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えりりんの空間
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2007.2.26 [月] 今日も佳き日

裏庭の豊後梅が満開。
今月ずっと真楽のトップページで咲いていたのも、
去年撮った写真だけど、同じ裏庭の豊後梅。
可愛らしいピンク色が青空に映える。
満開だから、ひっきりなしに小鳥たちがやってきて、
花から花へ、枝から枝へ、蜜を吸う。
あぁ、すっかり春だねぇ....。

日暮れに二階の窓を閉めていたら、
西の空のグラデーションが見事な色で染まってた。
カメラを持って浜へ急ぐ。
ん〜、でもこの色は捉えられないなぁ。
記録するのは諦めて、
どんどん変わる空の色を誰もいない浜辺で楽しむ。
あ、今、地球がゴーって自転する音が聞こえなかった?

すっかり空は紺色になり、星が瞬く。
ふと足下を見ると、くっきりと月影が落ちている。
旧暦九日。まだ満月には遠いのに充分明るい。
月影と一緒にお家へ帰る。

夜がちゃんと暗いとか、
冬がちゃんと寒いとか、
そうゆう当たり前の事が当たり前じゃなくなってきた。
快適過ぎる暮らしは、つまんないと思うんだけど....。
この星は、この先どうなってしまうんだろう。

でもとりあえず、今日も佳き日。
何気ないけど、こんな日々がずっとずっと続いて欲しい。

2007.2.21 [水] 旧玉塚栄次郎別荘(現音羽楼)

新年会を行った建物について、もう少し詳細を記します。

御用邸を含む一色海岸にほど近いエリアは、葉山の中でも、古き良き時代の葉山を感じさせてくれる貴重な場所です。玉塚栄次郎の別荘もその一角に建っています。昨今は、日本会席料理の「音羽楼」という店として活用されてきました。
この別荘は、昭和2年、玉塚証券の玉塚栄次郎が創建しました。
床がかなり高い木造平屋で、屋根はスレートの平葺きです。御用邸を手がけた鈴木組によって建てられたせいか、雅でゆったりとした印象がかもし出されています。玄関から奥座敷までが一直線に続き、客人に対する主人の懐の深さを感じさせる空間構成だと思います。夏の別荘だったせいか、ゆったりと心から寛げるおおらかさがあり、和めます。
洋間のアンティークなイメージの窓枠や、和室の欄間、床の間、造り付けのソファーや照明器具、それらの全てに創建者と建築を手がけた鈴木組の一流のセンスが感じられます。

こんなに素晴らしい歴史的建造物ですら、一瞬にして壊され、マンションや分譲地に開発されてしまいます。どうしてそんな事になるんでしょう?
かけがえのない日本的な美しい物を、次の世代に伝えていけないのは、今の日本人が日本的な美しさに鈍感になっているのではないでしょうか?
文化や芸術は、経済の論理には当てはまらないのですが、だからと言って「しょうがない」で済ませてしまっていいんでしょうか?

この雅な空間には、やはり雅で古典的な柄の柔らか物が似合います。逆に言えば、そうゆう着物は、歴史のある日本的な空間じゃなければ映えません。町並みや環境が変われば、着物の柄も変わっていくと思います。光や陰影が変われば、着物の持つ奥行きも価値観も変わります。
それが時代の流れ....とは言え、脈々と培ってきた日本の文化を、たかだか戦後60年程の経済論理でぶち壊してしまっていいのでしょうか?
私は、今を生きる日本人として、やれるだけの事を頑張りたいと思います。
そして、財力があり、文化芸術に理解のある救世主が現れる事を、切実に心のどこかで願っています。



※この建物は、葉山町の助成金を得て、2005年に「葉山の別荘vol.1」として、DVD化されました。制作は地元のNPOである「葉山環境文化デザイン集団」が行い、私も演出として関わりました。葉山町の図書館などで貸し出しされているはずです。

2007.2.18 [日] 旧暦元旦の新年会

新年、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

....と、今年の新年会は真楽らしく旧暦の元旦にセッティングした。
暦的なお日柄もバッチリなはずなのに、あいにくの雨模様。
だけど、そんなお天気にもめげず、華やかに装った真楽メンバーが続々と葉山の音羽楼に集まってくださった。総勢60名のキモノビト達は、それぞれが自分らしく個性的にハレの気持ちを装いに表していて、集まった一人一人が輝いていた。
あぁ、着物って素敵だなぁ。
古い日本家屋に差し込む冬の陽射しが、柔らかな陰影をつくる。綸子や刺繍や絞り。着物は、自然光の中でこそ、その美しさの本領を発揮すると思う。肉眼でしか感じ取れない美しさに、60人分のスパイラル効果でウキウキとテンションが上がっていく。
そして、次々に運ばれるお料理も、手が込んでいて美しく美味しい。差し入れも含めたお酒も、酒好きの完璧なチョイスで酔い心地も良く幸せな気分になれる。
今年も、夢のような時間。
いつもはネットというバーチャルな空間に集っているからこそ、こうしたリアルな集まりも大切なのだと思う。これからもずっと真楽の新年会を続けていけます様に....。
ところが、この素晴らしい音羽楼という空間での新年会は今年が最期になってしまった。この歴史的建造物を所有するオーナーの都合により、ここが売却される事が決まったのだ。この建物を会席料理の店として活用していた「音羽楼」も、三月末で閉店してしまう。
またひとつ、着物が映える日本的な空間が消滅する。
悔しくて、悲しくて、残念で、虚しい....。

でも、この空間の最期を、華やかにそして盛大に、美しいキモノビト達が花を添えられて良かったと思う。集まってくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
この空間が消滅しても、みんなの心の中に、美しい思い出となってずっと残っていきます様に....。

今年も素晴らしい新年会になりました。
どうもありがとうございました。



※写真は、
上:雅な葉山の別荘空間に集う60名のキモノビト
下:ちびえりちゃんの振り袖姿は、まさに眼福。あぁ、きれいだぁ〜!

