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2011.12.31 [土] 大晦日

ちょっと無精が過ぎて、今日は大晦日。
12月は中村座&マノスで忘年会が唯一の着物day。
ところが大掃除ででてきた3月国立劇場での写真を見ると
同じ着物と帯だった!かろうじて小物は変えていたが、、、

振返ると、祖母の他界、そして3.11、小唄発表会、
長年のボランティア活動のテコ入れ、真楽9周年オフ、更紗兄弟見学、毎月2回以上の観劇と結構充実していたんだね。お疲れ様>自分。
でも、深く味わっていたかな?

来年はもう少し丁寧に暮らしたい。
もっと生活をいとおしみたい。
もっと着物に触れていたい。

皆さんもどうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年がより良き年となりますように!

2011.11.25 [金] 演舞場楽日

ご無沙汰しました。

会社帰りに演舞場へ。夜の部は2回目、うふふ。
菊之助の娘道成寺。3階からとはまた迫力が違います。
久しぶりに「じわ」がきたような気がする。

髪結新三も菊五郎さんがいい男。場面ごとの心持の変化で楽しませてくれる。三津五郎の大家との掛け合いも大いに笑わせてもらった。
今月は配役、番組とも大満足。

幕間に写真を買っていたら菊池さんの会でお目にかかったkさんからお声をかけていただく。偶然の再会嬉しい事!

2011.11.14 [月] LITMUS 吉川さん

縁あってLITMUS吉川さんに小倉充子さん図案の手ぬぐいの藍染バージョンを作っていただいた。
そのうちの1枚は特製多色染めで店の入り口に額装してかけた。
藍染の奥の深さと、型を生かす染めの工夫など興味深いお話は尽きない。いつか工房にお邪魔してみたい。

2011.10.31 [月] 祝!日本橋100周年

現在の日本橋が架けられて100年。今は高速道路の下を流れる日本橋川もかつては魚河岸も置かれていたほどの舟運基地であった。小江戸(川越、栃木、香取)から当時を再現する舟が運行されるセレモニーに知人が参加するため応援に出かけた。
出航場所の茅場橋から終点の日本橋まで、川に沿って舟を見られる場所は一箇所もない。両側ともビルが立ち並び、橋の上から手を振るのがやっと。
せっかくの水辺を生かせなかった戦後の都市開発の後遺症。高速道路を地下道化しようという意見が出たそうだが、実現できたら素敵だ。

日本橋は中央区のパレードもあり、人人人。
偶然(?)tさんに声をかけられる。和服姿多し。

*小江戸:佐倉市ではなく香取市に訂正しました
*****
着物メモ:男物仕立て直しの大島に薄手の織の名古屋帯で軽快に。丈も短めに。

2011.10.27 [木] 手拭

お茶会の疲れで今週はぼーっとしている。
おかげで、ミスやミスすれすれの事態連発で我ながら情けない。反省。

しかしながら、小倉さんに制作依頼した手拭が予定通り納品され、めでたい。これは自分を褒めてやってもいいと思う。
制作課程での構想、資料、のし紙アイディア等、彼女とのコラボを楽しませていただき感謝している。

2011.10.23 [日] お茶会

お茶会。立礼席での半東。亭主は今回がお茶会デビューの妹弟子。お正客はお父様、お次客はお母様。
温かくもかたずをのんで見守る中でのお点前となった。
ご両親のお気持ちを思うとしつらいの説明もかえって耳触りかと最小限に控え、途中からはしーんと静まり返った茶席に無言の応援が満ちていたような気がする。

先生が半東の濃茶席には入れなかったのが残念。

2011.10.19 [水] 観劇記

14日 国立劇場にて開幕驚奇復讐譚(かいまくきょうきあだうちものがたり)馬琴の原作をアレンジし、菊五郎と菊之助の両宙乗りが話題の新作歌舞伎。
花道裏の席からは役者の表情が読みきれなかったところもあるが、「わかりやすく面白かった」以上の感銘に浸るところまではいかず。台詞であらすじを語らせすぎ?
菊五郎丈は世話物の場面、小悪党ぶりが魅力的。仙女役は神秘性をもっと出してほしい。
スターウォーズのヨーダとルークのような関係性が描かれなかったのが物足りない。菊之助の宙乗りが間近で、見つめられていると錯覚するほどだったのは嬉しかったけど。

18日 新橋演舞場で「当世流小栗判官」(とうりゅうおぐりはんがん)来年、猿之助襲名の決まった市川亀治郎が熱演。早変わり、お笑いと娯楽性たっぷりのこちらも復讐劇。
国立劇場の新作と較べ、やはり、脚本が練り上げられ、人物の造形が深い分、面白く余韻が残った。

来年の観劇スケジュールに頭と財布を悩ませる季節だ。
その前に11月夜の部をもう1回どこで見るかが大事!

