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2010.12.31 [金] 日没

今年最後の日が暮れました。
うつくしい夕暮れでした。

今年もいろいろお世話になりました。
どうもありがとうございます。

よいお年をお迎えください。



※写真は、
葉山一色海岸にて。2010.12.31_17時02分

2010.12.29 [水] お正月の準備

森山神社の境内では、お正月の準備が着々と。
幟を立て、注連縄を新しくして、門松を立て、掃除。
真っ白なシデが青空に映え、うつくしい。
氏子が守る森山神社は注連縄も手作り。
奉納とお賽銭と奉仕の精神だけで成り立っている神社。
それはひとえに、奇稲田姫命の魅力なのか?
シンプルに純粋で清々しい。

帰ってきて、自宅もお正月の準備。
鏡餅を飾り付けているその時に、
しょうちゃんから柑橘系色々のお福分けが届く。
ちょうどいい大きさの橙が入っていた。
庭の柚でいっか...と思っていたので嬉しい。
それにしてもすごいタイミング。
ありがとう。

玄関飾り、門の松飾り、花の設え。
庭や家にある物で間に合わせる。
葉山に来てから、毎年の事。
身近にある物で手作りして、歳神様を迎える。
身の丈で、無理しない。
それでいい...と、思います。

2010.12.28 [火] 掃除考

掃除の季節。
ちょっと掃除について考えてみる。

昔から、休みの日と言えば掃除をしていた。
掃除が好きなのか?と考えるとそうでもない。
でも、たぶんしょっちゅう掃除をしている。
やっぱり、好きなのかもしれない。

掃除の仕方や道具にも自分流がある。
道具はシンプルな昔ながらの物が良い。
洗剤も基本的には使わない。
雑巾で水ぶきが基本。
重曹はかなり便利にいろいろ使う。
電気や薬品じゃなくて、体を使う。
座敷箒はちょっと掃くには静かでよろしい。

きっと、掃除が好きなのではなく、
掃除をした後の、さっぱり感が好きなのだ。
自分が居る空間を自分流にさっぱりさせる。
その過程と結果が好きなのだ。
誰かにやってもらうのはさっぱりしない。
さっぱり感が違うんだ。
あれ?やっぱり、掃除が好きなのか?

まぁ、いいや。
掃除は人生の修業だし、哲学でもある。
さっぱりを求め、掃除をするのだ。

:::::

さて、そんなわけで気になっていた企画展。
「掃除のたのしみ 道具と知恵」@かぐれ表参道

昨日、やっと滑り込めた。
欲しい欲しいと何年越しかで思っていた“大麻のはたき”。
柏木圭さんのうつくしい作品。
やっと手にする事ができて嬉しい。
埃はもちろん、主に邪気を祓います。
さっぱり感が違います。

この企画展は、30日(木)まで。
他にも魅力的な掃除道具がたくさん並んでおりました。
本のおそうじ、も面白かった。
以上、今更ながらのご紹介。

2010.12.24 [金] ナンカチガウ?

昨日は、天皇誕生日なので、
かおかおさんが丸焼きチキンを焼いて
ご馳走してくれました。
たいへん美味しかったので、
泡も白も赤もくぃくぃ呑んで
酔っぱらってしまいました。

今日は、クリスマスイブなので、
鏡餅を注文してきました。
「いつもの通りでいいですか?」
「はい」
いつもの通りが、素敵です。

明日は、クリスマスなので、
注連縄を綯う予定です。
今年も森山神社の注連縄の稲藁を
少し分けてもらいました。
神棚用と玄関用を作ります。

お正月準備、着々なジングルベルです。
さて、生ホタテと日本酒で晩酌。

皆さまも良いクリスマスを!

2010.12.12 [日] 日影茶屋

9日の木曜日、
日影茶屋の大広間を予約しました。
また来年も新年会でお世話になります。
旧暦のお正月が明けた頃、
梅が咲き、初春という言葉がしっくりくる頃、
晴れ着をまとった真楽のみんなが集う場所。

葉山の日影茶屋

昨日、新聞を見ていたら、
国の有形文化財として登録される見通し...
という記事が朝日新聞の湘南欄に載っていました。
日影茶屋は建物だけではなく、
そこが店として活きた空間である事が素晴らしいのです。
以前、お店の方が、
「日本の文化を守り伝えていく使命がある」
とおっしゃっていました。
日影茶屋は、餅つきや夕涼みなどの季節の行事を
お店を開放して行っています。
畳の暮らし、火鉢の炭、花や床の間の設え、
そしてもちろん、日本食という素晴らしい食文化。
どんどん日本らしさを失っている日本人を相手に
老舗の看板を守っていくのは大変な事だと思います。
でも、ずっとこのまま在って欲しいと願っています。

着物をはじめとして、
和文化を愛する真楽のみんなが集う場所として、
これほどぴったりな場所はないと思います。
日影茶屋での新年会は、来年で四回目です。
着物を纏って、正座で、日本食をいただきます。
そこは頑固に日本人らしく。

いろんな意味で、
また同じ場所に集える幸せを噛みしめています。



※写真は、日影茶屋の大広間

2010.12.6 [月] Roppongi

.

ヒルズに通う。


イルミネーションがね
きれいなんだよ。

きらきらきらら。。。

2010.12.4 [土] 縁側縁日 -正月迎え-

.

来てくださった皆さま。
どうもありがとうございます。

縁側縁日
正月迎え

昔、お正月には
新しい下着を下ろしましたよね。
湯文字、ふんどし
和の下着。

着物は、

洗い張りに出して仕立て直した絹唐山を下ろしました。

八掛
ありがちな朱っぽい色から
くすんだ草色に。
ずいぶん印象が変わります。
小菊の織帯を合わせて
くすす...って、正月迎えっぽく着てました。

三浦大根のおでんが、大評判でした。
あ、ぬか漬けも。

喜んでくれる誰かが居れば嬉しい。
ありがとうございます。



※ 縁側縁日、玄関、葉やまから草

2010.12.1 [水] しわっす!

わーーーーーっっっ!
なんと、師走です、師走。

早い、早過ぎる。

今日は、逗子に打ち合わせに行ったついでに、
日本酒と三浦大根を仕込んできました。
ナニになるかと言うと、おでん!

12月4日の「縁側縁日 -正月迎え-」用です。
相棒が担当します。

私は、手ぬぐい
これから、ディスプレイの打ち合わせです。
行ってきます。

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2010.11.28 [日] 足踏みミシン

足踏みミシンのベルトが切れて
大わらわな一日。

応急処置で修理したけど、
またすぐ切れた。

ネットで調べると意外と情報が多い。

古い機械式のモノって、
修理しながら長く使う人が多いんだね。
私も、このミシンじゃなきゃダメなんだ。
相棒の母の形見。

まだまだ直して使い続けるつもりです。

2010.11.27 [土] 新嘗祭

森山神社の新嘗祭に参列した。
世話人である相棒の代理。
男性のドレスコードはジャケット着用。
超近所だけど、祭事だし、でも代理だし。

というわけで、
黒地に蚊絣の大島紬
鶯茶色の長襦袢
小森草木染工房の洒落袋帯
緑地に薄桃色の飛び絞りの帯揚げ
銀鼠のゆるぎの帯締め
白半衿・白足袋

もんぺとひっぱりを着用して、お掃除などの準備。

新嘗祭は、五穀の収穫を祝い感謝する儀式。
お米の国の人だもの。
ご飯が大好き。
着物も大好き。

今年も美味しいお米をありがとうございます。
新米、感謝していただきます。

:::::

しかし、この蚊絣。
一衣舎さんに出会う前の寸法なので、あちこち大きい。
気姿にも、少々問題ありですね。

2010.11.23 [火] 七五三

小さなお友達が七五三でした。
頼まれて着付けをしました。
ヘアメイクはコユミさん。

着物は、母である友人が七歳の時に着た晴れ着です。
お祖母様が大切に保管されていたそうです。
少し昔の物だからでしょうか。
とても良い風合いの絹でした。
綸子地にクラシカルな友禅。
帯は作り帯ではなく、子ども用の袋帯でした。
小菊結びにしてみました。
髪も可愛らしく新日本髪に結い上げました。

もぉ、ね。
めちゃめちゃ可愛いです。

七歳の晴れ着は、大人の振袖とほぼ一緒です。
それぞれがミニチュアなので大変です。
着せられる方も付け帯に比べたら大変だったと思います。
でも、彼女は凛としっかり立っていました。
自分が美しく変身していく様を黙って観察していたのかも。
出来上がった姿にはとっても満足そうでした。

家から神社まで、見せびらかしながら(笑)、歩いて行ったそうです。
神社で、撮影のニレイさんとも落ち合って、晴れ姿を写真に収めます。
祈祷が終ったら、海バックでも晴れ姿。
ニレイさんのスタジオに移動して晴れ姿。
女優のように、お付きの人々をたくさん従えて、主役になる。

女の子のお洒落魂は、こうして培われていくのでしょう。
このショットとの落差がね、とっても素敵!

着物はそうとう気に入ったそうなので、
きっと着物好きに育つ事、間違いなしです。
よしよし。また着ようね。



※写真は、ニレイさんのスタジオで撮影の合間に隠し撮り。

2010.11.22 [月] 値上げ

注染の加工料が値上げされる。
手ぬぐい屋、存亡の危機。

知らせをもらって、しばらくどよんと落ち込んでいた。
でもぐずぐず考えていてもしょうがない。
先週、新しい型を発注した。

一歩ずつ、前へ。
ガンバローっ!

今日は、ぼたんさんの作品展の報告や
bbsにアップされてた作品を見て
私も元気が湧いてきました。

刺激をどうもありがとう!
やれるとこまでやってみよう。



※画像は、来年辺りに試してみたいなーと思う「葉やまから草」の色違い。

2010.11.19 [金] 幕張の月

InterBEE(放送機器展)視察で幕張メッセへ。
今年は相棒が行けず、一人だから電車で行った。
えらぃ遠かった。

着物とは、まっっっっっったく接点のない世界。
でも、少し前までは京都の着物産業のように
細かな“分業”によるその筋のプロが集まって、
ひとつの作品を作っていた。映像業界も。
今は、大きなプロジェクトが成り立たず、
分業の職人技より、オールマイティが求められる。

大手メーカーは、
需要のない所へムリヤリ需要を喚起させようと必死。
消費者の「そこまでいらないし」という声は、
業界のドン達には聞こえてないのか、気づかぬふりか。

なんだか、様子が似てるなぁ....と思いつつ、
広い展示会場を後にした。

そしたら、ぽっかりお月さま。
きれい。
マジックアワー。

2010.11.13 [土] ていねいな生き方

取材で稲村ケ崎へ。

鎌倉は、APECの関係で厳戒態勢。
江ノ電のゴミ箱は全て封鎖され、
踏み切り毎に警備らしき人が立つ。
マンホールも点検した証しで封印されてた。
なんだか物々しくてこの場所に似合わない。

今日は取材とは言え、
じわぁ〜っと心にしみる良い時間と
言葉にならない美味な料理をいただいた。
後から何度も思い出してしまう味、一皿。
幸せで美味しかった。

結局、
ていねいに手をかけた分だけ
ちゃんと結果に現れる。
簡単にいい結果は現れない。

真面目に正直に、対象物と対峙する。
それしかない。

私も心底、そう思います。
これからが楽しみな今日のご縁。
大切に紡いでいきたいと思いました。



写真は、稲村ケ崎のホームから。
やっぱり、江ノ電っていいなぁ。好き。

2010.11.9 [火] ピンクの振袖

以前、撮影で着付した掲載誌が届いた。

あの日は、
真夏で灼熱地獄のようだった。
あれから三ヶ月。
ちゃんと季節は巡って、
「おせち」や「振袖」といった言葉を
そろそろだなぁ...と受けとめられる。
あんなに先のような気がしていたのに、
お正月はもうすぐだ。

