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2003.12.31 [水] 8:10 pm

おおつごもり!でも今日の月齢は7らしい。(かずさんと同じようなことを考えていた...。)

今日で仕事納め。帰りにお雑煮の材料を買って帰宅する。丸餅と柚子が売り切れていたので、切り餅と三つ葉を代わりに買った。私のお雑煮は関東風に丸餅+大根という変ったもの。理由はお餅を焼くのが好きではないから。京都にいる頃はお雑煮のために白朮火をもらって(途中で消すので、かたちだけ)きたりもした。

変わったことといえば年越し蕎麦はうどんに変更した。返したくないような借金はないし、江戸っ子でもない。蕎麦に未練はないのよ。

来年は私にも、皆様にも良い年でありますように。

2003.12.27 [土] 9:03 pm

今年も年末年始は仕事だ。忙しいのはありがたいのだけれど、利益のために初商いを前倒しする最近の傾向はいただけない。

お正月といえば、竹久夢二の羽子板が竹久夢二美術館にて公開される。http://www.sankei.co.jp/...記事には、京都に移り住んだ夢二が「京都にももっと羽子板を愛する人があってもいいと感じた」と展示会の案内に書いたとある。そう言われると羽子板には歌舞伎の貼絵が施されていたり、なんだか江戸らしい。日本全国郷土玩具バーチャルミュージアムのHPhttp://web.kyoto-inet.or.jp/...を見れば、東京都郷土玩具ガイドにも愛宕神社の羽子板が載っている。では京都の郷土玩具は何であろうか?翻って京都の郷土玩具を見れば「蘇民将来」とあった。これは八坂神社で授かることができる 古い形のお守りだ。八坂神社で祭られているのは素戔嗚尊(スサノオノミコト)と櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)。その素戔嗚尊が蘇民将来(ソミンショウライ)という貧しいひとの家に泊めてもらった時、子々孫々までの幸福を約束したという。そうして「蘇民将来之子孫也」と書かれた札を軒先に下げれば全ての悪いことは去り幸福が訪れるというお守りがうまれた。木製の六角柱に「蘇民将来之子孫也」と書かれていて、見た目にも美しい。12年かけて干支一回り集める人もいるのだという。

そうそう。巫女のバイトをして初めて知ったのだがお守りには有効期限がある。1年で納札するものもあるし、願いが叶うまで有効なものもある。授かる時にはきちんと訊いておかないといけない。

そうは言っても今年は初詣に行けるかどうか...。正月は神社へ詣でたり、初日の出を拝んだりして、年の始まりをじんわり感じていたいのになあ。

2003.12.25 [木] 7:20 pm

事務所の大掃除は今日だった...。そして今日も最後まで掃除をしていた。「今年もか」と心配されたのか、早々と片付け終えた人達が様子を覗きにやってくる。鈍間なのよ!許して!

掃除中、冷蔵庫の裏にすすわたりを見た。本当に生き物のよう。

帰り際、友人からPHSにメールが届く。「アデステ・フィデレスがカラオケに入ってない!」という内容。「邦題は 来たれ友よ だよ」と返信する。それでもカラオケには入っていないか...。教会に行って歌うのが最善かもしれない。かくいう私はハレルヤ(ヘンデルのメサイア)が歌いたくて仕方がない。これはコーラスサークルに入るべき?

---今日知ったことメモ---
伊予絣(愛媛)のお城の柄は松山城。
山陰地方の絣は、地厚で染めが堅牢。

2003.12.24 [水] 7:46 pm

小森袋物店から七寸籠が届く。
今日は奇しくもクリスマス・イヴ。
自分へのプレゼントのような形になってしまった。

2003.12.23 [火] 11:35 pm

今日と明日は会社の大掃除。入社して3度目の年末だけれど、毎年思う「掃除に完成なし」。うまく時間配分ができなくて、いつも最後まで掃除をしている気がする。去年はブラインドを拭き始めたらきりがなく、残業までしてしまった。今年こそは割り切って掃除するぞ!

2003.12.22 [月] 8:21 pm

今日は冬至。
柚子をひとつ買って柚子湯に浸かる。
南瓜は今年は食べなかった。

明日からは一陽来復。
とは言え、寒さはこれからが本番だ。

2003.12.21 [日] 4:14 pm

東京都写真美術館へ赴く。セバスチャン・サルガドの「ESSAYS展」とファミコン誕生20周年「レベルX展」を観た。

サルガドの写真は去年の「EXODUS展」と比べると展示品数が極端に少なかったが、私の消化能力を考えると少ないほうが良かったのかもしれない。

「レベルX展」では懐かしいソフトの数々に小学生の頃を思い出した。周りの一般客が次々と昔話を始めるのも可笑しかった。

2003.12.19 [金] 10:32 pm

『手仕事の日本』、今日は甲州の段落を読んだ。印傳革が、読んで字の如く「印度から傳わった革細工」というのは知っていた。しかし、革をなめし燻して模様をつけたものが印傳で、漆を置くのはバリエーションのひとつに過ぎないとは知らなかった。漆置きまでして初めて印傳だと思っていたのに...。

今日は待っていたものが手元に届いた。寄木細工のかんざし。5月に箱根に行ったときから気になっていたものを、ようやく注文したのだ。箱根は小学から中学校時代を過ごした場所。また思い入れある土地の品を手にする事が出来た。

ちいさな頃は「両親が東京出身の私には故郷がない」と思っていたけれど、知らない間に色々な土地に住み、係わり合いができ、愛する故郷ができている。うれしいことだと思う。もちろん、東京も好きな土地のひとつだ。

2003.12.15 [月] 4:56 pm

ウールのアンサンブルでお出かけ。この1年もこの着物にお世話になった。ウールのアンサンブルは羽織の組み合わせを考えなくても良いし、なにより気負わずに済むのが嬉しい。髪型はかずさん風に。三つ編みを巻いてUピンで留めた。

今日は予定通り「10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」http://www.nikkatsu.com/...を観た。個人的には「ライフライン」「失われた一万年」の2本が好ましかった。逆に「結婚は10分で決める」と「夢幻百花」はピンとこない。「女優のブレイクタイム」もキャスティング頼りに思え、もうひとつ。とは言え、全体的にはもう1度観に行ってもよいと思える映画だった。写真美術館は...月曜休館。今度の日曜にでも出直そう。

恵比寿を後にし、渋谷のCRAFT SPACE わ http://www.craftspace-wa.com/ へ行く。目当ては柚木沙弥郎氏の布。『きものサロン』03'秋号「芹沢�C介にはじまる美の伝承者たち」の特集で作品を見てからずっと気になっていた。(03'-04'冬号の半巾特集にも木綿布が掲載。)お店にはHPに載っているものだけではなく、色々な柄の布や鞄があった。来年4月にはギャラリーTOMにて柚木沙弥郎展が開催されるのだそうだ。忘れないようにしなければ。

帰り道、駅で面白い光景に遭遇した。おばさまが2人で「あら、あなたどこかでお会いしたことあるわよね」「ああ。えーっと。おひさしぶりねえ。どちらでお会いしたかしら?」2人で、ううんううんと悩んでいる。本当に会ったことがあるのだろうか?おれおれ詐欺?

---今日知ったことメモ---
・七厘(七輪)の名前は「炭の代 七厘で済む」からきた。(『手仕事の日本』より)
・弓浜絣の茶の絣は科学染料。
ただし濃い茶の場合は経緯どちらかの糸に本藍の染料が使ってある。

2003.12.13 [土] 9:07 pm

映画のチケットを雑誌に挟んだまま捨ててしまったことに気づく。これでディートリッヒの頬の窪みを拝むのはDVDになってしまうのか...。(観られないこともないのだけどね。)代わりに(?)今日は渋東シネタワーのチケットを4枚も頂戴した。何を観よう。

ずっと民藝運動が気になっていたのだが、今日やっと1冊の本を購入した。『手仕事の日本』(柳 宗悦/岩波文庫)。日本各地の民藝品が地域ごとに紹介されている。文章が平易で読みやすく、ところどころに描かれた芹沢�C介氏による小間絵が目に楽しい。土地々々の手仕事に言及されているから、旅のお供にも良い1冊だろう。

「結城は藍染め」「黄八丈は地機で、平織りと綾織りがある」「栃木の麻の殻は懐炉灰となる」など、初めて知った。まだ1/3も読み進んではいないけれど、日本の正しく美しい仕事に益々興味が湧いてくる。

2003.12.12 [金] 10:13 pm

約束していた友人が行けなくなったというので、ひとりで恵比寿ガーデンシネマへ行く。観た作品はビクトル・エリセの「マルメロの陽光」。

こういう作品の前では言葉を失ってしまう。内容や感想を文章にするのは私には到底無理であるから割愛するけれども、この作品を銀幕で見ることができて本当に幸せだと思った。こんなに素晴らしい作品を観せられると否が応にも10ミニッツ・オールダーのエリセ作品への期待が高まってしまう。こちらは月曜日に観に行く予定。もちろん映画館の隣の東京都写真で開催中のサルガド展も行く。ああ、月曜日が待ち遠しい。

最後にちょっとだけ着物話。最近、家では帯締めを引っ張るのが流行している。ひっぱると伸び、力を緩めると絹の音をたてながらきゅうっと戻る。これが面白い。帯締めの組み方はきちんと考えられているのだなあ。

(画像は私の七五三の画像。生まれて2度目の着物姿。実は菊の柄。黒色が効いて可愛い。帯は赤と金の市松に菊。しごきは桃色。)

2003.12.8 [月] 4:46 pm

朝から、みとも銀座つむぎ館と和織へ。みともは赤札市の初日だったけれど空いていた。木綿の着尺を幾つか見せていたが、気になるものは特になかった。せっかくなので帯締め房カバーhttp://www.kanshin.jp/...を買う。

和織では大島紬の人気投票(?)をした。やはり小格子や縞などのモダンなものが気になる。結局、今の「白い着物が欲しい!」という気分を重要視し七宝柄の白大島に1票を投じた。七宝柄は幾何学的ななかにも古典柄らしい愛らしさがあって好きなのだ。投票のあとに、絣筵(かすりむしろ)などを見せていただいた。

手織りの大島と機械織りの大島も触り比べた。あまりにも手触りが違うのに驚いた。こんなに違うものなのね。糊がついた状態でも、手織りのしなやかさや軽やかさは、ずっと触っていたいと思わせるもので、よく耳にする「大島は着やすい」や「やっぱり手織りが良い」という呪文のような言葉の意味を少しながら理解できた。大島にどっぷり浸ったあとは悉皆で綿薩摩を受け取り、一衣舎さんへ向う。

一衣舎さんでは、まず気になっていた品を見せていただいた。来年の個展でも違う色味のものがでるということなので、今回は見るだけ 見るだけ。長襦袢やコートや佐賀のお話をうかがっていたら、フーさんがいらっしゃった。(実は私の後にフーさんがいらっしゃると聞いて長居していたのだ。)フーさんが持っていらした久米島紬の反物はとても素敵。久米島紬を着たフーさんとも是非お会いしたい。

それと、一衣舎さんから物凄い量の素敵なものを見せていただいた...。あ、あれは危険。本当に危険。見た瞬間、懐のそろばんが勝手に計算をはじめるので、皆さん要注意!私も来年の4月までに算段しておかなければ。

2003.12.7 [日] 9:53 pm

よく晴れた空の下、鎌倉を散策した。たくさん歩き、見所.食べ所を満喫。お昼は天青で天ぷらもいただいた。

ミホちゃんからは快気祝いのお品をいただいてしまった。これが凄く素敵な手ぬぐい(画像)で、この冬のお出かけのお供になってくれそうだ。ありがとうミホちゃん。歯もお大事に。

家に帰り、腰紐を畳んでいたら虫食い発見!激しく動揺し、防虫香の新しいものを出す。虫がウールと絹を間違えて食べないようにと祈るばかりである。

そうだ!昨日はTVでK-1の番組を見ながら眠ってしまったのだが、セフォーは勝っただろうか。

2003.12.1 [月] 10:18 pm

日本髪資料館http://www6.ocn.ne.jp/...へ行く。入り口がわからずに美容室やまとで2階への行き方を訊ねた。場所を教えてくださったのは写真などで見覚えのある石原哲男氏ご本人。美容室ではちょうど舞妓ちゃんが髪を結っていた。

入り口を教えていただいたおかげで無事に2階へたどり着く。展示物は豆かつら(1/4サイズのかつら)や簪.櫛の類。結い髪のビデオも上映してくれた。日本髪資料館では舞妓変身体験もしていて、化粧をしてくださるのは元太夫さんの女性なのだとか。今度時間があるときに変身してみたい。

資料館を後にし、舞妓ちゃんの着物をつくっていることで有名なぎをん齊藤や染司よしおかの前を通って八坂の塔近くのイル・ギオットーネへ向かう。予約時間より30分もはやく到着してしまうが、温かく迎え入れていただいた。美味しいランチをたらふく食べて、腹ごしらえを済ます。特にクルミと茄子のフェットチーネ(トマトソース)が美味しかった。

食後は友人と京都駅で買い物をし、新幹線の時間を待つ。JR京都伊勢丹の呉服売り場は新宿伊勢丹よりも織りの着物が充実していたので驚く。大島や結城はもちろん、黄八丈や牛首紬や上田紬や琉球絣などもあった。しかも1反だけではなくそれぞれ数反づつ置いてあるのだ。値段は百貨店値段だけれど、色々なものがあるのは良いな。

後ろ髪を引かれつつ、16時頃の新幹線に乗って帰東。来年もまた京都へ行こう。

(画像は左から:八坂の塔.京都伊勢丹の照明.雄琴温泉キャラ雄琴君 notスマイルくん)

2003.11.30 [日] 9:35 pm

お昼に京都の友人と待ち合わせして北のほうへドライブ!連日ドライブばかりだけれど、車での移動って意外と楽しいのだ。

常照寺の前の道から美山へ向かう。5分も走ると...道ならぬ道...。大丈夫?カーナビが壊れている?と何度となく疑うが、無事に美山 http://www.miyamanavi.net/ に到着した。美山は福井県と舞鶴市に接している町で、私もこんなに北まで来たのは初めて。カーナビに日本海が現れた瞬間には驚いてしまった。(市内で川島織物が表示された時も違う驚きがあったな)

美山は茅葺き屋根の家が集落として残っている。茅葺きに関する観光名所も多い。まずは美山かやぶき美術館 郷土資料館へ向かった。茅葺き屋根についての展示がしてあるのかと思っていたら大間違い。茅葺き屋根の家を美術館として使い、美山に縁深い芸術家の作品を展示しているのだそうだ。茅葺きの家が、資料としてではなく建物として生かされているところが素敵だった。

私の希望できび工房へも行く。工房の手前に干してあるキビを雀がついばんでいた。昔の人は雀を追い払ったのだろうけれど、今の私は雀が逃げないようにこっそりと見守った。

暗くなる前に美山を後にして、京都市内へ戻る。夕飯は豆乳鍋。あんまり楽しいと東京へ帰りたくなくなって困るなあと思いながら、お鍋をつつく。

一度ホテルに戻り、「せんねん灸がしたいねぇ。買いに行こうかぁ。」と友人と盛り上がり、夜中のドライブへ出る。そろそろ車に乗りすぎて腰が痛いぞ。

(画像は左から:かやぶき美術館.美山牛乳.美術館内)

2003.11.29 [土] 10:15 pm

友人の車で京都へ向かう。道中の景色がまた素晴らしかった。智頭や大原(宮本武蔵の生誕地と言われている)は宿場町らしい景色が保存されていた。車窓の風景がのどかなだけで、心も休まっていく。

昼過ぎに京都に到着。友人と別れて、まずは紫織庵へ赴く!田中翼コレクション展は今日が最終日。煙草やマッチラベルの長襦袢が素敵だった。襦袢と着尺の格安品(襦袢は高くても2万円強.型落ちや難ありもの)も置いてあり、足止めをくらってしまった。やはり紫織庵らしい柄は2万円強するのだけれど、それ以外が実に手頃な値段だった。結局あきらめたけれど、あの値段だったら買っても後悔しなかっただろうと思う。

千總や宮脇売扇庵や太田和の前を通りながら三条寺町へ移動。伊藤組紐店で三分の真田紐を2本、ゑり正で携帯しみ抜きを買う。小森袋物店http://www.kanshin.jp/...では七寸籠をお願いした。布の方向(柄の向き)ですこしばかり無理を言うが、快く受けてくださった。出来上がりは1ヵ月後。送られてくるのが楽しみだ。

ここで待ち合わせの時間となったので土下座へ移動。移動途中にエリゼでムジカの茶葉をget!細かく買い物をこなす。待ち合わせた京都に住む友人と友人旦那様と赤ちゃんとchaimonでお茶。天気が良かったら、いの菓子紅茶店へ行きたかった。けれど、雨の中ベビーカーで移動するのは大変だものね。待ち合わせも屋根のある場所にすれば良かったなあと反省する。

3人と別れた後はみよしやでお団子を食べる。お芋を食べたばかりのお腹にお団子4本を放り込む。食べ過ぎてちょっと辛い。

京阪で七条へ出て、MKタクシーでホテルへ到着。友人と落ち合い、山科までドライブ。三条東大路でパトカーに「そこの鳥取ナンバー停まりなさい」と停められる。「何?!何かしたー?」と2人ともどきどき。なんとこの道、夜は三条で右折できないのだそうだ。そう言われればそんな記憶も。

気分をとりなおして再会(山科区西野山射庭ノ上67-61滑石新大石道沿い)でお茶をする。このお店は辺鄙なところにあるわりに美味しい。夜は特に雰囲気があって良いなあ。

ドライブは旧奈良街道を南下し近鉄momoを見て、観月橋から北上して京都駅に到着して終了。今日は車によく乗ったな。

(画像は左から:白バラフルーツ.紫織庵茶室.南座)

2003.11.28 [金] 10:14 pm

新幹線と特急はくとを乗り継ぎ、昼過ぎに鳥取へ着く。お昼ご飯は、鳥取の食材にこだわり郷土料理を出している たくみ割烹店で頂いた。頼んだのは鳥取和牛の牛丼。牛の強い味をキャベツが和らげていて美味しい。ここは鳥取の民藝運動に携わった吉田璋也氏が開店させたのだという。お店の隣には工藝品を売るお店と鳥取民藝美術館があった。この3つ(鳥取民藝美術館.たくみ工藝店.たくみ割烹)は鳥取へ行く時は絶対に訪うべきだと思う。私はもちろん全て制覇。工藝店のほうでは因州和紙のハガキを購入した。

夜になってから岩井温泉 明石家http://www.akashiya.to/...で温泉につかる。長旅の疲れをとり、湯冷めしないうちに夕飯を頂戴する。夕飯は鳥取市内の居酒屋さん。

夕食の後は鳥取砂丘の近くまで星を見に行った。なんと星団が肉眼で見える。流れ星も2回流れた。生まれて初めてこんなに美しい星空を見た。感動。

(画像は左から:鳥取和牛の牛丼.民藝美術館.友人の車に乗っていた...)