2011.10.13 [木] お茶会の心配

23日(日)に教室のお茶会があるのだが、これまでと事情が異なりちょっと大変。裏方を一手にお引き受け下さっていたお二方が揃ってダウン。自分たちですべてを行うことになった。もっとも、本来そうすべきだったところ、これまで楽をさせていただいたということ。

私は今回若手と一緒に立礼席を担当。初陣のお嬢さんの半東をつとめ見守ることになった。老婆心でお点前に気をとられお客さまを忘れないようにしなくては!

それも心配だがいつもほどお客様が集まらない。いつも数人はお出で頂いていたのだが、結婚式、引越し、家族の通院etcとの理由で2勝4敗。どなたかご興味ありましたら伝言待ってまーす!

2011.10.11 [火] 着物日和

この連休は着物日和だった。
8日:震災で延期となっていた「無一物を観る茶会」
全国各地からの参加者はそれぞれ気合の入った装い。
ご亭主の林屋晴三先生は年齢を思わせない颯爽とした立ち居振る舞い。
利休さんはこの茶碗をどんな風に愛で、どんな茶を点てられたのだろう?
手にとって心で「観る」、贅沢な経験に感謝します。

着物メモ:付け下げ風ぼかし染め(一つ紋入)、露芝模様袋帯

9日:午前中いけばなの勉強会を終えた足で帰省。実家の花器にりんどうのお生花を活ける。
十三夜のお飾りにススキ、コスモス、リンドウ。果物、お団子等。

10日:今回の帰省の目的は4つと大忙し。
1.衣替え
2.仕立て直しのご報告。母と親しくして下さっているIさんから亡くなられたご夫君の大島地アンサンブルを頂いた。夫には丈が足りないため私の着物に再生。塩瀬の帯でやさしいコーディネートにしてお披露目。少し涙ぐみながら喜んでいただけ、私も嬉しい。まとうたびI夫妻のことや今日のことを思い出すだろう。

3.以前から姉が欲しがっていた紫根染め。今春花邑さんでの出会いが実った。帯、小物をコーディネートして着付ける。見立て通り良く似合って姉も母も嬉しそうだ。私も鼻が高い!(笑)初々しい姉の着物姿はさしずめトウのたった七五三。
その時のお気に入りの一張羅での全開デビューが先々着物を着続ける肝になると思う。

4.友人のお琴発表会。お母様がお琴の教室を主宰され55周年のコンサート。十三弦、三弦、十七弦と出ずっぱりでさぞ疲れたことと思う。
琴も今の日本では触れる機会の少ない「和」の世界だ。
伝統芸能や独自の文化を広める努力をもっとしないといいものがどんどん失われてしまう。彼女たちの活動も楽ではないと思うが、これからも頑張っていただきたいと思う。

盛りだくさんな休日でした。

2011.10.3 [月] 更浜さん

10月1日 第3弾更紗兄弟ツアーに初参加。商店街から横道を入った住宅街の一見普通のお宅だが、敷居をまたぐとめくるめく更紗の世界。見本帳や端切れや型紙etc。一緒に行ったメンバーの楽しそうな様子にますますヒートアップ。

更紗文様は好きだが小物どまりで帯や着尺では持っていない。同じ型でも色、柄を変えると全く違った印象になる。どちらかと言えば出会い派の私が運命の1枚に出会う日は来るのだろうか?いっそ更浜さんでお誂えの方が実現性は速そうだ。工房に鏡があったらきっと自制心をなくしていたに違いない。

MさんCさんの素敵な更紗文様帯がどちらもご自分の昔の作品と一目で言い切られたことに驚くとともに感動。
「開店休業状態の時でなく、染めている所を見ていただけると良かったんですが」と控えめな更浜さん。いつか注文してみたいものです。
***

夕食時に急な来客。帰ってみれば犬も喰わないオノロケを聞かせに来たのか?

