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2003.3.31 [月] 6:52 pm 証明写真

今日もいい天気だった。
月末なので請求書を作った。
こういう日は力仕事や汚れ仕事がないので着物ですごせばいいんだけど、
昨日のきものの片づけがまだ済んでいないので面倒くさくてやめた。
こういうことじゃイカンね。

先日、インドのビザ用の写真を撮った。数百円入れてすぐ出来る、インスタントのあれだ。どうせインド大使館に行きっきりで戻ってくることのない写真だからと、身だしなみに大して気を払わずに出かけていった。

仕事の途中だったのでエプロン掛けて首には日本手拭い巻いて、顔が鮮明でないと突っ返されるとか聞いたので、髪を後ろで括って、前髪をピンで留めて、フラッシュが反射するとマズイので眼鏡も取って、撮影に臨んだ。
どうせ顔しか映らないんだから、と油断してのこの格好だったが、エプロンも首の日本手拭いも映っていた。日本手拭いは大野屋で買った相撲の48手が描かれた物だが、顎の下に「ちょんがけ」の文字もしっかり写っていた。
眼鏡をとると正面のガラスにかすかに映っている自分の顔すら見えなくなるので、「撮ります」の声の前にどういう顔をしたらよいのか、見当がつかない。
出来上がった写真には、目を大きく見せようと悪あがきしたせいで目の玉をひんむいたような顔をして、その上椅子が低かったために首をうーっと伸ばして顎を突き出したような、甲羅から久しぶりに頭を出して伸びをしている亀みたいな女が写っていた。
これがインド大使館に渡るのか。写真だけで却下になったりして。

今日はこの後、旅行に持って行くノートの準備をしよう。
旅行にはいつも表紙のしっかりしたリングノートを持っていき、そこにはホテルの住所や予定している観光地、時刻表などを書き込んでおく。旅先ではさらにこれが日記やお小遣い帳にもなる。
毎度同じシリーズのノートを使っていたが、生産されなくなったのかここんとこ見当らず、違うのを買って来た。
これの表紙に、何かきれいな端布をカバーして、オリジナルノートにしようという訳。
たーのしーみだー。

2003.3.30 [日] 10:49 pm

先週注文したコンタクトレンズを受け取りに行った。
いやー、ソフトレンズは楽だね。
全然痛くない。
まあ、目を覆う部分が広いので、なんというか、マニキュアを久しぶりに塗った時みたいな息苦しさというか、閉塞間みたいなのは多少あるけど、
しかし快適。
これなら続けられそうだ。

今日の映画はクローネンバーグの「スパイダー」。
期待して行って、私はそのとおり面白かったけど、
でも会場はイビキの嵐でおかしかった。
右隣のカップルは2人して寝ていた。
左隣のオジサンは軽くいびきをかいていた。
後ろの男の人は大きくいびきをかいていた。
右後方の誰かは最初から最後までいびきをかいていた。
映画が終ってエンドロールの頭がちょこっと見えただけの時点で、そうそうに立ち上がって皆外へ出ていった。
確かに最初はちょっときついかもしれないけど、ちゃんと観てれば面白いと思うんだけどなあ。ううう・・・、悲しい話だった。

TSUTAYAで半額セールだったのに、うっかりして借りてくるのを忘れてしまった。むむ。

昨日・今日のいでたちは、
青緑色地に白と黄で「回」の絣模様の銘仙、
黄色の八寸綴れ帯をお太鼓で。
ショールを持って出たがあったかかったので殆ど使わなかった。
サラダのドレッシングをかけ衿につけてしまった。
「えりもと」で拭いたが多少跡が残ってしまい、もとじのドクターのようにはいかないもんだ。最近食べこぼしが多くなって来たなあ。慣れた頃に油断する、ってやつかしら。

2003.3.29 [土] 10:36 pm

友達の家を訪れて長居しないうちにお暇したら、ついでに百草園にでも寄るか、と思っていたが、結局長居し、そんな時間はなかった。
久しぶりに会った友達もあかちゃんも元気そうでなによりだ。他にも友達が子供+夫とともにやってきて、賑やかになった。
帰りは、先週買ったばかりという新車で友達+夫+子供に駅まで送ってもらった。
道中、まだよく使いこなせていないカーナビと渋滞とに翻弄されて、駅に出るまで1時間半もかかってしまった。
小さい子供と接することが普段ないので、楽しい一日だった。

西荻に電車が近くなった時、誰かに声を掛けられたので振り向くと、着物教室でクラスメイトだった友達がいた。来週ある隅田川スタンプラリーのお誘いをしてみた。
東京はもう桜がだいぶ咲き始めているのね。
うちの方ではまだまだかかりそうだ。
オオイヌノフグリやホトケノザなんかはチラホラ咲き始めているが。
この「オオイヌノフグリ」ってすごい名前だと思うけど、
これを「イヌノオオフグリ」と言った人がいておかしかった。そりゃまずいでしょう。

2003.3.28 [金] 11:47 pm

昨日ほどではないが今日も風が強かった。
でもいい天気。
明日は、中学の時からの友達の出産祝いにいく予定。
友達のなかには、結婚、出産、マイホーム購入、とちゃくちゃくとコマを進めている人が増えて来た。
こっちは結婚の前の段階にすら到っていないというのにさ。
明日はもちろん着物で行くつもり。
みんなまだ私の着物姿を見たことがないので、きっとびっくりするだろうなー。
お邪魔する友達の家はたしか百草園の近くだったはず。
赤ちゃんやお母さんを疲れさせてもいけないのであまり長居しない予定だから、
ついでに百草園に行ってみようか。
まだ梅咲いているかな。
こないだのみなこさんと絵織さんの日記にも出ていたなあ、百草園。
そのうちに小石川植物園に行くのもいいな。

2003.3.27 [木] 9:36 pm 痴漢

今日もあったかかったが、風が強かった。
南風なので春を感じさせる空気だったが、
今日の仕事は風向きも多少は影響するので、ちょっとやり辛かった。風に飛ばされた枯れ草なんかが中に飛び込んでくるし、目に埃は入るしで、これで花粉症だったらさぞや大変だったろう。

どうやら風邪をひいたらしくて、一日中からだのあちこちが痛く、頭とお腹も痛かった。

仕事の後はまたしてもインドの情報集め。
女性の一人旅行のHPが結構あり、それらの殆どで痴漢に遭った話を載せていた。やっぱ多いのか、痴漢。
私はあまり痴漢に遭遇しない方だ。
ていうか電車に乗る機会が最近ではぐっと減ったので余計にそうなのだが、通勤や通学をしていた頃にも殆どなかった。たまに露出狂に巡り合ってしまう程度。これも充分いやだけど。

2年前にポンペイ遺跡に行った時に久しぶりに痴漢に遭った。
男はそこの警備員だった。
あちこち案内してあげるというのでついていくと、だんだんすりよってきて私の後ろにぴた、とはりついて不自然にぐいぐい押しつけてきたので気持ちが悪かった。
私が体をずらすと、ここの位置が一番壁画をよく見られる地点なのです、とかなんとかいってまたぐい、と元の位置に戻す。
おげー。
おげげ。
そうそうに退散しました。

友達は大学受験の朝に痴漢に遭い、
翌日の別の受験日にも痴漢に遭ったという。
でも合格はしたらしい。
着付け教室の先生に、着物を着ていると痴漢に遭うことがある、というようなことを言われたことがある。着方によっては体の線がでちゃうから、なのかな?
幸田文「きもの」にもそんなようなエピソードが載っていたなあ。