その時のことは、
「真夏のお正月」という日記に書いた。
先生の淡いピンクの留袖と、
娘さんの華やかなピンクの振袖。
とてもお似合いで素敵。
私も娘がいたら十代のうちから振袖を着せたいな。
二十歳になってから振袖...じゃ、もったいない。
その時にしか着られない色ってあると思う。
ピンクの振袖、かわいいなぁ。

2010.11.2 [火] 雅楽のライブ

お誘いいただいて、雅楽のライブ。
知らない世界のせいか、たいへん面白かった。
1300年、ほとんど変わらず伝わってきた宇宙を表わす音楽。
脳幹が刺激された感じ。

:::

奏者:
伊藤智久(龍笛/りゅうてき)
成川文優(笙/しょう)
望月丈雄(篳篥/ひちりき)

:::

お坊さんトリオだそうです。
生で間近に聴く雅楽の音は迫力がありました。
秋の調子である「平調/ひょうじょう」の曲から始まり、冬の調子である「盤渉調/ばんしきちょう」の曲で締められたのですが、音の調子にも四季があるなんて素敵です。
そして、それはものすごく納得できる調子で驚きました。
雅楽の音は、洋楽で言うところの不協和音なのですが、それぞれにうねる音の和音はどこか遠いところへ魂がトリップします。
ちょっと不思議な体験でした。
雅楽の説明、楽器の紹介、練習方法(唱歌)、譜面、雅楽に由来する言葉など、初めて聞くことばかりです。
ほんのさわりだけなのでしょうが、面白かったです。

平安から続く音に包まれて、
魂が自由になりました。
森羅万象に感謝。



※写真は、演奏する奏者(上)と楽譜(下)

2010.11.1 [月] 霜降月

十一月になりました。

今月のサイトトップは、紅葉柄の織物です。
去年の晩秋に、真楽のみんなで「きもの供養」にうかがった法然院の広間に飾ってありました。
その時の日記の写真にも写っています。
自然の紅葉もうつくしいけれど、それを美しい織物にする日本人の感性も素晴らしいと思います。
そして、それを帯などにして身につけられる幸せ。

でも、いよいよ「本物」は絶滅するしかない状況なのかもしれません。
神奈川県の全養蚕農家が廃業します。
「日本の絹」に関する話は、各方面から色々聞いていましたが、ニュースはやっぱりショックでした。
経済の論理で絶滅させられてしまう本当に良い物。
現代の日本人自らの選択。

最近、大切だと思うのは経験です。
子どもの頃に「本物」に触れないと、ニセモノで満足してしまう大人になります。
一番出汁の味、ちゃんと炊いたご飯、漆の器、上質な絹の肌触り、畳の感触、暗闇、虫の音。
経験せずに大人になって親になる。
伝えたい事が、伝わらないもどかしさを感じます。

ただこれだけは言っておきたい。
ー ハロウィンが終ったら、クリスマス! ー

 それは、違う! (-_-メ)

おばぁちゃんの小言のような日記になってしまいました。(笑)
ごめんなさい。

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2010.10.30 [土] 鎌倉おさんぽツアー

北鎌倉で、鎌倉マダムになる。
小津安二郎の映画に出てくる女優気分になる。
なるのは勝手だ。
なるったら、なる。

というわけで、
真楽のみんなで着物をまとって鎌倉おさんぽツアー。
私は、ラオスの泥藍染めのモコモコ紬な着物に、
浦野さんの柿柄の帯を締めた。
今年も締めることができて良かった。

食事をした幻董庵でも話題になった季節柄。
結局、着物まわりのアイテムは、
旬のストライクゾーンが狭い方が面白いよね。
どんな場面どんな季節でも大丈夫....は、
結局、なんだかいつもイマイチで出番も少ない。
季節を感じられる柄の方が、
箪笥に持っている楽しみがある。

今度、あれを着よう。
この帯が締められるのはあと何回?
巡る季節を感じながら装う着物。
深い楽しみ。

キーワード「阿園の庭」から始まった鎌倉ツアー。
幻董庵 → 阿園の庭 → 藤源治ラボ → 松花堂(羊羹屋さん) → きものサロン花咲...を、巡って終了。

あぁ、楽しかった。
満腹満足。

2010.10.19 [火] 二槽式洗濯機

葉山に越してきた時に購入したエレクトロラックスの洗濯乾燥機が壊れました。出張修理で技術者に見てもらいました。すると、ドラムの回転駆動部が摩耗して、部品交換で三万円以上かかるし他の部分も消耗しているので、修理はオススメできないとの診断。
そうですか。なるべく直して長く使い続けたいと思っていましたが廃棄することにしました。
ちなみに、乾燥機は二回位しか使いませんでした。30度の温水洗いも脱水完了まで1時間半もかかるので、ほぼ水洗いコース(60分ほど)しか使いませんでした。多くの機能を使わないまま、この洗濯機は壊れてしまいました。
洗濯機の選択ミス。....おぃ。(^_^;
それまで東京のマンションでは、前もその前もドラム式の洗濯機がビルトインされていて、あまり深く考えずに似た様なタイプを買ってしまいました。これが、葉山暮らしには失敗でした。

そこで、前々からいいんじゃないか?と思っていた二槽式洗濯機を使ってみる事にしました。
母の実家で、今も現役で活躍する二槽式洗濯機は、親戚が大集合する場合でもガンガン洗濯物をさばいて使いやすくて良さそうでした。晒をじゃんじゃん洗わなければならない注染の染工所でも使っていました。そんな背景もあり、二槽式に決定。
値段は、前のエレクトロラックスの、ほぼ「1/10」でした。

使ってみて....。
すごく、いい。

シンプルで融通が利いて、時間もかからず、石鹸洗剤との相性も良く、構造が簡単だから丈夫そうだし、お風呂の残り湯も使えるし。
今の暮らしにはバッチリです。

一昨日、久留米絣を洗ってみました。古い着物なので、藍染めは既に落ち着いています。バケツで風呂の残り湯(30度くらい)を洗濯槽に満たし、薄目に石鹸洗剤をよく溶かし、ネットに入れた久留米絣をそこに沈め、しばらくそのまま浸けておきました。それだけで汚れが出てきました。ソフト洗いで1分ほど回転。脱水して、溜めすすぎを二回。干す直前の脱水は回転し始めたらすぐストップ。いい感じの軽脱水で、外干しでは皺にならず形を整えやすかったです。木綿着物を洗うには二槽式!と思いました。

節水だとか、布を傷めない洗い方だとか、適量の洗剤をセンサー探知だとか、余計な「自動」はもういらない。
シンプルに“水”で布を洗う....には、二槽式がいい。

やっと、今の自分の暮らし方に合う洗濯機を選べたんじゃないかと思います。
でも、これから冬になって冷たい水と格闘するのは大変かな?
他にも何か問題点や不都合な部分が出てくるのかな?
追々、報告しましょうね。

2010.10.10 [日] KURA KURA storehouse

午後になって晴れてきた。
海岸通りをビューンと走って秋谷へ。

そ。
今日は、KURAさん
「KURA KURA storehouse」が営業日。
毎月第2金土日月曜日、OPENしてます。

ほんわか二人に迎えられ、
手入れの行き届いたお庭を眺めつつ、
温かいのりん麦茶と手作り栗きんとんを
いただきました。
美味しかった。ごちそうさま。

少しずつ作品も増えていて、
ほんとに素敵な古民家ギャラリーです。
なごむなー。
お茶をいただきながらおしゃべりしてたら
次のお客様がいらっしゃったので
おいとましました。

今はまだ、知る人ぞ知る
「KURA KURA storehouse」

でも、そのうちきっと
秋谷の“噂の場所”になるでしょう。
10月の営業日は、明日まで。
来月はもう少し秋が深まっているのかな?

2010.10.1 [金] 藤袴と浅葱斑

十月になりました。

秋の七草の一種、フジバカマ。
藤袴にはたくさんの昆虫が集まります。
写真の蝶々は、アサギマダラです。
北鎌倉の東慶寺を訪れた時に撮りました。
藤袴の周りには、
たくさんのアサギマダラが飛んでいました。
調べるとこの蝶、長距離を旅するそうです。
春に北上して、秋に南下。
この時も長旅の途中だったのでしょう。
レンズを近づけても意に介せず、
食事の方が大事なのだと思います。
なんと、
南西諸島や台湾までも飛んでいくらしいですし。
こんなに小さいのに、すごいなぁー。
アサギマダラは、浅葱斑と書きます。
浅葱色の斑。
着物に親しむ私達には、
浅葱色はお馴染みですよね。
藤袴と浅葱斑はとてもお似合い。
秋らしい風景です。

着物を着るのにちょうど良い季節になりました。
秋らしい着物をまとって、秋を探しに行きましょう。

:::

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えりりん@管理人



※写真は、2008年10月12日撮影。

2010.9.29 [水] twitter_真楽

.

実は、真楽のtwitterIDは、ずいぶん前に取得していました。

twitterは、タイムリーな情報発信なので、データベース的な真楽のキーワードを上手にリンクして使えないかな?と考えていました。

そこで、展示会や新刊本など、タイムリーな情報がKIMONO真楽にキーワード化されたら、twitterでもリンクしてつぶやいていくことにしました。
真楽メンバーじゃなくても、検索でたどり着いた人じゃなくても、twitterなら真楽のキーワードをキャッチできるかもしれません。
実際、リツイートされて上手に真楽の着物情報が伝搬しているようです。
埋もれた昔のキーワードも、新たな掘り起こしが出来るかも?って思います。

まずは、作業が負担にならない程度にやってみますね。
ぼちぼち、ゆるゆる。

真楽メンバーでtwitterIDをお持ちの方は、良かったらフォローしてみてくださいな。

http://twitter.com/...

えりりん@KIMONO真楽管理人

2010.9.23 [木] 彼岸

.

庭の白い彼岸花が咲いた。

律義に彼岸にちゃんと咲く。

.

2010.9.20 [月] 本と手紙

日曜日は、
第三回はやま一箱古本市でした。
今回は出店せずにお客様です。
そして、かんからさんが遊びに来たので、
葉山の面々が合流して、はやまな時間。
たいへん楽しゅうございました。

今日は、
おひでさんに付き合ってもらって
北鎌倉の「藤源治Labo」に行きました。
ここはね、ちょっといいです。
今回は写真展と友達の水餃子目当てで行ったんですが、
普段は、お手紙カフェだったりするわけです。
ちょっと話が飛びますが、
親指ピアノって楽器がありますよね?
あれって弾いてる本人が一番気持ち良く聴こえる自分楽器なんだそうです。
ここの空間は、親指ピアノみたいだなって感じました。
ここで手紙を書く時間は、きっと親指ピアノな時間です。
今度はひとりで、雨の日なんかに行ってみたい。
ひとりの机で手紙を書いて過ごしてみたい。
もちろん今日みたいに友達数人でまったり過ごすのも楽しいです。
まったりのんびり寛いだ連休最終日。

すこしずつ、秋ですね。

2010.9.16 [木] そろそろ

一昨日。
着物暮らしを復活させようと
朝、久留米絣&半襦袢を着る。
昼過ぎに、暑くて脱ぐ。

昨日。
一昨日と同じ様に、
朝、久留米絣&半襦袢を着る。
涼しかったので、
一日中、そのまま着ていられた。

今日。
昨日と同じ様に、
朝、久留米絣&半襦袢を着る。
昼過ぎに出かけなければならないのに、雨。
着物の上に黄色いカッパを羽織って
小降りを見計らってスクーターで出かける。
出先で本降りになり、濡れ鼠で帰る。

ぼちぼち、
着物暮らし復活、かな?



