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花兎の空間
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2008.12.31 [水] 7:15 am

ああ〜、昨日やっと仕事納めしました。
でも、今夜は神社でふるまい(同級生男子が厄年につき、厄払いのため。女子も参加してのふるまい)。なので今からその支度です。

大掃除?玄関あたりをちょろっと・・・
年賀状?ええっとー
あ、でも注連飾りはつけました(ご近所さんが作ってくれました)

 ※

さかのぼり日記。
近頃読んだ漫画。

「大奥」4巻、「アルカサル」外伝、「毎日かあさん」5巻。

「アルカサル」は中世のイスパニアの王様の話。
ながーくながーくかかった本編を読み終わった時、歴史物を描くのって難しいんだなあ(特に外国のものって・・・)と思ったけれど、外伝はいい感じにまとまっていた。

 ※

12月27日
お笑いまん我道場・名古屋篇「さよなら楽」

数々の落語会の会場となってきたお食事処「楽」が、近々お店を閉められるという(一月いっぱいは、まだまだ落語会もあるそう)

「野ざらし」まん我
「真柄のお秀」(講談)水谷ミミ
「猿後家」まん我
中入り
「ねずみ穴」まん我

水谷ミミさんは、30年近く前、東海地方で活躍していたタレント。司会した「ラブラブダッシュ!」とか、ラジオ番組とか、ほんとに人気があった。
「私はミミちゃん!もうじき30!」なんて歌もだしてたなあ・・・
見なくなったと思ったら、大阪で活動していたそう。上岡龍太郎氏の勧めで50歳近くなって講談をはじめて、今もちネタ6つ。
でも、さすが長年しゃべってきた人だけあって、おもしろかった。

まん我さんは面白かったのだけれど、先月の大須演芸場での高座がとてもとてもよかったので、ついそれにくらべてしまう(笑)でも、こういうのも生の醍醐味ですかね。
「ねずみ穴」、弟がちょっとちんぴらというか、ぐれているところなんか、リアルでした。あと火事で蔵が崩れるところの表現がものすごい迫力でした(もう少し押さえた方が私は好きだけど)。

終演後のおしゃべりによると、「ねずみ穴」は関東の話とされているけれど、もとは関西のものではないかという説があるそう(江戸の話なら、あんなにカネ、カネ、とは言わないだろう、ということで)。なるほどー。まだ工夫の途中だそうなので、また聞くのを楽しみにしています。

2008.12.26 [金] 9:20 pm

Sさんに、イタリアではクリスマスに大ウナギを食べるのだと教えていただく。
へえっ!知らなかった!
それを教えたら、母@イブの食事にうな丼をセレクトした張本人がえらく喜んでおりました。ありがとうございます。

 ※

Kさんからプレゼントしていただいた、こしだミカさんの絵本「ほなまた」
きのこを食べているおさるさんの表情が、いい。ほんとにおいしそう〜。息子@キノコ好きにも受けておりました。ありがとうございました。

2008.12.25 [木] 10:32 pm

さかのぼり日記。

23日
Kさんと、念願かなってゆっくりおしゃべり。
楽しゅうございました!

24日
早く帰宅できる見込みもなかったので、母にクリスマスディナー(苦笑)は依頼。
ケーキは私に任しとけ、と大口をたたく。

しかし、仕事を終えて帰宅したら、なぜか、うな丼が食卓に。
イブにうな丼?
ま、いっか。
で、ケーキはというと…「手作り」感を味わおうと、スーパーで買っておいたチーズケーキの台にホイップクリームやら何やらで飾り付ける作戦。
でも、一緒にやる予定だった息子が既に爆睡していたので、しかたなく一人で作って、大人だけ先に食べる(その後起きた息子に、なぜ丸いケーキではないのかと詰問される)

ところで我が家の今年のクリスマスツリーはというと、カレンダーの裏にクレヨンでツリーを書き、色紙を切ったり貼ったりしたもの(笑)
あとは、庭の半ば野生化したローズマリーを何枝か折って、ひもやリボンで飾ったリース。
これでも結構楽しめました。

2008.12.22 [月] 6:49 am

通勤電車内。
妙に空いている。
冬休みが始まったのね。

2008.12.21 [日] 魔法のフライパン

魔法のフライパンが近々届くという連絡をもらう。
ああ、まちかねたよー。
何せ注文してから納品まで三年待ちというフライパンである。
どのサイズを注文したかさえ、すでに忘れてしまった(笑)
でも、届いたら、最近低下気味の私の料理熱もちょっとは復活するかしら。

 ※

クリスマスの夜、何を作ろうか。
現実的には「きのう何食べた?」を参考にしようと思っているのだけれど、毎年頭をよぎるのが「鶏の丸焼き」。

実は、友人二人から結婚祝いにもらったル・クルー○の鍋がある。
何が欲しいかと質問されて、
「ル・○ルーゼの鍋。予算もあるだろうから、サイズは任す」と言ったところ、ココット・オーバルが、しかも最大のものが届いた。
ありがたい…が、重い。場所を取る。
そして「チキン一羽など本格的なお料理におすすめサイズです」と説明がされているが、チキン一羽を料理する機会と腕が私には不足しているんだよー。

でも、もらったからにはいつか一度は作らなくてはいけないんじゃないかと…

2008.12.19 [金] 

ランビエールでしたか!ありがとうございます。
そして引退していたとはっ。



にんじん、赤いろうそくと人魚、若者たちは知らないでしょうね…
先日「青い鳥」の話題が出たのですが、その場の若者中、知ってるのは一人でした。びっくり。



柚木沙弥郎氏ホームページのリンクからたどり着いた市川市のケーキショップ「hana」
パッケージやオリジナルグッズ、それにクッキーのデザインは柚木氏によるのです。
このお店から、クリスマスに合わせて作られたサンタクロースやトナカイ、ステンドグラスのクッキーをお取り寄せしてみました。
うれしくなるかわいさです。お味は…クリスマスツリーのオーナメントとして使用中なのでまだ分かりません(笑)

追記
一緒に頼んだペパーミントブラウニーを先ほどいただく。
んまーい!さわやかなミントとチョコの味がたまりません。

2008.12.18 [木] 

去年エキシビジョンで、薔薇の花一輪をジュリエットに見立てて「ロミオとジュリエット」をやってた男子って、誰でしたっけ?
カナダの子?



暇そうにしていた若者たちに、年末のセミナーの資料を綴じるのを手伝ってもらう。数枚重ねて半分に折るだけの簡単な仕事...の筈が!
5人やってまともにできたのは一人だけ(しかもその一人は手早く他人の倍量をこなしてた)
おばちゃんびっくりしましたよ・
自分もああだったのか?
もっと指示を出さないといけなかったのか?
それとも?

いずれにしても、単純作業で失敗した経験を何かに生かしてもらいたいものだ…

2008.12.17 [水] 北欧展

名古屋タカシマヤの北欧展を覗いてきました。
京都展に続き、こちらもなんだか雰囲気変わったなあ...
毎回楽しみなしてたオープンサンドのイートインはなくなり。
去年なくなったフィンランドのアクセサリーショップ「カレワラ」は今年もなく。寂しい...

でも北欧ファブリックの小物の店が増えて、いろいろ選べてこれはよかったです。
ヨブスの布なんて、とぼけた感じの花鳥風月がデザインされていて、これで帯を!と思ってしまいました。

2008.12.16 [火] 柳家喬太郎独演会

・愛知芸術文化センター大リハーサル室
・18時半〜
『時そば』
伝の会演奏
仲入り
『按摩の炬燵』

腹の皮がよじれました。
『時そば』に入るまでのまくらのながいことながいこと。でも、ぜんぜん飽きない。喬太郎さんが何度も「早く話に入れって?」というようなことを振るのですが、それでまたまくらの続きを聞きたくなってしまう。

まくらはあっちこっちに脱線し、でも、ちゃんと全体としてまとまっていて、すごい。
なんだか、細胞が増殖を繰り返しながら、一つの生物になっていく様子を見ているみたいな…たいへんなものを見た、聞いた、という気分です。

それでいて、『時そば』『按摩の炬燵』も大笑い、しみじみ、いい噺でした。
(『按摩の炬燵』を聞きながら、狂言『月見座頭』をふと思い出していました。いろんなものを受け止めているところが、なんだか共通してるように思えました)

ゲスト「伝の会」(長唄三味線ユニット)もききごたえありました。
妙な間の(面白かったですが)トークで解説を加えながら、確かな演奏をきかせてくれました。
(どのように長唄三味線が音楽として発展してきたか、歌舞伎で、廓を表現するときにはどんな手なのか、吉原の雰囲気…へえへえへえ、の連続でした)
機会があったら、ゲストでなく、単独の会でも聞いてみたいです。

2008.12.15 [月] 7:55 am

たつの市の資料館に注文していた『よみがえる裂』展の図録が届く。
おもしろい!

2008.12.14 [日] 

昨夜の雨で、庭のもみじは二本とも散ってしまいました。地面がまっか。
紅葉を見るたび、息子は「あきだ!」と言っているのだけれど、もう秋は終わったんだなあと実感。

 ※

先日気になった「黒い帯」(浮世絵の花嫁が、白無垢に黒い帯をしていたので、気になる)

黒い帯について、どこかに書いてあったよな、と書棚を探す。

「志ま亀」先代女将の本にも、たしかあったような気がするのだけれど、本が見つからない〜

「錦」(宮尾登美子)の、はじめの方に、繻子の帯のことを「慶弔になくてはならない」とあった。

あと、落語「質屋蔵」にも、「祝儀不祝儀にあると恥をかかなくてすむ」なんて言葉が。

なるほど、そういう扱いだったのね。
でも、いつ頃からそういうものだったのだろう?で、いつごろまで?

2008.12.12 [金] 

『伝承の裁縫お細工物 江戸・明治のちりめん細工』(日本玩具博物館、雄鶏社)という本を書店で見かける。
昔のお細工物、その当時の教本などの図版がたくさん。うつくしい。
細工ものはどれも時を経ていて、どことなく、くたっ、としている。それもまた美しい。
押し絵で作った迷子札なんてものもあって、真似してつくりたくなってしまいました。

この本、ちょっと高かった上に、重かった(仕事の資料を持つ手がちぎれるくらい購入したあとだった)ので、今回は断念。

 ※

この本を出している「日本玩具博物館」を検索してみた。
姫路にある博物館で、手作り玩具教室なども開催しているらしい。
また、ちりめん細工の通信教育、材料の通販(明治の型友禅の復刻版などもあり)も。

さらに、出張展も開催していて、現在は北九州で『ちりめん細工・春の寿ことほぎ展・特別展示 柳原白蓮ゆかりのおひなさま』を開催中。
柳原白蓮との婚礼の際に、夫となった伊藤伝右衛門家が注文したというお雛様、大正天皇生母・柳原愛子(白蓮叔母)の打掛、白蓮と九条武子がお揃いで作った羽織も展示されているそう。

 ※

同じく書店で勝間和代さんの新刊が何冊か並んでいるのを発見。
“勝間本”は何冊か読み、わかりやすくて、納得できて、好きなんだけど、それにしてもハイペースだなー。
どういう戦略で出版しているんだろう?この先は?と考えるのも、一つの頭の体操。

2008.12.11 [木] 

なんと!
ニアミスでしたか・
お目にかかりたかった>ぼたんさん

2008.12.10 [水] 月日荘へ

早く仕事が上がったので、月日荘へ行ってきました。
月日荘の今月は、天野ミサさんのシルバーアクセサリー展で、今日が初日。

今回は、帯留や根付、かんざしに加え、ブレスレットやピアス、指輪、ペンダントも。
そしてシルバーだけでなく、ゴールドのアクセサリーもありました。
「月日荘」にちなんだ、月のモチーフのブローチ。
すかしの菊モチーフ、千両ややつで、花水木。
葉っぱの虫食いまで表現された帯どめ、立体的なちょうちょのかんざし…そして猫に雀!
悩殺されてしまいました(笑)
でもどれもこれもすてきで、絞り切れず…スタッフや在廊中の天野さんの前で悩むこと小一時間。
かわいい子を連れ帰りました。
大切にいたします。

今月の月日荘は、今日から20日まで。


 ※

「七緒」見ました。
そうそう、男ものの兵児帯をスカーフに、というのもいいアイディアですね。

防寒対策のページで紹介されていたヒートテック@ユニクロも愛用中です♪
あれはすぐれものです。ごく薄手で、伸縮性があって、温かくて、お手頃値段(我が家ではネットショップの期間限定価格の時に購入するので、さらにお安く入手!)

 ※

着物小物をスカーフに、というと、去年この季節に見かけた娘さんの姿を思い出します。
栄パルコ前を自転車で駆け抜けていった彼女。
ふわっとした和柄のスカート、黒いぴたっとしたタートルセーター、首にはアンティークの子供ものかと思われる真っ赤な絞りの帯揚げをスカーフのように結んで。

なんておしゃれでかわいいんだ!

見る人の心を明るくさせるおしゃれができる人ってすてきだなあと、はるかに年下であろう、そして一瞬見ただけのその娘さんを今でも尊敬していたりします。

2008.12.8 [月] 読書中

『西洋の源氏 日本の源氏』(E.G.サイデンステッカー 笠間書院、1984)
源氏物語についての随筆風作品集&対談集。

サイデンステッカー氏が、源氏について、その翻訳(現代語訳、英訳)についてなどを語る。

で、先日読み始めた(まだ途中だったりする・笑)ウェイリー版源氏物語についても、いろいろ書かれていた。

2008.12.6 [土] ない藤の

先日、やっと体験できました!
作ったのはずいぶん前なのですが、大切にしすぎて、どこにしまったか分からなくなっていたもの(笑)
先日の盛装オフでやっと履けました。

今までも、はきやすい草履には出会っていたのです。
んが!
ない藤のはきものの、なんというフィット感...
足を入れた時には、外反母趾の親指根元がちょっときついか?と思ったものの、履いてしまえばぴったり、ちょうどいい。
で、ぜんぜん疲れない。電車の中でもちょっと脱ぎたいなんて、ちっとも思いませんでした(笑)

 ※

昨日購入したムック『マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本』
職場で使えないかなー、と、実用的な興味で購入したのだけれど、ぱらぱらめくったら、なんと「ない藤」が紹介されているではありませんか!
その記事によると、御主人はマインドマップを長年利用していて、今では公認インストラクターでもあり、お店の業務にも導入しているんだそうです。
本にはご主人作成の、外国の方に「ない藤」を紹介するためのマップや、スタッフとともに「伝承」について話し合って作ったものが紹介されていたのだけれど、たいへん納

2008.12.5 [金] 9:55 pm

『美の壺』
テーマは『婚礼衣装』、今からです♪

 ※

はあ〜、きれいなものを見ると癒されますね。

ところで、番組中にちょっと出てきた国芳の浮世絵で、花嫁が白無垢に黒い帯を締めているのだけれど、これはなぜなんでしょう?
何かの舞台でも、やはり花嫁が黒い帯をしめており、また映画『怪談』(黒木瞳主演の)でも白無垢に黒い帯のシーンがあったのだけれど…どうして?
黒い帯=格の高いもの、という扱いだったのでしょうか?

 ※

『婚礼衣裳』、紹介されていたブライダル専門店は、クレジットによるとハツコエンドウでした。
ハツコエンドウの成人式カタログを眺めるのが毎年楽しみです。
近年の成人式ではネイルもセットになってるんですねー

2008.12.4 [木] 9:44 pm

【柳家三三ひとり会】
名古屋芸術文化センター小ホール
18時30分〜

ふだんの袴   右太楼
しの字嫌い   三三
孫の手(新作) 三三
(中入り)
二番煎じ    三三

楽しかったです。

右太楼さんも(ちょっと途中、若干ツライところもあったけれど)、面白かったです。

三三さんはほんと、飛ばしてました(笑)
前回夏に聞いた時より、なんだか顔色がよく、元気そう。
ずーっと飽きることなく笑わせていただきました。
(高座から「ねえ、ばあさん」とやる時、ちょうど私の席の角度に顔が向けられるので、その度に「なんですか、おじいさん」と返事しそうになってしまいました・笑)

2008.12.3 [水] 7:38 pm

クリスマスツリーのオーナメントを根付に!
いいですねえ。真似っこさせてください!



エネループの乾電池、私も愛用してます。
これにすると資源の有効利用というだけでなく、買い置きや廃棄の手間が減って、快適です♪



明日は三三ひとり会。たのしみだー

2008.12.1 [月] 10:44 pm

12月になりました。
クリスマスカレンダー(一日ひとつの穴をあけていくタイプ)を壁に掛けました。

 ※

先日のこと。

ピエニ・フオネというお店を覗いてみる。
天野ミサさんのHPから辿って、たまたま見つけたのだけれど…あっ、ここ、何年も前に行こうとして、見つけられなかったお店だ!
いそいそと出かけて、いろいろ見せていただく。
ミナ・ペルホネンの洋服、バッグ、子供服にうっとり…そう、雑誌で見て、ええのう、と思っていても実物をみたのは初めてだったのです。
それにしても、洋服、ち、ちっちゃい…
でも見ているだけで幸せになる素材ですね。
では、見ているだけで済んだかというと…ウズラバッグ(形はミナの定番だけれども、素材はこのお店限定)を一ついただいてしまいました。
いつおろそうかと、わくわくしています。

お店の名前は、フィンランド語で「小さい部屋」という意味だそう。
ミナの他、オリジナルの洋服などもありました。
きもちいいお店でした。

2008.11.30 [日] 

はーい、先輩、よろしく〜♪

100キロハイク、その昔、参加しました!
でも50キロでリタイア。
スタート地点あたりのきれいな空気を吸っているうちは快適だったんですが、だんだん街に近づいて、車道横を歩いているうちに、冗談でなく呼吸困難に。
主催サークル所属のクラスメイトに叱咤激励されたものの、半泣きになってやめさせてもらいました。

でも、参加者の中には毎年100キロ踏破しているというおじいちゃまもいて、びっくり。その年も踏破した筈。
・・・何事も年齢じゃないですね。日々の鍛錬ですね。
 
 ※

次回『美の壺』
テーマは『婚礼衣装』です。衣装から小物までが紹介される模様。
予告編もとってもきれいです。

2008.11.29 [土] おかいもの

午前中、息子とインフルエンザ予防接種にでかける。
毎年、早く早くと思いつつ、遅くなってしまうんだよな。
でも、それはうちだけではないらしく、病院は予防接種を受けに来た人で大混雑。

 ※

午後は、用をすませに、名古屋まで。
銘「喜六」(黄八丈風紬)に柚木沙弥郎の型染めの紬帯を締めて。
暖かかったので、ショールだけでコートなし。
帯は何年も前に頼んだのに、締めたのはこれが初めて。
たいした用でもないのに初おろしするのも・・・と思ったけれど、思ったときに締めないといつまでも使えない。

ところでこの帯・・・長かった(笑)
これまでの人生で、帯が長くて困ったなんてこと、なかったので新鮮です。
仕立ててもらう時に「長めにしておきます」とは言われたけれど、まさかこんなに長いとは。
・・・これがちょうど良くならないようにしないと・・・

 ※

若い人向けのお店の前を通って、ブローチに一目惚れ。
3000円のブローチだけれども、とってもかわいい。
店員さんも「帯留めにもなりますよね!」。
心得ていらっしゃる。
SUIVI.は私の娘時代からあって、当時のブランドはずいぶん消えている中、ずっと続いている。
一時違う雰囲気だった時もあったけど、ほぼ一貫したテイストで、見かけるたび、なんだかほっとする。
今後も続いてほしい。

 ※

最近読んだ漫画。
『きのう何食べた?』2巻(よしながふみ)
相変わらずおいしそうなメニューの数々。
そして人に対する固定した「見方」をソフトに揺さぶってくれる。

『鳴渡雷神於新全伝』1(もりもと崇)
1巻の最初の方はちょっと読みにくい。
でも半ばまで来ると〜
すごい!
明治初期の関西を舞台に、長身、怪力、総入れ墨の、絶世の美女「毒婦お新」が暴れまくるピカレスクロマン。
また、この作品に登場する人物のきものがすてき。
(ただ、小さい子どものいる家庭では取り扱い注意かも・・・エロ過ぎシーンが多い・笑)

『たまゆら童子』
ほのぼの、ちょっと恐い、ちょっとあやしいお話。
そして大変絵がうまい。
(これは子どもに読み聞かせにも使えそう)

『ファンタジウム』1(杉本亜未)
手品の天才、でも「難読症」でもある少年が、いろいろな出会いを繰り返していくという話。彼や、周囲の大人の優しい気持ちに、うるるっ。
絵柄は太めの線でほのぼのした感じ。この線、好きです。
でも、書店に展示された直筆サイン色紙を見たら、ちょっと違う、繊細な、うつくしい絵で、びっくり。
いろんな技術があって、その中であの線を選んでいるんだなあ。

 ※

ところで○○童子で思い出すのは花輪和一『護法童子』。
まぎれもない大傑作なのに、どうして復刊されないんだろう?

2008.11.28 [金] 

彼の地で起きたひどいこと。

もう、十年ほど前になるが、一通のメッセージが、ちょっと関わっていた国際交流ボランティア団体に寄せられた。
彼の地の人からのメッセージで、複雑に絡み合う問題に対する不安、大きな波に負けまい、放置すまいという決意が書かれていた。
名前も忘れてしまったけれど、あの人はどうしているのだろう。

 ※

先日mさんの袖から見えた緋色の長襦袢に、うっとり。
ちらちらっと覗く赤ってすてきですね。
いいなあ。

 ※

着丈の長い長襦袢、と言えば、うちにある長襦袢の大半は長いです(笑)
祖母の縫ったものですが、お端折をして着るように仕込まれました。
で、細い方には、お端折式長襦袢はウエスト補正に役立つんだそうです(「初めて買うきもの」による)。
ま、わたしにはそこんとこの補正は不要だし、祖母が長く作ったのは、「裾が切れた時になおせるから」というのもありましたが。

 ※


でも、やはり衿を抜くのに苦労するので、自分で作った長襦袢は対丈にしています。

2008.11.27 [木] 10:39 pm

私も同感です>真央ちゃんの身体
背中の筋肉に感動。

 ※

あっ、撮影していただいてた〜
ありがとうございます!

 ※

KWの「かわいい布で作る子どものきもの」を探そうと書店に立ち寄る。
目当ての本はなくて、KWの冬のおしゃれ 池田重子流着物の続編「春のおしゃれ」を見つけてしまいました。
誘惑に負けました。
今晩眺めます。

2008.11.24 [月] 

ねのねのねの皆さんの帯留め、どなたのもすてきでした。
思いつき、実行に移し、それぞれの個性を言葉にし・・・大人ならではですね。いいなあ。

天野ミサさんのファンなので、そこもうれしく♪
いやー、しょうさん、そう言っていただけると光栄です。
という私も天野さんのお名前を知ったのは、真楽で、ぼたんさんのKW月日荘によってだったのですー。

 ※

12月の月日荘は天野ミサさん作品展です。
http://www.ne.jp/...

2008.11.23 [日] 

ほんっとうにいい一日でした!

主催のねのねのねの皆様、参加させていただき、ありがとうございました。
生き生きした先輩たちの姿を見られて、元気がでてきました。
また初めてお目にかかれた方もよくしていただき、嬉しかったです。

髪はみにひつじさんに仲介していただいて、花梨さんのお世話になり、銀座ロサの渡辺さんに。「お任せ」だったのにずばり好みを当てられて、すごいすごい!

 ※

着たものリスト
振り袖計画@二度目の成人式は、どーにも身幅問題が解決せず頓挫。
成人式の、というかきものの世話をしてくれていたのが祖母だったので「祖母に用意してもらったもの」をキーワードにしてみた。

・黒地御所解き模様付け下げ
(祖母に買ってもらったきものとしては最後のもの。というか、スポンサー付きできものを誂えるのはこれが最後になるのか?!お世話になっている某店の店長に相談して選んだ)
・朱地の丸帯
(私がまだ小学生の頃、祖母が百貨店で衝動買い・笑。振り袖に何度も締めて、神前式でも締めて、もう締めることはないと思っていた帯。さすがにあちこち糸が切れてきた。それにしても、自分で購入した帯のうち、何本くらいをここまで傷むほど締められるかと思う)
・帯締
(道明の唐衣。着物に合わせて、竹林・古知野屋のオーナーが選んでくれたもの。気に入っているけど着用シーンがなかなかなくて、締めるの二度目。せっせと使おう)

2008.11.23 [日] 10:23 am

無事に起き、なんとか着付けられ、新幹線にも無事乗れました。
で、落語を聞こうとipodをかばんから出したら…イヤフォンがない。
充電したときはずしたままだったらしい。
扇子は何故か二本も帯に挟まってたのに(笑)
でも、ま、なんとか時間通り行けそうです。

2008.11.22 [土] 11:13 pm

休日出勤で、先程帰宅。
今日は朝から晩までよく働きました。疲れたけど仕事があることに感謝。
しかし、だんだん疲れてきて、頭を抱えていたせいか、トイレで鏡を見たら、はっ!
使っていた赤ペン青ペンが手につき、それが顔に着いている・・・
同僚の顔を見たら、同じようになっていた・・・

 ※

あれっ。
コートと着物の袂の丈が合わないっ!

2008.11.21 [金] 

お笑い新星誕生 − 平成20年度NHK新人演芸大賞 落語部門 
NHK総合/デジタル総合
放送日:2008年11月24日(月)
放送時間 :午後3:35〜午後4:45(70分)

出演:桂まん我,古今亭菊六,三遊亭王楽,笑福亭喬若,立川志らら

2008.11.21 [金] 

職場で「桑」とか「蚕」という単語と出会う。
そしたら、若者達の反応が〜

「くわ?こうする?(耕す真似しながら)」
そりゃ、「鍬」だっつの。

じゃあ、桑って何でしょー?質問したら、
「穀物」
という返事が返って来たり。いや、確かに植物だが。

そして、「蚕」について質問したら、
「あ、糸つくるやつ?」
おっ、いいぞいいぞ。
「綿だっけ?」
がくー。

2008.11.21 [金] 7:39 pm

そうそう、Fさん、その節は〜
そうなんです、名古屋タカシマヤです>大羊居と撫松庵のフェア

 ※

「昨日何食べた?」と「ピアノの森」の新刊。
出ると知ってアマゾンで頼みました。
そしたら、来週末に到着らしい...
予約なのに?何故こんなに遅いの?(涙)

2008.11.20 [木] 

『きものサロン』、件のページ拝見!

 ※

ママ友のぼうやに、誕生日兼早めのクリスマスプレゼントを用意する。
といっても、気は心、程度(笑)
ついでに高島屋呉服売り場をチェック。
折しも大羊居フェアと撫松庵フェアが展開中だった。
大羊居の迫力ある世界に気圧される(お値段は言うまでもない)
螺鈿かと思うような刺繍が施されていたりして、びっくり。
眼福眼福。

撫松庵には普段みない面白い柄の刺繍半襟がそろっていて、ちょっと心動かされる。
いや、その半襟、今度の着物に似合わないから〜、と未練を断ち切る・・・

 ※

訳あって『それから』を読み返す。
朝日新聞に連載された漱石の小説。
登場人物たちの恋の行く末に、連載当時の読者たちは、どきどきしていたことだろうと思う。

2008.11.16 [日] 一人帯結び練習

締めようと思っていた帯が引き抜き柄だとわかり、頭を悩ます…いっそ織の名古屋帯にしようかな。
でも、それこそ、近年袋帯なんてめったに締めない(たいていの席は織の名古屋帯)。
締められる時にしめなくては。

ちょっともう派手だと思っていた帯を出して、着物にあわせてみる。
なんとかいける・・・かも?
この帯で練習。確実に締められるように、NさんのKW簡単な二重太鼓の結び方と、HさんのKW無地帯に変身の合わせ技を試してみる。
(使用した帯は丸帯なので、全部に柄があり、逆に巻いても前に柄が出る)
ふむふむ、これは簡単〜
KWにされたお二人に感謝。

2008.11.15 [土] 成田美名子さんのエッセイ

『花よりも花の如く』の作者、成田美名子さんのエッセイがこちらThe能.comで読めます。

2008.11.15 [土] 3:05 pm

健康診断にでかける。
うっひゃー!!!
体重計に乗って、言葉を失う。
先週〜今週かぜをひいたのをよいことに「栄養栄養♪」と食べていたのが、もろに数字に反映されてしまいましたよー。
看護師さんが
「着ているもの分引いておいてあげるわ」
と言ってくれたので、期待したものの、二百グラムしか引いてくれなかったし・・・2キロくらい減らしてくれるかと思ったのに(苦笑)

しかし、それよりもさらに驚いたのが、身長。
1、5センチも伸びている!
40才過ぎて背が伸びるとは思ってもいなかった。

 ※

一人で帯結び練習。
締めようと思っていた丸帯が引き抜きだということに気づく。
どうしたものやら・・・

2008.11.14 [金] 10:07 pm

帰路、栄に寄る。
ぼたんさんが日記に友禅作品展のことが書かれていたのを思い出し、ノリタケギャラリーへ足を伸ばす。
うずまきの着物、拝見。すてき!
他にも着たい着物、締めたい帯がたくさん・・・

その後、三越で英国展。
期待していたイートインコーナーがなく、ちょっとがっかり・・・
複数出店していたアンティークアクセサリーやシルバーアクセサリーのお店をひやかす。
んで、“子”にちなんだものに出会えました。うふ。

地下街では「かどや」のウィンドウをのぞく。
添田敏子さんの新作の着物(先日の作品展でも展示されていたというもの)が飾られていた。迫力あるいい着物でした。
ついでに店長が絞りの訪問着や柳崇氏のきものを見せてくれる。
はああ・・・ため息がでました。

2008.11.13 [木] 

万年きたきり雀です。
いや、きものに対する物欲はあるのだけれど、洋服を買おうという意欲が年々減退しているのです。
そして、購入する時は実用性ばかり重視するようになってしまいました。

それにしても、あまりに着る服が少なくなって来たので、ちょっとお買い物に。
このごろ洋服の買い物をするというと、ユ○クロをのぞけば某ショップに限定されている。
その店の服の単価は私には高いけれど、コストパフォーマンスがたいへんよろしい。
年齢も問わず、サイズも豊富(ここ大事!)。
定番のシリーズは流行にあまり左右されない形(十年以上前に購入したものと似たブラウスが今でも店頭に並ぶ)で冠婚葬祭すべてに使え、皺にもなりにくい。
3シーズンくらい着られるものや家で洗えるものも多数・・・と、いう、大変ありがたいお店なのです。
デザイナーは伊兵衛織のファンとしても有名な方なので、その人の作る服が3シーズン着られるというのは伊兵衛織と共通してるのかしら、なんて思っている。

(でも、昨日、お店で「年中着られて、できれば家で洗濯も出来る服ください」と言ったら、店員さんが複雑な表情をしていた。そりゃそうだよな。売る立場からしたら、夢とか流行とかも一緒に売っているんだもんな・・・あまりに実用重視な自分をちょっと反省)

2008.11.13 [木] まん我道場@大須演芸場

さかのぼり日記

『お笑いまん我道場』大須演芸場篇第一回
11月11日 18時半〜
市楼『阿弥陀池』
まん我『皿屋敷』
吉弥『短命』
まん我『しじみ売り』
(中入り)
まんきち(漫才)

