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2005.11.27 [日] 葉山の紅葉

裏の三ケ岡山がいい感じで色づいてきた。
昨日履いた白足袋を、パンパンと干しながらお山を見上げる。
片付けが終ったら散歩に行こう。

今日から一週間、相棒がロケで留守。
亭主元気で留守がいい....ってなもんで、カメラ持って出かける。
陽気がいい休日だからか、浜はそこそこ人が居た。
川に沿って歩いて、作陶展をやっている知人のギャラリーへ。
ちょうど誰も居なかったので、あれこれ話し込む。
すとんと日が落ちて夜になる。
長い夜が始まる。

でも買い物もしなくっちゃとおいとまして、
鳥がらを買ってきて、鍋にする。
一人の時も鍋はいい。
アンニュイな気分で秋の夜長を愉しむつもりが、酔っぱらって眠くなる。
素直に早寝。ぐぅ。

2005.11.26 [土] 麻布界隈タイムトラベル

フランス現代美術週間の特別企画として、今回初めて一般公開されるフランス大使公邸へ立ち寄ってみた。フランスのエスプリと日本のモダンな和が絶妙にミックスした空間に、フランスの現代アートが展示されている。フランスは、アートに対して懐が深いんだなぁ。ソファーに座って、のんびりとその場の空気感と時間を愉しむ。素敵な企画に感謝!

外へ出て、来た道とは逆に歩き始める。
この辺の路地は、昔とあんまり変わっていない。
1980年代の前半、この界隈に住んでいた。散歩にいい季節なので、25年ぶりに昔住んでいた場所をうろついてみる事にした。私が住んでいた小さな三階建てのマンションは、普通の一軒家になっていた。友人が住んでいた隣のマンションは健在。懐かしい。向いにあったインターナショナルスクールは、新しくモダンなビルになっていた。いつもお参りしていた神社は、後ろにニョッキリと高層マンションが聳えていた。んー、記憶の中の景色とは半分以上変わってしまった。
その風景を見て、センチメンタルな気分になるのは何故なんだろう?
色々な記憶が頭の中を駆け巡る。
その後、麻布十番の路地をぐるぐる歩き、六本木ヒルズの横をかすめ通り、六本木の駅から銀座へ向かった。

頭の時計を“現在”に戻して、真楽オフ。

長野で伊那紬を自作したメンバー達の作品は、驚くべきクオリティーの高さだった。それぞれが、その人らしく似合う色柄を選んで作っていた。センスと集中力と根気の賜物。すごいなぁ。いつか私も織ってみたい。私にも出来るだろうか?
この25年間やってきた事。
これから先の25年かければ出来る事。
機織りは、とりあえず予定に入れておこう。
葉山行きの最終バスに揺られながら、そんな事を考えていた。
どうも、麻布でのセンチメンタル気分を引きずっているみたいだ。
秋だしね、そんな気分。

※写真は、
上:フランス大使公邸内。作品と一緒に調度品も堪能。
中:フランス大使公邸の庭園。絵のようだった。
下:神社の後ろに聳える高層マンション。かなり威圧感あるなぁ。

2005.11.24 [木] 湯文字の素材

洗い張りや仕立て直しで、胴裏や八掛だった絹地がいつのまにか随分と貯まってきました。もったいないので、これを腰巻きや湯文字に作り替えてみました。絹は、水を通すと生地としては弱くなるそうなので、耐久性の問題はあるかもしれません。でも、なんてったって“素肌に絹”の心地良さは最高です。それに材料費ゼロのリサイクルだし。
ついでに、綿の二重ガーゼの生地でも湯文字を作ってみました。腰の結ぶ部分の布も晒ではなくガーゼを二重にして素材感を統一しました。いつも冬の定番は、ネル湯文字ですが、ここ数日は、この二重ガーゼ湯文字を試しています。これが思いの外、暖かいのです。二重になっている分、薄いけれど空気をたくさん含んでいるからでしょう。快適です。
着物で暖かく過ごすには、やっぱり洋服同様に“暖かい素材の下着”が大切だと思います。
コートや羽織りといった羽織る物も重要だけど、下着の事もお忘れなく。

※写真はイメージです。(笑)広縁の囲炉裏。

2005.11.17 [木] お土産

「自然素材展」の帰りの那覇空港で、激しく脱力する事があった。
全員、お土産を買う暇も無かったので、空港では各自お土産購入に走り回る。あらかた終って、他のお店を色々見学してみた。紅型風やミンサー織り風のプリント物のハンカチやスカーフが、あちこちで売られていて、「なんだかなぁ。」と思いつつ手に取ってみる。裏が白いよ。(涙)まぁ、どこに行ってもお土産品って、結局こんなのばっかりなんだけど、寂しいなぁ。じゃあ、どこかに着尺や帯はちょっとでもいいから置いてないかな?と探してみた。見事に皆無。たぶん、呉服の領域は、なにがしかの制約があるんでしょう。でも、せめてミンサー帯くらいどこかに置いてあれば、知らない人も“本物”が見られるのに。つまり、空港には、“パチモン”しか置いてないわけで、知らない人は「○○風」が「○○」だと思ってしまうんじゃないだろうか?
そして、待ち合わせ時間ギリギリに見つけたのが写真(上)のシロモノ。