2011.9.27 [火] 夏物仕舞

連休の最終日、宮古上布の着物を洗ってみた。
洗剤はハイベックという、ドライ溶剤。
畳んで浸すこと5分。風呂桶に汲んだたっぷりの水をくぐらせてすすぎ。念のため、盥の水で仕上げすすぎ。
洗剤液はほんのりピンクに、すすぎ水はうっすら青く、つまり色落ちしたようだが、気にならない程度。
軽ーく水切りして着物ハンガーで陰干し。
ここまでは浴衣や襦袢で慣れたもの。でも、アイロンかけが生乾きのタイミングを逃したため結構大変だった。袂を裏返しての発見も。かなり袖丈が織り込んであるのと、丸みの作り方。ふーん、こうなっているんだ!そして、ほどけば四角い布に戻るようになっている当たり前のことに感動。きれいに畳んだ麻のぱりんとした感触。また来年よろしくね。

2011.9.22 [木] 台風一過

台風一過の青空。それにしても昨日の強風はかつて体験したことのないものだった。上司の計らいでいつもより早く職場を出たおかげで、デパ地下に寄り道するも無事に帰宅。さすがに濡れはしたけどね。テレビのニュースで東京の交通網がストップしたのを見て、何人かの友人に避難先の申し出メール。3.11に我家に来た友人のご主人が再び泊まった。
夫やお客さまの来るころには雨は上がり星空となる。

明けて、街路樹が根こそぎ倒れたり傾いでいるのに、改めて昨日の強風を思い知らされる。
自然の力の大きさ、その前で人間のなんと小さく弱いものであることか。なのに原子力なんてとんでもないよね。と思うのだが、残念ながら違う考えの人も多いようだ。最近の経済人の発言や新総理の自動車工場見学の報道は大事な前提を無視しているような危惧を覚える。

2011.8.31 [水] 8月振り返り

着物着用2回
25日:黒地紗附下げ
中村芝雀丈の紫綬褒章授章祝賀会へ。
滅多に出番のないこの着物だが、この着物が着たくて夏も着物を着る事になった。今回は刺繍入りの半襟を合わせてみたところ、襟元が華やかになった。
簪は当日昼休みに出会ってしまった「ふくらすずめ」!芝雀さんにちなんで。もちろん仕上げは名和美容室。

パーティー会場は和服姿も多く目を楽しませてくれる。主役の芝雀丈は紋付袴、ご夫人は立絽の留袖、はっきりした色調が涼しげな秋草文様に白と銀の七宝繋ぎ袋帯。
おめでとうございます。

29日:絽菊柄小紋に博多織よろけ格子帯。黒の帯を合わせることが多いのだが、少しカジュアルダウンしてイタリアンレストランで会食。

季節の変わり目、体感温度と季節感を調和させた着こなしができるようになりたいものです。

2011.8.24 [水] 100円ですと・・・!

洋裁好きの母は近所のソーイングサークルに参加している。先生は和服を安く入手してリフォームや小物作りにも活用されているのだが、先日の仕入れには掘り出し物があったとのこと。一律100円で求めた古着の中に六谷梅軒(伊勢型紙錐彫 人間国宝)の江戸小紋が!さすがに切り刻まずそのままお召しになると聞き、ほっとした私・・・値札やブランドではなく、自分の好みに
正直に選んだ結果が掘り出し物であり、お宝という結果に拍手!

その先生による古着購入のコツは
1.開店と同時に売り場に行く。
2.気になったものはとりあえず手放さない。
3.汚れ等は後から点検して購入を決める。
たいていの人は2と3の順序を逆にしているのだそうだ。言われてみればそうかも。

機会があったら試してみたい。

2011.8.24 [水] デニム浴衣

お盆で帰省中に甥のデニム浴衣を見せてもらった。ジーンズの原型を生かしたステッチや鋲使いやポケットがユニーク。暑いからと渋るのをなだめて羽織ってもらった。着崩れ防止の内紐はおばあちゃんの愛情。帯も何とか結べて、感心感心。タートルネックとの重ね着やブーツとのコーディネートを目論んでいるらしい。kimono男子誕生か?

2011.8.8 [月] びっくり浴衣?

土曜日は高校時代をすごした栃木のお祭りへ。足利の花火大会と重なり、乗換の小山駅には浴衣姿が沢山で目を楽しませてくれた。と、ところが一転、目が点になる着付けを発見!

襟を抜くどころではない、肩からずり落ちないギリギリにして、胸を浅く覆う着付けはまるでストールを巻いているかのよう・・・胸元は晒ならぬチューブトップ。ブラの紐を堂々と見せている人も。
はぁ・・・彼女たちが自分で着付けたとは思えない。ということは、あのような着付けが美容・着付け業界で推奨(?)実施されているってことね。ミニ丈の時にもあきれたけど今回は更に言葉もない。
美意識はいろいろあってもいいけど、あの着付けがこの夏限りであって欲しいと願わずにはいられません。
それにしても、皆さん姿勢が悪い!もっとシャンとせい!