※写真は、
一昨日の暑くて挫折した昼過ぎの庭。
噂のProHDRで撮ってみた映像。
ネガっぽくて面白い。

2010.9.8 [水] 水

久しぶりの恵みの雨
と、思ったら
関東地方は大雨洪水警報発令。

極端だな
さいきん何事も極端だよ。
ほどほどがいいのにな
ほどほど。


ところで、
昔、祖母が買ったらしい
木綿の反物を水通しした。

処理前:11m30cm

一晩、水に浸けて、
朝、水を替えながら糊を落とすようにもみ洗い
そして、陰干し。
半乾き状態で布目を整えながらアイロンかけ。

処理後:10m76cm

え〜っ!
54cmも縮んでしまうんですかぁ〜?
驚いた。
何事もやってみなければわからない。

でもって、
この長さじゃ足らないじゃん。
がーん。(T_T)



昨日と今日は、隣村の森戸神社例大祭。
でも、天候の影響で神輿パレードも奉納演芸会も中止。
写真は、2008年の真名瀬の御仮舎付近。
そういえば、この時もこの後どしゃぶりになったんだ。

今日は、ことごとく水絡みの日記。

2010.9.5 [日] じーん。。。

録画してあった「少女たちの日記帳」を観て、じーんとしている。

少女の頃にたくさん持っていた「哀しい」という気持ち。
12歳から13歳になった頃。
私は、何を感じていたんだろう?
天袋の奥にしまってある日記、引っ張り出して読みたくなった。

八月のサイトトップにしていたホワイトジンジャーがまだ咲かない。
いつもなら八月下旬から九月の初めに咲くんだけれど。
おかしいなぁ?
葉っぱや蕾の先が黄色く日焼けしている。
晴れ続きと気温の影響だろうか。

そして、サボテンの花がまた咲きそうだ。
今年の夏は、二輪ずつくらい、次から次へと咲いている。
どうしたのかな?
季節に関係無く咲くサボテンの花。
なにか告げたい事があって咲くようで気になる。
花の心が読めたらいいのに。



-----09.06.追記
※写真は、
今朝、咲いたサボテン。一日で萎れてしまう。
(2010.9.6/08:20撮影)

2010.9.1 [水] 二百十日

今月のサイトトップは、彼岸花。
彼岸花の事は、去年の日記にも詳しく書いた。

アタシって危ないわよ。

赤い彼岸花って、なんとなく、そんな花。

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そう言えば、二百十日。
八尾では、おわら風の盆が行われている頃。
二百十日の前後、大風が吹く季節に、収穫前の稲が被害に遭わないようにと豊作祈願で行われてきた祭り、風の盆。
でも、今年はこれまで台風の襲来が少なかった。
葉山の海水浴場は、連日の晴天で大賑わいの夏だった。
夏なのに富士山がよく見えて、美しい夕景を毎日のように眺めることができた。
雨はほとんど降らなかった。
うつくしく楽しい夏の日々だったけれど、日本の気候が昔と今では違う気がする。
地球、大丈夫だろうか。

そして、今日から単衣。
いやぁ〜、この気候では、それはちょっと無理でしょう。
ルールはルールとして、自分の頭で考えて選べばいい。
私はまだまだ麻着物かな?


:::

【登録待ちの皆様へ】
ウェイティングの状況_10年9月1日現在/17名
先程、2010年5月1日から2010年5月31日の間にメンバー登録の申し込みをいただいた方々へ本登録のご案内メールを配信しました。一回だけの自動配信です。スパムメールに紛れていないかご確認下さい。尚、9月末日までに本登録をしてください。期日を過ぎると資格失効し、リストから外れますのでご了承願います。

えりりん@管理人

2010.8.28 [土] 例大祭

今日、明日は、地元「森山神社」の例大祭です。
葉山に越してきてから毎年勝手に記録してます。
世計り神事は私のライフワークです。
撮り貯めた写真や調べた資料が、
少しずつ形になり、関心を持つ人も増えてきました。
http://moriyamasha.blog130.fc2.com/

残るべきものは残るし、
守られるものは守られる。

なるようにしかならないから、
黙って自分が思う事をやればいいと思います。

お囃子が風に乗って聞こえてきます。
日本のお祭り、いいなぁって思います。



※写真は、
「世計り神事」の結果を筆書きする宮司。
手前は、こよりのついた東西南北の木札。
撮影:2010.8.28/15時3分

2010.8.17 [火] 真夏のお正月

以前、息子さんの卒業式で着付けをしたスタイリストの方からお話があり、雑誌撮影での着付けを承る。


料理研究家の先生と中学三年生の娘さん。
きゃしゃで美しい先生は淡いピンクの色留袖。
ぷりりと可愛い娘さんは華やかなピンクの振袖。
絵になる二人。
今回はお節料理の紹介なのでお正月の設定。
丈も身幅も大きめの振袖に難儀したけど、
着姿には影響なく、やっぱり着物って素晴らしい。

撮影の終ったお節料理をお昼ご飯にいただく。
おーいーしーいー。
お屠蘇は、無い。あたりまえ。(笑)

すっかりお正月気分で外に出たら、
殺人光線の様な夏の陽射し。
くっ、くら。。。っとする人気の無い住宅地。
世田谷線にガタゴト揺られて帰ってきた。



写真は載せられないので、色留袖と振袖、それぞれのピンクのイメージです。
芙蓉と萩。
2010.8.22.記

2010.8.15 [日] 森戸の浜の盆踊り

前日、協賛者ご芳名を筆で一発書きする。
絶対に間違えない気合いと感謝を込めて。
毎年、この作業はすごく気が張る。
何かの修業の様でもあり、嫌いじゃない。

朝、山へ竹を切り出しに行く。
やぐらに使う竹。
これは男達の仕事。

昼、浜にテントを張り本部を設置する。
森戸の浜の盆踊り大会の本部。

私は四時くらいから着付け部屋に篭る。
スタッフやお囃子隊の浴衣の着付け。
「はい、次!」と、柔道の乱取りの様。
エアコンの無い部屋だから汗だく。
着付けはスポーツ!
汗いっぱいかき、気分爽快だったりする。

浜では、五時から盆ステージの設営が始まる。
たったの二時間しか無いから、皆が力を合わせる。
竹を立て、手描きのちょうちんを飾り付ける。
日が暮れてきて、ちょうちんの灯がつく。

七時。
森戸の浜の盆踊り大会が始まる。
盆バンドの生演奏で老若男女が踊り出す。
ものすごいパワーがそこに湧き上がるのを感じる。
不思議な一体感。笑顔、笑顔、笑顔。

九時、終了。

ちょうちんを回収し、やぐらの竹を撤収。
機材もステージも撤収。
盆バンドのメンバーや踊り手を本部で接待。

本部を撤収し、ゴミを回収。
返却する什器を片付けて返却。

夜中の十二時を回る頃、全てが終了。

浜には誰もいない。
何も残っていない。

いつも、あれは夢だったのかな?と思う。

森戸の浜の盆踊り大会、復活して五年目。
今年も無事に、平和な踊りの輪が出来ました。
集まったご先祖様、皆さま、ありがとう。

翌日の足の疲れが、夢じゃなかった証し。



2010.8.22.記

2010.8.14 [土] 穴

あぁ、穴だ、穴。
河童に会いに行った数日前にも、同じ着物を着て、ぬほりんに指摘されてたんだ。
まー、なんというか、OASIS、暗いし、砂まらけだし、尻肌が見えるわけじゃないんだし、ま、いっか、と繕う間もなく、また着て行ってしまったんだ。
いい加減に着る時は、とことんいい加減に着てしまう。
素材が気持ちよければ、ボロも気にせず着てしまう。
すみません。管理人なのに....。(汗)
あぁ、繕わなければならない着物がいっぱい。
ちょっと今はバタバタしてて無理だ。

バタバタしてる理由。
裏方として関わる毎年の夏行事、ふたつ。

●2010年8月15日(日)/「森戸の浜の盆踊り大会
浴衣姿が浜辺に溢れ、生バンドに合わせ踊る踊る、輪になって踊る。

●2010年8月28日(土)29日(日)/森山神社例大祭
今年の本祭の奉納演芸は、ツィゴイネル曲芸楽団。これは、ちょっとスゴイよ。しかも、このスゴイ面々が集まれるのは今後はなかなか難しいから、もしかしたら見納めかも。

2010.8.12 [木] 白の考察

最近、半衿や足袋が白に戻ってきました。
きちんときものを着る時は、やっぱり白と思うようになりました。
色柄半衿、色柄足袋、自由にあれこれ遊びつくし、それはそれで楽しいです。
でも、半衿と足袋は白が一番うつくしいと感じます。
無難に白、ではなく、選んで白、が気分なのです。

さて、白。
いろいろあります。
微妙な色目の違いや、素材の違い。
今は、白をあれこれ自由に遊んでいます。
奥が深いです。

写真は、四枚の半衿です。

一番右は、ポリエステル。
つるつるした質感で光の反射がベタっとしてつまらない印象です。

右から二番目は、絹の塩瀬。
一般的な白半衿で、春先の陽射しに似合います。また、縞などをキリリと着付けたい時にも選びます。絹のせいか光の反射に陰影があり暖かみも感じます。

右から三番目も絹の塩瀬です。
三浦さん「塩瀬二巾衿」は、ここ数年のお気に入りです。真っ白過ぎない白は、くたびれた肌に馴染みます。絹本来の色なのでしょうか?顔映りもいいような気がします。

一番左は、絹の縮緬です。
三浦さんの「東雲明け雲二巾衿」という縮緬は、よくみると織り出されたしぼが確かに東雲のようにも見えます。ふっくらと暖かみがあり優しい印象の衿元になると思います。

他にも、綿や麻など素材の違い、保多織りなども含めた織り方の違い、白地に白糸だけの刺繍など、同じ白でもバリエーションは豊富です。

最適な白を選ぶ。
もしかしたら、とても難しいのかもしれません。
年齢や体格、着こなし方で、似合う白も違うでしょう。
白、まだまだ学習中です。



※写真は、クリックすると大きくなります。

2010.8.9 [月] 10:16 am

NO MORE NAGASAKI!

傘いらないよ。
丸腰ジャパン。
核の無い未来へ。



※写真は、一色海岸に打ち寄せる波

2010.8.6 [金] 7:53 am

NO MORE HIROSHIMA

おはよう。
もうすぐ黙祷の時間。



Topのオススメを更新



※写真は、アロエ岩のアロエ(リュウゼツラン?)の花

2010.8.1 [日] 壮月

八月の異称に、壮月(そうげつ)があるそうです。
草花が盛んな月という意味で、「壮」は活力・勇ましいなどの意もあり、夏を乗り切る気力が「壮月」から感じ取れます。
暑いけど、がんばろうぜ!と、夏は体育会系になってしまう私です。

さて、今月のサイトトップは、ホワイトジンジャー。
ジンジャーとは言え、食べられません。
でも、花がとてもいい匂いなので大好きです。
雑草の生い茂る中、夏はぐんぐん大きく育ってたくさんの花を咲かせます。

夕方に浜辺へ出る時、
この花をちょいと耳に挿して出かけます。
南国でハイビスカスを挿すように、
葉山の夏暮らしには、花を使います。
挿しているとずっといい匂いがしてうっとりです。
恥ずかしがらずに、生花をアクセサリーのように使いましょう。
浴衣姿で、小さなシニョンの脇に挿しても素敵と思います。

夏なんだから、そのくらいやっちゃったって大丈夫!
元気に、楽しく、壮月。

2010.7.31 [土] 夏の麻着物

安房へ着て行ったきもの。

長着は、青土さんのきびら麻を洗える一衣舎仕立てのきもの。生成りの無地。
帯は、森伸子さんの八寸名古屋帯。八重山グンボウ。
帯揚げは、抹茶色の絽縮緬。
帯締めは、生成りのレース。
足下は、白い麻足袋、楽艸さんで誂えたアバカ麻の台に蓮糸の布の鼻緒の草履

実は、汗だくだった。
オンボロイタ車はクーラーがほとんど効かない。夏は窓を開けて走った方が涼しいのだけれど、少し前に電動モーターが故障して、助手席の窓が開かない。はめ殺し地獄。
汗びっしょり。
まぁ、麻は風を通すのですぐ乾いてさほど不快感はないものの、汗臭くないかちょっとドキドキ。帰宅して脱いだら、帯揚げまで濡れていた。
ま、洗えるから気が楽、汗だくだって大丈夫!

