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えりりんの空間
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2007.9.30 [日] モチベーションは着物

参加している地元NPOが神奈川県と協働し、今年度も「邸園文化交流館はやま」を開館する。昨年度この関連で「ハンカチーフ展」を行い、ちょうど真楽新年会と重なったのでたくさんの真楽メンバーが着物姿で流れてくれた。華やかなオープニングとなり多くの関係者が喜んでくださった。(着物姿が会場にあふれる様子、ここで紹介されてます。)
さて、昨年度は「ハンカチーフ展」のみだったが、今年度は、2007年9月30日〜12月2日の期間内に、4つの企画が開催される。その中のひとつ「葉山空間アーティストギャラリー」は相棒と私が企画して主催者となる。内容は、葉山空間shopに集うアーティストを中心に、いつものバーチャルな空間からリアルな葉山の別荘空間に飛び出して、楽しくてユニークなグループ展を行うつもりだ。これはね、ちょっと面白いよ。葉山芸術祭と海の家とが合体した様な濃密な葉山空間を出現させたいなぁと構想中。ぜひ、遊びに来てくださいね。

昨日は、その「邸園文化交流館はやま」のオープニングセレモニーだったので、着物で出席した。パーティーは、最初の企画である「齋藤カオル銅版画展」のオープニングも兼ねていた。実はこの企画のフライヤーをデザインさせていただいたのだが、着て行った着物は、そこでメインに使用した「黄色いヨットと夏ミカン」という作品からインスピレーションをもらって選んだ。黒地に黄色・黄緑・白の羽根のような柄が飛んだポップで楽しげなアンティークの小紋。これは、同じNPOに参加している方からいただいた着物だ。明治生まれの女性がまとっていた着物は、昭和初期に建てられた別荘空間にしっくり馴染む。飾られた銅版画のニュアンスとも気持ちよく馴染む。こんな風に自分で勝手に色々こじつけて着物をまとうのは最高に楽しい。極上の時間。

私がこのNPOに参加して、葉山の景観や別荘や文化を守ろうとしているのは、“着物が似合う空間や文化を残したい”と願うからだ。動機はいたってシンプル。
神奈川県が提唱する「邸園文化圏再生構想」という大きな構想も、とある末端でのモチベーションは「着物」なのよ。(笑)
着物の力、おそるべし。



・アンティーク小紋。テロテロとした変わり織りの薄い絹地。袖丈一尺七寸くらい?
・生成りの絹半襟をかけた半襦袢。レースの筒袖。
・白地の博多帯
・黄色い帯揚げ
・黄緑色の帯締め
・白足袋

2007.9.23 [日] 電車に乗って東京へ

最終日の「呉服島内 東京秋展」へ。

紅花で染めたという赤い紬の“赤”に魅かれた。
なんとも、いい色。いい雰囲気。

クッキリと深い笑い皴が顔に刻まれたおばあちゃん。
可愛くて色艶のあるおばあちゃん。
私が目指すそんなおばあちゃんになれたなら、
こんな色の着物を着たいなぁ....。
こんな着物をくたっと崩して着たいなぁ....。

なんてね、妄想、妄想。

着て行ったのは、
しょうちゃんも今回のイタリアに持参していった茶の紬。
男物の一疋を半分ずつにして単衣に仕立てたお揃い着物。
そんなこんな無理を聞いてくれた呉服屋さんもずいぶん前に閉店した。むぅ。
長襦袢は一衣舎オリジナルの麻絹を初下ろし。
盛夏用にと仕立てたけれど、少し地厚になったので今くらいがちょうどいいかも。
半襟は出がけにクリーム色の楊柳をざっくりな糸目でちゃちゃっとかける。三河芯パス。
今くらいの季節は日に因ってコロコロ気候が変わるので、前もって準備が出来ない。「出がけに針を持つのはよくない」とは言われているけど、しょうがないよね。九月は乙女心と秋の空。
帯は、これも母が勝手に用意してくれた物。縮緬地の染めで開き名古屋。「日本橋萌」の畳紙に入っていた事しか、私に分かる情報は無かったけれど、島内さんは「京都の○○ですね?」っておっしゃっていた。分かるんですか?すごいなぁ。....で、聞いたそばから忘れる私。ダメ過ぎる。
草履は、蓮布の鼻緒をすげてもらった楽艸さんの草履。
涼しくなって、秋三昧。

P.S.
電車に乗って東京へ行く....ってんで、久々に化粧をしようとドレッサーを開けた。すると、筆の先や鏡の隅にカビが生えてた。考えてみたら、梅雨以降まともに化粧をしていない。ダメだ、ダメ過ぎる。(笑)いや、笑い事ぢゃない。

2007.9.20 [木] 上弦の月

月と太陽

闇と光り

善と悪

正気と狂気


....バランスが大事。



2007年9月20日21時37分@葉山一色

2007.9.18 [火] ハジケテ踊る

一月前の、森戸の浜の盆踊り
夢のような二時間が過ぎ去って、
あっという間にすっかり秋だ。
早いなぁ....。

あの日は、
ハジケテ踊り狂った。
その様を、
ニレイさんが撮ってくれてた。
花笠でハジケル。

着ている浴衣は、
高校生の時に、
和裁の授業で縫った物。
ちょっと袖の丸味がまぁるくて、
今の歳ではどうかな?だけど、
いいの、いいの、気にしない。

昔の物をそのまま着られるのも、
形が変わらない着物のいいトコロ。
ちっとも古くさくならないのも、
シンプルな藍染めのいいトコロ。

ながぁ〜く、ずぅ〜っと、
着物にlove!