2003.11.26 [水] 11:58 pm

そうだ。もう、まねきが上がったんだっけな。
今年は前を通ることができる。
毎年思う。年末の京都の空気が好きだ。

2003.11.23 [日] 10:16 pm

冬に向けて羽織が要り様なのだけれど「これだ!」という羽織に出会わない。「手持ちの着物2枚に合う」という条件がネックのようだ。2枚に合う色は白っぽい萌黄色か灰がかった藤色。渋茶も良いかな。もちろん色だけではなく柄や生地も気に入らなければ買う気がしないのだ。む、難しいぞ。欲しい着物は何枚かあるのに。

今日はうめ吉さんのCDを購入。

2003.11.22 [土] 3:06 pm

六義園へ行き散策。今年の紅葉はあまり赤くない。それでも夜の散歩は楽しかった。落ち葉を踏むのは洋靴よりも下駄のほうが風情があるなあ。

散歩の後はビルマ料理。大豆の茎の炒め物や、水餃子をつまみつつ着物話に花を咲かせる。防寒対策、胴着の話、白い着物の話に興味津々。

2003.11.21 [金] 9:18 pm

お気に入りのシャンプーとトリートメントを買いに新宿伊勢丹へ行った。もちろん呉服売り場も冷やかす。

なぜだろうか。映画「ラストサムライ」の衣装展示があった。が、映画の衣装よりも別コーナーの紫織庵の襦袢展のほうが気になった。花喰鳥の柄が春らしくて良いなあ。

家に帰ってきて気づく。あれ?今日は『きものサロン』発売日じゃない?!しまったー。

そしてポストには、もう一つの「しまったー」が。FENDI主催のクラブイベントhttp://www.ageha.com/...のインビテーションが届いていたが、11/28は京都だよ!DJが錚々たる面子http://www.ageha.com/...なんだけれど...。しまったなぁ。ちと惜しい。

2003.11.17 [月] 8:59 pm

鹿児島の友人から自然食品が送られてきた。中身は黒ごま油.黒米.洗双糖.ごまペースト(黒.白)。さっそく、紅茶に洗双糖をいれてティータイム。優しい味に気分はほっこりとなる。

2003.11.16 [日] 11:34 pm

今日はミホちゃんのお見舞い。銀座のお花屋さん http://www.nonohana-tsukasa.com/ でお花を買っていたら、待ち合わせに遅刻してしまう。着物の時は時間に余裕を持たなければ駄目ね。

ミホちゃんはいつものように笑顔で迎えてくれた。頬はまだ腫れていて、しばらくは柔らかいものしか食べられないのだそうだ。手術するというのはやっぱり大変だと思う。はやく元通りになって美味しいものを食べられるようにと祈る。

かずさんの結城まつりの話も興味深かった。

色々なところに出向いて 人の話を聞いて 体験するというのは、重要な気がする。どのようなところで織られて、織った人はどのようなことを考えているのかを知れば、織物への思い入れが強まる。何も知らずに着るよりも愛を持って着ることができる。

もうひとつ。着物を着るようになってから「教わること」に抵抗感が薄れた。虫マニアを指す「人に教わることの大嫌いな、傷つきやすくプライドの高い虫屋諸氏」なんて言葉があるけれど、知ったかぶりの態度でいては何も吸収できないことに気が付いたのだ。(虫マニアが本当にそうなのかは知らないけれど。)大人になると、柔軟な心で人の話を聞くのは難しい。それでも、着物の話は聞けば聞くほど謙虚な気持ちになる。着物の効用のひとつではないかと、私は思っている。

帰り道、頭痛がひどくて電車で苦しむ。気づくと終点まで電車に乗っていた。降り過ごして終点まで行ったのは大学以来だ。

(写真上:歯ケースに花 写真下:かずさんのお土産「つむぎサブレ」)

2003.11.10 [月] 5:00 pm

小森袋物店で七寸籠をつくっていただこうと思っている。布は綿薩摩の微塵格子(経糸が2色の縞柄 青灰色系)を考えていたのだけれど、これだけではどうも寂しい。派手目の布を足したいなと、今日は布探しのために六本木へでかけた。

そういえば、私が小学生の頃に父の事務所がテレビ朝日の隣のビルにあった。けれど、小さい頃のことなので余り覚えていない。覚えているのは、夏になるとTV局からサマーランドの割引券をもらったり、父が常連だったおかげでアマンドで特盛かき氷を食べたことくらい。

道もすっかり忘れているだろうと地図を準備する。ところが六本木駅を下りてテレビ朝日通りへ入ると、忘れていたことが走馬灯のごとくに思い出された。道路の角度や、坂の感じなどは変わらないものなのだな。

懐かしさを味わいながら たびうさぎhttp://www.springdays.com/...を訪ねる。丁度ハギレが少ない日だったようで、店主のかたが「いつもならもう少しあるんですが」とおっしゃっていた。それでも多くのバティックやブロックプリントを見せていただく。古いものから現代物まで幅広くおいてあり、一幅の絵のような大柄の品が多い。私が購入した布は1m3,600yenのインドブロックプリント。現代物なのだけれど、藍と茜で染めてあるのだそうだ。資生堂ギャラリーで茜染めの宝石のような美しさに触れたからか、探している間も赤色の布にばかり惹かれた。値段が安いので色に鮮やかさはないのだけれど、それでも茜で染められた布を手に入れることが出来て大満足。(写真上)

その後は海南鶏飯食堂http://www.kanshin.com/...へ。ビル風を受けながら六本木ヒルズを横断して向かうがランチタイムは既に終了していた。ジャスミンライス楽しみにしていたのに!

すきっ腹でとぼとぼ歩いているとロロ・ピアーナhttp://www.kanshin.jp/...を発見。はやくご飯を食べたかったのでお店には入らなかったが、広くて素敵なお店だった。

美味しそうなお店が見つからず(六本木ヒルズ内は混んでいるし)お腹をすかせたまま、染司よしおかhttp://www.kanshin.jp/...へ。店内に踏み込んだ途端、空腹感を忘れてしまう。世の中にはこんなにも「洗練された色」があるのか。どの色にも透明感があり、力強く、輝くよう。紬地を茜で染めた鞄は特に素敵だった。たくさんの色を網膜に焼き付けて、あぶらとり紙(450yen)を2種類いただく。表紙に色々な引き染めが施されていて洒落ているのだ。(写真下)

2003.11.9 [日] 8:30 pm

選挙は昨日投票したので、朝から桜木町へ出かける。高校時代の友人たちと、ランドマークタワーでお昼を食べる。

ご飯の後、なぜかバーゲン会場に行くことになった。「もう洋服は買わないもの〜」と、会場に入るまでは何も買う気はなかった。ところが思わぬ番狂わせが!羽裏に良さそうなスカーフ(90×90cm)を見つけてしまった。どうしても離せなくなってしまい、みなこさんやかずさんにメールで羽裏の大きさを確認する。最後には一衣舎さんにまで電話してしまう。大きさはO.K.だったのだけれど(別布を足せば足りるのだそう)、「羽織の生地もないのに羽裏を買ってどうする!」と冷静になる。ふう。危なかった。

(画像上は笑うコーヒー)

2003.11.6 [木] 8:20 pm

鹿児島から荷物が届く。包みの中には仕立てられた永江織物の帯とお手紙とエプロンが。

実は木綿の帯が気になって、あとから友人に頼んで買いに行ってもらったのだ。その帯が仕立てあがった。お手紙は先生のお嬢様からだった。手紙を拝読しながら、旅行の時に感じた幸せな気分が蘇ってきた。素敵な織物を見て、素敵な人に出会うことが出来た鹿児島(+宮崎)旅行。本当に行って良かったと思う。

さて肝心の帯はどういうものかと言うと...。複数の木綿糸を縒って1本の太い糸にし、ざっくりと織りあげた八寸。ミンサーに似ている。色々な色の糸を寄り合わせているので水色の部分に紫色が混じっている。その微妙な色合いこそが、気に入った理由のひとつ。綿薩摩にも似合いそうな帯だ。未だ見ぬ白系着物にも似合いそう。ちょっと気になるのは松葉仕立てだということ。松葉仕立ての帯は初めてなのだ。どきどき。

2003.11.5 [水] 11:11 pm

鳥取+京都旅行の予定を練る。貧乏性なので、用事を詰め込みすぎた予定表ができあがる。たまにはのんびり旅行を味わってみたいのだけれど。

メインは紫織庵http://www.kanshin.jp/...と小森袋物店http://www.kanshin.jp/...になりそう。特に紫織庵の田中コレクション「大正・昭和モダンのおもしろ長襦袢と下絵展」が楽しみ。

食べたいものもたくさんあって困ってしまう。食のメインはしょうさんに教えていただいたイタリアン。お財布が寂しいのでお昼の予約をいれようと思う。フーさんの日記を見たら権兵衛のとろろ蕎麦も食べたくなってしまったー。甘きつねうどんも良いなあ。

旅行の計画を練るのは楽しい!

2003.11.2 [日] 11:31 pm

お茶+バザーの日。

今日は格子の大島+弓ヶ浜絣帯+刺繍半衿のセット。着付けは...決まらず。長襦袢も着物も長いし、幅があるのだ。来年当たり仕立て直していただきたいなあ。

お茶会は1回目のお席だった。まずはお懐紙と扇子の扱い方を習い、足袋を履き替え、手をすすぎ、にじり口からお茶席に入る。私は三客。亭主のしょうさんが皆が座った気配を感じてスッとお茶室に入ってらしたのが格好良い!お菓子のお皿は畳のへりより外を移動させると教わり、空間全てに意味があることに感動を覚えた。扇子で結界をつくったり(これはお茶でなくてもそうか)、畳で空間を仕切ったり、そういう感覚にどきっとした。お作法というものは、私が思う以上に美しい動作なのだろうなあ。良いな。

紅葉のようなお菓子をいただいたあと、和やかな雰囲気の中でお茶をいただくことができた。しょうさん、ごちそうさまです。笑顔のかずさんと、しっとり天嬢院ちゃんもごちそうさまです。

お茶室は小さな宇宙のような空間で、畳やお花や壁にもこだわりがあるのだそうだ。招かれる側は五感を磨いて、宇宙を感じ取らなければいけないのだろうな。精進しなければ...。今日は、作法だけにとらわれることなく、楽しくて奥深いお茶の世界を垣間見ることができた。感謝。

しばらくお茶の世界の余韻に浸っていたらば、バザーが始まった。宝の山!「底値で値切りなし!」がモットーの私の品は有り難い事に売り切れた。錦紗単衣はとってもお似合いのmogさんに貰われていき、私も満足。

値切りに応じている店主さんがいたり、「オール1000円です」という値段設定もあったり。値段のつけ方や売り方もそれぞれ店主さんらしさがあらわれていて楽しむことが出来た。自分の店は放って、買い物にでかけている店主さんも多くて可笑しかった。私の戦利品と言えば、しょうさんのお嬢様帯をお預かりすることになった。この刺繍帯は最近着付けを習っているという友人にとても似合いそう。凄く丁寧な刺繍で状態も良いのに、とてもとても良心的なお値段でにこにこ(多分友人も)。

途中参加のnicoショップも大盛況だった。「カリスマ店員ってこんな?」という気持ちに。店主が可愛いと、品も1割増で可愛く見える。マジックね。

バザーのあとは長襦袢講座。皆、バスケさんの衿に釘付け。今日もバスケさんは大人気。その後のオフ会タイムにもバスケさんは大人気。良いね、大人気。

エロnicoも拝み、木村くんの病弱っぷりも堪能。みなこさんのお腹も堪能。いつも素敵なえりりんさんの襷がけ姿も堪能。そうそう、さんごさんとあっこさんとののちゃんと天嬢院ちゃんと私は同じ学年!mogさんは一つ下だと判明!同じくらいの年の人が居るとちょっぴり嬉しい。

さっちんさんの着物と鼻緒と帯、陶子さんの半衿、ぬほりんさんの帯、はるゑさんのサリー襦袢、しょうさんの未だ見ぬ白の七々子も気になった。私の中では白い着物への熱も高まっているのだ。(ヤァッチマイナーではない)

最後にスタッフの皆様、ykkさん、陶花様、そして皆様、楽しい1日をありがとうございました。次は新年会かしら?

(写真は私.写真提供スーニさん)

2003.11.1 [土] 10:24 pm

「SARACA VISION 更紗ヴィジョン」展http://www.kanshin.jp/...へ行った。茜に染まった木綿が宝石のように美しい。赤って美しい色だなあ。博物館などと違い資生堂ギャラリーは展示方法自体がウィンドウディスプレイのように凝っている。そのために展示品が細部まで見られずにちょっと残念なところもあった。ギャラリーの雰囲気は良いのだけれど、そのために見難くなってしまうのは残念。

写真作品「更紗をまとった婦人・JAPAN」(上田義彦氏撮影)の更紗の着物と帯がとても格好良い!あんまり格好良くて、私の中の更紗熱がまた高まってしまった。よよよ。

2003.10.28 [火] 11:20 pm

「モガのような帽子が欲しいなあ」と思っている。モガモガ...っと、思いつくままにモガの名前を検索。入江たか子から「銀幕の女神たち」http://www1.odn.ne.jp/...というHPにたどり着いた。ヘアバンドに着物の瀧花久子が面白い。

ラピュタ阿佐ヶ谷の「昭和の銀幕に輝くヒロイン」も気になる。

(画像は『ZOLA』1997年10月号P.153より)

2003.10.27 [月] 7:45 pm

『別冊太陽 昔きもののレッスン十二か月』を購入する。いつもの別冊太陽に比べてお値段が手頃な1600yen。

私は身長が162.5cmあるのでアンティークはなかなかサイズがない。サイズが合って、自分でも気に入り、状態もよいものを探すのは結構難しい。そんなわけで「可愛いなあ」とは思いつつアンティーク着物好きな自分を封印しているのだが、この本を見て「やっぱりアンティーク着物は可愛いなあ」とうっとりしてしまった。

髪型も素敵なまとめ髪が満載で、大満足。今度はこの本を持って美容院に行こうと思う。なにか髪を結うような集まりがないかなぁー。

そうそう。冬に向けて帽子も欲しい。もちろん着物に合わせられるもの。今のところの候補は
ベルモードhttp://www.lesbellesmodes.com/...
銀座VOGUEhttp://www.inter-g7.or.jp/...
missCabour http://www.cabour.com/

2003.10.25 [土] 11:28 pm

仕事が終わるなり、急いで阿佐ヶ谷へ向かう。今日はうめ吉さんのLIVE。滑り込みセーフで、ソーラン節と三味線ブギウギと東京音頭の3曲を聞くことが出来た。初めて聞くうめ吉さんの声ははとても愛らしい。髪は島田(水色の鹿の子がついていたから結綿かな?)に結っていらして、水色の着物をお召しだった。帯はお七結び。会場が混んでいた為に余り見えず、それ以上は確認できなかった。残念である。次にワンマンライヴがあったら絶対に行くぞ!その時は私も着物で。

ライヴのあとは、しづっち.のりんさん.ミホちゃん.リリコさんとMUNCHhttp://www.zakzak.co.jp/...でご飯。お腹が筋肉痛になるほど笑った。

2003.10.24 [金] 8:51 pm

会社帰り、本屋に寄る。まずは『VISIO』と『anan』と『昔きもののレッスン十二か月』を立ち読み。それぞれ「お!」と思う個所があり、目に焼き付けた。

立ち読みの次は、ファッション本のコーナーで絹の歴史本探し。まず手にとったのは『わかりやすい絹の科学』。なぜかストッキングの記述に大きく誌面が割かれている。シルクのストッキングはたしかに良さそうだけれど。気になったのは絹と化繊の混合素材の種類について書かれたくだり。その部分だけコピーしたかった。巻末に絹の歴史表つき。

『アパレル素材服地がわかる事典』もなかなか面白かった。布目の写真や、織り生地名(斜子織など)の解説が気になった。

上記2冊は絹の歴史とは関係なかったため、歴史本のコーナーで、ファッション史の本や「シルクロード」本を漁る。なかなか良かったのが『シルクロードを知る事典』。実は、昨日の日記で‘中国から’と書きながら、中国(王朝とその版図)について注意書きしなかったなあと反省していた。「中国」などと書くと中華人民共和国の地図を思い浮かべがちだものね。この本を読めば、そこらへんも細かくフォローしてくれると思う。絹についてもきちんと章が設けてあった。面白いなと思ったのは、黄河流域ではなく長江流域で絹に関する出土品や伝説が残っていることや(紀元前5000-4000年紀)、丈夫な絹があるからこそ紋織が発明されたのではないかということ。著者の長沢和俊氏はシルクロード研究の第一人者。それだけに情報は満載なのだが、「今時、シルクロード史観もなかろうよ」とこの本は本棚に戻す。ごめんよ。

帰宅後、紀伊國屋書店のサイトhttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/...で検索したら『絹の東伝』『倭人の絹』なども良さそう。

で、結局『アジアの歴史と文化--西アジア編』を購入。絹についてはまったく書かれていない。なんで歴史の本なんて買っているのだろう。本屋は魔窟だ。

2003.10.24 [金] 0:12 am

23日の日記を書いていて思い出したのだが、ODAがインドでの養蚕技術の普及http://www.jica.go.jp/...に協力している。色々と問題もあるODAだが、これはなかなか良い計画のように思える。中国からの輸入に頼ってきた二化性生糸をインド国内で生産しようというのだ。二化性生糸とは二化性蚕からできる生糸で、「二化性蚕とはふ化する回数がより少ない蚕のこと(自然状態で2回)。一般的に二化性の方が繭が固く大きく、生糸は長く高品質であり、高級絹織物のタテ糸に使われる。」のだとか。

中国の絹といえば、歴史でもよく習ったように思う。まずはリヒトホーフェン言うところの「シルクロード」。この場合も絹は‘中国から’地中海世界へ絹が渡っている。ちょっと調べたところだと、紀元後500年頃からヨーロッパでも養蚕がはじまったらしい。が、やはり世界のどこよりも中国のほうが絹の分野では上を行っていたようだ。16世紀のメキシコとのガレオン貿易でも絹は‘中国から’メキシコへ流れ、かわりに中国は銀を得た。19世紀には三角貿易で有名なイギリス-インド-中国の三国間貿易が始まった。この時もまた‘中国から’イギリスへ絹が輸出されたのだ。当時のイギリスでは、中国のような上質の絹はつくれなかったと授業でも習ったように思う。

ちょっと思い出しただけでも、とても気になる世界史の中の絹。1冊にまとめられた本があれば良いのだけど。今度、本屋で探してみよう。

2003.10.23 [木] 9:33 pm

紫織庵のHPを見て驚いた。2004S/SのN.Y.コレクションで紫織庵の生地を使ったブランドがあるというではないか。

そのHeatheretteのコレクションはこちらhttp://www.firstview.com/...
(ただし2004S/Sは2004A/W発表まで見られません)
変ったプリントが好きなのか、日本が好きなのか、2003A/W L.A.ではキティ柄の布も使っている。しかもモデルにはヒルトン姉妹の片割れが...(画像)。うーん。縮小すると渋谷のギャルにしか見えない。

一見した感じではHeatheretteの日本の捉え方がキャッチーすぎるのが気になるが、リメイクではない友禅の洋服というのは面白いと思う。デザイナーには、これを機会により深く日本を知って欲しいなあ。友禅が「キモノの生地だという事なくしても」魅力的だと知って欲しい。

2003.10.22 [水] 8:45 pm

濱尾文郎氏が枢機卿に任命されたらしい。私は小学生の頃、濱尾氏を外国の人だと思っていた。なぜかといえば、小学校にいた外国人神父様がミサの時に「ワタシタチノ教父ヨハネ・パウロ2世 ワタシタチノ司教ステファノ・ハマオ・フミオ」と外国風にお名前を読み上げていたからだ。(その頃の濱尾氏は横浜教区の教区長でいらした。)どこをどう聞いても日本人の名前には思えなかったのだけれどなあ。

この話を彼にしたら「俺なんか小さい頃『もろびとこぞりて』は外国の歌だと思っていたよ!」と言われた。上には上がいるものだ。

2003.10.19 [日] 9:43 pm

昨日、林檎果汁をこぼしてしまった着物を銀座もとじ悉皆へ持っていく。ちょうど山岸幸一氏の紅花紬展だったために和織は混雑していた。紅花紬の作品もいくつか見せていただいた。見るだけでもお勉強になるものね。黄色や紅色が美しく、植物でこんなに鮮やかに染まるのだなあと驚いてしまう。糸もこだわりがあるのだそうだ。なま繭を熱風で殺さずに冷蔵庫にいれ冬眠させる為、絹の風合いが損なわれないのだとか。

さて、汚してしまった着物はプロにお任せする。「これならとれますよ」と言われて一安心。ただし1ヶ月程度かかるのだそうで、お茶+バザーには着ていけない。そうなると、太田屋さんに預けている格子の着物をとりに行けなければ着るものがない!

