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2003.5.24 [土] 東伏見宮別邸

町内会主催の浜掃除を終え、サクっと着替えて、近所にある旧東伏見宮別邸で行われた「美しい葉山の表情」というシンポジウムに参加した。ここは、東伏見宮依仁親王の別邸として、大正3年に竣工した。塔のある二階建ての洋館と和館が繋がった壮大な別荘だったらしいが、現在残っているのは洋館のみ。コンサートなどで一階のホールはたまに開放されるが、今回は館内全てを見学させてもらえた。驚いたのが、二階に突如現れる和室。当時の皇室の暮らしぶりが伺われる。建物から伝わってくるのは、建て主の究極の美意識、棟梁のプライドとこだわり、磨いて維持してきた使用人達の心意気と几帳面さ。直球で五感を刺激される。人が美意識を高めるには、やはり本物を生で感じる体験を積み重ねる事が大切だと、つくづく思う。着物も然り。“情報”だけではダメなんだよ。シンポジウム自体のテーマも「葉山の別荘と景観」という切り口で、とても勉強になったし考えさせられる現実の状況もよく分かった。良い経験が出来た素晴らしい一日だった。
さて、着て行った着物は、生成りに亀甲の結城紬に、ピンクの入った博多帯。薄いヘチマを枕に小さくお太鼓にして、錆青磁色の帯揚げ、薄紅色の帯締め。半襟は灰色のしぼりが少し暑苦しいかな?とは思いつつ、付いてたからって事で手抜き。(笑)足下は、ピンクの足袋に二枚歯の下駄。今日の組み合わせは「皇族の建物という格式ある場所」なのに「すごく近所」という、きちんとした方がいいのか、着崩した方がいいのか、なんだかチョット迷いのある組み合わせ。(笑)白草履を合わせたら、妙にお出かけ風になってしまい、下駄に履き替えた辺りに、迷いが現れてる。難しいゾ。(笑)

2003.5.13 [火] 本久留米絣

「木綿、もめん」と騒ぐ私に、母がお誕生日のプレゼントにと、手織りの本久留米絣を仕立てて持ってきてくれた。素朴な絣は、台所が似合いそうな心和む雰囲気。さすがに手織りだけあって、厚手な生地だが柔らかく手にぬくもりが伝わる。母は当初これを“もんぺ”にしようと手にしたらしいが、呉服屋さんから「手織りなのにもったいない」と説得され、もんぺ用には機械織りを別に求め、これは私の袷に仕立ててくれた。ただ、母はあまり木綿などの素材には明るくないので、呉服屋さんの言うままに普通の絹裏を付けた“洗えない木綿の袷”に仕上がっていた。くぅ、ちと残念。分かっていれば、一衣舎で“洗える仕立て”にしたかった。(笑)「ありがとう!」の気持ちがちょっと濁って複雑な心境。でも、これって、斉藤さんの館山唐桟×一衣舎の洗える仕立て....の“究極の味”を知ってしまったからこそ湧いてくる気持ちなんだろうなぁ。いい男を知ってしまった女の性と似た様な....って、ソレは違うか。(笑)とは言え、この着物はとても素朴で暖かそうで、寒く冷えるここの冬の暮らしには重宝しそうだ。仕付け糸は付けたまま、箪笥に仕舞う。夏が終わるまで、しばし、このまま。

2003.5.5 [月] 葉山芸術祭

今、地元では「葉山芸術祭」をやっている。町のあちこちで、アーティストが自宅を開放したり、神社や浜辺を利用したりして、いろんな事をやっている。11回目の今年は4月19日から5月11日まで。だから、GWは遊ぶのに忙しかった。初夏のような陽気の5日もイベントめじろ押し。散策しながらあちこち顔を出す。写真は、真砂三千代さんの風着展へ寄り、アトリエ前の特設カフェでお茶した後。http://www.hayama-artfes.com/... 生い茂る若葉に川面の光がゆらゆら揺れて心地よい場所。ここで、オーガニックコットンのタンクトップを買った。ふわふわと肌触りが気持ちいい。最近は、洋服でも素材のいい物を求めるようになった。結局その方が長く大切に着られる気がする。
この日に着ていた着物も、同潤会江戸川アパートにお住まいだった室さんからいただいた物。今日の様に少し暑い季節に心地よい、生地に張りのある綿と絹の混紡素材。黒地に細かな十字絣の男物は追丈で着ると私にちょうどいいサイズ。下は先日新宿で買った綿レースの筒袖長襦袢。半幅帯をカルタ結びにして、バティックのポシェットを斜め掛けして、足下は葉山名物げんべいさんのビーサン!あんまり気張らない着こなしの方が、なんとなく葉山という場所には似合っている。
私の場合、普段着は“その時々の天候に着ていて心地よい素材”“場所に馴染む雰囲気”“人に不快感を与えない着方”を考えて箪笥から選び出している様だ。つまり着物って、人それぞれのいろんなポリシーで着こなせる懐の深い衣服なんだね。

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