photo by hiroshi nirei

2007.9.14 [金] おっきなリボン

ふっちゃんの日記に出てきた“おっきなリボン”。

つけてた、つけてた、私もつけてた。
当時の流行りだったんでしょうね。
そういえば、今は、あんまり見かけない。
この極端な大きさが可愛いのにね。

そろそろ巷では七五三の準備。
子供の成長を感謝する節目。
親の気持ちは、いつの時代でも変わらない。

こうした写真を見る度に、
大切に育ててくれてありがとう....と、思う。

***
ぼたんさんもおっきなリボン。
この頃から美人っぽいぞ。

2007.9.10 [月] 魂の出入り口?

今年の春の「葉山芸術祭」で、初めて実物を見た「背守り」の着物。
ずっと、キーワードにしたいなぁ....と思いつつ、すっかり秋になってしまいました。鳴海さんは、現代の暮らしの中にもこの「背守り」を自分なりに取り入れようとなさっています。自分なりに願いを込めればいい....と、子供用のTシャツに、オリジナルの背守りを縫い込んだ現代の背守りもとても素敵でした。

そして、これを見た時に思い出した事がもうひとつ。
沖縄の素材展で、石垣昭子さんが「祭事と衣装」についてお話しくださいました。その中で、ニンガイ(祈願)が行われる時に神司が着る麻の着物は、背縫いの部分が縫われてなくて開いていて、それは“心、魂の抜け道”だから....という説明があり、印象深くて覚えていました。着物に一つ紋を入れる時もここだし、掘り下げると興味深いことがたくさん繋がってきて面白いなぁと思います。


※写真は、
鳴海さんのコレクション。麻の絞りの子供用浴衣。

2007.9.6 [木] 台風

いくら二百十日と二百二十日の間とはいえ、
直撃するようです。
この大風の被害が大きくならず、
やりすごすことが出来ますように。。。

2007.9.6 [木] プロの仕事

先日のお茶目部で着ていた長着は、青土さんの苧麻反物を一衣舎さんで仕立てていただいた物だ。この時が初おろし。沖縄の素材展で購入後、着用には固いため砧打ちをしてもらったりしている間に季節がめぐり、やっと着てみることができた。
うふふん。
さてこの苧麻、強度も欲しいし透過光では透けるので、腰から下にはぐるりと航空絹布の居敷当てがついている。この布を品良く着るには居敷当は必要だろう。
大変な暑さだったあの日、冷房の効いていない茶室ではたっぷり汗をかき、襦袢も長着も汗にまみれた。でも、大丈夫!だって、一衣舎さんの“洗える仕立て”だもの....。
という事で、翌日すぐにタライで水洗い。
ざぶん、ざぶぶん。
軽く水を切って、竿に干す。ボタボタと水が滴る。
形を整えて干す....という作業中、腰から下の縫い目がボコボコになり、苧麻布と居敷当が“フクロ”のような状態となり、ちょっと焦る。

あ、あれぁ〜?こんなになっちゃって大丈夫かなぁ?

ちょうどその時、別件で一衣舎の木村さんから電話が入る。
なんというタイミング!(笑)
お電話をお借りして、心配な状況を伝える。すると....、

まだ乾いてないんでしょ?大丈夫!
乾いたら元に戻るし、生乾きでアイロンをかければカンペキです。

と、きっぱりしたお答えをいただく。
そして、おっしゃる通り、乾くと表の苧麻と裏の絹のズレは無くなった。
“プロの仕事”だと思った。
布のクチュリエ。
この辺が、ただの仕立て屋じゃないんだろうなぁ。


こうしたプロの仕事があってこそ、
品格のある生成りの着こなし....が、可能になる。
いつもどうもありがとうございます。
これからも末永くどうぞよろしく。



※写真は、
お茶目部で着用中。透け具合がわかるでしょうか。

2007.9.1 [土] 二百十日

今日は、立春から数えて二百十日目。
古来から、この日は暴風雨にさいなまれると伝えられ、
各地で風鎮めの祭りが催されてきた。
実際、現代の気象学上からも、
この日以降は台風襲来の季節と立証されているそうだ。
二百十日は、稲が実り始める大切な時期なので、
農作物の被害には厳重な警戒を要する。

稲が黄金色に色づき、穂を垂れ始めると秋を感じる。
日もずいぶんと短くなった。
そして今日は、
葉山からダイヤモンド富士が見られるはず。

コントロール出来ない自然現象だからこそ、
人々は祈り、大いなる自然に畏敬の念をいだくのだろう。
自然に対して謙虚であれば、
温暖化の進行ももう少しスローダウンするんじゃないかな?

今日の葉山は、風が舞ってる。
気持ちいい。



※写真は、
上:越中「おわら風の盆」は、二百十日の大風をおさめる祈りの祭り。
下:色づき始めた稲穂。2004年8月30日、越中八尾にて。

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