銀座の後は、VOGUEのパーティーへ。一人で行ったのだけれど、違うパーティーで以前にも見かけた方がいたのでお話しした。大島に更紗の帯をあわせていらっしゃる方や、赤い襦袢をコートにしている方ともお話しする。着物度は思ったより低かった。やはり洋服の雑誌主催パーティーだからかしら。

赤い襦袢をコートにしてらっしゃる方は可愛らしくて会場でも目を引いてらした。格式あるパーティーでなければ、着物の着こなしにも遊びがあったほうが素敵だなと思う。遊びのポイントは、着付けの仕方.メイク.髪型の三点。どれもこれもなかなか一筋縄には行かないなあ。お洒落の道は1日にしてならず。

あ。そうそう。日経コンデナスト社長 兼 VOGUEの編集長 斉藤和弘氏は格好良かった。当たり前だけれど良いものを着ているなあ。

(画像は会場に活けてあった花)

2003.10.18 [土] 0:02 am

陶子さん主催の「秋の信州 小岩井工房を訪ねるツアー」に参加。朝5時に起き、新幹線あさまに乗って上田に向かった。車中、流れる窓外の自然がちらほらと色づいている。紅葉はここまできているのだな。

上田駅で集合し、小岩井紬工房に向かう。ご主人に上田紬の歴史をうかがい、経糸や緯糸や真綿をみせていただいた。この素材感の違いが「ツヤツヤざっくり感」を生むのだそうだ。そして上田紬は縞や格子が特徴。パンフレットにも井原西鶴が「この手紬の基盤縞は親仁の着たる」と書いてあり、基盤縞は上田紬の特徴とした縞柄のこと。

初めて訪れた人は工房も見学させていただいた。織りかけの帯や着尺が機にかかっているので、経糸と緯糸の違いをきちんと確認することが出来た。この空間のなかで糸を紡ぎ、染め、織っているのかと思うとなんとも言えない気持ちになる。いつも思うのだけれど物が生む出される場所には迫力がある。今度は平日の機が動いている時にうかがいたいな。

見学の後は紬の山に埋もれた。陶子さんが「絵織ちゃんの好きな千代の富士がお召し紬を着たのだって」と教えてくださった。陶子さんは何故、私が千代の富士ファンだということを知っているのー?

反物の山をあとにし別所温泉へ移動。そば久で蕎麦をいただく。麺を食い食い。自然を見ながらのお蕎麦は美味しい。

安楽寺を見学した後、小山憲市氏の個展へ行く。作家物の上田紬は洗練された感じだった。色々と反物をあてていただく。他の人が「似合うねえ」というものは面白い。新たな自分を発見する心地がする。清潔感を意識しつつ、いろいろな色柄にチャレンジしたいと思った。(特に縞)

良い具合の時間になり、夕食をいただくために上田駅へ戻る。夕食はイタリアン。最後のパスタ、美味しいのにお腹が一杯で少ししかいただけなかった。麺に悔い悔い。

今日の総括は「こへさんのお連れさんのひろたさんは時計マニア!」「陶子さんはやっぱり関西人!」「さわやかに!」という感じだろうか。松茸パンも気になった。

みなさん、ありがとうございました。
今度は京都旅行?

2003.10.16 [木] 8:34 pm

いよいよ週末に迫った信州ツアー。週末の天気が気になり、長野県中部の気候を調べる。土曜は晴れのち曇り。前日の最高気温は20度 最低気温は5度。...5度。5度ー!!今週頭のかごっまは最高気温29度 最低気温21度だったがー。長野はわっぜ寒かねえ。

2003.10.14 [火] 0:16 am

昨日も一緒だった友人と鹿児島空港近くの椿高原茶屋とチェコ村 http://www.praha-gen.com/ へ。彼女が「鹿児島ノ顔」という写真集の企画でなんとアラーキーに撮ってもらった話(脱いだら?なんて冗談を言われたようだ)や、最近習っているという着付けの話に花が咲く。

鹿児島は野菜が美味しくて、空気も美味しかった。なにより人間がみんな優しかった。名残惜しい気持ちで飛行機に乗る。また来るよ。鹿児島。

(画像は永江先生デザインの振袖が印刷されたDM葉書。
10/17-26 N.A.ギャラリーにて振袖展が開催されるのだそうだ。)

2003.10.13 [月] 9:17 pm

「せっかく鹿児島まで来たのだから」と都城の永江織物(旧東郷織物) http://www.togo-orimono.org/ まで足を伸ばす。

道がわからずに電話をいれたらば、永江先生が織物工場の前で待っていてくださった。先生とお会いできると思っていなかったので、小心者の私は緊張して舞い上がってしまった。

まず、応接間に通していただき、永江先生ご夫妻のお話をうかがった。綿薩摩とはどうして生まれたか、どんなものを目指したか、などなど。お話してすぐにわかったことは、先生はとても優しくてチャーミングでいらっしゃるということ!「僕は大したことないの」と謙遜されながら、色々なエピソードを面白く説明してくださる。あまりにお話が可笑しくて、凄いかただということを忘れてしまいそうになるほどだった。

お話の間にも「楽書帖」と銘打たれたスケッチブックを見せていただいた。実際に帯や手ぬぐいなどになった絵もあり、まさにイメージの宝庫。1枚づつ絵のソースの説明をしてくださったのだが、漢詩あり、藝術あり、俳句あり、小説あり。その知識の豊富さと想像力の深さにも感動してしまった。一緒に行った友人とともに永江先生ご夫妻の魅力に引き込まれてしまう。証紙にもなった武者小路実篤氏の書や、まだ小さい曾孫さんとの合作という微笑ましい絵も拝見した。

お話が一段落したところで、奥様に同乗していただきギャラリーと工房へ向かう。車で5分程の場所。

工房では6人ほどの織り子さんが綿薩摩.大島紬.夏大島を織っていらした。やはり2〜3反分を一度に機にかけ織るのだそうだ。見ると、とにかく絣模様が細かい。絣模様の緯糸を渡すときに柄を合わせていく。それでもすこしづつずれていくために絣合わせをするのだそうだ。ニードルのような針で、柄がかすれてしまった部分の経糸と緯糸をあわせていく。すると柄がはっきり浮き出てくる。この作業が見ていて飽きない。私の持っている着物もこんな風に、奇麗な微塵格子柄になるように合わされたのだろうか。ありがたい。頭ではわかっていても、実際に見るとやはり重みが違ってくる。拝むような気分で見学を終えた。

その後は併設されるギャラリーで、永江織物の商品を見た。案内してくださったのは先生の娘さん。単衣の大島紬に、柚木沙弥郎氏の帯、麻絽の襦袢をお召しだった。宮崎は10月でも単衣に麻襦袢も納得の暑さ。ギャラリーにはいわゆるB反などもあり、お徳な気持ち。しかし、優柔不断な性格と「頼めば友人がまた買いに来てくれる」という安心感から、即決せずに1日考えることができた。友よ、ありがとう。

お茶をいただき、奥様を乗せて永江織物へ戻る。見学とショッピングの間、奥様はずっと待っていてくださったのだ。帰りしなに、見学につきあってくださった娘さんとは別の娘さんが経営されている洋服屋さんにも寄らせていただく。迷惑だろうに、ここでも温かく迎え入れていただいた。次々と向かってくる優しい誘いを断れず、もはや図々しい客状態に突入していたかもしれない。

工場に戻り永江先生のお話の続きを伺う。話は織物のことから家族のことや、私たちの結婚の話へ。ご夫妻で「あの人はどうかしら?」などと、今日はじめて会った私たちの縁談まで心配してくださる。さらに「近くに美味しいお店があるのから今から一緒に夕飯へ」とお誘いを受ける。きっとどんな人にも平等に優しいお二人なのだろう。これから綿薩摩と夏大島を着るたびにお二人の事を思い出してしまいそうだ。友人もすっかりご夫妻のファンになってしまったようだった。

13時に伺ったのに帰る頃には18時近くになっていた。夕飯は同級生の旦那様がオーナーシェフをしているというイタリアンレストランへ。お腹も心も満足の一日だった。

2003.10.12 [日] 8:17 pm

中.高校時代の友人の結婚式に出席するために鹿児島へ発った。残念ながら私はホテル挙式に着ていけるような着物は持っていなかったのでワンピースで参列した。鹿児島はまだまだ暖かく、町には半袖の人もちらほらと見えたが、ご両親ご親戚はきちんと袷の着物。黒留袖、訪問着などをお召しだった。

式はとても感動的で、私は花嫁に「なんで泣いているんだよぅ」と言われてしまうくらい泣いてしまった。花嫁の手紙は反則技だと思う。

(写真は花嫁と私)

2003.10.5 [日] 6:18 pm

2日連続でなか志まやさんの気っ風市へ行く。今日は綿薩摩を着ていったので、それにあう帯を色々と見せていただいた。地色や糸の色を指定できる刺し子の帯と、切りビロード帯が気になる。ビロード帯はビロードで表現される柄も指定できるのだそうだ。しかも手の届くお値段。昨日から気になっていた道屯織は、今日見ても素敵だった。新潟県のかざぜんさんで作られている布なのだそうだ。帯も欲しいが、着物も欲しい。結局、優柔不断な私は何にしようか決めかね、何も買わずにお店を後にする。

その後は能鑑賞。友人のお母様のご友人のお父様(?)がシテを演じていらした。演題にもなっている錦木なるものが、一体どんなかたちをしたものなのか色々と想像して行ったのだが、小道具は珊瑚のような枝だった。「珊瑚に似たる」などと言っていたのでやっぱりそういうものなのだろう。

1時間半、完成された世界を満喫。
終演後、シテのかたにご挨拶をした。まだ舞台の熱を持っていらして、本当に錦木の世界から帰っていらしたかと思うほどだった。後で友人に聞いたところ、お年は80歳くらいなのだそうだ。そしてこれが最後の舞台になるのかもしれないとの事だった。

能の後は、後楽園でお茶。後楽園って野球しかないのかと思っていたけれど、遊園地だった。楽しそうー。

(画像はお能のお土産 和菓子)

2003.10.4 [土] 11:56 pm

なか志まやさんの気っ風市へ。仕事帰りだったのでお店に到着したのは閉店間際になってしまった。

HPの画像にもある白×柿渋染め格子柄の道屯織、それにあわせてディスプレイされた東郷織物の茶の木綿帯がとても素敵。お値段も気っ風が良い。欲しい...。私は最近、白と見まごう淡い色合いに惹きつけられる。その点で、なか志まやさんは淡い色合いの幾何学模様が多いので、結構ぐっとくるものが多い。私は洋服感覚の着物が好きなのかもなあ。

着物を見た後はなぜか赤坂見附のNINJAでお食事。にんにん。うまいでござる。カートも楽しみでござる。

2003.10.3 [金] 0:36 am

「バラの宮廷画家ルドゥーテ展」へ行く。実は私は無類の薔薇の匂い好き。館内にたちのぼる3種類の薔薇の匂いに嬉しさの余り気を失いそうになる。

帰り道では金木犀の匂いが鼻先をかすめる。秋の夕暮れの空気が肺胞を押し広げてくれる。

匂いは、感覚器官のなかでも最も長く記憶が残るのだそうだ。今日のこの幸せな匂いも忘れずにいられたらなと思う。

2003.9.30 [火] 10:54 pm

「家庭画報インターナショナル」の表紙がまた素敵なので買ってしまいそう。プレ創刊号は歌舞伎だったけれど、創刊号はかぐや姫(竹取物語)のイメージなのだそうだ。

奇麗な人を見ていると「くるしきこともやみぬ」「はらだたしきことも、なぐさみけり」という気分になる。まさにかぐや姫にぴったりだなあ。

2003.9.27 [土] 9:26 pm

最近、デパートの普段行かないような売り場へ行くことが楽しい。今日も伊勢丹の時計や宝石売り場を冷やかし、食器売り場をすみからすみまで見る。

食器売り場を抜けると、ギャラリーで藤田理麻のネオ・ジャパネスク展が開催されていた。絵画以外の商品も充実していて、草履と名古屋帯まであった!

2003.9.25 [木] 8:12 pm

10/5に観る予定の能の招待状が届いた。題目は「錦木」。能を観るのは3度目だけれど、着物を着るようになってからは初めて。着物着用以後のほうが能に対するワクワク度が高い。能だけに限らず、色々なことに対する姿勢が違ってきたように思う。着物という趣味を敷衍させ、いろいろな事に興味を持つ。やっぱり着物マジックは偉大だ。

着物で行きたいけれど、綿薩摩に弓ヶ浜木綿の帯で大丈夫かな。

2003.9.22 [月] 0:36 am

美容院主催のBarへみなこさんと。私の着物はお召し/水玉名古屋/半襦袢/右近の下駄

今回は「手」がテーマ。お手伝いした洋服+帯の写真も飾られていた(写真上)。写真では腕を曲げているのだけれど、この姿勢が結構つらくて、次の日に筋が痛くなってしまった。運動の必要性を感じる。

手袋でつくられたドレッド風カツラを被っての記念撮影もあった(写真下)。このカツラは何故かかずさんにとてもお似合いだった。

楽しみの後にはいつもの生活が戻ってくる。
明日から仕事だ。頑張るぞ。

2003.9.21 [日] 9:23 pm

行きたいイベントをピックアップ

はんなり御召deぽっちり遊び
http://www.shiono-ya.co.jp/
9/29まで 大江戸線麻布十番駅
(できれば六本木駅近くの染司よしおかにも寄りたい)

気っ風市
http://www.nakashimaya.com/
10/5まで 丸の内線新宿御苑前

東京流行生活展
http://www.kanshin.jp/...
11/16まで 大江戸線両国駅

今日までだった琉球藍展へ行けなかった事がとても悔しい。行きたいと思ったところにきちんと行く、そんな人間に憧れている。普通のことなのだろうけれど、出不精の私にはなかなか難しい。

2003.9.20 [土] 10:02 pm

お昼休みに東急百貨店本店をぶらぶらしていたら8階工芸ギャラリーで「添田敏子型染展」が開催されていた。『きものサロン』03'秋号の「芹沢�C介にはじまる美の伝承者たち」特集を舐めるように見ていただけあって「国画会のかただー」とすぐにわかった。展示商品は着物と帯とタペストリー。どれもざっくりした風合いの生地に美しい色合いで染めがほどこされている。染めあげられた色合いにぐっと見入ってしまった。鮮やかなわけではないのだけれど、明るくて曇りがない。木版画を思わせる自由な筆致で描かれたモチーフは、琉舞の道具であったり、抽象模様であったり、漢字であったりとさまざま。国画会のHPで見た「宮古の波」(写真はDMの宮古の波)も展示されていた。

家に帰るとなか志まやさんから気っ風市のお知らせが届いていた。会期は今月末から来月頭。行けるかしら?

2003.9.18 [木] 11:36 pm

仕事帰り、みなこさんとライヴへ。内容はというとタップと歌と楽器の不思議なセッション。歌詞にアレン・ギンズバーグ.長島監督.マリリン・モンローが飛び出すわ、朗読が始まるわ、おばさまがたの黄色い歓声があがるわで、ミックスジュースのような感じを味わう。楽しいひと時を過ごすことが出来た。

帰りにみなこさんとお茶をし、興味深い話を色々と聞く。ほー。

2003.9.15 [月] 4:09 pm

友人と『私は「うつ依存症」の女』を観に渋谷へでる。
映画の後に恵比寿へ移動、写真美術館で「幸福論」を鑑賞。

頭痛がするなと思っていたら案の定雨が降った。どうして雨の前は頭が痛くなるんだろう。昼間は写真のように晴れて、隣の庭の花が奇麗だった。

2003.9.13 [土] 1:13 am

最終日だということもあり「ちびっこてんてん」http://www.netlaputa.ne.jp/...へ行く。鈴木志保氏が会場にいらしたので、CDにサインをいただく。そのうえ写真まで一緒に撮っていただく。きゃー。ミニコンサートではブリキの太鼓隊としての(?)顔も垣間見せていらした。(別にガラスは割れないけど。)

その後、美容院で作品撮りのお手伝い。洋服の上に帯を締めてパチリと。ちゃんと狙ったとおりに見えているのか、出来上がりの写真が楽しみだわ。

家に帰ると「幸福論」 http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/ のチケットが届いていた。当たったらしい。こんなの応募したっけ?

2003.9.12 [金] 0:44 pm

「永遠の夏目雅子展」へ行った。最後のブースには彼女が着た3着の着物が飾られていた。成人式の振袖、朝丘雪路氏からいただいた小紋、21歳のときに初めて自分で買った訪問着。どれも彼女に似合いそうで、数年しか着られなかっただろう事を考えると悲しくなった。

帰宅後、来月の鹿児島旅行の準備。東郷織物工場 http://www.togo-orimono.org/ へ寄りたいと思い、電話をかけた。祝日なので駄目もとでお願いしたところ、快諾してくださる。旅行は洋服で行く予定なので、綿薩摩を着た写真を持っていかなければ!夏大島も家の中で着て写真だけ撮って持っていこうかな。あー。楽しみだ。

長生きして、おばあちゃんになっても着物を着なきゃね。

2003.9.11 [木] 8:31 pm

仲秋の名月。お芋も栗もお団子も準備しなかったけれど、月はきちんと輝いてくれた。

2003.9.10 [水] 11:51 pm

帰りに伊勢丹でひびのこづえ展を見る。「きぎ」という題名の袋名古屋にぐっときた。相良刺繍で鮮やかな抽象植物が繍いとられている。手持ちの着物にも似合いそう。しかし、来月は旅行も控えているのだ。我慢我慢。結局、指をくわえてみているだけ。それでも楽しいのだけれどね。

家に帰るとシルクラブからDMがきていた。以前「きものサロン」で見て気になっていた展示会が11月にあるらしい。インドのブロックプリントの生地に京都の片山文三郎商店さんhttp://www.joho-kyoto.or.jp/...が手を加えるのだそうだ。はやく11月にならないかな。

2003.9.9 [火] 11:37 pm

イマンが若返っていた...。なおかつ奇麗になっていた...。新聞の写真を見たとき、「この奇麗なモデル、イマンに似ているなぁ」と思ってしまったほど。88億円のダイヤモンドよりイマンの若さに釘づけになったのは私だけではあるまい。

2003.8.29 [金] 8:41 pm

京都に行った時にフーさんから沖縄の話を聞いた。実はその時に私が締めていたみんさーの織り手は、フーさんとご縁があったグンボウを織られた寄合富さんだった!同じ方の織った布を持っているなんてその時は全く気づかなかった。それどころか、えりりんさんの日記がなければずっと気づかなかっただろう。みんさーを織っている所が少ないとはいえ、なんだか嬉しくなる偶然。

自分のみんさーが富さんの織ったものだとわかるやいなや、えりりんさんの日記とフーさんの琉球紀行がぐっと近くに感じられた。ああ、沖縄に行きたいなあー。

2003.8.18 [月] 9:17 pm

私がモデルとなったゴトウさんの作品が展示されている「シネマ古今東西展」http://www.recruit.co.jp/...へ行く。オープニングパーティーまで時間があったので銀座をぶらぶらしてみた。

まずは銀座エルメス8Fで開催中の中川幸夫展。この展覧会は花の展示なはずなのに会期が長い。何かあるに違いないと思っていたら案の定凄いことになっていた。エレベーターから出た途端、圧倒的な紫色の匂いに包まれる。呼吸のたびに肺の中が作品で埋まっていく。静かな作品から溢れ出る匂いの力にただただ呆然としてしまった。

花についてあれこれ考えながらエルメスを後にし、ギャラリーのほうへ向かっていたら志ま亀があった。ショーウィンドウをじろじろとみる。

寄り道を楽しみながら夕方過ぎにギャラリーへ到着した。作品は150点。150人のイラストレーターがそれぞれ好きな映画を題材に絵を描いている。選んだ映画が同じものもあった。なかでも宇野亜喜良氏と山本タカト氏が同じ「ベニスに死す」を描いていたのが印象的だった。

「小間使いの日記」を描かれたかたに「私、ブニュエルと同じ誕生日なんです」と言ったのは間違った自己紹介だったかもと反省。佐々木投手だって同じ誕生日だし。でもブニュエルと同じ誕生日というのはちょっと嬉しいので、つい言いたくなってしまうのだ。

著名なイラストレーターのかたをお見かけする事もでき、貴重な1日だった。興味のある方は9/12まで銀座のクリエイションギャラリーG8http://www.recruit.co.jp/...で開催しているので、是非。

2003.8.17 [日] 8:45 pm

7月にパペットアニメ映画を見損ねてしまったので今日はリベンジ。渋谷ユーロスペースで可愛い子ちゃんとイジー・トルンカの短編集をみた。初期の頃の風刺のきいたセルアニメ「バネ男とSS」も良かったし、切り紙のアニメ「楽しいサーカス」は絵画のように美しい。なにより「イジー・トルンカはこういうものが好きなんだろうなあ」と感じさせてくれる世界があるのが嬉しい。

映画の後はSomaCafeでお茶をし、ハンズで買い物をし、人間関係で休憩。今日は甘いもの食べ過ぎた...。ちょっと反省。

2003.8.16 [土] 0:15 am

K-1がプロレスみたいになってる...。
寸劇はいらないんだよ。寸劇は。

2003.8.13 [水] 0:02 am

ファミリーコンピューターを友人から借りた。何年かぶりにマリオさんと再会。いやあ、変っていないねえ。操作すればするほど、忘れていた感覚が戻ってくる。小学生の私が掌に降りきた。うーん、私ってばファミコン世代のお子様なのねえ。そんなわけで昨日の夜からずっとファミコンにお熱をあげて、刺繍の宿題が進まない。これじゃあ小学生のときと変らないよ!