何かの旅行本に、
「向こうからくるインド人、手が胸の位置にスタンバイ」
というのがあった。痴漢は本当にこまるけど、ここまでされると笑ってしまいそうだ。

2003.3.26 [水] 9:57 pm 草木染めの材料

一日いい天気だった。
ここんとこ、インド情報漁りで夜更かししているせいで毎日眠い。
インドについては、本やネットの体験談を読むにつけ、うーん私にこなせるだろうか、と不安が募る一方。でも同時にとても楽しそうなんだけどねー。
何しろ、広いインドなのに10日しか休めず、しかも香港経由の切符しかとれなかったので、初日と後ろ2日は使えない。どういうルートにするかでまずつまづいている。
ていうか、今、一番のつまづきは、デリーに真夜中の1時半に到着の飛行機なため、ホテルまでどうやって移動するか、ってことだ。バスもタクシーも一日中うごいてるらしいけど、タクシーはまともに目的地に連れてってくれないらしいし、バスで下りてからも真夜中の知らない町を徘徊するのは恐ろしい。これをまず解決しないとね。

こないだ銀座もとじへ行ったら草木染めのきれいな反物を幾つか見せて頂いた。ウインドーには、染料となる木の皮や草などが展示してあった。
あまり詳しいことはわからないけど、こういう草木染めのことを知るにつけ、むむ、これはうちの周りにもあるぞ、というものが結構あることに気付いた。

まず、藍染めに使う蓼とかいうのは、多分、秋になると花を付けるアカマンマってやつの仲間だと思う。正に赤飯のように、赤くて小さな花が穂のようなかたちにびっしりつく、かわいい花だ。染料にするのは多分これの葉っぱのほうだね。

それから黄八丈に使うコブナグサとかカリヤスってのも、似たのがあるぞ。夏から秋に掛けて、花っていっても稲みたいな地味ーなのを付ける草だと思う。やはり稲のように細い葉で、丈はあまり高くない。
いつも雑草として刈られて、踏まれて、気にも留められない。この草からあのきれいな色が出るなんて。

残念ながらベニバナとかクサギ、車輪梅なんてのまでは自生していないけど、セイタカアワダチソウで黄緑色に染められるらしいし、他にも桜の木の皮、それから仕事で大量にゴミとしてでる玉葱の皮、なんてのもあるし、けっこう使えそうなものがごろごろ。

染めではないけど、上布の材料になるとかいうチョマや苧と呼ばれる草も、あるのよあるのよ沢山。
小さい頃はこれの葉っぱを服に張りつけて遊んだものです。青ジソみたいな形の葉は、裏に細かい毛があるからか洋服などにぺた、と貼りつくのだ。
これの茎が、確かに繊維がとれそうなほどしっかりとして丈夫。若いうちはいいが、放っておいて秋くらいになると茎はまるで木のように硬く、色も茶色くなって、根もはっているのでちょっとやそっとでは抜けなくなる。鎌で刈ろうとしても歯が立たず、斧で木を切るきこりのように、何度も刃を打ち下ろさねばならない。
聞いた話では、戦時中には布にするためにこの草を子供が集めに行かされたらしい。上布にしていたのかしら。

こんなに沢山の材料にかこまれて暮らしているのに、まだ草木染めも黄八丈も、上布も持っていないなあ。ほしいなあ、いいなあ、だれか作ってくれないかなあ。

2003.3.25 [火] 7:13 pm 長襦袢の形

朝から一日雨だった。
寒かったりあったかかったり、春ってこんな感じなのかな。
家の外の薮の中に、犬のものらしい糞を再び発見した。
こんどのはまだ乾燥していない新鮮なものだ。
やはりうちは彼(犬)の縄張りに組み込まれてしまったのだろうか。

マドンナがラジー賞をとった。しかも一度に幾つか受賞したらしい。
http://cnn.co.jp/...
↑この記事の中のラジー賞創設者のコメントがすごくおかしかった。

妹から和裁の教科書を借りていたが、妹も使うからと返してしまった。
教科書といっても殆ど意味不明で、私に解読できたのはごく一部だが、それでもないといろいろ不便なので私ももっと易しいのを1冊買うことにした。
本屋には何冊かの和裁の本があったが、一番安いのを手にとってぱらぱらやってたら、長襦袢の作り方が出ていた。
私が普段着ているのは、衿に竪衿がついた、関西仕立てとかいうタイプのものだ。多分、ごく一般的なものだと思う。
一方で、竪衿がなく、衿が長く裾まで続いているものを関東仕立てというらしい。本に出ていたのはこの関東仕立ての作り方だった。
話には時々聞くけど、関東にいても関東仕立てにお目にかかったことはないぞー、
と思っていたら、友達が先日の骨董市で買ったかわいい長襦袢、一面に鴨やおしどりなどの水鳥が描かれたもの、がよく見たら関東仕立てのものだったそうだ。今度見せてもらおう。
ただ、慣れないからかなんだか勝手がちがうらしい。着付け教室でも最初の長襦袢の時間にこの2種類について聞いたが、男性にはよいが、女性には胸の膨らみがあるので着難い、とのことだった。
てことは女性でも男性並みの胸しかない人(→私)には問題なく着られるのかもしれないなあ。
で、検索してみたら、私が見たことないだけで、結構普通に出回っているみたいな書かれ方をしていた。
http://www.wasou.co.jp/...
ふーん、そういうもんか。
でもだいたいなんでこれが「関東」なんだろう。東京の人はこういうのを着てたのかな?

このあとはインド旅行のための情報集めをしよう。

2003.3.24 [月] 8:09pm なんば歩き

さっき、ゴールデンウィーク旅行の飛行機の予約をした。
思い切ってインドに行くことにしたのだ。
英語はままならず、旅の経験も浅く、度胸もなく、注意力も散漫な私がどうにかできるものだろうか。うーん、不安ではある。
タージマハールを見てみたいとか、ガンジス河での沐浴をみたいとか、そういうのもある。
とりあえず何か圧倒されるようなカルチャーショックを期待しているのだけど、
圧倒されて押しつぶされるかもなー。
でも楽しみだー。
2年ぶりの海外旅行。うふふー。
インドでは何かきれいな布を探したいなあ。サリーとか他にもいろいろ着物に転用できそう。
もひとつ密かに考えているのは、弊社のカレーをインド人に食べてもらって反応を見る、というやつ。
むこうのカレーとは全くの別物だけど、どう思うのかな、と興味あるので。しかしうちのカレーは豚と牛だから、どっちもむこうの人には食べられないのかしらね。

最近は着物に少しは慣れたので歩いていても前ほどは着崩れなくなった。
しかし、当然ながら上半身と下半身でそれぞれ別の動きをしていれば、上下が繋がった着物は多少は着崩れてしまう。で、それでは昔の日本人は着崩れなかったのか、というと、聞いた話だが、
なんば歩きをしていたので今ほど着崩れなかった、そうだ。
なんば歩きとは、大雑把に言えば同じ側の腕と脚を一緒に出す歩き方らしい。これだと体をひねらないので着崩れ難いということのようだ。
試しに「なんば歩き」で検索してみたら、まあずいぶん沢山の方がなんば歩きについて講釈してらっしゃった。http://www.kikimimi.ne.jp/...
他にも沢山のサイトがあるようだ。
で、私もなんば歩きをしてみた。
慣れないせいか、脚が閉じず、がにがにした歩き方になる上に、脚の動きに合わせて肩を大袈裟に振るので、肩で風切って歩くお兄さんのようになってしまった。
着崩れなくともこの状態では決して格好のよいものではないだろう。
母の話では、着物を着てなんば歩きをしている人を実際に見たことがあるという。私のようにひょこひょこしておらず、もっとさっさと歩いていたらしい。
練習が必要だ。

そういえばインドのサリーはお腹を出して来ているなあ。
一枚の布が上下にわたって体を覆っている、という点ではあれも着物と同じか。
しかしお腹が出ている分、衣服が腰でねじれることがないだろうから、なんば歩きも必要ないのだろうな。
インドに行ったらインド人の歩き方もみてみよう。

