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2004.12.31 [金] 1:41 pm

K-1はセフォーの1R24秒K.O.勝ち。
プライドではハントが土付かずのシウバを下す。

プライドは寝技がプロレスっぽくて嫌いだったのだけれど、選手によっては面白い試合もあることを発見した。

大晦日に民放2局が格闘技だなんて 格闘技嫌いの方々に申し訳ないので、2005年は1局でまとめてマッチメイクしてほしい。勿論、立ち技選手に不利にならないようにルールも考えて。無理かしら。

2004.12.25 [土] 0:16 am

今年のクリスマス、私のテーマ曲は「聖フランシスコの平和の祈り」だった。♪神よ〜わたしは〜あなたの平和の道具。地の塩、世の光〜。

何故かこの聖歌のメロディが頭の中を離れなかった。お祈りとしてもなかなか好きなお祈りだから良かった。「主よ我をして御身の平和の道具とならしめたまえ」という部分が特に好きだ。

NHK総合ではクリスマス色を廃して「地球大進化・46億年人類への旅」を放映していた。公共放送だからとは言え、聖夜に放送するのって寧ろ わざとらしい気もするのだけれど。

2004.12.23 [木] 11:35 pm

ミラクルゲットの品は秋の柄なの。

2004.12.22 [水] 9:51 pm

三浦清商店から半襟と帯揚げが届く。どれも好きな色ばかり。特に赤味の少ない黄色の帯揚げは探してもなかなか無いから、余計に嬉しい。

画像:左/東雲半襟396 中/ちりめん重め帯揚566梅鼠 右/ちりめん重め帯揚478黄色

2004.12.21 [火] 11:32 pm

烏兔匆匆。今年も残すところあと10日。
仕事納めに向けて、職場もやや忙しい。

今日は祇園祭のお山の一つ、橋弁慶山http://www.hashibenkei-yama.com/...が描かれた絵を拝見した。凄く素敵。この作家http://www.planup.co.jp/...は鯉山なども描いている。全ての鉾と山を揃えて飾ったら壮観だろうなぁ。

軸は無理としても、貝覆いの一つくらいなら...。
来年こそご縁がありますように。

2004.12.20 [月] 7:21 pm

扁桃腺が腫れて、また発熱。
年賀状書かなくちゃいけないのになあ。
今日は楽をして絞りの兵児帯で過ごす。

藤平伸氏の陶板!素敵!うらやましい!

画像は私にとってのミラクルゲット品。

2004.12.13 [月] 7:31 pm

三浦清商店http://www.kanshin.jp/...で東雲の半襟と、ちりめんの帯揚げをお願いして、新幹線に飛び乗る。途中、岐阜でお茶をして、数時間後には いつもの丸の内線の中にいる。

お休みはお終い。
明日からまた頑張るぞ。

画像:やっぱり通過しちゃった。

2004.12.12 [日] 6:56 pm

滞在中の京都から、神戸ファッション美術館http://www.fashionmuseum.or.jp/...まで足を伸ばす。開催中の「衣から世界が見えてくる展」では、クバ族のラフィア布や、アイヌ刺繍、ダッカ木綿(ダッカモスリン)など、着物好きには堪らない品ばかりが展示されていた。

特にダッカ木綿の繊細さには言葉も出なかった。ダッカ木綿の存在は、少し前の『和樂』で更紗の特集で知ったのだけれど、あんなに凄い織物だとは思わなかった。手紡ぎ手織りとは にわかに信じ難い。

日本の他の美術館には収蔵されていないのかなあ。もっともっと沢山のダッカ木綿を見てみたい。

2004.12.11 [土] 9:41 pm

友人の結婚式。
角隠し姿の花嫁はとてもとても美しい。

2004.12.7 [火] 0:29 am

箪笥に帯締めが1本増える。
桜の花びらのような薄紅色。
奇麗な色は見ているだけで幸せになる。

2004.11.30 [火] 10:01 pm

ミキモト×VOGUEのパーティーへ。ミキモトのイラストを手がけたサラ・シン女史http://www.art-dept.com/...も出席。私をサラ女史に紹介する時通訳さんが「バレリーナみたいね」と言ったもんだから、別れ際にサラ女史に「バレエ、頑張ってね」と言われてしまった...。体 かたいのよ、私。

気になったのはVOGUE編集長による05年SS評。トム・フォード辞任で辛口が息を潜め、甘い世界がやってくる。モデルで言ったら既に色々なメゾンに抜擢されているジェマかなぁ?あんまり甘い世界が流行すると困る。桃色の服は私には無理だよ!

2004.11.29 [月] 6:38 pm

新宿OZONEで開催中の「日本のクラフト〜風土のカタチ、手の力〜」 http://www.ozone.co.jp へ。見ごたえのある素敵な品々だった。数ある欲しいものの中から型吹きの薄いガラスコップを2つお願いする。入れ子にできる形と、あのガラスの薄さに心ときめいた。薄いガラスは飲み口も当たりが良いだろうし、氷をいれたら良い音がするだろうな。

なか志まやさんへも足を伸ばす。(行きしなに素敵な帽子姿のしょうさんとバッタリ。)なか志まやさんでは染めあがった羽織の裏をお願いして、あとは仕立てあがりを待つばかり。

2004.11.21 [日] 11:16 pm

『きものサロン』の最新号に目を通す。着付けについて書かれた付録を読んでいると、意外と勉強になる。私は着付け教室に通っていないから、初歩的なことが抜けていたりする。最近の課題は「畳み方」。どうやって空気を抜くか、薄紙を入れるかどうか、枕はどうしようか、袖口の厚紙は...。畳み皺は嫌だものねぇ。仕舞い方って意外と重要だと思う。

今日は悲しい話を耳にした。

2004.11.13 [土] 11:19 pm

アラファト議長がラーマッラーへ無言の帰国。葬儀が終わっても、死因は明らかにはされないまま。やっぱり毒殺なのかしら。9月のイスラエル シャロン首相の発言からしても自然死とは信じ難い。

近年のアラファト議長の保身や腐敗はさておき、ガザやヨルダン川西岸、離散パレスチナ人等すべての立場を代弁できるのは前にも後にも彼しかいないだろう。

アラファト夫人が日本のメディアでバッシングされているのは、イスラエルの報道(政治的バッシング)そのままだ。報道には必ず裏がある。アラファトが彼女と結婚した理由のひとつには、彼女がキリスト教徒ということがあったであろう。やっぱり彼は色々な立場を体現できる存在であったのだ。

議長府の片隅に建てられた彼の墓にはエルサレムの土が盛られたという。エルサレムの土の下で安らかに。いつか願いどおり、エルサレムの空の下に埋葬されますように。

(追記:AIDSが死因という説も濃いようだ。あと、興奮状態でアラファトを過度に英雄視してはいけない。私は短絡的なので、どうしても感情に引きずられるけれど、冷静に情勢を見守らなければ。)

2004.11.10 [水] 7:07 pm

昨日今日と、久しぶりの2連休だった。
今日はお家でのんびりする。

少し心に余裕が出来たのか、最近 色々なことに対して心を配れていないなあと反省する。失礼があった皆様、お許し召されよ〜。今年も残すところ2ヶ月。心に余裕を持って過ごしたいものだわ。

画像:隣家のさざんか

2004.11.9 [火] 0:20 am

備後屋さんで色々な型絵染め帯を拝見する。芹沢�C介氏の帯や、柚木沙弥郎氏の帯など着物好きにとっては垂涎の品ばかり。その他にも日本各地の織物があり目に楽しかった。

夕方過ぎには、一衣舎さんへ。薄銀鼠の綾織着尺の仕立てをお願いした。薄い色の着尺は八卦の選択肢が限られてしまうのね。表に響かないようにと、一衣舎さんのアドバイスを頂戴しながら八卦を選ぶ。

春展のお話も少しだけうかがった。春が来るのが楽しみ〜。今から春展が待たれる。

夕飯は中野へ移動して、ののさん達と一緒に頂く。何故か私だけ着物...。いつもと逆だわ!

2004.11.4 [木] 9:09 pm

久しぶりに雑誌『メイプル』を購入。P.125で樋口可南子さんがお召しの千鳥格子、やっぱり素敵だなぁ。個展でもとても気になる1枚だった。

P.190〜の松本特集がまた面白い。松本へ行きたい気持ちが沸いてくる。来年の春頃に行けたら...。春の松本も楽しいだろうなあ。今から何処をまわろうか下調べ。お陶子さまの松本MAPも見ながらあれこれ旅の予定を考える。

たくみでは11/13〜11/18まで倉敷本染手織会作品展http://www.ginza-takumi.co.jp/...が開催されるようだ。「使うための織物」、なんだか心ひかれる言葉だわ。

2004.10.27 [水] 11:21 pm

自慢じゃないが古くて汚いアパートに住んでいる。地震は勿論、近所で工事があったり、猫が外を歩いただけでも家が揺れる。(家人の帰宅が1分前から予見できる)

今日気がついたのだが、壁に見慣れないヒビが2本入っている!地震で入ったのかなあ?この家、壊れちゃうんじゃないのー?!はやく引っ越さなければ。

2004.10.27 [水] 8:20 pm

アキコさんとお茶して、銀座のバーニーズと みともを見る。みともには気になっていた川平織の訪問着が。しかし私には高嶺の花だった。

アキコさんの帯が素敵だったなあ。お太鼓も見たかったけれど、今日は羽織をお召しだったので拝見できなかった。いつか見せてくださいませ。

アキコさんと別れた後、美容室かタワレコのどちらへ行こうか悩んだ末にタワレコへ行く。お目当てのものは無かったけれど、渚ようこのオンストアライヴが11/18にあるという情報を得る。渚ようこ、高校時代に聴いたなぁ。検索したらオフィシャルサイトがあった!http://hello.to/...ふるえて眠れ!

伊勢丹で夕飯のお買い物して帰宅。充実した1日だった。

画像は『FRaU』の和装結婚式特集。

2004.10.25 [月] 4:44 pm

唐桟でお出かけ。

銀座資生堂パーラーでお茶していたら、茶色の紬をお召しの素敵な女性が入っていらした。「わー」と思って見ると、なんと さくらこさんだった。(しかもさくらこさんの隣の席の方も私は面識ある方だった。)

帰りすがら、またまた面識のある先生とすれ違う。今日はそういう日だったようだ。

2004.10.24 [日] 11:50 pm

みにひつじさん+ほさぷさんの江戸小紋シスターズとお会いする。「江戸小紋って素敵!」と開眼。淡い色味で拵えたいなあ。

2004.10.23 [土] 8:58 pm

8月号の『藝術新潮』を読んでいたら、ビクトル・エリセ監督のインタヴューが載っているではないか!

好きな場所を訊ねられた彼の答えが興味深かった。好きな場所には必ず 好きな時間が伴っていて「此処だったら こんな光が射す この時間が好き」という風に答えるのだ。

『マルメロの陽光』の主人公アントニオ・ロペスを撮影したDVDが近々出るらしい。エリセが初めてロペスに出会った頃、ロペスは3枚の絵を同時進行で描いていた。朝、昼、夕にそれぞれ描く絵が決まっていて、その絵の間を移動しながら1日を過ごしていたそうだ。2人の相似を匂わせるエピソードだなあ。

日本でも発売してくれるかしら。次回作は、一度はお蔵入りした案を再考している様子だ。スペインの画家ベラスケスの代表作『ラス・メニーナス』に焦点を当てて...。どんな映画になることやら(本当に映画になりますように)。

2004.10.21 [木] 10:28 pm

ススキに椎。秋の柄が染められた型絵染帯が気になる。あの帯はいつまで私を待っていてくれるかしら?季節の柄が染められた帯は贅沢すぎて、まだ手を出せそうにない。

画像は龍田川の襖絵。錦秋を感じる〜(単純)。

2004.10.19 [火] 2:17 am

不覚ながら深夜枠で放映されているWWEを見てしまう。プロレスは嫌いなはずなのだけど...。

そうそう。12月に開催されるK-1の対戦カードが決まっていた。このカードhttp://www.so-net.ne.jp/...なら、セフォーには決勝まで進んで欲しい!優勝はアーツかホーストかボンヤスキーだろうなあ。眼鏡のボンヤスキーも結構好きなので、決勝戦がセフォーVSボンヤスキーになったらどちらを応援しようかと真剣に悩む。真っ赤なスーツを着る男VS眼鏡。んー。

セフォーの真っ赤なスーツ姿http://www.boutreview.com/...
眼鏡のボン様http://www.so-net.ne.jp/...

2004.10.17 [日] 0:16 am

初めての着物手帳。手作りながら、なかなかの出来栄えに満足。時間があると 矢車染め綾織着尺、臭木染め春繭着尺、川平織小裂の写真のページ等をめくって眺めてしまう。(自分の物なんですけどね...)

たくみで出会って以来、川平織が特に気になっている。儚げな色に乗る 絣と花織がとても美しい。あの美しさを思い出すと たまらない気持ちになり、箪笥から小裂を取り出して手にとらずにいられなくなる。いつかご縁があれば良いなあ。こちらがどんなに思い焦がれても、縁がなければ(悲しいかな)出会う事もないのだ。

2004.10.16 [土] 10:39 pm

私の臭木染め春繭着尺を織った作家さんが、臭木や椎を持ってきてくださった(らしい)。花器に生けた残りの臭木を一枝いただいて持ち帰る。

この実の中に、あの澄み渡った秋空の色が潜んでいる。見つめていると目が離せなくなる。

2004.10.13 [水] 8:35 pm

三月の羊 http://www.rum-lamb.com/ で羊パン2匹を頂く。
「可愛くて食べられない」なんて言いつつペロリとたいらげてしまった。

2004.10.11 [月] 9:45 pm

色々な雑誌に目を通す。過去に『和樂』で連載されていた谷松屋戸田商店父子の言葉の深さに、読んでいて疲れた(笑)「見るだけで眼が養われるなら道具屋の丁稚は皆 目利き(自分で 買って 使わなければ 真価は計れない)」という言葉にも思い当たる節が...。私はやっぱり目利きにはなれそうもない。

この連載がまとめられた単行本が欲しいのだが「文庫本がでるかも」と購入に二の足を踏んでいる。『ひとりよがりのものさし』(坂田和實 著)も待っていたら文庫化されることになったしなあ。どうしよう。本もちゃんと買わないと道具屋の丁稚になってしまうかしら。

『メイプル』11月号の樋口可南子さんの連載も気になった。犬と猫が載っていなくて残念。

2004.10.10 [日] 8:49 pm

仕事帰り、ほさぷさんにバッタリ会う。家に帰ってする事があったので私は慌てていたが、お茶くらいお誘いすれば良かったな。ほさぷさんは素敵な上田紬をお召しだった。

品川恭子展が開催されるという情報を耳にする。しかし、残念な事にその日は仕事なのだ。

2004.10.9 [土] 4:21 pm

温めている着尺が2反、夏帯が1反。
仕立てに出す好機を窺っている。

着尺は2反とも春頃までに仕立てあがると良いのだけれど。

もうひとつ、計画している事がある。着物手帳を作ること。モールスキンの手帳とビニールコーナーは購入済み。問題は画像の出力と、手帳の構成。どうしたら使いやすい手帳が出来るかしらん。

画像:臭木染め春繭着尺(地の水色が臭木の実で染めた色)

2004.10.8 [金] 17:51 pm

一足遅れながら、一衣舎さん秋の個展http://www.kanshin.jp/...を訪う。小雨模様だったので、春展で頂戴した更紗雨コートを着てみた。雨コートの中はウールの単衣+弓ヶ浜絣九寸。

金木犀の匂いは雨に溶けて流れ出し、会場周辺は秋の匂いに満ちていた。展示された手織りの織物たちはどれも強くて優しい布ばかり。ラオスの布はふかふか。皺にならず暖かな絞りはコートにするには好個の布。唐桟は今回も新しい試みがなされている。

