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2010.12.23 [木] 9:30 pm

昨日、今年最後の着付教室がありました。昨年9月に始めた着付教室も、早いもので1年と ちょこっと経ちました。通って来てくれている生徒ちゃんの目的は、娘さんの卒業式に着物で参加したい。とか、おばあちゃんの残してくれた着物がたくさんあるので、それを着られるようになりたい。などなど理由はそれぞれ。でも、やっぱり着物に興味があるだけあって 他の部分でも嗜好の似ている部分が多くて 毎週、教室でいろいろ話すのがとても楽しみになっています。
私の着付教室は、もちろん着付を教えているのですが 本当に教えたいことは それとは別のところにあって、例えば 日本人の賢さや、丁寧さ、奥ゆかしさ。四季のある国ならではの装い。そんなところを 着付を通して感じ取ってもらえればいいな、と思っています。
着物を着ることが、とても特別なことになってしまっていますが、そんなことはまったくありません。今年、ヨーロッパに旅行に行った時に 自己紹介がてら着付を教えています。と言うと、必ずと言っていいほど なぜ自分の国の民族衣装なのに 着ることが出来ないのか? どうして教える必要があるのか? どのくらいで、着られるようになるのか? 質問されました。確かに、他の国の人からしたら ものすごく不思議なことなのかもしれません。衣服の歴史から言えば、どこの国だって 多かれ少なかれ風土や時代に応じて変化してきているはずです。それが日本の場合、誰もが着物で生活していた時代に、西洋の洋服というものが入ってきたことが ものすごく大きかったのでしょう。もし、私がその時代に生きていたら きっと真っ先に 草履を脱ぎ捨てブーツに履き替え 着物はそっちのけで洋服にのめり込んだんじゃないかな(笑) だけれども、わたしは この時代に生まれて 和裁士という仕事につき 着物の素晴らしさを知ってしまった。これは、わたしの言葉で その部分を伝えたいと思うし、着物を着るということが いかに特別なことじゃないかということも伝えたい、と思うようになりました。京都にいる時に、3年間着物で毎日過ごしましたが、日々の生活の中で 本当に困ることは、ほとんどありませんでした。むしろ、着物を着ることで 自分の所作が いかに醜かったかということにも気付かされたり、他人の所作のきれいさに関心が出たり、何世代ににも渡って着ることの出来る着物に愛着がわいたり、いいこと尽くめでした。
来年は、着付教室以外にも もっと着物を身近に感じてもらう機会を作ろうと 今いろいろと考えています。そのひとつに、古着チングルベルのゴトウちゃんと おもしろいことを始めようと思います。詳細は、もうすぐ発表出来ると思いますので しばしお待ちを。
年末年始は、着物を着る機会がたくさんあると思います。ぜひ、この機会に 袖を通してみてください。きっと、些細な発見から大きな発見まで ハッとすることが待っていますよ!

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