2003.8.11 [月] 9:36 pm

日本刺繍、基礎繍い終了。
次はなにをつくろうか。

2003.8.10 [日] 10:15 pm

今日は洋服。青い部屋で「スミスの法則」 http://www.wont-lovers-revolt-now.com/ を観て、高田馬場のラ・ディネットhttp://gourmet.yahoo.co.jp/...で夕飯。食べたのは豚の耳のゼリー寄せサラダと、鴨のコンフィ。鴨のコンフィ、大好きなのだ。他に気になるものがあっても何故かいつも鴨を頼んでしまう。どの品もかなりのボリュームでおなかが一杯になった。今度行くときは鴨の誘惑を振りきってシュークルート(ドイツでいうところのザワークラウト)を食べてみたいなあ。

帰り道、「絵織のKIMONO真楽の日記を見ると、着付けが上達しているのがわかるね」と言われた。誉めてもらえたのかな。嬉しいな。

2003.8.8 [金] 9:57 pm

「なんば歩き」と言われると「なんばウォーク」 http://walk.osaka-chikagai.co.jp/ を思い出してしまうのは私だけかしら。懐かしや、大阪。

2003.8.6 [水] 7:38 pm

フーさんお薦めの木次牛乳を新宿伊勢丹で購入。飲み比べるために我愛しのおこっぺ牛乳も一緒にレジへ。大好きな牛乳が冷蔵庫に仲良く並んでいる姿を想像するだけでうれしい。牛乳のおともは蜂蜜のチョコレートにしてみる。嫌なことも吹き飛びそうな最強コンビ。あー。お風呂上りの牛乳の時間が楽しみ。

2003.8.3 [日] 0:55 am

なか志まやさん主催の屋形船企画へ行く。参加されたみなさんは浴衣をお召しでらした。ゴトウさんと岡さんデザインの浴衣もちらほら。展示会で見たときは木賊と仙人掌に惹かれたけれど、着姿を見ると線香花火がとても良い。一衣舎さん仕立ての向日葵の浴衣も「それぞれの個性にあう柄出し」を気にしながら拝見することが出来た。柄の出方で浴衣も(着物も)表情が違うものだなあと納得。真楽メンバー以外の着姿を間近で拝見する機会なんてなかなかないのでここぞとばかりに「今日のお召し物は何ですか?」「履物は?」と皆様に質問し、ちと怪しい人になってしまった。

屋形船は初めて乗ったのだけれど、とても楽しかった。屋根の上に出られるようになっていたので、東京湾の夜景と風を堪能する。そして食事の合間に林家彦いち氏の落語も聞くことができた。浴衣に屋形船で落語。しあわせ、しあわせ。そういえばうちの彼は落語家の甥っ子なのだった。今度、落語も観にいきたいなあ。

前にも日記に書いた可愛い子モデルちゃんの電話番号もゲット。今日の一番の収穫はこれかもしれない。彼女は今日も顔が小さくて(当たり前だけれど写真に撮っても私より顔が小さいよ。しかも私より身長高いよ。どういうことよ)睫毛が異様に長かった。惚れ惚れ。

(画像上:レインボーブリッジと私 下:可愛い子ちゃんと私)

2003.8.2 [土] 0:21 pm

東京も長い梅雨が明けた。

梅雨明け一番、今日は近所でお祭があるので一緒に行こうと彼を誘うが、行くか行かぬかわからない胡乱な答えしか返ってこない。仕事が忙しいのだろうか。雨はあがっても、仕事はあがらないのね。

そんなわけで仕事帰りに一人で青山みともへ。最終SALE中だったので求めやすい価格のものもちらほら。手持ちの着物に合いそうな帯を探す。玉蜀黍柄の絽の染め帯が素敵だったけれど、自分の着物にはあまり合わない。残念。

その後、雑貨を買いにスパイラルホールへ行く。お店の1Fになにやら見慣れぬものが置いてあるので近寄ってみると京都服飾文化研究財団 http://www.kci.or.jp/ のデジタルアーカイブだった!KCIの活動がずっと気になっていた私は関心空間でKWにしたこともある。http://www.kanshin.com/...面白そうなので今度改めて観に行こう。

2003.7.31 [木] 9:05 pm

実は「粋」(いき)という言葉を皆がどのような意味で使っているのかわかっていなかった。「すっきりして垢抜けしている様」という辞書の説明もいまいちピンとこない。地味とは違う、男勝りなだけでもない、艶っぽいとも違う、裏まさりとは言えどもこだわる事が美徳というわけでもない。考えれば考えるほどよくわからない。考えるまでもなく「粋」の指すところがわかる人がうらやましい。祖父母も父母も東京の生まれだというのに、私は「粋」という言葉の指す意味を知らずに育ってしまった。粋とは一体何なのだ。

「粋」で頭がいっぱいになっている時に見たTV番組では「東京でも山の手は野暮、神田は鯔背、粋は深川」というではないか。余計にわからなくなった。そのうえ、「粋」は江戸前期の上方で「すい」江戸後期に江戸で「いき」と読むようになり、それぞれ指し示す意味合いが異なったと聞く。「粋」にも流行があったというのか。謎は深まるばかり。

そんな私に、ある程度の指標を示してくれる本があらわれた。九鬼周造の『「いき」の構造』だ。1930年初版だけあり、二元性を根底とした展開がやや古いように感じるが、この時代の知識人が「粋」をどのように感じていたかは良くわかる。「野暮」「上品」「下品」「渋味」「甘味」「地味」「派手」との関係も明らかに。感覚的な部分を言葉で掴むのは難しいが、なんとなく理解できたような気がする。これで「粋」の言葉を前にしてもいままでのように肩身の狭い思いをすることはなくなるだろう。粋な人に出会っても「粋ですね」と伝えることができる。ほっ。

(画像上:ちんぎれやで買ったがまぐち
画像下:勝ちたいんやっ!ドリンク)

2003.7.28 [月] 5:06 pm

今日はゆっくり着物のメンテナンス。湯船に少しお湯をはり、石鹸を溶かし、畳んだ麻の襦袢をざぶざぶと押し洗いする。水をかえて2回目のためすすぎ。そう言えば、ためすすぎと注水すすぎのすすぎ具合は変らないと聞いたことがある。効果が変らないなら水の節約のためにもためすすぎが良いだろう。うちのお風呂は追い炊きが出来ないぶん、随分水を無駄にしているので、ここで少しでも挽回できただろうか。よくすすいだら、しぼらずに着物ハンガーにかけお風呂場に干す。縦横にピッと引っ張り、皺をとって出来上がり。洗濯物を手で洗うのはとても気持ちが良い。

(画像上:華やかな菊唐草地紋の帯揚げ 画像下:爪皮)

2003.7.27 [日] 1:39 am

朝からフーさんと友人の2人共が薦めるパン屋ドンバルへ歩いて行く。食パンを持ち歩く自信がなかったのでロールパンを5つもらう。「ロールパンの表面って卵黄を塗っているからピカピカしているんだよ!」と訴えかける感じの焼き目がたまらない。お店の店構えも、お店のおばあちゃんも素敵。

大学時代の友人と、東京の友人が大阪から京都へでてきてくれた。3人でイノダコーヒへ行く。またまたアラビアの真珠を頼む。今回の京都旅はイノダに始まりイノダに終わったのだった。

来年といわず、今年のうちにまた京都旅行がしたいなあ。やはり1泊じゃ物足りない。

(画像:アラビアの真珠)

2003.7.26 [土] 11:08 pm

京都は朝から暑かった!
まずはイノダコーヒ本店へ。アラビアの真珠で目を覚ます。残り数ページだった本を読み終えてから街中にでる。

ふらっと寄ったちんぎれやで和更紗のがま口を購入。あんまりたくさんの更紗があって、更紗の帯が欲しいなあと思っていた私には積まれた更紗が帯に見えてしまう。危険危険。

井澤屋を見た後、フーさんと待ち合わせ。てっさい堂で簪や帯留めを物色し、お昼はフーさんお薦めのたから船でカツライスをいただく。ご飯少なめにしていただいたのに、ちょっと残してしまった。ちゃんと元気なときにもう一度食べたいなあ。閉店してしまうまでにもう一度行けるかしら。こういうお店がなくなってしまうのはやっぱり寂しい。

おなかいっぱいになった後、ない藤へ。噂の白いiBOOKでKIMONO真楽のHPを見たり(!)、楽しいお話を伺い、猫のくろさんを撫でたりと、充実した時間を過ごす。

雨の日に備えて爪皮や雨下駄を見せていただき、ビニールの爪皮をいただく。私は御多分に漏れず、ビニールの草履カバーがあまり好きではない。ところがこのビニール爪皮はなんだか気に入った。どうしてだろうと暫く考えてわかった。「幸田文の箪笥の引き出し」に出ていた爪皮に似ているのだ。私はその爪皮がかかった足駄の写真がとても好きで、何度も舐めるように見ていた。それが「透明の爪皮=好き」という図式の刷り込みとなったのかもしれない。

ない藤の後は、まる捨で一服する。まる捨の前は勿論何度も通ったことはあるけれど、実は入ったことがなかった。外観から受けるイメージそのままのお店で、とても気に入ってしまう。フーさんの沖縄話を聞きながらミックスジュースを飲んだ。

そして、ゑり萬。一番明るい赤の飛び絞りの帯揚げを頂戴した。絞りの柄は花柄。もみじや蝶の形に染めてあるものもあった。地紋の菊唐草が思ったよりも華やか。光の加減で地紋が浮かび上がったり沈んだりする様が素敵で、家に帰ってからも電球の下で色々な角度にして楽しんだ。はやく10月にならないかなあ。どの着物と帯にあわせよう。

買い物を終えてから、フーさんも一緒にetwで開催されている友人の個展へ行く。夕方過ぎに帰ったフーさんと入れ違いで、フミコさんがetwに来てくれた。フミコさんはフーさんに会いたかったようで、もっとはやくフミコさんに連絡してあげれば良かったなあと反省。

夜10時頃までetwでまったりし、旅館へ戻る。今日は素敵な女性にいっぱい会うことができて大満足。

(画像は絵の前で)

2003.7.24 [木] 8:21 pm

「フリーダ・カーロとその時代」展に行く。私がフリーダ・カーロを知ったのは、実は森村泰昌の「私の中のフリーダ」シリーズがきっかけだ。オリジナルを後から見ることになるとはなんだか不思議な気分。

展覧会ではフリーダ・カーロやマリア・イスキエルドなどが気になる。フリーダの生きた時代は、メキシコ革命が終結し土着的なものを見直す風が吹いた時代でもあった。それも多くの人々に手が届くかたちで。様々な土地の民族衣装が好きだったフリーダだが、やはりメキシコの民族衣装が一番のお気に入りだったという。「私の心のディエゴ」という作品でもメキシコ南部、テワンテペク地峡の原住民の花嫁衣裳を身に付けていた。母親の出身地であるオアハカ地方の民族衣装テワナも好んだ。こちらも絵画の中でよく着ている。自分のルーツと生きる土地を大切にしていた事がわかる。時代のせいだけではないのだろう。彼女はメキシコで生きたのだ。フリーダの絵からはメキシコの強い日差しが感じられる。

映画「フリーダ」も観なければ。

(画像はフリーダ展チケット)

2003.7.23 [水] 10:04 pm

「降水確率30パーセントは折りたたみ傘が必要で、40パーセントで雨が降る」という。今のところ週末の京都は雨模様の予定だ。晴れたら着物で行こうと思っていたのだけれど、どうなってしまうことやら。

2003.7.22 [火] 9:52 pm

最近、読書ノートづくりに励んでいる。読んだ内容を咀嚼しながら、わからないことを調べ、ノートに記していく。私の読む本の殆どが世界史関係だということもあり、読書ノートはさながら歴史の授業ノートのようだ。

学びたいと思うこと、チャレンジしたいと思うことは山積している。絵も描きたい。着物や布についてももっと知りたい。興味のある事を挙げればきりがない。少しづつ自分のペースで挑戦していこうと思う。

2003.7.21 [月] 11:28 pm

午前中、ひとりでパペットアニメ映画「結んだハンカチ」を観にいこうと思っていたのにウトウトとお昼寝して寝過ごしてしまう。珍しく映画館に行こうと思ったのに。

夕方からは天嬢院ちゃんに誘われて、同学年ばかりが集うサークルに参加。みんなで月島でもんじゃを食べる。私は今日も浴衣に半巾帯。貝の口に結んでみたのだけれど、どうも崩れやすいので途中で文庫に結びなおしてしまった。貝の口は今後の課題としておこう。

(画像は今日とは関係ない髪の長いヘヴィメタの人)

2003.7.19 [土] 1:20 am

「草木染 染料植物図鑑」を購入した。植物の写真と、媒染による染めあがりの色の違いがカラーでわかるようになっている。

本を読んでいて気づいたのだが、私が「やぐるま」だと思っていた矢車は「やしゃ」と読むのだそうだ。矢車とは、鈍色を染めるあの矢車だ。正式には矢車附子(やしゃぶし)というカバノキ科ハンノキ属の植物だという。植物の別名も記載されているのだが「やしゃ」という音は「夜叉」と字をあてる事もあるようだ。そこまで読んで思い出した。毘沙門天は夜叉を率いて北(北の色は黒)を守っているのだ。やしゃが黒を染める、なるほどなあ。この本を読めばもっと発見がありそうだ。

仕事帰り家で浴衣に着替え、美容院主催のBarへ行く。最寄駅でみなこさんと待ち合わせ。みなこさんの旦那様も浴衣姿が決まってらした。ご夫婦で浴衣なんて素敵だなあ。私の今日の装いは、Barのテーマ「沖縄」にあわせて、ミンサーの半巾+藍地浴衣+ブーゲンビリアのキーホルダー根付。

(画像:浴衣の私 photoみなこさん)

2003.7.18 [金] 9:14 pm

いたさんがお忙しいということで、一人で尋ねた彩芽http://www.kanshin.jp/...のsaleだったが、なんとお店でいたさんにお会いする。私は後の予定があり少ししかお話できなかったのが残念。また今度遊びましょう。

いたさんとお別れした後、オーチャードホールでボストンポップスの公演を聴く。オーケストラがポップスを演奏するのだが、オペラあり映画ありミュージカルありの演目なので、聴いたことのある曲ばかりで面白い。私は音楽には疎いのだが、たまにはひとりで音楽を聴きにでかけるのも良いな。「アッピア街道の松」が夏の夜を爽やかに締めくくってくれた。

(画像はsaleで購入した絞りの兵児帯)

2003.7.16 [水] 8:23 pm

さっちんさんの日記http://www.kanshin.jp/...にあった「繁田真樹子 金魚日和展」に行く。

展示作品は金魚柄の浴衣が6点と浴衣小物とパネル作品が数点。入り口から正面に飾られた出目金の浴衣の大胆なこと!着るとどんな風に柄がでるのかしばらく見入ってしまった。展示作品の生地は綿コーマと、格子の織柄が浮いた木綿(綿紅梅ではない)、ところどころに浮き柄のある木綿の3種類だった。綿コーマ以外は洋服地のよう。

以前の繁田真樹子展覧会のパンフレットが売っていたので購入する。パンフレットには着物が6点載っていたのだが、この着物が金魚浴衣よりも面白いではないか。海老天ぷらを揚げる柄、アールデコな衣替え、スーパーの買い物袋、ホースからほとばしる水を浴びる蓮の葉...。浮遊感のある絵柄が、とぼけているようで可愛らしい。お値段は(浴衣から推測するに)可愛らしくないようだけれど。

それにしても東京の丸ビルはいつ見ても丸くないね。
(丸の内ビルヂングだから丸ビルだというのは知ってはいるのだけど。)

2003.7.14 [月] 2:00 pm

昨日干した2人分の着物を畳んで片付ける。彼は自分の浴衣姿が大層お気に召した様子。今年もあと数回は2人で浴衣で出かけられるかな。花火に夏祭り。梅雨明けが待ち遠しい。彼が欲しいという兵児帯も探したい。パーティーで他の男性の帯を見て(自分の角帯と比較し)「ああいうのもあるんだ。あっちのほうが楽そうだ。」と言いだしたのだ。できれば私も使えそうな絞りの兵児帯が良い。色は黒か緑か藍が良いなあ。少し前に古着屋さんで見かけた墨色の兵児帯がまだあるかな。肌襦袢と裾よけもTシャツとステテコに替えたらもっと気軽に着られそうな気がする。色付きステテコは一衣舎さんの商品にもあるのだそうだ。むふふ。来年あたりには長襦袢をプラスして夏着物として着ても良いだろうなあ。他人の着物のことで夢を膨らませるのは楽しい。

夕方過ぎにシルクラブからDMが届く。7/22-7/27の予定で京都の問屋 太田和さんの個展が開催されるのだそうだ。DMを読むとなんとも面白そう。良い物をたくさん見て知識を吸収する為に、行きたいと思う展覧会にはできるかぎり足を運べたらと思う。シルクラブもこれから足を運ぶことが何度かありそうだ。

(画像上下:私の昨日の髪型 photoぬほりんさん)

2003.7.13 [日] 7:48 pm

1周年記念パーティー当日。
早起きをしてまずは自分の支度を済ませる。その後で彼の着付けをする。帯結びも心配していたほど難しくなく、貝の口に結ぶことが出来た。

中目黒の美容院で髪をセットしてもらい、会場へ移動。会場に次々と着物姿のかたがいらしてなんだかわくわく。みんな素敵な装い。お洒落するのは楽しいなあ。装う喜びは、生きることをちょっとだけ(私にとっては大分)楽しくしてくれる。これからもずっとお洒落をするイキイキした気持ちを忘れずにいたいなと思った。

パーティーは予定の時刻に始まり、楽しいひと時を過ごす。みなこさんの南京玉すだれ、はづきさんからの電報にも感激。

その後は庭園散策+写真撮影。残念ながら用事の為に途中で退席し、青山へ。彼のスーツが出来上がったのだ。テーラーの店主は、浴衣の彼と着物の私に大喜び(?)していた。若い定員さんは最近、和裁も習っているらしい。そのうえ、店員さん皆が皆「着物が着たい」と言うではないか。洋服の仕立て屋さんなのに。笑ってしまった。

(写真上:かずさんに釣られるかず君 写真下:今日の私の着物:小千谷縮-杉山織物の小千谷でしょう と教えていただいた-/ミンサー半巾/吉岡染めストール)

2003.7.12 [土] 0:07 am

やっと彼の小千谷縮が届いた。ほっと一息。あとは帯を貝の口に結べるかどうかが問題。まあ、どうにかなるか。帯結びの本もあることだし。

TVでナインティナインがオリジナル浴衣をつくるという企画をしていた。なんと先生は金子國義氏。絵羽の着物を後ろから見たような形の紙型を使用していた。なるほど。絵をつけるのもコツがありそうだったが、そこらへんは編集でカットされていたようだ。出来上がった浴衣は黄色の地に茶のコーヒー豆の柄で、なかなか可愛い。

2003.7.8 [火] 11:24 pm

彼のお遣いでワイシャツの布を選びに行く。余り布で足袋や鼻緒を作れることもあって、微塵格子や縞を選ぶ。余った布を有効に活用できるのがなんだか嬉しい。物は大切にしなくてはね。以前に作った分の余り布をはやく足袋にしなければなあ。

(画像はワイシャツ色見本と以前の余り布たち)

2003.7.7 [月] 10:32 pm

関東は今日が七夕。

みなこさんから夕方に東京タワーへ行こうとお誘いをいただいたので、今日は藍地の浴衣を着る。帯はミンサー半巾。待ち合わせまでの時間まで、一人で浅草で買い物をして時間を潰す。まずは高砂屋で絽の裾よけ、続いて長谷川商店で下駄をみる。塗りのものが欲しいなあと物色しているとお店のかたが奥から糸春(いとはる)という塗りの下駄を持ってきてくださった。形は千両と右近。右近を持っていなかったので台は右近に決定する。続いて鼻緒選び。夏らしい水色の鼻緒に一目惚れしてしまう。台と坪の色もぴったりだったので、迷わずそれを挿げてもらう。歩きやすそうなお気に入りの1足ができた。(後でかずさんと形と鼻緒の色だけ違うおそろいの下駄になってしまった事が判明。やっぱり姉妹?!)