2010.7.31 [土] 唐棧織の世界

久里浜からフェーリーで海を渡って安房へ。

館山市立博物館で行われている「唐棧織の世界」、今日の午後は、齊藤さんのギャラリートークがあるそうなので、昼前に着くよう館山を目指した。
昼ご飯は館山でお鮨と決めていた。館山は鮨のまち館山というほど、お鮨屋さんが多いのだ。
で、狙って目指したお店は、大当たりだった。うん、昔のおすし屋さんてこんなだったよなぁと懐かしい気持ちで、新鮮で飾らないおまかせ一人前をいただく。追加で穴子。コハダを頼もうと思ったらなんと新子があるというのでいただく。たまらんっ!さくっと短時間でたいへん満足。季節を変えてまた来たい。

美味しいものを食べて幸せな気持ちで、博物館へ。館山市立博物館は、城山公園の中腹に建つ。駐車場からてくてく歩く。日傘を持ってきて良かった。

ギャラリートークは、齊藤さん自身が展示を細かく説明してくださる。30名ほどの方々が集まっていた。着物を召した方も私以外に2名。他の方々も着物好きとお見受けした。皆さん館山唐棧の事を良く知っていらっしゃるようだった。
とは言え、博物館の目線で体系的にきちんと整理された展示内容は、色々分かりやすかった。更によく館山唐棧を理解できるいい機会だと思う。
展示は、9月12日(日)まで。
また、ギャラリートークは、8月21日(土)にもう一度あるので、行ける方は是非。

実は、今回の展示に、私と相棒の唐棧が「個人所有」として展示されている。
つまり、私達は博物館級の館山唐棧を所有していることになる。この先は、博物館級を身にまとうのだ。うひゃ〜、なんてこったい。
でも、やっぱり着物は着てなんぼと思うので、これからも普通にざぶざぶ普段着として身に纏うつもりです。箪笥にしまい込むだけが「大切にするカタチ」とは思わない。用の美としての館山唐棧。良い布に巡り合えた私達は幸せです。

あ、そうそう。
ちどりさんの「日々、きものに割烹着」も、展示されていた。嬉しかった。

博物館で他の常設展まで全部堪能した後、公園を散策する。広々とした城山公園はお城のあった場所だそうで、山頂には館山城をイメージした八犬伝博物館も建っている。坂を登り、お城の階段も登り、汗だくで天守閣へ。気持ちいい風が吹き、安房を一望できた。天気が良ければ富士山や三浦半島も見渡せるそうだ。

というわけで、安房の旅。
久々のドライブデートは楽しかった。
再び、海を渡って、帰途につく。
館山と葉山は、地理も文化も案外近い。

2010.7.27 [火] 梅仕事完了

ふふふ
今年の梅仕事、梅干し完成。

たいへん美味しい
正真正銘、いい塩梅

庭の梅と塩だけ
あとは太陽
ありがとう!

でもすごくテキトーに作業したので
再現は不可能です。(笑)
梅干し初挑戦のビギナーズラック
たまたま美味しく出来ました。

んまぁ〜い!

2010.7.25 [日] 親子の日

今日は、親子の日。
7月の第4日曜日は「親子の日」

親子の日のことについて書こうと思ったけど、
二年前の日記にも書いていて、
書きたい事は、やっぱり同じで、
まぁ、いいかと思ってしまった。

ながぁ〜く日記を書いていると
「それ、前にも書いたな」と思ってしまう。

筆が鈍るいい訳か、
はたまた人として進歩がないからか。

ま、とにかく今日は、親子の日。

2010.7.22 [木] 土用の梅仕事

朝、前々からやらなくちゃ...と思っていた梅仕事。
土用の梅仕事。
いいね、いいね、いい感じだね。
梅の木の下で、天日干し。

昼、超ご近所にできたイタリアンのお店
「イル・リフージョ」でランチ。
前々から、一緒にごはんを約束していたお友達と。
精進料理研究家の彼女も、
「んまぃねぇ〜〜〜!」とフォカッチャおかわり。
ソースを残さずぬぐいたくなる、気持はわかる。(笑)

夕方、ちょっと海に泳ぎに行く。
既にちんくいがいるっぽい。
ちくちくちく。
でも、おかまいなしに沖まで泳いでぷかぷかぷかり。
海のはじっこ、地球の片隅。

2010.7.18 [日] 真楽8周年ゆるゆる浴衣オフ

真楽8周年のお祝いを、
30年目のOASISでゆるゆる浴衣オフ。

足裏の砂の熱
冷えた生ビール
日影を吹き抜ける風
地鯵のなめろう
酔い心地のいい酒
波打ち際の波
夕暮れの富士山

いつもはネットでつながる真楽だけど、
「生」の五感で同じ時間を共有したい。
だから、オフ。

生、素のまま、ゆるゆるな8周年。
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしく。

えりりん@KIMONO真楽管理人

2010.7.17 [土] 葉やまから草の浴衣

春の葉山芸術祭で参考出品展示をした「葉やまから草の浴衣」を、縁側縁日summerで着用しました。
手ぬぐいですから、柔らかな晒木綿が肌に心地良く、着心地はとてもいいです。
生地が薄くて白地なので、透け感が心配でしたが、胸に晒・麻の湯文字・航空絹布の裾除けという下着の組み合わせで問題ありませんでした。

次は、綿紅梅や綿絽といった浴衣生地に、この柄を染めてみたいと思いました。

えりりん@海辺の手ぬぐい屋

2010.7.17 [土] 縁側縁日summer

「縁側縁日summer」終了。

写真は、手ぬぐいコラボ作品の一例。
かわいくて、感激!
真楽のみんなにも見て欲しいから報告。

・葉やまから草/掛け軸 (手ぬぐい・りんりん)
・葉やまから草/サンドレス (Hayama Sunday)
・葉やまから草/手編みバッグ (water tribe)

他にも、バリのアタバッグや扇子入れなど色々コラボ。
それぞれのセンスで、色々な形に生まれ変わった手ぬぐいたち、
ワクワクドキドキで楽しかったです。

そして、私は葉やまから草の浴衣を着ました。
「涼しそうね〜!」と好評でした。
ゆるゆる八周年でも着るつもりです。

えりりん@海辺の手ぬぐい屋

2010.7.13 [火] 亜細亜の湿度

確かに、重い。
からだがおもい。
恐ろしく久しぶりに体重計に乗ってみたら、
.....重くなっていた。
湿度のせいだ。

嘘、食べ過ぎ。

なにもかもが黴びる季節。
亜細亜の湿度。
でもそれがありのままの状況なのだ。
だから、そのまま受け容れる。

苔も湿度がないと育たない。
時間の経過も必要だ。
ありのままそのまま。

たぶん
脳味噌にも黴びが生えている。




今週末の7月17日、「縁側縁日_summer」に参加します。

2010.7.1 [木] 七夕月

七月になりました。

「七夕月/たなばたづき」という異称もあるんですね。
七夕と言えば、7月7日の夜じゃなくて、「7月6日の夜から7日の明け方にかけてが七夕」なのだ!というブログを読んで、なるほどーと思った次第。
これです。→きっこのブログ/織姫ちゃんの下心

まぁ、いずれにしろ、七夕は旧暦でやりたい行事です。
だって、梅雨の真っ最中だもの。
そうそう。
旧暦と言えば、旧暦の七月は秋の始まりだったから「秋初月/あきはつづき」という異称もあるのですね。
え〜?もぉ秋ですか?と頭が混乱しつつも、
一年の後半戦に入ったことだけは、確かな事実。

:::

今月のサイトトップは、向日葵。

向日葵の種、食べた事ありますか?
バリではよく子供がお菓子代わりに食べてます。
これがね、たいへん美味しい。
ポリポリポリ。
花は、あっけらかんと能天気でいい。
一年の後半戦も、がんばりまっしょい。

2010.6.28 [月] 8th_八年分の真楽

2002年6月28日が、KIMONO真楽のハジマリ。
八年も経ったんですねぇ....

現在の登録メンバーは349人
ログインせず資格失効したメンバーが353人
登録されたキーワードは2582個
最初から居る私の日記は8年分
日記をつけているメンバーは233人
現在の日記の登録数は61034件

すごいなぁ。
着物にまつわるみんなの想いが、
八年分の真楽に蓄積されているのです。
個性豊かなそれぞれのメンバーのそれぞれの歴史。
みっちりぎっしりつまっています。


ところで「8」と言えば、
お蚕様は、首を8の字に振りながら糸を吐きます。
約2日間休み無く、首を8の字に振りながら
糸を吐き続けて繭を作ります。
絹糸は、8の動きから生まれるのです。
横にすると、∞(無限)。
八の字の様に末広がりで、末長く。

自分も相手もその他の万人も、
ともにうるおう楽しみ

真楽でゆるゆるとずっとつながっていましょうね。
マイペースな管理人ですが、これからもどうぞよろしく。

2010.6.26 [土] サミット

わー、スゴイ!
菅首相夫人の帯、キイさん&石さんの作品なのですね。
猫の話題で話が弾んだそうで。
着物って、日本人同士でさえ交流のキッカケになるんだから、やっぱり日本は外交シーンでもっと着物を着たらいいのにと思います。
菅伸子さんの着物姿、颯爽としていて素敵でした。

:::

東京の八周年オフにも、きっと素敵な着物姿の人々が集ったのでしょね。
葉山は、雨が降ってきちゃいました。
東京のみんなは大丈夫でしょうか?

:::

2002年6月28日に、KIMONO真楽を立ち上げた時から、
このグループサイトについて:という説明は変わっていません。
八周年オフの朝に、サミットのニュース。
また今日も、着物が好きで良かった....と思いました。

日本の民族衣装である着物。
直線断ちした布をゆるく体に纏うアジア的な優しい文化。
じゃんじゃん語って、もっと日常で着物を着ましょう!楽しみましょう!

2010.6.23 [水] 手ぬぐいWS

今日はずっと雨
一時、どしゃぶり
すごかった

ところで、
着物にあんまり関係ない事は
こちらの方に綴っています。
よかったら
時々遊びに来てください。

:::::

もうひとつお知らせさせてください。

芸術祭で好評だった「手ぬぐい七変化ワークショップ」を、今月もengawaさんでやってみることになりました。でも、平日のせいかまだまだ余裕がある様です。

■開催日:A_6月25日(金) / B_6月29日(火)
■時間:15時半〜16時半
■会場:engawa cafe & restaurant

詳細は、こちらです。
良かったら、着物をまとって葉山に遊びに来ませんか?
たすきがあればより完璧!