どれも素敵な布ばかりで骨抜きにされる。ふにゃふにゃ。中でも菱形の組織の帯が気になった。展示されていた布は無地に近かったが、もう少し菱形が目立つと組織の面白さが際立つだろうなあ。(横糸の色を変えるのでは駄目かもしれない。やっぱり経糸の太さだろうか。経緯の色の組み合わせが重要な気もする。)優しい雰囲気を失わずに、菱形を目立たせた帯が出来たら是非見せていただきたい。

綿絹半襟を頂戴して帰宅。一衣舎スタッフの皆様が「雨コート、お似合いですね」と声をかけてくださったのが嬉しかった。

画像:雨コート姿の私(photo by:木村さん)
髪が変なのは湿気のせいだと思う...思いたい

2004.10.7 [木] 10:15 pm

あれれ?一衣舎さんの個展初日に仕事の休みをとった気でいたら、一衣舎さんの個展は今日が初日で、私の休日は明日だった。ちょっぴりショック。

2004.10.6 [水] 8:37 pm

なか志まやさんで羽裏の打ち合わせをした後、六本木で「素と形・展」http://www.kanshin.jp/...を観た。どの展示品も、素材と形と用途の関係性が美しかった。

茶筒の解説に関連として経筒が挙げられていた。経筒は益田鈍翁によって花活けに見立てていたなあ。信仰に裏打ちされた品はある種の美しさが宿る。そう言えば柳宗悦は他力の美しさを説いている。他力とは人間を超えた力であり、それは自然だったり、理法だったり、道徳だったり、伝統だったり、信仰だったりするのだろう。

「用途に忠実になるにつれ、デザイナーや作家の自己表現が入り込む余地がなくなってくる。余地がなくなると道具が美しくなる。これは不思議。私たちは長い間、作家の自己表現こそが美しさをつくりだすのだと教えられてきたはずなのに。」(素と形・展 図録より)

これも他力の美。

方圓http://www.ho-en.com/...で器を見て帰宅。グランハイアットでイチゴメレンゲとミントメレンゲを買ったが、美味しくなかった。見た目は可愛らしいし、美味しそうなのだけど...。

画像上:メレンゲ
画像下:素と形・展 図録

2004.10.3 [日] 9:38 pm

川野展http://www.planup.co.jp/...で青白磁の一輪挿しとご縁があった。
なんと 作家は、高校で同じ部活だった後輩のお父様だった。
世間って狭い。

校庭に植えてあった栴檀は、今年もたくさん実をつけたかな。
一輪挿しにも 高校の頃と変わらず丸い栴檀の実を生けよう。

2004.9.29 [水] 5:58 pm

午前中だけ出勤。

午後はEPOCAの地下にある「和の器のセレクトショップ日々」で器を見て、その後、RIMPA展へ。

酒井抱一の「夏秋草屏風図」が目当て。これは光琳の風神雷神の屏風の裏面に描かれたもので、風神の裏には野分に倒れる秋草が、雷神の裏には雨に打たれる夏草と水の流れが描かれている。風の流れ、水の流れ、草花の動き。琳派は画面の構成が大胆と言われるけれど、表面的な構図だけでなく、こういった見えない動線を含めてのことだと思う。本来屏風の表であった風神雷神との対応も素晴らしいなあ。

もうひとつ気になったのは俵屋宗達「舞楽図屏風」。左隻には蘭陵王、右隻には納曽利が描かれている。このふたつが対になった番い舞(つがいまい)という事は知っていたが、他の3つの舞を知らなかった。2人では舞うことのない蘭陵王も納曽利に合わせたかのように何故か2人で踊っているようにも見える。とにかく何か意味があって対になっているに違いないと、調べたら面白かった。http://www.tv-tokyo.co.jp/...

感じ取らなければわからない構図がある。その見えない動きが大胆だなあ。

2004.9.28 [火] 10:47 pm

真楽の皆様とお食事。
途中から参加したせいか、お話できなかったかたも居て残念。
楽しみはまた次の機会に。

最後に食べたドーナッツが美味しかった。
あれが私のお月見団子。

2004.9.27 [月] 9:13 pm

雨に負けて1日家でゆっくり過ごす。本当は松屋銀座の「石田毅司つまみ簪展」へ行きたかったのだけれど。

昼頃、注文していた種子鋏(4寸)が届く。牧瀬種子鋏製作所のもの。昔ながらの技法で作られたこの手打ち鋏は「切るたびに磨く」と言われ、刃が刃を研ぐ。その佇まいも簡素ながら力強さがある。

夜、なか志まやさんからメールが届く。なんとお任せしていた羽裏のデザインを芝さんがしてくださったらしい。びっくり。なか志まやさんは誂えに柔軟に応えてくださるから、1枚こしらえるのにも喜びが沢山ある。こうやって呉服屋さんの意見を聞きながらあれこれ誂えることは着物の楽しみのひとつだろう。呉服屋さんはやっぱりプロで、私が考えつかないような事を提案して驚かせてくれるのだ。

画像は本種子鋏

2004.9.26 [日] 9:27 pm

『和のWEDDING』http://www.amazon.co.jp/...(ゴマブックス発行)という本を発見。これこそ、ありそうでなかったムック。中身もなかなかに充実していて面白い。沢山の和装婚礼写真を見るだけでも勉強になる。綿帽子も良いし、角隠しも良い。自髪で高島田や先笄を結うのも良いなあ。打ち掛けか、はたまたお引きずりの振袖か...。悩みどころだ。

ちなみに結婚の予定はない。

2004.9.25 [土] 5:12 pm

たくみhttp://www.kanshin.jp/...へ「手織りの古裂と小裂の会」を見に行く。品揃えは弓ヶ浜絣の古裂が半数を占めていた。なかにはいかにも弓ヶ浜絣らしい大柄で味のある絣もあって、心を惹かれた。

弓ヶ浜絣以外では石垣島の川平織小裂が素晴らしかった。手にとったらどうしても離せなくなって木綿の藍絣を2枚と、植物染めの花織、藍の生葉染めの花織を持ち帰る。

日本橋三越では「日本伝統工芸展」を拝見。染織では数点(宮入映氏、築添純子氏、高木秋子氏など)気になるものがあった。たくさんの作品を見て満腹。

たくみの小裂はどうしようかな。眠らせてしまうのは勿体無い。

今日のK-1ではセフォーが勝ったので私は上機嫌。

2004.9.24 [金] 9:13 pm

シャネルの真っ赤な口紅http://www.kanshin.jp/...を購入。今回発売されたのは金に輝く艶紅(ひかりべに)の「NARA」、蘇芳色の「KYOTO」、そして「AKA」。この3色を見るだけで、赤色の色の幅にうっとりする。

私が手にしたのは「AKA」。もともとシャネルの口紅にはコチニールを使っていたそうだけれど、そこに紅花の赤を混ぜた。フランスの赤と日本の赤の競演だ。また、紅花には発光作用があり、赤の中に青みをプラスしているのだ。(詳細は今月号のSPURをご覧あれ)

この口紅、着物の紅となりそうだ。

2004.9.19 [日] 9:32 pm

『美神の邂逅』(里文出版 塚田晴可著)を読む。
葉月の「阿吽」に心打たれる。
このページ、何時間眺めても飽くことがない。

2004.9.18 [土] 9:24 pm

山口伊太郎、山口安次郎ご兄弟の帯を「これでもか!」というほど堪能。安次郎氏の唐織は、軽くするために裏に糸を渡さず一色使うごとに糸をとじてある。それにしてもあの軽さ。能装束は さぞかし舞いやすかろう。

2004.9.17 [金] 6:48 pm

小川町のTEORIYAで開催されている「旅で出会った手織布」展へ。色々な土地の色々な布が所狭しと飾られていた。特に好きだったのはペルシア更紗の帯と、経緯絣の布。どちらも他の方とご縁があったようなので、私はふっくらした木綿のスカーフを頂戴した。木綿なのに空気を含んで暖かく、柔らかい。優しい手触りの布ににっこり。

今日の着物:更紗大島/弓浜絣帯/瓢箪帯留http://www.kanshin.jp/...

2004.9.15 [水] 9:56 pm

『和樂』9月号を遅まきながら手に入れる。更紗の特集が読みたかったの!

NHK「その時歴史が動いた」でトマス・エドワード・ロレンスが取り上げられていた。オスマン帝国に対する 武器としてのアラブ主義 に翻弄されたという構成は納得もするけれど、彼が偏ったアラブ主義者であったことも口添えしなければいけないだろう!「アラブは長らくトルコの圧政に苦しんだ」という一方的で誤った図式がここまで広まったのは彼の影響が大きいと思う。パックス・オットマニカという言葉もあるのに。

あ。VOGUEのオークションhttp://www.vogue.co.jp/...が気になっている。Marni×撫松庵は幾らで落札されるのかしら。

画像:和樂

2004.9.14 [火] 9:40 pm

先ず型があって、型を繰り返すうちに何かを見出して、型を破る。そうやって作られた型破りなものが素晴らしい事は理屈の上では判る。が、正直なところ表面だけ真似したものと区別がつかない。

型を写そうとしている段階のものは、良し悪しを判定する基準が型の中にある。だから、まだ判断もつく。それに対して型破りなものを評価することは容易ではないなあ。しばらくその難しさに煩悶していたが、納得できる答えを見つけた。人間に対しては、パッと見て良い人か悪い人(笑)か判断しようとは思わない。物だって同じだろう。買って付き合っていかなくては真価は判らない。使ったこともないのに、良し悪しを判断できるほど私は経験を積んではいないのだ。

文化村の創立に関わった清水氏が、その著作のなかで「芸術を芸術たらしめているのは『発見』にはじまるひとつのものの『見方』である」という言葉を引用していた。私もこの言葉が好きだ。

今、私自身は浅い物の見方しかできていないことだけは判る。もっと深く物を見つめることができたら、今見えている世界とは違う美しさを見つけることができるかもしれない。それがとても楽しみだ。

("いつかいつか"と思っていたら「若い人は若い人なりの物の見え方があるのだ」と無境さんに言われてしまった。私、もう駄目かしら...。)

2004.9.13 [月] 7:36 pm

どうしても更紗大島を着て出かけたくて、銀座へ出かける。

こうげい芥川さんで帯を見せていただいた。お店の方に「半襟はどうしたの?(変よ)」とご指摘を受ける。半襦袢に縫いつけたまま洗濯を繰り返し、皺々だったのだ。恥ずかしい〜。不精しては駄目よね。やっぱり。半襟は着こなしの要だそうだ。

資生堂パーラーでお茶をして、たくみで「小鹿田焼窯元後継者展」を見る。月曜は民藝館休館日のため、会場は民藝館のかたで賑わっていた。次は9/25から9/30まで「手織りの古裂と小裂の会」が開催されるそうだ。楽しみ。

そのあと、ギャラリー無境さんへ初めて伺う。とっても素敵な空間だった。お目当ての帯留も見せていただき、勉強になるお話も聞く。家に帰ってから気がついたのだけれど『樋口可南子のきものまわり』の青白磁の帯留は同じ作家のものではないかしら?蓬莱の女将さんも購入されたらしい。

大満足の休日。

2004.9.12 [日] 9:01 pm

帰宅すると、思いがけず 一衣舎さんから雨コート(兼 単衣)が届いていた。春に開かれた一衣舎さんの個展でご縁があった品。仕立てをお願いした時は「よっぽどのことがない限り雨コートとして使おう」と思っていたけれど、実物を見たら心が揺らぐ。折りしも季節は九月。更紗染めの大島は単衣としてデビューしそうだ。

さて、いつ おろそう?

画像:更紗染め大島雨コート(単衣兼用)

2004.9.6 [月] 8:51 pm

漆の机の上で信楽焼きの花生を引きずったら「危ないですよ」と窘められた。ひえーん。その通り。
愛を持って扱わなきゃねえ。
粗忽者で申し訳ない。

2004.9.5 [日] 7:30 pm

矢車染めの綾織が手元に届いた。植物の中からこんなにも奇麗な色を取り出して、織り上げてもらう。なんて贅沢なんだろう。このご縁に感謝せずにいられない。

午後、ほさぷさんと なか志まやさんに伺った。ほさぷさんは袋帯とご縁組。お手持ちの江戸小紋に誂えたかのようにぴったりな色味で、私も見惚れてしまった。

2004.9.3 [金] 11:23 pm

色々な人に見てもらいたい、でも売れてほしくない素敵な帯が1本。
毎日のように引出しを開けて眺めている。眼福、眼福。

2004.9.2 [木] 10:36 pm

最近、雑誌をカラーコピーするのが楽しくてならない。今日は『和樂』掲載の染谷有里氏「麗」http://www.nihon-kogeikai.com/...などをコピー。青色も好きだけれど、檸檬色も大好きなのだ。特に檸檬色+白+薄鼠という取り合わせには滅法弱い。実物が見てみたいなあ。

「重陽の節供も近い」と、菊の色に心を馳せる。

2004.9.2 [木] 9:45 pm

ざざんざについて手持ちの資料から抜粋してみた。

「(前略)平松氏は染料と手織物の研究を始めた。これは弟の中村精氏や高林兵衛氏の勧めによる。基礎の織物を京都の青田五良氏から学び、草木染めは京都の上村六郎氏の指導を受けて研究したと聞く。昭和四年に至って自宅に民藝織物の平松工房を開設して、この工房の織物を「ざざんざ織」と名付ける。この年の四月に外村吉之介氏と柳悦孝氏の二人が平松工房に弟子入りする。(後略)」
(「遠州民藝運動の記録」『民藝』2004年2月号より抜粋)

「(前略)外村吉之介氏は浜松の印象を『民藝』四〇四号に、次のように文を寄せている。(中略)「芹沢さんは高林兵衛氏とも親しくて、高林氏は絶えず芹沢作品を賞めて喜んでおられたが、次のような悲しい話があった。(中略)高林の口から「芹沢の仕事もこの頃よくなりました」と言われたのに対して、柳師(原文ママ)が「それは君の言う立場ではあるまい」と戒められたのが、高林氏の心証をひどく害したと師から聞いたのであった。その後まもなく、高林氏は自邸の民藝館問題を取止めにし、柳師から預けられていた多くの蔵品を、西ヶ崎の外村宅に押送されたのである。彼と悦孝氏との生活はそれから狭間の中のような辛苦なものとなった。(中略)」高林氏は民藝の理論家ではない。(中略)経営者的な感覚で民藝運動を支えた実践家である。氏は第一に個人作家を育てること。特に柳悦孝、外村吉之介、平松実、鳥谷成雄、芹沢�C介の各氏への支援、(中略)作品販売への協力。

(中略)高林氏は民藝運動に対して、広い分野にわたり大きな夢を抱いておられた。ところが、その進め方の手法で、柳師との間に認識の違いがあった。さらに遠州の中村、内田、平松の各氏と、浜松入りした外村、悦孝しの両氏の間にも、かなりの温度差があり、これが遠州民藝運動の挫折の要因になったといえよう。(後略)」
(「遠州民藝運動の記録」『民藝』2004年3月号より抜粋)

2004.8.29 [日] 8:34 pm

昔の雑誌を読んでいたら帯特集があった。そのなかでも本郷孝文氏http://www.kanshin.jp/...の熨斗目の着物に吉野格子の帯という組み合わせが素敵で目を奪われる。隣のページの板倉眞理子氏の型絵染め帯も垂涎もの。(ただの青色好き?)あんまり素敵なので会社でこっそりカラーコピーしてしまう。しばらくはこのコピーを眺めて幸せな時間を過ごそう。

『芸術新潮』では青木玉さんが「着物あとさき」http://www.shinchosha.co.jp/...という連載を始められたようだ。幸田文氏が遺した緞子や綸子の白生地は地紋が華やかで、私はついつい白無垢を想起してしまった。そうだ!玉さんの白無垢は紋綸子だった。『幸田文の箪笥の引き出し』を書棚から引っ張り出して見れば、地紋は立涌に菊花菱とある。ああ、秋の式にあわせた秋の装い。よき日に対する母と娘の気持ちが伝わってくる。地紋にさえも気持ちを込めることができるのだ。着物って奥が深い。

画像:雑誌より

2004.8.25 [水] 1:21 pm

「日本の絹展」http://www.kanshin.jp/...を観に出向く。全体としては玉石混交...もとい、好きなものもあればそうでないものも展示されていた。

期待していた多摩シルクライフ21研究会はとても良かった。ご縁があった作家の(7/27日記参照)着尺も展示されており、やっぱり素敵で溜息がでる。東京の養蚕農家は10戸ほどになってしまっただそうだ。なにかの記事で「今、養蚕をしている人は養蚕が好きな人だ。そうじゃないと務まらない。」と云った内容を読んだことがある。がんばれ養蚕農家!