2011.7.24 [日] 9周年オフ

昨日は真楽9周年オフで着物パワーを交換した1日。

名和美容室にて「11時半にご予約のお客様、もしかしたら同じ会にいらっしゃるのでは?」もしや?と思ったらやっぱりnさんでした!
着物を着るだけでも気分は上々ですが、時には名和美容室で髪を結うのが着物あそびの贅沢仕上げ。

暑いけれど1週間前よりはるかにしのぎやすいお天気だった。神谷町からの徒歩も苦にならなかった。会場に和服姿で続々とお見えになる皆さまに受付をしていて気分も高揚。いいなぁ着物って。初対面の方、懐かしい方。お話しできなくてもお顔を見るだけでも嬉しい。

着物メモ:宮古上布(花邑さんで購入リサイクル)に羅の帯(捨松)。お題は手拭(大野屋さん)。

一夜明けてベランダには洗い物がひらひら。
皆さんのお宅もきっと同じ光景かな、などと余韻にひたる。

2011.7.21 [木] 演舞場夜の部

台風の影響で涼しい一日。そのせいか、眠気に襲われながらの観劇。
「春興鏡獅子」襲名披露では老中方を振り回しかねない勢いだったが、今回はしおらしい。獅子の精になってからの目力、数えきれない回数の毛振りを新たなスタートと応援したい。>海老蔵。胡蝶の玉太郎君、2年前、勘三郎さんの時に感動したけど、大きくなってしっかりしたね。これからも応援してますよ、と、曾祖母気分。
「江戸の夕映え」壱太郎君が好演。

2011.7.12 [火] 菊之助チャリティー

浅草公会堂でチャリティー舞踊会。せっかくなのでお出迎えに間に合うようにいそいそと。和服に着替え、今年初めて名和美容室の黒田さんに髪を結ってもらう。これまでにない髪の分け方も楽しい。たった数時間のための贅沢。ささやかな経済効果?

菊之助とのご対面は長蛇の列。15分間しかなかったが間に合いました。きれいですね〜生菊之助。楽屋に向かう姿に見とれていたら知人が袂を引っ張る。見られてしまったほうけた顔!ああ恥ずかしい・・・

「浮かれ坊主」実は見たくなかったけど思いのほか良かったです。「藤娘」玉三郎の妖艶さにはかなわないけれど、とにかく綺麗。しなやか。鍛えているのですね。
芝居は10月国立劇場までおあずけ。

2011.7.10 [日] 演舞場昼の部

久しぶりの海老蔵丈。襲名披露の演目「勧進帳」で親子共演。ずいぶん顔が細くなっているね。配役のせいもあってか大向こうさんの張り切りほど舞台の熱気は感じられなかった。

いつもなら和服で観劇のところ、気持ち、体力ともめげて断念。昼夜通しで見る友人は明石縮に麻の帯。エライ!

2011.7.7 [木] 七夕

半年ばかりマイブームのお香。七夕にちなんだ組香の体験会。ひこ星、織姫、仇星(5)と全部で7つの香炉が回って来た。ひこ星、織姫のカップルがわかれば正解の「星合」。どちらか一方だけだと「暁雨」「宵雨」。それ以外は不正解として「大雨」。
ひこ星と織女を反対にした私は大雨でした・・・

2011.6.25 [土] 大阪

昨秋受け取るはずだった中次を頂くため高槻のTさんを訪問。
24日宇治平等院拝観後、Tさん宅。
予定の中次以外に香合、皿等も譲っていただけ、ますます木と漆の仕事にひかれる。いつも見せていただくばかりなので奈良で求め十数年前来普段使っている漆の絵皿を持参してお目に掛ける。「初めて見るわ。民藝調でもあり、もっと上手の風もありとてもいい感覚の絵柄ね。あら、外側にまで描いてあるの?何枚お持ちなの?5枚?いいものをお求めになったわね」とお褒めいただく。

昼食を待つ間に茶籠を見せていただく。香合の袋に指が吸い付く。ろうけつの藍染。Tさんがお着物道楽に走ったら凄いことになっていたに違いない。
夕刻Tさん宅を辞しておすすめのお店で夕食。
ホテル近くの岩倉川をさかのぼり蛍狩。

25日:四天王寺、住吉大社、堺。
夫には聖徳太子が建立したお寺だから、と説明したが実は歌舞伎の舞台でも登場するので一度行ってみたかった。できれば摂州合邦辻も訪ねたかったがあまりの暑さに断念。住吉さん、「泥の河」。お祭りを1ヵ月後に控えていた。阪堺電車(路面電車)で鉄子気分。