2003.3.23 [日] 5:50 pm

今日はいい天気だったが外出の予定はなく、家の中でだらだらして過ごした。
でも着物を着たくてわざわざ着替えた。
自分で洗おうとして色移りさせてしまったお召をやりくりして直したものに、
初めてのネットオークションで落札した着物に付いて来た帯をお太鼓で締めた。
普段、角だしというか銀座結びにしていることが多いが、久しぶりにお太鼓結びをしてみたらあまりうまく行かず、ここで練習した。

名古屋帯の長さは大体3.6mくらいで、4mを越えると袋帯、と着付け教室で教わった。
だから名古屋帯では二重太鼓は結べない。
しかし、今日久しぶりに名古屋帯でお太鼓結びをしようとしたら、ずいぶん垂れがあまり、うまくすれば二重太鼓にできるんじゃないか、ていうくらい長かった。
この時の帯は先日の骨董市で手に入れた博多献上柄の単帯だが、長さを測ると4メートル弱あった。単帯だが、垂れのところを75cmくらい織り返して端をかがれば、普通の(?)八寸袋名古屋帯みたいになるかもしれない。その方が適当に短くなって結びやすそうだ。
ネットオークションで手に入れた方の帯は、何故か短く作ってあり、3.3mくらいしかない。お太鼓を結ぶのもぎりぎりだが、それでもなんとかなるので、この博多単帯も3.3mくらいにならしても大丈夫だな、ということでさっそくかがってみた。
単帯っていつ頃から締められるのか不明だが、やはり単着物の時期か。
季節が限定されることであまり使わないのもそうだが、
個人的にはお太鼓の部分がぱりっと、ぴしっとしたものが好きなので、単帯のひらひらした感じはあんまりよくない。
これでこの帯も短くなったとはいえ、ぴしっとしめられそう。
着物の身丈もそうだけど、帯についても個人的には短めが使いやすいみたい。

昨日、コンタクトレンズを作りに行ったが、眼鏡の方もそろそろとっかえようかと思う。枠も度もこのままで構わないのだが、レンズの表面にはってある、紫外線除けとかなんとか言われたカラーフィルム?が、ぽろぽろはげて来て視界も曇り始めたからだ。買った時には青かったこのフィルムはいつのまにか黄色くなってしまっている。今度作る時はこういうのやらないでもらおう。
で、着物に合う眼鏡ってどんなのだろう、と考えた。
そもそも着物を日常に着ていた時代に、眼鏡を日常に使っている人はすくなかっただろうから、和風眼鏡、ってちょっと思いつかない。
輪島塗りのフレームとか?螺鈿のフレーム、白木のフレーム、佐賀錦張りのフレーム、どれも変だなあ。だいたいそんなのあるのか?
せいぜいべっ甲のフレーム、てとこかな。
こんどゆっくり選ぼう。

2003.3.22 [土] 9:39 pm

朝から曇りで、夕方からは雨まで降り出した。
今日の装いは昨日と同じ。
昨夜は妹のところに泊まったのだ。
鎌倉のはなぐるまで以前手に入れた銘仙らしきもの、黒っぽい深緑地に、茶色を中心として黒、灰色の子持ち縞。八掛けは先週自分で交換してみたからし色。3000円也。
帯は、八掛けと同じようなからし色の八寸綴れ帯。骨董市で1500円くらいだった。
もうあったかいので羽織やコートはなしで軽快に。

英会話の先生と日本の昔のアニメ話で盛り上がった。
母国のカナダでも「ガッチャマン」や「はくしょん大魔王」なんかを好んでみていたとかで、タツノコプロはすごい!とかなんとか、マニアックだなあ。むこうではガッチャマンのことを「G−FORCE」というらしい。「宇宙戦艦ヤマト」もなんだか違う名前になってたらしい。

今日の映画はジャッキー・チェンの「タキシード」
ジャッキー、老けたなあ。

コンタクトレンズを作ろうとめがね屋へ行った。
ハードは何回か経験しているが、今回はソフトにしよう。
乱視がものすごくきついとかで、昔はソフトにさせてもらえなかったが、今は乱視矯正用のソフトレンズがあるのね。
ハードは痛い。
目をまともに開けていられず、いつも数ヶ月で断念していた。
だから自分の眼鏡なしの顔ってのを、実はずいぶん暫く見ていない。眼鏡を取ると、鏡の中の顔さえぼやけてまともに見えないのだ。

三越のaccaで簪みたいな髪留めを二本買った。
ここでよく髪のステキなまとめ方を実演していて、
私もいつか髪が伸びたらやり方を教えて欲しいなあ、
と思っていたのだ。
まだまだ先の話、と思いながらもきれいな簪と実演者の鮮やかな手つきに見とれていたら、私の長さでも充分出来る、といわれた。
まとめるには二本必要だとかで、束ねられるだけの長さがあればなんとかなるらしい。
うれしーい。
さっそく手順を実演してもらい、二本お買い上げ。
まとめ方にはいろいろバリエーションがあり、今後もっと長く伸びて他の方法も試したくなったら、またいつでも教えてもらえるそうだ。楽しみだなあ。

ゴールデンウィークにはどこかへ行きたい。
いまんとこ候補にあがっているのがインドだが、どうなんだろう。大丈夫かな。旅慣れてる訳ではぜんぜんない。ビザも取らなきゃならないから早いとこ決めないと。
そう思って本屋でインドの本を買って来た。
ちょっとしか読んでないけど、不安と期待が両方高まって来た。どうしようか。

2003.3.22 [土] 9:18 pm もとじの染み抜き

こないだの鎌倉ツアーで酔っ払って付けてしまった焼き鳥のシミを取ってもらうべく、銀座もとじへ行った。
もとじへ行くのは久しぶりだ。もともとそんなに沢山行ったことなかったけど、ちゃんと私を憶えていてくださって嬉しかった。
染み抜きをお願いしたい、と話すと、染み抜きドクターが今いるのですぐできるという。
なんとその場で処置してくれるというのだ。
すぐ側でよくみていたけれど、いや手品みたいな鮮やかさだねほんと。
まず拡大鏡で見ながら、シミの部分を尖った竹の棒でつつくと、布目の中に入り込んでいた固まった油がぽろぽろとはじき出されて来て、それだけでもうかなりきれいになった。
続いて下にタオルを敷き、もう一枚のタオルにリグロイン(瓶にそう書いてあった)を含ませ、シミの箇所を拭き取る様にしてこすった。
ここポイント。
たたく、ではなく拭き取る、のだ。
そしてシミのあった箇所をぱたぱた振ってリグロインを揮発させ、さらにドライヤーで乾かし、その上でドライヤーの冷風でクールダウンさせる、といううちにきれいさっぱりとシミはなくなってしまった。
この間、多分10分くらいだったろう。
いやいやいや、たいしたもんだね。
いいもん見せてもらいました。

このシミ抜きドクターのお話では、
焼き鳥の脂を付けてから下手にいじらなかったのが却ってよかった、
一般的にはベンジンなどを含ませた布でたたく、といわれているが、拭き取るようにこするとよい、
衿の化粧などもベンジンで拭くとよい、
拭いた後はベンジンを早く乾かすために振ったりドライヤーを当てたりする、
そして少しでも早く冷ますために冷風を当てる、
普段、脱いだ後でも暫くつるし、なるべく早く着物を冷ましてやるのが大切、
これらはあくまで油性のよごれのやりかたで、水溶性の場合はまた別、
とのことだった。
勉強になった。