桂まん我さんの独演会『まん我道場』へ行ってきました。

今回は初めて大須演芸場で。
リーフレットに書いてあったように、本人も楽しそう、というか、のびのびした感じ。
『皿屋敷』前半はほんとに怖く。
『しじみ売り』は冬の寒さが実感できるような。そして親方が、今まで聞いた他の人のはなしより、ちょっと若く、より柄が悪く(笑)。
ちょっとやりすぎか?という気がしないでもなかったけれど、嫌みにはならず、じーんとさせられました。

吉弥さんの『短命』。
楽しく、色っぽく、笑わせてもらいました。
お師匠様の吉朝さんはCDでしか聞いたことがないのだけど、吉弥さんも、以前聞いた吉坊さんも、たしかにあの方のお弟子さんなんだなあという感じがしました。

で、「まんきち」って何だろうと思っていたら、まん我さんと吉弥さんによる漫才でした。
今回はスーツ姿でいとしこいしの物まね。
よく似ている・・・

漫才の後、カーテンコール(?)
先月の吉弥独演会ではまん我さんが吉弥さんをいじりまくっていたけれど、今回は逆に吉弥さんが毒舌をふるって笑わせていました。

楽しく、気持のいい会でした。

 ※

ところで仕事が押して、大須演芸場に着いたのが開演5分前。
入場すると、「お二階の席、余裕があります」とのことで、二階へ・・・ウワサの大須演芸場二階桟敷席です!
手すりの前の席が、斜めになっている〜
そう、ビー玉とか置いたら、転がって下に落ちて行きそうです。
でも、ウワサよりはきれいだったし、畳もまだ新しく、スペースもゆったりしていて、いい感じでした。

2008.11.8 [土] 太鼓打ちの着物

乃りこさんご紹介の、豊浜鯛祭の太鼓打ち着物、面白いです。
鯛祭では、選ばれた二人の男の子が、男役と女役とに別れ、太鼓を打ちます。
展示されるのは、そのときに着用した 豪華な衣装です。
以前、地元で一部が展示された時、見物に行きましたが、楽しかったです。
一見の価値あり!です。

以下、以前見た時のメモより。
 
 ※

衣装はそれぞれ贅を尽くし趣向を凝らしたものですが、全体に共通しているのは浅黄や紺などブルー系統の地が多いことと(男子着用だからか)、染と刺繍、それから紋付であることでしょうか。

また、時代により、着物の柄が変化しているのが、とても面白かったです。

たとえば昭和二十年代までは古典的に「鶴亀」、「竜虎」、「蓬莱山と宝船」、「大黒様」、「海の幸」など。
かわいいところで「金太郎」「桃太郎」「舌切り雀」。

それが昭和三十年代から時事ネタが入ります。
宇宙遊泳、赤胴鈴之助、紅孔雀、美空ひばりのお祭りマンボ、東京オリンピック・・・
ターザン、シンデレラなんてのも。

また、もう一つ興味深かったのが、袂の形です。
丸みをつけず四角いままの袂(なんていうんでしょう?)と、丸みをつけた袂が混在しています。

会場にいた関係者の方に質問すると、「後で仕立て直したりした場合もあるから」とのことでした。

本来は男の子用で、お祭りのために作ってある(その場合は四角い袖で、飾り糸と房がついている)。
けれども、その男の子の下に女の子がいたりすると、女の子用に直し、着せることもあったのだそうです。


(画像は以前の展示で許可をいただいて、映したもの。横綱若乃花の土俵入りです) 

2008.11.7 [金] 

親戚のおばあちゃん経営の釣り堀へ。
ここへ行くたび、釣り堀をリタイアした鯉への餌やりをさせてもらうのが、息子の楽しみ。
中には創業当時からの鯉(35歳以上!)もおり、そんなのになると、ものすごくでかくて、賢い。で、よーく見ると、腰も曲がって来ていて、鯉も老化するのかと、ちょっとおかしい。

 ※

風邪をもらって、かかりつけの医者へ。
待合室の雑誌を物色していると、ビッグイシュー発見。ホームレスの自立を応援するこの雑誌の存在は知っていたけれど、現物を見るのは初めて。
読み応えがあって、300円也。販売しているところに出会ったら購入したいと思う。

特に印象深かったのが、ナタリー・ポートマンへのインタビュー。
貧困家庭の収入向上運動に貢献しているという彼女。
「私は物を持ち過ぎている。既にTシャツ40枚、ジーンズ20本も持っている。」という言葉がずしんと来る。
『ブーリン家の姉妹』も見たいなあ。

2008.11.5 [水] 

『花よりも花のごとく』新刊がでました♪

2008.11.2 [日] 

三連休。家であれこれ。
虫干しをかねて、着付け自主練とか(笑)

ところで『手ほどき七緒 大久保信子さんの着付けのヒミツ』を読んでいて、あ・・・と思った記述が。

「太っている人は手先を多めに出すとよい」
と、書かれているんですが。

太った人は、手先は多めに出せません〜
多めに出すほど余ってません〜(体験者は語る)

でも太い人はお太鼓を平たくした方がいい、というのはすぐ実践できそう。

その他いろいろ、やはり分かりやすくて便利な本です。

 ※

『むら田』の先代当主が1971年〜72年に『ミセス』に連載していたコラム『きものの話あれこれ』が、『むら田』HPで読めます。
第一回『まずはじめに』のこんな言葉。
「きものは、容貌や外見の美醜で選ぶのでなく、そのかたの人柄で選ぶものなんです。」
きびしくも、あたたかくもある言葉が並び、考えさせられます。
さて、では私に似合う着物とは・・・

 ※

先週読んだ本。
『内儀さんだけはしくじるな』〜目白・柏木・黒門町〜 古今亭八朝 岡本和明編(文春HPで中身を少し読めます)

なぜか上司の机に載っていて、読み終わったようなので借してもらった。
タイトル通り、五代目柳家小さん、六代目三遊亭圓生、八代目桂文楽のもとで内弟子修行した噺家たちがその思い出を語る本。
内輪話というものについては、思うこともあるのだけれど、それは措いて。
世の中の厳しさと面白さを改めて感じさせられる本です。

2008.10.31 [金] 目に星

へぇへぇ!そうでしたか!>初めて星を入れた人
漫画好きを自任しているけれど、知らなかったわ〜

 ※

あっ、高橋真琴さんの絵のついた色鉛筆セットを大事に使ってました!
 
 ※

ハロウィーンですね。
その昔、旅行中のアメリカで見たハロウィーンにはびっくりしました。
そうとは知らず、夜の町に出たら、パレードの真っ最中。
ロサンゼルスという土地柄か、子どもより、むしろ大人がいろんな恰好をしていて、面白かったです。

(そして11月1日から冬時間に移行するというのに、旅行代理店が私に渡した説明書は夏時間のままだった・・・
ホテルでのんびりしていたら、血相換えた現地スタッフがすっ飛んで来て自動車に押し込められたんだった・・・ハロウィーンというと、このれを思い出します)

2008.10.30 [木] 

仕事帰りに知り合いに時間をもらって、ちょっとおしゃべりタイム。
で、待ち合わせ場所に先に到着していた彼女が、私の顔を見ると、読んでいた図書館の本にはさんであった葉書を示してくれる。

えっ…えーっ!!

そ、そのはがきって、私宛のDMではないですか…
そう。
彼女が読んでいたまさにその本を、つい先日、私も図書館で借りて読んだのです。
その時に栞の代りにしていたのが、呉服関連DM。
そして、それをはさんだまま、返却してしまったのでした…とほほ。

しかし、何万冊もある図書館の蔵書の中から、まったく同じ本を彼女と私が読み、DMも彼女によって発見されるとは。
不思議な御縁をも感じて嬉しかったりもしました。

 ※

整理しようと、タンスの中身を撮影。

反省・・・

やっちまったー!無駄遣いだったよー。
という反省とか。

たたみしわがっ!
という反省とか。

存在を忘れてた・・・
という反省とか。

着物に限らず、衣類を撮影してファイルにしておく方がいるそうだけれど、確かに無駄が省けるな、と思った。

2008.10.28 [火] うつくしいということ もうひとり

何年も前に、都内の能楽堂で隣席だった老婦人。
その人が、すでに着席していた私の前を通って自分の席に行こうとしたので、通路を広げるために立とうとしたところ、にっこりほほ笑み、
「だいじょうぶよ」
と聞こえるか聞こえないかの声としぐさで止めた(当時私は妊娠後期)。

その人の、その姿が美しくて、くらくらしてしまった。

70歳代も後半の方だったと思う。
一越縮緬の、鶯色の毛万筋に染めの一つ紋という姿が、この上なく色っぽかった。
ついて行っちゃいそうになりましたよ(笑)

後で知人に尋ねたら、その方は名のある日本舞踊家だということだった。
黙っていても、知らなくても、匂い立つものがあるのだと思った。

2008.10.25 [土] 

紅会の『かがりはずし展』が今日まで、名古屋栄、ノリタケギャラリーで開催されています。

昨日、落語会へ行く途中で発見したものの、時間がなくて断念。
見たかった〜

 ※

落語会に着て行ったもの。

この秋初の袷。
先日仕立てあがってきた「黄八丈」ならぬ銘「喜六」(黄八丈もどきと言い続けるのも気の毒なので、つけた名前。着てみたら反物で見た時以上に好みで、着やすく、ほっ)。
帯は「やゝ」の催事で惚れた、紫根染の名古屋帯(ぎゃっ、短い〜!いや、帯が短いんじゃなくて、胴回りが、もにょもにょ…)
「古布あおき」のネットショップで見つけた道明の、いろいろな色の入った帯締め。迷った時にはコレに助けてもらう。
帯揚げの色に迷って、ふと石川あきさんの『昔のきものに教えられたこと』を開くと、牡丹色の帯揚げが目に付いた。
このところスカーフとして使っていた一衣舎の洗える帯揚げがこの色だったわ、と使ってみたら自分の好きな色調になって、ほっ。

 ※

ところで、半襟をつけようと、和室に足を踏み入れた時、とんでもないものを見つけてしまいました。
それは。


蛇。



ではなくて、そのほぼ完全なぬけがら。

叫んじゃいましたよー。
なんでなんで?!
まさか、ここで脱皮したのー?!

後で聞いたところによると、青大将の脱皮現場を目撃した母(野性児)が、ご本人(ご本蛇?)が立ち去った後、いただいてきたといいます。
「これで我が家の金運アップだがね!」(母談)

確かに、そんな話は聞いたことがあるし、そーゆーものを売っている店もあるらしい。
何代か前のご先祖様が拾ってきた同じようなヌケガラも、我が家にございます。

んが。

何の注意もなく、座敷に放置しないでくれー!!

2008.10.25 [土] 桂吉弥独演会@名古屋中電ホール vol 3

手水廻し  佐ん吉
ふぐ鍋   吉弥
野ざらし  まん我
高津の富  吉弥
   中入り
かぜうどん 吉弥

 ※

初めて聞く草原にいさん…じゃなくて(笑)吉弥さんの噺。

吉弥さんは草原さんじゃないのね。
いい意味でも悪い意味でもなく、それに、そもそもそんなことを思っていたわけでもないんだけれど、あらためて、確認。

楽しい会でした。
『ふぐ鍋』で誰かに毒見をさせようというブラックな二人、『かぜうどん』のいっしょうけんめい働くうどん屋さん、いい出来だったと思う。
ただ『高津の富』の野次馬のみなさんのあたりがちょっと物足りない感じ。
でもまた聞きに行きたいです。

佐ん吉さんも初めて聞いたのだけれど、最初、あまりにべったべたな枕でどーしよーか、と思ったものの(笑)、その後が思いの外上手で楽しかったです。

まん我さん『野ざらし』。
月初めの、文我独演会の開口一番でも、まん我さんで、同じ噺を同じところまで聞いたのだけれど、その時はまくらもなく、時間に余裕がないの?!という感じの駆け足だった(笑)
今回はまくらもたっぷり(吉弥さんをいじりまくり、その度場内爆笑。その後出てきた吉弥さんが「ひどい男ですね」)。
先に骨を見つけた「先生」と、真似して釣りに行くあほな人のコントラストも、その後釣りに行くばかばかしさもにぎやかで明るくて、楽しかったです。

2008.10.25 [土] うつくしいということ

某ドラマのクレジットの最初にお名前のある方を、御本人とは知らずにお見かけし、たいへん衝撃をうけた。

暗い劇場の、後方の出入り口付近に立っていた時(遅刻気味で入ったので、遠慮して後ろで立ち見していた)、私より少し遅れて入ってきて、隣に立った女性が、たいへん美しかった。

上演中だったし、失礼なので、そちらをじかに見たわけではない。
そして場内は暗かった。
けれど、ちょっとしたしぐさ、立ち姿…芳香がただよってくるんじゃないかというほどだった。

休憩に入って場内が明るくなる前に、その方は去られたのだけれど、同じ劇場に来ていた友人が、その方だったと教えてくれた。

なるほど、うつくしいというのは、ああいうことなのか…と、納得した次第。

2008.10.24 [金] 

結局、ウェイリー版『源氏物語』を入手して読み始める。
なんだかアラビアンナイトを読んでいる気分・・・

 ※

帰りに高島屋で目の保養。
花園ゆかりさんの展示会中なのだ。
定番の、クマやシンデレラ、アリスの他、今までに見たことのない感じの(奈良時代?飛鳥時代?の女性たちが、正倉院文様を思い起こさせる花々の中に立っている、といった柄とか)もあった。

ああ、かわいいなあ。いいなあ。

2008.10.23 [木] ウェイリー版『源氏物語』

書店で文庫の新刊コーナーの表紙に、見覚えのある絵柄を発見。
近藤ようこさんの絵では?と手に取る。
表紙裏を見ると、果たして「カバーイラスト=近藤ようこ」の文字。

で、その本は、

『ウェイリー版 源氏物語』
紫式部 原作
アーサー・ウェイリー 英語訳
佐復秀樹 日本語訳
(平凡社ライブラリー)

本の帯には、「いちばん読みやすい源氏!!」

訳者あとがきによると、ウェイリーさんという人がその昔、英語訳し(敬語なし、和歌も訳してある)、それによって『源氏物語』は世界的に有名になったんだそうだ。

つまり、
原作→英語訳→日本語訳
というもの。

へー!

さて、最初の数ページを読んでみる。
え?!これ、源氏物語?
テーブル、スカーフ、なんて言葉が出てきたり。
「靫負命婦」が「矢筒持ちの娘」となっていたり。
どこの国の話かと思いましたよ。

で、帯にあったように、読みやすいかといわれると、数ページ読んだだけではよくわからない。
けれど、西洋の人にはこんな風に見えるのかしらん、こんな訳(抄訳らしい)で英語圏の人々は読むのかしらん、と思うと、おもしろくはあります。

2008.10.22 [水] 

勝間和代さんの本を、数冊まとめて購入。

以前から気になっていたものの、購入を迷っていた(仕事のジャンルがあまりに違うしなー、読んでも私には関係ないんじゃないかなー…とか思って)。

それでも西原理恵子さんとの対談があまりにおもしろかったのと、Chabo!という運動(本の印税20パーセントが途上国のために寄付される)に心動かされて、レジへ。
はたして…

たいへんおもしろいです。
どんな仕事にも、また学習にも、生活にもダイエットにも応用できることが書かれています。

 ※

スケジュールチェックして、愕然。
今日の予定というか目標体重が書いてあった。
そう、某会に向けて、ダイエット計画をたてたんです。
だけど、すっかり忘れ果てていた…ダイエット開始日から微動だにしてないよっ。
あああ…

2008.10.21 [火] 

だらりの染帯、そしてMさんの着姿、すてき〜!
10月は染め帯という慣習がある、と、着物雑誌で佳つ乃さんがいっていたけれど、だらりの帯までそうなるんですねえ。
はあ…うっとりです。

私も言いたい!>「何着るか、わかんないよ

 ※

『大正ロマン着物女子服装帖』を読む。
著者はPonia−Ponのオーナーさん。
まだ読み始めたばかりですが、超あまい、こってりアンティーク(かわいい!好みだ!でも娘さん用か…と思ってしまう)だけでなく、ちょっと大人でも大丈夫そうなコーディネートや、きれいに着る具体的なコツも載っていて、見た目も実用性もいい本です。 

2008.10.19 [日] 

中津川の澤田屋のお菓子が到来。毎年この季節になるとくださる方がいて、うれしい。
こちらの、干柿に栗きんとんをつめたお菓子、大好物です。
もちろん栗きんとんもうまい。

 ※

祖母の遺したとある和小物。
かなり劣化して、ぼろぼろで、使えない状態。
先日寄った某物産展で職人さんに訊ねたところ、修理の見積もりをしてくれるという話だったので、本日持って行く。

んが。
職人さんと行違い行違い行違い・・・
売り場のおばちゃんが、「二十分で帰ってくる」「お茶でも飲んで待っていて」「あとちょっとで」と繰り返す・・・
そうやって行くこと3、4度。
そうそう何度もお茶飲んでられませんって。お茶もただじゃないしねっ。
しかも一人ならともかく、息子連れでは無理。
当分帰って来ないというなら、最初からそう言ってくれ。
少々オカンムリになって、もういいですー、と帰宅。

 ※

きものの整理をする。
好きで手に入れたものが大半だけれど(中にはちょっとオカシクなって購入したものもあり・笑)、選んだ時と、今とでは環境がちょっと変わった。
今だったら、もう少し違うものを選ぶと思う。
ま、当時の思い出は思い出として(笑)

2008.10.17 [金] 

喪服の思い出、もうひとつ、ふたつ。

祖母の友人が、黒羽二重の喪服を着ていた。
彼女に一目置いていた祖母は、
「あの人は、ちょっと違う(ほめことば)」
と言っていた。

それをなんとなく聞き流していたのだけれど、きものに興味を持つようになって、関東では女性の喪服も黒羽二重だと知った(うちのあたりは関西圏らしく、女性はちりめん着用が多い)。

訊ねてみたら、件の女性は東京から越してきた人だった。

それで、いくつも「なるほど」、と思ったことがあった。
ひとつは、関東では黒羽二重…ということの実例を見ての「なるほど」。

もうひとつは、昔の情報量について。
祖母は和裁学校で先生の助手をしたり、代用教員をしたという話だったのだけれど、「関東は黒羽二重」ということを知らないでいた。
今でこそ出版物やらネットやら、それ以前に東西の交流があるけれど、その昔はそんな細かな風習に関する情報など流れてこなかったのだろう。

もうひとつ、思い出したのが、漱石の『彼岸過迄』の中にある葬儀の様子。
幼い子供たちが葬儀に着るものがないからどうしよう、という話になり、派手目の紋付(振袖?)でも「袴をはけば目立たないだろう」と父親が言うところとか。
その他、都会ならではの風景が描かれていた。
新聞に連載された小説なのだけれど、こういうのを読んだ田舎の読者は驚いただろうなあ。

2008.10.17 [金] 

「クロワッサン 着物の時間2」の、木村梢さんのページに、洗える喪服の話があった。

そうだよなあ、洗えるものの方がいい場合もあるよなあ、と思う。
着る機会の限られるものなので、母の夏の喪服などは、白い長襦袢が黄ばみ、いざ着用の必要ができた時にはレンタルせざるをえなかった、ということがあった。
父方の伯父の葬儀では、伯母や従姉妹たちも同じ事情だったのか、喪服の袖から白い長襦袢のたもとが飛び出してしまっていたし…

自分のものは、というと、祖母は「絶対に正絹!似た着物が集まるんだから、いいものでなくてはだめ!」と譲らなかった(というより、洗える着物はまだそんなに進化していない時代だった)けれど、長襦袢は呉服店に勧められて洗えるものにした。
それは正解で、作ってから20年近くたって初めて着たのだけれど、きれいなままだったし、手入れも楽だった。

しかし困ったのが一緒にセットになっていた草履とバッグ!
箱の中で劣化していたらしく、半日たたないうち、草履は底がべろんとはがれ、バッグは表面がひび割れてきた…

買い替え時に選んだのは、セールの安めのもの。いつ要るかわからない、でも必要なものだから、何年かおきに点検して、おかないと。

2008.10.16 [木] 9:23 pm

『よみがえる裂』の招待券があります(1枚で二名まで)。
御希望の方いらしたら、伝言くださいませ。

2008.10.15 [水] 月日荘&京都展

さかのぼり日記。

月曜日、月日荘へ行ってきました。
三橋工房の帯、藤井礼子さんのジャワ更紗や、ラオスの布、awaiのきものや帯、樹脂製の帯留、阿波屋の履物など、楽しかったです。

店主さんのお話によると、土日にすでに藤井さんの絹の更紗の帯はたくさん出てしまったとのこと。
なるほど素敵だもんなあ。
(でも、これから行こうかと思っている方、藤井さんセレクトの更紗はまだけっこうあったし、オリジナルも綿のものなら何点かありましたよ)

 ※

今日は帰り道に高島屋の京都展へ。
今年から呈茶コーナーがなくなり、さびしい限りです…

去年に引き続き、呉服店は、志ま亀、に志田、ゑり善が出店。
に志田で目の保養。
不思議な幅の帯(丸帯には狭く、袋帯としては?な幅)があったので、訊ねると、能装束用の織物とのこと。
全通の袋帯として仕立てることもあるのだそうです。
なるほどー。
その他、生紬の染め帯にくらっ…

2008.10.14 [火] 見ました

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
第100回 2008年 10月14日(火)
笑いの奥に、人生がある〜 落語家・柳家小三治 〜

 ※

見ました。
家族そろって、姿勢を正してみてしまいました(笑)

自分のしたいようにするんだ、という気持ちと、観客に喜んでもらいたいというところが、「まだ一致しない」とつぶやくところとか。

落語をやって「下からものを見ることができるようになった」というところとか。

ああ、いい番組を見た、と思いました。

それにしても司会者…なんでまた?という質問やリクエストをしていて(女性司会者のリクエストで手拭いと扇子でタバコを吸う仕草をしてもらった後で、「蕎麦を食べるところを」とリクエストする男性司会者…さらに八っつあん熊さんと他の人を話しわけて、なんてリクエストも…えええ?)。
M氏、なんでも詳しそうなんだけれど、あまり芸事はお得意ではないのだろうか。まあ、万能な人なんていないもんな…

それでもいい番組でした。
再放送もあるそうです。

2008.10.13 [月] 棉

保育園の花壇で、棉発見。
きゅうりとかプチトマトとか茄子とか(食べられるものネ)が植えられているのは知っていたけれど、棉もあったとは、はじけてワタが出てくるまで気づかなかった〜。
どういう経緯で植えられたか知らないが、いいことだと思う。

この近辺は、昔は木綿が盛んで、家で使うものくらいはみんな自家栽培し、うち織していたそうだ。
機はなくなってしまったけれど、糸車や綿の種取り機はまだ倉庫に残っているし、うち織のどてらや布団もある。
親に尋ねたら、生木綿(脱脂していない木綿)は綿うちに出して、のばしてもらい、おむつカバーにもしたそうだ。

そうだ、せっかく栽培するのなら、和棉の方がいいよな。
来年の種まき時期になったら、KWの和棉普及プロジェクトで種をいただいて、持っていってみよう。
来年春に忘れないようにしなくては…

2008.10.12 [日] タケミクロス

KWになっているタケミクロス
こちらのリネンで作った裾よけ、快適です!
さて、こちらからDMをいただきました。10月25日に実店舗オープンだそうです。

2008.10.11 [土] 

「ジェラールとジャック」、お気に入りの方がいらしてうれしい♪
そうそう、「きのう何食べた?」は料理本としてもいいですよね。

 ※

『海街diary2真昼の月』(吉田秋生)が出ました。
成人している三姉妹と、母親の違う中学生の妹、それぞれの生活が丹念に書かれた、いい作品です。
鎌倉を舞台にしていて、関連本『すずちゃんの鎌倉さんぽ』も出た模様。

 ※

朝から大車輪で洗濯を住ませた後、豊田市民芸館へ、息子と一緒に出かける。
エコロジーを心がけて、というか、ガソリンが高いから、というか、運転に自信がないから、というかで電車で出かけたんですが、いやー、遠かった!
乗り換えを重ねて単線の名鉄に乗ってからでも30分。電車を降りてからも、徒歩15分(のところ、軽く迷子になって20分以上歩く)。
しかも、さすが豊田は自動車の土地だ。歩道は狭い。がたがた。車の交通量は多い。歩くのはけっこう危険(苦笑)

もう一つの誤算は、近隣にご飯を食べる場所が無かったこと。いや、一軒食堂を見つけたのだが、声をかけても誰も出て来てくれなかった・・・
民芸館に食べる場所があるだろうと期待して進んだが、到着後確認すると、コーヒーのみの喫茶室と立礼式の茶室、ジュースの自動販売機しかない!
しかたないので、抹茶の呈茶券(300円)を購入して茶室に入り、とりあえず息子には私の分までお菓子を食べさせてしのぐ。
(息子はもともと抹茶好きな3歳児だが、今日は延々歩いた後だったせいか、抹茶を一口飲むたびに「うまい」「おいしい」とため息まじりに繰り返し、係の方に笑われる。でもほんとおいしかったですが。)

その後、『インド・大地の布』展を見る(豊田市民芸館は子供連れだと入場料100円引き)。
大変手の込んだ布たちに感動する。子連れでなければもっとじっくり見たかった・・・

同時開催で、『伝承 挙母木綿展』という展示があった。手紡ぎ糸、手紡ぎ木綿、天保15年の縞帳紹介など。着たくなるような反物がたくさん並んでいた。

ちなみに、豊田市民芸館の周囲は公園になっていて、お弁当持参で和む人々や、犬の散歩中の人たちも見かけた。
春は桜、もう少し秋が深まれば紅葉がとてもきれいだそうだ。

 ※

帰路は豊田市から高速バスでセントレアへ。
飛行機の離発着を見物し、BABBIでアイスクリームを食べて帰宅。
たくさん歩いた一日でした。

2008.10.10 [金] 2:47 pm

中嶋朋子さんがNHK「スタジオパークからこんにちは」に出ていた。
中嶋さんはやまもとゆみさん作のきものを着用、スタジオにも何点か展示…かわいい…自分が着られるかどうかは200%度外視して、かわいかったです。

 ※

今日は息子の保育園の運動会。
ちょうど仕事も休みだったので、心おきなく楽しめました。
保護者による綱引きには私も参加。
結果は、二回戦って、二回とも私が参加したチームの圧勝…いや、うれしいですが、あんまりにも圧勝したのでちょっと複雑。確かに最近『太腕繁盛記』とか、開き直って自分で言っているが(笑)

それにしても、保育士の先生たちは、会場飾り付けやら、小道具づくりやらを通常業務の後に進めていたわけで…大変だっただろうなあ。
ほんとうに頭が下がります。

 ※
近頃読んでじんときた本。

『コリアン世界の旅』(野村進)再読。
理解し合うことの難しさ、大切さを考えさせられる。

『ジェラールとジャック』(よしながふみ)。
フランス革命を背景にしたBL・・・なんだけれど、BLというよりも、もっと大きな「愛」の物語。
女に対する、子供に対する、親に対する、仲間に対する愛に支えられた、傑作です(ベッドシーンさえなければ、息子が10歳くらいになったら読ませたいくらいだ)
フランス革命に関連した物語やら映画やらマンガやらは大好きなんですが、今まで読んだそれらの中で一番好きかもしれない。
そして、フランス革命やら貴族やらが登場するのだけれど、主人公のジェラールは平民。恐怖と死にあふれた時代だけれど、そういうシーンを直接描くこと無く、でも十分それらを表現している。
すごいなあ。
『危険な関係』とかがお好きな方には、おすすめです。

2008.10.9 [木] 9:18 pm

のらくろきょうだい、一緒に暮らせることになってよかったですね。
ほっとしました。と同時に画像を見ていただけの私でさえちょっとさびしくなったりして…

 ※

キャンデロロ、私もファンでした!

 ※

仕事帰りに、一衣舎展@名古屋ミアルカへ。
職場からバス一本で行けるところなので、いそいそと出かけ、堪能させていただきました。
あれもこれも…心ひかれるものばかりでした。

会場も素敵すぎ!
詳しく書くことは控えますが、あんな場所に伺えたということも、うれしかったです。

ミアルカは以前栄のロフトに、現在はラシックにも出店しているアンティークジュエリーやアンティークの食器などのお店。
品のいい、普段にも使えそうなアンティークジュエリーが揃っています。
私は何年も何年も指をくわえてみているだけなのですが(笑)、いつ伺っても親切に、いろいろ教えてくださいます。

 ※

今日初めて知ったのだけれど、ヨーロッパでは世界史の教科書は統一されているんだそうだ。
その東京書籍から出ている日本語訳を見せてもらって、感動する。
国とか民族の違いは措いて、是と非とをちゃんと認識するという努力がなされているのですね。

もうひとつ教えてもらったのが、「世界史A」と「世界史B」の違い。
現在高校世界史では「A」で横のつながりを、「B」で縦割りの歴史を教えるんだそうだ(昔の高校世界史はどちらかというと縦割りの歴史ばかりで、各地域の相関関係はないがしろにされていた)。

横のつながりを教えると、たとえばフランス革命やイタリア統一には、アメリカ独立が影響した、というようなことをちゃんと気付かせることができるのだそう。

新しいカリキュラムは簡易化されて悪い方に行っているような印象ばかりがあったけれど、こういうことを教えているというのは進歩だと思う。

2008.10.8 [水] 9:27 pm

わんちゃんの尻尾の先の、ちょっとだけ白くなっているところがたまりません〜

 ※

帰宅したら、大変美しい栗が網に入って、机の上にありました。
うちの山で採ってきたのはこんなにきれいじゃない(無農薬…といえば聞こえはいいが、放置しているので、小粒)。
母に尋ねたら、知り合いにいただいたとのこと。
今度はどうやって食べようかな♪

2008.10.7 [火] 

わんちゃん、かわいいですね。
いい里親さんが見つかりますように。
(息子のリクエストで、わん・わん・わん♪と歌いながら、10回くらい見てしまいました)

 ※
覚書

NHKプロフェッショナル 仕事の流儀
第100回 2008年 10月14日(火)
笑いの奥に、人生がある〜 落語家・柳家小三治 〜

2008.10.6 [月] 7:09 pm

仕立てに出していた黄八丈(のようなもの)が出来上がってきた。
八掛を紫に(白洲正子の本にあった黄八丈にあこがれて)…という野望は潰え、表とほぼ同色になったのだが、見てみるとやはりこの方が使いやすいか。

しかしいつまでも「黄八丈(のようなもの)」と呼ぶのも気の毒なように思えてきた。
本場物でこそないが、まあ気に入っているのだし。
で、考えて、銘「喜六」(笑)。
「キハチ」から一つ二つ引き算した感じと、落語のボケ役の名前をかけました。
「喜ぃやん」「喜ぃ公」と呼んで、せっせと着よう。

 ※

我が家にも栗が来ました。
山で拾ってきたもので、今年はあまり虫にやられていませんでした。
うちはゆでて、包丁で割って、スプーンで掘り出し、真っシャーでつぶして適当に砂糖と塩少々、一部を栗きんとん(といっても私が適当にラップで絞るだけ)、一部は冷凍して後で何かに使います。

柿も山から。
こちらは半透明になるまで放置して、完熟になったのをスプーンですくって、じゅるじゅる…といただきました。
ものすごくあまい!