2004.8.24 [火] 11:10 pm

『ひとりよがりのものさし』http://www.shinchosha.co.jp/...を立ち読みする。芹沢氏について書かれたくだりが興味深かった。

うすうす感じてはじめていたのだけれど「審美眼」というものは確かに存在する。それは物の出自を言い当てるといった類の事ではない。寧ろその物の背景を知らずに美しさを判断できる。そういう目を持った人が世の中にいるのだ。文字にすると簡単だけれど、これは本当に凄いことだ。ある人が目の前でそれをやってのけたとき、私は目から鱗が落ちた。それからすっかり「審美眼」の存在を信じて疑わない。

私もあんな風に少しでも物が見えるようになりたい。でも、そうなる為にどうしたら良いものかねえ。

2004.8.23 [月] 8:40 pm

処暑をむかえ、空気がひんやりしてきた。これから日に日に秋めいてくるかな。

今日は「下がり藤」ならぬ「下がり葡萄」の刺繍紋http://www.eisai.co.jp/...を見た。(色と言い形と言い、一見 下がり藤に見える)ワイン好きには良いかもしれない。

そうそう。未明(日本時間)の女子マラソンは凄かった。約20km地点での給水ポイントで、野口選手は土佐選手や坂本選手がちゃんと給水できているか気を配っていた。自分が取ったスポンジを土佐選手に渡したりしている姿を見て感動してしまった。優しくて強いって、美しい!金メダルおめでとう!

2004.8.22 [日] 1:27 am

焼肉会。

目に涼しげな浴衣と美味しい焼肉で、暑さも吹き飛んだ。また明日から頑張るぞ。

2004.8.14 [土] 10:39 pm

畠山記念館へ行こうと思っていたけれど午前中は疲れてダウン。夕方過ぎに少し元気が出たので東京湾花火大会へ出向いた。

花火を見ると必ず炎色反応の授業を思い出す。美しいな。炎。

一人寿司、一人居酒屋、一人パーティーに続き一人花火も楽しめるようになった。カラオケと焼肉屋さん以外なら何でも一人で楽しめるかもしれない。


画像は東京湾の花火

2004.8.13 [金] 0:21 am

友人達とお夕飯。
浴衣に兵児帯で行ったら「腹巻!」と言われた。
違うの!バカボンパパじゃなくて、バカボンなの!

2004.8.12 [木] 9:53 pm

快晴 葉山日和。

涼しげな奥州紬のこうめさんと逗子で落ち合い、バスで葉山へ向かう。行きのバスの中は海水浴へでかける人で混雑していた。浮き輪のビニールの匂い、バスの扉から入り込む潮風。海水浴客の雰囲気に流されて、私まで、すっかり海水浴気分!

美術館前でえりりんさんと待ち合わせ。カルタ結びが葉山によく似合ってる。お昼を食べてから、えりりんさんに葉山の町を案内してもらった。ご近所のことをあんなに詳しく説明できるなんて凄いなあ。私も自分の住んでいる町のこと、少しは知らなければ。

葉山観光の執着地は美術館。「柳宗悦の民藝と巨匠たち展」を観る。展示物の中に白磁の鎬手瓶で素敵なものがあった。鎬というには細すぎるほどに削りとられた線が繊細で素朴。鎬を作ろうとして作ったのではなく、ただ単に手に楽しめる線をいれたかったのかもしれない。そんな削り方だった。

扁壷の類や、山形の鉄瓶もよく考えられた形で感心してしまった。民画や大津絵などを観ることができたのも良かったなあ。

富本憲吉氏の作品をじっくり観るのは初めてだったけれど、これもまた良かった。家に帰って調べると、妻の尾竹一枝氏は平塚らいてう氏等と日本で最初の婦人解放運動を牽引した一人であるようだ。自由学園創設者の羽仁もと子氏とも交流が深く、その繋がりから自由学園の勤続記念バッジ(?)を富本氏が作成したこともあるそうだ。自由学園と民藝は意外なところでよく繋がっている(例えばhttp://www.galerie-mmg.co.jp/...)。

美術館の後はしおさい公園を散歩して、夕方から浜辺へ出た。海!海!海!足に怪我中のこうめさんを巻き込んで(反省)海辺を裸足で歩く。足の裏から色々な事が しみこんでくる。耳は海鳴り、目には夕焼け。海ってこんなに気持ちが良いところなんだなあ。

砂まみれになって帰宅。
今度は葉山へ泳ぎに行きたい!(泳げないけど)

2004.8.11 [水] 10:41 pm

大学時代ぶりの夏休み!

浴衣に兵児帯の楽な格好で、午前中はゆっくり読書に耽る。『民藝』のバックナンバーでは、柳宗悦氏、芹沢�C介氏、高林兵衛氏、平松実氏などの人間関係にまで言及されていて興味深かった。ざざんざと伊兵衛の関係も気になる。明日の予習になったかな。

午後は銀座へ出て、たくみで目習い。本当は鎬の花入が欲しいと思って探したが、思ったような物がなかった。それにしても焼物は茶道と切り離せないなあ。名品を見るためには、茶道の目が必要な気がする。(勿論、そうではない焼物もあるのだけれど。)やっぱりお茶を習いたいぞ。

上野へ移動して道明へ行くが、閉店後だった。残念。不忍池をぶらぶらして蓮を眺めていたら「そうだ、鈴本演芸場へ行こう」とひらめいた!18:30頃から見初めて21:00までたっぷり笑って大満足。

楽しい夏休み1日目。

2004.8.9 [月] 8:37 pm

京都での思い出。

微妙な2色の墨色。どっちの色にしようかな〜。
こっちに決めた!

2004.8.5 [木] 10:28 pm

美しいって何だろうか。

使いやすい形のもの。
使いやすい素材のもの。
素材と形、その関係が正しいもの。
真面目な仕事のもの。
想像力をかきたてるもの。
私の入り込む余地を残してある、懐の深いもの。
私と もの との関係性を私自身が見出せるもの。
それが私にとって美しいもの。

画像上:西陣の町並み
画像下:ふじひらギャラリーカフェで買った布目の器

2004.8.4 [水] 10:26 pm

朝早くに起きて、京都の友人と朝食をとる。出社前の急な誘いに応じてくれて有難い。

友人と別れて、11時になか志まやさんと待ち合わせ、問屋さんへ。なか志まやさんのHPで問屋さんの画像は見ていたけれど、予想以上にたくさんの反物が整然と並んでいた。1反1反めくっていたら きりがない。お目当ての柄を染める羽織の生地と色を選ぶだけに集中することにした。それでも結構時間がかかった。まず生地は私の好きな固めでシャリっとした ちりめんを選び取る。次は色選び。赤系墨色か青系墨色か悩んだが、プロの声に任せて青系にした。着物も青系が多いしね。素敵な羽織ができそう。うふふ。

その後、襦袢の問屋さんも少しだけ拝見して、一人で貴了館へ行った。紗に繍いとられた夕顔が涼しげで、うっとり。『和楽』の天橋立写真の謎も教えていただいた。ほー。

ちんぎれや と ふじひらギャラリーカフェhttp://www.mediawars.ne.jp/...に寄って帰路につく。浴びるように京都弁を聞いた旅だった。

2004.8.3 [火] 9:45 pm

仕事を早々に切り上げて新幹線に飛び乗って西へ!新幹線の車窓に外環が流れ、京都駅が目に飛び込んでくる。嗚呼、京都だわ。

八条口からタクシーで祇園まで出る。なか志まやさんと合流し、お茶屋さんがやっているBarへ赴く。うふふ。席についてくれた舞妓ちゃんはとってもお茶目で可愛らしい妓だった。長年気になっていたお衣装や髪型についてあれこれ訊いてしまう。芸妓さんのカツラは江戸風で前に張り出した鬢なのだそうだ。そう言われてみると確かに!自髪で結う時は京島田なので後ろに下がった鬢になる。カツラと自髪の時を比較するとあきらかにシルエットが違うのは、カツラのせいではなく髪型が違ったのね。なるほど。

芸妓さんが都をどりのお手前の時に 衿裏反し するのは、お手前があるからだそうだ。お茶の席には正装で という事らしい。が、なぜ衿裏を見せるのが正装なのかは謎のまま。私は御所の通行証だったと思うのだけど...。

あと、気になったのは喋る言葉に「しゃ」という音が多かったこと。「〜どっしゃん」など。

私たちの質問攻めに夜遅くまでつき合わせてしまって、若い舞妓ちゃんには申し訳なかったなあ。眠かったかな?

2004.7.28 [水] 10:24 pm

はるゑさんとお夕食。ふたりとも洋服で、なんだか不思議な気分。

そうそう。私は素麺も冷麦も苦手だけれど、韓国冷麺の麺は好きだ。あの歯ごたえが、たまらない。(でも辛いのは苦手。)

2004.7.27 [火] 6:21 pm

ずっと気になっている九寸夏帯がある。今年の夏の着物予算はとうに使ってしまったし、夏帯を持っていない訳ではない。「あの反物は九寸だから芯をいれると想像と違う物になるだろう」と諦めようとしていた。でも、どんなに諦めようとしてもその帯の美しさが心に焼き付いて離れない。

そんな時、ふと『美しいキモノ』02年冬号を手にとった。ぱらりとめくったのは田島隆夫氏の特集頁。何度も見たはずの頁に、なんとその帯の作家の名前があるではないか。今までどうして気が付かなかったのだろう。

なんでもその作家は田島隆夫氏のもとで地機を学び、晩年の氏の糸を手がけていたらしい。「ああ、道理で。」と不思議に納得してしまう。答えを得た気がした。どうしてあんなに美しい布なのか理由をずっと考えていた。答えが見つからなくて不信にさえ思っていた。何かあるに違いないと理由を探していた。それほどに糸があんまりにも美しかった。

あの夏帯は私がこの記事を読むのを待っていてくれたように思う。やっぱり家に連れて帰ってこよう。

画像:一楽織入り 生絹 九寸夏帯

2004.7.26 [月] 9:48 pm

近所の民藝店「あじろ」へお散歩がてら寄ってみた。お店には面白いものがぎっしり並んでいた。家から歩いて15分のところにこんなに素敵なお店があるなんて!灯台下暗しとは、この事ね。

画像:あじろで買った竹編み裁縫箱

2004.7.24 [土] 0:35 am

仕事帰りに浴衣に着替えて「なか志まやBar」へ。帯は、なか志まやさんで求めた麻八寸。博多の帯じゃないけれど「浴衣+お太鼓」デビューを果たした。浴衣にお太鼓って玄人っぽいかしら と思っていたけれど、挑戦してみると意外にすんなりと収まる。なかなか良いではないか。

お酒と浴衣を満喫した1日。

2004.7.23 [金] 0:29 am

一昨日の夜

私「(装甲騎兵ボトムズの)キリコが怖い人になる時の歌を歌って!」
彼「じゃんじゃじゃじゃーん」
私「よく覚えているよねえ」
彼「レッドショルダーのテーマなんだよ。
  レッドショルダーというのはグリーンベレーを文字っているの」
私「エビボクサーとイカレスラーのようなもの?」
彼「...」

違うらしい。

2004.7.22 [木] 11:50 pm

山口安次郎氏 手織りの唐織夏帯を拝見する機会があった。こういう品を前にすると、ただただ有難いと思うばかり。

気になっている一楽織夏帯と、柳崇氏の綾織九寸も網膜に焼きつける。一楽織も綾織の一種なのね。知らなかった。

着物に触れた1日だった...。ふぅ。

2004.7.21 [水] 9:51 pm

浴衣に兵児帯を締めて新宿へ出かけた。浴衣は着る時も動く時も楽だ。長襦袢1枚着ないだけで、随分違うのだなあ。

さて今日は土用の丑。鰻を食べて猛暑を乗り切りたい。今年の夏は楽しいことが盛りだくさん。まずは今週末の「なか志まやイベント」。何を着て行こうかな。

2004.7.21 [水] 0:50 am

2枚目と3枚目(笑)
どちらが似合うかな。

2004.7.17 [土] 9:15 pm

朝5:30a.m.に起きて旅支度。雨と暑さを考えて、小千谷縮+近江麻帯のセットを着た。

行きしなに電車酔いしてしまったけれど、松本に到着する頃には元気になった。まずは車で松本民藝館へ。展示品のなかに凄く素敵な小谷眞三氏の倉敷ガラスがあった。伸びやかな作品で、見目に楽しい。作品を観たあとは、館長さんのご好意に甘えてお茶をいただく。これがまた美味しい冷昆布茶!

お昼は木曽屋に集合して頂いた。かずさんの鯉の話が面白かった。

お腹も一杯、準備万端で光佳染織へ赴く。あんなに魅力的な布があると夢にも思わなかった。見た瞬間から握り締めて離せない見本布が2枚...。それも「いつか必ず欲しい」と思っていた綾織。離せなかったうちの1枚、無地の綾織をお願いすることにした。

沙羅舎で更紗を見て、帰路につく。

画像上:今日の装い
画像下:見本布と色見本

2004.7.9 [金] 10:00 pm

「林 佳恵 装丁家の帯展 Part2」http://www.takano.co.jp/...が気になるぞ。

画像:最近お嫁入りしてきた銀の帯留

2004.7.7 [水] 6:21 pm

鹿児島の七夕は8/7だったなあ。

今日は仏語教室の見学に青山へ。せっかくだから噂の青山八木デビュー。単衣向きの着尺をいくつか見せていただいた。八木のセレクトは私にはアッサリしすぎかなあ。個人的にはもう少し野暮ったい着物のほうが好みだ。

大江戸線で移動して染司よしおかにも立ち寄る。私が好きな白緑色は着尺に染めるのには向かないことを聞く。蓼藍を使う色は焼けやすいのだそうだ。小物には向くけれど、着尺には薦められないとのこと。もう一度、無地紬計画を練り直さなければいけないなあ。まあ、来年以降の話になりそうだけれど。

時間があったので、なか志まやさんにも行った。今年新調したい羽織の相談にのっていただく。夢が膨らむ 膨らむ。着るのが勿体無いくらい素敵な羽織ができてしまったらどうしよう。どきどき。

帰りにお寿司屋さんで一人寿し。ちょっと寂しい。七夕なのにね。

画像:一山400円の桃

2004.7.2 [金] 1:02 am

適材適所!
この一語に尽きるかもしれない。
私にとっての「適材適所」とは、どういう事だろう。
煩悶。

2004.6.26 [土] 0:03 pm

残業のため、遅刻してしまった深夜寄席http://www.rakugo-kyokai.or.jp/...。500円でこれだけ楽しめるなら、毎週通いたい!

終演後にフサエさんとお酒を呑む。おしゃべりしながら素敵な結髪に見とれてしまう。私もきちんと髪を結べるようになりたいなぁ。

2004.6.24 [木] 10:54 pm

アフォーダンスの観点から良いデザインでも、決められた使い方しかできない場合は「見立て難い」ものになりはしないか?見る人のイマジネーションをかきたてる余地も必要よねえ。グッドデザインってなんだろう?

と言いつつ、判りやすさと汎用性は両立しないわけではないと思う。どちらかを選べと言われたら私は汎用性のほうを取るかなあ。隙が無いものより、ゆるいものの方が今は好きだ。

今日は、漆塗りに出していた竹籠が手元に帰ってきた。うふふ。波網代は かげろうのよう。

2004.6.23 [水] 6:57 pm

はるゑさんと待ち合わせて、気っ風市へ行く。はるゑさんは素敵な桃色の単衣に博多の帯をお召しだった。キュッキュと博多が鳴って素敵。絹鳴りって好き!