この後、お店の方々が私達にステキな反物をいろいろ見せてくださったが、
残念ながら次の予定があったため、せっかくのお話を聞けずあわただしく店を出てしまった。

2003.3.21 [金] 9:04 pm きものサロン ひろ

今日はいい天気でよかった。
友達と、目黒にあるリサイクル着物屋「ひろ」へいった。
http://www.kimono-hiro.com/
ここは友達が以前に何回か買い物をしていた店だが、
古着屋といっても、もともと何十万円やら何百万円やらするような
すごいのを売っているところで、私が今迄衝動買いしていたような着物はおいてないらしい。
あの界隈のお金持ちのマダムや芸能人が、着なくなったものや着てすらいないものなどを売りにくるとかで、古着なのに20万とか30万とか平気でしちゃうのだ。
建物の一階が車のショールームになっており、それと同じ広さの二階フロアに、着物、小物、そしてウェディングドレスがどどどーんと広げてあった。
どれでもどんどん広げて羽織ってみてね、のお言葉に甘えて4人でとっかえひっかえ2時間過ごした。
頼めば百万円くらいの着物も見せてくれるそうだ。
4人とも独身、ウェディングドレスも試着できるそうだが、
いいよ、もう、
ていう感じで誰も手を出さず。
次の目的地である銀座もとじへ移動した。

2003.3.20 [木] 11:23 pm 近所の野生動物

今日はなんだかずいぶんいい天気だった。
布団も干したし半纏や丹前までついでに干した。
倉庫の中を箒ではいていたら、小石みたいなものがころん、
と出て来たのでよく見たら、カチカチに乾いた犬の糞だった。
げー。
うちでは動物飼ってないのになんで?
思い当たるのは、ここんとこ倉庫のシャッターの調子が悪く、
自動で締めたつもりがきちんとシャッターが下がりきっていなくて、
わずかに隙間が空いていることがあるので、そこから誰か、というか何かが侵入したかも、ということだ。
ちょっとー、寒いからってうちに勝手に住まないで欲しいなあ。

この辺りは大変山深いところで、私の家というのもまた、周りに何もない、まさに山奥の一軒家だ。
30年ほど前に越して来た時の土地探しの条件は、
今後とも周りに家の建たないところ、
であったので、当然今もって隣近所はない。
10分ほど歩けば、昔からここいらに住んでいる人達の集落があるが、あまり付き合いはない。
そういうところだから時々野生の動物がうろつくこともあり、リスだのタヌキだののかわいいものから、熊だの猪だののすげーのまで、大小様々住んでいる。らしい。
去年は、割合近くに熊が出たといって大騒ぎになり、
「熊注意!」の立て札を立てられてしまった。
冬眠前の栄養補給なのか、毎年秋頃になると出没する。
猪の話もよく聞く。
私の卒業した高校のある生徒は、猪とばったり対面してしまった住民を助けた功績で警察から表彰されたことがある。
古文の先生は、やはりばったり猪に出くわしたことがあり、その話に尾鰭が付いて、熊と対決して勝ったことがある、という英雄にいつのまにかなってしまった。
また、家庭菜園を持っている家が多いが、それらの殆どが一度は何か野生動物に荒らされた経験があるという。
猪などはとても上手に芋を掘り出すとかで、小さなものまで丁寧に、畑の端から端まで、まるで耕すように角で探っていくそうだ。
昨日までは鈴なりだった柿の木が、翌朝には一つもなくなっていた、というのは猿の仕業だとか。
時々聞くのが、「ハクビシン」というイタチのようなタヌキのような動物で、勝手口の生ゴミを漁るという。これってたしか井の頭公園にいなかったっけ?
まったくここは動物園か?
これだけあちこちで動物の話を聞くが、しかし私は殆ど見たことがない。確かに、夜、車に乗っていると急に道に飛び出すタヌキや、木を登るリスくらいならみたことあるけど、
猪だの熊だのの大物には、その痕跡にすら出くわしたことがない。
誰かが肩を叩くから振り向いたら、それは猿だった、という人までいるのに。
これからだんだんあったかくなるに連れて、こういう話もまた耳にするようになりそう。
もしかして今日の糞も、犬ではなくて何か他の動物のものかも。
今年は私も何か面白い動物を見てみたいなあ。恐いのはいやだけど。

明日着ていく着物を揃えて、半襟かけをしなくては。
(↑一応、着物の話題もかいてみた)

2003.3.19 [水] 5:29 pm 着物の身丈

今朝は太陽が出て明るいのに雪が降っていて、近くの山のてっぺんはまっしろになっていた。
変な天気だ。
この辺りは東京よりもやや寒く、桜も少し遅れて咲く。
卒業式や入学式に桜並木の下で記念撮影、という訳にはいかないくらい遅く、大体4月の2週目くらいの開花か。
去年は全国的に開花が早かったが、ここらも同じく早く咲き、入学式の前くらいには満開になった。今年はまだまだ寒いので、例年並かそれより遅くなりそう。
小さい頃から不思議なのだが、徐々に開花するのではなく、小雨くらいの雨が軽く降って、その翌日にぱーっと咲く、という気がするんだけど、なんで?気のせいかな?

昨夜、ようやく銘仙の八掛け交換が完了した。大変嬉しい。
でも面倒くさいのでもう自分ではやりたくないなあ。
しかしこれでこの着物も日の目を見ることが出来る。週末に「ひろ」へ友達と行くので着ていこう。

普段、古着や母の着物ばかりきているせいで、身丈が短めのものにすっかり慣れてしまった。
身長と同じくらいの身丈が作る時の目安らしいが、それでは長くて着辛い。
150〜155cmくらいが私としてはちょうどよく、長いとおはしょりが長くなったり、沢山たくし上げなくてはならず、きれいに着られない。
自分用に仕立ててもらったことは数えるほどしかないが、それらの全てが長く感じ、急いで着付けている時などは着難くてきーっとなる。
だから今度作る時は事情を話し、身長の160cmよりも短くしてもらうつもり。
初めての着物が出来上がって来たとき、身長よりも5〜6cm長く作られていた。ネットであちこちに尋ねると、こちらで身丈を具体的に指定したのでなければ、このくらい長く作るのは別に珍しいことではないとの答えや、長い方が着易いとまで言う人もいた。そういうもんなのかね。
私のは貧乏性で短いのに慣れてしまったということかな。

2003.3.18 [火] 4:54 pm 着物の補正

雨が降ったりしてかなり寒い一日だった。
昨日は「にじゅろく、にじゅろく」と私には聞こえる、春に鳴く鳥の声がしたのに。
この鳥の名前を知りたく図鑑で以前調べたら、そういう鳴き声の鳥が載っておらず、代りに「じゅーろく、じゅーろく」と鳴く鳥を見つけた。26と16、大して違わないと思うが、残念ながら26の方は姿を見たことがないので16と同じ鳥か否かは不明のまま。

この冬は例の背負い真綿を手に入れたので、寒いとなればいつでもこの真綿をかぶってしのいでいた。
着物を着る時の補正にもしていたが、最近、改めて考えてみると、私の体形ではあまり補正は必要ないのではないか、と思うようになった。
着物を着つける時の理想の体形は凹凸のすくない寸胴型、と聞いているが、それならそれって、まさに私の体形そのものじゃん。
どちらかといえば痩せ型で、痩せてれば補正のタオルが沢山いるでしょ、と良く言われるが、考えてもみよ、痩せて何の出っ張りも引っ込みもなければ、凹凸を埋める必要もないのだ。
とはいえ、帯の座りをよくするためにも多少は補正した方がよさそうなので、一応、背中から左右の腰骨の上辺りに真綿を巻いている。でもこれも夏になったら暑そうだ。
胸周りについては何の補正もしておらず、すかすかのままだ。
余談だが、乳癌の検診で、検査用の機械に胸を載せる、だか挟む、だかする場合があるそうだが、
質問!載せたり挟んだり出来ない人はどうすればいいんですか?

