え、きらきらしたお店が増え、うーん、都会だねえ、の私たちの声も増えた。
 長い道のりを、事故もなく車の故障もなく、快適にたどってくることが出来た。本当に良かった。
 空港周辺を車でウロウロしていたら、今日も月が昇ってきた。今日のは満月なんじゃなかろうか。真ん丸い上に、えらくでかくて黄色い。こんな大きくて濃い月は見たことがない。ここの空港に降りる飛行機は随分低く街の上を通るが、巨大な月を見ているとやはり巨大な飛行機がこっちへ迫ってくるのも見えた。
 今夜の御飯は、偶然みつけた吉野家で。考えてみたら、今日本でもアメリカ牛の吉野家の牛丼って食べられないんだよな。そうか、ありがたい一杯なのか。旅行中一番食欲があったはずの私は残してしまったが、二人はきれいに平らげていた。

画像上は、サンシティにあったゴルフカート。後ろに買い物袋を積んでいる。ちなみにメーカーはヤマハ
下は、カルフォルニア州に入ってから見かけた風力発電の風車。他の地でも見かけたがここの方が規模がでかかったきがする。

2005.8.18 [木] 

本日の移動:アリゾナ州フラッグスタッフ→アリゾナ州フェニックス(約220km)
フラッグスタッフ:晴れ 相変わらすの乾燥 グランドキャニオンでは時々雨
フェニックス:晴れ もちろん乾燥、どっか壊れてんじゃないかというくらいの猛暑。夜でさえエアコンの室外機の前に立っているかのような暑さ

 フラッグスタッフは、グランドキャニオンへ南から入る際の玄関口のような町だ。アリゾナ州に入ってからは緑の少ない荒野のような平らな土地が続いていたが、ここへ来て急にカラマツや白樺の森が現れ、青々とした山々へ道は入っていった。玄関口といっても渓谷まで130km位離れており、写真で知っているあの赤茶けた崖とは道中の景色があまりに違うので、本当にこの先にグランドキャニオンがあるようには見えなかった。
 当初の予定では、グランドキャニオンは車でちょっと近くを流して見るだけ、ということになっていたが、昨日の化石の森公園が案外と面白かったのに触発されて、是非ともこの脚で歩いてみたいものだ、と思うようになった。今日もこの後、できるだけロスアンゼルスへ近づいておかねばならぬため、あまりゆっくり出来ないけれども。

 この数日で沢山の車をみたが、面白かったのがナンバープレートだ。車両登録した州名や州のシンボル、合言葉のようなものが書かれている。通過してきたミズーリ、オクラホマ、テキサス、アリゾナのナンバーを見かけたのは当然としても、随分沢山の州のものがあった。
 ここ、グランドキャニオンはいわずと知れた有名な観光地だけあって、全米から車が集まっていた。どこかものすごく遠いところのナンバーはないか、と駐車場へ行くたびにRさんと私は端から調べてまわったが、何と!メイン州を発見したよ。メイン州は北東の果て、ニューヨークよりも北にある、ここから直線で図っても3700kmは離れた州である。
 しかし実は昨日、もっとすごいナンバーを発見していた。それはアラスカ州だ。きっとカナダを越えてやってきたんだろうなあ。大変だなあ。これより遠いって言うと、あとはハワイ州だけか。
 昨日の化石の森公園では、我々の車を見た男の子に、
「セントルイスから来たの?!」
と声を掛けられた。彼らもミズーリナンバー、セントルイスから来たのだそう。遠く離れた地で同郷の者が気になるのはどこでも同じなんだなあ。