弓月さんからの応援商品のお召しと、雪の結晶+雪輪の浴衣(しかも竪絽の綿)が良かった。

芝崎さんの浴衣も見ていて面白かったな。マティスっぽい柄や、おかもちさんの日記にあった「のめのめ浴衣」、大きな千鳥...。AXISのイベントも観に行きたいところ。

銀座へ移動し「片野かほり絞り染展」http://www.matsuzakaya.co.jp/...を見て、茶人http://www.kanshin.jp/...でお茶。はるゑさんと沢山お話できて、とても有意義な時間だった。

「日本染色工芸の会」で築添純子氏の着尺を羽織ったり、紹鴎裂(お召し)を触りに行ったり。いっぱい着物を見た一日だった。あんまりにもたくさん歩いて見たので熱が出そう(笑)

画像:今日の小千谷+近江麻帯
いつもより衿元を浅くあわせて衣紋を抜いたら涼しかった

2004.6.22 [火] 10:02 pm

本質とは関係性のなかにあるのかなぁ?形而上学は苦手なので、考えこむと頭が混乱する。(ジジェクの本も途中で放り投げているものが1冊あったなあ。)

まだまだ五里霧中。

画像は紫陽花。
小学生の頃、通学路の紫陽花を手折っては よく家に持ち帰ったなあ。

2004.6.22 [火] 0:18 am

蒸留させて 純度を高めるように、
沸騰させて 取り出すように、
本質を捉えられる様になるのだろうか。

今は未だ、人に気づかせてもらってばかり。ううむ。未熟だなぁ。

それにしても、私に指導をしてくれる方々は、どうしてあんなに「気づかせる」のが上手なのか?
尊敬してしまう。

2004.6.20 [日] 9:22 pm

ご指導を賜る事の多い1日。
とってもとっても勉強になった。

2004.6.17 [木] 10:24 pm

今日始めてお会いした方が、なんと私の友人の知り合いだった。
世界は狭いのね。と言うより、京都が狭い?

画像はイメージ(笑)
伊勢丹の大京都展催事の様子

2004.6.16 [水] 8:52 pm

サイズ直しに出していた洋服を取りに行くので、今日は仕方なく洋服を着た。来週こそは着物を着たいなぁ。単衣の季節は短いのだから!

『森田空美の知的きもの入門』を買った。ビロード地の羽織と、雪の結晶柄の羽織が気になる。無地系のお召しも良いなぁ。

こうなると気っ風市でお召しを見るのが、ちょっと楽しみ。

---最近知った着物メモ---
・雲井ちりめんは手触りも染めあがりも良いけれど、皺になりやすい。用途を考えなければならない生地。
・鼻緒をひっかけるように履くのは「返り」をつける為。機能があるのね!

2004.6.13 [日] 10:36 pm

色々とメモ

『森田空美の知的きもの入門』発売 06/16
http://www.kanshin.jp/...

長艸純恵「夏はきぬ」展 06/11〜06/22
http://www.planup.co.jp/...

上原美智子個展 06/24〜07/04
http://www.handmadejapan.com/...

片野かほり 絞り染展 06/23〜06/29
http://www.matsuzakaya.co.jp/...

日本染織工芸の会 06/22〜06/27

深夜寄席 06/26

備後屋さんにも行かなきゃ〜。

2004.6.11 [金] 10:55 pm

取引先から電話があった。

取「メールで画像を送りたいのですが、ファイルサイズが大きくて...。お宅様はADSLですか?」
私「ブロードバンドか どうかと云う事でしょうか?」
取「そうではなくて。ADSLでしょうか?」

私も良くわからないので、うまく説明できなかった...。えっと。ADSLがお好きですか?

2004.6.10 [木] 7:31 pm

松屋銀座で「かぶく ゆかた展」http://www.matsuya.com/...を観た。歌舞伎の演目にちなんだ柄が面白い!こんなに派手で意気の良い浴衣もあるのねぇ。

夏結城を触ったり、VICINIの靴に惚れ惚れしたり、白い楊柳の帯揚げを買ったり...今日も今日とて銀ぶらを楽しんだ。

画像は白い帯揚げ

2004.6.9 [水] 8:16 pm

友人と一緒に「オードリー・ヘップバーン展」http://www.bunkamura.co.jp/...と「川岸富士男 四季草花譜 夏」http://www.yufuku.net/...へ赴く。小・中学生の頃、芸能人に憧れたりする時期があるけれど、私にとっての憧れの君はオードリーだった。生き方が美しいなあと、大人になった今も思う。

銀座へ移動して、着物屋さん巡り。素敵な帯揚げと帯(麻地に花火柄の絞り)に心惹かれた。今年の夏物予算は使い果たしてしまったのだけれど。けれど。けーれーどー。うむむ。もう少し考えよう。

資生堂パーラーでお茶をし、一人で帰る道すがらに雨が降り出した。天気予報は曇りだったはずなのに!地下鉄の駅を目指して小走りしていると、親切な方が傘に入れてくださった。おかげで夏大島が雨に濡れずに済む。本当に有り難かった。きっと私が着物だったから心配してくださったのだろうなあ。

帰りしな、雨傘を買う。梅雨の天気予報は信じるべからず!

2004.6.7 [月] 11:37 pm

パ−クハイアットの梢http://www.parkhyatttokyo.com/...でご飯。
ご飯が美味しい。お酒も美味しい。
(お酒が苦手なあなた!みやさか やわらか純米 生貯蔵をお試しあれ。)

五感満ち足りて、幸いなる哉。

2004.6.6 [日] 8:53 pm

「ジャパンブルー」に触発。今年に入ってから観たTV番組「美の巨人たち」に青色の絵の具にまつわる話http://www.tv-tokyo.co.jp/...があった。

ベロ藍という名前はベルリンで作られた事に由来する。ベロ藍とは即ちプルシャン・ブルー(プロシアの青)である。青とドイツと言えば、当然ながらマイセンのボーンチャイナを思い出してしまう。ぐんぐん時代を遡ればモンゴル帝国治世下の青花へと辿り着く。blue and white!

また、ベロ藍以前の露草や本藍の青も興味深い。本藍と言えば最近話題になった尾形光琳「紅白梅図屏風」http://www.moaart.or.jp/...が思い出される。中央部分の流水模様は、銀箔が酸化したのではなく本藍が退色した可能性が高いのだそうだ。

色の歴史は面白い!
とは言いつつも、私も紀元前には遡れないわ...。

(そういえばイヴ・クラインの青い絵の具がNADiffに売っていた。)

青に思いを馳せる夜。

2004.6.5 [土] 11:57 pm

今日、初めて知ったのだけれど、長艸刺繍工房の帯〆は、房(ふさ)が長めらしい。房は意外と目立つ部分。長めの房は優しい雰囲気に見えるだろうな。実物を見てみたい!

着物は、ちょっとした小物遣いで雰囲気が変わる。それが面白いと思う。

2004.6.1 [火] 11:20 pm

更衣。

お洒落な袴姿のおじさまと道で出くわす。透け感のある袴は、織柄で深緑と黒の市松(しかも長方形)になっている!白っぽい着物には深い縦シボが入っていた。あんなに格好良い着物姿のおじさまが居るのねぇ。ぬほりんさんの片身代わり小千谷のときのような衝撃があった。

殿方の着物も奥が深い。

(画像は袴のイメージ 見た目の素材感は夏大島のような感じ)

2004.5.31 [月] 11:51 pm

友人の元同僚が亡くなった。本人確認が済んでしまった。「ひょっこり帰ってきそうな人だから、生きていると思いたかった。」という友人の言葉に、貰い泣きしてしまう。

あらゆる暴力がなくなるよう、私には何ができるのか。

2004.5.30 [日] 10:02 pm

あけずば織の上原美智子さん個展http://www.handmadejapan.com/...が6/24〜7/4にあるらしい。スカーフ中心の品揃えのようだ。帯や着尺が無いのはホッとするような、残念なような。

2004.5.29 [土] 10:01 pm

私は紋の入った着物を持っていないためか、紋のルールに疎い。刺繍で紋をいれる場合、その多くは「蔭紋で一ッ紋」なのね!そう言われてみれば刺繍の三ッ紋って見た事がない。刺繍より染め抜きのほうが格が高いことは知っていたけれど、改めてルールを知り「なるほどー」と唸る。

日々是勉強也。

2004.5.28 [金] 9:44 pm

転職してから花を活ける機会が増えた。とは言いつつ私は不得手なので、華道歴の長い先輩に任せてばかりいる。

先日、花を活けた先輩から「この花、少し下を向いているかしら?大丈夫だと思う?」と訊かれた。下を向いていても形が奇麗だったので「大丈夫だと思いますよ。元気が無いなら水切りしましょうか?」と答えた。が、私の返事は的を射ていなかったようだ。花には真っ直ぐ咲く花もあれば、下をむいて咲く花もある。どういう質の花なのか、どう活ければ野にあるようになるか、そういう発言を求められていたようだ。なるほどー。

物の性質をみて活かす、これって重要。

2004.5.26 [水] 6:40 pm

アキコさんと資生堂パーラーでお八つを食べる。またしても頂いたのは枇杷のコンポート。この夏らしい味を私以外の人にも味わって欲しかったので、アキコさんと一緒に来ることが出来て嬉しい限り。

アキコさんのお召し物は紫陽花やオモダカの描かれた単衣で、とても季節感たっぷり。ない藤の装履も、台と花緒がぴたりと決まって素敵ー。アキコさんの履物を見て、ない藤の装履に益々心惹かれてしまった。次に京都へ行ったら、ご縁を作りたいなぁ。

翠草堂http://www.kanshin.jp/...の印も見せていただいた。2年半待つ甲斐があるなあと思う。私だったらどんな図案にしよう...。これって洒落紋の時にも通じる悩み。私らしい図案って何かしら?

美味しいお八つの後は、「京都・染司よしおか染織展」http://www2.daimaru.co.jp/...へ出向く。小さな催事スペースだったけれど、欲しいものは幾つもあった。藍と矢車の組み合わせも好きだし、茜や紫根の濁りのない強い色にも吸い寄せられる。反物を体にあてたら離せなくなりそうで危険 危険。

色に酔いしれた後は、アキコさんとお別れして、伊勢丹に寄って帰る。

2004.5.23 [日] 11:21 pm

先日ご縁が合った竹籠をつくった作家さんにお会いする機会があった。物腰が柔らかくて、言葉では言い尽くせないくらい素敵なかただった。作品も作家も、真面目で優しくて嘘がないの。

「嘘がない」というのは私の人生の課題でもある。いつになったら嘘を吐かなくなるのだろう。嘘の無い人に会った日は取り繕ってばかりの自分を反省する。

2004.5.22 [土] 9:50 pm

え!スティーブン・スプラウスって亡くなったの?!

2004.5.21 [金] 7:37 pm

竹籠展http://www.planup.co.jp/...で「これ!」という品に出会った。波網代の網目が、今まで見たどの籠よりも細かい。底から側面への立ち上がり方も芸術的。持ち手も竹で出来ていて、金具は一切使われていない。これぞ竹籠!THE竹籠!

陶子さんの「いっちゃえ〜!」という声が心に こだました。えへ。

その後は銀座の資生堂パーラーで今月のデザートを食べた。枇杷のコンポート+桂花陳酒のジュレ+グレープフルーツのソルベ。美味しい...。今月の休みはあと1回しかないので、また次の休みに来て食べなきゃ。甘いものでお腹を満たした後は銀座をぶらぶら。少し疲れたところで茶の葉http://www.kanshin.jp/...で一服。ぶらぶら。

新宿三丁目へ移動して、なか志まやさんhttp://www.kanshin.jp/...で夏帯を受け取る。着物で来店したお礼(?)にと、麻の足袋まで頂戴してしまった。てへへ。

今日は季節を前倒ししての夏大島だったけれど、見目に涼しげだったので皆様にも好評の様子。適温だったので自分自身も五月晴れの1日を心地よく過ごせた。5月末に袷は、やっぱり暑い。

来週は単衣のお召しを着ようかな。

画像左:今日の格好
画像右:夏帯と夏大島

2004.5.19 [水] 23:18 pm

夕方、一衣舎さんへ仕立ての相談に伺う。個展で求めた更紗染めの大島は、雨コートにも着物にもできる形に仕立ててもらうことに相成った。2wayの形は着脱が少し難しい。けれど、丈を調節できるし 見目に美しい。どうせ雨コートを着る時は、着物の裾をあげたりするから洗面所へ行くもんね。着脱が難しいくらい、へっちゃら!ああ、この世のものとは思えない素敵な雨コートになるだろうなぁ。仕立て上がりが待たれる。

家に帰り、「マルメロの陽光」のDVDを観ながら うたた寝する。まどろんでフェイドアウトしてゆく映像。なにげない一瞬がとても美しく、日常に感謝する。

目覚めると23時を過ぎていた...。ちょっとショック。私の休日を返して!(笑)

2004.5.16 [日] 11:39 pm

ミスリードについてもう一つ。「シーア派=少数派」というのはプロパガンダのような気がしてならない。歴史的に言えば9世紀後半にはシーア派は多数派であった。勿論、現在のシーア派は人数から言ったら少数だ。それでも「少数派」と説明してきた言葉の裏に、イラン革命後のアメリカの対中東政策が見え隠れする。私が学生の頃は「シーア派=少数派」だと習ったし、その表現を疑うことも無かった。また、イランに対して「暗殺者教団」「神秘主義」などというイメージがあるのは、何か刷り込まれているような感がどうしても拭えない。実際にイランに怪しい側面があったとしても!

イランとは逆に、湾岸産油国に対してアメリカはは「反ソ=親米」という側面にのみ応じ、産油国内のイスラム性を捨象してきた。その矛盾があの9.11により顕在化した。

何か、色々な場面でミスリードされているなあと思う。

2004.5.16 [日] 5:38 pm

東京都庭園美術館の「シルクロードの装い展」を観に出かける。民藝館の「パキスタンの布展」と併せて観ると勉強になる気がする。

展示されたアフガニスタンのブルカの説明の一文に疑問を感じた。「女性は"肌を隠すように"というコーランの教えに従ってブルカを着用している」といった説明だったのだけれど、タリバン後の現在、ブルカを着用する理由は宗教的な意味は薄く、女性が身を守る為に着用しているのではないかと私は思っている。

ブルカの説明文は「ムスリムの女性が抑圧されている」というミスリードを引き起こしそうだなと思ったのだ。イスラム圏でも、女性を抑圧している地域もあれば、そうでない地域もある。ソ連時代のムスリム抑圧には何一つ触れずに、杓子定規のように女性抑圧だけ強調するのはよろしくない気がする。勿論、全ての暴力にNOと言いたい。「あの暴力よりもこちらの暴力のほうが酷い」などと言う気は毛頭無い。しかしながらどんな問題にも冷静な目を持っていたいと思う。私も含めて、皆がもっと自分の国と他の国について勉強するべきだよなぁ。

庭園美術館の庭の薔薇を愛で、渋谷でお茶をして帰宅。ちかれた。

画像:庭園美術館の薔薇

2004.5.15 [土] 11:13 pm

MOTで開催中の「YES オノ・ヨーコ展」を観る。かねてより観たいと思っていた映像作品などを観ることが出来て大満足。コンセプチュアル・アートって理屈っぽくなりがちなのに、彼女の作品は判りやすく美しい。(作品の性質上、想像力を働かせて観なければいけないけれど。)そして、作品と作家の双方が魅力的という事実は観る側に有り難いなぁと思った。人が魅力的だと物もすんなり心に入ってくる。

大江戸線で移動して染司よしおかで頼んでいた鞄をピックアップ。望んだとおりの茜色!「奇麗な赤」という曖昧模糊とした注文だったのに、ぴたりと決まって嬉しい限り。わーい。5/26〜6/1まで大丸東京店で「京都・染司よしおか染織展」が開催されるそうだ。行かなきゃ!