その後、池袋に移動し全国伝統的工芸品センターに寄る。センターで勤務されているおじさまに浴衣を誉めていただく。藍地の浴衣は人の心を掴むのが上手なようだ。浴衣よ、ありがとう。

2階の展示場では「沖縄の伝統工芸品展」が開催されていた。この展示品の素敵なことよ。気になったのはウージ染め。ウージ(さとうきび)の葉と穂で染めているのだそうだ。「西表の布たち展」でもウージ染めを見かけたのだが、草いきれのするようなの緑色に染まっている。自然の匂いがして、良いなあ。

その後、みなこさんとかずさんと落ち合いキンカ堂。着物売り場が不思議ゾーンと化していた。みなこさんが手芸用品をお買い上げ。

キンカ堂を出る頃には19:30をまわっていた。早足で東京タワーへ移動。途中、駅でイタリアのかたに浴衣を売っている場所を尋ねられた。彼らは英語で話し掛けてくれるのだが、私は英語と歴史の偏差値の差が35くらいあるのだ。そして英語の偏差値のほうが低いのだ。ヒアリングは「なんとなく」できても日本語でしか答えられない。かずさんとみなこさんにバトンタッチ。

イタリア人とお別れし、東京タワーに到着。霧がかったタワーはぼんやりして幻想的。タワー内は七夕らしく浴衣のカップルが多かった。しかしこの天気じゃあ織女星と牽牛星は会えないだろう。九州の七夕は8月だから1ヵ月後の南の夜空に期待しよう。

(画像上:糸春右近 画像下:東京タワー)

2003.7.6 [日] 9:45 pm

一衣舎さんへ小千谷縮を引き取りに行く。寸法をおまかせしていたのだが、以前に仕立てていただいたものから少し変更があった。羽織ると、今まで着ていたものよりも細みだということがわかった。平均体重から比べるとかなり痩せている私は洋服が大きくていつも困っているのだ。(ちなみに体脂肪率は11パーセント。)洋服のサイズがない痩身の人は着物を着るべきだと思う。自分サイズの服の嬉しいことったらない。

1周年パーティーhttp://www.kanshin.jp/...にはこれを着て行くのだ。1週間後がとても楽しみ。

(画像は昨日の友人のお母様に頂戴した蜻蛉ブローチ)

2003.7.5 [土] 11:58 am

友人の家で着付けを教える。飲み込みの早い友人は1回教えると、2回目からは自分でできるようになっていた。これで素敵な着物美人が一人増えた。

着付けが一段落した後、彼女の実家近くの藍染め工房の話を聞く。『きものサロン』にも綿の自家栽培をしていると書いてあったのだが、真岡(もおか)木綿という木綿を栽培しているのだそうだ。真岡木綿は肌触りがよく丈夫なのが特徴で、最近TVでも"復活のきざしあり"と、とりあげられていたという。真岡木綿、実物に出会ってみたい。

(画像は友人着姿)

2003.7.4 [金] 7:58 pm

7月には欠員が補充され、仕事の忙しさも解消されると思っていた。少しは休めるだろうと旅行に行く予定もたてていた。だのに補充されたメンバーが急な退職。明日までに予定をたてなおさなければいけなくなった。これはきっと着物の神様が「働けー」と囁いているのだろう。2泊のはずの旅行は、やりくりして1泊にしようか。ううむ。

2003.7.3 [木] 10:04 pm

高校時代の友人と連れ立って、もとじの決算市へ行く。同伴者がいると心強い。私は手持ちの着物に合いそうな帯をいくつかみせていただく。

綿薩摩と夏大島の話になったとき、友人が「都城」という地名に異様に反応していた。私の時と同じような反応。やはり、鹿児島県人と宮崎県人はこの地名に反応するのね。偉大なり、郷土愛。各地を転々としていた私には「ここ」という故郷というものがない。故郷の織物を着ることができたらどんなに幸せだろう。故郷のない私は、せめてとばかりに民族衣装の着物に袖を通す。故郷がないかわりに色々な土地の染物や織物に縁があると良いな。

夕飯は鳥繁。串をつまんだ後は、名物だという懐かしい味のドライカレーをいただく。店を出る頃には、たぬきのようなお腹に!

2003.6.29 [日] 8:15 pm

暑さに負けて今日は洋服で過ごす。友人達と原宿でご飯を食べたあと、なごみ堂へ行く。まず、目に付いた男物の下駄を購入する。彼に履物をプレゼントしようと思っていたので、丁度良かった。(しかも予算よりかなり安くあがったので良い気分。)お茶をいただいたあとは自分のためにと、ねじりだまの根付(画像)を買い求める。ラムネの壜のような涼しげな色味。夏はこれをぶらさげてたくさん出かけよう。

なごみ堂にはKIMONO真楽の男性メンバー、キムラさんが浴衣で来てらしたので、いろいろと質問する。下着から腰紐のことやら補正のことまで、根掘り葉掘り。勉強になった。

2003.6.28 [土] 8:15 pm

仕事帰りにライヴハウスへ。
歌に癒される。

2003.6.27 [金] 9:12 pm

今月はなんだか仕事が忙しい。片付かないデスクを後にして、定時に退社。西表の布たちhttp://www.kanshin.jp/...の展示会へ行った。

展示作品はみんな生き生きしていた。見ていて楽しくなってくるものばかり。舞台衣装、のれん、ティサージ。どれも元気な織物たちだった。西表島もこんな元気な島なんだろうか。

そして、楽しみにしていた糸うみを体験。芭蕉と苧麻から選択できたので、苧麻をチョイス。苧麻のほうが柔らかくて縒りやすいのだそうだ。毛糸玉のように巻かれた小さな麻のかたまりをいただく。

このかたまりになるまでを訊くと、麻も芭蕉も刈り取ったあと、細く切り、灰で煮るのだそうだ。煮ながら余分なものを取り除く。そのあと小さく巻いてかたまりにするのだとのお答え。芭蕉は茎の外側が繊維が太く、内側は細い。そして中心の芯の部分は食べるのが楽しみ(!)だと教えてくださった。お味はアスパラ風なのだとか。そして同じ茎でも水はけや日当たりによって繊維の色が違ったりする。見せていただいた糸には紅色っぽい部分や、白い部分があった。「植物染料は育った土によって出せる色合いが違ってくる」という話を読んだばかりだったので、植物には土と水と光と酸素が重要だということを再認識した。小学校の理科のよう。

いよいよ糸うみの作業に入る。始めは、苧麻を水で湿らしながら(特に東京は乾燥しているからたくさん水に浸す必要があるのだそうだ)、少しづつ裂いていく。いくつか細い糸ができたら、それを縒ってつなぐ。これがなかなか難しい。指紋が深いほどうまく縒ることができるのだそうだが、縒りすぎていると終いには指紋がなくなってしまうのだとか。私に教えてくださったかたも、「指紋がないから悪いことができるよ」と笑って、つるつるの親指と人差し指を見せてくださった。

心に残ったのは「生えている方向に逆らわず、自然の流れに沿って作業を進める」という注意だ。全ての作業が茎から根に向かって、自然に逆らわないようにできている。逆に進めると糸がささくれだってしまって、進むことができない。

なんとか最後まで糸をつなげ、最後に小さな毛糸玉のように巻く。30分程かけて、やっと60cmほどのほつれそうな糸が完成。お手本の苧麻は、つやつやとして絹のようなのだが、私の苧麻はお土産を包む竹皮の紐の用だ(画像)。今度は芭蕉でリベンジしたい。

糸うみの間のおしゃべりもとても楽しかった。月桃の匂いを嗅がせていただいたり、芭蕉の生命力に驚いたり。あんまり楽しいので、西表島に行ってみたいとまで思ったのだった。いつか行くことができるかな。

今日は貴重な経験をした。こんな体験ができたのもKIMONO真楽のおかげだとつくづく思う。この1年、メンバーのKWがきっかけで色々なところに足を運ぶようになった。日記だけでは書ききれない知識と経験を得ることができた。知識や情報、楽しみや喜びを共有できる、まさに「真楽」だなと思う。ありがたい。

2003.6.26 [木] 10:57 pm

友人とエスペリアでご飯。
着物に興味があるという彼女と、着物話に花を咲かせる。
趣味を訊くと薄いピンクやグレーの、落ち着いたものが好きなのだそうだ。
彼女の着物姿が楽しみ。

家に帰ると、麻雀牌帯留めの情報が伝言で届いていた。早速注文。
(しかし牌の絵の意味がわからない...。)
情報ありがとう、リリコさん。

2003.6.25 [水] 8:53 pm

仕事帰りに「芝崎るみ10年のゆかた仕事」展へ。

濃い藍地に、青の大胆な芝模様が気になった。しかも私に似合う(気がした)。ちょっと悩んだが「浴衣は既に1枚持っている」と自制する。自制するのは得意なのだが、たまに諦めのよさを後悔することも...。出会ったときに見極められるようにしておかなければいけないなあ。

浴衣のかわりに隣の家の庭に咲いているヒメツルソバに似た、つまみのピアス(画像)を買い求める。つまみのアクセサリー類はつまみ簪の職人さんに無理を言って作っていただいたのだそうだ。

そうそう。展示されていた過去の作品も素敵で、チューリップの柄が復活したらなあと思ったのだった。

2003.6.24 [火] 7:59 pm

霧雨で煙る一日。雨を喜ぶ蛙をよけながら帰ると、うちにも決算市の葉書が届いていた。ここで散財すると秋冬に困る気がするのだけれど。参ったな。

2003.6.23 [月] 4:00 pm

芝崎るみ10年のゆかた仕事http://www.kanshin.jp/...を見に行こうと思い立ち、アンティークのちりめん単衣を着る。意気揚揚と表に出るとポツポツと雨が...。もちろん踵を返す。

1時間後、表を見ても相変わらずの雨模様だったが、そうだ 銘仙 お召 楽しもうhttp://www.kanshin.jp/...に行き先を変更し、出かける。沼袋のほうが根津よりも家から近いのだ。

会場は平日のためか私のほかに3組ほどのお客様がいるだけ。木村さんのコレクション展示では、なんとご本人が解説してくださった。木村さんは会場に来た皆さんにお声をかけていらして、優しい笑顔がとても印象的。気になったパイナップルの柄の銘仙について尋ねると、南の国に対する憧れを高めて戦意を高揚させる目的でつくられたのだと教えてくださった。他にも地場産業を盛りたてる柄のものも。銘仙は時代や場所を映す鏡のようなものでもあったのだな。

そして、私の着物が錦紗ちりめんだと教えてくださった。確かに軽いし、購入したときも「普通のちりめんじゃないけど...何だろう」とお店のかたに言われたのだった。これからは胸を張って「錦紗です」と言うことができる。

2003.6.22 [日] 11:24 pm

ストレートパーマをあてに美容室へ行く。なんと、美容師さんがKIMONO真楽の私の日記を見たというではないか。恥ずかしい。

帰りの電車で着物のかたを何人か見かけた。お召し物は、紗あわせの訪問着、単衣の訪問着、単衣の色無地、絽小紋、単衣の木綿などなど。この時期は特に着物姿のかたが気になる。私も着物の時はこんな風に観察されているのかしら。

帰宅後は、夏至のライトダウンにあわせて早めに夕飯をとる。

そうそう。彼の浴衣は小千谷縮に、綿の角帯、麻の裾よけ、麻の肌襦袢にした。
私が全て決めた。
意見を聞かずに準備してしまうのが一番良い方法だと悟ったのだ。

2003.6.21 [土] 0:43 am

珍しく土曜休日。

ゆっくり起きて、半襦袢に絽半衿をかける。ここでみなこさんから頂戴した針が大活躍。針が長いので運針しやすい。縫い針でこれだけ違うということは待ち針にも良し悪しがあるのだろうか。着物を着始めてから裁縫道具に興味が湧いてきている。

夕方過ぎからは銀座へお出かけ。中学時代からずっと好きな人とデートだ。うふふ。日比谷公園を散歩して、銀座5丁目のルパンでお酒をいただく。バーテンダーさんがお話上手で楽しい時間を過ごすことができた。

あんまり気分が良くて大声で「てぃんさぐぬ花」を歌いながら帰ってくる。酔っ払っているよ。

2003.6.20 [金] 1:38 pm

人は身の回りの恒常性を無意識に信じてしまう癖がある。だから変わることに反発を感じてしまう。変わることが生きることだと知っているからかもしれない。そんなことを思いながら夜の表参道を歩く。

青山周辺で用事を済ませたあと、青山みとも http://www.aoyama-mitomo.co.jp/ に寄ってみる。表参道駅から歩いて1分。記憶の中の地図を頼りにたどりつく。が、20時をまわっていたのでシャッターが下りていた。残念。

2003.6.17 [火] 0:22 am

今日は『呉服なか志まや』展http://www.kanshin.jp/...でご縁のあったゴトウさんのお手伝い。

他人(なか志まやさん)に着付けてもらうなんて、七五三ぶりだった。長めの襦袢の端折り方もじっくり観察させていただき、これからは襦袢が裾からでるなんてことはなさそう。勉強、勉強。私の持っていった黒地に水玉柄のお召しもなかなか好評で、ほっとしたのだった。

そして家庭画報インターナショナルhttp://www.kateigaho.com/...のモデルの可愛い子ちゃんを拝み、感動。顔がグレープフルーツのように小さかったよ!漫画を読む様も絵になっていたよ!睫毛にマッチが5本のりそうだったよ!世の中にはあんなに奇麗な人もいるのだね。眼福ー。

2003.6.16 [月] 7:53 pm

昨日の晩、彼の浴衣についてもめる。

今までは、私が乗り気だと引いてしまうだろうと平静を装っていた。が、そろそろ6月も半ば。どうするか答えをきかせてもらわないと7月に間に合わないだろう。家で仕事をしている時に「浴衣はどうしたいの?」と訊いてしまったのだ。旅行疲れの狭い心には浴衣のことを考える余裕などなかったらしい。逆鱗に触れてしまった。

おかげで今日はちょっと寂しい。

2003.6.15 [日] 8:03 pm

来月末は京都旅行の予定。etwで開催される友人の個展を観に行くのだ。

そのための宿の予約をする。1泊目はPrinzhttp://www.delicious.ne.jp/...。ギャラリーとカフェに併設されたホテル。ここは時代裂屋梵も近いので寄ることができそう。2泊目は紫http://www.delicious.ne.jp/...。空き室があるか電話でうかがうと「ちょっと待っておくれやっしゃ」と言われる。素敵な京都弁。祇園はどこへ行くにもアクセスが良い。ここからなら目的地のetwにも歩いていけるだろう。

予約電話という一仕事を終えて、浜町へ向かう。かずさんと待ち合わせして太田屋さんに連れて行っていただく。お願いしたのは、袷の着物の丸洗い。仕上がってくるのが楽しみだ。

2003.6.14 [土] 11:57 pm

今日はちょっぴり変わった趣向のBarへ行く。どう変わっているのかというと通っている美容院が月に1日だけBarに変身するのだ。Barのご亭主は美容師さんが月替りで担当し、テーマを決めて営業する。今月のテーマは「和」と「花」。

Barへ行くために仕事帰りに家で着物に着替える。雨なので塩瀬の半衿がついた半襦袢にウールの単衣。帯は博多の半巾をカルタ結びに。雨を考えての装いで、不本意ここに極まれりといった感じ。ちょっと可愛くしたいなあと、洋服用のショールと大き目のピアスをプラスする。気分はプロミスのCMの姫。

家を出たとたん、大雨にめげる。そのままタクシーを捕まえて運んでもらうことにする。到着すると、お手伝いの為に既にお店に着いていたみなこさんとかずさんが出迎えてくださった。

今日は他の用事もこなしたというかずさんは、お出かけ着物から普段着物に着替えてらしたのだとか。雨というだけでめげている私は、衿を正す思いがしたのだった。

そして中学生の頃から好きな歌手の方とおしゃべりし、一緒に写真も撮っていただき、幸せな1日を過ごすことが出来た。心残りと言えば、私の粗忽っぷりをかずさんに知られてしまったことぐらいだろうか。胡瓜の餌につられて、羞恥心のなさを暴露してしまった。(余談だけれど、京都祇園では7月になると胡瓜を食べなくなる。そのわけを出先では思い出せなかったのだが、そうだ、八坂神社の社紋が胡瓜の切り口に似ていたの[木瓜紋]だった。調べると京都の祇園だけではなく、博多の祇園などでもおなじように祇園祭の間は胡瓜を食べないのだとか。)

(画像上:Barでゲストの皆で活けた花 画像下:プロミスの姫)

2003.6.13 [金] 9:12 pm

自分の夏物がぼんやりと見えてくると、今度は彼の浴衣をどうにかしなければと悩み始める。小千谷縮などで着物としても着られるようにしようか、はたまた気軽に着てもらえるように普通の浴衣にしようか。帯は何が良いのか、履物はなにが歩きやすいのだろうか。男物はまだよくわからない。

答えを求めて、帰りに「男の着物人生、始めませんか」http://www.kanshin.jp/...を立ち読みする。「なぜ、あの組み合わせ?」と謎に思っていた書生風の着こなしについて言及されていたり、手入れのコツなどが書いてあり、女性の私にもとても面白かった。今度、購入しよう。

さて、彼の夏物はどうなることか。本人と相談してみなければいけない。今年は小千谷を浴衣として着て、来年も着たいようだったら襦袢をつくるのも良いかもしれないなあ。

みなさま、良い案があれば、ご教示ください!