 グランドキャニオンは、もう書くのが面倒くさくなるくらい、すごくて唖然としっぱなし、月並みな表現だが感動した。とにかくでかすぎて、どこから手を付けていいのか分からない。歩くったって、どこを?大きなスイカに挑みかかる蟻んこのようなもので、高々1日ではどうしようもない。
 それでも少しでも歩きたい。地図にあった簡単コースのうち約2キロをお散歩気分で歩き始めたら、どういう訳か道に迷った。迷ったというか、本道からそれて、おかしいなあ、これで本当に簡単コースなんだろうか、というくらい危険な、手擦りのない崖っぷちの岩を伝って渡るところに、何故か入り込んでしまった。
 もともと歩くつもりにしていなかったので旅行中の私は素足に踵の高いサンダル履き、今日の服装は裾にレースの縫い取りがあるステテコみたいな白い七部丈のズボンに空色のキャミソール、という全くの街着で来ており、これで本当に事故になったら、アホな日本人の見本として知られることになるのだろうな。多分10分かそこらのことだったのだろうが、正しい道に戻れるまでの獣道はとても長く感じられ、無事だったのが不思議だ。

 手短に切り上げたつもりだったがやはり予定時間を過ぎての出発となり、今日の宿を確保できたのは日もとっぷり暮れた8時過ぎだった。
 明日の移動を楽にするために何とかフェニックスまでは行きたかったので、またも夜道を走ることになってしまった。運転席の妹には申し訳なかったが、後部座席の私はこの時間帯特有の景色に浮かれていた。どうも今の時期の日没は午後7時45分頃らしく、日照時間はかなり長い。日が落ちてからも暫くは薄明かりが続くが、南に向かう我々の車の右の窓には夕陽の名残のオレンジ色の空が広がり、左の窓には白く光る月が地平線から現れていた。なんじゃこりゃー!

画像は、右の車窓からの夕やけ

2005.8.17 [水] 

本日の移動:ニューメキシコ州アルバカーキ→アリゾナ州フラッグスタッフ(約480km)
アルバカーキ:晴れ 今日も乾燥
フラッグスタッフ:晴れ やはり乾燥。アリゾナ州に入ってからは日差しがいっそう強くなり照り返しがまぶしく頭が痛い。夜は一気に冷え込み寒い

 順番からすると今朝一番に運転するのは私だ。モーテルから高速道路40号線まではすぐなので、一般道といってもなんとかなるでしょう、ということで出発したが、いやあ、緊張しました。何で右側走るのよ〜。しかも40号線にのったと思ったらすぐに分岐点が現れ、車線変更できないままに流され続けてメキシコへ向かう25号線へ入ってしまった。慌ててこれを降りて恐ろしい一般道を通ってまた40号線へ入りなおす、こんなことで随分時間を食ってしまった。やはり私はまっすぐの道をただ機械のように運転するしか能がないのだね・・・。でも映画「夕陽のガンマン」「荒野の用心棒」の音楽はかけてもらった。うれしい。
 今日もこれといった観光もせずにただ移動だけする予定だったが、目的地までの消化距離が昨日までに比べてかなり短いので、40号線沿いにある国立化石の森公園Petrified Forest National Parkへ寄った。数あるアメリカの国立公園の中ではきっと地味な方にはいるんだと思う。大して期待もせず、ちょっと寄り道という程度に考えていたが、実はけっこう面白かった。
 化石ってどんなのだろう、と思ったら、ここのは主に古代の樹木がそのまま硬く石のようになってごろごろ転がっているものだった。大きな丸太ん棒のようなものも、よく見るとそれは全部、褐色、黄、白、黒などの入り混じった、メノウのような半透明の石なのだ。その数は数え切れないほどで、この公園を「森」と名づけたことに納得がいくし、その感覚を素敵だと思った。そしてどの木も一抱えもあるほど大きくて長い。ここには今、木と呼べるほどのものは何もなくただひたすら荒野だが、何万年前か何億年前か、一体どれほど大きな森がここにあったんだろう。
 ここには他にも面白い景色があった。地層ごとに色分けされたカラフルな丘がいくつも連なるペインテッド・デザートや、ブルー・メサと呼ばれる地域だ。前者では、濃い赤から深緑、白までの色がグラデーションの順番を時々入れ替えるようにして積み重なった小山が地平線まで続く。後者では、黒、青、薄ピンク、白などが。こちらは小山の間を歩くことが出来た。映画「スターウォーズ エピソード1・2」に出てくる、アナキンの故郷のような風景でもある。
 地層の中には、先ほどの木の化石が顔を出して埋まっているところもあり、周りには化石が砕けた褐色の小石が沢山散らばっていた。このオシャレで、整った横縞が隣の小山へときちんとつながっている光景は、誰かが作ったものではなくて、勝手に出来たものだ。
 もっとゆっくり眺めたり歩いたりしたかったけど、何とか日没までにはフラッグスタッフまで行かねばならず、後ろ髪ひかれる思いで再び40号線を西へ向かった。結局、宿に着いたのはしっかり日が落ちてからで、何の灯りもない高速道路は走りにくかっただろうに、Rさんが頑張って運転してくださった。