その後は六本木のBarでお酒を呑んで、森美術館のMOMA展と夜景を楽しむ。今日はARTな1日だった。

2004.5.10 [月] 11:12 pm

冷水点てできる抹茶を買ってからというもの、毎日のように自服している。仕事帰りに大好きな蓮根菓子の西胡を買って帰り、お茶とともに愉しむ。幸い至極。

抹茶を点てるに当たって茶筅は買ったけれど、茶杓は柳宗理のマドラーに 茶碗は小鉢と、家にある食器を活かした。それで充分。

とは思いつつも、気になる抹茶碗がある。藤平寧(ふじひらやすし)氏の「ほのか」という碗。この ぐいのみのシリーズと同じもの。毎日のように見ていると、お碗の「買って〜」と言う声が聞こえる...気がする。

画像:フランク・ロイド・ライトの弟子、遠藤新氏による建築

2004.5.8 [土] 9:20 pm

夜、染司よしおかからバッグが出来上がったとの電話があった。わーい。来週末に取りにいこう。

2004.5.7 [金] 8:40 pm

『樋口可南子のきものまわり』と『夜想』を新宿紀伊国屋書店で購入。『夜想』は買い渋っているうちにペヨトル工房が解散してしまい、購入を諦めていた号だった。思いがけず手に入れることができて嬉しい。

その『夜想』の特集は「ディシプリン」。こう言ってしまうと身も蓋もないのだけれど、私が痩せているのも、着物を着るのもSelfDisciplineなのだと思う。自分を躾て喜んでいるのだ。こう書くとちょっと変な人みたい。

『樋口可南子のきものまわり』は、モダンなのにシャープ過ぎない取り合わせにうっとり。この本、暫くは枕の友になってくれそう。

2004.5.5 [水] 4:47 pm

今日は端午の節句。

友人と新宿でお茶をして、柏餅と冷水点てできる抹茶を買って帰る。帰ってきてから気がついた!菖蒲を忘れた!

というわけで菖蒲湯は来年までお預けのようだ。

2004.5.4 [火] 9:48 pm

仕事で池袋へ行ったので、伝統的工芸センターhttp://www.kanshin.jp/...をちらりと覗く。端午の節句に向け、兜が幾つか飾られていた。

その足で銀座へ移動。銀座の街中で高校時代の友人にばったり会い、「今度また遊ぼうねー」と別れたあと、お志津さんとしょうさんとねこさんと偶然にも和織で一緒になる。よく人と会う日だこと!

そのまま合流させてもらい、お夕飯まで頂いて帰る。食事の席で話題にあがった「白飯はいつ炊くか?」問題。その場では思い出せなかったのだけれど、帰って調べたらば、江戸が朝炊き.上方が昼炊きが正解だった。うちは江戸っ子なはずなのだけれど、何故か夕炊きだった。母がものぐさだったのだろうか...。

2004.5.2 [日] 3:58 pm

夏も近づく八十八夜...から1日経って、今日は一人で喫茶店ごっこ。朝は漢方茶にHIGASHIYAの棗バター。棗バターが美味しくて涙が出そう。昼は新茶におむすび。おやつは牛乳(お茶じゃないじゃん!)に川島屋のスペシャルサンド。夜はカレー+ナンにムジカの紅茶をアイスで。

眠る前のお茶はどうしようか。頂き物のシナモンティーかストロベリーティーかな。ああ、ローズヒップティーもあったなぁ。今日は買いためていたお茶やお菓子を愉しむことができて大満足。

2004.5.1 [土] 11:53 pm

今日は涼しさを求めて大島の着物+博多の名古屋。狙いどおり、快適温度で下町めぐりを楽しむことが出来た。

まず文扇堂http://www.kanshin.jp/...で夏のために扇子を買う。涼を呼ぶ網目模様のもの。これが欲しかったの!

扇子を手に入れウキウキ気分で、東京都美術館で開催中の国展http://www.kanshin.jp/...へ。
私も工芸部を中心に観てまわる。これだけの布を観ると、自分の好きな布が自ずと判る。好きな布の前では釘付けになって動けなくなってしまうから。全て観るのに思いの外、時間がかかってしまった。

根津へ移動してPonia-ponhttp://www.kanshin.jp/...でお買い物。面白い帯留めを買った。珊瑚の帯留めかと思いきや、陶器で珊瑚を模したもの。言われるまで陶器だと気が付かなかった。
その後はPonia-ponで教えていただいたカフェでお茶をした。雰囲気が良いし、チャイも美味しいし、ついつい長居してしまった。

夕飯は友人と待ち合わせて、はん亭で串揚げ。楽しい夜は更けていく。

2004.4.30 [金] 5:18 pm

格子の大島を着ようと思っていたけれど、予定を変更して唐桟着物+弓ヶ浜帯を着た。民藝の匂い漂うコーディネート。

今日の予定は夏帯探し。まずは、なか志まやさんで麻の八寸を色々と見せていただいた。なかに1つ「これ!」という物を見つけてしまう。近江麻の本藍で染めてある格子柄八寸。値段も求めやすい価格。す、素敵。

そして、なか志まやさんは本当に客に甘いなぁと思ったのだった。色々なものを出し惜しみせずに見せてくれるし、断れなくなるような薦め方はしない。本当に有り難い。私が「この帯、もうちょっと考えます。誰にも見せないでね。」と言うと「良いですよ〜。カメラ持っているなら写真撮っていけばどうです?」とのお返事。商品を写真に撮らせてくれるなんて...。優しすぎるよ。

銀座をぶらぶらした後、資生堂パーラーでおやつを食べて、帰宅。

そうそう。菖蒲革って変な模様だなあと常々思っていた(外人墓地みたいよね)。あんな不思議な模様を何を思って身に付けたら良いものか思案していたけれど、今日やっとわかった!あれは端午の節句の頃に身に付けるのね。菖蒲だもんね。甲冑につけるのだものね。何でわからなかったのだろう。

画像左:今日の格好
画像右:結局、私のところへお嫁入りすることになった夏帯

2004.4.29 [木] 5:38 pm

爽やかな日和。
唐桟をおろして、一衣舎さん個展http://www.kanshin.jp/...へ行った。会場には、既にはるゑさんと さっちんさんがいらした。去年の個展は一人で伺ったので寂しかったけれど、今年は知っている方がいて楽しく見ることができた。

会場は唐桟率が高くて、合わせる帯の勉強になる。唐桟の縞帳も垂涎ものだった。小さな布に流れる縞に見入ってしまう。会場に来てらした斉藤さんにもご挨拶。斉藤さんとお話しているうちに今後の唐桟の展開に期待が高まった。手紡糸も勿論、帯が出来たら良いなあ。

私は更紗染めされた大島とご縁があった。雨コートにと思っているけれど、どんな形にしていただこうか...。楽しい悩みが増えてしまった。

なか志まやさんに反物捌きを教わったのも勉強になった。反物を、クルクルシュルルと掌で操るにはまだまだ年季がいりそうだわ。

帰りに伊勢丹に寄ったら、しょうさんにバッタリお会いする。しょうさんの大島はこの時期にぴったりで見目に涼しい。私も明日は格子の大島にしようかな。

2004.4.26 [月] 11:02 pm

国画会工芸部の染織家にお会いする。私は平静を装いながらも大感激(ミーハーなのよ)。素敵な花織(浮織?)の着物をお召しだった。そして小物は絽ちりめんの半襟に、絽の長襦袢。「もう暑いでしょ。ちょっと前倒ししてね。そのほうが気持ちが良いでしょう?」と。その言葉がなんとも自然で、感動してしまう。

画像は、あくどい顔の四月カレンダー図柄

2004.4.25 [日] 0:09 am

真楽の新歓オフラインミーティング。仕事帰りだったので洋服での参加になってしまったけれど、とても楽しい時間を過ごした。久しぶりに呑んで酔っ払い〜。

えりりんさんの帯や、フーさんの着物、のりさんの着物にうっとり。リリコさんのメルヒェンも素敵!かずさんの茶道の話も気になったなぁ。茶道、習いたいぞ。

今日、お話できなかった方も次の機会によろしくお願いします。

2004.4.24 [土] 9:59 pm

今日は素敵な木綿の縞シャツをお召しのおじさまに出会う。あんまり素敵だったので失礼を承知でどちらの木綿か伺うと「千葉県の唐桟です」と仰る!素敵なものはやっぱりオーラがあるなぁと感じたのだった。

はやく唐桟に袖を通したい〜。

2004.4.23 [金] 9:27 pm

さっちんさんと可愛いお連れさんと「茶かごと茶杓展」 http://www.dees-hall.com/ へ行った。さっちんさんの帯はいつも素敵で、まじまじと見てしまう。今日も素敵な帯だった。

「茶かごと茶杓展」は面白かった。仕覆を見ると「中身はどんなだろう?」と想像が膨らむ。器を見て、仕覆を見て、その取り合わせに驚きがある。物があって、それに見合う布を探して、寸分の狂いもなく仕立てられて...、器と仕覆は幸せな関係なのだなあ。

茶道をしていないので展示された茶道具が何の道具なのだかサッパリだったけれど(笑)、ひとつひとつがとても凝っていて見ていて楽しかった。

その後、古民藝もりたへ移動して布を見て、ケーキ屋さんでお茶をした。ハロルドでも遊ばせてもらった。

さっちんさんとお別れしてスパイラルホール。「山下智子の創る『ぽち袋』展」http://www.kanshin.jp/...が開催されていた。判じ物のように洒落をこめた絵柄が心憎い。さっちんさんも誘えばよかったなあと後悔しきり。

2004.4.21 [水] 9:33 pm

朝一番で病院。若い看護婦さんに「着物、素敵ですね。私も着たいんですよ。」と話し掛けられた。とても可愛らしい人で「この看護婦さんにはああいう着物が似合いそうだな〜。こんなのも良いかな〜。」なんて思い描いてしまった。看護婦さんにも素敵な着物ライフが訪れますように。

病院の後は、鳥取から来た友人と遊ぶ。その友人が映っているというNHK地方局の紹介VTRを見にスタジオパークへ行った。着物のせいかドラマ新撰組の出演者に間違えられる...。時代劇のセットにも異様にマッチしてしまい、ちょっと恥ずかしかった。

ひさしぶりに会う友人と積もる話をするのは楽しい。ぶつかったり、力を貸しあったりして、切磋琢磨できる人が私にもいる。それがとても心強い。

画像は「にこにこぷん」の3キャラクターと私

2004.4.17 [土] 9:27 pm

VOGUEのメールマガジンに誉田屋源兵衛についての記述があった。
VOGUE本誌にも載っているのかな?

画像:お財布につけた蛙根付

2004.4.16 [金] 11:51 pm

着物も帯も綿薩摩の日。
この組み合わせが最近のお気に入り。

伝統工芸新作展http://www.kanshin.jp/...を観に出かけた。会場に着いた瞬間に会社から出勤要請の電話がかかってきた。その時、私は日本橋...しかも着物。急いで会場を観てまわり、家に帰って着替えて、出勤した。あんなに着物を脱ぎ散らかしたのは初めてだわ。

仕事を終えて家に帰ってきて、部屋に点在する小物たちを見た時に、ため息がでた...。仕方がないと思いながらも、自分の無作法にがっくり。先に家に帰ってきたのが同居人でなくて良かった。

結局、休みの間に小山憲市紬織展に行けなかった...。ぐすん。

2004.4.14 [水] 6:06 pm

朝から家で仕事をしていたら、15時過ぎになってしまった。やむを得ず仕事は中断して、急いで銀座へ出かける。

昨日、間違えて違う号を購入した『WORD』を取替えてもらいに資生堂ビルへ。無事に交換を済ませ、杉山正明氏の講演録を手に入れることができた。

「実はこれからの時代に直接参考になる便利な地図はないんですね。つまり、海図のない未知への航海に今私たちは乗り出しているんです。そのときに私たちが学ぶべきものはやはり過去の歴史だと思います。(中略)そして現代をよりよく知ろうとすれば、今の事象をただあるがままに眺めているだけではダメですよね。やっぱり何かを判断しようとすると、当たり前ですが「知識」は大事だと思うんです。知識がありすぎて困るということはないと思うんです。 ただ、その膨大な知識を用いて私たちが行う判断の中には、日本を含めた先進国の独特の視線と思い込みというのが必ずある。だから、思い込みを取り去った本来の歴史の姿を地球共同体のみんなで共有しないといけないと思います。」
(杉山正明 「平原から海(野望)と空(希望)への歴史を見渡すと?」『WORD 253号 vol.32』2003年12月)

色々な面から思うところがある。自戒の意味をこめて転載しておこう。

本当は伝統工芸新作展http://www.kanshin.jp/...や小山憲市紬織展にも行きたかったが、時間切れ。また次の休みに行きたいな。

銀座を後にし、新江古田の一衣舎さんへ唐桟を受け取りに行った。愛しの唐桟は、かたちを授かって更に魅力的な布になっていた。何度見ても、この唐桟には心が釘付けになる。ああ、はやく着たいなぁ。

2004.4.13 [火] 0:03 am

今日の日記のルート[麻布→六本木→新宿→銀座]

綱町三井倶楽部で開催中の「倉橋佳子メタルビーズ展覧会」http://www.ssac.co.jp/...へ行く。作品も建物も素敵で、ビーズ織りをしている友人を連れてきてあげたかった!

その後、六本木で道に迷いながら「香りと雅の世界」展http://www.sen-oku.or.jp/...を観た。香道もさることながら茶道に益々興味が湧いてきた。

染司よしおか東京店では目当ての『和更紗の紋様』(紫紅社文庫)を購入した。前から気になっていた鞄も見せていただく。気に入った色がなかったので、誂えてもらうことになった。オーダー内容は「紬地にインド茜の奇麗な色」とだけ。どんな風になるか、どきどき。次は刈安で頼むのも良いかな、と早くも次に思いを馳せてしまう。

新宿では用事を済ませ、銀座へ移動する。まずは、さっちんさんの日記にあった「木場紀子染織展」http://www.wako.co.jp/...へ。特に北村武資氏についてからの作品は、それ以前のものより格段に良かった。

しょうさんの日記にあった「美の生命力と唐草展」http://www.shiseido.co.jp/...へも足を伸ばした。面白いなと思ったのは、蔓のない草花も蔓草化させてしまう感性。梅、菊、竜胆などは室町・桃山時代に唐草模様に組み込まれていくのだけれど、花や葉を伸ばして唐草にしてしまったり、スパイラル状の唐草と組み合わせて配置したりしているのだ。

アールヌーボー以降の草花模様も、目に楽しかった。20世紀初頭の資生堂の化粧瓶も、アールヌーボーやアールデコの影響を受けて可愛らしい。そうそう、A・ビアズリーを日本に紹介したのは柳宗悦だという事実にもびっくりした。

一通り銀座をぶらついた後は、友達と映画を観た。友達と映画なんてどれくらいぶりだろう。

2004.4.12 [月] 10:43 pm

今日は仮仕立ての着物の畳み方を習得した!(袖畳みと言うのね。)ドラクエのレベルアップ音が頭の中で鳴り響く。

結城の軽さにも魂を抜かれた。ほえーほえー。けれど期待していた型絵染めの帯はなく、今後の出会いに期待が高まる。

2004.4.10 [土] 10:39 pm

仮仕立ての訪問着を畳む。「あれ?衿はどうするの?おくみ線で折らないの?あれ?」と、手間取っている間に作家さんが全て畳んでしまった。畳み方を訊きそびれてしまってちょっと後悔。

2004.4.8 [木] 11:11 pm

『図譜 和更紗の文様』(紫紅社文庫)http://www.sachio-yoshioka.com/...

