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えりりんの空間
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2003.6.22 [日] お山は夏

裏山へ登る。朝のうちに出かけるつもりが昼近くになってしまい、お山の上も暑かった。梅雨時の雨をたくさん含んだ山は、湿気と言うか熱気がむんむん。緑がうっそうと茂り、野生の百合や紫陽花が咲き、シダ類も元気で、すっかりお山は夏の雰囲気だ。麻の蚊絣の男物にみんさー帯を締め、上からもんぺを履く。足下はいわゆる上履きズック。湿気で汗だくになったけれど、洗えるからオッケー。途中、茅葺き屋根の日本家屋を上手にレストアしていたお仕覆作家の工房がすっかり無くなっていて驚く。立地も含めすごく素敵な家で、憧れていただけにとても残念。ちょっとシオシオな気分で山の尾根を歩いたが、終点のあじさい公園では紫陽花が満開だった。紫陽花の花言葉のように、世の中も移ろうのだなぁ。

2003.6.21 [土] 町内会

引っ越してきて初めて町内会の会合に顔を出す。朝から暑かったので、麻の着物で出かける。花柄が縞のように連なる品の良い模様が織り出されている頂き物の着物。木綿のレースの長襦袢には、水浅葱の保多織り(綿&絹)の半襟をかけてある。麻の着物も、半襟をかけたままの襦袢も、汗をかけばそのまま自分で洗える素材。気が楽。帯は綿の半幅みんさー。去年の今頃に石垣島で買ってきたこの帯は、締めやすいので普段に随分締めた。機会があったら違う色も欲しいな。足下は素足に下駄。
ところで、町内会の会合は、出かけてみたら十数人しか出席者が居なかった。ゆうに百世帯以上は同じ町内会のはずだが、毎回だいたいこの程度と言う。私はこの町に馴染みたくてこちらから入会させてもらったが、役場には「町内会に入って欲しいと誘われたが、何かメリットがあるんでしょうか?」という新住民からの問い合わせがあると言う。違うだろ?それ。その土地に暮らす、同じ場所に住む人々が助け合う、持ちつ持たれつの関係を築く....、それが町内会なんじゃないかなぁ?私は、自然に挨拶をかわせるこの町の雰囲気がすごく好きだ。でもこの町ですら住民同士の関係が薄くなりつつあるとしたら、この先は、日本中がどんどん東京的な個人主義になってしまうのだろうか?寂しいなぁ。

2003.6.19 [木] 一周年の着物

着々と「着て行くキモノ決まったぁ!」というみんなの日記に焦る。(笑)今日は湿気も少し収まってる様なので、箪笥から夏着物を引っぱり出してみる。これまで漠然と琉球絣かなぁ?と思っていたが、目の前に広げてみると、ちょっと素朴過ぎる気がしてきた。ん〜。あれこれ畳紙を広げ、悩む。で、やっぱり一周年でおめでたいし、パーティーだし、八芳園だし、なんてったって会場の名前は“グレース”だもん....という事で、少し華やか方向へシフト。絽の黒地の小紋で仮決定。帯は絽つづれ。帯揚げ・帯締めもチョイス。サッパリめな小紋なので、刺繍半襟を持ってきてみる。ピンポン!絽縮緬だけど、合うから良し。足下は、グレーかパールの草履でなんとかなるかな。
....というわけで、私も決まったぁ〜!
なんだかんだ、これが着物の楽しい時間。あっという間に時が経つ。
※写真は却下された琉球絣。

2003.6.8 [日] 夕暮れ散歩

浜へ抜けるお気に入りの小道。車の入って来られない路地が好きだ。着物もそんな道の方が似合うと思う。最近知った事だけれど、法律では道は4m以上なければイケナイらしい。変な法律。ローマの旧市街やモロッコのフェズなど、狭い道が昔ながらのまま残っている街の方が魅力的だ。日本中がみんな一律に同じような町並みになったって面白くないじゃないか。私はここの不便な暮らしを大切に思う。不便を守っていかなくちゃ。変な話だけど。
写真は、胸に巻いた晒が下がってきたのを直しているの図。一日中着てると、こんな風によく晒を直す。今日は男物を着ているから身八口が無く、袖から手を入れてモソモソしてる。普段着の着物は着崩れして当たり前。こっそり直せばいいのよ。そんなちょっとした仕草もその人らしさだったりするわけだし。それにしても、こうして見ると男物はシルエットがやっぱり男っぽいんだね。知らなかった。