2010.6.21 [月] 家族の時間

義父が来ている。
今年もまた自分で車を運転して
名古屋の先からやって来た。

相変わらず愉快で楽しいお義父さん。

父の日は、
家族が勢ぞろいして会食。
恒例のこと。
みんな元気で勢ぞろいできる事に感謝、
ひたすら感謝。

家族との時間は
ゆったりと穏やかに流れる。

有り難う。




※写真は、
新善光寺@葉山のあじさい/2010年6月19日撮影

2010.6.15 [火] 話の話の話

朝、神社のお掃除に行ったら
ほとんど終っていた。
でも「ちょうどいいところへ来た」と
例大祭用の写真を撮ってと頼まれた。
へぃ、お安い御用で。

朝の神社の境内は清々しくて心地良い。
魂がすーっと浄化される気がする。

その後、
ずっと行くチャンスをうかがっていた
「話の話」午前の部に滑り込む。
一旦、家に帰ってお昼ごはん。
食べて、美術館へ戻る。
あぁ、近所に美術館がある幸せ。
今回の展示はアニメーションだから、
たっぷり一日時間が空いている時じゃないとダメ。
そんなこんなでなかなか来られなかった。
話の話は話せない。
言語で表せない世界だから。
神社で感じるナニカを言葉に出来ないのと一緒。

最後に図録や絵本を見ようと美術図書室へ寄る。
ふふふ、相変わらずここはほとんど人が居ない。
と、思ったら。
KURAさんが居た。
びっくりだ。
二人ともあまりの偶然に狐につままれたよう。
嬉しいなぁ、面白いなぁ。
でもお互い静かにそれぞれの目的を遂行。
閉館の音楽が鳴り、二人で美術館を後にする。
小学生の下校のように、
「じゃぁ、またね!」って手を振って別れた。

そんな、話の話の話。

2010.6.13 [日] 梅仕事・針仕事

梅仕事。
梅酢が上がってきた。
庭の紫陽花が咲き始めた。
そろそろ梅雨だね。

針仕事。
昨日の晩から針仕事。
ほころびて繕わなければならない着物が三枚、
他に、
裾がすり切れたので裾上げする長襦袢と
半衿かける夏の長襦袢が一枚ずつ。

縁側で、ちくちく。
暗くなる前に終らせたいけど
きっと無理。

11/7/12 えりりん
2010年の梅仕事のメモが出てきたので、記録。
収穫:2010.6.6
塩漬け:2010.6.10
梅:2.8Kg/塩:500g

2010.6.12 [土] ガビ〜ン!カビ。

袷の喪服にカビが発生してた。
喪服だから別の場所に保管して
五年以上放置してた。

生洗い後の厚紙が湿気を呼んだ。
うかつだった。
喪服みたいにあまり着ない物ほど
風通しが必要なのだな。

凹む。

でも、
喪服の存在を忘れていたのだから幸せか。
と、ムリヤリ自分を納得させる。

2010.6.11 [金] 梅仕事

庭の梅で、梅仕事。
桃のようないいにおい。
庭の恵み。

今年は梅干しに初挑戦。

上手く出来るかな?
ま、なにはともあれ
やってみる。

梅の仕事、梅仕事。

2010.6.9 [水] ご神木

のりんさんの日記の、招霊の木とお饅頭の話を楽しく読みました。

天岩戸に引きこもった天照大神を外へ誘い出すために、アメノウズメが裸でエロティックに踊り、集まった神々を沸かせた....という神話の一節は“珍満つなぎ”ともつながる大好きなシーンです。でも、その時、手に持っていたのが「オガタマの実のついた枝」だとは知りませんでした。そして、それが神楽鈴につながっていたとは。
ほんとに色々、勉強になるなぁ。真楽は。

先日書いた「招霊の木」の日記
そこでも少し触れたのですが、なぜ神社でもない家の庭に植えられたのか不思議でした。
その後、この木のそばには「梛(なぎ)」と言う木も植えられている事がわかりました。この木もやはりよく神社に植えられているたいへん縁起の良い木だそうです。その葉は縦には簡単に裂けるけれど横には切りにくいことから、縁結び・夫婦円満の霊樹と言われています。魔除けにもなるそうです。近くの森山神社の境内にもあり、氏子会の方から「縁起が良いので持ち帰りなさい」といただいた事がありました。家の庭にもあったとは。(笑)しかも森山神社より家の庭の梛の方がずっと大木です。樹齢何年くらいなのかしら?
などなどと、更にどんどん自分の住む場所の謎は深まります。
引き続き調査したいと思います。
もうね、ライフワークです、これ。楽しい。
江戸時代の頃、ここはどんな風景だったんだろう。
そのもっと前はいったい。



※写真は、
森山神社例大祭、御水取り神事/八乙女の舞を終えた八乙女達。手に神楽鈴。
2009年8月30日撮影

2010.6.5 [土] 紫陽花

今日こそ、
衣替えをしようと思っていた。

でも、午前中から曇天気味。
昨日の雨で湿度も高い。
虫干しには適さない。
うーん...と悩んでやっぱり延期。

こんなにすっかり暑いのに、
桐箪笥の中は袷の着物ばっかりだ。
どうしたものか。
まぁ、いっか。
お天気ばかりはしょうがない。

:::

ところで、去年のアート市で
ちびまるさんから分けてもらった紫陽花が咲いたよ。
ガクアジサイの横に二株植えておいたんだ。
まだ小さいのに、
家の庭で一番最初に咲き始めたよ。
白くて小さくて可愛らしい。

ちびまるさんの紫陽花だよ。
なんだかちょっとちびまるさんみたいだね。

2010.6.1 [火] 風待月

六月の異名、風待月。
かぜまちづき。

だんだん空気に湿度が増してくる。
今日も朝は涼しくて清々しかったけれど、
夕方の今はちょっと蒸し暑い葉山。

裏庭で洗濯物を取り込んでいたら、
ふぅ〜っと一瞬、風が吹いた。
物干し竿の洗濯ばさみを外していたから、
身八つ口から風が入って肌をくすぐった。
ん〜、もっと。
そう思っても吹いてくれない、風。

そう言えば、
百合の大輪もいつも風を待ってる気がする。

ふぅ〜っと吹く風に、
ゆらゆらと頭を揺らして色っぽい。

六月の異名、風待月。

2010.5.29 [土] はやま一箱古本市

なんと、皮肉にも
「iPad発売日の翌日」になっちゃったけど(笑)

紙の本もなかなかよろしいのだよ。
ということで、

はやま一箱古本市

「ぬほえり堂」で出店してます。
では、これから行ってきまーす!
11時開店でーす。

2010.5.28 [金] オガタマ

庭に、とても甘い匂いを放つ木がある。
いつも芸術祭でバタバタしている頃、ふわぁ〜っと風に乗って漂ってくる。
メロンのような熟した果実の香りに腰砕けになってしまう。

この木の名前は、オガタマと言うそうだ。
招霊と書いておがたまと読む。
教えてもらったのは矢谷さんのブログだった。

そこにも書かれているけれど、この木は神様とつながりが深い木だそうで、よく神社に植えられていると言う。甘いけれど、品が良く、心が穏やかになる。この匂いがしなければ、名前だってずっと知らないままだったかもしれない。花が咲く時期以外は、とても地味で目立たない木だから。

なぜ、神社でもないこの庭に植えられたんだろう。
まだまだ自分が住む場所の謎は深まるばかり。
この場所に根をおろした植物のように、
私はなるべくここでの時間を過ごしたい...と思ってる。


そう言えば、芸術祭の少し前に、雑木の庭を紹介する本の取材を受けた。
刊行は、来年の2月だそう。
どんな本になるのかな?
今から、楽しみ。

2010.5.23 [日] 雨の日曜日

手ぬぐい展の後片づけも終り、
やっと少しやれやれな週末。
雨の日曜日。

お礼が遅くなりましたが、
今年も
たくさんの出会いがありました。
素敵な言葉もいただきました。
どうもありがとうございます。

普段の何気ない日常こそが
キラキラ輝く宝物だと思います。
ゆっくりと丁寧に暮らしながら
そんな一瞬をとどめたい。
何にもとらわれる事なく自由に。

イマ・ココ・スキを大切に
これからも精進していく所存です。


文章がなんだか、大相撲千秋楽風味です。(笑)

:::

三渓園の夏じたく展、
今年はうかがうことができませんでした。
残念無念、ごめんなさい。

2010.5.21 [金] 種明かし

商品撮りのついでに
先日の日記の着物と帯を撮ってみた。

撮影も手間をかければ、
やっぱり違うね。

いや、仕事の様にはちゃんと撮ってないし
後処理だっていい加減だけどさ。
でもちょっとした手間が
ちゃんと結果に表れる。

手間の分だけ、ちょっと違う。

2010.5.14 [金] ちくちく部

明日は、いよいよ青空アート市。
手ぬぐい展も最終日。

ちくちく部の看板にアイロンかけました。

KIMONO真楽ちくちく部は、
鳥居のそばで出店してます。

手ぬぐい展の会場engawaさんは、
森山神社から歩いて三分くらいです。

お散歩がてら
ぷらりと遊びに来てください。

2010.5.13 [木] 51

手ぬぐい展、四日目。
今日は朝から爽やかに晴れている
気持ちイイ!

そして、誕生日。
あっという間の51

今日は、綿絹格子の長着に
帯は、紺地の読谷座花織。
真黄色な帯揚げ、真っ赤な帯締め
お誕生日だから(笑)
カラフル&ポップな組み合わせでね。

:::::

お祝いの伝言、ありがとうございます。

手ぬぐい展も後半です。
頑張りマス!

2010.5.11 [火] 雨降りの二日目

手ぬぐい展の二日目。
葉山は、朝からしとしと雨。

袷の館山唐桟に
雨降りだから、蛇の目傘の帯を締めた。
浅葱色の帯揚げと
「砂浜縞」の手ぬぐいと同じ色、
熨斗目花色の帯締めで。

さぁ、今日はどんな一日になるかしら?

2010.5.10 [月] 初日

こないだ泥バネをあげて
洗ってきれいになった綿絹格子の長着に
青白コンビの紅型帯を締めて
卵色の帯揚げ
アート市で買ったさくらさん作の帯締め

そんな組み合わせの着物を着て、
手ぬぐい展の初日。

今年の葉山芸術祭のテーマは、海・浜。

行ってきます。

2010.5.6 [木] 芸術祭三昧

GWは、ともだちが遊びに来たり
一緒に他の企画を回ったり
なぜかiPadを触らせてもらったり
のりんさんたちとKURAさんとこ行ったり
あれやこれやなんだかんだ
夜は、手ぬぐい展の準備をしながらの日々。

途中、咽風邪をひいちゃったりして
準備が思う様にはかどらず
現在に至る。焦る。困る。

そのくせ、
「手ぬぐい七変化」なんてワークショップも
やることにしちゃったりしたもんだから、
さっきやっとチラシを作ったり
間に合うのかな?あはははは。汗

間に合わなくても
来週の月曜日から始まります。
「葉山生まれの手ぬぐい展」

良かったら遊びに来てください。

2010.5.1 [土] 皐月

五月になりました。

皐月/さつき
光がまばゆい新緑の季節...

今月のサイトトップは、
いちょうの若葉。
秋の黄色くなった葉っぱもいいけど、
この時期の柔らかな緑も爽やかです。

私達も
キラキラな光をいっぱい浴びて
負けずに若々しく輝きましょう。

2010.4.28 [水] 楽寿多を持って一衣舎展

昨日は、搬入に間に合わなかった新作を持ってお江戸へ。
一衣舎春展/本覺山妙壽寺 鍋島客殿

夏の長襦袢地、良さそうでした。
試作に試作を重ねてついに極められた布という印象。
私が持っている数年前のバージョンより格段に良さ気。
早まったかなぁ。(笑)

腰巻きの生地も種類が増えて良くなっている。
たまたま初期の航空絹布を身に付けていたので、
着物をめくって腰巻きを触りっこするスタッフ達。
普通で考えれば、それはチョット変な風景。(笑)
みんな布マニアだ。

午後から土砂降りになってくる。
雨に濡れた色とりどりのつつじが美しい。
着ていた着物は、一衣舎仕立ての綿絹素材の格子。
こんな大雨になるとは思わず雨コートを持参しなかった。
雨がひどくなっても慌てないで済むのは、
“いざとなったら洗える”安心。

終って千歳烏山の駅まで歩く。
泥バネに気をつけながら...
たぶんここまでは大丈夫。
葉山に着いて、そのまま友人母の偲ぶ会に合流する。
会場が山の上の一軒家で、延々階段を上る。
泥バネ、まだほぼ大丈夫な感じ。
が、偲ぶ会で、しこたま呑む。
終って帰る頃は酔っ払い。
家まで歩いて二十分くらいかな?