これも補正の内に入るのか、デパートで「ラッキー・ヒール」なるものを見つけた。
要は、着物用のシークレット・シューズ、ならぬシークレット・足袋である。
「ラッキー・ヒール」と「ラッキー・足袋」の両方を使うことで、草履を脱いでも上げ底をしていることがバレない、という代物だ。
「ヒール」の方は、踵の下に入れる中敷きのようなもので、これを敷いた「ラッキー・足袋」を履くと、2cmくらい背が高くなる。少しでもすらりと見えるように、ということだろうか。うまくいけば、そりゃラッキーである。
しかし、こうやって背を高くしちゃうと、アンティーク着物のように身丈がぎりぎりのものは着られなくなってしまうのではなかろうか。
面白いのでキーワードにしようかとも思ったが、実体験していないので、とりあえず止めておいた。

2003.3.17 [月] 6:51 pm

今日の私は「二日酔い」という重い病気にかかっていたので、仕事は御休みさせて頂こう、などと思ったがそうもいかず、パートさんと一緒に元気に豚肉の脂とりをした。

酒は好きな方だが、大して飲まなくてもほぼ必ず翌日に影響してしまう。今日も一日、何となくぼーっとしていた。
ぼーっとしながら、昨夜の自分の暴言、不審な挙動、でかい声、などを反芻し、反省し、どうか皆さんも私のした事など全て忘れちゃってください、と煩悶した。

焼き鳥の脂を付けてしまった昨日の着物は、まだハンガーに掛けたままにしてある。やはり週末にもとじにもっていこう。
着物に食べこぼしのシミを付けたのは初めてで、こういうシミ抜きをお願いするのも初めてだ。きれいになってくれるといいが。最悪でも、身頃を左右前後で入れ替える、という裏技もあるので、何とかなるとは思うけど。
染みを付けたのは初めてだが、食べこぼしをしたことはある。慌てて朝食を食べていた時に味噌汁を膝にひっくり返したのだ。紫色の無地のお召だったが、とりあえず台所へいって味噌汁を洗い流し、石鹸付けてこすった。ずいぶんむちゃくちゃなことしてるなあ、とは思ったけど、案外と何もシミが残らず、縮みもしなかった。次のシーズンに取り出してみた時も特に変化はなかったので、多分うまいこと行ったんだろう。この着物はお気に入りなので、今ちょうど仕立て直しに出してあり、ついでに洗張りもしてもらっている。味噌汁もこれですっきり取れるだろう。

今日はこの後、やりかけの八掛け交換をしよう。

2003.3.16 [日] 鎌倉ツアー

KIMONO真楽の皆さんにこんなに大勢御会いしたのは初めてです。人の名前と顔を覚えるのは苦手な方だけど、なんとか一致しました。
とても楽しく過ごすことが出来ました。
ありがとうございました。

散会した後、酔っ払った頭で慣れぬ電車に乗るため、本当に家に着けるんだろうか?と実はかなり不安だった。が、何とか知っている駅、八王子まで出て、そこで幸運にも日に1本しかない最寄り駅にも停まる特急に出会い、実にスムーズに帰ることが出来た。といっても家に着いたのは10時半だったけど。

今日着た着物の手入れは明日にしよう、とハンガーに掛けたら、酔いの冷めた目で見ると左胸の油染みがいやに目に付いた。うーん、どうしようか。もとじへこのまま持ち込むか、知り合いの悉皆屋へ頼むか、自分でベンジンで落としてみるか。もとじへ行くのが一番いいんだろうな。来週持ってくか。
ついでに皺もとってもらえるかなあ。
この着物、とてもお気に入りなんだけど、生地の性質なのかとても皺になりやすく、それがまたとれにくい。
雨ゴート着る時に帯にたくし込んだ裾の部分が皺になり、なんだか取れそうにない。

「一文字」で買ったこげ茶色の大島がとても嬉しい。早く着たいものだ。

2003.3.15 [土] 合同履物

雨に備えて下駄で出掛けたが、歩きながら何回も左足を捻り、もしかしてこの下駄もそろそろ寿命かも、と思い始めたら新しいものが欲しくなった。
母が若い頃に使っていたのでかれこれ30年以上前のものだ。
最近になって私が気に行って酷使しているので、歯がだいぶ擦り減ってしまい、水平に揃えておくことすら出来なくなっていた。
長谷川商店は前から気になっていたので、浅草までとりあえず出て電話帳で住所を調べて行ってみた。ら、閉まっていた。がーん。
確かこの前、「ゴウドウハキモノ」という店の名前をかずさんが話していたのを思い出し、試しにこれも電話帳で調べたところすぐ近くのようだったので、急遽こちらへ向った。
そしたら、そこにかずさんがいるじゃありませんか。しょうさんもご一緒で、いやー偶然ですね。びっくりしました。

合同履物では桜の皮をはった台に、印伝もどきの鼻緒をすげてもらった。ついでに今履いている下駄の裏にゴムを貼ってもらい、鼻緒もきつく調節してもらった。
左の歯があまりに減っているのを見かねたのか、お店の方がゴムを余分に重ねて補充してくれて、おかげで左右でつりあいの取れた下駄になった。
マリリン・モンローは例のモンローウォークをする時に、わざと靴の踵の高さを左右で違えて、そうして歩くと自然とああいう歩き方になるように工夫したと聞いたことがある。
私も擦り減って左右で高さが違う下駄を履いて、知らずにのりりんウォークをしていた訳か。

映画「ロード・オブ・ザ・リングス」をようやく観られた。
面白かったが、これを見終えるともうどこもお店が開いておらず、仕方ないので吉祥寺まで移動して、時々行ってた「西洋乞食」で晩御飯を食べた。

2003.3.14 [金] 3:21 pm

明後日はいよいよ鎌倉ツアーです。
さて何を着ていくか。
日曜日のお天気はあまり芳しくないようなので、一応雨ゴートなど持っていくべきか。
例のサロンで当たった着物を着ていくと、自慢気に書き込みしてしまったことがあるので、これはもう決りとして、帯は何にするかなあ。
同じくもとじで見つけた掲載割引してもらった染め帯にしようかな。
ぐふふ。楽しいなあ。こういうことを考えるのって。

最近、BSで「夢千代日記」の再放送をしている。ここんとこちらちら観ていたが、結構面白いなあ。しかも着物で登場する人が多いし。置き屋の人達が中心になった話だから当然ではあるけど、普段着としての着物も登場してなかなか楽しい。別にサユリストでなくても、夢千代さんの着物姿、ステキ、と思っちゃうんじゃなかろうか。
あの話ってそれほど昔の設定ではないと思うけど、夢千代さんも他の人も、着物を普段着として着こなしている一方で、洋服も普通に着ている。
私は今、着物を普段着として着てみたいなあ、と思っているけどだからって、とにかく着物でなくっちゃ、というように偏って考えないようにしたいものだ。洋服も着物も、単に着るものでしかないのだから、どっちでも好きなもんを都合のいい様に着たらよいと思う。

2003.3.13 [木] 5:51 pm

花粉症ではないのでよく分からないが、今日みたいな日は花粉が沢山飛んでいるらしい。
この辺りは杉・桧林に囲まれており、強風のおりには黄色や緑のもやもや(=花粉)が山から移動してくるのが見えることもある。おそろしー。

一昨日の晩、八掛けの交換をしてみた。
今年初めに鎌倉で買った袖に丸みのない縞銘仙のウールの八掛けが、さぞ美味かったんだろう、というほどに食い荒らされていたからだ。袖口なんて、口布が取れてしまいそうなくらいよく食べられていた。
対して、表の生地はとてもキレイで、特に汚れもない。裏の虫食いが数箇所、表にも出てしまっているが、気にならない程度だな。
しつけ糸がかかったままで、おそらく仕立て直しかなんかして、着ないでそのままにしている内に食われたんだろう。
八掛け交換なんてもちろん初めてのことで訳分からないので、私のネット上の和裁の先生である、「和裁人」さんに相談した。
http://homepage1.nifty.com/...
とても丁寧に教えて下さったが、いざやってみると結構面倒。
そもそも、袷の着物がどういう手順で作られているのかよく分かっていないので、八掛けだけ、とはいってもすったもんだした。
それでもかなりいい加減ではあるが、なんとかなった。
ぼろのままで着られないよりは、下手でもいいから手直しして着られるようにした方がいいってことよ。
今日は残された口布を何とかしてみよう。