画像1番目:足元に普通にある小石。これも化石の破片か
2番目:ブルー・メサの景色。本当はもっとすごいのよー
3番目:ペインテッド・デザートの景色。実物はもっとすごいのよー
4番目:木片のように見えるが樹木の化石。大木級のものも沢山ある。現物はもっとすごいのよーー
*クリックすると少し大きくなります

2005.8.16 [火] 

本日の移動:オクラホマ州オクラホマシティ→ニューメキシコ州アルバカーキ(約800km)
オクラホマシティ:くもり  
アルバカーキ:晴れ 乾燥しているため直射日光が刺すように痛く、しかし日陰ではやや寒い。夜ともなれば肌寒い。道中の気温は約30度、日差しが強い割には案外と低い。

 州境を越えてニューメキシコへ入る頃には、昨日まではあった平らだけれど緑の草や木に覆われた大地は見えなくなり、オレンジ色の土がむき出しになった台地(メサというらしい)や、白い石がゴロゴロし硬そうな草がパセリみたいにボソボソ生えている山ばかりの景色に変わった。
 空がえらくでかいなあと思ったら、地平線が360度ぐるりと見渡せるのでそりゃ当然か、と気付いた。そういう中をまっすぐにのびる道を走っていると、一体どれだけ自分が進んでいるのかよく分からず、そういえば今日の私の走行速度も昨日より速く、時に時速128kmを超えていた。ひええ〜。日本では殆ど80kmでしか走ってないのに。
 高速道路には大型のトラックが多かった。何を積んでいるんだろう。明らかに引越しと分かる車も多く、我々同様に座席まで荷物を満載しているのをよく見かけた。普通車でレンタルのコンテナを牽引しているものもとても多かった。全米中に道路網がめぐらされているので、皆どこへでも自分で運転して行くんだなあ。
 昨日からずっとそうだが、高速道路だというのに障害物がすごく多くおっかない。その殆どは破裂したタイヤのゴム片である。こういうものを片付ける道路公団とかそういうのはないのかね。一度などは、タイヤ丸ごとが我々の車の脇を併走するように転がっていた。ひえええ〜。どうしてこんなことが起きるのか日本人の私には信じられない。
 もっとおっかなかったのは、もう日没だというのに暗がりの中を高速道路の路肩を歩いている人がいることだった。ひええええ〜。この先何マイルも荒野が続くというのに、爆走する車の脇を歩いて一体どこまで行くつもり?
 我々の予定の道のりは、昔のルート66とだいぶ重なる部分があるようで、道中にはよくこんな看板があった。

画像は、前方を走るおそらく軍用車両。筒先がこっち向いてるんですけど・・・。

2005.8.15 [月] 