この本が気になる。探しに行かなければ...。吉岡さんのところの鞄も欲しいし、せっかくだから染司よしおか東京店に行こうかしら。

2004.4.7 [水] 13:40 pm

今日は家でゆっくりする。洗濯したり、音楽を聴いたり、本を読んだり。のんびりのんびり。

画像:東京国立博物館で購入した国芳の金魚手ぬぐい

2004.4.6 [火] 10:21 pm

今日はこんな花も見かけた。

自分ひとりの力なんて、たかが知れている。全ての情報を追体験してなどいられない。だからこそ情報媒体と、その先にいる人間を大切にしたい。TVも観ず、新聞も読まず、全ての二次的情報を断ち切って生活するような潔さは私にはやっぱり無い。

2004.4.6 [火] 6:30 pm

今日の日記のルート[中野→上野→銀座→青山→駒場→新宿]

朝一番で区役所へ行き、用事を済ませてからJRで上野へ移動した。東京国立博物館ミュージアムショップで扱っている鈴木時代裂研究所の更紗http://www.ne.jp/...が目当て。しかし肝心の帯は置いていなかった。やっぱり京都へ行くしかないのね。時間がなかったので「空海と高野山展」を横目に今度は銀座へ向かう。

和織で夏帯を少し見せていただき、茶房 野の花http://www.nonohana-tsukasa.com/...で一服。
青山ではべにや民芸店 http://beniya.m78.com/ を見たり、にんにく注射を打ったり。

14時頃に日本民藝館に到着。しょうさんの日記http://www.kanshin.jp/...にあったスリップウェアは場所を移して30点ほど展示されていた。使い込まれたスリップウェアは蜂蜜色に輝いて美しい。『民藝』614号によれば、バーナード・リーチ氏・濱田庄司氏は18Cの雑窯スリップウェアに魅せられながらもずっと作り方がわからずに、試行錯誤を繰り返したのだという。それがある日、パンにジャムとクリームを塗っているとき閃いた。ジャムとクリームのように、濃度の違う2種類の泥で模様をつければ良いのだ!と。これを読んだ時、可愛らしい話だなあと微笑んでしまった。(自分用メモ /国産スリップウェアの釉薬-鉛釉から灰釉/温度-低温から高温/色合い/成形)

「パキスタンの布展」も良かった。クローブやカルダモンをポプリのようにして服に縫い付けたり、魔よけの鏡をつけたり。柄は幾何学的なものが多く、イスラム文化の影響が感じられた。ハザルなんて懐かしい単語も耳にしたりして頭は飽和状態。情報処理能力が追いつかず、目の前の布にただただ嘆息するばかり。

駒場を後にし、新宿で買い物。シャネルにて去年のBS放送の赤い口紅について訊ねると「まだ試作の段階だそうです」と教えてくださった。日本の赤がどう再現されるのか、楽しみでならないのだ。

画像左:民藝館の八重桜
画像右:駒場の桜絨毯

2004.4.3 [土] 8:56 pm

仕事で着物の知識が役に立った。
こういう時はなんだか嬉しくなる。

今日は誉田屋の帯を見た。

画像上:マクロで撮影したガーゼの帯枕(100%をトリミング)
画像下:マクロで撮影した綿布(100%をトリミング)
私の腕+IXY200では、これくらいが限界みたいだ。

2004.4.2 [金] 8:45 pm

8連勤も折り返し地点。

今日は素晴らしい刺繍の夏帯を見た。長艸刺繍工房のもの。あんなに涼しげな刺繍は見たことがない。うっとり。和織にもちょっと寄り、夏帯を3点見せていただいた。しかしピンと来ない。帯を求めてまだまだ旅は続く。

2004.4.1 [木] 11:57 pm

今日から新年度。

仕事帰りに六本木へ行く。森美術館でクサマトリックスなんぞを観る。他にも『美術手帖』などで気になっていた人達の作品を観ることができた。後に予定が控えていたために最後のほうはじっくり観られず残念。森美術館、広すぎ。

その後はゴトウさんの個展の内覧会へ行く。いつもながら奇麗な筆致。奇麗な物を見れば、1日の疲れも吹き飛ぶ。今日はお酒も美味しい。

家に帰れば薔薇の匂いが部屋に満ちていて、これまた幸せを感じる。ああ、頑張れそうだ。

画像:家の花

2004.3.30 [火] 10:20 pm

朝、渋谷でシジュウカラを見かけた。家に帰ってから「本当にシジュウカラだったかのな?」と調べると、市街地でも見られる春の鳥ということだった。やっぱり、あれはシジュウカラ。可愛い尾っぽをしていた。

夜は会社の歓送迎会で台湾料理 麗郷へ行く。感慨深い夜だった。でも明日も仕事なのよ...私。

2004.3.29 [月] 8:30 pm

先日に引き続き、ニンニク注射を打ってもらう。これで4月に向けて体力は万全!

かずさんに頼んでいた がまぐちと小札入れ(名刺入れ)を引き取る。がまぐちはヨーロッパの更紗で繊細な草花模様。葉の部分が地落ちで表現されている。このヨーロッパの別嬪さんが私の5代目の財布となるのだ。名刺入れは大柄な和更紗。奇麗な色に育っていて、見ていて嬉しくなる。どちらも素敵で、かずさんに頼んで良かった〜。

ボロボロになるまで使った今の財布とも今日でお別れ。この財布は今の仕事に就く時に買った。赤い色なので縁起が悪いと皆に言われながら、着物との縁も結んでくれたし、美味しいものもたべさせてくれた。ひとつの時間を一緒に過ごしてくれた財布に感謝。

---近頃気になっているHP---
鈴木時代裂研究所http://www.ne.jp/...
商品は東京国立博物館ミュージアムショップでも取り扱いあり

つまみかんざし博物館http://www.ask.ne.jp/...
商品は仲見世の松坂屋でも取り扱いあり

日本髪の世界http://www6.ocn.ne.jp/...
オールカラーの本が気になる。ちょっと高額。

2004.3.28 [日] 8:43 pm

マークシティの御蔵でお食事。桜味の道明寺粉蒸し、鰆の香草焼き、筍ご飯...春らしい献立だった。舌の上にも春が来た気分。

「モネ、ルノワールと印象派展」も観覧する。濁りのない色彩を求めての試行錯誤は、植物染めにも通じるところがあるなと思った。目の中で色を混ぜる筆触画法は、絵の具を混ぜることで起こる色の濁りを防いでいる。印象派の絵が光に満ちた明るさがあるのは絵の具の美しさにも由来するのだ。絵の具の視点から見る絵画も面白い。

2004.3.27 [土] 10:35 pm

リリコさんとぼーさんと香道体験へ。リリコさんの三色すみれの帯、ぼーさんの源氏香の帯が素敵。私は着たきり雀でいつもの格好。衿と足袋は白にしてみた。

春雨香というお題で3種類の香を聞き分ける。2種類は事前に聞かせていただき、本番では聞いたことのないものが1種類混ぜられる。

5つ聞き終わった頃には初めの香りの記憶は虚ろ。香りが1つでもわからないと辻褄を合わせようとしてしまい「じゃあ初めのあれがこう?いや、こうかしら?」と帳尻を合わせようとする。当たっていないのは私くらいで、リリコさんもぼーさんも当てていらした。凄い。私はグルメではないので嗅覚って、普段は ないがしろにしてしまうけれど使わなくてはなぁ。

その後、ぼーさんと伝統的工芸品館を見てからお茶をする。ぼーさんのほんわかムードにつられて私もほんわか。天気もうららかで気分の良い日だった。

帰りの電車の窓から見る桜も霞か雲のごとく。明日はお花見に行けるかしら。

2004.3.25 [木] 10:51 pm

ロゴスギャラリーでカンバラクニエ展を冷やかした後、リブロで本を物色する。判じ物について書かれた絵本『江戸の判じ絵—これを判じてごろうじろ』(小学館)などが気になった。判じ物ってなぞなぞのようで解けると快感、やみつきになるのだ。

友人と待ち合わせて「ヤン・ヤンセンの世界展」 http://www.parco-art.com/ も観る。植物のような造形の靴達に魅了される。コピーされ続けたために今では珍しくなくなった木底に鋲で革を打ちつけたサンダルや、工夫されたヒールのかたち。パイオニアの仕事を見て、ルーツと情熱を探るのは楽しい。

明日は初めてニンニク注射を打つ。今からどきどきわくわく。

2004.3.23 [火] 8:38 pm

ずっと気になっていた江南(えなみ)の真田紐http://www.kanshin.jp/...が、渋谷セルリアンタワー1FinTouch http://www.intouch-design.com/ で購入できると知り、早速行ってみた。

絹と木綿の真田紐がそれぞれ5種くらいずつあり、1mごとの切り売り。「1.5mというのは無理でしょうか?」と訊ねると「申し訳ありません」とのお答えだった。帯締めにするには1mだと短いし、2mだと長い...。悩んだ末に1mだけ買ってみた。渋谷で、400年続く江南の技に触れる。なんとも不思議な気分。

inTouchには他にも内藤商店のシミ抜きなども置いてあり、3/25からは「5人のふろしき展」という催しもあるそうだ(しかもこの5人が面白い面々)。

2004.3.22 [月] 6:11 pm

田島隆夫展http://www.kanshin.jp/...へ行くために駒沢大学駅へ向かうが、間違って東急東横線に乗ってしまう...。メトロカードだと線が間違っていることに気が付かずに改札を通れてしまうのね。幸い、父が自由ヶ丘に住んでいたので駒沢あたりの土地感はある。それをを頼りに自由ヶ丘から駒沢まで歩いた。

道中、かねてから行きたいと思っていた古桑庵でお茶をいただく。この建物、もとは夏目漱石の娘婿が使用していた茶室だったそうだ。古い建物が今もちゃんと生きているのを見ると嬉しくなるなあ。桑の木も時代を経た美しさが宿っている。ギャラリーも併設されていて、展示されていた吹きガラスの一輪挿しを頂いた。

田島隆夫展では、晩年に織られた生絹の反物や縞帖の美しさに息を呑む。白洲正子氏に使い込まれたひざ掛けも、経糸と横糸にそれぞれ表情があっていつまでも見飽きない。そして一番驚いたのはざっくりした織物でも、絹糸1本1本を見ればつやつやと輝いている事。良い物を見た。

そのあとは銀座で、たくみhttp://www.kanshin.jp/...に寄ったりしながらお買い物。いっぱい歩いた1日だった。

画像上:古桑庵
画像中:古桑庵のホット抹茶オレ
画像下:古桑庵で購入した一輪挿しに花を活けた

2004.3.21 [日] 5:17 pm

格子の着物に半巾で出かける。

N.A.ギャラリー(鶴印大島の織り元.永江明夫氏のギャラリー)の店員さんに薦められた茶寮「いち窯」 http://www.ichiyou.ring.jp/ に行ってみたが、今日はお休みだった。残念。

気を取り直して弥生美術館+竹久夢二美術館へ高畠華宵展http://www.kanshin.jp/...を観にいく。華宵の絵には妖しい美しさがあって、観ているうちにくらくらしてきた。

帰りに根津の三花(みはな)http://www.kanshin.com/...で江戸前いなり寿しを買って帰る。この稲荷寿しの味が濃くて、美味しいのなんのって。1つ60円という安さにも驚き。お彼岸のせいか30分以上並んで買うことになったけれど、絶対リピートしたい!いなり寿し以外にも巻き寿しがあり、助六にすることも可能。包み紙も助六柄だった。

画像上:いち窯
画像下:弥生美術館

2004.3.20 [土] 5:56 pm

春雨には程遠い雨。大家さん宅の庭の木で雲雀が雨宿りをしていた。もう少しすれば雨もヴェルベットのような春の雨になる。雲雀が春をうたうのが待ち遠しい。

目黒川の桜もまだ今日は蕾のままだった。それでも暖かくなるのが待ちきれなかったのか、1枝だけ花を咲かせていた。この枝から春が来るかな。

2004.3.18 [木] 9:55 pm

デパートでカフェーの女給エプロン発見!(真中のものと同一/サロンジェという会社のもの)
欲しいけれど、実用性に欠けるような...。
でも可愛い。

追記:カフェー女給エプロンは実用性ありとのタレコミを頂いた。そうなのか!

2004.3.15 [月] 4:50 pm

青山近辺をぶらつく。

国連ギャラリーで「パレスチナ難民の半世紀」http://www.kanshin.com/...を観た。国連ギャラリーは入場証かわりのシールを服に貼るのだけれど、係りの人が「着物に貼っても大丈夫ですか?」と気を遣ってくださった。こういう小さな心遣いって嬉しい。シールは久しぶりに締めた弓ヶ浜絣の帯にペタリ。

次に行った古民藝もりたでも良いことがあった。探していた『日本の自然布』http://www.kanshin.jp/...があったので購入したところ、ご主人が「この本を書いている人がよく店に遊びにくるから、わからないところがあれば質問しに来てね」と仰ってくださったのだ。わーい。

真木テキスタイルスタジオhttp://www.itoito.jp/...にも寄った。その後、移動してBINGATAYAhttp://www.kanshin.jp/...へ。HPに載っていた柄以外の紅型和紙もあり、目移りしてしまう。結局、葉書を3枚購入。誰に手紙を書こうかな。

画像:購入した絵葉書

2004.3.14 [日] 8:02 pm

銀座に行く予定があったので和織に寄る。そこで素晴らしいものを見せてもらった。
染司よしおかの染め見本!なんとこの見本帳、10万円くらいするらしい。

ページをめくれば美しい色、色、色。ただ溜息がでるばかり。
桜鼠も良いし、黄色や緑色の澄んだ色も良い。
こういう奇麗な色の無地紬が欲しいなぁ。

2004.3.8 [月] 8:27 pm

お能漫画『花よりも花の如く』の連載を立ち読みした。漫画の中でS字の衿止め(男の人が着崩れを防ぐためにつけるもの)について登場人物が「正しい型で舞えば着崩れしない。だから衿止めは必要ない。」と言っていた。何ですと?それってなんば歩きhttp://www.kanshin.jp/...

日舞と合氣道を習っていた私の友人は「日舞と合氣道の足の運びは似ている」と言っていたなあ。うむむ。遅ればせながら『身体感覚を取り戻す 腰・ハラ文化の再生』http://www.kanshin.jp/...にも興味が湧いてきた。

2004.3.7 [日] 4:26 pm

今日は唐桟の仕立てを一衣舎さんにお願いしてきた。八卦の色は縞から1色をとって薄い水色に決める。どうも反対色を選ぶことができないのよね。今後の課題かな。

個展の更紗も少し見せていただいた。同じ型でも布が違うだけで染めあがりの印象が違う。言われるまで私は気づかなかったけれど、石下の紬に染めたものは色があまり良くなかったそうだ。確かに透明感がない。もともと布につやがなく、糸の品質が良くなかったそうだ。

良い布を目指せば畢竟 糸にまでたどり着くのだろうけれど、私のような素人にはなかなか見分けがつかない。そんな素人にとって布に詳しい一衣舎さんの存在はとても有り難い。布の堅牢度や仕立てのことはお任せして、色柄の好みで反物を選ぶことができる。

個展の品を少し見せていただいて、ますます4月が楽しみになった。今日仕立てに出した唐桟を着て伺おう。はやくも4月が待ち遠しいなあ。さらさ、さらさ〜。(DM写真右の帯が気になっている)

画像:最近読み終えた本2冊
左『底のない袋』(青木玉 著/講談社)
右『日本唱歌集』(堀内敬三・井上武士 編/岩波文庫)

追記:啓翁桜にさくらんぼができた。根まで生えてきた。植えるべき?

2004.3.4 [木] 8:17 pm

唐桟が手元に届いた。触れれば手に柔らかくて、幸せな気持ちが指先から次第にひろがる。

この唐桟は60番手の糸で織られている。実は、館山で実物に触るまでは同じ縞の80番手を頼もうかと思っていた。が、OZONEに飾られていたこの唐桟を触らせていただいた瞬間に幸せな気分が広がってきて、離せなくなってしまったのだ。

ああ。はやく着物にならないかなぁ。

本屋で気になる本を発見
『日本の文様 第三集 半襟 草花篇』(青幻舎)
『日本の文様 第四集 半襟 文様篇』(青幻舎)
http://www.seigensha.com/...(内容が見られます)
http://www.seigensha.com/...