 ※

御近所のおばさまに栗をおすそ分けしたところ、それを使った栗おこわをお返しにいただきました。
渡してくれる時、おばさま、
「ちょっと『塩が高かった』もんでねー」
は?
聞き返したら、
「あー、『塩が高かった』っていうのは、『塩が高くて買えなかったから、塩分が少ない』っていうこと!塩が効きすぎた時は『塩が安かった』(だから入れすぎた)って言うんだよ」
母親に確認したら、この地方の表現というか、方言らしいです。
長いことこの村で生きてきたけど、知らなかったわー。

 ※

和柄デコレーションステッカーなるものを、高島屋のマピエス(家庭用品売り場)で見つける。
アイロンでくっつけられるワッペンです。
丸型840円、テープ型1300円。いろんなものに使えそう。

2008.10.5 [日] 朝倉の梯子獅子

知多市の牟山神社で梯子獅子を見てきました。

ここの獅子舞は慶長年間から続くとされるもので、県の無形民俗文化財です。
由緒ある神社の境内に組んだ9メートルのやぐらで、若者二人がひと組になり、アクロバティックな獅子舞を舞います。
一人がもう一人を肩車して梯子を上ったり(途中にも演技あり)、やぐらから逆さにぶら下がって上体をぶるんぶるん振ったり、やぐらから斜めに下ろした丸木二本の上を一直線に滑って来たり。
もー、すごい。
それを、地元の今時っぽい若者(10代後半〜20代前半)が披露しているのです。
部外者の私や三歳の息子が見てもドキドキわくわくするのだから、地元の方たちはどんなに誇らしいかと思います。

地元のおじさんが、小学生の男の子たちに、「お前たちも大きくなったら、あれ、やってみるか?」とうれしそうに声をかけていたのが微笑ましかったです。

2008.10.5 [日] 

昨日は4時〜「新内と落語の会」(新内枝幸太夫、桂文我)、7時〜「桂文我独演会」という計画を立て、チケットも取り、根回しもばっちり…のはずが。

時間に余裕をもって、着物を着始め、帯という段になったら…何もかもがうまくいかない!
締めようと思っていた帯が着物に合わないとか、お太鼓が崩れるとか。
なんで?
とやっているうちに、予定時間を過ぎ、子どもの妨害も入り、出かけられなくなってしまった。

やむなく4時からの回はパスして、7時の独演会に間に合うように、洋服で出かける。

大須演芸場は、その噂や、複数の噺家がまくらで話していたこと(古い、ボロボロ、ガタガタ、客が入らない…など)、それとテレビで見た映像があまりにスゴカッタので、今まで怖くて入れなかった(笑)
しかし、椅子はわりあい新しかったし(改装した?)、トイレから遠い所に座ったせいか、あちこちに置かれた強力消臭剤の成果か、言われるほど臭くもなかった。
うん、これくらいなら全然大丈夫。
客席も、八割〜九割は埋まり、いい感じ。

開口一番(「野ざらし」)まん我
「肝つぶし」文我
「シルバーウエディングベル」三象
「景清」文我
(仲入り)
「船弁慶」文我

囃子は全部生(文我師匠のおかみさんはお囃子の方)。
上手な生のお囃子っていいですねえ。

文我さんを、やっと生で聞く。
よどみなく、情景が浮かぶような、でも「うまいぞー」という感じがなくて、聞いていてリラックスできた。
リラックスしすぎてちょっとウトウトも…(でも、ウトウトさせることもできるというのはいい演者なんだと思ったりしている)。

「船弁慶」は録音では枝雀さん、8月にまん我さんを聞いていて、今回の文我さんで、師弟3代を聞けたわけだけれど、なるほど、と思うことがいろいろあって面白かった。

2008.10.5 [日] 年越し・上方落語の会@大須演芸場

昨夜大須の桂文我独演会でチラシをもらいました。
足立席亭と文我さんとの対談で出た話が、実現したそうです。
しかし、どんだけ長時間なんだ〜(笑)

『年越し・上方落語の会』
●2008年12月31日22時30分〜2009年1月1日10時30分
●大須演芸場
●前売り各回2000円、5回通し券8000円
 当日各回2500円、5回通し券10000円
●問い合わせ・申込 桂文我事務所
●第一部(22時半〜12時半) 雀五郎/宗助/三歩/米平
●第二部(1時〜3時) 雀五郎/文我/ひろば/三象/米平/宗助
●第三部(3時半〜5時半) ひろば/三歩/まん我/文我/三象/米平
●第四部(6時から8時) ひろば/まん我/文我/宗助/三歩/三象
●第五部(8時半から10時半) 雀五郎/まん我/米平/三歩/三象&宗助/文我

2008.10.3 [金] 7:27 pm

クロワッサンの「着物の時間2」が出ました。
今晩じっくり読みます。

 ※

明日は大須演芸場へ。
桂文我独演会です。

2008.10.2 [木] 9:19 pm

新しい留学生がやってきて、また日本語&日本文化を教えるボランティアに参加することになった。

初回はふろしきを利用して、「つつむ」「ひらく」「たたむ」「むすぶ」「ほどく」なんて言葉を動作入りで練習。
その後はふろしきバッグの作り方(結び方?)説明。
ふろしきがバッグになったのを見て、大感激してもらう♪
次回からは浴衣着付けをしながらの日本語講座の予定。

2008.10.1 [水] 

名古屋の高島屋で、今日からギャラリー凛の期間限定コーナーが開かれるということで、のぞいてきました。
(〜14日・火、10F呉服売り場近くのエレベーター横)
面白い形の洋服にも使えるコート、タイシルクや藤のバッグ、ストールなどで目を楽しませてもらいました。
ムガシルクに古代辻が花染めを施した帯に引き付けられました。
あと、草ビロードのバッグがあったんですが、初めて現物を見ました。ああいう触感なんですね。ほんと「草」な感じでした。

 ※

帰宅したら、小包が届いていました。
わくわく…
龍田屋さんにお願いした二枚のきものの洗い張りが、出来上がってきたのでした。

その二枚は別々の古着屋で購入したもの。
どちらも証紙はありません。

で、そのうち一枚を購入する時に、
「ほんとに結城ですか?(お店にあった他の結城と)なんか違う気が…」
と言っていたら、店長に
「結城です!こういうのもあるんです!」
と断言されたもの。
しかし今回、いわゆる石下紬であろうと診断されました。
やっぱり(笑)。
でも気に入っているので、いいや。

もう一枚は「本場結城紬 縮織り」であろうとのこと。
「ながもちや」で見つけたもので、ごく安かったです(もう一枚の約3分の1のお値段)
元の持ち主がお嫁入りの時に誂えたものの、そのまま着られることなく過ぎていたそうで、私の手元に来た時にはしつけ糸もついたままでした。

実は購入したものの、あんまり気に入っていなかったのですが、今回洗い張りを済ませたら、ちょっと違う顔に。
ふんわり、つやもあり、いい感じです。

さて、今度は仕立ての計画をたてなくては。

2008.9.29 [月] 10:22 pm

今朝、早起きしてテレビをつけたら織部特集が。
勝手に御縁を感じてうれしくなる。

 ※

野暮用で母校に行ってきました。18年ぶりだー。
街並みもキャンパスも懐かしかったです。

しかし東京は寒かった。
名古屋でも肌寒かったけれど、品川で降りたとたん、別の国に来たかと思いました。

無事、用を済ませた後は、ちょっとぶらぶらしようと思ったのだけれど…地図を忘れ。
携帯ウェブで確認しようにも、電池切れ。
なんてこったい。
しかたなく、おぼろげな記憶を頼りに、東銀座のらくやにたどり着き、そこから銀座方面へあてもなくてくてく…
しかし、着物に対しては嗅覚が働くのか(笑)、偶然呉服の名店の前を通りかかり、ウィンドウを堪能させてもらいました。
小さな路地のお店のウィンドウに飾られていた、梅原龍三郎画の高峰秀子像(じゃないのかな?)を帯にしたものに釘付け。
どんな人がデザインして、どんな人が締めるのだろう…?

 ※

ところで、地図を買おうと有楽町の三省堂書店に入ったところ、あるのはグルメ情報誌ばかり。
『京都きものmap・東京編』というか『東京きものmap』があったらいいのに!と切望しました。

2008.9.28 [日] 竹屋町裂

博物館の掛け軸などで見たことはあったものの、それが竹屋町裂という知ったのは、ご当地番組で「坪屋」が紹介されたのを見た時のこと。
あまりに麗しくて、いつか実物を見たい!と思っていました。

で、今回の職人展で出会ったのですが…トリコになってしまいました。

いただいたパンフレットによると、竹屋町裂というのは「平金糸・平銀糸を用いて紗地、その他の裂時に一工程、一工程手の技あで模様を繍い上げて」いくもので、茶道具、仏具、表具などに使われるものだそう。
現在では制作に携わる人が少なくなり、生業としているのはこの坪屋だけだそうです。

しかし、すばらしいだけあって、お値段も…

展示されていた仏壇用打敷は、10万円…
うちの打敷もくたびれては来ているけれども…買い替え時期とはおもうけれども…
御先祖様、甲斐性のない私を許してー。

そしてもう少し小さなものならなんとかなるか?と懐紙入を見せてもらうと、花と兎が刺繍されたものを発見。
ふたを開けると、そこにも花。
裏地は本能寺緞子。

イベント中はかなりの割引をしてくれるということもあり、思い切ってしまいました!

 ※

その後、鈴木時代劇研究所で竹屋町裂を調べたら、この名は、古田織部が中国から職人を呼んで京都竹屋町で作らせたことに由来すると知る。
おお、織部正〜
妙に納得、そして織部さんをより好きに(笑)

2008.9.28 [日] 

尾張さんと名古屋さん>Fさん日記
おおー。すばらしい♪

 ※

尾張名古屋の職人展 追記

えー。
覗くだけのつもりでしたが、それだけで済むはずがございません(爆)

ミシン刺繍組合(中部日本ネーム刺繍業組合)のコーナーで、販売されている手ぬぐい(これ自体かなり安かった)に名前を入れてもらう(刺繍は無料)。

ちなみに、展示されていた中に、すごい刺繍のカーディガンがあったので、「半襟を持ってきたら、あれ刺繍してくれます?」と質問してみました。
その場ではできないので預かって後日お渡しになるけれど、できるそうです。値段は柄の分量などで変動。


名古屋友禅黒紋付共同組合連合会の販売コーナーでは、名古屋友禅の手の込んだ型染小紋1メートル20�pのきれ(1,500円)を眺めて、
「こんな帯がほしーなー」とつぶやいていたら、
「この長さなら、工夫したらできるよ」と職人さんにアドバイスをもらい、財布のひもがゆるむ。
ああ、でもいつ作れるのだろうか…


愛知和服裁縫行共同組合コーナーでは、和装の若い女性が実演を、年配の男性が解説をしてくれました。
長年の懸案事項(手持ちの反物をどこで仕立ててもらうか)について相談してみました。
(いや、市内で頼んだこともあるし、免許を持っている知り合いもいるんですが・・・田舎ってしがらみが多いんですー。それに近所で寸法知られるのもネ・笑)
組合では和裁士さんの紹介をしてくれるそうです。

2008.9.27 [土] 9:16 pm

職人展を覗く。
うおー。長年気になっていた竹屋町裂の坪屋が出店している…!

有松絞りも、名古屋友禅・名古屋紋付も、知多木綿も、ミシン刺繍も、和裁士組合、名古屋扇子…などなどのブースもあり、楽しい。

各店舗は一畳〜二畳ほどの、屋台みたいなスペースなので、「技」の深い理解まではできないかもしれません。
でも、職人さんたちに質問できたりします。

実演、ミニ体験コーナーも楽しく。
(墨流し染め:600円、尾張扇子作り体験:500円、鏝絵実演など)

破格のサービス商品もあり。
(デパートで5000円くらい?なイタリア製生地日本縫製のバッグ3000円とか。同じく日本製ケリー風バッグ8000円とか。ガーゼハンカチ、手拭いなどを買うと無料でネームを入れてくれるとか)

明日(28日)までやっています。
http://www.meigiren.com/...

2008.9.27 [土] 小三治独演会

●夢八(柳家一琴)
●青菜(柳家小三治)
仲入り
●湯屋番(柳家小三治)

聞きたい聞きたいと思っていた小三治師匠。
まくらなしで始まった『青菜』は、淡々と面白かった。歩いている風情の、一挙一動の間がすてき。

しかし涼しくなってきているのに、なぜ『青菜』?
と思ったら、中入り後のまくらでたねあかし。
パンフレットに紹介された記事(堀井憲一郎氏が聞いた『青菜』の中で最長は小三治師匠の42分、最短は昇太さん14分、という『東京かわら版』の記事)を読んで、急遽決めたそうだ。
ちなみにこの日の青菜は39分。袖で図ってもらったという。以前のが42分だったというのは、きっと軽くまくらでもあったんでしょう、とのこと。

その他、自身の噺の覚え方(セリフでなく情景を覚える)から、40年やっていない『饅頭こわい』をちょっと、時事問題やらなにやらで、まくら45分。
なるほどこれが伝説のまくら…
いや、楽しかったです。
しかし私は朝早起きだったので、その後の『湯屋番』でウトウト…もったいないことした。

一琴さんも初めて聞いた。
大きな体を生かし、でも軽みがあって、楽しかった。

 ※

開演前はお囃子の録音が流れていたが、幕が開いたら、生のお囃子が聞こえてきた。
感動。
小三治師匠からも、上手なお二人だと紹介があった。

 ※

ところで昨夜に限ったことでなく、落語に限ったことでもないのだが。
客席で舞台に唱和されると、がっくりくる(大丈夫な部隊もあるのかもしれないけれど)。

「くらまからうしわかまるがいでまして」
と言う小さいけれどはっきりした声が、近くの席から何度も何度も聞こえたわけです。

息をつめて聴くのは好きではないし、どちらかというとゆるい感じは好き。
だけど、家でDVDやCDで鑑賞しているわけではないんだからさー。
初めて聞く人もいるんだからさー。
何もそこで唱和しなくてもいいじゃないかー。

2008.9.27 [土] 

Kさん日記に共感>どこで作ってもそれに近い作業を

「いいもの」だけを大切にするのでなく、どんなものも大切にできるようにしたい。

星野博美『転がる香港に苔は生えない』だったか『銭湯の女神』だったか(確認できず。いい本です〜、と前職場の先輩に貸したら帰ってこない)に、星野さんのお父さんが、100円ショップの商品を見ての言葉があった。

「こんな品でも、型から作って…大変な手間なのに、100円で売るなんて。いったい作った人間にはいくら入るんだ?」

それを思えば、たとえ100円均一の品物でもぞんざいには扱えない。

 ※

家にある古い麻の、太い糸で織られた紺がすりの着物。
誰が着たのかも、もう知る人がいない。

当時はありふれたものだったんだろうが、そういうモノでもきちんととっておいた昔の人のような気持ちで。

きものだけでなく。

普段着も(○ニクロだって)大切にしたい。

(が、そういう気持ちは現代では理解されにくいものらしく、若い衆に「その服好きなんですね」(=イツモオンナジヨウナカッコデスネ)」と言われる。きーっ。)

2008.9.25 [木] 6:52 am

昨夜は近隣の市で、さん喬・喬太郎親子会があった。
行きたい!
でも...と、ぎりぎりまで迷って、山積みの家事を思い、断念。

でも今夜は小三治独演会なのだ。うふふ。



堪能してきました。
しかーし、伝説のまくらはやはり長かった(笑)田舎の家に帰る私には嬉しいようなつらいような…

2008.9.24 [水] 

西江雅之先生、学生時代に講義を受けました。
細かいことはほんっと忘れてしまったのだけれど、楽しい講義だったです。
試験のタイトルは「あなたの周囲の文化人類学的現象について述べよ」というもの。
日常を見直す目を与えようとしてくれたのだろうかと思います。

Mさん、ご紹介ありがとうございます。図書館で新聞発掘して読むことができました。

 ※

沢村貞子の書いたものを読んでいて、矢島文夫先生(オリエント学者)はその甥御さんだと知った。

実は矢島先生のアラビア語の講義も受けたのだった…
でもリタイア(アラビア語は単位に関係ない自由選択科目だった)という、言語道断な学生であった。

けれど矢島先生の手作りのアラビア語のテキスト(当時アラビア語テキストが市販されていなかった)は今でも持っているし、訳されたものはその後愛読書になった。
落ちこぼれ=ワタシにも優しい先生であった。

西江先生の言葉を借りれば、矢島先生にも「出会って」いたのに、あの頃の私はちゃんとそれを生かせなかったのかと思う。
けれど遺された著作を読むたび、少しずつ出会えるようになっていくといいなあと思う。

2008.9.23 [火] 8:47 pm

彼岸花が咲きました。
子供のころ、あの花には触ってはいけないといわれ、惜しいような、ふしぎなような、こわいような気持ちになったことを思い出します。

2008.9.21 [日] 

篤姫を見るたびに、うーむと言ってしまう。
だって、被布の袖から下のきものの袖がはみ出ているのです。
呉服の間の者たちはどーしたの?(笑)

先回は、「おしゃれ工房SP」で紹介されていた、夏の礼装を着て篤姫が登場したのだけれど、「腰巻」姿ではなく普通の打ち掛けとして着用していたし。
(HPを確認したら、腰巻として着用していたシーンもあったらしい)
別のシーンでは、麻の帷子の上に、いつも着ている被布を重ねていたし。
なぜ?!

 ※

ふと見つけた、ALL ABOUTの中の少ない服でもおしゃれになる?という記事に感心する。
こんな風に服を選べるように、また直したりできるようになったらいいなあ。

2008.9.21 [日] 

眠狂四郎の時に雷蔵が着た黒紋付が、通常の黒羽二重ではなくて塩沢御召だったという記事を読み(羽二重だとぞろりとしてしまったので、工夫して御召にしたとか)、ビデオを見返してみる。
言われてみれば、なるほどそんな気が…

男性の紋付と言うと、どうしても羽二重と思ってしまう。
違うものもあると知ったのは、穂積生萩(能は後藤得三に、歌は折口信夫に師事した女流歌人。生萩は故郷のナマハゲからとって、折口がつけたそうだ…)の『人間国宝 後藤得三翁随聞記』を読んだとき(人間の痛みを書いた、いい本です)
はじめての稽古の時、後藤得三師が稽古用の木綿の紋付を着ていたという記述があった。

その後、うちの長持ちの底から見つけた何枚かの黒紋付の中にも木綿のものがあった。
礼装が着物であった時代には、皆が着物を着た代わりに、いろんな種類のものがあったのだろうか。

2008.9.19 [金] 

松坂屋本店の京都物産展を覗く。
おなじみの、ゑり正、宮脇売扇庵、かづら清…と見物して歩く。
呉服のみのやで、帯を見せてくださった、年配の男性の方の京ことば、言い回しが大変美しく、感動。

 ※
 
桂米朝『私の履歴書』、沢村貞子『貝のうた』と、自伝を二冊読む。
どちらも一気に読んでしまった。

米朝師匠の本では、枝雀さんについて語る、何気ないような言葉が。
沢村貞子の本では、政治闘争に巻き込まれるように加わり、挫折する、少女のような真面目な気持ちが。
どちらも切ない。

ところで沢村貞子は山本安英に影響されて劇団に入ったと書かれていた。
山本安英といえば『夕鶴』で有名で、私が大人になったころもまだ舞台に立っていたはずだが(見てないけど)、沢村貞子の先輩だったとは。かなりな長生きだったのね。

また、新築地劇場(山本安英らがいて、沢村貞子も入った劇団)で『蟹工船』をもとにした舞台を開幕しようとした時に、話をつけてあったはずの著者・小林多喜二らからの横やりが入り、開演が遅れた、というエピソードがあった。
自分たちの派の勢力を伸ばそうという策略だったらしい。
なるほど闘争というものはきれいごとではなかったのだと感じた。

2008.9.17 [水] 9:03 pm

形見の着物のことを書いたら、昔見たドラマを思い出した。
『外科医有森冴子2』の一エピソード(検索したら、『嫁姑ハサミが光る』というタイトルだったらしい)。

外科医・有森冴子(三田佳子)の担当患者である老婦人(南美枝)が有森を気に入り、着てほしいと着物を渡す。
有森は、これは一生懸命老婦人の世話をしているお嫁さん(高田敏江)が受け継ぐべきものだと返却する。
老婦人は不満げに受け取り、その後、着物を裁ちばさみでずたずたに切り刻んでしまう。
無残な姿の着物を見たお嫁さんは、「着物が惜しいのではない、私に渡すなら切り刻んだ方がましだと思われたということが、悔しい」と、有森に泣きながら言う。
しかし、しばらくして立ち直った嫁は、刻まれた着物をパッチワークにしてちゃんちゃんこを作り、老婦人に着せ、老婦人も嫁の根性に感服し、二人の距離が少し縮まる。

・・・と、そんな話だった。
なんかものすごい話だけれど、登場人物それぞれの気持ち、着物に対する気持ちに説得力があると思った記憶がある。
さすが井沢満の脚本。

このドラマで、もうひとつ印象に残っているのが、刻まれてしまった着物が、伝統的な柄の、一目でそれとわかる大島だったこと。
なんで大島が選ばれたのか…でも、確かに、他の着物ではその話にはふさわしくないかもしれない。

以前は何年かおきに再放送していたこのドラマ、最近見ないなあ…

2008.9.16 [火] 11:03 am

とあるSNSの招待状をくれた先輩にメールを出してみた。
で、返事をいただいたのだが、な、なんと、招待状はご本人から出されたものではなかった(驚)

先輩が登録したら、連動しているホットメールのアドレス帳に載ってる他の人にも招待状が自動的に出されてしまったと・・・それを防ぐ方法もあるらしいが、とりあえず登録を見送っていてよかった。

しかし、久々に連絡をとった先輩はものすごく元気だった。
最後にお会いしたときは、還暦すぎて中国の某大学に招かれて行く直前だったのだけれど、今は別のお仕事を楽しそうにしている。
あやかりたいものだ。

 ※

久々に『白州正子のきもの』を開く。
裾廻しにも独自の好みが反映されていて、楽しい。

そして思い出す・・・眠らせていた黄八丈(といっても、私のはモドキ)を仕立てるときには、この本に載っていたものを参考に、裾まわしを紫にしようと思っていたのにー!
なのに、すっかり忘れ果て、無難な色で頼んでしまった。
あああ・・・
達人でもない私には、無難な方がいいと思ったり。
でも、達人でないからこそ、達人にあやかってみたかったと思ったり。

2008.9.15 [月] 10:12 pm

祝!金メダル>車イステニス、国枝選手

2008.9.14 [日] 

西原理恵子さんと勝間和代さんの『最強ワーキングマザー対談』を読んでいたら、近年女性のスカート率が減っているという話題がでてきた。
勝間さんのコメント「ストッキングが伝線するから、管理するコストが高い」。
おお、私だけじゃなかったのね、そう思ってるのって!(笑)

この対談シリーズ、NGOのことやグラミン銀行のこと、発展途上国への援助についてなどにも話題が及んでいます。
シビアで具体的な話、それに対する現実的対応策についても語られており、そういう点でも面白いです。

 ※

パラリンピック、若い人の競技ももちろんだけど、48歳初出場銀メダル(アーチェリー)、60歳銅メダル(円盤投げ)にわくわく。
60歳の大井選手は次も目指すそうだ!

車イステニス、ダブルス(国枝・斎田)は銅メダル。
国枝選手は明日シングルで決勝戦。
走り高跳びの鈴木徹選手は5位。

2008.9.14 [日] 

大島の単衣を数ヶ月ぶりに着る。
祖母が嫁入りに持って来た大島は何枚かあったのだけれど、今でも着られるのは一枚だけ。

他のものは、何度となく洗い張り、仕立換えを繰り返されて、もはやそのままでは着物になおせない状態。
「はぎはぎ」で作ろうかとも思ったけれど、
「高くつくから、やめときな」
と、とある古着屋のおばちゃんに言われ、気持がなえてしまった。
(でもまだ諦めきれていないのだけれど)

私の寸法になおしたこの単衣も、かなり薄くてガーゼのよう。
もう数年したら袷にして、それでおしまいかな。

帯は春の月日荘のイベントで一目惚れして散財した、三橋工房の麻の名古屋帯を。
この春〜夏はこの帯しか締めていなかったような気がする。

 ※

着物はそうやって仕立て直し、受け継ぎ、というところが好き。
私はそうなのだが、全然違う人もいるらしい。
けれども、それはそれで潔いことなのかもしれない。

数年前、遠縁の人の家で飲んでいる時、お姑さんの形見を見てみる?と誘われた。
ちょっとはしたないか?と思わないでもなかったけれど、お互い酔った勢い、見せてもらうことに。

かなりの数を処分して、でもまだこんなにある、と開かれた箪笥の中には、手の込んだ大島の訪問着やら、誂えたという綴帯やら、ちょっとびっくりするような品々があった。
中でも80歳代半ば、人生最後に作ったという長襦袢が印象に残っている。
真っ赤な地に白い鶴が飛び交うかわいらしいもので、その年齢でそれを選ぶ気概、同じ女として見習わなくては、と思ったりもする。

ところで、それらの着物は持ち主の好みだったという元禄袖に統一、寸法もかなり小さい。仕立て直しも難しいらしい。
持ち主は、自分一代限りのもの、と思っていたのだろうか?
私にはとてもできないことだけれど、もったいないとも思うけれど、反面いっそ気持いい思い切りだとも思う。

2008.9.13 [土] 11:57 am

覚書

第58回【舞楽と管絃の会】公演
●主催:中部日本雅楽連盟
●2008年10月7日(火)午後6時30分〜8時30分
●名古屋市芸術創造センター(地下鉄「新栄町」下車)
●入場無料
●曲目 管絃:三台塩急   舞楽:埴破 打球楽 右方抜頭

2008.9.12 [金] 9:15 pm

『シネマきもの手帖』(森恵子、同文書院)を読んでいたら、『眠り狂四郎』のあの黒い着流しについて書かれていた。
はじめは黒羽二重だったが、ぞろっとした感じになった。
そこで、第二作からは塩沢御召に換えたのだそうだ。
また、やくざものをやる時と狂四郎の時では着物の寸法も換えていたという。
こんど見直すときに注意してみよう。

 ※

この本、絶版?同文書院のHPにも載っていなかった。
残念。

2008.9.11 [木] 9:18 pm

「HERS」を立ち読み(立ち読みばっかりしてるな、私・・・)
今回の「きもの こつと粋」のテーマは髪型。
和服時の髪型を「松・竹・梅」とわけて、TPOに合わせることを勧めていた。
で、この髪型が正統派で、うつくしい(正直なところ、一部、難しい・・・少なくとも私には無理、というのもあったけど)。
このページのためだけに雑誌を買おうかと思ったくらいだ。

 ※

先日の『おしゃれ工房SP』で紹介された「関口千恵」について、もっと知りたくなり、『日記が語る19世紀の横浜 関口日記と堤家文書』(横浜開港資料館)を読む。

関口千恵は横浜生麦村の名主の娘に生まれ、幼くして江戸に出て武家屋敷に奉公する。
成長して商家に嫁ぐが夫が病死、その後、夫の弟と再婚(昔はよくあったらしい)するも、数年で離縁してもらい、大奥勤め、その後故郷に帰るがたびたび大奥にもあがっていた。

読んでみると、いわゆる「封建時代の女」のイメージから遠くて、驚く。

ところでこの本の中に、千恵の死後、知人に形見分けされた品のリストが載っていた。
紋付、縮緬の小袖など、高級そうなものもある。
同時に、「はぎはぎ下着」「縮緬はぎはぎ胴着」「はぎはぎ小幅帯」なんてものがある。
「はぎはぎ」という表現に、どれだけ「はぎはぎ」だったんだろうと想像してしまう。

また「縮緬腰巻」というのも・・・腰巻も人にあげちゃってたのね。

昔はきものが大切にされていたというのは読んだことがあるけれど、なるほど本当だったんだなあと思った。

2008.9.10 [水] 9:03 pm

「七緒」熟読。
通信販売のページに、東京松屋の江戸からかみを使った文庫が載っていましたね。すてきでした。
うちのすすけた襖を張り替えたい気分がむくむく・・・

「クロワッサン」は立ち読みで(スミマセン)。「着物の時間」のコーナーには、吉右衛門さんが、濃い茶の結城縮に絽と紗の間のようなと説明されている羽織で登場。
か、かっこいい。意外な色の羽織ひもが、ぱっと全体を明るくしていて、さすが。

それにしても、そろそろ「着物の時間」をまとめたムックの第二弾を出してくれてもいいんじゃないだろうか。
 
 ※

図書館で「シネマきもの手帖」(森恵子、同文書院)を見つける。まだぱらぱらめくっただけだけれど、充実した内容(時代考証、衣装の見所についても書かれている)、写真図版も多く、おもしろい。
一緒に借りた「チョンマゲ江戸むらさ記」(ペリー荻野、ほりのぶゆき)と一緒に三連休のお楽しみ。

 ※

片付けをしていたら、昨年秋に名都美術館で開かれた「櫛簪秀品展〜華麗にして優雅なる胡蝶庵コレクション」のリーフレットが複数出て来た。

会期最終日くらいに行ったので、余っていた無料配布のリーフレットを係員の方に余分にいただいたのだった。
無料配布とはいえ、かなり見応えがあるもので、誰か、きもの好きな方にさしあげようと思ったまま、しまい込んでいたのだった。
・・・りすが埋めた木の実を忘れ去っていたような感じ?