朝、起きて着物を確認。
泥バネ、多数。
いざとなってしまいました。
えぇえぇ、洗いますよ、洗いますとも。
洗えて良かった。

2010.4.26 [月] 第18回 葉山芸術祭

葉山芸術祭、ハジマッテマス!
4/24 sat. → 5/16 sun.

今年は更に企画参加が増えて、
もぉ目移りしちゃって大変です。
裏方助っ人もあったり
自分の展示の準備も追い込みだったり
カラダがひとつじゃ足りないよぉ〜。

真楽メンバーの参加は、

真楽ちくちく部/はっぴーくらふとバザール
KURAさんのKURAKURAstorehouse
わちきの葉山生まれの手ぬぐい展@engawa

IT的に便利なのが、
Google Mapによる参加企画の詳細マップ
パンフレットのPDF版
twitter
Ramblinでも

2010.4.23 [金] 世界をつなぐ珍満

わはははは〜!
珍満は万国共通の笑顔の源。
手ぬぐいという日本の文化が、
世界中に笑ながら受け容れられて
平和の掛け橋になるのです。
スバラシーです。珍満つなぎ。

【みにさんの日記】を読んで。

:::::

そして、先程
ついにその「珍満つなぎ」の型紙が
限界を超えた....という連絡が入る。
うぅぅぅぅ。(T_T)
でも、まぁ、よく頑張ってくれたと思う。
お疲れさま、型紙。

2010.4.22 [木] 一衣舎春展に手ぬぐい

今年も、一衣舎春展に手ぬぐいを置かせていただきます。

個性あふれる着尺や帯が並ぶ一衣舎展。
そこに、ゆるぅ〜い葉山の手ぬぐいが一緒に並ぶのは、
なんだかやっぱりチョット恐縮します。
しかも、半分の柄は、ナニですし。(笑)
でもお言葉に甘えて参加させていただきます。

さて、写真は今年の新作「楽寿多珍満」です。
ごらんの通り、ナニシリーズの方であります。
赤・黄・緑のラスタカラーで染めました。
色と色がふんわり混ざって注染らしい味があります。
一度は諦めかけたイメージでしたが、
一か八かのテスト染めが上手く仕上がり
先行販売したかなまら祭りでも好評でした。

それがやっと昨日仕上がって届きました。
今日が締め切りの納品には間に合わなかったので、
一衣舎展初日にこの柄をハンドキャリーして、
そのまま手ぬぐい周辺の売り子をさせていただくことに。
見かけたら声をかけてくださいね。

ついでに、ぐらぐらしている真楽メンバーを見つけたら
どんどん背中押しちゃお〜と目論んでたり。(笑)

DMに書いてある一言、
「一衣舎さんのところに集ってくる方たちは、
圧倒的にオモシロい!」
これって、フーさんのコメントとの事ですが、
私もほんとにそう思います。
楽しみです。

2010.4.20 [火] 間・MA・ま

雨の火曜日。
YouTubeにもアップされている「話の話」を観て、余韻に浸っている。
じぃ〜〜〜ん。
美術館でもちゃんと観たい!

余韻


映像を編集する際、もっとも大切にしていた事。
時間軸におけるこれらは全体の印象を左右する。
同じ素材を編集してもベツモノにすら、なる。

時代のスピードが速くなってくると、余韻とか間って、失われる。

びゅんびゅんびゅん
それでいいのか?

日本人は、間の使い方に長けていた
時間も空間も人との付き合いも

びゅんびゅんびゅん
失われていく。



※写真は、
庭で咲き始めた紫蘭/2010.4.14撮影

2010.4.16 [金] 四月のみぞれ

寒いよー。
葉山、みぞれが降ってましたよ。
東京は雪ですって?
今、四月の中旬ですよね?
あれぇ〜?

あんまり寒いので
春らしく
きれいなピンクの椿




2010.4.9_庭で撮影

2010.4.9 [金] ぬぐい

KWにした「ぬぐい」へ。

大船で用事を済ませた後、
そのまま東京まで足をのばした。
久々に洋服で東京を歩く。
なんだか新鮮!

「ぬぐい」は、イマドキの女子っぽさが、のびのびとそれぞれの作品に表れていて良かった。
注染の作品もB反利用の作品も、みんな可愛い。
業界や職人さんと学生が協力し合うのはいい試みだと思うなぁ。

会場となっている江戸伊勢型紙美術館も、静かでとても気持ちのいい場所だった。
東京の真ん中にこんなスポットがあったんですねぇ。
目の前の空き地には、薹の立った蕗や菫が群生していた。
木々も小さな葉っぱをつけて芽吹いていた。
気がつくか、気がつかないか、ただそれだけなんだな。
帰り道、ふと古い石垣が気になり、ブラタモリの様に、赤坂見附跡を辿ってそのまま古い歴史の痕跡を探しながら歩いていたら、豊川稲荷にも行きたくなって立ち寄る。
懐かしいなぁ、ここ。
そのまま、とらやの前を通って母校の前から牛鳴坂を下って、下校コースで駅まで。

「ぬぐい」の若い感性に刺激されたのか、
私も学生気分に引き戻された金曜日の午後。

タイムトラベル、おもしろかった!



※写真は、
上:会場の様子、二階から
下:型紙越しにカラフルポップな注染作品

2010.4.4 [日] 珍満いろいろ

かなまら祭り
今年も珍満手ぬぐいで出店参加
かなまらギャル達と大声で叫びながら、
一年分のエネルギーを発散!
楽しい、気持ちイイ。

今年サイコーに嬉しかったのは、
たくさんの人たちが
それぞれ自分なりに
珍満つなぎを加工して
身に付けて集まってくれたこと。

ダボシャツ、巾着、ポシェット
大きなリュック、小物入れ...
いろいろ見かけた。

一番素敵だったのは、ハンチング!
かっこよかったー。

日本人はこんな風に洒落っ気だして遊ぶんでさぁ
と、海外からのお客様たちに身をもって文化を伝えている。
みんなが勝手に自発的にやっている。
上から目線じゃなく、
庶民が伝搬させていく日本の文化や遊び方、メッセージ。

珍と満がつながって生まれた命
ヘンテコな理屈でごちゃごちゃ争うのはナンセンス。

ラブ&ピース!

2010.4.1 [木] 日本タンポポ

四月になりました。
新年度、新学期、新しい事が色々ハジマル。
歳を重ねても、いつもフレッシュな気持ちで
新しい事にチャレンジしたいと思います。

さて、今月のサイトトップはタンポポです。

写真は、日本タンポポ。
葉山の御用邸からつながる小磯と言われる場所に咲いていました。
ここは、皇室の方々が浜辺を散歩される時に、よくニュースでも登場します。
海に向かってせり出した小さな岬は、とても気持ちのいい場所です。
春になると芝のあちこちに黄色いタンポポがたくさん咲きます。
昭和天皇は、日本タンポポを残すべく、ここで西洋タンポポを見つけるとブチブチと引っこ抜いていたとかいないとか。そんな噂がありました。

噂の真相はさだかではありませんが、
ここで見かけるタンポポは、日本タンポポです。

私も庭で、西洋タンポポが綿毛になると、
種が飛ぶ前に摘んじゃいます。

なんとなくエコヒイキ。(笑)
負けるな、日本タンポポ。
頑張って、生き残れ。

2010.3.30 [火] 珍満月

ブルームーンの意味を教えてくれたのは、仕事仲間のリチャードだ。
葉山の一色海岸に、ブルームーンという海の家があり、ちょうどブルームーンの晩に夜の浜辺を散歩していて教えてもらった。

その月の二回目の満月

そして先々月、珍満手ぬぐいの愛好者が、満月の晩に「珍満月」とつぶやいて、それがたまたま二回目の満月「ブルームーン」で、じゃぁ、珍しい満月なんだから、ブルームーンの和名は「珍満月」だ...という話になり、今月のブルームーンで勝手に命名決定した。
そうゆうわけなので、どうぞよろしくお願い致します。(笑)

ブルームーンの和名は、珍満月

さて、そして。
今週末は、かなまら祭り。
金山神社の境内は桜がきっと見頃でしょう。
“珍満つなぎ”は、その名の通り、どんどん色々つながっていく。
面白いなぁ、楽しいなぁ。

シンプルに、愛と平和!


えりりん@海辺の手ぬぐい屋


※写真は、珍満月とお隣さんちの桜

2010.3.27 [土] 大島桜

あちこちで、桜が咲いたという報せ
そわそわどうも落ち着かない。

天気が良ければ、
お山のサクラに会いに行こう...
大島桜を愛でに行こう...
そう思ってた一週間

午前様まで手ぬぐい作業の金曜日
でも、頑張って早起きする
陽射しがキラキラ、春の朝

咲いてた、咲いてた、大島桜
高いところで楚々と咲く
でも、風でだいぶ散っていた
大島桜は花ごと散ってしまうんだ
まだ踏まれていないから、
地面が、桜の小紋の着物のよう
可憐だなぁ
お山の上の大島桜
あと何回ここまで登ってこられるか

小鳥がたくさん囀っていた
すぐそこで鶯が唄ってた

奇跡のように美しくて平和な時間
じんわりとしみじみと有り難う
ありがとう

:::::

お山を下りる途中で、カップルが登ってくる。
前を行く男性に「こんにちは」と声をかけ、
後ろの女性にも声をかけてすれ違う。
あれ?ふうままさん?
こんな偶然ってあるんですねぇ。
今朝もそんなに多くの人とは会わなかったのに。
びっくりしたけど、嬉しかった。
お山の神様がきっと会わせてくれたんですね。
ありがとう。



※写真は、
上:大島桜と森戸の海。遠くに江ノ島
下:地面に落ちた大島桜の花

2010.3.22 [月] 着物を洗う

木綿の着物、三枚を洗う。
館山唐桟七々子と久留米絣と伊勢木綿。

館山唐桟七々子は、左袖と前身頃とお尻にシミがあった。しつけ糸でシミの周りを印つけ。まずは、親父マイブレンドでシミ抜き。そのまま、金タライに風呂の残り湯を張り、押し洗いする。シミ抜き用として入手した竹ささらは、衿の汚れ落としにも有効だと思う。トントントン、きれいになぁれ。

袷の久留米絣も金タライで押し洗いする。糸の中に水が通り、汚れが溶け出し、布がさっぱりする。こちらの衿もトントントンとささらで叩く。残り湯で何度も濯ぎ、最後はきれいな水道水でもう一度。ザブザブザブ、きれいになぁれ。

伊勢木綿は、ちょっと手抜きで洗濯機。畳んでネットに入れてドライコース。薄手で単衣だし、まぁこれは洗濯機で大丈夫かな?と。つまり、洗うといっても洗い方は着物によってケースバイケース。
自分なりな布との付き合い方がやっと分かってきたのでしょう。

脱水は、三枚とも洗濯機。

裏庭の物干し竿に、形と布目を整えながら干す。
衿を手の平でパンパンパンと叩いて手のしする。
すると、その音が裏山にこだまする。パンパンパン。

館山唐桟七々子は、無地っぽいからシワが目立つ。
アイロンは得意じゃないけど、仕方がないのでアイロンがけ。
しつけ糸の中にあったシミはほとんど分からなくなった。よしよし。

三枚とも、さっぱりきれいになる。
自分で手入れをすると、布が着物が、より自分の物として添うようになる。
全部ひっくるめて、着物を纏う....ということなのかも。

そんな事を考えながら、着物と向き合う休日。

2010.3.20 [土] 夏みかん

去年の手ぬぐい展でengawaさんに作ってもらった夏みかんケーキがとても好評だったので、また今年も作ってもらうことになりました。家の庭で育った夏みかんを使って、engawaさんがレシピを考案した爽やかで葉山らしいケーキです。食べられるコラボ作品!素敵でしょ。