堺、利休さんの屋敷跡やゆかりのお寺、仁徳天皇陵をレンタサイクルで。市役所展望台からのパノラマ。

エンゲル係数の低い旅から帰宅すると東京は涼しかった。

2011.6.22 [水] 夏至

今日は夏至。一年で日照時間が一番長い日である。合わせたかのような気温上昇。オフィスの窓に遮光ネットを装着。これがなかなか効果ありそうで嬉しい。例年夏場は頭がぼーっとして困っていたのよね。冷房も控えることができそうです。
***
18日 菊池洋守さんを囲む会。熊本の和の國さん、菊池さん、そしてしょうさんありがとう。
茨木さん、のろんさんと共に真楽邦楽部結成?
おなじみのメンバー、初対面のメンバー、それぞれの着物愛にふれて。

着物メモ:駒結城単衣、紬藍染め帯

19日 新橋演舞場昼の部。高校からの友人二人と小倉充子さんと4名で。一連の動きが残像となって決めに納まる仁左衛門丈と安心してみていられる千之助君の祖父と孫の連獅子。演出もよく、近年の連獅子の中で出色の味わい。アッシュさんとはめぐり合えず。

着物メモ:青色縮緬地型染め小紋(小花唐草に蝶)、花喰い鳥模様帯。

2011.6.10 [金] 演舞場夜の部

9日 やはり平日は空席が目立つ。Mさんいらしてないかと3階席を見回すがそれらしきお姿は見つからず。代わりに楽しいお着物姿の女性が。紬地藍染絣雲模様の着物にバティックの帯。思わず終演後にお声を掛けてしまった!カジュアル感とおしゃれ感が3階席にぴったり。

「吹雪峠」 「お国と吾平」を思出だす。染五郎にニヒルさが似合う。
「夏祭浪花鑑」吉右衛門さんきれいで大きすぎ。仁左さんの一寸得兵衛、いいんだけど細すぎないか。拵えが夏着物で庶民階級のため役者の体の線がそのまま、と言う感じで戸惑う。福助が女房お辰でしょ・・・
「かさね」染五郎と時蔵。清元の高音の語りにのって。
落語で聞いてみたくなった。

19日の昼の部が楽しみ〜。孫の千之介クンに仁左さんライバル心の連獅子だもの。

2011.6.3 [金] 衣替え

袷の着物を実家に送る。追いかけて明日帰省。

一度タンスの中身を棚卸しなくては、と思いながら思うだけ。誰か手伝ってくれる人がいたらできるだろうか?
それとも一人遊び(?)が楽しいだろうか?

2011.5.28 [土] オグラカタビラ

オグラカタビラ 初日にお邪魔する。ご盛況でバーチャル試着は順番待ちのことも。幸いすぐに試着室(スタジオ?)に案内してもらい洋服の上から白地のかたびらを装着。指定の場所に立つと6着の柄を順番に投影するしくみ。
実物を巻きつけるまではいかないが、在庫を持たない竹の輪さんの工夫に拍手。居合わせた人たちも一緒になって「これが似合う、こっちもいい」等々盛り上がる。
今回の生地は清涼感を重視した変わり織り。温暖化対応。
「いつかはそぎ落としそぎ落として手拭地で究極の浴衣を染めたい」という小倉さんの一里塚。
来週のハレも楽しみです。

2011.5.14 [土] 小唄発表会

師匠の師籍40周年記念会が三越劇場で開かれた。上司の代理で稽古を始めて1年5カ月の私もいきなり大舞台に立たせていただいた。
師匠の特訓の甲斐あって何とか無事に唄うことが出来た。と、思う。が、ベテランの方々の唄を聞くと自分の未熟さがよーくわかる。順番が逆だったらとても聞けないだろう。(笑)
それでも、家族や友人に楽しんでもらえ、再会でき貴重な機会となった。
会の終盤は赤坂、新橋のきれいどころの踊りもついて賑やかに。贅沢な気分を満喫。
打ち上げのビールが美味しゅうございました。