どなたかご覧になりたい方がいらしたら、伝言くださいませ。

2008.9.9 [火] 9:29 pm

以前の職場の大大先輩の名前で、「hi5」なるSNSへの招待状が届く。
でも、周囲でこのSNSに入っている人がおらず、どういうものだかよく分からず、そのままに・・・

検索したら、どうも海外では有名なネットワークらしいのだが。

ひとまず、普通にメールでご挨拶することにしよう。

2008.9.8 [月] 9:51 pm

「七緒」見ました。
すてきです。吉田さんの作品をいつか生で見たいです。

ところでハートを射抜かれたページがもうひとつ。東郷織物のマリン?という感じのボーダー大島。
むやみに横縞好きなので、もう目が釘付けになってしまいました。

そして「七緒」別冊で、大久保信子先生の着付けの本が出るのですね(10月10日発売)。楽しみです。

 ※

思い出したらたまらなくなって、京都「下河原 阿月」の三笠を送ってもらう。
うまーい!
久々に食べたけど、ほんとにおいしい。けっこうなボリュームなのだけど、食べても後味すっきり。満足です。

2008.9.7 [日] 5:22 pm

パラリンピックの開会式のダイジェスト版を見る。
「ボレロ」、子供たちの群舞、聖火台への点火、見ているうちに不覚にも涙してしまった。

だけど、オリンピック開会式を見た時と同じく、やはりもやもや感もあり。

 ※

呼びつけられて、道無き道、洒落にならない山道を通って田圃へ。
萩やフジバカマ、すすきが両側から車体をこする。トンボやバッタが飛び交って、うっかり窓を開けると飛び込んできそう。
秋ですね。

 ※

P.Gウッドハウスの、ジーヴス&ウースターシリーズを読みはじめる。
第一次大戦後のロンドン、上流階級に属するバーティー・ウースター(ルックスは良さそう、「金のハートの持ち主」で、お金もあるのに「頭は残念」)と、その従僕ですべてにおいて完璧な「比類なき」ジーヴスのコンビが繰り広げる珍事件の数々。
勝田文が漫画化したのも面白いんだけれど、小説はまた面白い。
中野翠が『今夜も落語で眠りたい』で、ウッドハウスの面白さを落語のそれに例えていたけれど、そんな感じ。
軽妙洒脱とか、ユーモアってこういうことを言うんだろうな、と思う。

2008.9.6 [土] 

世田谷フィルムフェスティバル、今回は市川崑特集だそうです。
撮影に関係したものの展示(絵コンテ、金田一耕助のトランク、すけきよのマスクとか)の他、『おとうと』『細雪』『炎上』『ビルマの竪琴』『犬神家の一族』『黒い十人の女』などの上映会とトークショー(有料)もあり。

いいなー。

市川崑といえば、高峰秀子の『わたしの渡世日記』にも登場していた。若い頃、高峰家に下宿していたんだそうだ。

この『わたしの渡世日記』、すばらしくおもしろい!
そして、よくこの女性は生きてこられたなあ(“苦労”なんて言葉では言い表せないような、たいへんな人生)、よく生き抜いたなあと思う。

 ※
古いビデオで雷蔵の『好色一代男』を見る。
とことんアホで、女と見たら惚れて尽くす世之介は面白い。
女優陣もきれい。
んだけども、映画が製作された時代(1961年)の影響か、
「女がかわいそう」「侍が悪い(=社会が悪い)」みたいな台詞が出てきて、ちと興ざめ。

2008.9.6 [土] 6:43 am

おお、そういうお名前でしたか。>しょうさん
見逃していた名前がわかったので、検索してみたら、安直樹さんのHPがありました。
試合の動画も。

 ※

昨夜、ぽちっとテレビをつけたら、
教育テレビ 北京パラリンピック 限界に挑むアスリート〜進化する障害者スポーツの世界〜という番組が。
(再放送 9月6日(土) 17:00〜17:49総合テレビ)

北京パラリンピックに出場する日本の選手、その環境などを紹介していました。
義足で二メートル跳ぶ走り高跳びの鈴木徹選手、フェデラーに「自分よりも年間グランドスラムに近い」と言わせた車イステニスの国枝慎吾選手(確認したら、既に四大大会制覇、世界ランキング一位!)が紹介されていました。

番組中で言われていたように、スタートはリハビリだったものの、ハイレベルの選手は本当にかっこいいアスリートという感じです。

2008.9.4 [木] 8:35 pm

島根旅行、いいですねえ。
大好きなところです。

出雲大社からちょっと歩いたところにある稲佐の浜も、すがすがしくて、いいです。
あと、一畑電鉄に乗って宍道湖を眺めながら松江へ、とか。城下町の風情が楽しめます。
松江からバスに乗ったところ(小一時間?)にある、八重垣神社もすてきです。
松江の和菓子や、海の幸(湖畔の皆美館の鯛飯は感涙)ももちろんおいしいです。

その他、旅好き・山陰好きの友人が教えてくれた
山陰観光案内にいろいろと載ってました。



この地方を舞台にした錦織良成監督『白い船』、田舎の少年たちの冒険の映画(とか、若い女性教師の成長物語でもあり)で、地味な作品ですが、好きです。

2008.9.3 [水] 8:54 pm

今日の昼間も豪雨。
どうなってんだ。
新米は数日前に第一弾がとれたのだけど、その後、刈取り作業が進みません。

 ※

「いくさ語りの世界」語り・芸能と国際シンポジウムなんてのが。
絵解き、平家琵琶などの舞台も見られるようです。歴史好き、芸能好きにはおもしろそう。

 ※

『クローズアップ現代』の今日のテーマは「進化する障害者アスリート」。
びっくりすることだらけだったのだけれど、中でも驚いたのが、車椅子バスケットボールの世界。
スピードがあり、ダイナミックで、ファンもたくさんいるというのも納得できる。
イタリアではリーグがあって、年収一千万円を超える選手もいるんだそうだ。日本からイタリアに渡って活躍する選手も登場していた。
パラリンピックの放送を見るのが楽しみになった。

2008.9.2 [火] 8:25 pm

またしても大雨!
うちは降っていませんが、遠くの空がぴかぴか、花火の夜のように明るくなったり、暗くなったりしています。

2008.9.1 [月] 9:26 pm

関東大震災の日、台湾出身の友人のおじいさんは、奥さんを伴って東京に留学中だったそうです。
下宿先はそれほどの被害でもなかったものの、例のデマが飛び交いはじめて、不穏な雰囲気になり、知人の家の床下にしばらくかくまわれていたそう。

9月1日になるとその話を思い出します。
天災は防げないとしても、人災は防がなくては。

2008.8.31 [日] 

私的日本一うまい三笠のことを思い出していたら、私的日本一うまいロールケーキが家にやってきた。生地からしてプリンみたいです。クリームもたっぷり、値段も1000円以下。日本酒ケーキなんてのもあって、これはお酒に弱い人だと酔っぱらうくらい、本気で日本酒が含まれてます。お取り寄せ可。
デパートとかに入っている都会のお店ではなくて、田舎の知る人ぞ、というところですがおいしいです。

 ※

手元の反物を私もなんとかしないと!
そして着ないと!
それで、まず着物を自前で買うようになった頃にセールで購入した黄八丈をやっと仕立てに出す。

黄八丈といっても、本場物でなく、モドキ。
そしてその頃は、本場とモドキの違いも相場も知らなかったのよね・(そういうことを教えてくれても良かったんじゃないの?とその呉服屋さんに対しては今でも思う。)
でも、ま、気に入っているので、出来上がって来たらこの秋は着たおそう。

2008.8.30 [土] 11:03 am

水害に遭われた方、お見舞い申し上げます。
うちは大丈夫でしたが、通勤路はかなりヤバかった。
そしていまだに雷がごろごろなっています。

 ※

みなさんの日記に反応して、おなかがぎゅるるるる・・・

京都下河原の阿吽坊!>Kさん日記
ずいぶん前に一度伺ったきりですが、たいへんおいしゅうございました!

そのすぐ側の「下河原 阿月」の三笠は、私の中では日本一おいしいどらやきです(あ、どらやきじゃなくて、三笠か)
地方発送もしてくれます。おつかいものにしても大好評です。
と、書いているうちに、自分が食べたくなってきた・・・

 ※

『美の壺』男の着物、うとうとしながら見ていました。
でも人形作家の方の手書きの羽裏はしっかりと見ました。すてきでした。
印伝の帯というと、紬に印伝で模様付けしたという帯は見たことがあって、それか?と思ったのですが、番組で紹介されたのは、鹿革の、正真正銘印伝だったのですね。びっくり。

2008.8.28 [木] 7:26 pm

アフガニスタンの伊藤さん、本当にお気の毒です。
ご冥福をお祈りします。

お父様の、よくやったと言ってやりたい、息子を誇りに思う、という言葉が胸に響きます。

2008.8.27 [水] 『おしゃれ工房スペシャル』

NHK教育『おしゃれ工房スペシャル』「江戸の女性のきれいを磨く」という放送が、今。
再放送は今晩9時です。

篤姫や和宮の小袖も紹介されています。刺繍についても。

 ※

おもしろかったー!
内容は、篤姫の作ったという細工物(上手だった)、江戸時代の大奥の衣装(篤姫、和宮が実際使用した小袖、ドラマ内で用いられている衣装など)、ドラマのセットで調度について解説、髪型、化粧法などについて。

特に小袖に施された刺繍についての説明に、ふむふむ、とうなずく。

びっしりと刺された刺繍は精巧で、京繍いの職人さんが、
「私が一人でやったら一年はかかる」
「昔は刺繍をする人も多くて、分業したのだろうけれど」
ということを話していた。

また、糸や刺し方が、今はほとんど使われないものだそう(その職人さんが刺している映像によると、まず下繍い?し、その上から撚りをかけない糸で平繍い?するので立体感が出る)。

でも、この技法は、刺繍部分が傷みやすそうでもある。いや、大奥の方は傷むほど着なかったのかな。
(大奥勤めもあるレベルになると、年間60両=約600万円の衣装代がもらえたそうだし)

また、三井越後屋の台帳に残った記録(三井文庫に残っているらしい。それによると、大奥からの御用をうけても、納得のいくまでいいものを作ると、ほとんどの場合損が出た、とか)も面白かった。

あと、刺繍が武家に好まれる技法だった、とか、金糸が武家に好まれたという説明があった。
のだけれど、それが何故かは説明されず。

化粧については、KWになっている伊勢半のミュージアムや、江戸時代の化粧マニュアル本が登場した。
それによると、紅花から採った紅は塗り重ねると玉虫色(笹紅と呼んだそう)になるのだが、紅は大変高価なもの。
なので、一般のそれほど富裕でない女子は、唇に薄く墨を塗ってから紅を重ねたりしたそう。
番組では、紅を塗り重ねた場合と、墨を下塗りした場合を比較していたが、素人目にはほとんど違いがわからなかった。

番組最後に、横浜生麦村出身の関口千恵という女性が紹介された。
江戸時代後期に生麦村の農家の娘として生まれた千恵は、江戸の商家に奉公し、その後御殿奉公、結婚。30歳ころ夫が死ぬと婚家から離縁してもらい、将軍家斉の側室の部屋子として大奥に再就職した。
10年勤めて実家に帰ったあとも、大奥から助言を求められたり、年に一度は大奥に上がったりしていたそう。
すごい。そういうことが可能だったとは。

 ※

ところで、案内役の女優さんにハラハラ…
天璋院の腰巻に顔を近づけ、ほとんど指を触れんばかりにしてしゃべっているのだが、指先で刺繍糸をひっかけるんじゃないか、くしゃみをするんじゃないかと、見ていて気が気ではなかった。

「小袖展」の名古屋展でも、同じようにしている観客がたくさんいて、見るたびにハラハラしたのだけれど…

触れるほど近づきたいという気持はわかるけど、長い年月を経て残っているものには、さらに長く残ってほしい。そのためにはやはり、配慮がほしいと思う。

2008.8.27 [水] 

家ではまだ息子の「ムーミン」祭(笑)が続いている。
親は親で何か見ようと、古いビデオを引っ張り出し、ひとりで市川雷蔵の映画を何本か。

特に面白かったのが「濡れ髪三度笠」。
雷蔵が旅がらす、いい仲の姐さんが淡路恵子、売られていく村の娘が中村玉緒、若様が本郷功次郎。
特に内容がどうの、というのではなくて、とにかく楽しい。「お約束」だらけなのだけれど、それがいい感じ。

で、見ていて、おーっ、と思ったのが、登場人物の浴衣。
8月に公開された映画ということで、画面にはスイカが出てきたり花火が出てきたりするのだが、登場人物も宿に泊まる度に浴衣になる。
すべて紺白の浴衣なのだけれど、ものすごーくかっこいい。
特に雷蔵と本郷功次郎の着る浴衣がすてき。
幾何学模様だったり、網目に魚?だったり、渦巻きだったり。
一番すごかったのは、雷蔵の着ていた絞りらしいもので、大部分が匹田、左肩からぐるりと背中を回って右肩に、大きな魚が白く浮き上がっているというもの。
ほれぼれ。

2008.8.26 [火] 

今日までの催事に、京都から「やゝ」さんが来ている。
昨日見せてもらったあの帯が、夢に出てきた〜

 ※

『質屋蔵』(CD、『枝雀独演会』)を聴く。
かつぎの呉服屋さんが、黒繻子の帯を長屋のおかみさんに見せて、
「祝儀不祝儀で重宝します」
「柄にはやりすたりはありません」
なんて説明するくだりを聞き、宮尾登美子『錦』を思い出す。
『錦』にも、若き日の龍村平蔵が最初に黒繻子の帯を商う場面があった。
確かに、昔の一般庶民の女がいい着物で出かけるなんて、祝儀か不祝儀くらいなことだろうし、そういったところではものすごい礼装など着ることもなく(たとえ持っていても、着たら親類縁者の注目の的になってしまうだろうし)、せいぜい帯をちょっとよくするくらいだったのかもしれない。

ところで、この落語に出てくる担ぎの呉服屋さんのセールストークとか、つい買っちゃうおかみさんとか、おかみさんが亭主に安く値段を言っちゃうところとか、ものすごーくリアル。
ていうか、既視感?(笑)

蔵の化け物たちの姿も、妙に納得がいき、昔の人たちには蔵とか質屋とか、なじみ深かったんだろうなと思った。

2008.8.25 [月] 9:08 pm

明日は亡くなった祖母の誕生日。
最後の誕生日は入院中で、持っていったショートケーキを一緒に食べたんだなあと思いだす。

私の喪服一式は、祖母が用意してくれたものだった。

喪服は、喪に使う前に、正装として(なにせ五つ紋だから)お祝い事でおろしておくといい、と年上の友人に教えてもらった。
その友人は、戦前の東京で修行した長唄の師匠にそう教わり、舞台で袋帯を結んで下ろしたそう。

その話をして、自分も何かの機会に…と言ったところ、祖母に大反対された。
曰く、
「これは、自分の葬儀の時に初おろしするために用意したものだから、それ以外でおろすことはまかりならん」

その時は、呆れるやらおかしいやらだったのだけれど、いざその時になったら、私は妊娠中でかなり腹もせり出し、普通にはとうてい着られず、困ってしまった。

そんなときの着付け方法は、誰に聞いてもわからず、そのうち、「無理にきものにしなくてもいい」と言われ。

それでも、諦めきれず、当時ちょっとだけ通っていた、らくやの着付け教室に電話で訊ねた。
最初、お店にいた杉山優子さんが丁寧に教えてくれ、電話を切った直後、お店に来られたという石田節子先生自ら電話をくださって、いろいろ教えていただいた。
感謝してもしきれない。

2008.8.21 [木] 

あいち女性国際映画祭が今年も開催されます。
成瀬監督作品もスクリーン上映されますよ。
この映画祭で上映されるドキュメンタリーも毎回面白く、今年は赤坂小梅の生涯を追った「小梅ねえさん」、日本人初の女性心理学博士を紹介する「心理学者 原口鶴子の青春」という映画も。

何年か前までは、澤登翠さんの活弁と楽団による無声映画上映もあったのだけれど、このところはお休みみたい・・・再開してくれないかなあ。

 ※

『美しいキモノ』を立ち読み(スミマセン)していたら、『篤姫』特集ページが。
通常ドラマで使用される打掛の袖は短いが、篤姫が二十三才まで振り袖を着ていたという記録があり、今回は振袖の打ち掛けを新調したそう。
またドラマ内では大奥に入るまでの篤姫は織の打掛け、大奥に入ってからは染めと繍いのものにしたそうです。

2008.8.20 [水] 

そうですよね!>小袖展

大河ドラマ『篤姫』で、この数回、刺繍入りらしきものを着ているのを見た以外は、大奥といえば織の豪華なものを着ていますよね。
でも、明治以前は錦は主に打掛け用に織られた、というような説明も読んだ気もするのですが、どこでだったのか思い出せません〜

 ※

外来診察へ。
異常なしということで、よかったよかった。
しかし手術跡がケロイドになりやすい体質ということで、それを改善する内服薬をもらう。
ケロイドは、傷を治そうとしてコラーゲンが過剰に出て来くることが原因だそう。
私の体内にそんな余分なコラーゲンがあったとは。
というか、コラーゲン諸君、そんなことをしている暇があったら、目元とか口元とかの小じわのフォローをしてくれ。

2008.8.17 [日] 幕末太陽伝&ムーミン

図書館でビデオ発見。
長いこと見たいと思いながら見られなかった映画なので、喜んで借りてくる。

ものすごーく面白い。
昔の映画なのに、違和感ない。
世の中の暗い部分もきっちり描かれていて、死と隣り合わせのような佐平治の表情とか、すごい。
それでいてストレートに面白い。

女優陣も美しい。
お歯黒も、落とした眉も、こうやって見ると色っぽいねえ。

居残り佐平治(フランキー堺)が、ひょいと投げた羽織に袖を通すシーン。
そういえば、『鬼平犯科帳』TV版にフランキー堺が出演した回で、自分でこのパロディをしてたっけ(そこではうまく着られなくて、「昔はできたんだけどなあ」とか言っていた)。

 ※

同じく図書館で、息子用に借りて来たビデオとDVD『楽しいムーミン一家』。
70年代、私が夢中で見ていた『ムーミン』とは別の物で、90年代に作られたもの。
今回初めて見たのだけれど、なるほどこちらの方が原作に忠実。
そして思っていたよりずっと丁寧に、安易な刺激に走ることなく作られていた。

ところで驚いたことが二つ。
一つ目。10代後半の女子たちと話していたら、
「ムーミンって、リアルタイムでは知らないからなあ」
と言われたこと。
そうか、90年代というのは10代の子には既に「昔」なのよね。

二つ目。
ウィキペディアで知ったのだけれど、ミイはスナフキンの叔母さんだった。
そしてムーミンとフローレン(ノンノン)は別の種族だった・・・

2008.8.16 [土] 

常葉菊川×智辨
途中、常葉菊川にばかすか点が入り、唖然。
特にどっちの応援をするわけではないけれど、なんじゃそりゃー、という展開で、13×2に。
しかし8回、9回に智弁が10点まで追い上げる。
点が入るたび、智辨の選手たちが嗚咽していて、もらい泣き。
結局13×10で試合は終わりましたが。

小・中・高校生のスポーツを見ていると、レベルの差はあれ、「負けること」も一つの学びなのかと思う。
勝ったり負けたりを通して、客観性とか計画性とか、なまじなことではへこたれないような気持のもっていき方とかを覚えるのかな、と。



DMより、覚え書き。

第7回合同雅楽演奏会
名古屋雅楽会・若竹雅楽会・舞楽はなのみち会
●8月24日(日)
●千種文化小劇場
●13:30〜15:00
●無料

第130回記念 大呉座の市
●名鉄百貨店本店
●8月20日(水)〜26日(火)
●各種呉服、リサイクルきもの(京都/やや、東京/山田屋、大阪/寿屋、神戸/最旦館)
「むら田」も参加。

2008.8.15 [金] 

塚田選手に感動。
直後のコメント「これが結果です」
そして笑顔を見せた表彰台(時折泣きそうになるものの、それを押さえ込んで)。
負けたのは残念だけど、すてきでした。

2008.8.15 [金] 1:25 pm

NGO沖縄アジアチャイルドサポートの代表理事・池間哲郎氏の講述録を、知人からもらう。

貧困も戦争も、今も世の中にあり、忘れてはいけないのだけれど忘れがちになる。

2008.8.14 [木] 

北島選手!
Liveで見逃してしまいました〜
でも、録画で見てもドキドキする、すごい泳ぎでした。

 ※

甲子園、大阪桐蔭×愛知東邦。
こちらは見逃さないぞー、と思っていたのに・・・
昼寝していて、テレビつけたら7回裏。
しかも桐蔭7点、東邦0点?!

でも、そこからの東邦の追い上げがすごかった。
きっちり守ってがんがん打って、最終的に5点まで入れていた。
そして印象的だったのが、ピッチャーはじめ、メンバーの表情。
0点の時でも楽しくてたまらないという笑顔で投げていて、おばちゃん、もー、目頭熱くなっちゃったよ・・・

2008.8.13 [水] 玉藻の前

岡本綺堂の『玉藻の前』
殺生石伝説を下敷きに描かれた小説です。
あの伝説の悲しい面を描き出していて、なんであの話が人の心を奪うのかが納得できます。

で、昨日書店で立ち読みをしていたら、波津彬子さんがこの『玉藻の前』を原作にした連載を始めていました。
ちょっとうれしい。

 ※

ごろごろと、小説呼んだり、漫画読んだりしているわけですが。
この夏の私の心のベストテン第一位は『うさぎドロップ』(宇仁田ゆみ)。
30歳独身彼女なしの「大吉」君が、死んだ祖父の隠し子(6歳女児)を育てることになる、という話です。
この大吉のキャラクターがすばらしい。
また、男女年齢問わずに考えさせられることがたくさんあります。
そのうちドラマ化するんじゃないかな、ていうかして欲しい。したら見る!

2008.8.13 [水] 『名探偵芥川龍之介と夏目漱石』

中日新聞11日夕刊芸能欄『エンタメモ』より。
宮崎駿監督が、こんな構想を記者に話したそう。
「漱石山房や大震災前の東京の風景なんかはきちんと描いてね。学生時代のさわやかな竜之介は、一番のヒーローだと思う。」
「見てくれるのは三千人くらいかなあ」

見たい!

 ※

芥川作品の私の一番のお気に入りは、未完の『邪宗門』です。『地獄変』の続編。

 ※

おお、男子の前髪!
名古屋地区だけかと思ってましたが、他の地域の男子もダッカールとか使うのですね。
今年は見なかったけれど、昨年あたりだと、登下校時にさえしている男子もいたし。
それどころか、女子に「忘れちゃったー。予備持ってない?」「あるよ。貸してあげるー」とやっている男子もおります。

2008.8.12 [火] ユニクロ×北斎漫画

ユニクロ×北斎漫画というTシャツが。
http://ut.uniqlo.com/...

芸艸堂の木版画をもとにしているそう。
芸艸堂は河鍋暁斎の本も出しているので、そのあたりのTシャツも作ってくれないかな。

2008.8.12 [火] 高校野球など

ハハの気分で見てしまいます。

昔風の白地に校名だけ、というユニフォームっていいですね。
ベンチ入りできなかった野球部員が、帽子もかぶらず応援しているのも(熱中症が心配だけど)けなげ。
眉毛をいじってない選手も、いじり過ぎな選手も、それはそれでよし。

練習したって甲子園に行けるとは限らない、甲子園に出たってプロになれるとは限らない、プロになったからといって成功できるとは限らない。

でも、続ける、っていいですね。
野球にしろ、他のスポーツにしろ、もちろん勉強や他のことにしろ。
若い子にしろ、大人にしろ。

 ※

図書館で借りて来た『雨月物語』(溝口健二監督)を見る。

衣装や化粧に能が取り入れられていて(この世の者ではない感じを出したかったのか?)、どの方が協力したのかな、と思ったり。
(黒澤明『乱』では金春流・本田光洋師が能関係の指導をしたそう。やはり着付けはプロでないと難しいらしい)。

幽霊役の京マチ子を見て、眉毛を剃ってしまうのが美しく見える場合もあるんだ、と思ったり。
(塚本晋也監督『双生児』で、眉毛なしの人がぞろぞろ出てきた時には、まったく納得できなかったけど、この古い映画では置き眉がたいそう美しかった)

また、白黒映画にもかかわらず、色彩が感じられて、なるほどすごい映画だったんだ、と納得。

2008.8.11 [月] 船弁慶

『船弁慶』、大好きな能です。歌舞伎にもなってます。
シテは前で静御前、後で知盛(なので、初めて見た時には、静御前の怨念が知盛の亡霊を呼んだのかと思いました・笑)

この曲の、知盛の亡霊と弁慶の対決のパロディが、先日聞いた落語『舟弁慶』に取り入れられています。

で、いろいろ、考えることがありました。

 ※

先日きいた時は、この部分があんまり能がかってなく、ちょっと中途半端に、迫力不足に感じられて残念だったのだけれど、それは、たまたま自分が元ネタが大好きだからそう思ったのか?
この噺がつくられた当時は、元ネタが広く知られていたのだろうけれど(だからこそ取り入れられたのだろうけど)、現代ではどれくらい認知度があるのだろうか?

 ※

ことばについても、いろいろ考えることが。

CDで聞いていた時には、「割り前」「いかき」という言葉が出て来て、現代の人に通じるのかな?と思っていた。

先日は「割り前、割りカン」、「いかき、ざる、ね。いかきの・・・」と、現代でも通じる言葉をさりげなく挟んでいて、なるほど工夫してるなー、と思った。

でも、落語にはこの手が使えても、狂言や能には無理だよな・・・

 ※

言葉や感覚の変化は当然あることで、昔の言葉が通じなくなることなんて当たり前なのだけれど、そういうことに出会うと、ついついいろいろ考えてしまう。

2008.8.10 [日] 小田原提灯

以前、家庭画報だったか婦人画報だったかに、林真理子さんが書いていたこと。

芭蕉布だか上布だか、とにかく張りのある夏の着物を着たら座っちゃいけない、きものの皺が「小田原提灯」みたいになる、とお友達に言われたとか。

『きものサロン』2005年夏号にあった、自然布の衣を着るときのアドバイス(p175)。
皺になりやすいので、水スプレーを持参して、皺部分に吹き付けて引っ張ったりするというもの。

そんなのを読んでいたにもかかわらず、しっかり正座して、スプレーも持っていなかった昨日のワタクシ。
さぞ巨大な、動く「小田原提灯」に見えたことだろう、と、着物を畳みながら反省。

2008.8.9 [土] お笑いまん我道場 名古屋篇

桂まん我さんの『お笑いまん我道場 名古屋篇』へ。

色事根問(笑福亭呂竹)
平林、お玉牛、舟弁慶(桂まん我)

楽しかったです。
あほうを、楽しく明るく屈託なくやれるって、いいですね。
と思えば、あら、この方も思いの外やさぐれてましたよ。

大笑いできて、ますますファンになりました。

次回『お笑いまん我道場』は大須演芸場で。
11月11日(火)18:30〜
2,500円

 ※

今日の会は、行こうかよそうか、行けるか無理か、ぎりぎりまで迷っていたのだけれど、思い切って行くことに。

で、せっかく出かけるなら、と、これも「生きていたら着ましょう」(<-大げさな・笑)と思っていた麻小紋(青土の麻×一衣舎の更紗)をやっと初おろし。
ぎりぎり迄迷ったので、帯はてきとー(色が合わなかったけど、まー、仕方ない)

思い切って行ってよかったです。
笑ったり泣いたり、着物着たり。
これって、よく考えれば、生きて体力あって、(それなりに)平和な地域に住んでいればこそできること。
そういうことに、感謝。

2008.8.9 [土] いろいろ

開会式で打ち上げられたスマイリー君の花火を見ながら、スマイルしている場合じゃなかろう、と思ったり。
とはいえ、チャン・イーモウ監督はやはり好きだ、と思ったり。

紛争のいろいろについてもだけれど、人工的に天候をコントロールすることに対しても恐怖を感じたり。

2008.8.8 [金] 麻 その他

私の「いつかいつかリスト」(笑)に載っているものの一つが、麻の礼装。
男物は現代モノでも見たことがあるけれど、女物はアンティークでしかお目にかかったことがない。
たとえ誂えることができたとしても、私の生活では着用機会もなさそうなのだけれど、あこがれです。

 ※

礼装ではないのだけれど、家にあった古い古い麻の着物。

一枚は、祖母の娘時代の小千谷縮。
曾祖父が農業のかたわらしていた保険代理店の関係で、お中元としてもらったとか。
一般の家庭でも、反物がお中元として機能するような時代(大正末だか昭和初期だからしい)の実例に出会って、おもしろかった。
黄色にナデシコが散らされた柄で(そして祖母が気まぐれに描いた銀色のトンボなんかも飛んでいて)、なかなかいい感じ。
なのだけれど、ずーっとタンスの底にあったせいか、広げたとたんに肩山やら袖山やらが裂け、ずたずた、ぼろぼろ、ほろほろ・・・

もう一枚。
やはりタンスの底にあった麻の着物。
なんだかよく分からないのだけれど、蝉の羽のようで、ちょっといいものらしい。
こちらは生地もしっかりして、まだまだ着られそう。

聞いたところによると、若くして亡くなった大伯母の形見らしい。
その時代、農家の嫁の身では、夏に長着でどうこうという機会は少なく、その上病臥も長かったそうで、弟の嫁にあたる祖母の手元に来た時には、袖を通した形跡もなかったという。
嫁入り道具に持たせた曾祖父母や、大伯母のためにも、私が着ます!と言いたいところだけれど、身幅が・・・
辛うじてきることので着た数年前のサイズにまで、なんとかしぼらなくちゃ(汗)

 ※

麻畑サポーターのHP、見てきました。
その話を母にしたところ、
「むかしはうち(愛知県)でも作ってたよ」という返事があって、ちょっとびっくり。

昭和20年代まで、母の実家でも栽培していたそう。
育った麻を刈り取り、葉っぱや小枝は切り落として、ため池に放置。
余分な部分が腐敗して落ちた頃、引き上げて、洗ったり叩いたりして繊維を取り出し、牛の手綱やら作業用の綱やらを作っていたそうだ。

 ※

ゴーヤー。
私が子供の頃は、「レイシ」と呼んでたっけ。
ご近所の庭で、夏になると見かけた不思議な植物だった。
そのお家のお年寄りに、「熟した頃に、真っ赤なタネの周囲のワタをしゃぶると甘いよ」と教えてもらったけれども、あのタネのあまりのビビッドな赤にに腰が引けて、食べられなかった思い出があります。
今、栽培したり、店先で見かけるものとは種類がちょっと違うのか、小さい(携帯電話くらい)のサイズでした。
あの頃、今みたいにポピュラーな食材になるとは、思いもよらなかったなあ。

2008.8.7 [木] 

竪絽の蛍ぼかし、うらやましー>nさん

 ※

さて、帰宅したら、小包が届いていた。
数ヶ月前に頼んだ、某店の誂え足袋、試し用。
これを最低三回洗濯するくらい試して、具合を連絡すると、その他の足袋(6足1セットなので)が出来上がってくるというシステム。

んが!

ぶかぶか・・・
そういえば、採寸時は、手術決定前。
さいこーに足がむくんでいた時だった・・・
今、入院で寝てばかりいてむくみも解消された足で履いてみたら、えらいことに・・・(つーか、どんだけむくんでたんだ?)

もちろん、採寸してくれた若い職人さんの責任ではなく、私にも想定外のことだったのだけれど・・・いったいどーしたものだろう。

この先またむくませる?
いやそれもね・・・

この先、この足サイズがキープできる?
いや、どうだろう・・・

 ※

足袋屋さんに電話して確認。
まずはぬるま湯でのりを落とし、“地詰め”すると縮むので、それを間隔をあけて3度ほど繰り返してみてくれとのこと。
はい、やってみます。

2008.8.6 [水] 5:06 pm

ちょっくら入院&手術をすませ、十数日ぶりに娑婆の空気を吸っています(笑)
病院は冷暖房完備でいいんですが、やっぱり飽きますね。ということで、ちょっと早めに退院。
大きな荷物を自力で運んで帰宅すると言ったら、
「縫い目がハチキレてもしらんよー」
と主治医に笑われましたが、途中で綻びることもなく、無事に帰れました。

しかし、今回しみじみ思ったのは、
「日本に住んでて、よかったー」
生まれた地域とか住んでいる地域によっては、保健制度やら技術やらなにやらで、十分な医療を受けることができないわけで。

そして、この程度で済んでよかったー。
同じ病気の、もっと進行してから手術を受けた人の体験談を聞いていたら、卒倒しそうになりました。
決して重大とは思われていない病気なんだけれど、
「ほっとくと、大変なことになりますよ」
ってのがシャレにならない。

せっかく医療制度の(問題は多々あるものの)整っている地域に住んでいて、これくらいですんだのだから、今後はもう少し身体に気をつけようと思いました。
なにせ、一生ものといえば、これくらい一生もののものはないわけですものね。

そしてユニセフにでもどこにでも、ちょこっとだけでも寄付しようかと、殊勝なことも思ったり。

2008.8.5 [火] 6:38 am

竪絽や絽縮緬について、先々月、東京系某老舗の夏のセールで教えてもらったメモによると、
竪絽(6月上旬)->絽縮緬(6月半ば以降)->絽
という順序で着るそうです。
でもそれは昔ながらの話で、今はそこまで区別することも少ないから、竪絽、絽縮緬とも夏に着ても大丈夫と説明されました。
秋単衣のことは聞き忘れましたが、同じでいいのかな?違いがあるのかな?