本日の移動:ミズーリ州セントルイス→オクラホマ州オクラホマシティ(約960Km) 
セントルイス:雨 オクラホマシティ:くもり

 私にとっては楽しい旅行の始まりの日だが、妹にとっては今日は友人達とのお別れの日でもある。見送りに来てくれた昨日のKさんは私たちにお弁当を用意してくれていた。後で頂いたおにぎり3種と出汁巻き卵、小豆餅ケーキはとてもおいしかった。
 この5日間のドライブは、妹とその友人Rさん、私、の3人で、基本的には2時間ずつ交代して運転することにしている。右側通行に慣れていない私は主に高速道路のみ走り、一般道はあとの2人にお願いすることにした。
 あいにくの雨で、高速道路44号線はちょっと怖かった。激しい雨で前がよく見えない上に、前を走る車のあげる飛沫がこちらにかかって余計に視界が悪かった。
 初めての海外での運転は、何と言うか、おっかなびっくり、とにかくやってます、というだけで、あまり感動とか興奮とかはなかった。あらかじめ右側を走る感覚になれておきたいと思っていたが日本でその練習をできるはずもなく、やはり何だかいけないことをしているような、変な感じがした。ウィンカーと間違えてワイパーを動かしたり、ギアを握ろうとしてつい左手が空をつかんだり、シートベルトを探して右上を探ってみたり、間抜けなことを何回もやった。運転中に日本から持ってきた映画「続・夕陽のガンマン」の音楽をかけてもらった。うれしかった。

 Rさんも妹もアメリカ食には日頃から既にうんざりしており、旨いものを食べようとかいう夢や希望はもはや持っていないようだった。晩御飯は、宿の近くにあった中華風・日本風の怪しいレストランでとったが、そういう意味ではまあまあな方のお味だったのだと思う。
 今夜の宿はレッドルーフインというチェーンのモーテルにした。昨日の宿もそうだったが、どうも一般的なモーテルには、テレビ、冷蔵庫、ドライヤーの他に、電子レンジ、コーヒーメーカー、アイロンが標準装備としてあるらしい。しかし電子レンジなんかはともかくとしても、どれだけのアメリカ人がアイロンを使うことがあるのだろうか?そんなまめなことを彼らが旅先でしているとはとても思えないのだが。まあ、私はせっかくだから使ったけど。
 今回の旅行に出るまでは、一昔前の映画の影響かモーテルといえば、不倫をしている者達が逢引をするための場所であるとか、ベイツモーテルのように殺人が行われる所であるとか、そういう風に思っていたが、大変便利で合理的な宿であることが分かった。特に数人で車の旅行をする場合に適している。この日も3人で泊まって、1人あたり2400円くらいしかかからなかった。

画像は、ガソリン補給のために寄った小さな町からの空。変な雲がどんどん形を変え、降ったり止んだり晴れたり、天気もそのつど変わった。うーん、やっぱり波平さんのようには撮れないなあ。

2005.8.14 [日] 

成田:晴れ セントルイス:くもり

 米国中部ミズーリ州のセントルイスという地方都市に住んでいる妹がこの度西海岸地方へ引っ越すことになったので、その移動にくっついて私もドライブ旅行に便乗させてもらうことにした。
 セントルイスははっきりいって田舎の都市で、ざっとみたところこれといった面白げなところはないが、その昔、東から入植してきたヨーロッパ人達が西へと進めて行った開拓の玄関口にあたる街だったそうで、そこからロスアンゼルスを目指す今回の旅行は、当時の人達と同じルートをたどるようなもので、それだけでも何だか気分が盛り上がる。私も少しは運転させてもらう予定で、初めての運転と、見慣れない景色を楽しむことが今回の目的だ。
 セントルイスに到着後、妹とその友人のKさんと晩御飯を食べた。化粧の話になり、先日の3周年パーティで仕入れたファンデーション2色使いの話を得意げに披露したところ、その後寄ったスーパーでちょうど液体ファンデーション2本で1本分のお値段!との安売りをやっていたので、さっそくKさんは2色を購入、試してみると言ってくれた。ただ、一番明るい色と一番濃い色とを、という点について、アメリカでは一番明るい色は白人向けの色、一番濃い色は黒人向けの色、とえらく極端なため、中間の二色を選ぶしかなかった。
 夜は空港近くのモーテルに泊まった。なかなか寝付けず、テレビの映画チャンネルをちらちら観ていたら、どうでもいいことだけど、ここでもスティーブン・キング特集をやっていた。そうか、アメリカでもキング祭か。