「芭蕉布バック・両ポケット」 ¥5,040

おいおい。
平良美恵子さんの「喜如嘉の芭蕉布/現状とこれから」というお話を伺ったのは、つい二日前の事で、切々と語る厳しい現状に深く考えさせられたばかりだった。
グラグラとお腹の中が怒りで熱くなる。
これも見ればすぐ分かるプリント物。
素材も芭蕉布どころか、自然素材かどうかも怪しい感じ。
なんで?
どうしてこんな物、沖縄の玄関である那覇空港で売るの?
熱くなって皆に報告する私に、同行のykkさんは「買う人がいるんでしょうねぇ。」と、ぽつりとおっしゃった。

まっとうに本当の物づくりをする人達を苦しめているのは誰なのか?
知らずに買う人、知らずに売る人、買ってきてと頼む人、分かって買う人、分かって売る人、偽物を作る人、店に置く商品を選ぶ人、偽物を喜んで使う人、本物を知らない人。

平良さんの言葉。
「芭蕉布の理解者になってください。」

※写真は、
上:空港で売っていた偽物
下:喜如嘉の糸芭蕉の繊維。艶がとても美しい。

2005.11.9 [水] 一の酉

今日は、一の酉なので、
高速を飛ばして、以前住んでいた町の鷲神社へ。

実は去年買った熊手から、夏を過ぎた頃、
打ち出の小づちがとれて落ちた。
相棒が、瞬間接着剤を買ってきて補修を試みた。
指の方がくっついて補修どころじゃなくなり、
ま、もうすぐだし....と、とれたまま放置。
そのせいか、ぐっと貧乏になる。(笑)

今日、いつもの熊手屋のおじさんに
「打ち出の小づちがとれちゃってさぁ。」と話したら、
「お盆過ぎにとれたんなら、そりゃ縁起がいいよ。」
なんて言う。
「とれてなきゃ、もっと大変だったはずだよ。」
「気になるなら、セメダインでつくから、ね。」
....だってさ。

いやぁ、物は考えようだし、そんなもんだよね。
こまけーこたぁーきにしねー。ってな気分になって、
火打ち石をかちかちしてもらって、
三本締めもしてもらって、
来年もガンバロウ!な気分になって、
賑わう神社を後にした。

お江戸の風物詩、酉の市。
二の酉は、11月21日(月)です。

2005.11.8 [火] ただの着る人のレポート

■2005年10月27日〜31日/沖縄、南風原

なぜ、私は今回の「自然素材展」に行ってみたい
....と思ったのか。
仕事には全く関係ないし、染織家でもない。
ただの着る人。
自分でもまだ疑問。

もともと布が好きで、四角い布を纏う心地良さから、
着物を見直したんだ。
日本人なんだから、着物を着よう!と。
アジアの衣服は、布の延長線上にあってシンプルだ。
平面である布を体にふぅわりと纏う文化。
着物も一緒だ。
形が同じだから素材が気になる。
布の力がそのまま着物の力になるから、
布や糸がどんどん気になって素材の事が知りたくなる。
でも本やネットや、呉服屋に並ぶ商品からは、
なかなか素材の事までは見えてこない。
私の頭は、情報だけじゃ理解できないアナログ頭。

今回の素材展では、五感の全部で“素材”を勉強した。
手を動かす、とにかくやってみる。
それがどんなに大切で多くの事を学び取れるのか、
心底実感できた三日間だった。
苧麻、絹、ウール、しな、大麻、芭蕉、楮、和綿、
グァテマラの茶綿、ロクタ紙布、アロー。

全ては、コツコツと動かした手の仕事。手のスピード。
全ては、自然の恵み。
一心に手を動かしていると、心が平らになってくる。
とても穏やかで心地良い時間。
そうしてコツコツと手を動かした結果として、
布という形ある物になる。その喜び。
そんな事を皮膚感覚で確認した旅だったと思う。

多良間島の80歳になるヒデおばぁは、
60歳から芭蕉を手がけ始めたと言っていた。
いや、だから、別に。(笑)
ただの着る人の小さな野望....だったりするわけで。

※写真は、
上:企画した青土さんのブース
中:宮古島の苧麻、繊維を取り出したトコロ
下:家蚕の繭。繭の色は保護色。

2005.11.1 [火] 緊急捜索願

かずさんが書いている様に、「自然素材展」の三日間は、
良心やあったかさや愛や熱意に包まれた空間だった。
感謝でいっぱい。

でも、信じられない事件もあった。

一点物だから、たくさんの着物好きの目が集まったら、
キヨシローの自転車みたいに出てこないかな?
出てきて欲しい。
一人一人の力は小さくても、みんなが集まれば不可能じゃないかも。

お願いします。
あなたの目も、力になって!

※写真が捜索対象の帯
上:お太鼓部分
下:三崩し(ヤシラミー)柄のアップ
使用素材:経糸/アローと大条糸(野蚕糸)、緯糸/アローと大条糸とヘンプ糸
大きな画像は、こちらで。

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