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2005.8.28 [日] お水取り

森山神社の例大祭二日目。
今日は、1200年もの昔から伝承されている「世計り神事」の為に、朝から3km程離れた吾妻神社まで、お水取りに行く。この神事は、現在文化庁の無形文化財に申請中だそうで、県からのビデオ記録班も同行していた。実は今年は、相棒が“金棒”のお役目を仰せつかって、この行列に参加している。旗持に続き、金棒は地面の邪を音で払いながら、後に続く主役のお水担ぎの為に、道を清める役と思われる。一行が目指すのは、滝の坂と言われるほど、昔は湧き水が豊富だった場所だ。里人から崇められている吾妻神社は、日本武尊がこんこんと霊水が湧き出るこの地で休憩されたと伝えられる小さな神社だ。この霊水を森山神社まで持ち帰り、水に麦麹を入れて神殿内に一年間納め、翌年これを検め、次の年の吉凶を占う。ちなみに来年は....、
「平成十八年 世計 四合四勺 / 天候穏か 北風に注意」
と、神殿の柱に貼り出されていた。
今日、持ち帰った水で、来年の例大祭に、平成十九年の世計りを行う。
こうして脈々と1200年受け継がれた神事。素直に人間ってすごいなぁと思う。
劇的に西洋化した日本の戦後60年。その20倍もの年月、この神事は毎年同じことを繰り返してきたわけだ。そんな風に考えると、たかだか60年の変化は、また60年くらいの年月をかければ、軌道修正すべき点はより良い方向へ進化できるのではないかと思った。受け継いで未来に伝えるべき日本らしさや日本人らしさを諦めたくない。

ここに越してきた当初から、この神秘的な神事がとても気になる。ライフワーク的に色々深く調べてみたいと思った。その前にあれこれ勉強しなくちゃな。ま、ぼちぼち。

2005.8.27 [土] 森山神社例大祭

近所の森山神社の例大祭。
櫛稲田姫を奉った神社なので、ここのお神輿はどこか女性的でとても美しい。金の帷子がぐるりと垂れ下がり、青く暮れていく宵闇の中で、キラキラ揺れて幻想的だ。御用邸の前では、神輿を高く担ぎ上げ、一段と祭りの熱気が盛り上がる。担ぐ男達は、みんな櫛稲田姫に魅せられて、イっちゃってる目をしてる。
お囃子も地元の子供達が交代しながら、途切れることなくまるでミニマルミュージックの様に延々と奏でてくれる。
担いでなくても、気分がどんどんハイになる。
お祭りマジックだね。
神社の敷地内にある一色会館は、舞台となって地元の芸達者たちが次々と芸を奉納する。子供会の和太鼓あり、フラチームの群舞あり、日本舞踊あり、知った顔が登場するからすごく楽しい。階段席はたくさんの人で埋め尽くされる。

由緒正しい祭りが、地元で脈々と受け継がれている。
ここに居させてもらえる今、とても幸せです。

2005.8.24 [水] 8月20日〜23日/法事と万博

義母の法事の為、相棒の実家がある名古屋・春日井へ。
早いもので、もう七回忌。
20日に車で移動し、21日が法要。真夏の七回忌なので、黒地に絣の上布に、喪服用の帯や小物という略式で出席した。自宅での法要の後、お墓参り。今にも降り出しそうな雨雲のお陰で、炎天下は免れありがたい。移動して、お寺で私達の順番を待っていると、バケツをひっくり返したような雨が降り始めた。お堂の中にも吹き込む程の大雨。冷たい霧状の大風が吹き抜ける。身八つ口から風を孕む麻の着物は、とても涼しくて快適。終って外に出る頃、ちょうど雨があがる。なんだか私達の行動に合わせた様なお天気で「日頃の行いがいいからだね。」と、みんなで笑いながら宴席へ向かった。お天気は、きっとほんとはお義母さんだね、ありがとう。
宴席は、平服に着替える人が多かったので、私も帯を半幅に替えて、宴会モード。そのまま、親戚一同で会場の施設に宿泊した。市営の施設だったので大浴場はあるけど、タオルなどの備品が無かった。手ぬぐい二枚で乗り切る。でも、朝風呂に入った後、ちょっと干しておいたら、チェックアウトの時間には乾いていた。素晴らしいゾ、手ぬぐい!
チェックアウトして親戚一同と別れ、相棒と義父の三人で、愛知万博へ。一応、納品チェックも兼ねて半分仕事モード。目当てのグローバルハウス以外は、並ばないマイナーな所ばかり狙って入った。そんなチョイスが良かったのか、期待以上に面白かった。そして、法事に合わせたように、この期間、バリの友人達のガムラングループ「スダマニ」の出演が決まっていた。詳細も知らず、約束もしていなかったのに、友人達の一人に会う。この広い万博会場の中で、バッタリ会う。ほんとに縁って不思議だなぁ。夕方からの「スダマニ」の晴れ舞台は、みんなカッコ良く輝いていた。

良い時間を重ねられる毎日。
偶然か、必然か。
森羅万象に感謝する。

2005.8.17 [水] 帰省と地震

両親の実家は、涼しい風が吹き抜ける爽やかな気候の土地です。建て替えた時に一応クーラーも設置したけど、ほとんど使っていないみたいです。必要なし!葉山の少しねっとりとした潮風を含む空気感とは明らかに違います。夏はほんとにいい環境。稲穂が日毎に黄色味を増し、秋の気配も感じます。お盆も迎え火や送り火は焚きますが、関東で見るなすやきゅうりを使ったお飾りは置きません。仏様に上げるお膳も日毎に決まりがあります。お盆ひとつとっても、それぞれの土地毎に細かな違いがあり、面白いなぁと思います。方言が見直されているように、これからは“違い”が大切になっていくと思います。