2008.8.3 [日] 2:18 pm

『十三妹』読了。
はー。
おもしろかった。
ラスト近く、十三妹と白玉堂が対峙するシーン、久しぶりにドキドキした。すばらしい。
あとがきによると、作者は続編を構想していたらしい。実現しなかったのが残念。
同じくあとがきによると、朝日新聞連載時、挿し絵は芹沢けい介だったそう。
図書館なら1966年刊の単行本もあるだろうから、一度見てみよう。

2008.8.2 [土] 10:45 am

訳あってこもっています。
まだしばらくこの状態なので、黒田商店の催事にも行けず、ましてやきものも着られず…
ひたすら仕事と読書と落語CD。
落語は枝雀文我師弟をipodに入れて。
「昆布巻芝居」「ほうじの茶」なんてのを聞いているんだけど、文我師匠て芸達者だなあ…
(と同時に、「昆布巻芝居」って狂言「千鳥」に似てる!)

読書は「十三妹」(武田泰淳)。
中国の有名な小説に材を取った武侠小説で、あとがきによると、登場人物は宮本武蔵とか義経クラスの有名人らしい(そういえば香港チンピラ映画「古惑仔」シリーズでカレン・モクが「十三妹」を名乗っていたっけ)
で、ここに登場する白玉堂という人物が、ものすんごーく私好みで嬉しい。これは元ネタも読まなくては。

2008.7.26 [土] 8:21 pm

はっ、うっかり見逃してしまった!>「乙女のパンチ」最終回

 ※

女子ボクシングには、ちょっと思い入れがある。

ちょくちょく渡米していた時期があり、その滞在先でお世話になったのが、関西出身の美女・K姐さん。
私が出会ったときには既に引退していたのだけれど、元プロボクサーで、トレーニングは続けていた。

ガレージに近所の男の子たちを集め、ほぼボランティアでボクシングを教えたり。

腕立て伏せ中にジムに通う若者にアピールされると、にっこり笑って指立て伏せ、片腕立て伏せして撃退したり。

なかなかオトコマエな姐さんであった。

彼女がボクサーになったのは、ボクササイズに通っていたジムのオーナーに勧誘されてのことで、プロデビューは40歳ちょっと前だったときいた。

その時、まだ小娘・・・ではないけど、今より多少若かった私はものすごく驚いた。
40歳で新しいことを始められるんだ・・・

でも、その年になった今思えば、まだいろいろできるし、しなくちゃね、と思う。
まだまだ人生これからですね。
(とはいえ、ボクシングは私には無理だけど)

2008.7.25 [金] 熱闘

でした。>高校野球
最後の最後まで頑張りました。
勝てなかったけど、えらかったぞー!

でも、コールドゲームという制度はひどいなあ。
8回終了になったのだけど、そこまでいったら最後までやらせてほしい。
大逆転もあるかもしれないじゃないですか。
人生と同じでさ。

 ※

応援もすごかった。
保護者会の方々、応援団、他の生徒、こちらも連日大変だったろうなあ。

しかし屋根のない野球場って暑いですね...
野球場で見る経験なんて数えるほどしかなくて(うちほとんどがドーム球場)、知らなかったけど、ほんと暑い。
日焼け止めがんがん塗って、首に手ぬぐい、麦藁帽子、でもまだ足りないかも...とシュマーグ(中東のスカーフ)を持っていった。
箪笥の底に眠っていた義父の土産なんだけど、これのおかげで頭から上半身はばっちり日よけできました(ちょっと風通し悪かったけど)。


今思い出したけど、今日、大台に乗りました。
この日は13の月の暦でいうところの「時間を外した日」で、いわは大晦日と新年との間のような。
人生的にも平均寿命までの折り返し地点のようなとこにきて、さー、後半戦しまって行こー。

2008.7.24 [木] 2:42 am

起きてテレビつけたら、地震のニュース。
震度6強。
皆さんの日記によると、他の地域でもかなり揺れたとか。
お見舞い申し上げます。
そして、どうかこれ以上被害が広がりませんように。

 ※

Wikipediaを見ていたら、「ポニョ」の構想は鞆の浦で練られたとあった。
なるほど、と思い当たることたくさん。

広島県福山市鞆の浦、いいところです。
沼名前神社は京都八坂神社の本社だそう。
石段を登って登って振り返ると、海が見えます。

NHK『プロフェッショナル・仕事の流儀』、8月5日は宮崎駿特集だそうです。

2008.7.23 [水] 覚書

『美の壺』
NHK教育 8月29日(金)午後10時〜10時25分
テーマ『男の着物』
BShi、教育、総合で再放送あり

2008.7.23 [水] 8:10 am

ひいきの高校野球部が、県大会best4に。
明日は準決勝です。
めざせ甲子園!

 ※

なかなかドラマを見られない(こらえ性がないので、よほどでないと見続けられない)我が家で、唯一ドラマ枠になっているのが、木曜8時NHK総合。
「鞍馬天狗」「バッテリー」ときて、今は「乙女のパンチ」
南海キャンディーズの静ちゃんがボクサー役で、明日最終回です。

場面展開に飛躍があって(時間がたらないのか?)、納得いかないところもあるんだけれど、なかなかおもしろいです。
回を追う毎に静ちゃんがボクサーらしくなっていて、頑張ったんだなー、と見てます。

で、この番組サイトで知ったのですが、女子プロというのは今までいくつかの団体でやっていたものが、今年統一されたんだそうです。

てなことを顔見知りの女性と話していたら、実はその人もプロの格闘家だと判明。
かっこいい人だとは思っていたけれど、そうだったのかー!

真剣に戦う姿は、男子高校生でも、大人の女性でも、みんな、かっこいいですよね。

 ※

「聖☆お兄さん」2巻発売。
先ほど入手。
今晩の楽しみ♪

2008.7.22 [火] PCが

自宅のWINが、ものすごーく調子悪い。
暑さゆえか?
フリーズしまくりで、ついキー連打(無駄だとわかってるんだけど)
で、ふと気づく・・・コメント返しをしようとしていたんだけど、あれ??
もしかして、いただいたコメントを削除してしまってない!??
えーん、もしそうだったらごめんなさい!!

 ※

皆さんの日記を読んで、サントリー天然水購入してきました。
買うのはお茶が多いので、こちらを見なかったら知らないでいたところです。
昨日4本。今日・明日で残り4本ゲットだー。

2008.7.21 [月] 6:01 am

みの善さん、廃業なんですか!
残念です。いいお店だったのに...
こちらでもたくさん見せてもらい、教えてもらいました。
「きものなら先づみの善と母の都耳」と書かれたちょっとレトロな畳紙や、包装紙(店名なしの和紙で、七夕を思わせるきれいなもの。リサイクルに最適)も好きでしたのに…

2008.7.20 [日] あせも対策&ポニョ

ヴェレダのカレンドラ・ベビーバームを使っています。

ただ、油分も入っているので、ちょっといいものを着る時にはやめますが。

 ※

うちもクーラーなしです。
室外機のそばに犬小屋があるので、可哀そうで使えない@故祖母
クーラーをガンガン効かせた部屋で、爆睡昼寝中、泥棒に入られ(他の部屋は網戸にしてあけっぱなしだった)、かなりの額を盗まれたたことがトラウマになって、二度とクーラーをつけられない@父
という家族構成だから(笑)

でも、4台の扇風機はフル稼働。うち一台は私の生まれた時に購入・・・

さて、今日はやっとふすまを取っ払い、簾をかけました。ちょっとだけ、涼しい気がします。

 ※

「崖の上のポニョ」で、息子と映画デート。
楽しかったです。
「パンダコパンダ 雨降りサーカス」とか、「名探偵ホームズ」を思い出したりしながら、見ていました。
ま、「はっ?!」と思うところがなかったわけではない(終りのほうのお母さんのせりふは蛇足じゃないの?とか)
あと、5歳男児があんなに素直なわけがないぜ、とも思いましたが(笑)

(追)
でも、子供は案外あんな風に感じてるのかも?

2008.7.19 [土] 井戸のぞき

高蔵さんで井戸覗き(虫封じ)があるというので、先月に続き出かけることにした(先月は、うろうろしていて、肝心の井戸をのぞかずに帰ってきちゃったので)。

午前11:00開始に合わせて、9時半には着物を着て、さあ出発…しようとしたら、息子が寝ている!
昼寝には早すぎる〜
起きるのを待っていたら、すっかり遅れてしまった。
到着した時には、境内にはほとんど人がおらず…
まあ、ゆっくり参拝できてよかったけど。

ところでこちらの境内の高蔵稲荷社は「太閤出世稲荷」。幼い秀吉が、母親に手をひかれて参拝したという。

 ※

この日のきもの。
やっと着ることができた、板締めのゆかたに長じゅばんを着て。
帯は遊中川の生平に刺繍。前に柄がないのが、ウエストに難ありのワタクシにはかえってグー。
ただ、ちょっとぶかぶかして畳みにくい…
足元は黒田商店の胡麻竹の下駄。
一年ぶりに足を入れたけど、やはり履きやすいですね。

2008.7.19 [土] 食彩浪漫

いえいえ、とんでもない、たまたまです〜>むかし桜さん

今朝、また「ミズ」を見る。
NHK「食彩浪漫」で、藤あや子さんが秋田・角館で料理を披露。その際、立ち寄った道の駅で、「ミズ」(ウワバミ草)が売られていた。
へー、こんな風に、普通に販売されているものなのね。けっこうポピュラーらしい。

それにしても藤あや子さんの着物姿がすてきであった…

2008.7.18 [金] 名古屋場所

現在大相撲名古屋場所開催中。

相撲部屋が宿泊するお寺や神社が、うちの市内にもいくつかある。
それで、この時期、よくお相撲さんを見かけたり(朝の通勤電車で一緒になったり)、エピソードを聞いたりする。

近所の釣り堀に関取衆が遊びに来て、一台のタクシーに三人乗って帰ろうとした。
そしたら、重みでタクシーがシャコタンになっちゃった、とか。

うちの親戚の、かなり高齢のおばーちゃんが一晩中迷子になった時、見つけてくれたのはお相撲さんで、おばあちゃんは若い力士におんぶされて凱旋(?)とか。
(相撲部屋滞在中のお寺の墓地で、朝稽古に起きてきた若いお相撲さんに見つけてもらったらしい。迷子で心細くなっていたところに、大男に出会ったおばあちゃんもびっくりしただろうが、暗いお墓のそばにうずくまっているおばあちゃんを見つけた力士もかなり驚いただろう)

今日は今場所6日目。どうなるかな。

2008.7.17 [木] 菅楯彦

KWにした「錦」に「久ゆき彦」という画家が登場する。
いったい、誰なんだろうと思っていたら、友人のブログに昨年末の「菅楯彦回顧展」が紹介されていた。
どうやら、この人がモデルらしい。
検索したところ、作品の画像もいくつか見られた。なんとも軽やかで、いい感じ。

大阪日日新聞には、この菅と妻で有名な芸妓・富田屋八千代のエピソードが紹介されていた。
へえへえ、ほお、とついつい読みふけってしまいました。
楯彦・八千代
楯彦・八千代 その2
楯彦・八千代 その3

2008.7.15 [火] ウワバミ草

青森から珍しいものが届く。
「ミズ」という名の山菜で、くれた方のおうちの近くの山で採れたそう。
添えられたレシピどおりに、さっと豚肉と炒めて食べてみる。さっぱりして、癖がなく、うまい。たべやすい山蕗みたいな感じ。

さて、「ミズ」とはどんな植物だろう。
検索してみると、日本各地に生える山菜で、ビタミン豊富、消化作用もあるらしい。
名前は、「アカミズ」「ミズナ」「ウワバミ草」・・・ん?!

「ウワバミ草」ってのが出てくる落語があったっけ。
人を丸のみした大蛇が、消化不良を防ぐためにある草を食べる。それを見ていた男が、そばの食べ比べをして苦しくなった時に、この草を食べる。そしたら男が溶けて、そばが羽織を着ていた…
そばでなくて、餅を腹いっぱい食べた人が…というのもあったっけ。

こ、これがあの草なんだ…
でも、幸い、我が家のメンバーは誰も溶けずに済みました(笑)

2008.7.15 [火] 水うちわ

HERS を立ち読みしていたら、「水うちわ」が紹介されていた。
ひびのこづえさんデザインで、今日からの展覧会「2008 日本の夏」に出されるらしい。

我が家の水うちわは、家田紙工製。丹青堂で出会ったけれど、全国各地で販売があるらしい。今年は新デザインやミニサイズもあり。
水うちわ.comでも購入可。

住井富次郎商店(岐阜川原町)のもいいなあ。
私がお店に行ったのは冬で、当然売り切れで、見本しかなかったけれど。なんてゆーか、素朴な味があった。
代わりに、水うちわと同サイズ・同型の漆のうちわを購入した。とても煽ぎやすく、重宝している。

2008.7.14 [月] うらやましー

夏の海、いいなー。

私はといえば、覗こうかと思っていたセールにも行けず。予定していた豊田市民芸館にも行けず。
だって暑すぎるー!

 ※

月曜日は、なんちゃって着付け講座3回目。
先だって選んだ、お土産用浴衣セット(仙台屋)は気に入ってもらえたようで、ほっ。
さらに、二度のなんちゃって着付け講座しかしてないのに、彼女は自分で浴衣を着て、留学生関連のイベントに出席できたという。
すごいぞ!

今日は私が浴衣を持って行けなかったので、ペットボトルを人体に見立てて、手拭いを帯代わりに、男性用帯の結び方の説明。
この時点では難なくクリア。ま、きっと大丈夫でしょう。

お国でも家族に着せてあげてね。
a bientot、またいつかね、と言って、なんちゃって講座終了。

2008.7.12 [土] お目にかかれて

水曜日はたいへん嬉しかったです。
爆弾発言したのはワタクシです。おほほ。
ご一緒していただいた方々のおかげでとても楽しくて、ついヒミツ(笑)を打ち明けてしまいました。そんなにオープンハートになれてしまうのも、真楽パワー?
これからもよろしくお願いします♪

 ※

今日はお天気いいみたいですね。
葉山に行かれる皆さん、よい時間を〜

2008.7.7 [月] なか志まや@月日荘

なか志まや@月日荘へ行ってきました。

終了まで一時間を切った会場玄関では、澁澤龍彦へのオマージュ、ドラコニア浴衣が衣桁にかかってお出迎え。

奥にも所狭しとすてきな着物が、そしてそれに魅了された人々が。
どれもこれもすてきだったのだけれど、最奥の一衣舎コーナーで見てしまったのが八重山上布。
かなり、かなり揺さぶられました。
うっかりダイブしそうになった瞬間、知人たち来店。彼女たちの顔を見た瞬間、ちょっと冷静になり、
「夢に出てきたら、考えます...」
と言って出てきました。
けど、今も目に焼きついているあの着尺。
けど、財政との折り合いが...

2008.7.5 [土] 

うちの裏山からも、ほーほけきょ、ときこえてきます。
たどたどしかった鳴き声が、きれいに響くようになって、本人(本鳥)もうれしいのかな。

と、同時に、朝・晩の涼しい時間に、すいっちょ、すいっちょ…あんたたち、秋の虫じゃなかったっけ??

2008.7.4 [金] 三三ひとり会@名古屋

今日は三三ひとり会!
夕方が楽しみ。

 ※

【三三ひとり会 名古屋 VOL3】
釜どろ〜青菜(仲入り)崇徳院

行ってきました。
楽しかったー。
しかしほんとに三十四歳?(この日誕生日で34歳に)
かんからさんが前に書いていらした「いい感じのやさぐれ」っていうのに、納得しました。

すっきりしてて、聞いていて「楽」。
上手(と感じさせないくらい上手なんだろな)なので、安心して聞いていられる。
「崇徳院」で、微妙に、ほんとビミョーに気になるところもあったんだけど、でもそれも若いからだろか?
長く聞いて、またいつか同じ噺を聞きたいものです。

お土産として、三三さんの顔写真つきチロルチョコが出口で配られました。

 ※

名古屋のひとり会、次回は12月4日にあるそうです。

2008.7.1 [火] できることから

昨日読んだ本。
『ぼくは13歳 職業、兵士。—あなたが戦争のある村で生まれたら』
今日読みはじめた本。『こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した』

‘子ども兵’という言葉は聞いたことがあった。でも、これらの本を読むまで、ここまでひどいことが行われているとは知らなかった。
世界には、残酷なやり方で誘拐され(誘拐はどんなのでも残酷だけれど、ここまでとは想像もできなかった)、あるいは貧困さから志願して軍に入り、訓練され、命を落とすか、生き延びても苦しみ続ける子どもたちがいる。
そんな子どもを少しでも助けたい、でもどうしたら?

本の筆者でNGOテラ・ルネッサンス代表の鬼丸昌也氏は、この事実が心に残ったらまず誰かに話すことからして欲しいと書いていた。
そして一人ひとりに「できること」があると、本で、HPで提案している。
私にもできることがあるかな。何か少しでもしたいな。

2008.6.30 [月] 浴衣着付け教室 他

なんちゃって着付け教室2回目(笑)
着物好き女子留学生に、私の浴衣を貸して着方を教える。
前回、半巾帯で文庫を教えたときもそうだったのだけれど、たいへん覚えがいい。
二度自分で着る練習をさせたところ、一度目はあんどんだったけれど、二度目にはかなり上手に着られていた。前回教えた帯もしっかり覚えていた。すごいぞ!
ぜひ覚えていって、故郷でも着てもらいたい。

 ※

雑誌は極力購入しないようにしているのだけれど(廃品回収がなかなかなくて、古新聞の山に苦しむ日々をすごしているので)、つい買ってしまうのが『メロディ』。白泉社の隔月刊雑誌です。
成田美名子『花よりも花のごとく』とか、清水玲子『秘密』とか、よしながふみ『大奥』とか載っていてつい…
最近の楽しみは勝田文がP.G.ウッドハウスの小説を漫画化したもの。
そして今号からもう一つ楽しみが。西炯子『兄さんと僕』。落語修行中の10歳の兄弟子と25歳の弟弟子の話。やりとりがそのまま落語でたのしい。

2008.6.29 [日] 雨の週末

土曜日なら天気がぎりぎり持つか?と、きものででかけることにする。
今年つくった板締めのゆかたをおろしましょう…と、ユニクロのサラファイン(夏用下着、すずしい)、綿クレープステテコ(伊勢由にて。又にマチがついていて、穿きやすい)、爽竹長襦袢(すずしー!)まで着て、畳紙を開いたところで愕然とする。
あー…しつけ糸をとるの忘れてた。
どうしようかと迷うまでもなく、息子にせかされて、洋服に着替える。
残念。

 ※

合唱をする人に頼まれて、「万葉恋歌」の歌詞の(か〜な〜り)簡単な解説レジュメをつくる。
「万葉恋歌」は作曲家・信長貴富氏が万葉集から5首(春・夏・秋・冬・春の恋の歌)を歌詞に合唱曲にしたものという。
検索してみたら、作曲家の信長氏は有名な若手作曲家だそう。「万葉恋歌」は聴いたことがないけれど、作品リストには門外漢の私でも耳にしたことのある歌の名があった。

さてその五首。

 春の苑くれなゐにほふ桃の花 下照る道に出で立つをとめ  大伴家持
 夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものそ  大伴坂上郎女
 君待つと我が恋ひ居れば我がやどの簾動かし秋の風吹く   額田王
 君が行く 道の長手を繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがに   狭野弟上娘子
 あしひきの山桜花一目だに君とし見てば我恋めやも  大伴家持

和歌も万葉集も得意じゃないんだけどなー、と思いながらも調べていたら、学生時代に学んだことを思い出したり、当時気づかなかったことを発見したりして、おもしろかった。

2008.6.28 [土] おめでとうございます

KIMONO真楽6周年、おめでとうございます。
見ていたときも、入れていただいてからも、こちらがあって本当にうれしいです。
末永く続きますように。

2008.6.28 [土] 浴衣セットその他

お土産浴衣の件、アドバイスくださった方、ありがとうございました♪

仙台屋にて、無事予算内のものを発見・注文。
男物の綿麻ゆかた+綿角帯+下駄+きんちゃく袋で4700円なり。
実際におとーさんが着てくれるかは不明だけれど、下駄と袋は使うかも。

 ※

「聖☆おにいさん」を顔見知りのお坊さんsにお見せする。反応様々。「きっと自前でも買う」という意見も。

 ※

待ちかねた「錦」(宮尾登美子)が手元に届く。
ご本人があとがきに書いていたように、伝記と小説は違う、という苦心がなんとなく伝わってくるような…
そういえば、某展示会でこの小説の話をしたら、社員の方も読んでいる、とのことだった。

2008.6.26 [木] 茶漬えんま

「聖☆おにいさん」を知人に教えたら、返礼(?)に枝雀師匠「茶漬けえんま」を教えてもらいました。
CDを探して聴いてみました。おもしろいです。
あっさりしたものが好きなえんま。イエスんちで肉を食わされ辟易し、精進料理食べにブッダを訪ねたらカレーを出された...という...

2008.6.26 [木] 海外お土産

↓の関連で、日本から故郷(仏国田舎)へのお土産の相談を受ける。
50歳代のお父さんに浴衣を、5,000円未満で。
柄は日本らしいのがいいという。吉原つなぎとかカマワヌとかだろうか?

で、探してみたけれど、けっこう難しい。
コレ、というものを見つけても、値段が折り合わない。
それに浴衣だけじゃなくて、帯もいるんだよね?
やっぱりユニクロかな。
和柄というリクエストからはそれるけど...

お土産って難しいですね。

2008.6.23 [月] 着付け教室

というか、半巾帯結び方講座開講(笑)。
浴衣を着たいという留学生(日本語上手)に教えることになったのだけれど、まだ浴衣の用意がないという。
それで、私の帯を貸して、帯だけ先に練習することに。
前で結んで、クリアファイルをはさんで、くるりん、と後ろに回す。
着物が好き!という女子だけあって、何度かやった後には一人でできるようになった。
好きこそものの上手なれ、ってホントだと思う。

でも、その後、「兵児帯ってのもあるんだよ」と教えたら、「そっちがいい!」となったけど...

2008.6.21 [土] Mamma Mia!

劇団四季「Mamma Mia!」を観て来ました。
ABBAの曲も、70年代風コスチュームも、分かりやすいストーリーも楽しかったです(とはいえ、ちょびっとエッチなシーンもセリフもあるので、お子様連れでどーぞ、とはいい難いかも)。
あ、あと、劇場係員の方の接客態度がよくて、プロの仕事という感じ。こういうのって嬉しいですね。

で、四季を観るのは十年ぶり二度目。前回も今回も頂き物チケット、とゆー私が言うのはおこがましいのですが、昔見た時よりも訳詞が音楽に乗ってるような気がしました。

2008.6.21 [土] 七月第一週の週末に

能の会があります。

7月5日(土)
【長田驍師古希祝賀 喜多流長袖会 能の会】
10時半〜
名古屋能楽堂
○素謡『翁』長田驍、長田郷
○能『隅田川』
○能『葵上』
○能『猩々 二人乱』長田驍、長田郷 他
○入場無料
※素人会がメインですので無料ですが、『猩々 二人乱』は玄人の舞台です。『二人乱』はしょっちゅうでる曲でもありませんので、ご興味ある方、ぜひ。
こちらは午後2時過ぎに始まると思います。

7月6日(日)
【名古屋能楽堂定例公演7月公演<市民能楽セミナー> 〜尾張の殿様が観た能・演じた能〜<二代・光友>】
14時開演
名古屋能楽堂(名古屋城正門前)
○解説「囃子の世界」  藤田六郎兵衛(笛方藤田流宗家)
○能「船弁慶 真之伝」(ふなべんけい)長田 驍(喜多流)
○狂言「因幡堂」(いなばどう)松田高義(和泉流)
○指定席3,000円、自由席一般 2,500円、学生1,500円 (当日券は500円増)
※解説受信機を無料貸し出し(日本語/英語)
※市民能楽セミナーにつき、通常の定例公演よりもお得料金です。

2008.6.21 [土] セピア色の肖像

「セピア色の肖像—幕末明治名刺判写真コレクション 」(井桜直美著、トーリン・ボイド英文、日本カメラ博物館監修)

気になっていたこの本を探しに図書館へ行った。
蔵書にないということで、他の図書館からかりてもらって、やっと見られることに。

おもしろいです。
掲載写真には、西洋人が日本人のコスプレ(ちょんまげのかつらや付け髭!)というもものあったり。
女義太夫や芸者さんの写真、象(の絵?)に乗った少女とか、褌姿の漁師とか。海外旅行者のお土産用だろうなあ。

また、時代が下って、一般の人が記念に撮影したらしい写真もあった。

この本、残念なことに、写真についての解説が載せられていないこと。
328ページ中、写真は70ページ、あとは写真史功労者リスト(日本語/英語)や、名刺判写真解説(一枚いくらで撮影できたか、とか)。これももちろん貴重。
でも、写真そのものについての解説(袖に手を隠すポーズが多いのはなぜ?とか)も読みたかった。

 ※

この本の著者の所蔵していた写真に関する新発見(龍馬の妻・お竜の新しい写真発見)が5月に報じられたのだけれど、そのネットニュースが消えてしまっていた。
代わりに、坂本竜馬記念館に関連ページができていた。
今までお竜さんのものと確認されていた写真と、今回確認された写真の比較がされていて、おもしろい。
こちらでみられます。

2008.6.20 [金] 121回

某呉服店展示会を見せてもらう。
入り口では都をどりの振袖がお出迎え。きれいですねー。
肩の辺りは同じで、裾模様は毎年変更されるんだそうだ。田畑喜八作。
都をどり中舞妓さんたちはこのそろいのきものを、のべ121回着るんだそう。

その他、たくさんの着物があったのだけれど、ハートを射抜かれたのが、一反の鳶八丈。
細かい格子、渋い色。好みだ。かっこいい!
札を見たら、山下八百子さん作。なるほど…(お値段的にもなるほど)

もう一枚。黒地に紫、ブルーの植物の絞り染めの入った訪問着。木原明氏作。
特徴があって、一目でそれとわかる木原氏の作品。私の生活シーンでは、こういった系統の着物は着られない。それでもこの人の作品には惹かれてしまう。いいなあ。

そして私のトーテム・うさぎ〜
紬地に、草むらを駆けるうさぎが辻が花で表現されている。
辻が花でうさぎ、とくれば、やはり小倉淳史氏作。ああかわいい!

いつかいつか、という妄想手帳にいろいろリストアップして、現実問題としては紗の帯揚げ(探しても、なかなか見つけられなかった)を購入して、帰ってきました(笑)

 ※

その場でいただいたお菓子がおもしろかったので、メモ。
あくまき
○日向夏の羊羹「黄娘」
花供曽
など。

いずれもおいしゅうございました。みんな食べたんかーい!?と、書いてて自分でも思いましたが、一口ずつですよっ(笑)
「花供曽」…はなくそ…いえいえ語源は「花供御」で、京都真如堂の行事に由来するそうです。

2008.6.20 [金] 4:31 am

報道番組を見ていたら、正藍染のための川が濁流になってしまっているとか。
またいろいろと不安があるので、今年の藍染め体験はほぼ不可能とか。

水が来なくなって、地面がひび割れた田圃の映像も流れていた(農政局から給水車がくるということだったけれど、充分行き届いたかな)
田植えがひと段落した直後にこんな光景…

ほんとうに、はやく落ち着きますように。

2008.6.19 [木] 

某店に寄ったところ、竪絽や絽縮緬の蛍ぼかしを見せてくれた。
おお〜、憧れの蛍だ!
竪絽も、絽縮緬も、欲しいと思って幾星霜のもの(大袈裟な・笑)
しかも少し難ありということで、かなりお得。
かといって無い袖は触れぬゆえ、眺めるだけにしましたが。

ところで、以前は竪絽(6月上旬)、絽縮緬(6月半ば以降)、絽、という順序で着たそうだけど、今は一緒になっているとか。
なるほど習わし通りでは、現代にあわないことも多く。
とはいえ、昔風に時期を分けて着るというのにも憧れる。

2008.6.15 [日] 都をどり用振袖

某呉服店で展示会のDMをもらう。
特別展示として都をどりの振袖(田畑喜八作)もみられるそう。
フーさん・ぼたんさんの日記で知った「巾着」の話を思い出した。
店長によると、都をどりの衣装は期間中に百数十回も着ることになり、消耗が激しい。きものとして残せば、という人もいるそうだけれど、それには傷みもあり、巾着にするのは有効利用なんだそうだ。
百数十回…
プロの凄みを感じました。

2008.6.14 [土] 日本一古い屋上観覧車

って、どこかというと、名古屋三越の屋上にあるものです。
1956年生だそうで、てことは、このデパートが「オリエンタル中村」という名前だった頃からあるわけよね(その後、三越になった)。

今日、所用があって息子と出かけた帰り、これに乗ろうと、三越屋上へ行ってみました。
んが!

えらく小さいな。
そして、土曜の昼下がりというのに、遊園コーナーは空いてます…
観覧車周辺なんて、人影ゼロ。
係員の姿もなく、代わりに「関係者以外立ち入り禁止」のプレートと鎖が。

や、やってないのかな・・・?

代わりにアンパンマンの車に乗って(一回百円)帰ってきました。

でも、さっき検索して、こちらの記事を読んだら、動いてはいるらしい。
ただ、乗りたいときには、係員のおじさんに頼まなくちゃいけなかったのね…
でも、おじさんたちは、私たちが観覧車の前でたたずんでいるのを観たはずなんだけどなー(苦笑)

いつかリベンジ!
これが動いているうちに、乗ってみるぞ。

 ※

更に検索をかけたところ、今は運転はしておらず、「保存」されているだけだそう。
リベンジ断念…

2008.6.14 [土] 6:04 pm

たいへんなことになっていますね、地震。
被害にあわれた方、心よりお見舞い申し上げます。
早く落ち着きますように。

2008.6.13 [金] 10:39 pm

長襦袢が仕立てあがってきました。

少なくとも60年は放置されていたのに、洗い張り、染み抜きして仕立ててもらったら、かなりきれい。
関東衿→関西衿の変更で、絵羽がずれるという話だったけれど、そういうこともあまりなく。
ああ、うれしい。
大切に着なくては。

 ※

今読んでいる本。
『服装から見た源氏物語』(近藤富枝・文化出版局)

私は図書館で借りたのですが、検索したところ、後に朝日文庫、更にPHP文庫(『服装で楽しむ源氏物語』と改題)で出ているようです。
でも今は絶版なのかな?