2007.2.16 [金] もぅいくつねると、お正月

昨日は、森山神社へ行こうと表へ出たら、
けっこう夕陽がきれいだったので、
カメラを取りに家へ戻って、浜までダッシュ!
ものすごい強風が海から陸へ吹き荒れていて、
砂が顔に当たって痛い。目も開けられない。
着物も襦袢も腰巻きまでもが、全部はだける。
ここまでスゴイといっそ面白くて、
浜でカメラを構えつつ、仁王立ちしてみた。
なんだか爽快。

風が強いので、相模湾越しの富士山もきれいだ。
実は相棒も今週は富士山を撮りに行っている。
富士山のこっち側と向こう側。
ほんとうに美しくて絵になる山だと思う。

数枚撮って、そのまま森山神社へ参拝に。
日曜日の穏やかなお天気をお願いしてきた。

今日の葉山は、風も治まりいいお天気です。
天気予報がはずれて、
日曜日も、こんな塩梅だと嬉しいなぁ....。

2007.2.15 [木] 強風注意報

相模湾シスターズの皆が報告している通り、
葉山も、昨日からものすごい強風が吹いてます。
オンボロ我が家も揺れてます。

庭の満開の梅も花びらが散って、
椿は花ごと飛んでってます。
夏みかんの実も道路にコロコロ。
音羽楼の梅は大丈夫かなぁ?

今週末は、穏やかなお天気になりますように....。
そして、新年会に参加される皆様、
どうぞお気をつけていらっしゃってください。
あとで、森山神社にもお天気のお願いしてきます。


※写真は、我が家の白梅です。

2007.2.4 [日] 富士は日本一の山

本業仕事の方で、急遽、富士山方面へロケハン。
見たいのは、日の出と日の入り。
農業や漁業や林業という第一次産業は、
自然を無視したら仕事にならない。
そうゆう意味では、撮影という仕事も、
太陽や自然に合わせなくっちゃ仕事にならない。
美しい映像が撮れるマジックアワーは、
曙と夕暮れの事。
そんな美しい時間にたくさん立ちあった。
コントロール不可能だから、祈る。祈るしかない。
自然に対する畏敬の念が心の底に根を張っている。

以前、日が沈む瞬間を見た事がない....という
都会の子供がけっこういると聞いて驚いた。
環境は、人格を育むと思う。
日本人が特異な美的センスを育んだ背景には、
四季や、表情豊かな自然や、光の陰影があったから。
今の日本人は、
五感の全てでそれを感じているだろうか?
感性の毛穴が詰る前に、
お手入れしなくちゃいけない....と思う。



※写真は、
上:ついでに立ち寄った忍野。八海を持つ美しい村。
下:2月4日16時28分57秒、山中湖から望むダイヤモンド富士。

2007.2.1 [木] ありがたいことばかり

先日、音羽楼の板長から電話があり、「箪笥の肥やしになっている母の着物を持ってきたので見に来ないか?」と言われる。板長のお母様が、毎日ずっと着物で暮らしていたという話は、よく伺っていた。なんとありがたいお話。飛んでいきたい。
しかしその時、私はナマコをさばいていた。
「うわぁ!すぐ行きたいけど、でも今、ナマコを....」と言うと、「柔らかくする方法があるから、そのまま持って来い!」とおっしゃる。

そんなわけで、“茶ぶり”という下ごしらえの仕方を女人禁制だという厨房で教わり、お母様の素敵な着物や帯を色々たくさんいただいた。
思いがけず、こんな風にありがたいことばかり。

嬉しいな、ありがたいな、ありがとう!
そんな気持ちで暮らしていると、嬉しい事は、どんどん連鎖して大きくなる様な気がする。
逆に、仕事や何かに追われてケンケンカリカリしている時は、病気したり、怪我したり、落ち込んだりと、いい事がない。自分の気持ちは、結局、自分に返ってくる。

自分も相手もその他の万人も、海も山も地球も宇宙も、全部が輪っかで繋がっている。
悪い事や悲しい事もたくさんあるけど、でも今、ここで生きている事に感謝せずにはいられない。おおらかに、自分なりに、より良く生きる。それが大事。
ありがとう。



※写真は、いただいた着物の一部と、茶ぶりナマコ。
上:木綿地に型染の名古屋帯、唐組ともちょっと違うにぶい赤の帯締め。すごぉく素敵。
下:瑠璃ナマコという釉薬を使った自作の器に盛った茶ぶりナマコ。漁師さんから分けてもらった赤ナマコは、たいへん美味!

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