2003.6.11 [水] 8:22 pm

彼は明日から社員旅行らしい。
おかげで私は支度におわれている。
SARSを避けるために今年は国内旅行。
沖縄へ行くのだとか。

1週間前から「お土産は...ごにょごにょ...」
「ちんすこうは要らないよ」
「ミンサーというものがあってね」
「ブーゲンビリアの根付とかあるのかなあ」
などとアピールしているが、きっと持って帰ってくるのは「沖縄へ行ってきました」と書いてあるパッケージのクッキーとかなんだろう。お土産のセンスを磨いて欲しい。

2003.6.10 [火] 10:09 pm

仕事帰りに映画「春の惑い」を観る。

映画の観どころは何と言っても旗袍(チャイナドレス)だろう。旗袍の起源については諸説あるようではあるようなのであえて言及しないが、長い時間を閲し形を変えていったことは確かなようだ。洋服も和服も、着方や形は時代によって様々だ。今の形に袖を通すとき、連綿と続く歴史を思わずにいられない。

銀幕のなかの旗袍は1946年の風を受けてひらひらとゆれていた。

2003.6.9 [月] 7:58 pm

午前中はなにもせず、ひたすらぼーっとしていた。何もしない。ただのんびりするだけ。それだけで心と体が元気になっていく。

夕方過ぎに和織から電話が来る。
夏大島の件。似たような色の反物が入ってきているということと、草野満代の朝なま報道局http://www.kanshin.jp/...で前のものと同じ色を使用する予定なのでそれで良ければ同じ色もある、との事だった。似たような色にも興味があったので、今週中にうかがうことを約束する。電話を切ったあと、ひとりでにこにこ、否、にやにやする。残りの疲れもこれで吹き飛んだ。

日も暮れかけていたけれど、元気がでたので小千谷の反物をお願いしに一衣舎さんに伺う。以前に和織経由で仕立てをしていただいていたので、寸法表が残っていた。なんだか嬉しい。腰まわりと裄をはかっていただき、小さな変更などはお任せすることにした。こうして仕立屋さんに直接お会いすると安心してお任せすることができる。居敷当は、襦袢が麻なので必要かなと思い、洗える航空絹布をつけていただく。

その後、衿衽続きの着物を羽織らせていただいた。胸と脇のあたりがスッキリしていて、小さい着物なのかと思い違うほどだった。自分のサイズで作ってもらったらもっとスッキリするだろうし、良さそう。

そうそう。2日の日記に書いたひびのこづえコレクションがみとも銀座コア店http://www.aoyama-mitomo.co.jp/...に展示されているらしい。見に行けるかしら。

2003.6.8 [日] 6:48 pm

スーツの仮縫いの日。

仕立て途中のスーツは躾糸がついたままで、どうして立体になっているのかが推して知ることができる。見ていて面白い。

それと今日は小千谷縮の反物を買い求めた。白地に黒の太縞と細縞がはいっている。縞の黒の分量が多いので少し灰がかって見えるけれど、白は涼しげだろうと思ったのでその反物にした。色の濃いものも締まって見えるので涼しげだけれど、ぼんやりしているのも個人的には好きなのだ。

さあ、これを形にしていただかなければ。

2003.6.7 [土] 11:05 pm

そういえば今日、広田レオナ氏が着物でTVにでていた。黒い紗にちどり柄の着物、半衿は大正友禅ぽいもの、襦袢も半衿と同じような柄を着ていたので、紗あわせのように透けていた。薄物の下に、柄の襦袢を透けてみせるのは素敵だな。

TVを観ていると彼が「広田レオナは戸川純と内田春菊を足したような雰囲気だ」と言い出した。戸川似というのはアングラな雰囲気がそう言わしめるのか?内田似というのは『内田金玉』を立ち読みしたせいだと思うのだけど。本を立ち読みしたことは忘れていても、心のどこかでその2人が関連付けられているのだろう。結局、私はどちらも同意しかねたのだった。似ていると広く認識されるのだろうか、この御三方。

2003.6.6 [金] 11:25 pm

可愛いなあと思っていた家庭画報インターナショナルhttp://www.kateigaho.com/...の表紙のモデルさん(白塗り)と、これまた可愛いなあと思っていたなか志まや浴衣のモデルさんが同一人物だと知る。私好みの顔は、どんなにしたって私好みということなのね。

2003.6.2 [月] 6:02 pm

今日は走墨展へ行く。
曇り空ながらも雨は降りそうにない。
単衣のお召し.博多の半巾.絽半衿.エナメル草履.麻絽の襦袢.金魚の根付というコーディネイトにした。帯はいつもうまく出来ない文庫結び。今日もなんだか変な仕上がりに。そして、着物の衿が細いので、首の後ろから半衿がでてしまう。常に気にしておかないとひょっこり顔を出してしまう。

すこしはやく銀座についたので和織をのぞいた。実は、前に見せていただいた微塵格子の夏大島がずっと気になっていたのだ。しかし残念(幸運?)なことに、他にご縁があったらしい。このままでは本当に夏がきてしまう。どうしよう。どうにかしよう。

お店を早々に後にし、みなこさんと待ち合わせの場所へ向かう。みなこさんは網と飛び魚と太鼓柄を芋版で摺ったお着物だった。網の柄が涼しそう。

会場につくと、着物姿のしょうさんがいらした。説明をしていただきながら作品を拝見。メッセージのある作品が素敵。墨の滲みも色々な色合いがあり(茶墨と青墨で表現するそう)味わいがあった。象形文字からできていった漢字などは創作に適しているなあなどと思いながら、絵画的な書の世界を堪能した。

その後は同じビルにある「ぜんや」「青山みともつむぎ館」を見て回る。みともは他の店に比べて木綿が多く、薩摩絣.館山唐桟.久留米絣.弓ヶ浜絣.広瀬絣 等々があった。柿渋と藍の広瀬絣などをみせていただく。花織なども素敵。皆が危険ゾーンだというのもうなづける。

その後、松屋で印度カレー味とはちみつ味の歯磨き粉(!)を購入し、お茶を頂いて帰路へつく。

夕食後にいつもの通りe-SPURをみていたらひびのこづえ氏が着物をデザインしたことを知る。http://spur.shueisha.co.jp/...帯が可愛らしい。

2003.6.1 [日] 5:38 pm

彼のスーツの仮縫いについていく予定だったのに、急に仕事が入ったらしい。こんな事なら銀座に行けばよかったなあと思いつつ、近所の「ギャラリーくらくら」http://www002.upp.so-net.ne.jp/...へ行く。

ギャラリーは家から歩いて10分程度。室内の壁にかかったバティック(ジャワ更紗)が目を引く。

お店の方に「帯にするにはどういった布がむきますか?」とうかがうと丁寧に説明してくださった。一番大きなジャワ更紗は「カイン・パンジャン」という胴巻きで、次に大きいのがサロン(腰巻)。この二つだと充分に名古屋にできるそうだ。一番小さな布がスレンダン(肩掛)で、こちらは半巾帯向き。

扱っている布は手書きの現代ものだけだそうだ。つまりアンティークや機械染めのものは置いていない。染料は藍と木などの植物染めと化学染料のどちらもある。お値段は製作までに掛かる時間と比例しているとのこと。

名古屋帯が欲しいなあと思いながら、箪笥3棹に整然としまわれている布を物色する。両面から染められた布はどちらが裏か表かわからない。それくらい丁寧に書かれている。

着物とのあわせかたや、帯になったときの柄の感じなどを考えるのが楽しい。
まずは手ごろな半巾をつくってみても良いかもしれない。
更紗帯のイメージを膨らませながら帰宅。

2003.5.31 [土] 8:44 pm

いよいよ衣替え。

6月は活躍してくれた格子柄の袷を洗いにだそうと思う。そして夏物を準備しよう。着物に帯に小物。なにからなにまで必要だ。季節は一瞬たりとも待ってくれない。

5月の着物回数は4回(4回すべて名古屋帯)

2003.5.28 [水] 8:10 pm

歌舞伎の仕込みが始まったので、廊下で中村一座の面々とすれ違った。歌舞伎音痴な私でさえも存じている役者さん達とも朝の挨拶を交わす。役得、役得。若いみなさんは浴衣に足袋にスニーカー...。足元がとても気になる。これからすれ違うたびに足元をチェックしてしまいそうだ。

帰りに染司よしおか展で生絹(すずしの布 近似値 オーガンジーらしい)のストールを頂戴する。

藍と矢車でグラデーションに染められた布が輪状になっていて、
裏と表の透け具合.皺加減の陰翳で色々な色に見える。
襲もこんな風だったのだろうか。

会計の時、お店の方に「どんなご縁で開催されたんですか?」と尋ねると、
意表をついた答えがかえってきてちょっと驚いた。
知りたい方はお店で尋ねてみましょう。

2003.5.27 [火] 8:49 pm

青山プランテーションで開催中の染司よしおか展へ行った。

1階はプランテーションの洋服が販売されており、中2階のフロアがよしおか展の会場になっていた。階段を昇ると天井から微妙な色合いに染められた布がさげられていて、透け具合がとても綺麗。大きな窓もあるので昼間に訪れると光をはらんで美しいだろうなと思った。商品の飾られた机には染めの原料となる「びんろうじゅ」「阿仙」「くちなし」なども飾られていた。くちなしは料理でもお馴染みだけれど、他のふたつは初めて見た。主な作品はすずしやピーニャ(パイナップルの繊維)を染めたストールがで、気になる価格はというと(私が手にとった限りでは)1万円台から10万円台まで幅広い。私は藍と矢車で染められたすずしのストールがとても気になった。雲が動いているような微妙な色合い。世の中にこんなに軽くて美しい色のストールがあるんだなあと感動してしまう。

また仕事帰りに寄ってしまいそう。
今度はお足を持って。

(画像上は職場の人が私にくれた着物のチラシ。生鮮食品みたいでちょっとショック。
画像下は染司よしおかのお店案内カード。この紙も植物で染めてあるのかしら。
両者の趣の落差にまた衝撃。)

2003.5.26 [月] 5:46 pm

今日は湿度はあるけれど少し肌寒い。
「最後の袷だ!」と思い、格子の袷を着る。
衿は塩瀬、帯揚げはちりめん、三分紐にガラスの帯留め。
曇り空なので蝸牛の根付をプラス。

刺繍教室をお休みして、鹿児島から遊びにきている友人と友人のおばさまと新宿伊勢丹へ行く。目的はまたもや紫織庵展。私はこれで何回目なんだろう。

友人は市松模様の夏の襦袢が気に入った様子だった。他人の趣味を知るのもとても楽しい。自分が選ばないようなものを他人が手にとったりするのを見ると「ああ、それも素敵」などと思うことがある。こんな品はこういう人が着ると似合うのだと勉強になる。

2人と別れた後に、「ゆかた展呉服なか志まや」http://www.kanshin.jp/...へ向かう。九段下の駅で、私が小・中学生の頃に着ていた懐かしい制服の学生さん達とすれ違う。出身校の姉妹校の生徒さんだ。自分の着ていた制服の子は不思議と目にとまるもので、見かけるとなんだか昔の自分を見ているようで嬉しくなる。

ギャラリーの中にはたくさんの浴衣が吊るしてあった。浴衣をくぐりぬけて奥の部屋で映像を拝見する。その映像がとても雰囲気があって、ずっと見ていたいなあと思った。モデルさんの着こなしや髪型が現代的で素敵なのだ。だが私ばかり席を陣取っても悪いなと、席を譲ろうと頭をめぐらせると他のお客様と目があった...ら、けこたんだった!びっくり。

一緒に見る人がいると心強い。兵児帯や扇子をみせていただいて、風の柄の扇子を購入した。涼しげで一目見て気に入ってしまった。

ギャラリーを後にしてお茶をしながらおしゃべり。もちろん着物の話に終始する。「麻の帯は水で少し濡らすと締めやすくなる」なんて小技も教えてもらう。ますます夏が楽しみだ。

(画像左はなか志まや前にて/右は風の扇子と金魚根付)

2003.5.25 [日] 10:05 pm

いざ箱根!
小物の季節がバラバラなのは夏の物を殆ど持っていないのが原因。
着物の神様、お許しください。

今日の一式:単衣のお召し/木綿の名古屋/麻の襦袢/塩瀬の半衿/ちりめんの帯揚げ/三分紐/帯留め/絹のタビックス/エナメルの草履

色合いなどは気に入っているけれど、素材の季節感が入り乱れているのがやっぱり気に食わない。ただし、適温で過ごしやすいコーディネイトだったことも確か。自分が心地よいのは勿論大切だけれど、私は「自分だけじゃなく見るかたにも楽しんでもらえる着方」を目標としているので、物が揃ったら季節の組み合わせも、最低限は守りたいと思う。しかし今は着ているという事実だけで精一杯。

箱根はとても楽しかった。親しい友人に、懐かしい土地に、美味しいご飯に、と大満足。友人のお母様に頼んでいたピアスも受け取ることもできた。これから耳朶のお洒落の選択肢がひとつ増えると思うと、頬が緩んでしまう。

(画像は美味しいご飯にうっとりする私)

2003.5.24 [土] 9:45 pm

明日の箱根の天気を調べると「晴」。
しかも気温は低いらしい。
どうせ晴れなら着物で行きたい!

しかし今日から友人宅で泊まり、明日の朝に箱根に発つ予定なのだ。着たい着物のしつけもとっていないし半衿だってかけていない。仕事帰りに用事を済ませ、一度帰って家で半衿をかける時間の余裕もない。着物を取るか、友人とのお泊りをとるかしばし悩む。悩んだ結果、「友人の家で半襟をかけ、泊まり用の荷物は明日の朝コインロッカーへ!」という結論に達する。

忘れ物をしない様にリストも作成。草履をもっていくのがやや面倒くさいかしら。本当に無事に着物で行けるのだろうか。心配が残る。

(画像は無事に着物を着た5/25のもの)


(以下必要なものリスト)
着物
襦袢

帯揚げ
三分紐帯締め
帯留め
肌着
裾除け
足袋
腰紐
帯枕
伊達締め
帯板
襟芯
補正用タオル
草履

それと今日は可愛らしい振袖の方2名をみかけた。

2003.5.23 [金] 8:48 pm

今日も新宿伊勢丹へ帯を買う気で向かう。

なんと呉服売り場でばったりフミコさんに会う。
気合の入っていない格好を見られてちょっと恥ずかしかったけれど、2人で紫織庵の商品をみる。
フミコさんは友禅や絞りなどがお好きな模様。

結局、今日も帯を買わずに終わる。
候補は絞られているのだけれど、そこから1つに絞り込めない。
ああ、どうしましょ。

売り場を後にしてフミコさんとお茶を喫む。
そしてまたマシマロをいただいてしまった。
柔らかくてとても美味しそう。

2003.5.22 [木] 9:18 pm

紫織庵展へ足を運ぶ。
六大学野球柄と紗献上と帯揚を見る。
野球柄はやっぱり絽じゃないほうが良いかも。
そうなると俄然、紗献上が気になってくる。

2003.5.21 [水] 9:21 pm

思い出した!
プランテーション青山店で染司よしおか展が開催されているのだった。
5/31までなので仕事帰りに寄ろう。

今日は今日とて紫織庵展へ。
欲しいものがありすぎて、何を買うべきなのかわからなくなる。
帯類は、生地を絽に変えても(染めてもらっても)値段は変わらないとのこと。
絽の帯地は着尺の絽とは違ってちょっとしっかりしたものだった。
薄荷色の紗献上も綺麗な色だったなあ。

2003.5.20 [火] 9:59 pm

「美しいきもの」と「着物サロン」を購入する。
夏着物をどうしたものかと悩んでいたけれど、
これを読み終える頃にはイメージが湧くかしら。

ぱらぱらと見た感じでは
・千總の小紋は好きな柄が多い
・らくやの網目柄の浴衣が気になる
・紫織庵の六大学野球柄も見てみたい(野球は観ないけど)
・白.青.緑のバリエーションの着物が気になる
・一衣舎さんの洗える絹の長襦袢(緑の染め分け)が素敵

明日から伊勢丹で紫織庵展なので、
まずは仕事帰りに寄ってみようと思う。

2003.5.19 [月] 5:29 pm

家事をさっさと済ませ、桜木町へ。
小学生の頃に横浜博覧会に通いつめたおかげか、
迷わず横浜美術館に到着することができた。
子供の頃の記憶も案外頼りになるもんだ。

「ポール・ジャクレー展−虹色の夢をつむいだフランス人浮世絵師」http://www.art-museum.city.yokohama.jp/...はとても素晴らしかった。
とりわけミクロネシアの人々を描いた浮世絵が良い。
またポール・ジャクレーは中国の刺繍も好きだったらしく、
彼のアトリエに残された刺繍の古裂もいくつか展示されていたため2倍楽しむことができた。

来週は箱根の美術館散策の予定だ。
藝術の5月!

(画像は5/19のカルガモ親子)

2003.5.18 [日] 8:27 pm

彼につきあい、美容院とテーラーへ行く。
テーラーのおじさまには「今日は着物じゃないの?」と言われた。
どうやら「着物の人」とインプットされてしまったらしい。(ハムの人みたいだ)

用事が済んだあと、青山ブックセンターに寄る。
ポール・ジャクレーの画集が気になり、手にもったまま離せなくなる。
家に帰り「ポール・ジャクレー」で検索してみた。
ちょうど6/15まで横浜美術館でポール・ジャクレー展をしていると判明。
明日着物で行こうかしら。

2003.5.17 [土] 10:47 pm

書店で「ふだん着物のたのしみ方」 http://imappage.infoseek.livedoor.com/ を立ち読みする。
またしても目にとまったのは麻雀牌の帯留め!
これは既製品なのかしら。可愛い。
麻雀はできないけれど...。

2003.5.15 [木] 10:16 pm

仕事帰り、友人と代々木でお茶をする。
実は彼女もKIMONO真楽を見ていたらしい。
着物友達が増えそうな予感。

2003.5.14 [水] 9:57 pm

友達の出産祝いを購入。
ラ・ペルラのボンネットと、キャシャレルのポロシャツ。
子供の服って小さいなあ。
手のひらの上で畳める。
着物を畳むのも、こんなふうにちょいちょいとできるよう上達したい。

2003.5.12 [月] 8:25 pm

刺繍の日。
今日は「目飛ばし菅繍い」を習う。
やはり手をぬらしたほうが糸を撚りやすい。
湿らせたタオルで糸を挟み、糸を濡らすのも有効だそうだ。

2003.5.11 [日] 6:29 pm

ウール+木綿の名古屋でお出かけ。
(画像参照:帯留めがでべそのようで可笑しかった)

カルガモの親子を見るためにチャヤ マクロビオティックhttp://www.chaya.co.jp/...でお茶をする。このお店だとテラス席だったら触れるくらい近くで見ることができるのだ。ちょうどヒヨコくらいの大きさになった子ガモが一生懸命お水を飲む様が可愛い。店員さんの話によれば秋頃までいるそうだ。もう少し大きくなった頃にまた行ってみよう。

2003.5.9 [金] 9:53 pm

久しぶりに洋服を買う。
miumiuでミニスカートと、マルジェラでダボシャツ。
洋服を買うとき、「自分のものだ」という物はすぐにわかる。
だから買い物に迷いが無い。
とても楽だ。

はやく着物も自分のものがわかるようになると良いのだけれど。
いろいろな物を見て、着物の呼ぶ声が聞こえるように耳を澄ませなければいけないなあ。
あまり呼ばれすぎても困るのだけれど。

2003.5.7 [水] 10:15 pm

雑誌FIGAROhttp://www.tbsb.co.jp/...の特集「夏は、コレが流行る」に着物が取り上げられていた。
らくやや一文字の商品の置き撮りがメインのよう。
ちらっと見ただけなので、明日買ってじっくり読むつもり。

2003.5.6 [火] 9:39 pm

東急東横で開催中のアジアフェスティバルへ行ってきた。
気になったのはペルシア絨毯と「アンティークチャイナドレス 更紗衣服」のコーナー。

特に後者は面白いものが目白押しだった。まず入り口に絹の手描ききバティックが掛けてあり目を引いた。中に入ると染めや絣の不思議な裂が陳列され世界版古裂屋さんといったおももち。清代の枕カバーの刺繍や、清代(店員さんは明代と言ったがそれはないだろう)の撚り糸の花柄刺繍、龍の刺繍が施してある朝服(これは似たようなものを池田重子氏が帯にしていたな)、チベットの民族衣装など溜息がでるばかり。

清代の青い磁器が刺繍された布にも興味が湧いた。ちょうど青く染付された磁器 青花(チンホワ)のルーツについて気になっていたところだったから。

うむう。いくつか調べ物をしなければ。

2003.5.4 [日] 7:49 pm

雷門で待ち合わせ、ギャラリーエフへ。
着物は昨日書いたとおりウールの単衣にしておいた。
画像は作品の前でスポットライトをうけてにこにこの私。

素敵な蔵で作品を見た後は、Ponia-ponhttp://www.kanshin.jp/...を求めて上野へ移動。Ponia-ponは想像より小さなお店だった。
ベトナムの簪などはとても良心的なお値段で、刺繍半衿なども可愛い。
なにより店主のかたが締めてらした帯が可愛かった。あんな帯が欲しい。

Ponia-ponでいただいた手書きの地図を頼りに、いせ辰と今昔きもの夢市 http://ekaori.infoseek.livedoor.com/ を目指す。いせ辰では素敵な千代紙を見つける。千代紙の柄は刺繍のデザインにも良さそうだ。やっぱり何を見ても刺繍のデザインのことを考える。夢市は残念ながらお休みだった。場所がわかったので、また行ってみようと思う。

暑かったけれど充実の1日だった。

2003.5.3 [土] 11:46 pm

明日は何を着ようか。
袷を着ることができるのは今月までなので、袷を着たい気もするが暑いのではないかと少々不安。そうだウールの単衣にしようか。木綿やウールの単衣ってこういう時に便利だな。

半衿も刺繍のものに付け変えたい気もするが、風邪気味なので手抜きする事にした。つけっぱなし(でも洗ってますよ!)の白い半衿のままで行こう。

準備不足の為にいまいち決まらない気がするが、たまにはこういうことがあっても良かろう。

2003.5.2 [金] 7:51 pm

仕事帰りに東急本店の呉服売り場に寄った。
千總の朝顔柄の竪絽小紋がとっても素敵。
竪絽も「いつか欲しいものリスト」にいれておこう。

2003.4.29 [火] 8:38 pm

さっちんさんの日記http://www.kanshin.jp/...にあるギャラリーに、
実は私も2度ほど行ったことがあることに気づく。
家から中野駅方面に行くときに前を通るのだ。

しかし手描きバティックも購入できるなんて知らなかった。
(器がメインで布はインテリアだとばかり思っていた)
今度はそれ目当てに「初夏の器とジャワ更紗展」の時期(5/8-6/21)に訪ねてみたい。
楽しみがひとつ増えた。

と、思ったら5/5までジャワ更紗展をしているとのこと。
行けるかしら?