2004.3.3 [水] 8:39 pm

今日は桃の節供。

今年の収穫は雛人形の左右の謎がきちんと頭の中で整理できたこと。私自身は京雛と同じ立ち位置(向かって左姫)がしっくりくる。だから、相方はゲイピアス...。というのはこじつけで、実は右耳からピアスを開けたら痛くて左耳は開けなかったのだそうだ。おかげで男子トイレで声をかけられたりしたとか しなかったとか。

フーさんの日記の早春賦にも反応。私は最近『日本唱歌集』を読んでいる。読んでいて気が付いたことが一つ。菜の花には青麦がつきものらしい。黄と青が対となり、菜の花と唄えば青き麦と追いかける。そんなわけで、桃と菜の花と青麦を飾ってみた。部屋がすこしだけ雛祭りらしくなった。

画像は菜の花+青麦+チューリップ

2004.3.1 [月] 8:44 pm

雪混じりの雨の中、みなこ邸へ赴く。
約1ヶ月ぶりに会う赤ちゃんは、人間らしい顔つきになってた。
抱かせてもらうと重みが腕に伝わってくる。
1ヶ月の間に随分成長したのねぇ。

2004.2.29 [日] 4:27 pm

いざ館山へ。

今日は斉藤さんのお父様は外出されているということで、息子さんが迎えてくださった。織っているところを見せていただいて、まず機のユニークさに驚いた。杼(ひ)は手で投げるのではなく、機に組み込まれた糸を引くと杼が自動的に動いてくれる。故・柳悦孝氏が女子美で考案された「バッタン」という機なのだそうだ。この機は良く考えられていて、経糸に負担がかからないようにもなっているという。

矢車附子やコチニールなどの染料も見せていただく。科学染料を使っているという赤も、自然染料を重ねて、他の色と馴染む色合いになっていた。藍で染める色は6種類(瓶覗き—上紺のグラデーション)だけれど、縞によって少し染め色を変える事もあると仰っていた。

糸のことも質問。80番手はエジプト綿、60番手はエジプト綿と米綿の混紡、42番手は米綿(べいめん)を使っている。エジプト綿は繊維が長いので糸を細く紡げるのだそうだ。染められる前の80番手の糸は少し茶がかって、光沢が美しい。そして何を訊いても隠したり誤魔化したりすることなく教えてくださる斉藤さんのお人柄にも感動してしまった。

地中に埋められた藍甕も見せていただいた。藍を染める作業は風のない晴れた日に行うことが多く、特に冬の乾燥した日が向いているという。なぜ風がない日が良いかというと、館山は海が近いので潮風の塩分で色が変化してしまうからだそうだ。気圧によっても染めあがりは変わる。染められた色は、その日のその時間の自然によって決まってくるのだ。

さて、恋した反物は私を待っていてくれたので、近いうちに木綿の着物が1枚増えそうだ。染められた時の自然がうつされた藍色の唐桟。これから更に時間をかけて良い色に育てたいな。

画像左:今日の着物(藍色の帯締めをおろした)
画像右:今日のてぬぐい(花喰鳥)

(カメラを忘れてしまった為に館山の画像はありません...)

2004.2.25 [水] 9:18 pm

仕事を終えてから、会社の前にあるタリーズ(スタバボイコット中http://palestine-heiwa.org/...)へココアを買いに行った。なんと大学の先輩がその店で働いていた。その先輩とはキャンパスで3回程度話しただけなのに。向こうから話し掛けてくれたのだけれど、よく私がわかったなあ。

ココアを飲み終えた後はKバレエカンパニーの公演を1幕だけ観た。幕間に帰ろうと館内を歩いていると犬子さんhttp://www.kanshin.jp/...がペリエを持って歩いているではないの!びっくりー。犬子さんもバレエを観にきたのだそうだ。「2幕が面白いのに」と犬子さんとお母様に言われ、後ろ髪引かれながらも帰宅。

今日は「ばったりびっくり」な1日だった。

2004.2.24 [火] 11:17 pm

日曜日に館山唐桟の斉藤家へ訪う事になった。OZONEで見た、経と緯に白い糸が少しづつ入った青い縞、あの白の入り具合に心が動いた。恋してしまった。というわけで、日曜は念願の館山。楽しみ!

画像左:ミケランジェロの天地創造の様な枝ぶり
画像中:昨日の湯島の白梅
画像右:この季節に活躍の梅の小銭入れ

2004.2.23 [月] 10:03 pm

梅といったら菅原道真公でしょう!と、道真公が祀られた湯島天神へと梅見にでかけた。境内に入ると白梅の匂いが迎えてくれた。小さな神社なので、梅の木は少なかったけれど、花は盛り。梅の香を存分に楽しむことが出来る。目を閉じてしばしの間、梅を楽しんだ。

牛を撫でて、天神さんを後にする。向かうは道明http://www.kanshin.jp/...。湯島天神からは歩いて5分もかからない。

店内は写真で見慣れた風景。そこに自分がいると思うと、少し不思議な気分になる。ずらりと並んだ帯締めの中ですぐに青系の濃い色に目が行った。冠組の縹色と藍色を手にとったが、より濃色の藍に決める。もっと悩むかと思ったのだけれど、すんなり決まってしまった。

『家庭画報』に掲載されていた雪華紋様下緒が素敵だったと伝えたところ、「あれも帯締めにできます」と教えていただいた。ただ、雪の結晶柄ひとつにつき数萬円するのだそうで、お値段は張りそう。いつか誂えることができたらなあ。

名前をいれるのも同じで、難しい文字は少し値が張り、一文字幾らという事になるのだそうだ。漢字でも平仮名でも組むことができるけれど、どちらが奇麗に仕上がるかは名前によって違う。私の名前は画数が多いので、平仮名になりそうだ。

帰りに近所の呉服屋さんにも寄り道をする。ウィンドウに飾ってあった都城の大島紬をみせていただいた。椎と五倍子で染められた淡い色の大島。ポツ絣が縞状に並んでいる。あー。体にあてたら離せなくなりそう。他にも大島を見せていただいたけれど、やっぱりその大島が一番好きだった。

さて、誕生祝いの伝言をくださったみなさま有難うございました。暖かい言葉に感激至極。

画像左:梅の匂いを移そうと おろした帯+綿薩摩
画像中:湯島天神
画像左:藍色の帯締

2004.2.22 [日] 6:52 pm

午後過ぎになか志まやhttp://www.kanshin.jp/...へ伺う。仕立てあがりの着物は既に縁組が決まってしまったものばかりで、やっぱり初日に行かないと駄目なのだと実感したのだった。中島さんの私物だという柴崎さんデザインの烏の浴衣が素敵だった〜。縞の唐桟に染めてあって、黒い烏が渋い。烏柄を見てしょうさんの日記を思い出し、八咫烏や金烏の話などをする。烏って意外に縁起が良いのよね。

せっかく伺ったので、自分への誕生日プレゼントの意味もこめて保多織の半襟(一衣舎製)を頂戴した。一衣舎さんで見せていただいた時から気になっていたので丁度良かった。

銀座へ移動して銀座もとじのSALE。菱一の襦袢と、岡重の貝殻柄の襦袢が気になった。ブルーグレーの千筋江戸小紋着尺も、あててみたらすごく良かった。淡い寒色ってどうしてこんなに魅力的なのか。困った困った。

伊勢型は1枚の型紙で100枚以上染められるものだと思っていたら、さにあらず。染められる小紋は20枚もないのだそうだ。これには驚いた。

さて、今日は誕生日だった。また1年、素敵に年をとることができるようにと祈る。

(画像は友人から届いたカード。ありがとう。)

2004.2.20 [金] 11:47 pm

本屋で立ち読み+買い物。

『日本の美術 No.453 染織品の修理』(至文堂)http://www.maruzen.co.jp/...
大学時代によく読んだ雑誌だったこともあって、手にとる。学芸員の資格を取得しなかった私には、珍しい話ばかりだった。修理に使用する絹糸は日本の原種に近い繭「小石丸」からつくるのだそうだ。当然ながら、品種改良された繭より小さい。

『美しいキモノ』2004年春号( アシェット婦人画報社)
今日が発売日だったのね。巻頭特集では『日本の美術』に掲載されていた小袖の写真も...。復元の過程を少しでも知っていると、小袖の写真を見る面白さが増す。型絵染めと長襦袢の頁も気になった。

『別冊和楽』(小学館)http://www.kanshin.jp/...
江戸小紋にうっとり。地機の無地結城も気になった。

2004.2.16 [月] 10:03 pm

会社に出入りしているクリーニング屋さんに「シミ抜きに使う白い粉と言われたら何だと思います?」と訊かれる。TVで京都のクリーニング店が「タンパク質を分解する白い粉、企業秘密です」と言っており、その粉の正体が気になって仕様がないらしい。

その粉のヒントは
・45度くらいの湯に溶いて使う
・普通のクリーニング店では使わない
・タンパク質を分解する
・偶然水に落として、シミ抜きに使えると発見した
・生地をいためない

「うぐいすの粉?...いや、パパイヤ?」。
とりあえずその2つの名前を挙げておいたけれど、私も答えが気になる。

2004.2.14 [土] 2:19 am

京友禅のTV番組で、着物を表装した襖が紹介されていた。投扇の扇や 伏籠にかけられ香を焚きしめている着物の部分に、古い友禅が組み込まれている。この目で見てみたい!と、ネットで検索。どうやら一般公開されているらしいことをしるhttp://www.kodaiyuzen.co.jp/...。京都、行かなきゃ。

襖と云えば、私はずっと襖を「からかみ」と呼んでいた。唐紙ではない襖も私にとっては「からかみ」だった。母がそう呼んでいたせいだ。襖ばかりか障子までも からかみだった気がする。からからと横に引く扉は みな区別なく、からかみと呼んだ。情緒もへったくれもない。

障子の紙をはりかえる手伝いは好きだった。その日ばかりは堂々と障子紙を破くことが出来たから。糊を塗るために障子が外され広間に寝かされると、部屋の仕切りがなくなる。そうして広くなった部屋は風通しが良くて新鮮な気持ちがした。寝かされた障子も、木で組まれたただの格子のようになり、新鮮に映る。その新鮮さがまた障子のはりかえが好きな理由となった。

今の部屋には障子がないのはすこし寂しい。いつか障子のある部屋に住みたいなあ。

さて、伊佐ホームズ駒沢 ギャラリー櫟 http://www.isahomes.co.jp/ で3月に田島隆夫展が催されるようす。これも観に行きたいところ。

2004.2.12 [木] 11:25 pm

こへさんのHPに紹介してあった似顔絵作成サイトhttp://www.abi-station.com/...でぴこっとな。

たしかに5女http://www.tbs.co.jp/...にも似ている。

2004.2.9 [月] 5:14 pm

お花を活けなおす。「お花を大切に」という言葉を思い出しながら、桜の芽が落ちないよう気をつけた。桜もアイリスも昨日より開いているのがわかる。2月になると、少しづつ草花が芽ぐむ。如月という言葉は萌揺月(きさゆらづき)からなったともきく。そんな季節に活花を始めることができて良かったな。私も奇麗に花を咲かせることが出来ますように。

さて、活花。花瓶に投げ入れると、どうしても扇状になってしまう。単調なところに目をつむれば別に扇状でも良いような気もするのだけれど。駄目かしら。

お花を活けてひといき。KWになった落語協会インターネット放送http://www.kanshin.jp/...を観た。「くしゃみ講釈」で スル=アタル という話をしていた(あたりめ、髭をあたる 等)。これと似たような話で コン は 来ん に繋がるので「こんにちは」は縁起が悪い。興行業では挨拶は必ず「おはようございます」なんて話があった。げんを担ぐ言葉には面白いものが多い。日本語って遊びがあるなあ。

2004.2.8 [日] 10:04 pm

活花 初体験の日。

お花は啓翁桜とアイリスに、花器は水盤(+剣山)にしてみた。まずは見様見真似で活けてみるが、空間が2つに分断されてしまう。しょうさんのアドバイスで2つの空間を繋げる一枝を投入してみると、不思議と一体感がでた。たかが一枝されど一枝。

指摘されて気づいたけれど、似たような流れの枝も2〜3本ある。そうか、同じような流れがいくつもあるからすっきりしないのね。指摘された点をどうにか活け直し、なんとか形となった。花を美しく見せながら空間を構成するのは、思うより難しい。

お花の後は、さっぱり美味しい豚しゃぶだった。ビールをちょっと飲んで酔っ払い気分。

家に帰ってお花を花瓶に移した。活けかえるのはまた明日にしよう。ビールを飲むと眠くなる。

2004.2.4 [水] 10:09 pm

昨日は、一人で黙ってまるかぶり。初めて京都で迎えた節分会の時は、「家族で恵方を向き、黙ったまま太巻きをまるかぶりする」という説明を、冗談とばかりに思ったのだけれど...。

NHK趣味悠々「香りを楽しもう」http://www.nhk.or.jp/...(毎週水曜)という番組を見た。リリコさんの日記を読んで、香道体験にも興味が湧いていたのでグッドタイミング。初回の今日は匂い袋づくりだった。誰が袖型の匂い袋を見た講師のかたが「(和歌でも)誰が袖といえば梅ですね」と一言。おお!そう言われてみればそうだと膝を打つ思いがした。

和歌の時代からぐっと時代はさがるけれど、江戸時代の梅見では梅の匂いをうつそうと、新しい着物ででかけたそうだ。どの時代の人も梅の匂いを袖にうつして楽しんでいたのね。

2004.2.2 [月] 5:56 pm

玄関の鍵が開かなくなって、朝からおおわらわ。12時近くになってようやく鍵を開けることができ、急いで太田屋さんへ向かう。

浜町の駅で いかつい体躯にザンバラ髪の着物の男性とすれ違った。一瞬「明治座?」と思ったけれど、すれ違う時に仄かに鬢付け油の匂いがして、はっとした。そういえば荒磯部屋が近くにあったんだ。(荒磯部屋は荒仁という力士さんがいる部屋)

太田屋さんではお願いしていた麻絽の襦袢を引き取り、ウールの着物を預けてきた。ご主人の見事な手さばき(しみ抜き)も拝見させていただいた。

そのあと青山で化粧品を買い、薬局で体脂肪を計測した。体脂肪が11パーセントから14.3パーセントへ増えていた。わーい。指もむちむちしてきたもんねえ。体脂肪率に喜びながら根津美術館方面へ向かった。美術館で「能面-序破急、そして華-」http://www.nezu-muse.or.jp/...を観ようと思ったのだけれど月曜休館。寒い中、美術館の正面まで来て閉館だった時の落ち込みようといったらない。がっくり。2/22まで開催されているのでまた来よう。

銀座へ移動して、型絵染めの帯めぐり。色々なお店へ行ってみた。見たものの中で作者のお名前を覚えているのは、佐藤圭子さん、 板倉眞理子さん、岡本紘子さん、森田麻里さん。同じ方のものでも雰囲気が違ったりして面白い。そして、たくさんのものを見てからでないと買い物は出来ないなと思った。たくさん見ているうちに自分の好みが見えてくる。

築添純子さんの着尺も見た。触らせてもらったのだけれど、なんとも形容し難い張りとしなやかさがあった。あれが本当に木綿なのかと思う。見て感動、触って感動。

今日見たものはとても手が出せる値段じゃないけれど、足があるうちに帰ろうと思った。じゃないと歩いて帰れないからね。

帰りしな、肺の中まで届くほど、梅の匂いがした。うん、良い匂い。
(画像は2月のカレンダー)

2004.1.31 [土] 0:40 am

仕事帰りの電車のなか、向かいの席に座ったおじい様がご自分の脈を脈を計っている。見ているこちらは「具合が悪いのー?大丈夫かなー?ひえーん」と心配でたまらない。しばらくのちに、鞄から『安芸乃島』と書かれた小冊子を出して読み始めたので、こちらも一安心。安芸乃島の断髪式を観て脈が乱れたのかしら?