昨夜は、こないだ白洲正子の本に載っていた、破れた足袋に刺し子をする、をやってみた。
が、これが意外と大変だった。
刺し子の模様はもうとにかく簡単にするために格子柄と決めていた。麻の葉とか七宝とか贅沢は言えない。
ただ真っ直ぐ縫えばいいだけの筈だが、さすがキャラコ、布目が詰まっているので針の通りが悪く、大変縫いづらい。
刺し子用の糸も太目の物を使ったために、針穴の大きな刺繍針みたいな太いものになってしまい、余計に通りが悪い。
うーん、戦時中の皆さんのご苦労のごくごく一端を垣間見た気がした。

2003.3.12 [水] 2:44 pm 着物で海外旅行

今日は朝から具合が悪く、仕事も午前中で大体終ったのでだらだらして過ごした。
風邪のせいもあるが、どう言う訳かここんとこ毎年3月になると[下痢+嘔吐]が同時にくる日が1日ある。こういう時ははっきりいって忙しい。トイレにこもって立ったり座ったり。まったく女ってやつはよー。

辻和で初めて御会いしたわたさんは、あの後ベトナムへ旅立ったという。いいなあ、海外旅行。しかも着物で。
でもベトナムで袷はさぞ暑いだろう。
いつかは着物で海外デビューしたいが、やっぱりヨーロッパ辺りが適しているのかな。東南アジアは好きだが、蒸し暑いのでなかなか難しそう。

うちのパートさんで、若い頃一人でイタリアをのんびり旅して、途中どこか南の方で修道院に暫く泊めてもらったことがある、という人がいる。
修道院の少女たちが地元に伝わる歌と踊りを披露してくれて、とても楽しかったという。
すると少女たちは、日本の歌と踊りも見たいから、あなた何かやって下さい、とリクエストしてきた。
しかし日舞なんて知らないしダンスもしらない、考えた挙げ句彼女がしたのは、「炭坑節」だったという。小学校で踊ったことがあったのだ。
「つっきが〜でったで〜た〜」と歌いながら、「掘って掘ってまた掘って・・・」の踊りをすると、互いに言葉は通じてなくても、その振りから炭坑掘りの歌であることが伝わり、大受けしたそうだ。
うーん、すごいなあ。国際交流だなあ。
で、この話を聞いて、私だったら何が出来ただろうか、と考えた。炭坑節、も多分なんとなると思うけど、今じゃよく憶えていない。
自国の文化を紹介するって、結構難しいのだなあ。着物のことも、もっとよく知りたいもんだ。

わたさんは台北経由で行ったそうだが、中華航空かしら。
あ、でも成田といっていたので違うか。
中華航空には思い出があって、6年位前に香港の敬徳空港(前の空港)で、いきなり頼まれて空港内のアナウンスをしたことがある。
中華航空だけでなくどの航空会社も軒並み遅れていたその日は、ちょうど中国の軍事演習が近海で行われていた。
そのためなかなか飛び立てなかったようだが、遅れているから待っててくれ〜というアナウンスがいろんな航空会社から流れるのに対し、我が中華航空だけは何の連絡もない。
散々待たされてようやく、間違いだらけの日本語アナウンスが流れた。
言われたゲートに向っていたら、いきなり中華航空の職員につかまり、日本語で話をして欲しい、と言われた。英語力0に等しい私は何のことかよく理解しないまま、誰か日本人と電話でも繋がっているのかな?程度に勝手に解釈して、
渡されたマイクに「もしもーし」と言ってしまった。実はこのマイクは構内放送用のもので、中華航空の搭乗者は○番ゲートへ急げ、という日本語を私に喋って欲しい、ということだったのだ。だから当然「もしもーし」も構内に響き渡ることに。あれは恥ずかしかった。

2003.3.11 [火] 4:33 pm お太鼓のかたち

今日も一日、着物で過ごした。
というと何だかかっちりした背筋の伸びた生活を思い起こさせるが、そうではない。単に、練習として以前作った安い木綿の単と例の丹前とを、重ねて一緒に来て、一緒に前を合わせて腰紐を結んだ、そんないい加減な姿でふらふらしていただけなのだ。
何かのHPで読んだが、こういう、二枚重ねて一緒に前を合わせることを「一つ前」というそうだ。
対して、現代の女性が着ているように、長襦袢で腰紐を締め、その上で着物を着て更に腰紐を締め、といった着方を「てんでん前」というらしい。
この一つ前の着方だと、襟元からおはしょりに掛けて、伊達衿のように下の着物が細く見えて面白い。が、襲着物以外でこういう着方を女性がすることって、現代ではあるのかなあ。

去年の今頃、着物のことなど全く知らなかった私が無料着物教室なるものに通い始め、嬉しいことに今では毎週末に着物で外出できるようになった。
週末の英会話教室にも着物で出掛けているが、当初は先生にいろいろ質問されたり、新しい着物を着てくる度にすごい!だのきれい!だのと誉められた。大変嬉しいのだけれど、私としては皆がジーパンはいているように木綿やウールを着たいので、あまり大袈裟に反応されるとなんだかこそばゆい。
頼むから放っておいてくれー、というストレスで、一時は洋服に切り替えようかとも思ったが、でもやっぱり着物着たいから気にせず続けた。辛抱の甲斐あってか最近はあまり大騒ぎされなくなった。

先生たちによく不思議がられるのが、その帯の結び方には何か意味があるのか、ということだ。半巾や角だしくらいならそうでもないが、お太鼓は彼らの目には奇妙なかたちに写るらしい。
「何故バックパックのかたちなのか?」
「パラシュートを背負っているようだ」
「ランドセルみたい」
「クッションになっているのか?」
「中に何かしまえるのか?」
「ルーツをたどれば、きっと昔は(お太鼓の中に)子供を入れていたに違いない」
云々。
いくらなんでも子供を入れてたってことはなかろうよ。
でも、何でといわれれば答えにつまるなあ。
時代劇とかみても、昔はあんまりお太鼓にしていなかった様だし、あれが一般的になったのはもっと近世のこととか聞いたことある。
個人的には角だしが好きで、大抵は角だしか、半巾で適当な結び方をしている。おかげで最近はお太鼓の結び方がよく分からなくなった。着物教室では何回も練習したのに。

2003.3.10 [月] 8:54 pm 白洲正子の本

今日はこないだの見本市でもらった名刺の整理、道具の片づけなどをした。ぼつぼつ反応が来始めているが、一体どれだけ仕事につながるものか。
こういう家の中での仕事ばかりだったので、いつものだらけた洋服姿の上に、昨日手に入れた丹前を着て過ごし、ますますだらけきった様相となった。
男物だから当然だが、私が着たのではかなり大きい。おはしょりがが作れてしまう。これをゆったり着て、いつもの腕組み+仁王立ちのポーズをとると、うーん、文豪みたいでカッコイイなあ。

昨日はいった吉祥寺の喫茶店には本が沢山置いてあり、そこで白洲正子の「衣匠美」を読んだ。どうせ単に流行りもんでしょ、てな具合でこの人にあまり興味なかったのだが、すごくいいから読んでみ、と友人が薦めていたので手にとったのだ。
特に、銀座にお店を構えてからのエピソード、八方美人の品を選んで店に置くのではなく偏ってもいいから自分の気に入ったものだけを集めること、物に不自由して初めて分かるやりくりの楽しさ、のあたりには感動し、涙が出てしまった。ていうか、この日二度目のビールを飲みながらの読書だったので、アルコールのせいで感情的になり、要は酔っ払って泣き出したようなものなのだが。
この本の半分くらいしか読めなかったけど、うーん、すごい人だ、もっと読んでみたくなった。