2003.6.7 [土] iza! 鎌倉

熊蔵のお誘いで、今日は、鎌倉パークホテルで「鎌倉清酒研究会」。日本全国から100銘柄の日本酒が集まり、それらを呑んで“研究(笑)”するのだ。ならば、着物で!と真楽で呼びかけたところ、ゆわさんが参加。長谷駅で待ち合わせ、長谷寺に寄り、花ぐるまへ。するとなんとそこには、フーさんが京都からワープしてきていた。嬉しかったなぁ。バーチャルなKIMONO真楽で仲良く着物話を語るのもいいけど、やっぱり“会える”って一際嬉しい。それが待ち伏せなら嬉しさ倍増。フーさんとはそこで別れて、KWにもなっている二人展を見に行く。http://www.kanshin.jp/...展示されている布達はどれもみな素敵で、やさしさと力強さを感じる。たかが布、されど布。布から大地や地球、太陽、自然の恵み、そして哲学、いろんなメッセージが伝わってくる。
その後、潮風に吹かれながら、海沿いの道をみんなで歩いてパークホテルへ。会場には、幻の銘酒もズラリと並び、お猪口片手に美味しくて幸せで顔がニヤつく。ゆわさんもにこにこしながら呑んでいた。研究の末、分かった事は、いいお酒は酔い心地もいい!って事。ゆらゆら酔っぱらっていい気分。
そんな酔っ払いが着ていた着物は、先週と同じ麻の襦袢&単衣の本塩沢。あざみ柄の紅型を銀座結び。絽の青い帯揚げに、白&苔色の帯締め。半襟は錆浅葱の絽。

2003.6.5 [木] もんぺと梅の実

庭の梅の木に、青梅がたわわに実った。とても自分達では消化出来ないので、欲しいと言う友人達にお裾分け。で、今日は天気もいいので、その分の収穫とついでに枝の剪定をする。馬鹿は高い所が好きと言うが、子供の頃から木登りは大好きだ。木の上は、木漏れ日がキラキラ輝き、裏山からは爽やかな風が吹いてくる。極楽。
そして、木登りにはもんぺ。母が選んだ久留米絣(木綿)を、義妹の母上がミシンで仕立ててくれたもんぺが、先週出来上がって届いたばかり。諸々具合を見る為に今週はずっともんぺの人だった。形は、祖母が着ていた物を元に、私サイズに直してもらった昔ながらの袴式のもんぺ。最初は少し大きかったが、水洗いしたらちょうど良くなった。裾もゴムではなく共布を輪にして絞ってあるので楽。脇も大きく開いているのでトイレも楽。とにかく、洋服のパンツスタイルよりも、ゆるゆるガバガバなもんぺは、楽ちんな事この上なしなのだ。しかも、こんなに活動的!見た目も、チョットおばあちゃん臭さは否めないけど、意外とキリリとカッコイイのでは?なんて思ってしまう。(笑)
もんぺいいです。最高です。女としての大先輩である母と義母と祖母に感謝!ありがとう!

2003.6.2 [月] 蕗のスジ

岐阜の親戚から山のような蕗が届く。翌日煮付ける為に夕飯後に下処理をする。蕗は湯がいて周りのスジ皮を剥くのだが、なんともミニマルな作業。リズミカルに手を動かしていると結構無の境地になれる。(笑)大量の蕗からは、大きなボールに山盛りのスジが出た。昨日、もとじで自然素材の芭蕉やら苧麻やらの布や素材を見てきたせいか、ふと「この繊維でも布が織れるんじゃないか?」なんて思う。パイナップルだって帯になるんだもん。どうよ?蕗の帯。
それにしても、自然素材の布は、こうした繊維を糸に績んでいく作業が根気の賜物なんだと思う。越後上布も織り手よりも糸にする人がどんどん居なくなっていて深刻らしい。雪に閉ざされた山奥の底冷えする家の中で、農閑期に女達が続けてきた手仕事。現代にそんな辛い作業をする若い人も居ないだろう。「好き」というだけで続けていけるほど単純な話ではなさそうだし。蕗の繊維を見ながら、布の背景を思う静かな夜。その後、蕗は水に晒して一晩置く。台所中が蕗の香りで満たされる。夜が更ける。アクが抜ける。私は眠る。

2003.6.1 [日] 銀座へお出かけ

植物が元気で、雑草を苅ったり青梅を収穫したり、仕事そっちのけで家の事に追われる日々。田舎暮らしは意外と自分の時間がとれないんだね。でも今日は、そんな日常から開放されて、銀座へお出かけ。前々から眼鏡を新調したかったし、なんてったって今日は、しょうちゃんの走墨作品展&KIMONO真楽オフなのだ。東京に居た頃より、お出かけ気分がぐっと増し、選ぶ着物も“銀座へお出かけ”な着こなしになる。着ていった着物は、単衣の本塩沢に、確かこの着物と一緒に買った袋帯。レースの様に透けた素材だが、紬地の裏が付いてリバーシブルでも締められる応用範囲の広い帯。麻の長襦袢に絽の半襟。絽縮緬の帯揚げと細目で夏仕様の黒基調の帯締め。足下は白足袋に、黒い台のエナメル草履。あまりに銀座なコーディネートは、真楽で浮くかな?とは思いつつ、まぁ年相応って事で許していただこう。
走墨展は、墨のにじみが美しく、モノトーンの世界なのにとても広がりがあって面白かった。私も筆で書く線の流れが好きなので、よく筆を取る。ただし、我流。きちんと先生について自分を磨いている人は、どんどん世界を広げてるんだな。スゴイなぁ。
真楽オフでは、お初にお目にかかった皆さんも居て、楽しいおしゃべりが出来た。毎度思うのは、ホントにみんな自分のキャラに似合う着物を選んでいて、十人十色で魅力的。ある意味、装うと言う事は、己を見つめる事に繋がるのかもしれない。着物の道は深いなぁ。

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