画像は、昨日の新宿のキング祭りでもらった、スティーブン・キングの顔をかたどった金太郎飴。よく出来ているが、かわいくはない。

2005.8.13 [土] 

くもりのち夕立

 板橋区民美術館でやっているボローニャ国際絵本原画展へ行った。割と毎年行っているが、ことしのはなんか、ばかばかしいようなかわいさのあるのが少なかった気がする。
 今日の映画は「ライディングオブブレット」。面白かった。故郷の町へヒッチハイクで帰る青年が、道中で怖い目にいっぱいあうお話だった。
 明日から1週間、アメリカにいる妹とともにドライブ旅行にいく。この映画のような恐ろしいことがおきなければよいが、と思った。
 明日はまた早く家を出なければならないというのに終電まで遊びほうけ、まだ出発の準備が整っていない。なんか大事なものを忘れているんじゃないかと心配だ。
 気をつけていってきます。

画像は、映画館でやっていた「スティーブン・キング祭り」のスティーブン・キングの蝋人形。こうしてみるとただのオジサンが座っているようにしか見えない。

2005.8.8 [月] 

暑い

 例の機械が直らない。簡単にできる筈の部品交換が出来ず、立ち往生だ。

2005.8.7 [日] 

暑い。夜になり少し雨

 
 友達の家で浴衣パーティ、のはずが、阿佐ヶ谷の七夕
をひやかしてから西荻で韓国料理を食べる、に変更になった。でも浴衣は着ていったけど。
 阿佐ヶ谷はむか〜しに住んでいたのでうろ覚えているが、随分変わった。
 韓国料理はおいしかった。
 友達が、ウールの半幅をすごく個性的な締め方してやって来た。こんなのみたことない。というか、本人によれば、普通に結ぼうとしたら失敗しててこうなっていた、のだそうだ。

画像は、こないだ出来たばかりの綿絽両面染め浴衣。今日着ました。

2005.8.6 [土] 

暑い。深夜にすこし地震があった?妹が暴れているのかと思っていたが違ったようだ。

 久しぶりにお菓子教室へ行った。今日のは杏のタルト。まあまあの出来。
 今日の映画は「姑獣鳥の夏」。面白かった。呪の人形みたいな依り代を釘でがんがん打ち付けているシーンを観て、ああそうだ、仕事で使うトンカチ買うの忘れてた、思い出してよかった。
 京王百貨店の印伝売り場の小さな巾着を時々チェックして、気に入ったのが出ていれば買おう、と思っていたが、どのアイテムも殆ど全ての模様で作られているので、取り寄せを頼めばどれでも手に入るといわれた。ちょうど誕生日プレゼントを探していたので、線菊と聞く唐草文様をお願いした。楽しみだ〜。

2005.8.5 [金] 

暑い。夕べの雨のお陰か今朝はいつもより少し涼しい

 この暑いのに火のそばで仕事。あぶり焼きの気分だ。
 先日、仕立てをお願いしていた浴衣・長襦袢2点が届いた。こういうの、久しぶりだー。嬉しい。これらは全て数年前に買って、自分で仕立てよう!などと思って抱え込んでいたもので、結局くじけて放ったままだった。
 痛んでる祖母の着物や丈の会わない古着などを中心にこれから直してもらうことにしようっと。

画像は、その辺に咲いていたセリの花。隣の土地が田んぼだった頃にはよく見かけた。その頃のがまだ少し藪に残っているようだ。

2005.8.4 [木] 