4月着物回数2回(名古屋1回、半巾1回)
もっと着たかった。

2003.4.28 [月] 5:05 pm

刺繍の日だった。
菅繍い、繍い切り、けし繍い、相良繍いを少しづつする。
右手の指使いばかり気にすると、左手がおろそかになってしまい、
裏を見ると撚りがとれていたりする。
左手も気にしながら繍わなければ。

しばし時間を忘れてちくちく。

あんまり夢中になりすぎて、洗える糸の質問をするのを忘れてしまった。
質問はまた次回に持ち越し。

他の生徒さんはそれぞれ帯や半衿を作成している。
素敵な帯を作っているかたがいらして、横目でちらちら見てしまう。
私も基礎を終えたら半衿をつくりたいなあ。

2003.4.27 [日] 4:15 pm

着物日和!
今日は一衣舎さんの個展へ行くので綿薩摩を着てみた。あまりにも天気が良くて筒袖半襦袢でも、汗ばんでしまう。帯留めだけでも涼しげにとガラスの瓢箪にする。

最寄駅の新中野から1回乗り換えて新江古田駅へ。家からの所要時間は30分程度。道を訊きながら素敵な建物のギャラリー陶花に到着する。

まず洗える肌襦袢などが置いてある部屋を拝見する。見ながら「しまった。手持ちのお金があまり無い。」と気づいた(笑)。本当は肌襦袢や裾よけが欲しかったけれど、お財布が寂しかったので帯揚げを2枚頂戴した(右画像)。同じ素材の半衿も素敵。

続いて着物が展示してあるお部屋へ。木村さんが声をかけてくださった。綿薩摩を着ていたので気づいてくださったご様子。一人で緊張していたため、声をかけてくださったのがありがたかった。ヨーガンレールにも布を提供するラオスの村の織物などの説明をしていただく。

今回見たなかで一番心惹かれたのは斉藤さんの緑系の無地。最近気づいたけれど、私の好きな色は「緑」「青」「黄」「白」「灰」の5色のようだ。斉藤さん(息子さん)に「館山にも伺いたい」としっかり挨拶する。

最後に(どうすれば良いのか伺いながら)お茶を頂き、ギャラリーを後にした。

良い物を見て気分が高揚していたので、少し足を伸ばして高田馬場へ行く。仕立てに出していた単衣と襦袢を引き取るためだ。

その後は選挙に寄って、帰宅。
着物づくしの1日だった。

2003.4.26 [土] 10:43 pm

別件でPARCOに行ったので、ふりふと「キモノ会議」http://www.kanshin.jp/...にも寄ってみる。

「キモノ会議」の会場では着物にあわせても良さそうな帽子や苺の帯も販売されており(既に売約済みの物もあったけれど)どれも可愛らしい。ベルベットの着物などはもこもこしていて、自分で着るのは大変そうだけれど、洋服地の着物はどれも暖かそうだ。寒い冬の普段着に良さそう。

5/3に開催の蚤の市にまた行こう。

2003.4.24 [木] 8:31 pm

頼んでいたガラスの瓢箪帯留が到着!
手持ちの三分紐に通して雰囲気を確かめる。

もともと瓢箪モチーフは『夢十夜』と「無病息災」の意味から気に入っていた。
これに5つの瓢箪をあわせて6つの瓢箪コーディネートにするのも良いし、
黄色の着物や足袋で『夢十夜』の爺さんスタイルにするのも良いなあ。
夢は膨らむばかり。

素敵なものを作っていただいて、光栄至極。
自分のイメージが形にしてもらうのはなんだかとても不思議で有難い。

2003.4.23 [水] 9:40 pm

社内で回覧される新聞に、たまに着物の記事がある。大抵はアンティークや浴衣や男の着物についてなのだけれど、今回は違う。さが美が宝石の販売を始め生き残りを計っており、同じく大手チェーンやまとも副業に力を入れているという内容だった。どうせなら着物が売れるように力をいれて欲しいと、勝手ながら思ってしまう。

さて話は変わる。
噂の上州屋設楽彦吉カレーを渋谷ザ・ガーデンで購入したので、中辛ポークカレーをお夕飯にいただいた。実は辛いものは苦手なのだけれど、不思議な酸味のおかげで残さずたいらげることができた。カレーで満腹。私にしては珍しい。

2003.4.21 [月] 7:21 pm

大学時代の友人と青山のル・カフェ・ベルトレでランチ。
全体的に塩味が強いけれど、お値段相応のランチだった。

手芸が得意な友人は、私の為にビーズ織の羽織紐を2種類つくってきてくれていた。とても可愛いけれど、つけにくいのが難。
改善点をいくつか挙げて、違う図案も頼んでしまった。
帯留めや髪留めもつくれるらしいので、そちらも楽しみ。

2003.4.20 [日] 7:49 pm

野田MAPのオイルを観劇。
格子の着物に、桃色の半巾帯、ポリの雨コート。
座りつづけることを帯は考えてカルタ結びにした。
履物は春雨だったので普段の草履で平気だった。
特に草履カバーもしなかったけれど濡れもせず汚れもせず。
観客の中では着物姿は私だけでちょっぴり寂しい気分になる。

内容はなんともタイムリーな話題。あまりにタイムリーすぎて、野田氏も自覚していたように現実が台本を追い越していた。台本が書かれた時期との時差を加味して考えれば、「戦後統治のイメージの拡大コピー」などは現在を予言しているかのようである。全編を通して感じたのはイメージを重ねて物語ることの恐さ。大雑把なイメージで全ては語りえない。そこが寓話(演劇)の難しいところか。横たわる問題のイメージ群を強引に擦りあわせていくだけでは真実は見えないだろう。イメージだけで語れば「復讐は良くない」という、わざわざ演劇で表現せずとも導き出せるような結論にたどりついてしまう。それも短絡的に。色々と触発されることがあり、観劇後、買いしぶっていたスラヴォイ・ジジェクの『幻想の感染』を買ってしまった。読んでいない本の山が更にうずたかくなる。はやく片付けてしまいたい。

未読本一覧
・ネグリ ハート『帝国』
・「現代思想 『帝国』を読む」
・ジジェク『幻想の感染』
・「テロと戦争がもたらしたもの」http://www.ide.go.jp/...

2003.4.19 [土] 1:07 am

真楽の集まり。
美味しいご飯に、素敵なみなさんのお召し物で、良い心地。
三井家展も、ひとりでリベンジしなくてはと思った。

(間違えて削除してしまい、書き直しました)

2003.4.14 [月] 5:15 pm

日本刺繍の日!

覚えることがたくさんあり、習いながらきちんとメモしないと忘れてしまいそう。

台に布をつけるまでは、初めてのことばかりでいっぱいいっぱいだった。繍い始めると、さすがに自己流で練習していただけあってお褒めにあずかることができた。俄然やる気が湧いてくる。

-今日のポイント-
・釜糸はあまり触らない。
・釜糸は12本の細い糸でできている。
・枠と布をつなぐ糸に蝋を塗り、パラフィン紙に包んでアイロン。糸がしゃっきりする。
・繍う前に糸の端がほつれないようようにスティックのりをつける。
・針に糸を通すときに、糸を二つ折りにして通すとすんなりいく。
・玉止めは目打ちに近かったほうにする。

教室が終わったあと、台を持ち運びする袋を世界堂で購入する。B1サイズの袋をさげた私を見て、男子高校生がすれ違いざまに「でかっっ」と言った。確かに。

2003.4.13 [日] 11:34 pm

今月は「すべての予定をきちんとこなす」という目標をたてたのに、選挙に行くのを忘れてしまった。とても悔しい。選挙はきちんと行かなければ。自戒の念をこめてきちんと日記に記しておこう。

さて昨日の続き。結局、今日は洋服ででかけた。
ただし美容院も医者も、時と場合と相手によっては可能なのかもしれないという結論には至った。洗える着物と相手の同意、これがポイントだろう。

一緒にミレー展に行った中学時代の友人に「今日、着物で来ようかと思ったのだけれど」と話すと、「鎌倉で買った古い着物を持っている。それでスカートをつくりたい。」と返事が返ってきた。彼女の家でその品を見せてもらう。その品は着物ではなく古い朱色の襦袢で、そのままで着用するのは難しい感じ。彼女がリメイクして布が蘇るのがとても楽しみになった。

着物をリメイクすると聞くと「着られるものなら切って欲しくないなあ」と老婆心ながら心配してしまう。今日のように杞憂に終わると、おせっかいな自分が少し恥ずかしい。リメイクされて幸せな布もあるんだ。

2003.4.12 [土] 10:14 pm

明日は中学からの友人とミレー展へ行く予定。
着物を着たいけれど、帰りに美容院にも寄りたい。
とすると洋服か。
とは言え洋服姿の自分を思い浮かべると嘆息してしまう。
ああ、どうしよう。

美容院、医者、運動、洋服買物は洋服で行くほうが良いのではないか
と思っているけれど、実際はどうなんだろう。

2003.4.11 [金] 10:02 pm

仕事帰りに染み抜きをお願いしていた綿薩摩を引き取りに銀座へ行く。
夏大島をいくつか見せていただいき、しばし心は夏気分。

その前に単衣のことを考えなければ。

(画像はクロワッサンの内田也哉子氏と風呂敷)

2003.4.10 [木] 9:22 pm

伊勢丹の京都展に行った。
お目当ては半衿かけ用の針だ。
「半衿かけにはどれが良いんでしょう?」と尋ねると"つむぎぐけ"と書かれた袋を渡してくださった。
他の商品もあれこれと見せていただく。
最終的に、針と鋏カバーを購入。
これで針作業がますます楽しくなるだろう。

その後に寄ったコンビニで「クロワッサン」の着物特集号をみつける。
時間が経つのも忘れて立ち読みしてしまう。
これは買ってからじっくり読もう。

日記を書いていたらNHKおしゃれ工房が始まった。
昨日に引き続き内容はアンティーク着物のコーディネート。
もちろん気になるのは刺繍の半衿だ。
刺繍のものを見にアンティーク着物屋さんめぐりがしたくなってくる。

2003.4.8 [火] 8:54 pm

やっと半衿が完成!
これで苺半衿にとりかかれる。

2003.4.4 [金] 10:50 pm

ようやく刺繍の書類が届いた。
色々な事が、動き始める春。

2003.4.3 [木] 11:00 pm

着物ブラシhttp://www.kanshin.jp/...が届いた。
本当に欲しいと思っていたところだったので、
素敵なものを手に入れることができて嬉しい。

ブラシの扱い方を学ぼうとパンフレットを見ていたら「虫がつきやすい」という注意書きが。
これをみて(虫違いだけれど)思い出した。

京大の教授が国外持ち出し禁止のペルシア絨毯を(普通のものなら3畳程度のものを1人1枚なら持ち出し可能)日本に隠して持ち帰り、研究室に敷いていたら夏に虫が湧いた。遠くから見ても絨毯のうえの空間だけ羽虫が飛び回り白んでいたとか。

乾燥したイランではふかふかの絨毯も、日本の、しかも京都の湿気には弱かったのだ。
おそるべし盆地気候。

2003.4.1 [火] 8:49 pm

実は4月の半ばから日本刺繍を習うことになった。
とは言え、急なことでまだ詳細はわからず、心配性の私はやきもきしている。
滞りなく全ての手続きが済むと良いのだけれど。

2003.3.31 [月] 4:37 pm

朝、メールをcheckすると注文していたガラスの帯留http://www.kanshin.jp/...
の試作品の画像が送られてきていた。
シンプルな瓢箪を頼んでいたのだけれど、イメージ通り涼しげに仕上がっている。
大きさも画像で見る限りではこぶりで丁度良い。
今回の画像で気づいたことは「透ける色を利用できること」
黄色のガラスに青の三分紐だと、ガラスが緑っぽく見える。
赤と青の組み合わせで紫にも見えるだろう。
これを利用したら素敵なものができそう。
兎にも角にも、瓢箪が手元に届くのが益々楽しみになる。

午後からは襦袢の丈詰めと、お召しと夏物襦袢の仕立てを頼みに綺羅里へ足を運ぶ。
お召しが縮むことを心配して「大きめに仕立てる必要はないのですか?」と訊く。
均等に縮むわけではないので、大きめに仕立てても思惑通りに縮んでくれない。
よって通常の寸法で大丈夫だということ。
湿気や雨には気をつけよう。

これで手持ちの反物は全て形になる予定。
仕上がりは1ヵ月後。はやく時間が経たないかしら。

今月着物回数8回(名古屋5回 半巾3回)

2003.3.30 [日] 9:33 pm

昨日買った、みすや針の間細(相細)で刺繍をする。
穴に糸を通すのも簡単だし、今までの針より布が傷まない。
針が良いのだと素人にもわかる。
ただただ感動。
良い道具というのは、悪い腕を補ってくれるのだなあ。

2003.3.29 [土] 10:02 pm

有楽町 ちょい遊び展

池袋 京洛老舗の会

池袋 全国伝統的工芸品センター

新宿 らんぶる

と充実した1日を過ごす。
ちょい遊び展では紫織庵ブースが(お目当てだっただけに)楽しかった。浴衣も良いな。

色々な着物や帯を見て刺繍のアイデアを膨らませることもできた。

しょうさんとお別れの後、池袋に移動して京洛老舗の会へ。
私はゑり正でしみぬきと半衿を、みすや針で針を、五建ういろで赤飯まんじゅうを購入。

一通り会場を見てから、しょうさんに教えていただいた情報全国伝統的工芸品センターへ移動。
館内では伝統工芸品が静かな雰囲気の館内で展示販売されていた。

2Fの展示ブースで京繍の展示を見る。
自分でも奇麗に刺せるようになりたいな。
そのうち大きな刺繍台を買ってしまうのかしら。

刺繍に満足して新宿へ。
みなこさんにお借りしたお金を返済し、らんぶるでお茶。
嗚呼、楽しい1日だった。
(画像上/GUCCIの浮世絵ポスター 画像下/購入した半衿)

2003.3.28 [金] 9:21 pm

毎日、刺繍をするのが楽しい。
着物と同じくらいハマってしまったかもしれない。
好きだということがわかると、尚更習いたくなる。

今日もオカダヤへ刺繍糸を買いに寄る。
みなこさん用の苺色の糸を2色。

2003.3.24 [月] 10:09 pm

3/27〜4/1に池袋東武で「京洛老舗の会」が開催されるらしい。
宮脇賣扇庵/かづら清老舗/ない藤/おか善/みのや/ゑり正/きねや/十三や(櫛)/みすや忠兵衛(針)/市原平兵衛(はし)などが楽しみ。夏の扇子が欲しいなあ。

2003.3.23 [日] 9:52 pm

みなこさんと旦那様と馬場組お三方と私で梅を見に行く。

今日の一式:たんす屋で買った菊柄小紋/半巾/絞りの羽織

紅梅も白梅も水仙も菫も咲いていた。
園内全体が花のやわらかな匂いで幸せ気分。
梅の後は高尾山でとろろ蕎麦を食べてみなこさん邸にお邪魔する。

移動途中、犬子さんの道行が建物の柄だと気づく!
可愛い!

みなこさん邸では美味しい杏仁をいただき、
池田重子コレクションの昔の図録を拝見する。
半衿写真が充実していて、刺繍の図案を色々考えてしまった。
次に作るものを悩んでいたのでみなこさんに刺繍半衿の要望を訊いて、
物々交換の約束をする。とっても楽しみ。

今日の反省点は「羽織のときの帯の形」
やっぱりお太鼓が一番奇麗な背中になるなあ。
ちなみに今日は半巾で文庫結び。

2003.3.21 [金] 8:27 pm

昨日の新聞の切り抜きに浴衣の記事があった。
記事によれば新宿高島屋に通崎睦美氏と川島織物がつくった「メテユンデ」の浴衣が3月上旬からおいてあるらしい。もちろん他社の浴衣もある。今年の売れ筋を早めに掴むために高島屋が浴衣商戦を前倒しにしたのだとか。

そんなわけで仕事帰りに高島屋に寄る。
呉服売り場に入り口の右手前に「メテユンデ」の商品(浴衣のみ)があった。チラっと見ただけですぐにそれだとわかる。幾何学模様の銘仙のような柄(絣模様のようにプリントしてある)。色合いも浴衣らしい涼しげなものと、着物として着るのも可愛いだろうなと思うようなアバンギャルドな色とがあり、どちらも良い。価格は全て33,000円。私が気になったのは水色の水玉柄と、紫陽花のような花が水玉になった柄。しかし、今日は本で散財したので財布の紐は締まりっぱなし。

しかし「メテユンデ」ってなんだろう?めて弓手?
などと思って検索したら理由http://www.kawashima.co.jp/...が。
弓手は知っていたけれど馬手とも言うのか。
確かに片手だけ名前がないんじゃあ可愛そうだ。
勉強になった。

2003.3.17 [月] 6:05 pm

汚してしまった着物を持って和織へ向かう。
生憎の雨だけれど、頑張って着物を着る。

格子柄の着物/弓ヶ浜絣の帯/白に七色絞りの帯揚/白と茶の三分紐/昨日買った赤茶の石の帯留

お店で「着崩れを直してください」と頼むと
小さなタオルを帯の下のお尻の部分にいれてくださった。
帯のタレの皺がとれてすっきりandふっくら。
これはとっても良い。
次回からは小さなタオルをいれてみよう。

2003.3.16 [日] 11:04 pm

本日は鎌倉ツアー。
集合前に知らぬ間に着物を汚してしまって落ち込むが
「明日、シミ落としに行こう」と気持ちを切りかえる。

一文字は素敵な建物だった。
にこにこ木綿(Googleではにこにこ木綿でもニコニコ木綿でもhit)という木綿の名前に驚く。これを着たらにこにこになるということか。

はなぐるまは着物と小物の2件があると知る。
着物のお店の方に捕まえられて帯を直されてしまった。
初めての直され体験。
(写真上は自分では撮影できない貴重な後姿。photo by:みなこさん)

小物のお店のほうで帯留を購入。
カーネリアン風のプラスチック(?)がついたもの。(写真下の左)
古臭くてチープな感じが気に入ってしまった。

お店を出て鎌倉駅に向かう頃、雨が本降りになる。
しょうさんの春夏用の雨コートがとっても素敵。
裾のかどにも丸みがついていて
「おお、そんな可愛らしく仕立てることもできるのね」と驚く。
真似したい...。

その後は焼き鳥に舌鼓を打ち、
えりりんさんの帯に驚き、
ガラスの帯留め(写真下の右)をわけていただき、
大満足で帰路につく。

みなさま、ありがとうございました。

私は明日も着物を着る予定なので4日連続着物だ!

2003.3.15 [土] 11:51 am

明日は鎌倉!
綿薩摩の躾糸を丁寧にとる。
衿元に差し掛かったときに気がついた。
衿がスナップではなく糸で折るようになっている。あらら。
糸のタイプの着物は初めて。
具合が良いかどうかしばらくは様子をみてみよう。

躾をとったものの綿薩摩を着るかどうかは天気次第。
どうか晴れますように。

つけていこうと思った刺繍半衿が仕上がらず、
仕方がなくクローバーの完成したものを襦袢につける。
(画像は完成していない半衿)

一通り支度が済んだので、午後からは
吊るしてあったウールのアンサンブルをぐさぐさに着て
黒い博多の半巾(文庫結び)でおでかけ。
近所の呉服屋さんで裾よけを購入した。

2003.3.14 [金] 1:37 am

仕事後に、着物に着替えて渋谷へ行く。
出で立ちはウールのアンサンブルに半巾(カルタ結び)。
この格好は10分くらいで着替えられるのでとても便利だ。
髪型はかずさんの真似っこで三つ編みをわっかにして前髪ウィッグ。

行きの電車のなかで幼稚園児くらいの男の子に「きもの!」と微笑まれる。
ちょっと嬉しかったけれど、同時に着物姿が子供にとって珍しい光景という事実はさみしいと感じた。
着物人口が増えるように私ももっと着物ででかけなければ。

渋谷では3ヶ月ぶりに会う友人とお茶。
この幸せをどう表現したら良いものか。

日付が変わってから幸せ気分で帰路につく。
ふわふわと青山通りを歩いていたらながもち屋を発見。
場所もわかったことだし日を改めて行ってみよう。

2003.3.12 [水] 7:48 pm

読み終えた杉浦本を受け渡すべく、けこたんとお昼。
ご飯をいただきつつ、着物話に花が咲く。
今度会うときは桜の時期に着物かしら。
(あ、黒蜥蜴があるんだった!)