sさんには思いがけない楽屋見舞いをありがとうございました。

着物メモ:色無地風ぼかし染め着物に露芝模様袋帯。帯は唄の題名「打ち水」に合わせて。

▽最近の3件 [全4件を表示]
11/5/23 びわ
葉山芸術祭とかぶってしまったのでご案内しませんでした〜。
今はまだ与えられる唄を習うのに精一杯で、自分から「これをやりたい」とはとても言い出せない段階です。「水の深さ」どんな曲、唄でしょう?
11/5/25 のりん
水の深さを竿ではかる船頭さん、こころをはかる竿はちょいとないかいな〜、というような小唄です。うたの方は先日初めて稽古をつけて頂きましたが、難しい!三味線は練習するばしただけうまくなるけど、うたはちょっとずつだからね、とお師匠さんにもいわれました。道はまだまだ長いです〜。
11/5/26 びわ
ほぉ〜小唄らしい歌詞ですね。
今回は発表会に照準を合わせての特訓の面もありましたが、息長く続けることしか上達の道はありませんよね。
三味線を爪弾きながら小唄を唄うのりんさん、絵になるわぁ!

2011.5.7 [土] 小唄下さらえ

14日の発表会@三越劇場のための下さらえが赤坂の料亭であった。初めて足を踏み入れる世界は階段や個室が迷路のようで楽しい。
2階の大広間に舞台を設え、お辞儀をするところからリハーサル。笛や太鼓等の鳴り物も入ると気分も盛り上がる。さらに踊り(小唄振り)で唄の世界が繰り広げられ・・・はぁ、お座敷でこんな遊びをやってた時代があったのね。(今も細々とは続いているのだろうが)

待ちくたびれた頃に自分の番、いつも出来ているところでとちってしまった!平常心平常心。後日母に報告したら「師匠にだけ聞いてもらうと思ってお稽古のように唄いなさい」とのアドバイス。納得。
2時半から参加した下さらえが終わったのは7時過ぎ!師匠も弟子もクタクタ。打ち上げの会食でビールが美味しかったこと!しかも、新年会でもお見かけした素敵な踊りのお姐さんと同じお席となった。今回も正倉院模様を紅一色のローケツ染めにした名古屋帯を黒の万筋に合わせ、下着は小紋を重ね着。絶賛せずにはいられなくてお声をかけたところしばし着物談議。当日のお召し物がますます楽しみです。

2011.4.30 [土] 小倉のれんと日本橋高島屋

築地で買出しの後、日本橋よし町へ。小倉さんからのれん納品。これで、秋、冬、春が完成。夏のプランを伝えて乾杯。上司が合流しさらに杯を重ねる。

ほろ酔いで日本橋高島屋。江戸KIMONOアートでさらにぼーっとなる!素敵過ぎる。意匠も仕事も・・・

2011.4.13 [水] 帰省

大地震から1日、1週間、2週間・・・と数えて1カ月が経った。これからその単位が大きくなっていっても起こった事実は変わらない。

9日:帰省。夕食は高校時代からの友人も来て一緒に台所に立ち桜エビのかき揚げなど。
10日:アウェイ意識のせいか前夜眠れず。母の枕元にある本棚を壁に固定する。普段行きなれないホームセンターで悩みながら選んだ金具とネジ。持参の電動工具であっという間に作業終了。

2011.4.6 [水] 脱一人ご飯

メールの連絡は手軽だが、足を運び体を動かし人と会う。会える事に感謝して大切な時間を過ごす。

月曜日:友人を招いて普段着ご飯(残り物?)
火曜日:よし町で夕食→岩波ホールで映画「サラエボ、希望の街角」→さぼうるにてココア

岩波ホール入り口のガラスにひびが入っていて補修テープで仮止めされていた!義援金募金。
さぼうるの薄暗い狭い店内は語り合う人達で一杯。体温の上がる感じがする。
******
火曜日「日々」にてキイさんの作品展を拝見。ご本人とはお目にかかれず。
風雅な扇子、帯、帯揚げ・・・今回はぐっとこらえる。ゴメンナサイ!日本の夏したくも是非伺いたい。

2011.4.3 [日] 第2回都機の会作品展

夫と夫の母と築地市場へ。地震以来初めて顔を合わせ、お互いに無事を喜ぶ。地震は母が東北旅行から帰宅した翌日のことだった。やはり顔を見るのが一番安心できる。
新富町駅に送る道すがら「茶の実倶楽部」に見過ごせないポスター発見。迷わずお邪魔して、眼福、幸福。
志村ふくみさんの工房出身者のグループ展で、草木染めの糸の織りなすハーモニーの数々。お言葉に甘えて羽織らせて頂いたのは「探梅」と命名の白地がちな着物。(櫻井弥生さん作品)他にも黒田妙美さんの帯も素敵だった!
2年後に予定されている次回が今から楽しみ。