ところが、今年は家の夏みかんは不作な上に、ほとんど風で落下してしまいました。困ったぞ。というわけで、ご近所さんにお願いして、二本の木から夏みかんを収穫させてもらいました。脚立と高枝切り鋏で悪戦苦闘です。でも、よくよく見ると、中の実が食べられて空洞になっている物がたくさんあります。
タイワンリスの仕業だそうです。
ここ数年、湘南ではタイワンリスやアライグマといった外来生物が増殖して、いろんな悪さをしています。リスは家の庭でもよく見かけます。
昔は、夏みかんの様に酸っぱいものには手を出さなかったのですが、今年はあちこちのお宅で夏みかんが食い漁られてしまいました。増え過ぎてよっぽど食べる物が無いのでしょうね。
だから、食べられてしまう前に急いで収穫したのですが、五月の手ぬぐい展の頃まで食べられずに残っている実があるでしょうか。ちょっと心配です。

そうそう、そう言えば、かおかおさんが作ってくれる夏みかんマーマレードも美味しいんですよ。ゆるゆるジューシーで爽やかで。と、おねだりっぽく。(笑)
でも今年は材料不足だし、お家のリフォームでそれどころじゃないよね。

夏みかん、受難の年。



※写真は、
カゴいっぱい収穫した夏みかん。

2010.3.19 [金] たり・たり・たり

かなまら祭りの準備をしたり、

芸術祭の手ぬぐい展のフライヤーは
撮影したりグラフィック作業したり、

卒業式の着付けをしたり、
入学式も頼まれたり、

年度末の雑務を片付けたり、

相棒が誕生日だったり、

真楽管理人の任務をこなしたり、

たり、たり、たり、な日々であります。



※写真は、
engawaの庭で風に揺れる手ぬぐい

2010.3.14 [日] 10:38 am

今日も手ぬぐいイベントで原宿。

二枚歯の下駄は、
やっぱり都会には向かないなぁと激しく実感。

板張の会場で、うるさいよ。オレ。
で、今日はゴム張り下駄。

::::: 追記

「手拭クリエイティブ2010」は、たくさんの手ぬぐい好きが集まってたいへん勉強になりました。

特に手ぬぐいコレクターの豊田さんのお話はマニアックで面白かったです。
お隣のブースには、型彫り師の金子さんがいらっしゃったので、型彫りの道具を見せていただいたり、つっこんだお話を聞かせていただいたり。

久々の東京通いはくたびれましたが、有意義でした。
会場に駆け付けてくださった皆様、どうもありがとうございました。

2010.3.11 [木] ほんにょ

今朝、うぐいすの初音を聞いた。
相棒が目尻を下げつつ、
「鳴いてる、鳴いてる」と教えてくれた。
二人でしばし耳を傾ける。
小さく試しに鳴いてみましたという感じで、
ほんとに下手ッピで可愛かった。
上手な鳴き声も好きだけど、
初音を聞けるとなんだか特別に嬉しい。

ほー、ほんにょ、けこ。

うぐいすの下手な鳴き声じゃなく。

ほんにょ

それは、刈り取った稲束を天日干しする時の形。
私の両親の実家がある宮城県の北の地域では、
田んぼに杭を打ってそこに稲束を積み上げていく。
こんな感じ
でも天日干し自体が最近は少ない。
天日干しの仕方だって
地域によって方言の様に色々ある。
日本人のお米離れや米作りの機械化が進んで、
こうした昔ながらのやり方や言葉が消えそうで心配。

家のお米は宮城の親戚から送ってもらっている。
ほんにょ干しのではないらしいけど。

お米は、羽釜で炊いておひつで保存。
二十歳で家を出た時からお鍋でご飯を炊いていた。
これまで炊飯ジャーは使ったことがない。
美味しいご飯を食べたいから。
お米が基本。
お米が好き。



※写真は、宮城県栗原の夏の風景。

:::

あぁぁ、いかんいかん。
日記をのんびり書いている場合じゃない。(汗)あはは、焦る。

2010.3.8 [月] 素材の見分け方

プロの方が素材別に、燃やした様子を動画でアップされてます。
動画はもちろん、説明文も分かり易いです。

シルク
人絹(レーヨン)
ポリエステル
ウール
アセテート

竹さんKWの感想欄にリンク。




庭のスノーフレークが咲き始めた。
かわいぃなぁ。

2010.3.3 [水] 手拭クリエイティブ2010

手ぬぐいクリエーターを支援するためのイベント「手拭クリエイティブ2010」に参加します。
会場は、原宿のRinという場所です。
ここ、知らなかったけれど、伝統の技とデザインを切り口にしたギャラリースタイルのセレクトショップなんですね。ちょっと面白そうなところなので楽しみです。

イベントは、今週末からですが、
わたくしこと「手ぬぐい・りんりん」は、
来週末の3月13日(土)と14日(日)に出店します。

ワークショップやセミナーは、まだ参加枠が残っているようです。
注染工業協同組合が主催なので、単なる手ぬぐい販売イベントとは少し違った切り口のイベントになるんじゃないかと思います。手ぬぐい好きはもちろん、手ぬぐいを作ってみたい方にも面白いかもしれません。

詳しい事は、関心空間にキーワード化しました。
海辺の手ぬぐい屋として、葉山の空気と一緒に出張しますので、良かったら遊びに来て下さい。

●手拭クリエイティブ2010公式サイト●

2010.3.1 [月] 道端の春

三月になりました。

写真の花は、
ムスカリというそうです。

お隣の庭の植え込みの下で、
ひっそり咲いていました。
きれいな瑠璃色の小さな花です。
よぉく見ると、葡萄の房のよう。
ひとつひとつは鈴蘭のよう。
かわいらしい。

地球のあちこちで悲惨な現実。
それでも春は訪れて、
道端の小さな花がちゃんと咲く。
その姿に気持ちも少し救われる。

さぁ、春がやってくる。
元気を出して、動き出そう。

2010.2.28 [日] 9:22 pm

ツナミ、ハヤマダイジョブ
デモ、チリシンパイ
チェリー、オイアゲテNo.3

:::只今、無線でアナウンス:::

防災葉山、気象庁は、津波警報を解除し、津波注意報に、切り替えました。
引き続き、津波情報に、ご注意下さい。

2010.2.26 [金] みんなで応援!

真央ちゃん、初めてのオリンピックで銀メダルってすごいよ。
キムヨナの滑りは見とれちゃった。完璧な金メダル。
二人とも、あの若さですごい人生を歩んでいると思う。
ほぼ日本中が応援していたんだろうね、あの瞬間。


さて、応援ついでに、
この人をトップに押し上げたいのです。
バーレスクダンサーのチェリーさん!

この人の踊りは、人を笑顔にして世界を平和にする力があります。
リンク先の企画書を読んでみて下さい。
手っ取り早くなら、自己PRの動画をご覧ください。
あ、そだそだ、そうそう。
去年の葉山芸術祭/青空アート市で、一色会館を笑顔と熱狂で埋め尽くしたあの伝説の踊り子さんがチェリーさんです。
チェリーさんは素顔もたいへん魅力的な女性です。
彼女は、世界へ躍り出るべき人物です。

「よっしゃ、応援したろう!」という方は、
ここから、投票してください。

閉塞感が漂う今の日本。
淀んだ空気を、チェリータイフーンに吹き飛ばしてもらいたい。
私はそう願っているのです。
よろしくお願い致します。

2月28日24時が締切りなのぉ〜。

2010.2.24 [水] ある朝の風景

この写真は、ある朝の風景です。

私は、朝から晩まで着物で過ごしています。
夜、着物を脱ぐ時、長着と長襦袢を一緒に脱いで、そのまま着物ハンガーに吊るします。
この日は、上に着てたベストまで三枚重ねをそのまま脱いで吊るしたようです。“ようです”と言うのは、たいてい酔っぱらってるか眠いかで、あまり自分の行動を覚えていないからです。

でね、朝、この風景を見たわけです。
かわいいじゃん!(笑)と写真をパチリ。
考え抜いたわけじゃなく、前日の必然の結果なんですが、面白い組み合わせです。

赤いベストは、ドライビングベスト。
紫地の半衿は手ぬぐい。
モスリンの長襦袢。
西陣ウールの長着。

あるものを適当に着ていたって、着物はなかなか可愛いのです。
普段の着物は、好きなように着ればいのです。
ある意味、なんだってアリなのです。

2010.2.22 [月] 心の疼痛

古い友人の訃報に
一日中、沈む

あまりに唐突で
頭が真っ白になる

三ヶ月も前から
居なかったなんて

ざわざわと
心が、波打ち
落ち着かない

信じられないけど
受け容れ難いけど
これは、現実

情報を求め
各方面の昔の仲間と
電話で話した

声が聞けたのは
彼のおかげ

ありがとう...

天国に
メールは届くかな?

2010.2.20 [土] 金魚坂

真楽メンバーでもあるちどりさんこと猪谷千香さんの「日々、きものに割烹着」の出版記念パーティーが、本郷の金魚坂でありました。

生のちどりさんに会うのは、とても久しぶりです。
館山唐桟にアンティークバティックの帯を締めたちどりさんは、主役のくせに会場の隅っこの方で、ちょっぴりはにかみながら微笑んでいました。その穏やかで控えめなたたずまいは、ちょっと昔の日本女性のようで素敵です。新聞記者を務めながら、こんな素晴らしい本まで出してしまうパワーが、この小さな体に秘められていたとは驚きです。
これからも体に気をつけて、ちどりさんらしく活躍して欲しいなぁと思いました。

さて、私は割烹着でコスプレ参加してみました。(笑)
立食パーティーに、割烹着は最適でした。
袂を片手で押さえる必要がないから、遠くの料理も思う存分確保可能です。また、前をすっぽり覆うので、食べ物をこぼしても大丈夫。割烹着を着用する事によって、ずうずうしさにより拍車がかかります。
皆様もぜひ、お試し下さいませ。

と、冗談はさておき、温かくてとても楽しいパーティーでした。
記念すべきこの瞬間を共に過ごせた事に感謝します。
どうもありがとうございました。



※写真は、しょうちゃんのアルバムより拝借

2010.2.14 [日] 着ていたきもの

:::

2006年の新年会で着たのと同じ長着で、
20代の頃に作ってもらった紫地に桜などが染められた小紋。
まだ着るか?まだ着るよ。(笑)

帯は、母のお下がり。でも新品。おぃ!という名古屋帯。(笑)
私にはだいぶラブリー過ぎる雰囲気だけど、
新年会だし、白地に花やら鳥やらが春っぽいかな?と締めてみた。

三浦清商店さんの塩瀬の半衿をかけた紫地に梅柄の長襦袢。
三浦さんとこの生成りっぽい白が好き。
塩瀬も東雲もストックが無くなっちゃった。

帯締めは、道明の朽葉色の冠
帯揚げは、地紋入り白地に薄い緑の疋田絞り
白足袋、クリーム色の草履

以上、
ある物をぐるぐる着回しております。
もぉ何年も呉服屋さんで着物を誂えていない...かも。

2010.2.14 [日] KIMONO真楽新年会

:::

今年も、幸せな新年会ができました。
ご参集くださった皆様、どうもありがとうございました。
思い思いの着物をまとったそれぞれの着物姿が、
日影茶屋の大広間に、ずらりと並ぶ様は夢のようです。
とても華やかで、美しい。

一年に一回、
こうして日本らしく新年を寿ぐ真楽の新年会。
これからも、平和に着物がまとえる世の中であります様に。


ところで、真楽の新年会は正座を強要しています。
最近は、畳の部屋が少なくなり、
正座が出来ない、苦手という人が増えています。
お店では、和室にテーブルと椅子の用意もあります。
でも、やっぱり着物を纏って畳敷きの広間に集うなら、
全員が低い目線で座って並んで欲しいのです。
日本家屋には、正座のいずまいが似合うのです。
和食は、きちんと座っていただきたいのです。

これは、幹事のわがままなこだわりです。
苦手な方々、ごめんなさい。


  えりりん@管理人&新年会幹事


写真は、
上:始まる前の大広間
下:まもなく乾杯、宴の始まり
photo by ぬほりん

2010.2.14 [日] 旧暦元旦

:::::

あけましておめでとうございます。

:::::


<新年会にご参加のみなさまへ>
今朝の葉山は少し雲はあるけど、ほぼ晴れています。
寒いけど、風はなさそうだし、まずまずのお天気。
では、のちほどお目にかかりましょう。

2010.2.13 [土] 準備中

あぁ。
今日が明日じゃなくって良かった。

葉山は今、みぞれが降っている。
さっきちょっと外出したら、とっても寒い。
海と空は、どんより灰色。
咲いた梅は縮こまってる。

あぁ。
今日が明日じゃなくって良かった。
明日は真楽新年会
旧暦元旦。


さて、幹事は朝からいろいろ準備。
名簿を作って、名札を揃えて、段取りまとめて、
あとは、そうだ席札も用意しないと...。
えーっと、えーっと、他に忘れてる事はないかしら?