おもしろい!
当時の服装のあれこれが書かれています。
「くける」ことはなくて、「ひねる」(こよりをつくるようにひねって、糊付け)だったとか。
また、源氏物語のいろんな場面での衣装について、解説もしてあります。
いい本です。

で、読んでいて、腹帯についての記述にいきあたりました。
妊娠すると、「腰のしるし」「しるしの帯」というものを締めたんだそう。
そして『源氏』の『宿木』にも出てくるとか。
え?そうだっけ?読み直さなくては。

2008.6.12 [木] 7:01 am

薄物の羽織が欲しいと思って数年。
祖母(羽織マニア)のものから自分サイズに直せばいいと思っていたけれど、古い反物ではどーにもこーにも裄が出ず、断念することになった。
と、先日、某百貨店で、絽の、値下げされた反物に出会った。ちょーっと長くお店にいたそうだが、それ以外には傷もなく、物もよく、いい色。
これを羽織にしてもらい、昨日受け取ってきた。
出来上がりをみると、うん、いい感じ・。
ただ、残布が大量。
ちょっと工夫したら名古屋帯ができそう。
でも無地の絽の帯って、寂しいよなあ…
どうしたものか。

皆さん、羽織作った時の残布って、どうされてるんでしょう?

2008.6.10 [火] 長襦袢

祖母の古い衣装箱がある。
昔、嫁入り道具によく使われたらしい、びろうど張りの箱だ。
(今もあるかな?以前、デパートのブライダルコーナーの片隅で見たことがある。もしや名古屋地方のもの?)

その奥底から、絽の着物が出てきた。
竹にすずめが墨描きされた、絵羽のもの。
洗い張りすべく解かれて、そのまま忘れていたらしい。汗じみもちょっとある。
でも、生地はまだしっかりしている。

これは着なくちゃ!
と、まず某アンティークショップにて相談(実物なし・話だけ)。
返事「いつ着るの?!かなり目立つよ」「反物巾が、花兎さんには、ぜーったい足りないと思うよ」
は、はい…ごもっとも…

でも、諦めきれず、先日デパートでの催事に来名された「やゝ」のオーナーさんに見てもらう。
すると、それはきものではなく、長襦袢だということが判明。
絵羽だからきものだと思い込んでいたのだけれど、実はおくみがなかった!
その他ありがたいアドバイスをいろいろいただき、使い方をもう一度考えることにする(長襦袢で着るか、帯なんかにリメイクするか…とか)。

そして、先日やっと、メインでお世話になっている某店へ持ち込んで、長襦袢にしてもらうことにしたのだが…
なんと、関東仕立てになっているという。

私「あっ、それ聞いたことがあります!細身の人に向いているっていう仕立て方ですね!」
礼儀正しい番頭さんはじめ、ベテラン店員さんたちを思わず噴出させてしまった。

はい、細身の人に向いている→ワタシには不向き、という仕立てだったのです(笑)

着られなくては仕方ないので、関西仕立てで作ってもらうことにする。
絵羽はちょっとずれるそうだけれど、できるだけ着易いほうがいいし。
できてくるのが楽しみ。

2008.6.8 [日] 徳川園

山車揃えへ行くつもりだったのだけれど。
はっ!息子が熱いぞ。
お祭りと聴いて、智恵熱がでてしまったらしい(息子は大のお祭り好き)
私も着るものをそろえていたけれど、これはムリかな・・・

  ※
結局行けませんでした(涙)

2008.6.8 [日] 銀座で思い出した

覚書

越後屋
東西きもの工房展
日時:6/19〜6/21
場所:銀座2丁目メルサ7階

出店工房
・久呂田明巧(江戸友禅)
・最上(江戸友禅)
・上野為二(京友禅)
・秀粋(京友禅)
・たち花(京友禅)
・野口(京友禅)
・小袖屋(縫・絞り)
・江戸小紋(江戸小紋)
・龍村(帯)
・紫紘(帯)
・洛風林(帯)
・唐織(帯)
・馬下助左衛門(つむぎ)
・太田和(つむぎ)
・大沢石雄(阿波藍染)
・夏物(きもの・帯)

2008.6.8 [日] 志ま亀

志ま亀移転?!>nekomamaさん日記を読んで

えーっ…
地方の催事や展示会しか知らないので、一度はお店に足を踏み入れてみたかった(ウィンドウに張り付いた経験はあり・笑)

2008.6.6 [金] 聖☆おにいさん

きゃー!
おっもしろーい!
地下鉄で一ページ目を見た瞬間、噴出してしまいました(向かいに座っている男子高校生たちにどんびきされた…)

ところでタイトルの読み方を忘れて、書店で、
「えーと、ブッダとイエスがルームメイトという漫画を探しているんですが…」と告げたら、
お姉さんが「あっ!知ってます!中村光の本ですね!!」とノッてくれた。
なんかちょっと「聖☆おにいさん」に似合った感じで、思い出してはうれしがったりしている。

こんなおもしろい漫画を紹介してくださって、ありがとうございます〜>みずえさん

2008.6.5 [木] 

みなさんの日記に反応して。

万歳、近所のおじいちゃんがやってます。
でも門付けはしてなくて、イベントなどで時々披露してます。

三十年くらい前までは、まだ、お正月の門附けにもまわってきたかな。その場合はちょっと離れた町から来ていたようです。
でも、もうその頃にはあまり「歓迎!」というムードはなくなってきていて(現在は伝統文化の見直し、みたいな感じになっているけれど、あの頃は「古臭いもの」扱いだった)、ちょっとさびしい風情があったなあ。
装束のまま、路肩に腰掛けて一服していたおじさんの姿が記憶に残っています。

  ※

ショパンコンクール。
見たかった…
私にとってショパンコンクールといえば、ツィマーマン
テレビだかラジオだかで聴いて、あまりにかっこよくて、でも題名も演奏者もわからず町のレコード屋で「有名なコンクールで優勝した人が弾いてて〜、こんな曲で〜、ちゃん、ちゃらら〜」と歌ったものの、店員さんは困惑(苦笑)
そしたら、他のお客さん(若い男性)が「これじゃないですか?」と恥ずかしそうにLPを差し出してくれたのでした。
あのお兄さんには一生感謝(でも私の歌でよく曲名がわかったもんだ)。

  ※

「聖☆おにいさん」って、そんな話だったんですね!
表紙を見て気になっていたんだけど…読まねば。

2008.6.2 [月] 町の染物やさん

名古屋のとある町に、ときどき行く。
そこで染物屋さんの看板を見つけた。
気になりつつも、今まで道路の向かい側から眺めるだけで、覗いたことはなかった。
先日、やっと寄ることができたのだけれど…

ウィンドウの染め見本は、かなり好み。いいぞいいぞ。
ただ、かなり、古くなり、変色している。
ガラス窓越しに、店の中を覗いてみる。
うーん…店には人気がなく、棚に商品もない。
おそるおそる戸を開けると、奥からおばあちゃんが出てきた。
「白生地を持ってきたら、染めてくれますか?」
たずねると、できるという。
ただ、無地は色見本があるけれど(一万五千円くらいから)、小紋や付け下げ、訪問着だと染め見本のブックが他所に行っている。必要なら取り寄せるので、予約がいるとか。
値段は
「いいのもあるけど、高くなるわねー。でも、あんまり高くなってもなんだから、3万5千円くらいみといて」
なるほど。

さらにおばあちゃんが言うには、
「今はみんなきもの着ないものね。あなたも作っても、そうそう着ないでしょ」(い、いや着ますよー!)
「問屋さんが廃業するって言ってて…でも、あと二年ぐらいは続けて、って頼んでるの。私もそれくらいでやめるからその間は続けてもらわないと」
「高級品を作るところは続いているけど、普通の品を作るところは、みんなやめていくわねえ」

うーん…
それが現状なのだろうけど、ちょっとさびしくなってしまった。

店先に、とってもかわいい座布団が置かれていた。
ワンちゃん用に、昔の染め見本から作ったそうだ。
いくつかの布が組み合わせられたそれは、超高級でなくても、いい感じの染めで、着てみたい柄だった。

あのおばあちゃんが仕事をしているうちに、箪笥の奥の白生地を一反お願いしようかな。
そしてそのときには、着物を着て行こう。
おばあちゃんに、きものを好きな人がまだまだいる、と、ちょっとでも思ってもらえたら、いいな。

2008.6.1 [日] 井戸覗き

熱田神宮の摂社 高座結御子神社(たかくらむすびみこじんじゃ)の例祭でした。
こちらは子供の神様として有名。
ちょうど日曜日でもあり、息子と着物デートとしゃれこみ(?)ました。

最寄り駅から出ると、参道には屋台がならび、綿あめやおめん、射的、金魚すくい…と、懐かしい感じ。
また、このお祭りは「名古屋一早い夏祭り」だそうで、子供や娘さんたちのゆかた姿がちらほら見られました。

ところで、ここには井戸があり、覗くと、子供のかんしゃくの虫封じになるといいます。
今日も赤ちゃんがたくさん、井戸を覗かされていました。
私も息子に覗かせるつもりだったのですが…
拝殿におまいりし、巫女さんのお払い(‘お志’を収めて、巫女さんの振る鈴でお払いしてくれる)を受け、お摂社、お末社をお参りしていたら・・・忘れて帰って来てしまいました・・・
あああ、何しに行ったんだー
虫封じじゃなくて、ボケ封じのお参りに行ったほうがいいのか、自分。

2008.6.1 [日] 

いえいえ、とんでもないー。
というより、すみませぬ〜、お名前間違ったりして。
底抜けに粗忽者なのをさらして、冷汗三斗の思いです。
こうめさん、こゆきさん、ほんとうに失礼しました…

2008.5.31 [土] 銭湯

あと「鬼まんじゅう」も!>こうめさん
先日聞いたのですが、鬼まんじゅうって東海地区のものなんだそうですね。
梅花堂、山田餅のものなどが有名です(梅花堂はデパ地下で販売もあり)
小朝師匠がブログで紹介していた小ざくらや一清「おほほっ」シリーズもおいしいです。

※ ※ ※


銭湯の廃業が続くということだけれど、昔行ったところはまだやっているかな?
航空写真で見てみたら、前の記事で書いた銭湯はあったけれど、もう一軒は更地になっていた。がーん...
やめちゃったのかなあ。

それから、確か、昔行った銭湯に、錦鯉の泳いでいたところがあったような...
脱衣場から見える庭に池があり、大きな鯉がいたのだ。
どこだったっけ?
ということで「銭湯、鯉、東京」というキーワードで検索したらここをはじめ、あちこちに銭湯を取材したHPが。
読んでみると、東京の銭湯には、鯉のタイル絵や鯉の泳ぐところがけっこうあったらしい。
「お客コイコイ」という縁起担ぎだそう。
へぇ...
久しぶりに銭湯に(スーパー銭湯じゃなくて)行ってみたくなりました。

2008.5.31 [土] 沼袋

KWになっている青戸柚美江作品展会場のシルクラブの住所を見てびっくり。
学生時代下宿していた町ではないですかー。
こんなすてきなお店があったなんて、ぜんぜん知らなかった!
もったいないことしてたなあ。

ついでに、周辺地図をネットで見てみる。
他にも、住んでいたときには気づかなかったいい感じの場所がいろいろ見つかる。

それから、当時お世話になった場所を探してみる。
たとえば、時々行ったレトロな、きれいな銭湯。
ある時小銭を間違って出かけ(100円玉だと思って握っていったら50円玉だった)、困っていたら、番台にいたおばあちゃまが「今度でいいよ」と貸しにしておいてくれたっけ。あのおばあちゃま、元気かな。
国際短大前の豆腐屋さんはとってもおいしくて、一週間に3、4回買いに行っていたのだけど、ビンボーそうな学生(=私)に同情してくれたか、時々サービス(角がちょっとだけくずれた豆腐を半額にしてくれたり、揚げを一枚おまけしてくれたり)したっけ。
あと、中野病院前のおいしいトンカツ屋があったのだけれど、店主のおじちゃんおばちゃんはどうしてるかな…

しばしネット上の航空写真に見入ってしまいました。

2008.5.29 [木] 髪の毛が・・・

久々に美容院へ。

以前とある美容師さんにお世話になっていた。
この人に出会ってから、美容室放浪記も終焉を迎えた。
結婚式の髪もお願いしたりしたのだったけれど…

2年前、彼女が移ったのは超人気店。
それ以降、予約を取るのが困難になり、しかたなく新しい美容院を探すもよい出会いがなく…美容院自体に行くことさえ希になってしまっていた。
先日、ふと思い立って、久しぶりに電話してみたところ、予約がとれたので、出かける。
ほんっとーに久しぶりだったけれど、この人に頼むと、やっぱり安心〜
相性のいい美容師さんって、大切だわ。

で、帰る段になって、衝撃的なことを告げられる。
「髪の毛、だいぶ切れてるよ…」
どひゃー。
髪が薄くなったな、と思っていたのだけれど、そうではなかった。襟足あたりで切れている髪がけっこうたくさんあったのだ!

手入れがてきとーなせいか、妊娠出産のせいか、はたまた息子に髪を引っ張られ続けているせいか…

「というより、細い毛の人にはよくある例なんだよ」
そ、そうなんですか…
とほほ…

これでは日本髪はムリそうです…

2008.5.28 [水] おてら

行ってきました研修旅行(某寺参禅)へ。
想像よりはマイルドでした(笑)
ご飯も、一般参禅客用にかなりいいメニューになっていました。
朝3時起きでの座禅も、まあ、我が家は毎日4時起きなので、それほどは気にならず。

でも、やはり、お寺は格別ですね。
隅々まで緊張感があり、気持ちよかったです。

また、禅寺と自分のなじみのある宗旨とでは、法要も法衣もかなり違い、そんなところも興味深かったです。

そうそう、行く前に迷っていた「作務衣」。
結局購入は見送って、ユニクロでもんぺのようなパンツを入手して使ったのですが、これが正解でした。
というのは、作務衣の雲水さんたちがかっこいいんです。きりっとしていて、やはり本物はいい。
そこに似たよーな格好で行かなくて、よかった…

2008.5.28 [水] 名古屋土産

先日、ちょっと話題になり、地元の人があれこれお勧めのお土産を挙げています>名古屋
よろしければご覧ください。
http://takeni-umaruru.cocolog-nifty.com/...

あと、ひつまぶしは蓬莱軒が有名ですが、かなり並ぶ覚悟がいるかと。
また、その他にもおいしいところがありますよん。
熱田なら神宮駅前(名鉄)のビル内「弁天」もけっこういいし、金山・三福、大須観音・宮田楼も評判高いです。

2008.5.26 [月] 褌

じゃなくて「腹帯」

KWで、褌が腹帯にされたこともあった、というのを読んで、なるほど!と思ったことがあります。

鎌倉時代に書かれた「とはずがたり」に、主人公が腹帯を贈られる場面があります。

一箇所目。
主人公・二条が後深草院の子を身ごもっている時に、その父親が病に陥ります。
院は二条の父を喜ばせるために、着帯には早いにも関わらず、腹帯を贈るのです。
二条の父は感動し、使者にまで立派な引き出物をします。

二箇所目。
二条は院の寵愛を受けているにも関わらず、以前からの想い人‘雪の曙’こと西園寺実兼とも秘密の関係を持ち、子を身ごもります。
そのことを知らない院は、二条は自分の子供を懐妊していると信じ、腹帯が贈られることになります。
それを知った実兼は、せめて院よりも先に、と、二条を呼び出して、腹帯を自分で巻きます。
数日後、院からもまた、二条に帯が贈られます。


「褌」で納得したのが、ここ。

実兼が「帯」にこだわったことが、今まで私にはぴんとこなかったのです。
が、「褌」なんてものを使っていたこともあるというのなら、それは言葉は悪いけど、マーキングの一種?!
だから帯を贈るのが「俺の子だ」「俺の女だ」という宣言になるんでしょうか。

それで、最初の妊娠で院から腹帯を贈られた二条の父は、院と娘の関係が公のものという確認ができて、感激した、と。

実兼はそれだけ「二条はほんとうは俺の女なんだ」と主張したかった、と。

そんなことになるのかなー、と、思って楽しんでしまいました。

2008.5.24 [土] 遊・中川

「大人の和生活」VOL6。
楽しく読んでいます♪

ところで、あそこに載っていた「遊・中川」の着尺や衿がかわいかったので、名古屋店で質問してみました。
すると、あの衿、帯、帯揚げは通販用のようで、店頭取り扱いはないそう。
また、紺・茶の着尺は頼んだら取り寄せてもらえるかも?でも着尺も雑誌の企画のための製作で、通常の取り扱い商品とか定番とかではないそうです。

雑誌の企画ではなく、毎年お店が作っている反物もあるのですが、そのシリーズは今回は二種類。
そしてすでに完売!
ここの着尺は、年々、本格的に、大人っぽくなっています。毎年、いいなー、と思うのですが、毎年実物を見る前に完売…

2008.5.24 [土] 「ピアノの森」新刊、松華堂のおまんじゅう&いちご

が、帰宅した私を待っていました。わーい。

発売の遅れていた「ピアノの森」15巻が届きました。
読むたびにピアノ曲を聴きたくなるのですが、この巻は特に。
いよいよ、主人公・一之瀬海がショパンコンクール一次予選に出場するのです。
海のピアノを聴きたい…と思ったら?
あれ?CD付きの限定版もあるのー?!
知らなかった…

松華堂のお菓子は、ご近所からの到来物。
あんまりおいしくて、一口ごとに「うまーい!」とやってしまいました。
はい、あの味を覚えている今なら「饅頭怖い」の食べるところだけなら、私、かなり上手くできると思います。

いちごは、これもご近所のいちご農園から。
今期最後のいちごをもらいました。
採れたてで、つやつや美しく、うまい。

お菓子にしろ、いちごにしろ、美味いものって、姿も美しいのね。
感謝しつつ、いただきました。

2008.5.23 [金] 天野ミサさん作品展

天野ミサさんのシルバーアクセサリー
大好きです。
繊細で、手に載せて眺めていると、自分の中にも「女の子」がいたことを思い出します。

「おせん」でも蒼井優ちゃんが天野さんのアクセサリーをつけているそうです。

来月には東京でも作品展があるそう。

「GASA*ink」にて
●6月20日〜29日(23日休み)
●東京都白金台3−18−5

2008.5.22 [木] 大江戸夏まつり

名古屋三越で「大江戸夏まつり」開催中。

銀座越後屋、竺仙のコーナーでぼーっとなる。
越後屋では10万円(+税)均一コーナー、15万円(+税)均一コーナーあり。かなりの掘り出し物が含まれていました。

そして向島めうがやで誂え足袋を。
自分には誂え足袋は贅沢かな、贅沢だな、と思うものの、思い切ってしまいました。
届くのが楽しみ。

2008.5.21 [水] 

「もめん随筆」(森田たま)をやっと読み始める。
こんなこと、あんなことを知って、見抜いて、文にしていた人がいたのか。

その中の「着物・好色」という一編。
「一枚の着物を手に入れることは一人の美女をあがなふことにひとしい。」

尊敬します。

※ ※ ※

出勤したら、職場の共用パソコン壁紙が「源氏物語千年紀」になっていた。

2008.5.20 [火] 

ギャラリー濫觴からのDMにノックアウトされる。
もう何も買わないと思ってるのに…岡崎真奈美さんが集めたティモールの藍の布の写真が魅力的すぎる!

5月24日(土) 〜5月31日
ギャラリー濫觴
(豊橋)
企画展【熱帯の島々の藍の布】

※ ※ ※

今日は早上がりだったので、もらったチケットでタカシマヤ「向田邦子展」へ。
入り口付近は、写真や賞状などの展示。
『眠る盃』や『父の詫び状』の愛読者としては、ご家族の写真を見ると、知り合いに再会したような気分になったりして(笑)
その写真の中に、七五三で、丸髷・留袖姿のお母さんと向田さんの写真があった(やはり丸髷結ってみたい…という気持ちがムクムク。とりあえず前髪温存しておこう)。

続いて、日常で使っていたもの、手紙、原稿などの展示。
おしゃれな人だったんだなあ。
でも、エッセイをよく読んで、向田さんをなんとなく身近に感じたりしていたせいか、遺愛の品はちょっと悲しく、痛々しくて、つらかった。

反対に、じーっと見てしまったのは、中川一政の掛け軸と志村喬夫人からの手紙。
中川一政はさすが。見てると力がわいてくる。

志村喬夫人は壇ふみさん「きものみち」にも登場していた方。
この方の字が、すばらしい。巻紙にさらりと書かれて、美しく、でも気取った風でなく。
いいなあ。
あんな字が書けたらなあ、と、ちょっと願う。

タカシマヤでは最終日となった「志村ふくみ」展も再度覗く。
初日に見て、ものすごーく気になった袱紗は、既に売れたらしい。
ああ…(いや、買わないんだから、それでいいんだけれど…)
それにしても、展示された5点のきものが目に焼きついている。
特に好きになったのが、「田鶴」と題された涼しげな着物。
思い出しただけでもα波が出そう。
いいもの見せてもらいました。

2008.5.19 [月] 

みなさんの演芸部部活、うらやましいです!

※ ※ ※

ぼーさんの日記で知った「お竜さんの写真」
うーむ、かっこいい。

同時に写真に添えられた所蔵者・井桜直美さんという名前に、見覚えが…
そういえば、TBS「夢の扉」で写真修復の村林孝夫氏が紹介された時に登場した方だった。
井桜さんは「セピア色の肖像—幕末明治名刺判写真コレクション 」という本も出版されているそう。

2008.5.19 [月] 仕事が・・・

終わらなーい!
むきーっ。
ネットに逃避して、ますます終わらない。
週末お持ち帰り仕事なんて、自分にはムリでした。

ところでMac生活二週間を過ぎ(職場のみ)、ようやく少し慣れてきました。
そして同時購入したipod tuchも、ちょっとだけ使えるように(涙)
いやー、便利だ、これ!
佐藤可士和が著書や、週刊文春でipodの特徴を「自由」と表現していたけれど(それに影響されて購入決断したんだけど)、なるほど納得。これは広まるのがわかる。
ipodに最初に入れたのは、サライの付録CD・五代目小さんの落語でした(でも、タイトル付け間違って、一緒に入れたSMASHING PAMPKINSに「狸賽」が分類されている・笑)

そして、機械を仲介にしてコミュニケーションが広がる、ということを身をもって知る。
子供の世界では「ゲーム機はコミュニケーションツールだから必要である」とかいう説があって、ゲームをしない私は、「えー?」と思っていた。
けれど、自分のMacやipod導入をきっかけに、20以上年の離れた若い衆と思わぬ会話が増え、そこからふと素顔が覗いたりすることがあった。
なるほど、子供たちがDSやPSPをもって遊んでいるのは、単にゲームに夢中なわけではないのね。

2008.5.17 [土] 天王祭

6月の名古屋はお祭りたくさん。
5日は熱田祭り。
有松絞り祭りもあるし、8日(日)は徳川美術館近辺で山車揃えがあります。

徳川園周辺には須佐之男命をお祭りするちいさな神社がいくつもあり(その昔は牛頭天王社だったらしい)、そのお祭りのようです。
※ ※ ※
検索したら、この「天王祭」は天保年間に疫病が流行したことから始まったそうです。
山車どうしが道で出会うと、そこでひとしきり囃子やからくり人形の披露などがあるとか。

徳川園山車揃え
●平成20年6月8日(日曜日)午前11時〜正午
●徳川美術館前広場
※前日、当日の天候等により、中止あるいは山車揃えの数が減る場合あり。

名古屋市HPにも紹介が。

2008.5.17 [土] 

長袴!
穿かれるんですか〜。うらやましいです。

※ ※ ※

用事を済ませがてら、三越の沖縄フェスティバルを覗く。
泡盛試飲にかなり吸い寄せられるも、ドライバーなのでそこんところは断念。
でもちょっと飲みたいな。山川酒造「さんご礁」一本購入。
「このまま置いておくと古酒になりますよ」とアドバイスをもらうが、古酒になるまでとっておける自信がない(笑)

織物のコーナーでは、ミンサーや花織など見せてもらう。福木(となんだったっけ)で染められた美しい花織の着尺に惚れる。いや、片思いですが。
それにしてもあの黄色は美しかった。高貴な人しにしか許されなかったというのが、よーく分かる。

その後、地下街の「かどや」でウィンドウショッピング…のつもりが、店長と目が合って、中も見せてもらう。こちらにも夏の美しいものがたくさん。
キュートな「因幡の白兎」夏帯に惚れる。小袖屋製とか。ああかわいいー!いや、これも片思いですが。

2008.5.17 [土] てれすこ

「やじきた道中 てれすこ」DVDの記念イベントが石丸電気であるそうです。

【やじきた道中てれすこ DVD発売記念トーク&落語イベント】
●石丸電気 秋葉原3店舗、石丸電気WEBにて
『やじきた道中 てれすこ』のDVD限定版か通常版を購入すると、ペアで招待。
●日時:5月25日(日)12時20分開場(13時開演)
●場所 石丸電気SOFT2(東京都千代田区外神田1−1−10)
●イベント内容
第一部:トーク  平山秀幸、柳家三三
第二部:落語上演 「てれすこ」柳家三三

2008.5.16 [金] 

ほんとうに、被災した人たちは気の毒です>四川
生き埋めになっている人たち、子供たちを、はやく救って欲しい。

同時に、ミャンマーもまた大雨というし、アメリカも先日竜巻被害があったし...報道されていない天災もけっこうあるんじゃないかしら、と心配になる。
以前に被災して、まだ復興できていない、生活が立て直せない人もたくさんいるはずだし。
世の中の不幸は天災以外にもたくさんあるし。

※ ※ ※

地震対策。
あまりしてないのですが、とりあえず食料備蓄。
あと、やはり風呂水は抜かない。
飲料水は、「水」に凝っている親戚がお歳暮・お中元に2リットルペットボトル1ダースのミネラルウォーターをくれるのです。我が家はぜんぜん水に凝っていないので、それを賞味期限ぎりぎりまで放置、いや、備蓄(思えば、備蓄用の食糧を贈答に、っていうのもいいかも)。

阪神で被災した知人談。
*トイレのタンクの水も究極的には飲めるので、普段洗浄剤などは使わない。
*めがねの予備を防災リュックの中に入れておく(この知人もめがねが欠けて困ったそう。私もめがねがないと逃げられません)
*スリッパなどをベッド下に用意しておく(割れたガラスで足裏を切ったという人がかなりいたそう。靴を置いて置ければいいけれど、スリッパでもないよりはあった方がはるかにまし)。

2008.5.15 [木] 志村ふくみ展-裂と遊ぶ-

【志村ふくみ展】
●JR名古屋タカシマヤ10階美術画廊
●5月14日(水)→20日(火)最終日4時まで
●入場無料

展示は、きもの数点、額装・軸装したコラージュ、屏風、タペストリー、袱紗(大・小)など(すべて販売品)。図録(というか作品集?)も。

志村さんの作品を生で初めて見ました。
うつくしい。
傍において眺めたい、かなうことならまといたいと思う布です。
また、ちいさな裂を使ったコラージュ(以前、新日曜美術館で紹介されていたシリーズ)、屏風も美しく、ご本人の筆になる自作や他の詩人の詩もおもしろく、布への愛が伝わってきました。



志村さんの名前を知ったのはいつだっけ?
たぶん小学校(中学か?)の国語の教科書に載っていたエッセイ(桜の木の皮についての話)だったと思う。
その頃は「染織家」「草木染」が何かもまったく知らず、興味もなく、ただ、冬の桜の木の皮で染めた糸が桜色になったということや、そういうものの見方もあるかということが驚きでもあり、うれしくもあった。

数年前読んだ志村さんのエッセイ。
その後日談が書かれていた。なんて正直な人だろう。また、そういう人だからあの色が出るのかな。

着物を手に入れるのは私には無理だけれど(でも小さい袱紗くらいなら〜、いやいや、当分何も買わないのー!)、文庫本なら可能。
久しぶりに志村さんの随筆を読み返してみようかな。

2008.5.14 [水] 草ビロード

「家庭画報」を見、みなさんの日記を読んで気になった草ビロード。
検索して、なるほど、そういうものなのか...