帰宅後、築地買い物の下処理。筍:下ゆで、鯛:三枚おろし

11/4/3 みにひつじ
「茶の実倶楽部」での都機の会 音をみる、という企画ですよね! 黒田妙美さんからご案内を頂いていたのでKWにアップしよう! と思ってたのになんと昨日までだったのですよね(涙)。次回はぜひご案内しなければ。そしてぜひ伺いたいものです。

筍、もう新物が出ているのですか???
11/4/6 びわ
みにさんは黒田さんとご面識があるのですね!次回は是非お知らせお願いします。今回は偶然拝見できてラッキーでした。

筍は九州地方から続々北上しています。鹿児島、熊本等。早くも、もずめ(漢字失念)からも入荷してましたよ。高いけど(笑)

2011.3.29 [火] 宴の後

日曜日の楽しい会食中、ぽろっとこぼしたのよね。ドレッシングのついたカリフラワー。
点検すると思いのほかオイルが広がっている。
これはプロにお任せするしかないな。
このもの要り時に・・・いえ先々も楽しむための必要経費だと自分に言いきかせる。

頂き物のこの着物、全体に格子や花唐草の絣織で汚れが目立たないのが逆にクセ者。ついでに全体を見ると今まで気づかなかった汚れが・・・染み抜きではなく洗いに出そう。で、残ったしみは諦めようか?
襟に手拭いをはさんでオイルが畳んだ面に移らないようにする。

2011.3.27 [日] 中目黒

かねての予定通りイタリアンレストラン@中目黒。
徒歩+地下鉄で40分圏内で生活していた私には久々の遠出。
地震以来、寒さのせいもあってスカートすらはいていなかったが、やっぱり和服!
*頂き物の白大島、葡萄色の半幅帯で軽快に。
9名のうち4名が和服で寒さの中にも春らしさ満開。

食べてしゃべって笑って飲んで。地震へのおびえを忘れ、元気を蓄えたひと時に感謝です。

2011.3.23 [水] ヒント

知人からシェアされたメッセージに救われ支えられている。あらゆるシチュエーションでのヒントが含まれているように思えました。
以下Daeryl Holzer(スピリチュアル・カウンセラー)からのメッセージ(原文は英文、シェアしてくれた知人の日本語訳)

日本のみなさま、
地震はいきなり起こるので、人は大地に不信感を持ってしまいます。そんな時は次のようなイメージをしてみてください。
「あなたはスピリットの腕に抱かれて地上から離れたところにいます。大地がどうなろうとも、あなたは守られ、安全です。」
放射能の問題。今、総力を挙げて、できる限りの手が打たれています。最悪の事態を想像することはやめましょう。恐怖を持つと体にストレスがかかり、それは放射能より危険です!自分でできる予防として、ヨウ素を含む食品、味噌、塩をshじっかりとりましょう。

一人ひとりが、原子炉が安全になっていくところをイメージして下さい。原子炉がスピリットからの光と愛に取り囲まれていると思い描いて下さい。この任務を安全に終えるための知恵と防御策へのアクセスがすべてあり、魔法のような知恵と力で、すべてを良い結果に終息させていく様子をイメージします。燃料棒が冷えていくイメージを持って下さい。冷却され、すっかり安全に収納されている様子を思い描いて下さい。

不安な人は、意識を向ける先をこうしたイメージに変えると、心が落ち着き、無力感が消えます。たくさんの人がこういうイメージを持てば、現実は、実際に変化します。あなたの助けが届くように、あなたの注意を落ち着きのあるところへ向けてください。

私は、スピリットからのメッセージを日本の方のためにお送りしています。私は日本人すべてに愛のエネルギーと安らぎの力を送り続けます。ここアメリカでも優しい心と救助の気持ちを持った人がたくさんいます。

世界中が見守っているということを知って下さい。危機に際して冷静にふるまえる素晴らしい見本を日本人は示してくれました。エゴむき出しの行動がみられません。これが今、日本で起こっていることには意味があります。この世界には他にもさまざまなことが起こっていますが、世界中の人が日本を模範とすることができるのです。