で、この本に載っていた、戦時中に節約のため破れた足袋にも刺し子を施して履いていた、の件が気に入り、そういや鼻緒の当たるところが擦れてきている足袋があったな、と思い出し、私も真似してみることにした。さっそくそこから1分のユザワヤへ向い、刺し子糸を買って帰った。まだやってないけど。

こういうものにすぐに影響を受けやすい私だが、家族からは単なるケチ、貧乏性と思われている。先日も、使い込んで体の当たるところが薄くなったシーツを穴があく前に何とか出来ないものかと、真中を縦に半分に切り裂き、左右のミミを縫いあわせて再び1枚にした。つまり、薄かった中心部分を両端に、厚かったミミの部分を中心に、入れ替えて作り直した訳だ。
我ながらうまいことをしたもんだと得意げだったが、周りからは単にセコイ、と思われたようだ。で、更には今後このシーツがそれでも薄くなったら、次はこれで足袋を作ればよい、とまで考えていた。これだけあれば、50足くらい出来そうだ。

2003.3.9 [日] 8:53 pm

昨日少ししか見られなかった岩手物産展へ行こうか行くまいか、かなり悩んだが止めといた。たぶん何か買いそう。反物でないにしても、あの絞りのバッグだって結構高かった筈。帯締めも本当にかわいかったが、それだけで済みそうにないので、君子危うきに近寄らず、で手近な吉祥寺にでも行っとくか。

映画「ロード・オブ・ザ・リングス」を観たかったのだがまたしても満員で諦め、古着屋「おもしろ屋」へ行ってみた。ここへ来たのは久しぶりだ。以前ちょっとのぞいたら、端布や古着の山に埋もれた白人女性店員がいるだけで、着物を見る、という感じではなかった。ちょうど片づけの最中だったのだろう。その後、きちんと整理されて状態もよかったよ、という友達の話を聞いて、こうして来てみた訳。

ここで早くも素敵なものを見つけてしまった。
憧れの真綿入り丹前があったのだ。3000円で。しかも未使用っぽい。すごくキレイで手触りもやわらかくてぽにょん、としている。
迷わず買ったが、棚にあった麻の小紋も捨て難く、状態いいのにこれも9000円。麻の着物って結構高いこと多いので御買い得だが、こうして何枚も買うのってどうかなあ、と一度は店を出た。が、また舞い戻って結局これも御買い上げしてしまった。

来週は鎌倉の花車やら一文字やら行くし、その次の週には目黒あたりにある「ひろ」にも行くしで、安いからって毎週キモノ買ってちゃ困るんだけどなあ。でも、こうして衝動買いしたものでも、失敗したとかやっぱりいらない、というものがないのは不思議。これもご縁よね。

帰宅してからさっそくこの丹前をきているが、さっき夕飯の時に早くも食べこぼしをしてしまい、シミを作ってしまった。ぐー。

2003.3.8 [土] 7:35 pm 面白い地紋

KIMONO真楽の皆さんと物産展とに未練を残しながら、待ち合わせの中野坂上に急いだ。
以前、何回か着物を買ったことのある呉服屋さんへ、着物を直して貰いに行くのだ。

私の持参したのは、紫無地のお召と母の小紋。洗張り+胴裏・八掛け交換+仕立て直しをお願いした。交換する八掛けや胴裏は、先ほどの問屋で手に入れたものと先週の骨董市で見つけたものとを使ってもらった。
これといったシミなどはないと思っていたが、言われて気付けば小紋の後ろ身頃、裾辺りで、左右の地色が微妙に違っている。左は白いが右は黄ばんでいるのだ。なんでかな?ちょうど畳んだかたちに変色している。
呉服屋さんの話では、長い間同じ畳紙に包んでそのままだったため、畳紙に直接触れる部分が、畳紙の糊で変色したのだろう、とのこと。そんなー。畳紙にいれときゃ虫もつかず万事OKと過信していたが、そういうもんでもないのか。
確かにこの小紋は母が大学卒業の記念に作ったもので、何度か着たものの結婚以来そのままにしてあったものだ。こういう扱いを着物が恨んだのかしら。

友達の持参した色無地はお母様が生前作って一度も着ていないものだとかで、これの丈直しを依頼した。
藤色の地色に背中に縫い紋一つ、ちょっと変っていることに、なんとお寺の建物の絵が地紋で織り出してあるのだ。
更に更に、何やら字も一面に織り出してある。そのため、この着物を慶弔両方に着ていってよいものか、とりわけ御祝い事に着てマズイことにならないだろうか、という疑問があった。
呉服屋さんの話では、問題ない、いわゆる色無地としてどちらにでも使えるとのこと。
そしてよく見ると、書かれている文字というのは全てお寺の名前で、「〜寺」となっていた。随分沢山のお寺の名前だが、どうやらこれらは四国八十八ヶ所の霊場の名前のようだった。
この友達のお母様は霊場巡りをしたことはないというが、何かのご縁があってこういう物を作ったのだろう。
うーん、面白いなあ。

もう一人の友達の着物は、叔母様にもらったという袖を既に切った振り袖で、今時の振り袖とはまた違う、とっても素敵なものだった。全体に黄緑色(若草色?)を基調にし、図案化された松が描かれ、裾の部分には金糸で刺繍がしてある。
これも綸子の地紋入り生地で、この地紋もちょっとおもしろい。菱形が連続しているのだが、菱形の一つ一つの中に菊が入っている。大変残念なことに胴裏があまりにも激しく黄ばみ、部分的にはその黄ばみが茶色くなり、表の生地にも出ている。
これは、昔の胴裏には糊をかなり使ったものがあり、その糊が湿気を含んでカビて、更にはカビが表にも移る、そういうことだろう、とのことだった。これを修復するには6〜10万円くらいかかりそう、とのことで見積もりをだしてもらうことになった。

呉服屋さんていろんなこと知ってるなあ。たまにはこうして勉強すると楽しいなあ。

で、もう一人合流してみなで吉祥寺のトルコ料理屋でご飯とベリーダンスを楽しんで、10時半頃帰った。西荻で、むーはんにもしかしてまだ皆さんがいるかな、と立ち寄ったけど、残念、もう閉店してました。

2003.3.8 [土] 7:11 pm KIMONO真楽

待ちに待った辻和へ行く日だ。そしてKIMONO真楽の皆さんに初めてお目にかかる日だ。実はこういうオフ会というのは初めてで、けっこう緊張していました。
今日のかっこうは、久留米絣の木綿の袷、骨董市で手に入れた黄色い綴れ八寸帯、いつものベージュの羽織。

今日いらっしゃる方のお名前は予め予習しておいたが、一人ずつご紹介してもらったのにその場ではもう誰が誰だかわからなくなり、かなり不安に。
しかし、これもキモノのおかげなのか、辻和を出る頃にはちゃんとお名前+お顔をセットで憶えられました。やっぱり好みが現れるというか、9人9様でちがっているのでわかりやすいですね。皆さんの着物を眺めるのも楽しかったです。普段、日記を拝見していて抱いていたイメージと一致してたりするとなんか嬉しかった。
キモノという共通項があっただけでなく、皆さんの御気遣いがあってこそ楽しめました。ありがとうございました。

問屋さんはどちらも本当に安かった。普通に買うのが全く馬鹿馬鹿しくなるほどに。タイムリーなことに、この後着物の仕立て直しをしに行くことになっていたため、交換する胴裏をこちらで買うことが出来た。そうか、こうやって自分で用意しておけばいいのね。勉強になるなあ。

買う気満々で行ったのだが、やっぱりいろいろ買ってしまった。ポリ刺繍半襟、色半襟、細い飾り紐、帯芯、足袋、木綿着尺など。貰ったチラシにはバーゲン情報があり、帯芯300円、なんてのも載っていた。嬉しいなあ。