と、思うと同時に、あれ?クバ族の布ってどこかで見た記憶がある...と、書棚をあさる。
ありました、クロワッサンのムック「着物の時間」に草ビロードをアップリケした帯の写真が。

ただ、その説明にはカタカナで「クサビロード」と書かれていたので、私は「クサビロード->楔の道」と思い込んでいたのでした。

...使う文字で伝達される情報って、かなり変わるものですね(と、自分の粗忽さは棚上げ)。

2008.5.13 [火] 東京の虫

友人が息子へと絵本を贈ってくれました。
「カタツムリの親子」
「アマガエルの親子」
生物の生態を物語と写真で紹介、わかりやすい本です。

本の著者はその友人のお母さん。
東京にも豊かな自然があることや、環境保護については、学生時代、この友人とお母さんに目を開いてもらったようなもの。
ホームページには東京の昆虫の写真もたくさん載っています。

2008.5.13 [火] ジャージの代わりに

作務衣かもんぺが欲しい…

研修で某寺へ参禅するのだけれど、服装がスーツ&ジャージと指定された。
スーツはともかく、ジャージがない。
高校時代の芋ジャージしかない。
とても外に来ていけるものではないし、かといって、今後使わないこと確実な、おしゃれなスポーツウェアを購入するのも気が進まない(似合わないのは分かりきっている)

そこで、作務衣はどーかしら!?と思ったのだけれど、寺に素人が作務衣で行くのって、ちょっと緊張する(たとえていえば、歌舞伎座に着物で行くような?)
でも、どうせお金を出さねばならないなら、私はジャージよりは作務衣に出したいなあ…
sousouのunsuiシリーズなんて、かっこいいよ〜。

修行にいくというのに、そんなことばかり考えて、かえって煩悩増えてます。

2008.5.11 [日] 整理講座

以前も日記に書いた、整理収納アドバイザーの知人が、京都で講座をはじめます。

彼女の仕事ぶりは、先日私もリアル空間で見せてもらったのですが、本当に丁寧。そして、整理って日々の生活をより心地よくするためのものなんだと、改めて実感しました。

講座の会場は京町屋be-京都(地下鉄烏丸線今出川駅下車2番出口から徒歩5分)です。

2008.5.11 [日] 稲垣稔次郎型絵染

JR名古屋タカシマヤで、開催中の京都展でソフトクリームを食べようと(あれ?ダイエット計画はどこへ?)行ったところ、ものすごーく偶然に、お世話になっている人に会って、驚く。

きものサロンで型絵染の展示中と教えてもらい、いそいそ見せてもらいに。
稲垣稔次郎氏(いながきとしじろう・重要無形文化財「型絵染」保持者)の原画を元に、染殿 きん與というところが製作したものだそう。
かわいい…
とある付け下げ小紋にきゅん…

また、合わせて置かれた織悦の帯もすてき。
正倉院文様を、ちょっと素朴なとぼけた感じに図案化した袋帯に惚れる。かわいい感じでも、なんだか奥行きも感じられるところ、さすがだなあ。

この展示は火曜日まで。
その後、同じフロアの美術コーナーでは、志村ふくみさんのはぎれやためし織をタペストリーや屏風にしたものなどの展示、また呉服コーナーでは竺仙特集が始まるそうです。

あ、ソフトクリームはもちろんいただきました(笑)

2008.5.10 [土] 江戸のオートクチュール&月日荘

「小袖 江戸のオートクチュール」(
名古屋市博物館)へ行ってきました。

淀君所用と伝えられる小袖にどきどき。
江戸時代、豊臣家ゆかりのものを所持するなんて、幕府への遠慮も恐れもあっただろうに、それでも伝え続けてきた人がいたんだな。伝えたくなる小袖だな。

場内にいた松坂屋の方の解説によると、この淀殿の小袖はこれまでほんとうに‘門外不出’で、ごく一部の人しか見ることができなかったのだとか。
今回は、前半で原本が、後半で昭和9年に作成されたレプリカ(製作は千總が担当)が展示されるそうです。

小袖を堪能した後は、月日荘へ。
いつもと違う道を行ったら、あちこちからばらの香りが。また、ちょっと珍しい建築もさりげなくあり、すてきな地区ですね。

とか言ってたら、半ば迷ってしまったものの、野生の勘で目的地へ到着。
三橋工房のきもの、綿紅梅、帯(名古屋、半巾)、そしてうそつき用の替え袖(かわいいっ)。替え袖は東京の百貨店の展示でもかなり評判だったそうだ。
天野ミサさんのシルバーアクセサリーもすてき。繊細でかわいくて、たまらない。
いろいろ堪能するうち、三橋さん、天野さんんがいらっしゃる。とてもすてきな方々で、また感動。
さらにファンになりました。

2008.5.10 [土] 覚書

DMより。

【レンタル商品・男ものSALE】
衣裳らくや4F・B1F)
5月9日(金)〜18日(日)11:00〜19:30
セール対象のレンタル商品の中には、撮影で使用したものも。
男物は、反物・お仕立て上がり・帯・小物が20パーセントオフ(除外品あり)

あたらしいらくや、一度行ってみたいのだけれど。

名古屋にも誘惑がたくさん。
5月の月日荘、今日からです。
三橋工房の型染めと天野ミサさんのシルバーアクセサリー、夏着物などが見られるそう。

2008.5.8 [木] 9:23 pm

帯の特集が載っていたというのはどの雑誌だったっけ…と、書店を覗く。
「家庭画報」見てきました。
ああ、ほんとうにうるわしい…
そして同じ雑誌で、宮尾登美子さん『錦』の単行本が6月に刊行されると知る。
楽しみ。

「婦人画報」もめくってみる。
「大正ベルファムのことづけ」と題した特集に登場の方々、みな憧れだけれど、特に篠田桃紅さんの美しさに息を呑む。

2008.5.7 [水] 今日の寄り道

大京都展経由大呉座の市行き。

大京都展…「源氏物語千年紀」のロゴがついていたけれど、あまりそれっぽくなかった…

名鉄に移動し、呉座の市へ。
「やゝ」に直行して帯に見入る。
いいものを見ると、ほっとする。
オーナーさんに、帯の結び方についてアドバイスをもらう。目からウロコ。

2008.5.6 [火] れんげ

れんげ。
うちのあたりも少なくなりました。

れんげが見られなくなったのは、コシ○カリの市場価値が上がり、そればかりが求められる、という事情もあります。
(コシ○カリは早く植えるので、れんげが咲くまで田起こしなどを待ってられないのです)
また、れんげは米がよく「できすぎ」て、台風などで稲穂が倒れやすい、という事情もあったり。

※ ※ ※

コシ○カリについて、昨夜のラジオで。
品種改良時に実ははねられ、消えるはずだった品種。
しかしある人が救って、今に至る。
コシ○カリはうまい。でも、どうしてうまいのかは解明されていない(DNAの不思議)。これが解明できたら、もっとうまい米ができるかも…だそうです。

でも、他の品種にもおいしいのもありますよ。
炊き方によっても変わるし。

2008.5.5 [月] 紗献上の伊達締め

KWになっている「紗献上の伊達締め」
数年前、真楽で知って、手に入れました。
便利このうえなくて、通年使用しています。
私は「わたこう」で購入したのですが、HPを見たら、今年も販売(そして新柄)するそうです。
ゑり正うめももさくらではすでに完売の色もあるとか。

2008.5.5 [月] 今日のお出かけ

熱田神宮→松坂屋→能楽堂

きものを着ようか迷っていたのだけれど、けっこうな雨で断念。一人ならともかく、息子と一緒ではムリ(ベビーカーに乗っていてくれた頃はよかった…)

熱田神宮へは、神輿渡御神事を見学に。
お世話になっている方が神輿を担ぐお役目をいただいたというし、端午の節句でもあるし、と参拝にでかけた。
神職の方や奉仕者の方の装束が美しい(傘をさしかける白装束の神職一年生くらすのお兄さんたちは大変そうだったが…)
でも、雨がすごくなったのと、息子のたがが緩んできたので、行列が始まる前に退去。

お願いしたものを受け取りに行ったついでに、ご飯を食べようと松坂屋レストラン街にのぼって、仰天。
ひつまぶしで有名な「あつた蓬莱軒」に入るための行列がフロアを埋め尽くしている。係員さんによると3時間待ち(持ち帰り用ならすぐできるとのこと)。
えっ、開店からまだ数分しかたってないのに?
でも新たに列に加わる人もたくさん。すごい!

その後、能楽堂へ。
今日は子供の発表もある無料の会なので、息子も大丈夫だと思ったのだけれど・・・甘かった!
じっとしていてくれません。
すごすごと退散するハメに。
ふーっ。
当分この方面の楽しみはお預けのようです。

ところで、今日すれ違った熟年ご夫婦。
お二人とも和装だったのだけれど、ものすごーくかっこいい。静かな存在感があり、つい見とれてしまいました。

※ ※ ※

私のごくごく遠縁には山○昌(「名古屋嫁入り物語]シリーズをはじめ、名古屋弁ドラマといえばこの人)がいます。会ったことないですが。

2008.5.4 [日] お祭り

昨日から亀崎潮干祭りが行われています。

このお祭りは、もう、ほんとにかっこいい。
同じ市内であっても地域が違うので、詳しいところまでは知らないけれど、なんでも小学校にあがると男子は祭り要員としてデビュー。囃子の稽古やらなにやらををするうち、自覚を持ち始める(知人の息子の変化を目撃しました)。
そして当日は大ベテランのじいちゃんたちから小学生までが、一緒に祭りをする。
何度か見に行ったけれど、町のあちこちから、祭りに対する情熱、誇りが伝わってくる。

で、今年も見に行きたいんだけれど、、混雑が心配で二の足を踏んでいます。
でもバスも増発しているというし、行こうかな。
どうしようかな。

※ ※ ※

一緒に行くはずの息子は田植えの方をセレクト。うちにはトラクター、田植え機、コンバインと、男子の心を揺さぶるマシンが勢ぞろいなのです(笑)

2008.5.4 [日] 世界の人形アニメーション

BShiで「死者の書」の放送があると教えてもらいました。ありがとうございます♪

【フロンティア シリーズ 世界の人形アニメーション】
● 5月14日(水) 午後8:00〜9:15
「世界の人形アニメーション(1) ピーターと狼〜今年のアカデミー賞から〜 」
●5月15日(木) 午後8:00〜9:20
「世界の人形アニメーション(2) 人形に命を与えた男」
●5月15日(木) 午後11:40〜午前1:00
「世界の人形アニメーション(3)『死者の書』(川本喜八郎)」

2008.5.3 [土] 伊右衛門

毎年GW前後、ペットボトルのお茶「伊右衛門」に手ぬぐいがつきます。
柄もかわいいし、あのちっちゃめサイズがけっこう使いやすい。
今年も出ています。

なんでも、一筆箋のついた伊右衛門も販売されているらしい。

※ ※ ※
伊右衛門のサイトによると、アメリカでも販売をするそうだ。

2008.5.3 [土] 覚書

【大呉座の市】同時開催【初夏のリサイクルきものバザール】
●5月7日(水)〜13日(日)(最終日18時閉場)
●名鉄百貨店本店7F
「むら田」「やゝ」も出店だそうです。

2008.5.1 [木] 黒羽織

祖母の黒羽織のなかから、袷と単、薄物を一枚ずつ、私の寸法に仕立て直すことにした。

まずは、今直せばシーズンに間に合う紗羽織からにしようと、お世話になっている呉服屋さんに持参してみてもらったのだけれど・・・
「…裄がたりませんねー」
現代モノだと思っていたのだけれど、どうやら昔の反物だったらしい。
透けるもので羽織の裄があわないのは、どうしようもないので(透けないものなら、きものの方をつまんでおくこともできようが)、断念。

2008.4.30 [水] 生平が二疋

昨年、とあるお店でセールになっていた生平。
あまりに安くて、2疋購入してしまいました。
帯にでもしようと思ったのだけれど、二疋は多すぎますね、いくら私の胴回りがアレでも(笑)

キイさん日記を読んで、やわらかくなると知ったので、試してみます!

※ ※ ※

覚書。
5月7日(水)〜5月13日(火)
「大京都展」(JR名古屋タカシマヤ)・源氏物語千年紀・
京都から、「一笑」も出店。

5月24日(土) 〜5月31日
ギャラリー濫觴
(豊橋)
企画展【熱帯の島々の藍の布】
10年程前から現地に通っている岡崎真奈美さんの集めた熱帯の島々の藍の布、ティモール島の木の面・彫像、藍瓶の展示販売。

2008.4.30 [水] 

古い長襦袢3枚。
家にあったものです。
錦紗と、モスと人絹(たぶん)。
ほとんど着た形跡がありません。

以前、モスの袖を取って変え袖にしようとしたら、まだ生きていた祖母に叱られました。
「このままにしていても、着られないじゃない?」
「着なくても、わしのものだから、さわっちゃだめっ!少なくともわしが生きてるうちはだめっ!」
自分は私の服とか化粧品とか勝手に使っていたくせに(笑)

なんでも、モスと人絹の長襦袢は、裁縫女学校(というのがあったらしい)の親友と、お泊り、おしゃべりしながら縫ったものだそう。
嫁入り直前で、「こんなに早く結婚するなんて、いやじゃない?ほんとうにあの人好き?」なんていう話をしながら手を動かしたとか。

当然といえば当然だけれど、大正とか昭和初期の女子にも今の女子と同じような会話をしていたのね。

2008.4.29 [火] 巾着月の宝石

というお菓子をいただきました。
鈴カステラ?シフォンケーキ?
おいしいし、食べやすい。
検索したら、DEAN & DELUCAでも販売しているそうだ。

さて、これをくれたのは職場の先輩のご母堂。
以前から、そのお母さんと私の出身高校が同じ、とは聞いていた。
で、お会いしたらその他にもいくつもいくつもつながりがあって、びっくり…
「世間って狭いですねー」
「悪いことはできないわねー」
と笑ってしまった。

2008.4.26 [土] 

ほんとうに、思いつき、企画された方に感謝です。
ネーミングもすてき♪>二度目の成人式
ありがとうございます。

※ ※ ※

みどりやっこさんの日記で、松坂屋で小袖などの展示があることを知り、行ってきました。
今日から名古屋市博物館で開催される【小袖 江戸のオートクチュール】の前の、特別展示(無料)です。

小袖、振袖、能装束、能面(袋も上質)、袱紗、裂、鎧、雛形本などが展示されていました。
数はそれほど多くはありませんでしたが、その質がすごい…
大げさでなく、目頭が熱くなるすばらしさです。
作った人、まとった人、集めた人たち、どんな人たちだったのでしょう。
また、こういうすばらしものを見せてくれることに、感謝。
市博物館の本展示がますます楽しみです。

【小袖・江戸のオートクチュール特別展】
期間:4月19日(土)〜5月1日(木)、最終日は午後六時閉場
場所:松坂屋名古屋店(本店)南館1階オルガン広場
入場:無料

本展示は名古屋市博物館にて今日から。
きもので行くと、当日料金から200円オフ(前売り料金と同じになります)。ユリカ(地下鉄・市バス用プリペイドカード)などを利用して行くと、100円オフに。

2008.4.23 [水] 新作能『織部』

古田織部をシテにした新作能が上演されます。

場所は三重県いなべ市藤原町古田、という、織部ゆかりの地。
入場無料、野趣あふれる(倒した丸太にすわって見たりとか)楽しい会だそうです。

かなり交通の便の限られる場所ですが、お近くの方、いかがでしょう。

【藤原紫光窯薪能】
場所:藤原薬師山紫光窯(〒511-0521三重県いなべ市藤原町古田字薬師山1590)
日時:5月31日(土)
開始時間:未詳(夕方、暗くなってから)
番組:新作能『織部』(奥村満富原作 長田驍節附け)
出演:喜多流・長田驍 他
入場:無料

2008.4.23 [水] 

お仲間もいらして、わーい、じゃあ東都にて秋季かな、という雰囲気です>二度目の成人式’08

うれしーな。
何を着ようかな。
振袖も、訪問着もいいし、黒長羽織も・・・
あ、髪はどうしよう、とか、いろいろ妄想してます。
妄想が暴走して「地毛で日本髪とか?丸髷?」とか一瞬思ったのですが、私が丸髷で黒羽織だとお福さんのコスプレになりそうでもある。

2008.4.23 [水] 耳男

「夜長姫と耳男」
坂口安吾の原作を近藤ようこさんが漫画にしました。

ここにも不思議な織姫が出てきます。

小学館のネットマガジンSOOKでためし読み(「昔売ります」というマガジンをクリック)やちらっと見ることができます。

2008.4.22 [火] 夕凪の街 桜の国

『夕凪の街 桜の国』(こうの史代)が双葉文庫で出ました。
大きい版を見つけた時には読み損ねていたのですが、今回読むことができました。

たいへんな名作です。
声高に戦争反対とか原爆反対とか叫ぶわけではなく、普遍的な人間のいとしさ、悲しさが描かれています。

ところで、同じ双葉文庫から「ボーダー」が出ていました。
なつかしい!
昔、男子友人に「読め!」と半強制的に読ませられたんですが、おもしろかった。へこたれたときに、時々思い出します。

2008.4.21 [月] 花嫁といえば

和装ではないけれど、とある友人のウエディングドレスには驚かされました。
もとはお母さんのものだったというウエディングドレスを、彼女のサイズになおして、デザインもちょっと現代的にして。
スレンダーな友人にとっても似合っていました。

ところでそのドレスは、米沢(お母さんの出身地)の絹織物。
その時点で40年近く経過していたのに、ちょっと真珠色にはなっていたけれど、黄変も、シミもありませんでした。
「よっぽど手入れがよかったんですね」
と、お母さんに尋ねると、
「ううん。ふつーにクリーニングして、ビニールかけたまま、洋服ダンスに突っ込んでおいたのよ」
まじすか!?
高品質の絹はそんなに激しく黄変しないそうだから、このお母さんのドレスはよほどいいものだったのだろうか。

2008.4.20 [日] 丁寧に

昨日子連れで着たきもの。
妙に身八つ口が広い?!
ひっぱられたとはいえ、襟元もぐずついてるし…
今日、ちょっと一人の時間をもらえたので、同じきものをもう一度着てみる。
時間をかけて着てみたら、微妙な点が分かり、問題解決。
ふー、よかった。
でも、丁寧に一つずつしていくことの大切さみたいなことを思い出す。

ところで、気になってます。
広巾の伊達締め

2008.4.20 [日] 花嫁のわすれものといえば

とってもきれいなお嫁さんですね。
みにひつじさんに着付けをお願いしていてよかったですねー♪

披露宴直後に行く新婚旅行(豪州)のための荷物をつめたスーツケースを忘れた友人がいます。
結婚式場のロビーで、花嫁が親御さんに、
「そっちの車のトランクに入れたよね?」
「そっちの車だろ?」
しーん…と静まり返って、10秒ばかり。
振袖で出席していた仲間の一人が、やおらたすきがけにし(←うそ。でもそんな感じで)、
「まだ間に合う!ついて来な!」
と、愛車に花嫁を乗せて荷物を取りに走り、無事新婚旅行に間に合ったのでした。

2008.4.19 [土] 

7月4日の夜、名古屋で「柳家三三ひとり会」があります。

行きたいなー、とは思っていたのですが、かんからさんの日記を読んで、その気持ちが「これは行かねばー!!」となりました。
ちょうど今日はチケット発売日。発売開始の10時には、ローソンの端末の前でスタンバイしていました(笑)
チケット入手のためにがんばるのって、十年以上ぶりです。
楽しみ!

※ ※ ※
チケット入手の後は、紅会全国展の名古屋展へ。
あかねさんの日記を読んだり、KW見たりして、やっぱり行くことにしました。
預かり手がないので、息子の手を引き引き…
会場の方々、入場させて下さって、ありがとうございます…
作品はどれもこれもすてき。
稲妻のように染め分けたきものにびっしり橘を刺繍した、桃山的なもの。それから桃太郎にちなんだ黒留袖(かっこいいことこの上ない!)。御所解きの帯(かぶとやかきつばたで季節感あり)…ゆっくり見られなかったのですが、みんなとてもすてきで、刺した方の時間が伝わってくるような、すばらしいものでした。
また、自作でしょうか、会場の方々の刺繍帯率はきわめて高し。この、みなさんのきもの姿も眼福でした。

さて、あかねさんの日記で物販があると知ったので、ATMに寄っていったのですが、物販コーナーは…あれ?商品少ない?
担当の方によると、もっとたくさんあったのだけれど、すでにたくさん売れてしまったのだということでした。
帯の注文受け付けもしていましたが、こちらは私の予算的に…わはは。
あと、刺繍体験コーナーもありました。

来年も見せていただきたいものです。

2008.4.19 [土] 西村同門会研究能

5月5日に、脇方高安流の研究能があります。
入場無料、御来場歓迎です。
今回はちょっとめずらしい能二番です。
狂言(『嵐山』の間狂言)は『猿聟』。お猿さんの結婚式です。狂言共同社によります。


【第三回 西村同門会 研究能】
場所:名古屋能楽堂
日時:平成20年5月5日 午後一時半開演 (午後四時半頃終了予定)
主催:脇方高安流西村同門会
入場:無料 御来場歓迎

番組
★喜多流能『嵐山』 礼脇 猿聟  シテ 長田驍
★宝生流能『皇帝』 シテ 衣斐愛

2008.4.18 [金] ストッキングが

やぶれる運命なのだろうか、あの呉服屋さんに行くときは…

帯をお願いし、ついでに麻の着物の身幅出しを頼んだ○頓寺の呉服屋さん。
出来上がったとの連絡をいただき、仕事帰りに寄りました。
直したきものを着せられ、チェックを受ける。
よしよしこれで今年の夏は着られるわ!

次いで、このきものに合う夏帯などもいろいろ見せてくれる。
お店ではちょうど単と夏物のフェア中でもあり、ゆかた、久留米がすり、柔らかモノなどいろいろありました。捨松のマゼンタの帯にちょっとくらくら…
いえ、自粛いたしましたが。

ショーウィンドウには、紺(紫?)の夏の訪問着が飾られていました。
紋紗と呼んでいいのかな?太い縦じまの地紋がおもしろい。
前には赤系統で祇園祭の鉾が置かれ、裾に銀で露草(?)が描かれていました。
ちょっとすごい、と思ってたずねると、大正時代のきものだとのこと。
ほれぼれ…

さて、お店を出ようとして、靴を履く段になって(こちらは、昔ながらの、座敷に上がる形の店構え)、かかとに違和感。
ひー。
やってもた。
前回このお店に行ったときには、タイツのかかとがやられていた。
今回は、いわゆる「ナチュラルストッキング」なので、タイツの時より目立たないだろうが…
いやいや、気づかないふり。
なかったことにしておこう。

それにしても、この手の薄手ストッキングってみんなすぐだめになるものなんですか?
1,000円のでも、3足1,000円のでも、一日もてば御の字。
それともこんなに破くのって、私だけ?
ああ、もったいない…

2008.4.18 [金] 7:09 pm

源氏物語千年紀。
いろいろありますね…

※ ※ ※

麦茶に砂糖というのは、祖母によると、昔はやったそうです(@知多半島)
でも、おなじ村育ちの母に話したら、
「えっ?聞いたことない!」
驚いていました。
砂糖を入れる文化と入れない文化が混じっているのかな。

トマトに砂糖がけは、学生時代のバイト仲間(南京からの留学生)のお弁当に入っていて、びっくりしました。
彼女の方も、驚かれたことに驚いていましたが(笑)

2008.4.18 [金] ひぐらしの紋の

ちりとてちんTシャツ、購入してしまいました。
うふ。

販売元はNHKエンタープライズで、送り状と一緒にNHKキャラクター(おじゃる丸とか、ぱんつぱんくろうとか)のシールも入っていて、うれしかったです。

2008.4.17 [木] 春風亭小朝・林家正蔵 二人会

名古屋文化振興事業団主催の「春風亭小朝・林家正蔵 二人会」。
名古屋市の各区にある文化小劇場で、数日間(昼・夜と)行われる会です。

今年度の予定がわかる前にチケットを抑えた会。
でもこのごろ忙しいしな…と、ちょっとまよったのですが、家のことを母に頼んで、仕事帰りに行ってきました。

ところが!
会場は地下鉄ナゴヤドーム前矢田。
地下鉄をおりるとそこは野球一色。
駅の通路の両側の壁には、ドラゴンズの選手もしくはドアラの写真が!
そして、おりしも昨夜は中日×巨人戦。
帰りの電車の混雑を想像し、一瞬足がすくみました。

しかしせっかくここまできたんだから…と会場へ。
こちらもぎっちりお客さん。
しかも座席せまいよー。

でも、結果として、楽しくて、行ってよかったです。

王子の狐 春風亭ぽっぽ
扇の的  春風亭小朝
金名竹  林家たこ平
蜆売り  林家正蔵

(弟子+師匠)×2、という構成。
小朝さん、声がちょっと不調?それでも安心して見ていられます。
そしてやっぱりうまいなあ。
「扇の的」クライマックス、迫力あって、うまい狂言方のした「那須与一語」を思い出したりしながら聞いていました。
だから、次回はじっくりしんみり、という噺をききたいな(前回私がみたときは、ゲストの新・木久蔵さんに、今回は正蔵さんにそういう噺をゆずっていた…)

あと、思いがけず、たこ平さんが笑えました。
妙におかしい。間って大切だなあ。

帰りの地下鉄はやっぱり野球帰りの人々と一緒。
子連れ客に席を譲ったちょっと一杯はいったおじさんが、
「いいんだよ、座ってくれよ!巨人は負けたけど、今日は一日の終わりにいいことしたと思えば、気持ちよく眠れるからさ!」
とか言っていて、おもしろかったです。

2008.4.16 [水] 6:44 am

正装と言えば、昨年の二度目の成人式をうらやましく眺めておりました。
今年二度目の成人式される方はいらっしゃいませんか?いらしたら便乗させていただきたいなあと...

※ ※ ※
わーい!
68年組がいらした〜
うふふ。
楽しみです♪

2008.4.16 [水] 

そうそう、ほんと「参観日」の気分でした!>美布さん
先日の落語会で数年ぶりに再会した先輩に、「参観日」という表現をした方がいたのよ〜、と話して、楽しませていただきました。
ありがとうございます♪

そういえば「花見の仇討ち」って上方では「桜の宮」なんですね。ここで知りました。へー。
ところかわれば。

2008.4.14 [月] 

桂文我さん(絵本寄席などでも有名)の会が7月6日にお江戸日本橋亭であります。
一日で三回の会。

7月6日(日)@お江戸日本橋亭
【文我 宗助 二人会】正午開演
【上方落語珍品集】午後3時15分開演
【文我・三象の怪しい落語会】午後6時30分開演
すべて前売り:2500円 当日:3000円 通し券:6000円

こちらに詳しい内容が載っています。

2008.4.14 [月] もめんの着物

「もめんの着物--着物1年生、2年生に贈るやさしい着物本 」(別冊美しい部屋)購入。

なかなかいい感じの本です。
でも、本を増やさないようにしているので、これは立ち読みだけ・、と思っていたのですが、ついつい。

いやー、だって、月日荘の方々が取材されていたのです。
月日荘のみなさん、いつも親切で、うかがうと和めます。自筆のすてきなDMが届くと、うれしくなります。

そういえば、5月の月日荘はきもの特集。
楽しみです。

2008.4.12 [土] シンクロ三昧

さて、会場への道中。
一人で歩いているのに、けっこうな珍道中でした。

まず、駅近くに車で入って駐車した直後、その道が封鎖(市内あちこちで、祭礼のため通行止めが)。山車が入ってきました。
一分遅かったら、山車が通り過ぎるまで車中で待っていなくてはならないところでした。

次いで、乗った電車で菩提寺の方丈さんと出くわし。
落語会会場への道で迷子になりかけていたら、向こうから自転車でやって来た熟年男性が止まり。なんとそれは職場の上司(道を教えてもらう)。
会場近くでパーキングしようとしている人と目が合い、それは以前の職場の先輩(彼女も気になっていたこの落語会に、やっと来られたとのこと。聞けばかなりの落語好きだった。知らなかった…)。
帰りの地下鉄で、開いたドアのまん前に立っていたのが、以前のお稽古事の先輩。

どっかの‘扉’が開いていたんじゃないか、という日でした(笑)

2008.4.12 [土] お笑いまん我道場 名古屋編

「お笑いまん我道場 名古屋編」へ行ってきました。

ちょうど今週末は地元の祭りなので、じいさんが息子を見ていてくれるといいます。
これは絶好のチャンス!
いそいそ出かけてきました。

「お笑いまん我道場 名古屋編」
出演:桂まん我・桂吉坊
「伊勢参宮神乃賑」発端・煮売屋・軽業・七度狐 中入り まん我「お楽しみ」

「発端」「煮売屋」「七度狐」をまん我さん、「軽業」吉坊さん、中入り後に「花見の仇討ち」まん我さん。

まん我さん。
おもしろかったー!
ほんとうに「一所懸命のおしゃべり」でした。
すなおに笑え、楽しめました。

時折、ふっと枝雀師匠の声というか影が見えるようなところがあって、どきっとしたり。

吉坊さん。
評判はきくものの、こちらも初めて聞きました。
なるほどうまいなあ。
そしてお若いなあ(落語界のえなりかずきです、というキャッチフレーズがあったけれど、えなりくんよりずっと若く見えるよ)。

お二人とも、また聞きたいです。

ところで「お笑いまん我道場・名古屋編」は今回15回。記念にまん我さんの顔写真が印刷されたチロルチョコが一つずつ配られました。写真はそれぞれ違っていて、たのしい。
また、私は早めに入場したので前の方にすわれたのですが、中入りで振り返って、びっくり。
会場は小料理屋の二階なのですが、20畳ほどの和室だけでなく廊下までびっちり人が!
常連というおじ様が、「今日はすごいなあ」と驚いていました。

「お笑いまん我道場 名古屋編」、次回は8月開催予定だそうです。

※ ※ ※
この日の囃子は、15回記念、ハメモノ特集、ということで、生。
近いところで聞く囃子はいいですね〜。
あと、出囃子の笛はまん我さんが吹いていたそうです。うまいな。

2008.4.12 [土] 自然花

火曜日の夜は「開運なんでも鑑定団!」を見るというのが、家族の長い習慣(笑)。
さて、今週見ていたら、きもの姿の女性が鑑定を依頼に登場。
その方があまりに美しくて、みとれてしまいました。
白っぽいきものに、朱の半幅帯をきれいに貝の口に締めて(貝の口があんなにあでやかにもなるとは!)。
半襟の下にも、ちょっとだけ赤を覗かせ。

那須で甘味店を経営していると紹介されていたのですが、お店の名前を失念。
那須・甘味・きもの…というキーワードで検索してみたら、ありました。

自然花(じねんか)

那須らしく九尾の狐うどん、なんてメニューもあるようです。

2008.4.12 [土] 三越イタリアフェア

特に目的もなく、ふらふらー、と見ていたら、なにやら輝くものが!
雑誌で見たことのある「ロカティ」のバッグでした。
美しい織物でつくられたパーティーバッグに、くらくら。まさにセレブの持ち物、という感じです。
だけど私の生活には縁がないのう…
と、思ったらその脇に、同じ織物で帯のようなものを発見。
なるほど、こういう帯があったらすてきよね、でもテーブルセンターかしら?
と、お店の方に尋ねたら、本当に帯(袋帯)でした。

織物はアンティコ・セティフィチオ・フィオレンティーノという14世紀から続くイタリアの織物工房のもの。
ルネッサンス時代の貴族が織らせたものを、復元したんだそうです。
なるほど美しいはず。
ちょっと私には手の出ないお値段でしたが、いいなあ、と見とれてしまいました。

代わりに同じコーナーにあったアットンブリという兄弟の作るアンティークビーズのアクセサリーを見せてもらい(ネックレスの他、かんざしなどもあり)、根付をいただいてきました。
さて、いつ使おうかな。楽しみ。

2008.4.12 [土] 

久々にフルタイム勤務を始めて、一週間すぎました。
ひとまず遅刻もしていません。
(朝礼時に音もなく入っていって「え?ワタクシ以前からここにおりましてよ」って顔で始業したこともありますが。いまだにタイムカード形式ではない職場だからできるワザ)

2008.4.12 [土] 

お仲間がいてうれしいです>パール兄弟

パール兄弟pvは映画監督デビュー前の手塚真氏によるもので、とってもおもしろく、美しかった。
私はビンボー学生だったので自分で入手なんてできず、友達に見せてもらっただけだけれど、今でも覚えている何シーンかがあります。

2008.4.10 [木] 光のゲンちゃん

NHKみんなのうたを見ていたら、

「光のゲンちゃん」
作詞:サエキけんぞう
作曲:千住明

源氏物語千年紀を記念した歌だそうです。
うおー。
おもしろいけど、パール兄弟ファンとしては、ちょっと複雑な気分にもなる歌でした(笑)

2008.4.9 [水] 追記2

展示品には掛け軸もたくさんあり、特に佐竹本三十六歌仙絵巻紫式部日記絵詞には人が集まっていた。
他にも、定家筆の明月記の一ページとか石山切とかも展示されていた。
佐竹本の絵巻切断の話は有名だし、なるほどとも思うのだけれど...
他のものはどうして切断されたのだろう?
戦火で焼けた絵巻の、無事な部分をとって掛け軸にした、というようなものもあったけれど、絵巻のまま発見されたものをわざわざ切断して掛け軸にしている場合もある。
このあたりの事情や考え方が、よくわからない。
当時、古美術鑑賞をするという新しい茶会が志された、と解説ビデオにあったから、絵巻のままでよりも掛け軸の方が、大勢で楽しむには都合がよかったということ?
(どなたか教えてください〜)

ところで展示された掛け軸の中に、西園寺実兼の筆を見つけて、非常にうれしかった。
実兼といえば「とはずがたり」の作者の恋人・雪の曙。
恋も仕事もできる男性。歌は詠むは琵琶は弾くわ、かっこいいぜ。
実兼の字は、さほど濃くない墨で、ぽってりと、おおらかに自分の歌を書き付けたもので、いい味だった。
「とはずがたり」も「後宮」も好きな身としては、実兼さまー、とか心の中でつぶやきながら、しばし見入ってしまいました(笑)