宮城沖地震が発生した時は、「じゃ、帰るね」とお墓参りを済ませ、従妹の運転する車の中でした。甥っ子たちが騒いでいたし、スピードに乗った田舎道だし、揺れにも全く気づきませんでした。東北新幹線の復旧に最低六時間....と聞いた段階で帰京は諦め、ゆっくりと布団の上で眠り、翌日も仙台始発の列車に乗り換え、座ってゆったり帰ってきました。そんなわけで怖い思いもせず、並んでへとへとになる事もなく、色々運に恵まれました。ご先祖様のお陰かな?

ところで、東京駅の新幹線改札口を出る時の事。
私達一行が、改札口を通っている時、しんがりの私の前に割り込んで通り抜けた人が居ました。「なんだヨもぉ。」と思いながら、切符を二枚重ねて入れようとした時、アラートが出てゲートが閉まり、私は改札を通過できなくなりました。“切符が入ってない”という表示が出ています。どうやら、私の前に割り込んだ人は新幹線に無賃乗車してきた様です。あっと言う間に人混みに消えた見知らぬ人に、ふつふつと怒りがこみ上げてきました。いい大人が、混乱に便乗してなんて恥ずかしい行いをするんでしょうか。情けないなぁ。あんなに大きな地震の翌日、ちゃんと東京まで帰り着けたのは、多くの徹夜で復旧にあたった鉄道関係者のおかげでしょうに。最近の日本、ダメな大人が多過ぎませんか?だから、アホな政治家にもバカにされちゃうんだ。お盆と終戦記念日と地震な日々の最後に、この先の日本を憂ってしまう残念な出来事でした。

2005.8.12 [金] ルーツは東北

明日から両親と一緒に里帰り。
最近合併して“栗原市”になった東北の米所です。
子供の頃の夏休みは、ほとんどこの土地で過ごしていました。もぎたてのトウモロコシの味や、川で泳ぐ面白さなど、都会では経験できない事をたくさんこの場所で学びました。わが国最古の染色技術とも言われる“正藍染”の技法を受け継ぐ土地も近所です。ルーツは東北。
私自身、柔らか物より藍染めのもんぺ姿がしっくりくるのは、東北の血なのかもしれません。お盆の時期に里帰りするのは久しぶり。デジタル機器は持参せず、音信不通の人になります。プツン。

2005.8.8 [月] 気配

縁あって近所の山口蓬春記念館の撮影。日本画家である山口蓬春が絵を描き、暮らした家そのものが記念館として作品と共に公開されている。アトリエには、絵の具が残ったままの絵皿や、使っていたままの道具が、そのままの状態で展示されている。館長は「普通はガラスケースの中に仕舞って展示するんだろうけど、今ちょっと席を外してる....という雰囲気をお客さんに感じてもらいたいんだよ。」とおっしゃる。まさに。「いやいや、すまんね。ちょっと煙草を買いに行っていて。」と、画家本人が現れそうだ。実際は、巨匠であった山口蓬春なのだから、生前にこの部屋まで通してもらえた客人はそうそう居るはずはないだろう。今だからこそ、私もこの部屋に入らせてもらえる。そして、今は居ないはずのその人の“気配”を確かに感じる。
物や空間に宿る気配。
クッキリと濃い影を落とす夏の陽射しの様に、夏は気配もハッキリと濃い。

※写真
上:吉田五十八設計の新画室。雨戸、網戸、ガラス戸を全て開け放つと庭と一体化するアトリエ。
下:使っていたままの画材や道具たち。

2005.8.6 [土] 黙祷

土曜日の朝は、浜で太極拳。
波に向かってゆっくりと体を動かしながら、
“その時”の同時刻、心の中で黙祷。

絶対に繰り返してはならないと思う決意を、
波が途絶える事のないように、
いつまでもずっと持ち続けて行動する。

深く地球の大気を呼吸しながら、
この星の平和を祈る。

2005.8.5 [金] 三周年装い

7月31日の三周年イベントに着て行った着物。
テーマが「夏の思い出」との事なので、雪輪を選んだ。
今回の会場が白金プリンスホテルだった頃、庭にあったマーブルプールによく出かけた。二十歳を少し過ぎた頃の夏。今の相棒とも一緒に行った。芝生の庭にまぁるいプール。それを雪輪に見立てて。こじつけかもしれないけれど、甘酸っぱい夏の思い出。

・黒地に雪輪模様の夏大島。30代後半の頃に母が用意してくれた着物。
・洗える絹の絽の白い長襦袢。
・半襟は石垣島の津田さんの布。
・白の絽綴れの名古屋帯をお太鼓に。
・クリーム色に転んだ白の絽縮緬の帯揚げ
・青山八木オリジナルの道明の帯締め。白とベージュの鎌倉組み。
・めうがやの白の麻足袋。
・黒田商店さんのしゃみ右近下駄

※撮影は波平さん。バックに写っていた赤いコーンを気にしていらっしゃったそうなので、日記の画像は消し込んでみました。えぇ、こうした作業は仕事柄たいへん得意なものですから。(笑)オリジナル画像は大事に保管。いじってませんよ。

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