日本橋の岩手物産展ではあまり時間がなく、残念ながら紫紺染めや茜染めを堪能できなかった。すごく素敵だったのに。でもあれ以上長居していたら、下手すっと帯くらい買っていたかもしれない・・・。危なかった。

お昼のハヤシライス、おいしかった。あのお店は、ちょうど一と月前にあの辺りに仕事で出向いた時にお客さんから薦められていたものだったが、本当においしかった。ビールもうまかった。またこよう。

屋上にあるこの店の隣には、何故か小さな芝生地帯があり、そこでゴルフを楽しめるようになっていた。何故ここに?実際そこでプレイしている人までいた。

今日の私はこの後、別の友人たちと待ち合わせて呉服屋へ仕立て直しを頼みに行くことになっていた。短い時間であわただしくなってしまったが、皆さんどうもありがとうございました。来週また鎌倉で御会いできるのが楽しみです。

2003.3.8 [土] 0:37 am

ようやく3日間の見本市が終った。まったくやれやれだ。
一日中立ちんぼで足がむくんだ気がする。
当初、着物でやれば目だっていい、と友達には言われ、
少しはその気になっていたのだが、
やはり今の私ではまだその余裕がないことが、今回分かった。
洋服で行ってよかった。
要領が悪いので無駄な動きが多く、うっかり着物を汚した、なんてことにもなっていたかも。
もっと手慣れてスマートな立ち居振舞いができるようになってからだな。こういう場で着物で働くのは。

着物を着るようになってから、少しは季節を意識して、生活にその時の季節らしさをとりいれたいなあ、なんて思うようになった。
そこで、今回の私のブースには菜の花をちょこっと生けて、名刺の脇においてみた。
なんだかそれだけで、殺風景だった我がブースがほっこりし、周りの他者のブースとも違う雰囲気になったと思う。
だからなのか何なのか、取材に来ていたカメラの人達が、私の菜の花からナメるかたちで会場の撮影をしていた。ふふふん。

まあ、やっただけの効果が上がるとは思えないが、一応これも営業活動だし、苦手なことを一つこなした、ということで、
私よ、ご苦労だったね。

2003.3.4 [火] 11:46 am 明日から見本市

5日からお台場で行われる見本市に私も出展するため、今晩から妹宅にとまることになった。
私一人で弊社商品の試食をさせるのだ。
しかも3日間も。
はっきりいって、いやだー。

でもここんとこずっと、自分へのご褒美、とかなんとかいって着物を買い込んでいるので、
ここいらへんでそれらのご褒美に見合った働きをしておかないとなあ。
いつでもご褒美の先取りをしたきたのだから。
しかたないかー。

でもその後には辻和が待っているので、それを楽しみに励もう。

2003.3.2 [日] 9:21 pm 平和島骨董市、再び

二日続けて行くともっと沢山買っちゃうから、やめておいた方がよい、と昨日友人たちにも釘をさされていたが、しかしまた行ってしまった。

昨日見られなかったお店が気になるだけでなく、ある着物屋さんで新品の胴裏や八掛けが置いてあったのを思い出したからだ。
来週の土曜日に、手持ちの着物2着を、洗張りと仕立て直しに出す予定にしているが、その時八掛けも交換しようと思っている。お店で購入してももちろんよいのだが、骨董市で安く気に入った色が買えるのならば、そのほうがいいから。

で、結局白の胴裏とくすんだ赤の八掛けだけを買って、他に散財せずに無事帰ってこられました。とはいえ、昨日の友達の誰かにばったりあっちゃったりしたら恥ずかしいなあ、なんて思っていたら、本当にばったり会っちゃったよ。
会った瞬間、「私、胴裏と八掛けしか買ってないすよ!」と誰にも何も聞かれていないのに開口一番で言ってしまったのがなさけない。
友達は、昨日買った帯の色が、自宅の照明の許で確認したら購入時と随分違った色だったことが分かったので、できるならば他のものと交換してもらえないか、ということで今日も来たのだという。無事、別の帯と変えてもらえたようでよかった。

今日、ようやく襲着物のセットを見つけた。でもこれもちょっと地味かな。ちりめんとかではなくて、1cmくらいの亀甲の地紋が一面に入った、ごわごわした黒っぽい紺色の生地に、裾には枝垂桜が数本刺繍してあった。下に着るものは、裾には同じく刺繍が施され、見えない身頃の部分は赤のヒッタ絞りみたいな柄の長襦袢生地で出来ていた。確かこのセットで3万円也。もっといろいろこういうのがあると思ったんだけど残念。

ここんとこ週末はキモノの予定で目白押し。来週の土曜日はかずさんたちに辻和へ連れていってもらう予定。KIMONO真楽の皆さんには初めてお会いすることになる訳です。楽しみです。

2003.3.1 [土] 9:01 pm 平和島骨董市

午後から平和島の骨董市に行った。
着物の売り場はどこも人だかりがしていて、
1000円コーナー、だとか2000円コーナー、なんてのがあると私の方でもココロ踊る思いがして、皆で駆けつけた。
寄り道したり、疲れてお茶して楽しくおしゃべりしている内にあっという間に時間は過ぎ、結局会場の半分くらいしか周ることが出来なかった。
この日の私の買い物は、黄色の綴れ八寸帯、白地に水色の博多献上柄単帯で、あわせて3000円也。
着物は、いいなあと思うものは沢山あったけれど、それらのいちいちに悩んでいたらきりがないので、すっぱり買うのを止めた。

一つ、友達の買った長襦袢がとても素敵だった。
袷の小紋柄で、一面におしどりや鴨などの水鳥が描かれているものだ。生地も軽くて滑りがよく、汚れもなくて状態がよい。いいなあ、彼女がこれ買わなかったら私が買っていたな。

骨董市の着物には、着物として使えそうなものも沢山なあるけど、木綿の本当によく着込んだ普段着なんかも山と積まれ、それらを見るのも楽しかった。現代の着物としてある形からは大分かけ離れている、実用のため、節約のため、様々に手を加えられたものは、細工用に分解して布として使うのももちろんいいけれども、そのままの姿でとっておきたい気にもなる。ごわごわの木綿の着物の袖口に、毛糸で編んだ帯状の者を内側から縫い付けてあるものが時々あった。あったかくするためなのかなあ。それとも擦れを補強するためかな。
着物何枚分かを集めて一着にしたものとか、丁寧に継をあてたものとか。布って本当に大切なものだったのね。

アンティークモールでも見た、綿入りの紋付きが、ここでも時々あった。やっぱりこれってそんなに特殊なものじゃないのかな。寒い方ではこれが常識だったとか。

例の重ねて着る着物のセットがないかなあと思っていたが、意外と見かけなかった。残念。

道具やお茶碗も、私には詳しいことは全く分からなかったが、どれも見ていて楽しい。べっ甲に金で細工した櫛が欲しかったが、髪の短い私にどう使ったものか。結局やめておいた。でもいつかは欲しい。

忍者グッズを置いている店もあった。まきびしとか手裏剣だけでなく、鎖鎌まであったよ。

今日はあわただしかったけど、こんどまたゆっくり来たいなあ。

2003.3.1 [土] 0:49 am

今日は着物に袖を通すことなく終ってしまった。時間がなかったので足袋作りも出来ず。明日着ていく長襦袢に半襟を掛けただけ。

明日は友達と平和島の骨董市に行くが、天気がよくないらしい。何を着ていくか、脳内シュミレーションでここ数日楽しんでいたが、雨となると汚れを考慮して選択の巾がだいぶ狭まるなあ。結局、ベージュ地に細い茶の絣がはいったウール着物と、オレンジ色を基調にした博多湖袋帯、紫地に白でツムジみたいな小紋が抜いてある羽織、にしようと思う。足元は下駄と爪皮の予定。それと雨ゴート。

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