私の胸の中にあるすべての力を送ります。

ダリル

2011.3.14 [月] ホワイトデーなのに

被害の甚大さ深刻さが伝えられ、言葉もない。
通勤はスニーカー。7階のオフィスはよく揺れる。金曜日の恐怖を思い出す。携帯電話が手放せない。こんな不安は初めてだ。

さて、「化学物質を含んだ雨に注意」情報を日記に書いたが、今朝のニュースでチェーンメールの指摘があった。複数人からの情報だったこともありチェーンメールの可能性疑わなかったわけではない。しかし、日常のほんの小さな注意で防げるメリットは大きいと判断したわけで。もともと私自身は降水確率20%でも傘を持ち歩くタイプ。井伏鱒二の小説「黒い雨」の例もありますし。
必要以上の不安をあおったり、特定企業への名誉棄損、無用メールによる迷惑をおかけすることは本意ではなかったが、そうした結果を招いていたならお詫びしたい。

こんな私にできることは何だろうか?
やっぱり節電。早寝早起き、無駄の見直し。

2011.3.12 [土] 地震お見舞い

天災は忘れたころにやってくる その通りながら、自然の力の何と強大で情容赦ないことか!
被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げますとともに、一人でも多くの方が救われますようお祈りします。

当分余震もあるだろうし、心細いが、幸い今のところ家族も無事だ。そのことに感謝するのみ。

友人から下記の連絡。あながち嘘ではないと思うので読んで下さる方のお役に立てば嬉しいです。
「家族が石油会社勤務の友人からのメッセージ:
千葉、首都圏の方へ 千葉の製油所火災の影響で千葉・首都圏に化学薬品が含まれた雨が降る事が予想されます。傘、レインコートの使用をお願いします」

みなさんもお気をつけてお過ごしください。

2011.2.7 [月] 立春

2月3日暖かな節分に続き2月4日暖かい立春。
1月下旬から長く関わっている団体の組織変更に伴い根回しミーティングが相次いだ。「できるときにできること」のちょいボランティア精神の自由が大切。

昨秋、名古屋、京都で気づいた結城の着物の八掛すり切れ。お正月に知人から頂いた男物着物の仕立て直しと併せて呉服屋さんに相談。八掛はやはり取替えねばならない・・・気持ちを切り替えて色選びをしようっと!男物(大島風)は洗張りまでにし、仕立て直しは延期としよう。

1月25日赤坂にて小唄の会の新年会。中華料理店の個室椅子席の端に設えた畳敷き(お座付きというらしい)で各自ご披露。一段落したところで赤坂のお姐さんがお二人、黒のお引きずりの着物に日本髪。んー、これぞお正月!1曲目を踊り終えると「今日は特別に」と、後ろを向いた。何が始まるかと思いきや、片肌脱いで緋の襦袢も艶やかにもう1曲賑やかに。初めての体験に目を丸くしっぱなし。生のお三味線の音、上手な皆さんの小唄、普段は拝めないお姐さん。別世界を体験。
せめて形だけでもと薄紫綸子市松地辻が花風絞りの小紋に二重牡丹唐草の袋帯ではんなりと。
髪は名和美容室の黒田さんに代わり若い方にチャレンジしてもらう。やりづらいだろうけどいつまでも黒田さん頼みではいけないよ!

2011.1.20 [木] 大寒

新年も明けて20日、暦通りの寒さ。温暖化や異常気象といわれる中でも季節の巡る確かさよ。

正月三が日が明けて祖母が永眠した。帰京からとんぼ返りで再び実家へ。葬儀の終わるまで実家に6泊は、社会人になってから最長記録。これもおばあちゃんの贈り物。
お元日に見舞った様子では肉体が限界に近づきつつあったので、天寿を全うしたと言ってよいだろう。

スケジュール変更はお初釜と国立劇場の歌舞伎にいかれなかったこと。
国立劇場はどこかで見に行きたいとスケジュール調整を試みるも、体力気力が不足しており見送ることに決める。(涙)夢に菊之助が出てきて話しかけてくれたことを慰めにしよう。菊之助曰く「十二月も見に来てくれましたね。たしか青いお召し物で・・・」実際は黒地だったんだけど、まぁ夢の中の会話ですから・・・(笑)

15日:遠州流宗家お初釜に友人をご案内。
16日:いけばなの新年会 気がつくと猫背&ため息 やっぱり疲れている。
18日:香十庵にてsさんと源氏香体験。深遠なる文化を垣間見た素晴らしい体験。そして、ワインバーで乾杯!こちらも楽しく気がつけば夜更かし。茶道、華道と較べて香道人口が少ない理由の考察は一理あり。裾野を広げることと時代を超えて本質を継承することの両立は難しい。

19日:昨日のお香効果かテンション高く、いけばなのお稽古。おせいかと自由花の2杯はさすがにこたえた。
だが、苦心して頑張った甲斐があった。今年は枝の選び方に気をつけてみよう。

20日:大寒。朝からブリ汁。あったまりました〜!

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