私も、お相撲見たいなあ。5月に行ってみようかな。

2004.1.25 [日] 8:35 pm

新年会に行けず、残念。
葉山の夕焼けが見たかったなあ。

2004.1.24 [土] 5:46 pm

今日も今日とて千疋屋ギャラリー。昨日見た作品をもう一度見ようと思って足を運んだ。その品とは、今回はご縁がなかったけれど、いつかご縁がありますように。

その後、千疋屋でフルーツサンドを食べて帰宅。帰り道、誕生日ケーキも忘れず買って帰る。

2004.1.23 [金] 0:28 pm

格子の着物に絞りの羽織で、みなこさんのお見舞いへ。母子ともに元気そう。生まれて2日の赤ちゃんは不思議な存在だった。赤ちゃんはすべてが真新しいなあ。(画像は「こんにちはー」という感じで)

その後、千疋屋ギャラリーhttp://www.senbikiya.co.jp/...で第77回国展国画会工芸部受賞作家展を見た。そこで素敵な型絵染めの作品を発見。作者の名前を見ると、前にも良いなと思った方だった。

帰りにOZONE布づくし・展http://www.kanshin.jp/...にも寄った。天井から吊るされた布が、空調の風を受けてでゆらゆらと揺れてうつくしい。照明の具合によっては逆光の布を楽しむことも出来る。布を透かすと織り目がよく見えて、その美しさにまた打たれてしまう。

愛知の知多で木綿の織物を織っているグループがあるようだ。知多木綿と関係があるのかな?

木綿の風通織絣や、伊那紬も良いな(ギャグではないの)。館山唐桟は3点とも素敵だったけれど、特に緯糸に所々白い色が入った着尺が素敵だった。あれもこれも素敵で、見ているうちに頭が飽和状態になってしまう。

布をたくさん見た1日だった。

2004.1.19 [月] 9:14 pm

昨日のことで書き忘れたことをひとつ。きものサロンの特集「柳宗悦の美を受け継ぐものたち」にでた作家の方で合成繊維ビニロンの染めをしていた人が多いことを、謎に思っていた。そのビニロンの発明を祝う板画「美尼羅牟頌板画柵」(びにろんしょうはんがさく)が棟方氏の作品にあった。どういうことかと説明を読むと、ビニロンを発明した倉敷レイヨン(現在のクラレ)の大原社長との交友関係からうまれた作品だという。その社長というのは倉敷にある大原美術館の館長でもあり、調べると 彼と彼の息子さん2代に渡って民藝運動を支援したらしい。なるほど。

今日は新宿へコンタクトを買いに出かけた。先週末に伊勢丹で見た素敵な反物はもう売れてしまっていた。もっとじっくり見ておけば良かったー。

2004.1.18 [日] 10:10 pm

かずさんと渋谷で待ち合わせ。私は風邪気味と寝坊のために洋服。一応半襟かけはしていたのだけど、駄目だなあ。

行き先は棟方志功展。作品には文字が描かれたものが多かった。川上澄生http://www.city.kanuma.tochigi.jp/...という版画家の影響を受け、詩と絵が一体となった作品を生み出すようになったのだそうだ。そして仏教色の濃さは想像以上だった。観ているうちに仏教についても色々と勉強してみたくなる。ちょこちょこ本を読んでも、たまに思い出さないと忘れてしまうのよねえ。一度覚えたことは一生忘れない仕組みになっていれば良いのに。

吉井勇の「かにかくに〜」の句の作品は意外だったし、還暦の時の作品は微笑ましかった。

その後、竜田野でご飯を食べておしゃべり。私が歌舞伎や文楽や能、狂言も少しづつ見ていきたいなあと言ったら、寄席も良いよということに。かずさんのはからいで新宿末広亭へ急遽向かうことになった。わーい。

おやつを買って、道を訊きつつ、到着。17時から21時まで笑ったり 感心したり 買ったおやつを食べたり、4時間を充分に楽しんだ。新宿だったら近いし、またすぐに行ってしまいそう。

2004.1.15 [木] 11:15 pm

小正月らしいことは何もなかった。小豆粥もなし。どんど焼きは、子どもの頃に母とよく行った。私の中ではどんど焼きと餅花はセットになっている。母が「どんど焼きでは餅花と正月飾りを焼くのよ」と言っていたからだ。そのおかげで、餅花はお正月に飾るものだと思っていたけれど、小正月に飾るものなのね。母は間違えて私に教えたようだ。うちでは鏡開きも15日だった。

母が言っていたことで最近思い出したことがもう一つある。「大学の時、染料は何グラム(?)混ぜるべきか考えなさいという宿題がでて、クラスで一番成績が良い子に訊きに行った」という話。聞いた当時は面白おかしい話と思っていたが、今は興味深い。どのような色を組み合わせればきれいな色が出るか、きれいに染まる染料の割合を宿題に出しているのだろう。当たり前かもしれないが、やみくもに染めているわけではないのだな。

会社の懇親会を早々に抜け出して、東急東横店の職人展へ行ってみた。一番心惹かれたものhttp://www.kanshin.com/...は既に2本も持っていた。ガラスペンは万年筆より書き味が良いのでお気に入り。

---今日のメモ---
福助は実在の人物。ベラボーも人の名。(『大江戸観光』より)

2004.1.14 [水] 9:14 pm

吐く息が熱い。咽喉が痛い。風邪だ。

仕事帰りに伊勢丹に寄ると日本デザイナーのクリエーション展http://www.kanshin.jp/...が開催されていた。あけずば織を見ることができて良かった。布の向こうが透過して見える。こんなに細い糸をどうやって機にかけるのだろう。重力に負けず、空気の抵抗にあう。布がふうわりと動く。自然のもので染められた色も美しい。媒染には珊瑚を砕いた石灰も使うのだと本で読んだ。これもまた土地の色なのだな。

6階催事場の京都展へも行った。塩野屋さんで面白い薄物(ネリ?なんとか?織)を見せてもらった。一見、銘仙のようなのだけれど銘仙よりも絣が細かく、透けている。大胆な蝶や更紗風の柄などもあり、ちょっと値は張るけれど塵除けコートにしたらお洒落だろうなあ。

去年、京都で食べ損ねたヤオイソのフルーツサンドを買って帰る。フルーツサンド、大好き。

「飯炊き女」の話題にのってひとつ。うちの彼はトラックの運転手と喧嘩して「呑百姓めが!」と罵られたらしい。そんな喧嘩はしないでほしい。

そうそう。昨晩、足袋を履いて寝ていたのだが、熱がでて気持ち悪くなり脱ぎたくなった。
私「こはぜー。こはぜをー外してー。」
彼「何それ?」
私「こはぜも知らないの?」
彼「いや、知っている。俺は足袋を履いていた。」
私「そうか。剣道部だったのよね。」
彼「いや、現場仕事。」
私「足袋は力王?」
彼「よく知ってるなあ。」

地下足袋にもこはぜがあるとは知らなかったよ。

2004.1.13 [火] 6:43 pm

風邪の体を押しつつ、銀座へ出向く。まずは銀座たくみへ。全国の民藝品に囲まれて小旅行気分。階段には鳥取民藝美術館で見たものにそっくりな行灯があり、産地を見るとやはり鳥取とあった。2階には嶋田悦子氏の弓ヶ浜絣などが展示販売されていた。その反物が気になってじっと眺めてしまった。絵絣はやはりお高いよう。せっかく来たのだからなにか記念(?)にと、芹沢�C介氏の型絵が施された卓上カレンダーを購入し、店を後にした。今年もカレンダーに負けないくらい素敵な1年になりますように。

次は伊勢由。想像よりも入りやすいお店だった。根付.帯留め.りんごの帯揚げ.蝶のワンポイント柄足袋などの小物が可愛らしかった。それらをぐっと我慢して、目的の品を購入。可愛らしくて大満足。

最後に和織に寄った。秦荘紬(はたしょうつむぎ)をたくさん見せていただいた。近江上布の技法を絹に転用したのが秦荘紬なのだそうだ。秦荘紬の藍色はさっぱりしている。藍を建てるときに入れる灰が違うのだと聞いた。琵琶湖に棲む貝を信楽焼きの釜で焼いて灰にし、藍建てに使うとさっぱりした色に仕上がる。藍にも地方色がでるのだな。

今年は夏の帯と羽織が欲しいですと、アピールして帰る。帰った頃には風邪が悪化していた。うーん。

2004.1.11 [日] 11:29 pm

髪を染めて真っ黒。
髪を切ってさっぱり。

さて着物のときにはどうしようか。今までのようには結べない。

2004.1.10 [土] 11:54 pm

学生の頃、8年間ばかりTVがない生活を経験した。ゆえに大河ドラマや時代劇にも縁がなかった。時代物といえば、最近になって「お江戸でござる」を気が向いたときに見るくらいだろうか。

そんなわけで私は江戸時代の知識には明るくない。(時代劇や大河ドラマの殆どが江戸時代だというのは知っている。時代考証が比較的 楽だからだ。珍しく「NHK大河ドラマ 北条時宗」が13Cを舞台としているけれど、その時代考証のいい加減さには杉山正明氏も首をひねっていた。)以前の日記に書いたように「粋」というのもよくわかっていないし、きっと江戸についての基本的な知識も備えていない(と思う)。

だからだろうか、『お江戸風流さんぽ道』は頁をめくる度に今まで知らなかった江戸を垣間見ることができた。江戸時代の行事、娯楽、暮らし、町、そして心意気。

以前にお志津さんに借りた杉浦漫画も面白かったなぁ。未読のものも読んでみたくなってきた。

2004.1.9 [金] 9:28 pm

ポストを見ると思いがけず年賀状が1枚入っていた。なんと漫画家 鈴木志保さんからの手書きの年賀状だ。鉛筆で描かれたタバコに感涙する。宛名まで手書きだ。この人のこういうところが好きなのだよなあ。

さて私の年賀状は松の内を過ぎてから届いたらしい。新年早々申し訳ない。

2004.1.8 [木] 8:32 pm

東急東横店の「加賀百万石の観光と物産展」へ行ってきた。輪島塗の棗がうつくしくて目を奪われた。牛首紬の売り場も覗き見て、帰路につく。

今日は『大江戸観光』(杉浦日菜子著)を購入。

2004.1.7 [水] 9:21 pm

東急本店の「棟方志功と民芸の作家たち/知られざる棟方志功」展を観る。健康的な美しさは心を打つ。観ているだけで元気になる。難を言えば値段が健康的ではないということくらいか。買うわけではないから良いのだけれど。

本屋では『もめんで楽しむおしゃれ着物』を立ち読み。気になっていた真岡木綿についても少しだけれど触れられおり、益々興味が湧いた。真岡市は結城市が近いために、結城の影響を受けたのだそうだ。そういえば『手仕事の日本』(柳 宗悦著)には「結城は茨城県にある土地の名でありますが、そこはむしろ取引する町で、織るのは川向うの栃木県に属する絹村でなされます」とあった。絹村は今の小山市。

真岡木綿については他にも少しばかり調べたので、忘れないように書いておこう。2003/07/05の日記に書いたように益子の藍染め作家のかたが栽培しているという事。浴衣地で有名な岡木綿は三河でつくられた真岡木綿の模造品である事。現在は保存振興会が中心となって復興に努めているという事。

東京からそう遠くはない。真岡、益子、結城を巡る旅行も良いなあと空想する。あまりにも焦がれすぎて、ついつい栃木県の組紐(帯締め)を購入してしまった。

夕飯は七草粥。
今年は笑う門松は東急本店でしか見かけなかった。
うちの会社の門松は縦に割れていた...。

2004.1.5 [月] 7:06 pm

新宿京王百貨店の新春おんな職人40人展http://www.kanshin.jp/...に足を運ぶ。お目当ては向島のめうがやさん。試履しサイズを確かめてから、綿紬の山葵色と水色(23.5cm)を注文した。これでようやく自分の足にぴったりの足袋を手に入れることが出来る。

京王百貨店の後は、みなこさん宅へお邪魔した。みなこさんお手製甘味をいただき、新年から甘いものに浸る。幸せー。帯留めの材料も頂いて、色々と作る。

帰り道、蝋梅の匂いが夕闇に溶けて鼻先をくすぐった。春は少しづつ、冬に紛れながらやってくる。

2004.1.4 [日] 10:50 pm

一日、本を読んで過ごした。『日本の色を染める』(吉岡幸雄著 岩波新書)を再読し、『お江戸風流さんぽ道』(杉浦日向子編著 世界文化社)『染と織のある暮らし』(太陽編集部編 平凡社)に目を通す。

『日本の色を染める』は忘れている部分も多々あった。読んだ内容を忘れてしまうなんて学生時代は考えられないことだったけれど、私の記憶力も寄せる年端には勝てないようす。読書ノートの要性を感じる。

杉浦氏の本は、とても読みやすかった。これを機に江戸についても何冊か本を読んでみようか。江戸開府401年目(401kみたいね)。心がにわかに江戸へ傾いた。

『染と織のある暮らし』は、さすが太陽編集部編。館山の唐桟 田島拓雄氏の地機織 染司よしおかの自然染など本を読む前から気になっていたものは勿論、この本で初めて知った 滋賀の木綿織(築添純子氏)や、愛媛の挽き糸紬(志村明氏)、島根の出西織-しゅっさいおり-(多々納桂子氏)も素敵だった。どれも写真と文章から布の息遣いが聞こえてきそうなものばかり。巻末の「いい布に出会えるショップ」「着物と布の素朴なギモン」「全国染織マップ」にもためになる情報が盛りだくさん。気になる部分にポストイットを貼り付けていたら、ポストイットだらけの本になってしまった。

気になっている本も2冊ある。『もめんで楽しむおしゃれ着物』http://www.kanshin.jp/...と『日本の自然布』http://www.kanshin.jp/...は、近所の本屋にはなかった。明日、新宿の本屋に行って探してみよう。

2004.1.3 [土] 0:12 am

とあるCM。「涙がとどめなく流れます!」と言っているではないか。「とめどない」ではないの?

■とどめ 【止め】
息の根を止めること。
「—の一撃を加える」

■とど・める
その状態のまま残す。
「原形を—・めないほどのこわれ方」

■とめど【止め処】
とどまる所。終わり。限り。際限。
「とめど(も)ない」「とめどがない」の形で用いる。
「—なくしゃべり続ける」「いつまで見ていても—がない」

(以上 goo辞書より抜粋)

日本語というのは1語くらいひっくり返っても、意味を推し量って聞く事ができる。それが良いか悪いかは判断つきかねるのだが、私自身は少しでも美しい日本語を話せるようにはなりたい。

去年のニュースを思い出した。100年前の日本人の声を録音したロウ管が発見されたというニュースだ。http://kiemon.hp.infoseek.co.jp/...大学教授の寄せたコメントに「現代の東京ことばとの共通点の多さに、むしろ驚かされる」とある。1語ひっくり返って意味が変わってしまっても通じる日本語、幾星霜を経ても変わらない日本語。変わっているのか、変わらないのか。日本語はおもしろい。

2004.1.2 [金] 8:09 pm

仕事帰りに新宿伊勢丹に寄った。お正月はどの店も休めば良いとは思いつつも、開店しているとついつい寄ってしまう。

伊勢丹は着物一色に染まっていた!ザ・ステージにも正面階段にも 振袖姿のマネキンが立っている。ポスター写真も振袖姿の可愛い女性。たくさんの人が足を止めて着物に見入っていた。

さて、洋服も一通り見てまわろうと思ったのが大間違い。sale会場に踏み込んでしまった。靴を履き...ワンピースやトップスを見て...。でも買わなかった!今日の分は着物貯金にまわそう。

(画像は今年のきなこ)

2004.1.1 [木] 10:36 pm

頌春

今年はタクシーの中で新年を迎えた。年明けはミレナリオを鑑賞した。神戸ルミナリエが好きだった私としては「ルミナリエは復興の光。ミレナリオは一体何なのよー。かたちだけでしょー。」とミレナリオを馬鹿にしていたが、実際に見てしまうと夜景好きの私はやっぱり骨抜きにされてしまった。負けた。江戸切子をイメージしたということで、青が基調の清々しい電飾がうつくしかった。着ていったものはウールのアンサンブル+木綿名古屋。

朝は、ゆっくり起きた。お雑煮やきなこや練り胡麻を和えた餅を頂いてのんびりする。明日からはまた仕事だー!

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