もうすぐみんなに会える。
きもの姿のみんなに会える。
遠くから、ありがとう。
明日は天気になりますように。

むふむふしながら、明日の準備。



※写真は、
庭の白梅。2010.02.13_15:52撮影

2010.2.9 [火] 蕗の薹

今日はびっくりするくらいあったかかった。
こんな陽気だもの、
もぉ蕗の薹もいっぱい出ているんじゃない?と、
近所の空き地へ探しに行った。

でも、去年そこら中が蕗の薹だらけだった所も
今年はあんまり出ていなかった。
蕗が育っているエリア自体が狭くなってた。
他のいくつかの場所にも行ってみた。
どこもあんまり出ていなかった。
家の庭もぜんぜんだめ。

今年だけの傾向だろうか?
それとも、あちらこちらで宅地化が進み、
蕗の薹が育ちにくくなったのだろうか?

残念だなぁ。。。

どこもかしこも更地になって宅地化されて、
ニンゲンが住む家が建つ。
空き地の地面には、
多種多様な植物や生き物が生息しているのに。

そろそろニンゲン本位、ヤバイよなぁ。。。

今日は、ちょっとだけ採ってきた。
いつまでも、蕗の薹が春を知らせてくれますように。

2010.2.4 [木] 立春

今日は、立春。

気温は低いけれど、
陽射しにキラキラ成分が混ざってきた。

今日は、
寒くなるという天気予報を聞いて、
厚手木綿の久留米絣を復活して着てた。

気温的には温かくていいんだけれど、
もっさりした紺地の絣は、
気分じゃなかった。ダメだった。

なんだろう?
今の陽射しには似合わない。

立春を過ぎると、
とたんに白っぽい着物が着たくなる。
毎年、そう感じる。


そして、
新年会に着る着物が決まってない。
ごたごたしていて、
ゆっくり着物を選ぶ時間がない。
気持ちに余裕がないと選べない。
着物って、ほんと、気分に正直。

とにかく目の前の事から
ひとつひとつ片付けよう。
落ち着こう。



※写真は、今月のサイトトップ。
裏庭の豊後梅とめじろ/2007.2.26撮影

2010.2.2 [火] いのち

NHK ワイルドライフ
京都法然院 いのちの庭

良かった。
NHKじゃなきゃ撮れない映像だ。
めったに見られないものを見せてもらった。
どうもありがとう。感謝。
裏テーマは珍満だったのか....
と思うほど、映像が艶っぽかった。

ところで、
法然院の庭は裏山までつながっていたのね。
人と動物が適度な距離感で共存している。

私が暮らす裏山もそんな場所だ。
県立公園ではあるけれど、
三方向の登り口ルートがあるだけで、
トイレなどの整備は無い。
人間に長居をさせない為じゃない?
と、今は勝手に思ってる。

山に入って、
立ち止まって気配を消す。
すると、生き物達が動き始める。
多種多様な生き物達の気配を感じる。
精霊達に包まれるような感覚。
土地の人はここを霊峰と崇める。
命が濃い場所。

共にここで生かされている。



※写真は、
裏山/2010.1.30撮影

2010.1.26 [火] 不思議な一致

え〜?ほんとだ、ふしぎー。
という話を、
おひでさんから伝言で教えてもらった。

:::::
それは、ヘブライ語と日本語のそっくりさん
ノコッタ NKIT=征服した
ハッケ・ヨイ HKH IHI=投げ打て
:::::

確か、以前も篭目文様とダビデの星が
不思議な一致してたよね。
このKWの感想欄で話題になったのよ。

日本の国技「相撲」の謎が、またひとつ。
おもしろいなー。



※2010.1.30追記

え〜っ、「日本とヘブライの共通点」ってこんなにあるんだ。
おもしろいぉ〜い。
<さくまりさんの日記>

2010.1.25 [月] 初場所オワル

相撲が終っちゃった。
つまんないなー。

そうそう。
初場所十一日目。
向正面東溜り、赤房下に、金髪着物美人を発見。
品良くまとめた髪形も、
着物のチョイスや着付けもとても素敵だった。
思わず、つぶやく。(笑)
その後の「#sumo」でもみんな気がついて注目されていた。
ずっと正座していたし、姿勢が良くて自然体。
たたずまいが美しい人だった。
今場所の着物美人ナンバーワンだわ!
そんなわけで、お相撲のテレビ観戦は、
取組はもちろん、着物チェックも楽しいのだ。

客席の細かな映像を映すハイビジョン、
両側のプラスアルファまで見せるワイド画面、
リアルタイムに情報発信できるツイッター。

メディアが進化すると、
お相撲の楽しみ方も変わってくる。
面白い。

そのせいか、
手ぬぐいを畳む作業は、はかどらず。
ハッキヨイ、コマッタ、コマッタ。

2010.1.18 [月] 風景の記憶

昨日は、音羽楼のあった場所で地鎮祭がありました。

この場所で、2004年から2007年の真楽新年会を開催しました。
ここには、昭和4年に創建された雅な平屋の日本家屋が建っていました。着物姿がよく映える美しい空間でした。所有者の都合で開発業者に売却され、音羽楼も閉店する事になりました。最後の音羽楼での新年会の後、建物の事やその時の心情を昔の日記に綴っています。そんな空間をなんとかしたいと切実に思い、行動してきました。紆余曲折、ほんとにいろんな事がありました。

更地化して宅地分譲を計画していた開発業者は、すぐに建物を取り壊してしまいました。あっけなかった。ブルドーザーでバリバリと壊していく様子は写真やビデオに記録しました。記録屋の性ですね。記録せずにはいられなかった。

その後、開発業者の計画に対し反対運動が起り、救世主があらわれます。願っていた通り、財力があり、文化芸術に理解のある個人オーナーに転売されました。神社の参道と鎮守の森が守られることになり、ひとまずみんなで喜びました。
でも、なるべく近隣住民の意向を尊重した再開発を計画してくださったにもかかわらず、行政指導により、道路拡張とそれに伴う樹木二本は伐採されます。いろんな立場の人が居て、いろんな考え方があり、この辺はちょっと複雑です。

きっと、道から眺める風景は変わってしまうことでしょう。

土地の歴史
風景の記憶
残る思い出

地鎮祭に参加しながら、真楽新年会の事を思い出していました。
もうしばらくしたら、風景の記憶は薄れていくでしょう。
風景の記憶は上書き保存。別名保存じゃないんだな。
でも、着物を纏って集った新年会は、印象深いシーンとして心に深く刻まれています。
記憶じゃなくて思い出。
思い出となって残る場所。

この場所は「葉山コンパウンドハウジング」として生まれ変わります。
プロジェクトが動き始め、新しい歴史が始まります。

2010.1.17 [日] あれから15年

体験した人の教訓。
ストレートに効きました。
さとなおさんのコラム



写真は、朝の裏山から。
また登ってしまった。

2010.1.12 [火] 言葉の瞬発力

「とってもいいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」

なんだ、このフレーズはおじさん作じゃないのか。
瞬時にお山の常識をフレーズ化したのかと感心してしまいました。
最近、言葉の瞬発力不足に悩んでおりますゆえ、ことの他。(笑)

ところでじつは今朝も登ってきましたのです。
下山は、昨日とは別ルートで真名瀬へ。
降りた直後に雨が....。
今日は、早朝だったせいもあるでしょうけど、
人間にはひとりも会いませんでした。

自分の肉体を
自分が行きたい場所へ
到達させられる程度の筋力。
なるべく長く維持したいなぁと思うのです。

2010.1.11 [月] お山へ

ぐーぐるが振袖。
毎年ずっと若い友人達を着付けてきたけど、
今年はお呼びがかからず一回休み。
ちょっとさみちぃ。

早起きしたので久々に裏山へ登る。
ひとりなので自分のペースでゆっくりゆっくり。
途中、後ろから来たおじさんが、
「タチツボスミレが咲いてるぞ!」と教えてくれる。
春に咲くのに、今年はもう咲いてるらしい。
モタモタ登っていたら、
「ほら」と、咲いてる所で待っててくれた。
やっぱり温暖化の影響なのかな?
「とっちゃだめだぞ」と言うので、
「写真は撮ってもいいよね?」と返す。
すると、
「とってもいいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」
と、山のオキテを言い残し、すたこらさっさと行っちゃった。
やるな、おじさん。おもしろいぜ。

下山は、いつもの真名瀬じゃなくあじさい公園へ。
冬のお山は、行き交う人もほとんど居ない。
今日は4人。おじさんばかり。
しかも、スミレのトピックス付き。

こうゆう時空は、かなり好き。

2010.1.10 [日] どんど焼き

今日は、一色の浜でどんど焼き

朝9時に点火。
青竹で組んだ土台が、炎で爆ぜてパンッパパン!と大きな音を響かせる。
今日は、風もなくいいお天気でどんど焼き日和り。
富士山は、残念ながら朝からぼんやり。

ご近所さんがどんどん集まる。

やぁやぁやぁ、どもどもども。
お正月はどこ行ってたの?
今年もよろしく、こちらこそ。

炎が落ち着いてきた頃、福餅を焼き始める。
青竹の先に釣り糸みたいに針金を垂らし、そこに柔らかいお餅を刺していく。
無病息災をみんなで祈り、分け合って食べる。

毎年、同じ様に同じ事を繰り返す。
季節の行事って、こんなふうに“繰り返す”事が大切なんだと思う。
ずっと続けていけますように...。


さて、そして、いよいよ今日から大相撲。
今年最初の初場所初日。
たのしみ、たのしみ、楽しみますよ。

2010.1.6 [水] きもののかんしょく

今年のお正月は
小さな花柄小紋のきものを着てた
重めのちりめん たふたふしてた

やわらかものは
気持ちもはんなりやわらかくなる

たふたふ
動くたびに
たふたふ

去年の年末は
格子柄の西陣ウールを着てた
丈夫な働き者 わしわししてた

たふたふ わしわし

斉藤さんの砧打ちした館山唐桟は
しとしとっと体に添う
木綿なのに しとしと

ラオスの手紬糸の泥藍染めは
厚手で もふもふしてる
空気をいっぱい含んであったかい

夏に着る絹の琉球絣は
しゃりしゃりしてる
絹なのに しゃりしゃり

何枚かもってる大島紬は
どれもみんな つるつるしてる
古いのも新しいのも つるつる

厚手木綿の久留米絣は
さいしょの頃は がさがさしてた
着倒して 今は もふもふ


きもののかんしょくは
とても いろいろ

2010.1.4 [月] お正月

いつもの通りのお正月。

元旦は、
富士山を見に浜散歩したり、神社へ行ったり、のんびり過ごす。

二日は、
東京の実家へ。宮城の親戚も大集合。

三日は、
残ったお節をつつきながらやっと年賀状書き。去年から“年賀状はお正月に書く”ことにしたので、今年も。いただいた賀状を拝見しながら一枚ずつ。松の内に書き終わらないかも。


今年も
量より質を大切にしていきたい。

2010.1.1 [金] 初春迎春

* * *

新年あけましておめでとうございます。

* * *

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