昼食から帰る途中、廊下でローラン・プティとすれ違う。
格好良くて眩暈がした。
眼福。

2003.3.9 [日] 4:47 pm

仕立てあがった着物を受け取りに銀座へ行く。
なんと仕立ては一衣舎さんに頼んでくださったらしい。
着物の形になると反物のときより更に素敵で、どきどきしてしまう。
着物になるまで関わってくださった方々に感謝。
上手に着られるか不安だけれど、たくさん着ることで謝意をあらわせたら良いな。

帰宅後は昨日の着物を畳んで仕舞い、
刺繍にはげむ。
(画像は刺している途中の半衿)

2003.3.8 [土] 5:02 pm

仕事終了後に急いで帰宅して着替える。
焦れば焦るほどなかなか着られない。
友人と9時前に待ち合わせたのに遅刻してしまった。

着たのは格子の着物/水玉柄名古屋/絞りの羽織

とても楽しい時間を過ごし、終電で帰る。
来週の鎌倉も楽しみ。

2003.3.3 [月] 5:28 pm

いつものウールに木綿の名古屋帯で家事。
雛祭りなので桃と菜の花を飾ったのだが、
期せずして部屋の中がとても春らしくなる。

午後に杉浦本の受け渡しのために中野坂上に出かけた。
漫画を受け取ったあと、本屋で「季刊銀花」を立ち読みする。
更紗って素敵だなあ。

夜はクローバーの刺繍半衿を完成させ、
apple半衿を襦袢に縫いつける。
もくもくと針仕事。
裁縫は苦手な人間だったはずなのに。
(画像はうちのG3と半衿)

2003.3.2 [日] 6:12 pm

昨日、目に異物が刺さった。そのうえ(上からソフトコンタクトをしてしまったので)気づかずに1日仕事をしていた。鈍感。黒目に白いものが刺さっており、夜に気づいた時点では異物か吹き出物か自分では判断しかねた。夜中だったので黒目の中の白い点を気にしながら就寝。

今朝になると異物は涙で流れ落ちてくれていた。傷みが少しあるのと、目の事なので大事をとって病院へいく。診断の結果は問題はないということだったので目薬をいただいて帰る。

そんなこんなで着物を着る余裕もなく時間が過ぎてしまう。全国伝統的工芸品まつりにも行きたかったのになあ。残念。

(画像は3/3に完成させた半衿)

2003.2.28 [金] 8:54 pm

appleマークを刺す。
小さいものなら短時間で満足のいくものができるようになった。
色々な色の安い半衿が欲しいな。

2月の着物回数5回(半巾4回 名古屋1回)

2003.2.26 [水] 7:52 pm

昨日刺し終えたタンポポの半衿を彼に見せる。

彼:「いいなあ。俺のハンカチにもボトムズとかガンダムの刺繍をしてくれよ。」
私:「...それ小学生みたいだよ。」

2003.2.25 [火] 1:48 pm

『きものサロン』の特集「柳宗悦の美を受け継ぐものたち」に友人と同じ珍しい苗字の方が載っていた。親戚かしらと思い友人に訊いてみる。すると「その地方には多い苗字なので親戚かどうかはわからないけれどご近所なので仲良くしている。私も去年お会いした」とのこと。その後のメールでは「その土地は浜田庄司が住んでいたところでもあるし、父の実家には棟方志功が居候していたことがある。民藝運動と縁が深い土地なのかも。」と教えてもらう。

訊いてみて良かった。
遠すぎて縁とは言えない話だけれど、なんだかその特集ページが今までより興味深く見えた。

2003.2.24 [月] 5:11 pm

雪混じりの雨。雨の日に着られるウールはクリーニングに出してしまったので洋服で我慢する。

お昼はしづっちと新宿でパスタ。
押しかけて申し訳ないと思いながらも、楽しいひと時を過ごす。ありがとう。パスタも美味しかった。

その足で新宿のオカダヤへむかう。
刺繍糸を買い込んで散財した。

(画像は上が撚った糸、下が釜糸)

2003.2.23 [日] 5:59 pm

北野恒富展へ行く。いでたちは
絞りの羽織/格子の着物/木綿の名古屋/長襦袢

久しぶりに長襦袢を着たのだけれど、これは良い。
衣紋はぬけたまま戻らないし襟元も崩れにくい。

北野恒富展は、素敵だった。
卑近美というにふさわしい絵から、初々しい舞妓の姿を描いたもの、古典的な画法の絵、洋画風の荒いタッチのものまでそれぞれに良さがあった。
気になったのは髪型と帯結び。日本髪を結ってみたいなあ。

2003.2.22 [土] 10:23 pm

24歳になったので新しいことを始めようと
刺繍糸/刺繍枠/目打ち/相中針/チャコペーパー/トレーシングペーパーを購入。

家に帰って早速、糸を撚る。
均一に撚るのは難しいが心配していたほどではなかった。
ちくちくっと2時間くらいで刺し終わる。案ずるより生むが易し。

2003.2.21 [金] 8:14 pm

仕事帰りに玉川屋さんhttp://www.threeweb.ad.jp/...へ行ってみる。
HPを見たら可愛い蜻蛉玉があったので実物が見たくなったのだ。

あいにく私のお目当ての蜻蛉玉は期間限定商品だったそうで作家さんに返送されてしまっていた。
(残っていたほうの商品はしまーのトンボ玉http://www.h4.dion.ne.jp/...の商品だと思う。
これは現物を見ることができて良かった)

店内の品を少し見て、東急東横の福島物産展へ向かう。
木綿熱の高まっている私の目的は会津木綿。
前掛けが素朴で可愛らしかった。

帰宅後、NHK視点論点に青木玉氏が出演していることに気づき、TVの前で正座をして見る。「着てこそ、きもの」、まさにその通り。明日から機会を逃さずに、できるだけ着物で過ごそう。

2003.2.20 [木] 8:30 pm

昼休みに本屋へ行く。
「日本刺繍を楽しむ」「花一輪からの日本刺繍」を購入。糸を撚ることさえできれば、なんとかなりそうな気がする。まずは本を読んで、必要なものを買うことから始めよう。今週末はユザワヤで買出しかな。

お時間に余裕のある方のために東京版日本刺繍教室一覧
[開催者][場所][曜日]
東急セミナーBE /渋谷 /金
コープとうきょう /中野 /水
NHK文化センター /青山 /土or水
鈴乃屋 /銀座.上野 /金.木or火
(カルチャーセンターや企業主催に限定)

仕事帰りには伊勢丹の大きもの市に寄る。
ながもちやがメインのようだった。特に気になるものも無く、売り場をあとにする。

2003.2.19 [水] 7:44 pm

東急セミナーBEで行われる日本刺繍教室の開催曜日が金曜日に移動していることを知り衝撃を受ける。刺繍、本を見ながら自己流でもできるかしら。

2003.2.17 [月] 8:19 pm

おやびん(みなこさん)と浅草へ行く。
帯以外は昨日と同じ。ウールはそろそろクリーニングにだしても良いかもなぁ。

まずは長谷川商店で竹下駄と草履の鼻緒をすげかえてもらう。竹下駄には木綿のプリントの鼻緒(1580yen)、草履には鼠色の太めの鼻緒(2780yen)。下駄の裏にはゴム貼り(800yen)を頼む。本当に安くてびっくり。

長谷川の後はヒロヤ→ミドリヤ→高砂屋→胡蝶→龍巳→おやびん宅というコース。

週末2日を着物で過ごすことができて大満足。

2003.2.16 [日] 1:08 am

みなさんと原宿へ。
生憎の雨模様だったけれど、着物を着て行く。

今日の一式:ウールのアンサンブル/半巾帯(文庫結びで帯締あり)/
二部式雨ゴート/草履(雨カバー付)

色々な品物を見るのは楽しいし勉強になる。
人の買い物についていくのはとても良い事かもしれない。

そして今日一番の出来事は「襦袢の畳み方を忘れていた」こと!半襦袢ばかり使っていたので折り目のない長襦袢を畳もうとすると考えないとできない。そして家に帰って気づいた。「半襦袢も長襦袢も畳み方は同じだ...」。どうやら袖の振りに惑わされていただけのようだ。

2003.2.14 [金] 10:07 pm

1ヶ月ほど前に仕立てに出していた襦袢が到着。
手持ちの着物にあうようにと色は桃色にしていた。羽織ってみると少し長い気がする。ネットでの買い物のために私が痩せていることが考慮されておらず、着物の身丈にみあった標準寸法なのだろう。自分サイズの襦袢の寸法も知りたいところ。

襦袢を仕舞って一息ついた頃に時代劇の人情女飛脚がはじまる。「おお。これね!」と思いながら見いってしまう。

2003.2.10 [月] 5:20 pm

天気が良かったので着物を着て銀座方面へ行く。
着たのは、絞りの羽織/格子の着物/チャリティでいただいた半巾帯

まず銀座松屋で発見。3Fのイッセイミヤケの横を入った女性用お手洗い(コンフォートスペースというらしい)に試着室のような着替え場所が2つある。鏡は3面(5面だったかも)。銀座で着崩れたらここに駆け込めば良いかもしれない。私も中に入って衣紋をギュッと抜く。すっきり。
(画像上参照)

そのあと和織へ帯を引き取りに行く。
やっぱり素敵でうれしい。うふふ。
はやく締めたいなあ。

お店を後にして歩く歩く。
宝塚劇場の並びにある三井プラザの薩摩商館へ到着。
薩摩商館は薩摩切子を取り扱っているお店で薩摩切子の帯留をみせていただく。
綿薩摩にあわせたら良いかなと思って買ってしまう。

そして東京駅のステーションギャラリーへ。
北野恒富展が見たくて頑張って歩いた。
だのに、休館...。
ポスターだけ撮る。(画像下参照)
また来よう。

悔しかったので丸くない丸ビルを少し見て帰る。

2003.2.9 [日] 8:46 pm

今日は3月下旬の陽気だという。まさに洗濯日和。
先週着た半襦袢を、衿をはずして洗う。

乾いた後にお裁縫。
少しづつ上達しているのか、半衿をかける度に前よりちょっとだけ奇麗に付けることができるのが嬉しい。ちくちく。

画像はやっと完成したうそつきの袖。
モスリンの水色麻の葉柄。

2003.2.9 [日] 0:45 am

梅見の宴会だけ出席する。
着物に囲まれて良い気分。

今日、知ったこと
・単衣の帯でも紗献上など夏素材でなければ3シーズン締めても良い
・ひらきの名古屋帯と袋帯は長さで見分ける
・雨の時の裾のあげかた

2003.2.6 [木] 8:35 pm

昼休み、AERAを買って読む。
男の人の着物ってやっぱり良いなあ。

帰りに渋谷骨董バザーへ。
アンティーク着物屋さんが6〜7店(それ以上かも)くらいあったので興奮。
会期中、毎日行ってしまいそう。

2003.2.3 [月] 2:34 pm

今日はお洗濯とお掃除とお買い物の日。
帯は黒い博多の半巾。
ひさしぶりに文庫結びにしてみた。

節分だというのに節分らしいことは今日はなにもなし。
恵方巻きは昨日食べてしまったし。
おもてにでてやっと日差しの温かさに「明日は立春だなあ」と実感する。

2003.2.2 [日] 2:34 pm

見せていただいた商品が忘れられず和織へ行く。
お金は使うためにあるんだ(それに誕生日も近し!)と自分を納得させて、買ってしまう。
仕立てあがってくるのが楽しみ。

本当は、おやびん(みなこさん)と長谷川商店にも行きたかったけれど、日曜日は定休日だった。残念。いつになったら長谷川商店に行けるのかな。

2003.1.31 [金] 9:55 pm

キーワード化するほどのことではないので日記で2点。

京都で「かづら清老舗」(カヅラセイロウホ)にも寄った。この店は、つまみの簪で有名だけれど、その他にも和装グッズがたくさんある。櫛と簪の類は、誰でもひとつは気に入るものがあるとおもう。本当に色々な趣のものが揃っている。店構えも、高級なおみやげ物屋さんといった佇まいで入りやすいのでお薦め。

もう1点。かづら清老舗のつまみの簪は原宿ラフォーレでも買える。置いている店はH.P.グループの水金地火木土天冥海 http://www.hpfrance.com/ 洋服感覚の帯留や簪がとても可愛らしい。

あ。今月は1回(半巾)しか着物を着なかった。2月こそは。

2003.1.30 [木] 8:09 pm

昨日の夜の話。もう冬号がでて久しいというのに私は『きものサロン』秋号をじっくり読んでいた。すると彼が尋ねてきた。「何ヶ月、その雑誌読んでいるの?いつまで読むつもりなの?」心の中で答える。「背表紙が3回破れるまでです」

そんなこんなで冬号を買った。
まだ秋号を読み終わってないんだけどなぁ。

2003.1.26 [日] 5:29 pm

和織へ着物をとりにいく。
色々商品をみせていただいて、物欲モード。
欲しい...。欲しいよぅ。

あまり物を持たない性格なので、ちょっと値段が張ってもずっと愛着を持っていられそうなものを買うほうが向いている気がする。買える範囲の値段で、良い物をすこしづつ揃えたいなあ。

やっぱり頑張って働こう。

2003.1.22 [水] 7:48 pm

「季刊銀花-動物素材の服飾-」を買う。孔雀の羽を織り込んだ帯や鹿革の火消し装束、馬毛の布。溜息。

さらに今日は着物スタディMLに参加。

もうひとつ、4月から東急セミナーBEで始まる「草乃しずかの日本刺繍教室」が気になって仕方がない。自分で刺繍できたらさぞや楽しかろう。でも、私は不器用。どうしよう。

2003.1.21 [火] 8:09 pm

職場で開催されている金子國義展へ行く。
なんと会場に國義ちゃん(と勝手に呼ばせていただいております)が!
気を鎮めながら作品を見ようとするが、やっぱりご本人のほうが気になる。ちらちら見ていたら2度も目が合ってしまう(笑)最後に呆れられたのか、私の好き好きオーラが伝わったのか、ご本人のほうから声をかけてくださった。優しい。感激。

そんな大興奮のなかで浴衣http://www.kyogocan.com/...を見たものだから(しかもご本人が「浴衣にサインするよー」なんておっしゃるもんだから)トランプ柄の浴衣を買いそうになる。んが、しかし新作見本だということでサインが入るかわからないと販売員に言われ理性をとりもどす。

あやうく衝動買いするところだった。でもトランプ柄、可愛い...。画像は去年のハイヒール柄。(これも去年買おうと思ったら「黄色は参考色です」と言われたんだった。よっぽど縁がないのね。)

2003.1.20 [月] 1:56 pm

振舞紐を使ってみようと、着物を着て家事をする。
袖につけた使用心地は「大リーグ養成ギプスみたい!」。
確かに汚れることはなさそう。ただ、袖がくしゃくしゃと曲がるので良い着物にはやっぱり向かないと思う。

洗濯物とお掃除をして、部屋はすっきり。
労働の後はやっぱりお昼ご飯。振舞紐をよだれかけに変身させて使う。これは良い塩梅。

下村ねん糸のタビックスは平面的なつくりなので足首の布が余る。もうちょっと穿きこんで、足に馴染んだらまた履き心地が違うかな。

2003.1.18 [土] 10:10 pm

「婦人画報」の無地紬の特集を立ち読み。
洒落紋をいれるという提案に心惹かれる。(加賀紋というのかと思っていたら本来の加賀紋は家紋の周りに花などの絵が描かれたものを指したらしい。対して、絵や文字だけの洒落紋を伊達紋と呼ぶのだとか。ほー。)

私だったらどんなものをいれるだろうなどと考える。名前の由来の風景、好きな昆虫、好きな植物。

2003.1.17 [金] 8:49 pm

今日も今日とて伊勢丹。

今日は下村ねん糸http://www.jade.dti.ne.jp/...でタッサーシルク(代表的な野蚕である柞蚕からとれる絹糸らしい)のタビックスを2足買う。色は染めていないナチュラルなものと、黒。写真はこれでもナチュラルなほうの色。

黒い手袋も買えばよかったかも。

2003.1.16 [木] 9:15 pm

伊勢丹伊勢丹。

塩野屋のタオルはタオルというよりお召しそのものだったので購入リストから削除(笑)その割に色々とお店の方に話を伺った。実は私はお召しの反物をひとつ持っていて、単衣にするか袷にするか悩んでいた。塩野屋さん曰く「どうせ縮むんやから始めは単衣に仕立てて表と裏の織柄を楽しんで、2年くらいしたら袷にしたほうが良い」だそうで。確かにそうかもしれないと納得。しかも「縮んでも単衣やったらアイロンかけたら元通り」って。本当?そんなんで良いの?

梵は、可愛いけれどやっぱり状態悪いものが多かった。残念。

井澤屋http://www.izawaya.co.jp/...で振舞紐を買って、他のお店でウールと銘仙のハギレを買って退散する。

食べ物売り場は友人の彼が売りに来ているのであまり毎日は行けないな(邪魔になってしまうし)。

画像は左から
ウール(と思ったら交織と書いてあった。絹が混じっている?)ハギレ/銘仙ハギレ/えりりんさんに頂いたイカットの布/布の上に黒い振舞紐

2003.1.15 [水] 10:41 pm

心技体のすべてがすこぶる調子が悪かったのだけれど、今日はすこし元気になる。

明日から新宿伊勢丹で京都展。塩野屋 http://www.shiono-ya.co.jp/ のタオルが1000円オフになるチケットがあるから色と大きさが良ければ買ってしまおうかな。ちょっと高いけれど絹のタオルで補正なんて良さそう。

http://www.bon-kyoto.co.jp/ の昔着物も楽しみ。と、梵のHP見たら2/20-2/25に伊勢丹で春の大きもの市があるらしい。

さらに4/10-4/15(催事名は不明)はゑり正http://www.kyoto-teramachi.or.jp/...もくるみたい。半襟買うぞー。

2003.1.9 [木] 9:41 pm

欲しいものリストを紙に書きだした。小さく折りたたんだその紙を何度も広げてみてニヤニヤするのが日課になっている。揃えなきゃいけないものと、いつかはこんなものが欲しいなあというものまで小さな紙いっぱいに書いてある。しばらくはこれをおかずにご飯が食べられそう。

2003.1.5 [日] 5:31 pm

今日は和織と池田重子展。着物日和だったけれど洋服のSALEにも行きたかったので洋服で行動する。(着物だと洋服が試着できないから困る)

和織は緊張していたので血圧が下がる下がる(笑)店員さんはとっても優しいのだけれど私が小心者だからいけない。誰かと一緒に行ったほうが緊張しないだろうと思った。

着物を預けた後、銀座を少しまわり丸の内線で池袋へ移動。

目的の池田重子展の場所がわからず池袋西武のなかをぐるぐるまわる。西武って広いなあ。迷っている間にリブロで青木玉の「幸田文の箪笥の引き出し」を購入。ずっと欲しいと思っていたので手に入れられて良かった。

池田重子展は去年よりも人が少ない日に行けたのでじっくり見ることができた。去年は着物だけさーっと見たけれど、今年は気合を入れて番号順に並んでいない着物の解説文を読みながら観覧する。

素敵なものをいっぱい見ることが出来て大満足。

画像は池田展チケットと「幸田文の箪笥の引き出し」

2003.1.1 [水] 5:27 pm

明けましておめでとうございます。

昨日も明日も仕事なので寝正月。お節も作らず手抜き。お正月から駄目だなあ。

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