晴れ。蒸し暑い。夜になって少しだけ夕立

 仕事で使う機械が壊れた。というか、してはいけないことをしたら部品の一部が折れた。すごくあせったが、機械屋さんに電話したら、新しい部品があれば私でも治せる、との事で一安心だ。
 すぐに助けの来ない田舎の一軒家に暮らして、しかもよくわかんない機械とともに仕事をしていると、私が進むべきだった高校や大学は、本当は工業高校や理工学部だったのではないかとよく思う。水が止まったの、電気が通ってないだの、機械が動かないだのという時に必要なのは、やはり電気や機械いじりの知識だ。あと、あると更によいのは自然科学かな。
 機械屋さんに電話して、うちの機械に何が起こったのか、どの部分がおかしいのか等を言葉だけで説明するのはけっこう難しい。専門用語や部品の名称をしらないので、
「鉄でできたソファーみたいな形のもので、下にバネがついている」だの、
「T字型のような、団扇のような、平たい鉄でできたもので、ぱったんぱったん動くやつ」とかの、
これで分かるんだろうか、という説明でも、どの機械屋さんもちゃんと何のことかすぐに分かってくれるので、すごいなあ、といつも思う。
 逆に素人の私への説明も、平たく易しい言葉で、
「直径2センチくらいの金色の丸いふた」
「その軸を自分の方へ倒す」
とかの分かりやすい説明をしてくれる。やはり、すごいなあ。

画像は、かわいくもなんともないが、今日の折れた部品。

2005.8.3 [水] 

晴れ。やはり暑い。熱帯夜

 昨日の獣の正体はいまだ分からないが、もしかしてあれは脚ではなく尻尾だったのかもしれない、と思い始めている。アライグマでは?とのご意見もいただいたが、そういう狸系の可能性は高いと思う。でも普通の狸ではないような気がする。
 夜、友達と地元の温泉に行ったら、玄関に猪と鹿の剥製が置いてあった。私がみたのはこれらとは全然違うな。

 三周年パーティの波平さん写真館を拝見。
 ほんっとうにびっくりしました。すごくきれいな写真ばっかりだから。カメラマンの人徳の賜物だと思った。
 私もあんなふうに撮ってもらった写真は今まで一枚もない。
 しかしあの時は酔っ払ってげへげへ笑いながら鼻を鳴らしていたような気がするのだが、まさかあれほどきれいに(自分の写真をきれきれいっていうのも初めてだ)撮られていたとは、もっと酒臭い写真になっているのではないかと思っていた。
 パーティの朝、化粧やらなんやらして鏡を見ながら、映画「ズーランダー」のように今日のキメ顔?path=gallery&path_key=0196229[「ブルースティール!」]だの「マグナム!!」だのを考えていたのだが、写真にはそのどれでもない姿が写っており、やはりキメ顔などではなく油断したところをプロは見逃さないのだなあと感心しました。
 こりゃあ、知らない人は騙されるだろう。というか、これなら騙せる・・・。ふふふふ・・・。

画像は、その辺にいた虫。葉っぱはカラムシ。

2005.8.2 [火] 

晴れ。あまり風がない

 夕方、普段はあまり使わない外階段のあたりでゴトゴトと音がし、顔を出してみたらいきなりドスドスドス!と重そうな振動と共に、毛むくじゃらの何ものかがすごい勢いでこの階段を駆け上っていくのがわずかに見えた。私はちょうど階段の下におり、段々の隙間から灰色の足のようなものが見えただけで、それがどんな格好なのか等はまったく分からなかった。
 鬼気迫るようなその足音は階段を登りつめ、次の瞬間に今度は更に先にある藪の中へ、バサーっと降りる音がした。振り返ってみたが草が揺れているだけで、何がどこへ行ったのか、茂みがきれいにかくしてしまって分からなかった。
 犬や猫ではないと思う。もっと大きくて重くて、人になれていないような切羽詰った粗野な感じがした。階段を見てみたら、上り詰めた突き当たりは柵になっているが、柵の根元には30センチくらいの空間があいているので、ここをくぐって下の藪へ飛び降りたのだろう。とりあえず思いつくのは猪、かなあ。毛の色はごま塩頭のような灰色で、わりとフサフサしていた印象がある。

画像は、もちろん写真など撮れなかったので、そのときの様子をお絵かきソフトでかいたもの。

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