2008.4.9 [水] 追記

如春庵の収蔵品を見て思ったこと。
私が持っている「お茶」のイメージそのままだなあ。

博物館の案内には、如春庵は久田流を稽古しながらも一流一派にこだわらず、新しい茶を目指したと書いてあった。
ということは、如春庵の時代には、これらが新しいものであって、それが名古屋近辺に強い影響を与えたということか。
だから、私が垣間見たお茶の世界は、こんかいの展示と似た空気をもっているのかな。

「へうげもの」で、人々が信長の好みに合わせたり、利休好みになったりしていったのを思い出す。

2008.4.8 [火] 「森川如春庵の世界」

行って来ました。
「名古屋市博物館開館30周年記念特別展・茶人のまなざし・森川如春庵の世界」

展示されている品々の時代はいろいろなのに、共通して流れるものがあり、なるほど集めた如春庵の好みが現れているんだなあ、などと思って見ていました。
収集活動もまた、創造的活動の一つなんだと、納得させられる展覧会でした。

2008.4.7 [月] 入学式

午後から嵐のようだったとはいえ、午前中はなんとか曇り程度。
そんな中、入学式に向かう人々と多くすれ違いました。
きもの姿の保護者もちらほら。
訪問着や付け下げに袋帯、という方が多いようです。
そんな中、黒羽織の人も見かけて、黒羽織好きの私はとってもうれしくなりました。

2008.4.6 [日] 

久々に、着たおし大島(紺系なので、汚されようが何しようが、あまり気にならない・笑)を着て、息子と出かける。
「はーやーくー」という息子の声に、半幅帯で行っちゃおうか、と一瞬思うものの、春の帯を持っていたことを思い出す。
ponia-ponで「紺系の紬が新鮮に感じられるものを」とリクエストして選んでもらった染め帯。

もう桜も散りかけているからちょっとアレかと思ったけれど、桜、スミレ、タンポポの帯は、この季節を逃すと来年まで機会がないので、使うことに。

これを絞めて、またしてもデパートの昔きもの催事におじゃました後、ミッドランドスクエアへ。
42階まで直通で外の見えるシャトル・エレベーターに乗って、展望台へ行ってみました。
エレベーターは無料だけれど、展望台は入場料大人一人700円。ちょっとお高いだけあって、空いていました。
確かにシャトル・エレベーターだけでもかなり楽しめます。
けれど、展望台までのエスカレーターがSFチックだったり、展望台も吹き抜けになっていて、風が吹き込み、ちょっとどきどきしたり…
これで700円なら、一度は行ってみてもいいかな、と思いました。

ところでやはり子連れきものは厳しいことが…
途中で、柔道部の乱取りか?という感じで、息子に襟元を掴まれたり、あせって帯締めをしめたら、仮止めのまま締めなおすことを忘れて出かけて、タレがびよよーん…となってしまったり、白足袋の上を歩かれたり…
それでもきものを着たいという気持ちが残っているっていうのは、自分でも不思議。

2008.4.6 [日] 

きもので出かけられない日が続き、欲求不満になる。
ひさびさに柔らかもので…と思っていた計画もキャンセルせざるを得ず、やりきれない思いを晴らすために、夜中に一人着付け教室などしてみた。
着たいきもの、このシーズンにしか締められない帯などなど、出して着まくる。締めまくる。

そして悟る。
後かたづけがかなりたいへん。

2008.4.5 [土] ミニSLに乗る

某仏教系私立校のイベント(花祭り)へ。
お目当ては、愛好家と鉄道研究会のコラボ企画「ミニSLに乗ろう」。
トーマス好きの息子のために、これは行かねば、と休日の朝早くから出かけてきました。

行ってみると、時間帯の関係か、それほど知られていないのか、あまり混雑しておらず、すぐ乗れました。
そして予想外にも、私も乗ることに(幼児だけで乗ったら危険ということで)。
いやー、着物を着ていなくてよかった(風呂の椅子くらいの高さのベンチにまたがって乗るのです。スカートでもかなり厳しいものが…)。

その後、お釈迦様に甘茶をかけたり(おさがりとして、お菓子などをくれた)、茶道部主催の茶会(というか呈茶席)でお茶をいただいたり。
息子はお饅頭だけでなく、お抹茶も一人前に飲み、顔をめちゃくちゃにしかめながら、「おいちー」。
じゃ、そんな顔するなよ…
でも、中学生や高校生が心をこめてたててくれたお茶は、ほんとうにおいしかったです。

2008.4.5 [土] 刺繍いろいろ

日本刺繍 紅会全国展、行かれたのですね>あかねさん
その場でも体験コーナーがあるんですね。
これはますます私も行きたいわ。行けるかな。

名古屋タカシマヤ『昔きものとリサイクルきものバザール』出店中の『やゝ』さんを覗く。
昨年お世話になったのだが、覚えていてくださり、恐縮。
たくさんの帯の中に、麻に御所解模様の帯を見つけ、理性を失いかける…が、一目で私の胴回りには難しい長さと分かる(涙)
その他、アンティーク帯、復刻版刺繍帯などなど見せてもらったのだけれど、中に、特にすばらしい帯が。
あまりにすごくて、ただただ見とれ、物欲もふっとぶぐらいでした。
ああいういいものを見せてくれるなんて、ほんとうにありがたい。

2008.4.4 [金] 

「つばめきたる」は暦によると4日でした。
で、大安でもありました。

うちのあたりでは、つばめは大安に来るし、「貝が割れる」(雛がかえる)日もそうだ、と言われています。
実はそうでもないことも多いんだけど、そんな風に信じられてるみたい。
また、卵を「貝」と呼んだり、その殻を採っておくといい(効用は何だったっけ?安産?)と言ったりもしています。
かぐや姫が「ツバメの子安貝」を求めた話を思い出します。

2008.4.3 [木] 玄鳥至

つばめきたる。
今朝、つぴーつぴーと鳴きながら、空を飛び交っていました。
(しばらく玄関の出入りに気をつけないと…毎年数回、戸を開けたとたんに飛び込んできちゃうんです)

昨日〜今朝の食卓には蕨が載りました。
たんぼで母が採ってきたもの。

春ですね。

2008.4.3 [木] 1:42 pm

光文社の新雑誌「HERS」
地下鉄内の吊広告を見たら気になるコーナーがあり、本屋で立ち読み。
その連載とは。
「きもの・こつと粋
連載(1)「いきなり呉服屋さんには出かけません」(廣野朝美)」

これ、いいですよ!
実はあんまり期待せず開いたのですが、おもしろかったです。
街中での着物姿の、ちょっと惜しい、もったいない、って感じの写真が載せられています。
「きもの美人特集」を載せる雑誌はたくさんあっても、失敗例の特集はあまり見たことがないので、新鮮でした。
悪意のない視線でチェックされているようにも感じます。それぞれがなぜ「失敗」なのか、何を直せばいいのかも説明されています。
あと好感をもったのは、解説者の廣野朝美さんが、ご自身の着付けは江戸前で(さらにそのご自身の定義も説明)、地域によって好みや着付けも違う、というようなことを明言しているところ。
これも珍しいことではないかと思います。

雑誌全体としては、私の生活とあまりにもかけ離れているので、購読はしないでしょう(笑)
でも、この連載だけ単行本になったら読みたいな。

2008.4.3 [木] 0:41 pm

染丸師匠の会、うらやましー。

「立ち切れ線香」は東京の他の人で聴いたことがあり、そのときは、どーしてこの若旦那に小糸がそこまで惚れるのか理解できなかった。
でも、先日のNHKちりとてちん落語(桂 文枝)では腑に落ちた。
これってやはり上方の物語なんだなあと思う。

「銀座百店」(2008年1月号)で三津五郎さんが東西比較をしていて、ものすごく説得力のある説明で、おもしろかった。
そこで、三津五郎さんが、梅川忠兵衛を関西系の人ばかりでしたのを観たとき、「初めて『ああ、こういうお芝居なんだ』と納得しました」と言っていたのを思い出す。
東京出身の人間には関西弁のイントネーションは難しいかとの問いに、
「難しいです。それとやっぱり体のにおいがね。」「ぼくらは逆に関西の人には絶対にできない江戸のにおいがあるんだから。これは理屈じゃないんです。」という言葉も。

2008.4.2 [水] 4:28 pm

某催事出店の某店にて。
や〜め〜て〜
と、叫びそうになった。
「これ何織っていうの?」
と、商品の帯を、単に触るだけならともかく、こすっている人を目撃…

2008.4.2 [水] 6:54 am

神戸岩茶荘の名古屋ラシック店からDM。
4/1〜5/18まで閉店セール。

茶葉20%OFF
化粧品10%OFF
什器・中国製テーブル・椅子・茶器・食器・アオザイなど(什器類の送料は自己負担)

2008.4.2 [水] 6:53 am

4月22日はアースデイ
今日、立ち寄った円頓寺のi-cafeでアースデイのチラシをもらって思い出す。
愛知では、4月27日(日)、久屋大通で、「LOVE&ビンボー大作戦」(いいキャッチフレーズだ)として、フリマや物々交換などのイベントが。

2008.4.1 [火] 5:26 am

今回のことに懲りて、手持ちのきものをもう少しきちんと管理&着ようと誓う。
何度目の誓いか忘れたが、もう衝動買いしない!とも誓う。

2008.4.1 [火] 身体は大切に。

今、私が死んだら、路頭に迷う人間がいる。
ふと、そんなことを改めて考えて、先送りにしていた定期健診を受けに、電車に飛び乗った。

で、帰宅後、もっと検査しろという呼び出しを食らう。
いにしえの動物占いだと私は「コアラ」(最悪の事態までを考える)タイプ。
なので極端な想像をいろいろしまくる。
「着てない着物、どうしよう?」
から始まって、
「あの帯、売ったらいくらに?!てか、どこなら高価買取?!」
まで。
一通り妄想すると、冷静になり、そこまでのことはなかろう、と落ち着く。
(実際、話を聞きに行ったところ、そこまでのことはなさそうでした。ほっ)

が、「きのう何食べた?」の筧史朗のせりふを借りれば、40歳を目前にして、見た目のためでなく死なないために体重とかなんとか気にしなくてはいけなくなったということね。
というか、近年見た目を気にしている余裕はなかったけど、それは気力もなかった、ということで、つまりは健康とも関連があった、ということね…

ところで、思いつきで検診に行ったので、すっぴん(という言葉も申し訳ない、単なるノーメイク)、部屋着に毛が生えたような格好で電車に乗った。
そしてそんなときに限って、大事な人と出くわす。
違う路線を利用している筈のマダムにばったり会ったのだが、かなり年配の方なのに、ハイキングのスタイルもとってもおしゃれ。いきいきはつらつ。
私はといえば…マダムとお友達のグループと気づかずに、なんとなく席を譲ろうと立ったのだけが、救い。
(タヌキ寝入りしてなくてよかった)

2008.4.1 [火] 映画&落語講座

名古屋文化振興会のワンコイン企画。

【名古屋港文化小劇場企画公演 落語ざんまい】 
〜映画「しゃべれどもしゃべれども」&雷門幸福の落語
●主催:(財)名古屋市文化振興事業団 港文化小劇場
●場所:港文化小劇場
●日:5月4日(日)
●時間:14:00〜16:40
●入場:500円

2008.4.1 [火] あいち平和映画祭

【あいち平和映画祭】
●日時:2008年4月26日(土)10時開場
●場所:ウィルあいちホール
●上映作品
 「陸に上がった軍艦」
 「夕凪の街 桜の国」
 「トンマッコルへようこそ」(韓国)
●講演
「世界を駈ける特派員ルポ」伊藤千尋(朝日新聞記者)
●料金:1日通し券(3作品鑑賞) 前売2000円(当日2300円)1作品券 前売1000円(当日1200円)

新藤兼人監督の戦争体験を描いた「陸に上がった軍艦」にひかれたのだけれど、「トンマッコル…」も見たいなあ。

2008.3.30 [日] 7:16 am

覚書
名古屋タカシマヤ
『昔きものとリサイクルきものバザール』
4月2日(水)→7日(月)
10階催事場

出展
【昔きもの・裂】
京都・やゝ
福島・母屋
【リサイクルきもの】
名古屋・大福屋
大阪・布ギャラリー美々
神戸・最旦館ケイコ
【和装小物】
仙台・仙台屋
東京・胡蝶履
京都・花きょうび
京都・さんび
福岡・美装流

【実演】
胡蝶履・ぞうり鼻緒すげ、ぞうり修理
美装流・前結び

2008.3.30 [日] 7:12 am

KWにしたインターネットで邦楽を視聴するの椙山女学園大・飯塚恵理人先生のページで、戦前の落語のレコードも聴けるようになりました。
東京の落語と上方の落語の違いがわかりやすいようなものを選んだそうです。
さすが戦前のもの、ぷちぷち、という音も聞こえてきますが、それもまた味のうちかと。

思い出亭

2008.3.29 [土] 9:40 am

先日、NHKで「にっぽん紀行 春 出発「門出の春 安城・芸妓物語」という番組を見た。

愛知県安城市では、現在も芸者さんたちがいるんだそうだ。
置屋も6軒。
京都の芸妓とちょっとイメージが違ったけれど、こんなにたくさんんの芸者さんが安城にいたとは知らなかった。

2008.3.29 [土] 9:19 am

近所の川原の桜が見ごろ。
菜の花も満開。
レンゲ…はまだだけど、タンポポは花盛り。

「ちりとてちん」をしのびつつ、おにぎり持ってお花見に行ってきます。

2008.3.28 [金] 6:50 pm

「むすびひめ」のCDが出たそうです。

「むすびひめ」は田島和枝(笙と「う」の演奏家)、中村香奈子(横笛・排簫、舞など)のユニットです。

4月には、CD発売を記念して、いろいろな場所での奉納演奏やイベント(無料のものもあり)が行われるそうです。

2008.3.28 [金] 6:42 pm

わーっ、うらやましいっ>柳家三三さんと桂吉弥さんの二人会 そして林家染丸師匠の独演会

5分後には予定枚数終了…すごいですねー。
こういうことがあると、元気が出ていいですね。

私も狙っている二人会が。
行きたいな、行けるかな。

第15回 お笑いまん我道場 名古屋編
4/12 土  16:00  
お食事処 楽  
¥2500   
出演:桂まん我・桂吉坊
「発端」〜「軽業」〜「煮売屋」〜「七度狐」 中入り まん我「お楽しみ」 
問 :お食事処 楽 052-482-2464

2008.3.28 [金] 0:05 pm

小三治一門会、うらやましい〜
三三さんは、先日の名古屋での独演会に関して、インタビュー記事と、とてもよい評が新聞に出ていて、気になっていました。
いつか聴きたい。

この前終わっちゃったんだけれど、気になっていた再放送ドラマがある(なにせその時間は「ちりとてちん」を見ていて、そちらを見られなかった)。
ふるーいドラマで、梨本謙次郎が噺家、清水由貴子がおかみさん、弟子に松尾貴史(今とぜんぜん違う風貌)がいた。
ちらっと志ん朝師匠の顔も見えた。
「噺家カミサン繁盛記」というタイトルだったらしい。
検索してみたら、小三治師匠のおかみさんが書いた本が原作でした。

2008.3.27 [木] 

新生活のために洋服を見に行く。
が、手ぶらで帰る…
着物なら「お手ごろだわ〜」とか言っちゃうお値段も、洋服に払うとなると惜しい。
われながらあきれ果ててしまう。

2008.3.27 [木] あぶな坂HOTEL

萩尾望都「あぶな坂HOTEL」を読みながら、泣いてしまった。
電車の中だというのに(苦笑)

2008.3.27 [木] 7:01 am

来年度からしばらくぶりにフルタイム勤務が始まる。
起きられるのか、激しく不安(笑)。
そして新年度準備のために倉庫を入ったり来たり、荷物を担いで階段上ったり下ったり。
ま、お金をもらって身体を鍛えていると思うことにしよう。

年金特別便。
わたしにもきました。
笑ってしまった(そういう場合ではないけれど)のは、最初に勤めた会社の記録がすっぽりぬけていたこと。
年金手帳をもらったのは、たしかこの会社経由なんだけどなあ。

2008.3.23 [日] 6:56 pm

昨日、セント・パトリックス・デイのパレードを見物してきました。
日本中、いや世界中で行われているこのパレード(伊勢でもやってたんだ!)、名古屋では大須観音を出発、大須を一周していました。

キッコロ、モリゾーを先頭に、バグパイプ、アメリカ陸軍の楽隊、高校のブラスバンド、ボランティアグループなど。
アイリッシュセッター、ウルフハウンドも参加していました。

コスチュームコンテストに、若草色の着流し、ハンチングをかぶった男性もいました。かっこよかったです。

2008.3.23 [日] 

アマゾンから本が届く。
「のだめ」20
「へうげもの」6
「暮らしの歳時記 お気に入り着物十二ヵ月」

うーん、たくさん出版される漫画なんかは、実店舗で購入したほうが早いですね。
「のだめ」、「へうげもの」、数日遅れで、やっと入手できました。
さーっ、読むぞ!

「暮らしの歳時記 お気に入り着物十二ヵ月」
かなりラブリーな表紙です。中のコーディネートもラブリー。ワタクシではいろんな意味で真似できない…
それでも購入したのはfussaさんの本だったから。
雑誌「SESAME」に載っていた、fussaさん作の子供用きもの(ミナペルホネンの布で、姪御さんのために作った七五三のもの)がとってもすてきで、ファンになりました。
とりあえず、ぺらぺらっとめくったところ、和裁の知識も書かれていて、いい感じです。爪革や草履枕の作り方も。

2008.3.23 [日] 能楽堂に着ていくもの3

もしくは「着ていかないもの」。

なんでもいいんじゃないの?
というと、じゃあNGはないのか?と言われるのですが、いくつかはあると思います。

いつぞや隣席にいた美女。
激しくスリットの入ったミニスカートで美脚を組みかえるたび、気になりましたがな、見とれましたがな、舞台に集中できませんがな(笑)

成人式モードの娘さん数人。
振袖、大きく結んだ帯、高く結った髪。
かわいくて、とてもきれいなんだけど…
傾斜の少ない能楽堂の観客席で、前にそういう方に数人並ばれると、舞台はまったく見えません。

着るものではないけれど、自分がやっちゃって、申し訳なかった〜、というのは、香水。
薄めだと思ったんだけど、やはり好き嫌いはあるし…
気づいて、つけたところを休憩時間にトイレで洗ったことがあります。

2008.3.23 [日] 能楽堂に着ていくもの2

着るものにこだわらなくてもいいのでは?

という前提で、それでも何がいい?自分は何を着ていく?きものなら何?と訊ねられたら、こんな感じに答えています。

一般的には、能楽堂は小紋相当に一重太鼓(帯は織りでも染めでも)が多いよ。

あと、漫画家の成田美名子さんや近藤ようこさんも、本の中で、小紋を着ていくことが多いと書いてたよ。
それと、確か白洲正子さんは能楽堂へは華やかなものは避けていたとか(どこに書いてあったか忘れてしまいました。ご存知の方、教えて下さい〜)

紬ももちろんすてきだし(銀座に移転した某店で、お若いスタッフは「私たちみんな、紬で能楽堂に行きますよー!」と勧めてくれました)。

半幅帯も(私はでっかいお尻が気になるので、していきませんが)、賛否両論あると思いますが、とある能関連のお姉様が夏の着物に貝の口をきゅっと占めていたのはかっこよかったです。
何より座席にもたれられて、らくちん。後ろの方の視界をさえぎる可能性も少なくなるかと。

2008.3.23 [日] 能楽堂に着ていくもの

能にお誘いするときに、よく訊ねられます。
「何着てったらいい?」
答えます。
「何でもいいんじゃないですかー」

関係者はまた別の事情になるのでしょうが、観客として行く場合は、あまり気にしなくてもよいのでは、と思います。

地方性、会の特徴もあると思いますが、今まで私が見た範囲(東京、名古屋、京都、大阪など)だと、ジーンズにTシャツの人もけっこういるし、作務衣のおじ様も。
紬の方も、訪問着の方も。
振袖の娘さんも、着流しの男性も。
スーツの人も、セーターの人も。
あっ、ご案内したヨーロッパの御仁がタキシードで登場ということもありました(いっしょにいる私の、つりあわないことったら〜)。
ほんと、多種多様。

2008.3.20 [木] ガード加工は要るか?

(まじめな話ではありません)

ガード加工って要るんだろうか。
という疑問を一気に解決してくれたのは叔母。
してあると確実に助かることがある、と身をもって証明してくれました。

何年か前のこの季節、従弟の結婚式のために名古屋から金沢へバスで移動中のときのこと。
新郎の母である叔母は、到着後すぐに挨拶などできるように、留袖を自宅から着ていきました。
バスには、当時3歳の孫も同乗。
走り回って危ないので、捕まえて、叔母が膝に乗せました。

何が起きたか、お分かりになると思います。

「○ールトーンしてたからよかったけどね」
と、つぶやく叔母。
孫にお漏らしされた留袖を、お絞りで拭き(到着後に式場で借りて着替えるには時間が足りなかった)、参列したそうです。

そのときの引き出物が出てきたので、思い出してしまいました。

2008.3.19 [水] 3:33 pm

みなさんの日記を読んで、ふむふむ、そうそう、ええっ!

むかし桜さん、スミマセン、オチが破れた靴下で(汗)

ぼたん柄の、すてきですね。
名古屋市博物館「森川如春庵の世界」は会期中いくつか展示換えがあるそうです。
重要文化財「佐竹本三十六歌仙切・柿本人麿」は4月1日〜。昔、NHK「絵巻切断」という番組でこの事件を知ったときには、衝撃でした。
同博物館では「大ナポレオン展」も開催中。

2008.3.19 [水] 反省5

件のきもの。
青土の麻に一衣舎の江戸更紗という一枚。
二年前、豊橋のギャラリー濫觴の企画展で、あれこれ迷って、相談にのってもらって選んだもの(その節はお世話になりました)。

畳紙から出したところ、お店の人たちに誉められる。
これが他のきものなら、お世辞か?とも思うかもしれないのだけど、このきものに関しては「そーでしょそーでしょ!」という気分(笑)
「いい柄ねえ」と繰り返されて、このお店への信頼感も高まる(はい、私は単純です)。

さて、寸法を確認して、
「念のため、身長は?」
○○○センチです。
「じゃあ、目方は?」

き、きたかー!

でも、もうヒップサイズもわかってるんだからそこはパスしてくださいー。
「男の子に言うなら恥ずかしいかもしれないけど、私に言うならいいでしょ、さ!」
と促され、確かにここでうそ偽りを申し立てても仕方ない、と、自白。

でも、きもちよく自白(笑)させたり、納得させたりするのも、技だよなと思う。

いい呉服屋さんを「学校」だと、鶴見和子先生は書いていたけれど、私はカウンセラーのようだとも思う。

やってきた客に、自分に似合うもの、欲しいものを取捨選択させ、理解させるところが、似てません?

でも、いいカウンセラーが決して多くはないように、そういうことのできるお店は少ない。
だからこそ、そういうお店に出会えたら、長くお付き合いしたいなあ、と思ってしまう(買えないけど)

また、当初の目的地に行けずにたどり着いたところで、いい出会いがあった。これもご縁かな、とか。

さて、この後、お茶でもどうぞ、と奥の間へ。
久留米絣のきものが飾られている部屋で、先客のすてきなマダムと同席させていただき、きんつばをいただく。

・・・というようなことで、気持ちよく帰路に着いたのだけれど、家で靴を脱いで、ぎょっ。
タイツが、ご臨終を迎えとりましたがな・・・・
いったい、いつ破れたんだろう?呉服屋さんで靴を脱いであがったときはどうだったんだ!?
すでに破れていたかも・・・
恥ずかしい・・・

いい出会いを大切にしたいと思ったら、まず、自分をきちんとしなくては(最低限の身だしなみぐらいは)、とまたも反省したのでした。
(おしまい)

2008.3.18 [火] 反省4

大女将が出してくれた帯をお願いすることに。
すると大女将、鯨尺を持って、私の体格に合わせてどれくらいの帯幅か、どこを調整すると柄があうか、ということを説明してくれます。
同時に若い店員さんに、こういうときにはこうして…と教えていきます。

私の曾祖母がよく「捨て目をしろ」ということを言っていたそうです。
移動しながら、何かしながら、ついでに何かできないか、次にどうしたらいいかあちこちに目を配れ、ということらしい。

この大女将さんもそうだよな。
客に説明しながら、若い社員に教えている。
帯を出してくれたときも、私が何を手に取るか、どう反応するかをさりげなく確認しつつ、そこから判断して次のものを見せてくれたんだろう。
無駄がなくて、合理的で、かつ気がきいている。

ワタシ、老若男女問わず、こういうタイプに惚れてしまうんです〜

懸案のきものをおずおず出して、「あのー、幅だしなんてしてくれますか?」と私がお願いしたのは言うまでもありません。
(まだ続く)

2008.3.18 [火] 反省3

仕立て屋さんを待ちながら、縁がないのかなー、とも思う。
そういえば、こことは、以前にも行き違いがいくつかあったしな。
(というか、私の場合、間に呉服屋さんを入れずに直接仕立てを頼むと、失敗する…頼み方もまずいのだろう。)

まあしかたない、出直そう…
とぼとぼ歩き出しました。

しばらく行くと、とある呉服屋さんの前へ出ました。
いつも指をくわえてウィンドウを覗く(でも覗くだけの)お店です。
おりしも決算セールの初日。ちょっと見せてもらいましょう…と入ったところ、掘り出し物がたくさん!

以前からいいな、と思っていた、某デザイナーの着尺、帯も半額です。
でも…いざ当ててみると、似合わない。
でも好みなのー!
悩んでいると、奥から大女将さんが出てきました。
こんなのも、こんなのも、と見せてくれた中にドンぴしゃりな帯が!
私の好みにも、着ていく場面にも、お財布的にもぴったりな一筋が出てきました。
(続くかも)

2008.3.17 [月] 反省2

幅だしをしてくれるという仕立て屋さんへ、某日、きものを持参しました。
いや、約束はしていません。
「やりますよー」、「じゃ、お願いします、そのうち持ってきますねー」、とメールでやりとりだけです。
だから、私だって悪いのです。
ちゃんとアポをとっていかなくちゃだめだよ。

なので、行ったら店が閉まっていても文句は言えません。

お店の扉にかかったホワイトボードには、
「2時には戻ります」
と書いてありました。中には人の気配なし。
そのとき2時5分前。
数分待って、でも帰ってくる様子がないので、近くのカフェへ。
いろりのあるカフェで、ほっこりしたり、スタッフとおしゃべりしたりして、小一時間すごしました。
そして仕立て屋さんに戻ったのですが、店はまだ閉まったままです。

雨の中、呆然。
(続く)

2008.3.17 [月] 反省1

二年前の夏に出会った、麻の反物。
手元に届いてから、時々だして眺め、喜んでいました。
でもそのままでは着られないので、去年の今頃、地元の呉服屋さんで仕立ててもらいました。

注文に行くとき、自分のきものを持っていって、
「この寸法でお願いします」
と頼んだところ、女将さんの顔が曇り、
「ちょっと身幅狭くないかしら?」
はい。
娘時代に作ったきものですから。
でも、その時はダイエット計画中(計画だけ・笑)だったんです。
なので、
「これでお願いします!」
と、おとなしい感じの女将さんに宣言しました(今思えば女将さんに従えばよかった。悪いことしたよ。猛省)。

で、結果として、やはり狭かった。
いや、透けない生地なら、なんとか着ちゃう寸法。
でも、夏の透けるもので、前幅のあわせが狭いのって、かなり…
ということで昨夏は着られず。
その後痩せもせず(爆)

このままにしていたらもったいない!
この夏こそ着たい!
なので、身幅を出してもらうことにしました(自分の身体を絞るより、そっちの方が早い・涙)。
仕立ててもらった呉服屋さんには、さすがに恥ずかしくて顔を出せないので、別のところでお願いすることに。
以前、お世話になった仕立て屋さんに問い合わせると、直しもやっているということで、そちらに持参することにしました。

そして、その後、思わぬ展開に。
(続く)

2008.3.16 [日] 京都駅にて

展覧会に子どもを連れて行くのは躊躇する…
のですが、そうとばかりも言っておられないときもあり、見せてやりたいという気持ちもあり。
ま、騒ぎ出したら、即撤収ですが。

今回は(おいしいケーキを食べた後、ナチュラルハイになった以外は)静かにしていられました。

帰路、家へのお土産を探して新幹線コンコースをうろうろしていたら、売店の店員さんが何か運んできます。
あ、あの懐かしい濃いピンクの包装紙は…

赤福だあ!

京都土産に赤福を買わなくてもいいようなものですが、今、名古屋で買おうとすると、ものすごーく面倒なのです(整理券を受け取り、長い列に並び…)。
それが、今、目の前にー!
一番乗りで一箱購入。
私の後からも、気づいた人が続々と購入して、即売り切れとなりました。

家でも赤福は大歓迎されました。
今まで私が買ってきたどの京都土産よりも喜ばれたかも?
懐かしい味。やはり赤福はおいしいです。
ただ、いくつか変わった点が。
赤福の上におかれていた木の薄い板が、木目をプリントしたシートになっていました。
一枚ずつ入っていた「伊勢便り」というしおりの代わりに、社長からのお詫びと誓いが入っていました。
なるほどなあ…

2008.3.16 [日] 大山崎山荘2

ところで、きもので行くかどうか、かなり迷いました。
結局洋服にしたんだけれど、正解でした。
いや洋服で、というより、靴で。
だって駅から山荘までの傾斜といったら、道というよりすべり台?
私はトリッペンの歩きやすい靴でしたが、もしヒールのあるのを履いていたら、目的地にたどり着けなかったかも。

鶴見和子先生は「きもの自在」の中で、草履で山登りもすると書いていたけれど、ほんとの「山」で、土を踏んで歩くのなら可能かもしれない。
でも、ここのような舗装された急な坂道を草履で行くのは、かなりの覚悟が要ると思いました。

山荘を出た後、せっかくだからとさらに山を登って宝積寺へ。
知らずに行ったんですが、こちら、有名なお寺なんですね。
一寸法師にも縁があるらしい。

しかし、ここへの道がまた…
スキーのジャンプ台か?という傾斜です。
すれ違ったハイキングの一行は、ステッキ(中にはスキーのストック)持参してたし。
のぼりつめたときには、思わず息子がハイタッチしにきたくらいの、ものすごい道です(ある意味達成感は味わえましたが)。

駅から大山崎山荘までは送迎バスも出ているようだけれど、どこまで連れて行ってくれるのか未確認。
タクシーは庭園前トンネルまでしか入場できないらしい(そこから美術館までも、かなりの坂道)。
ということで、これから行く予定の方、足元には充分ご注意ください。

2008.3.15 [土] 大山崎山荘

KWにした大山崎山荘、柚木沙弥郎 染の仕事
行ってきました。

展示は常設・企画展含めてそう多くはないけれど、充分楽しめました。
展覧会というよりも、趣味のいいお宅に伺って、コレクションを見せていただいている、という風。
英国風建築の本館のあちこちに展示された柚木作品も、河井寛次郎やバーナード・リーチの作品も、そこにあるのが自然、といったよう。

時として「美術鑑賞」という言葉は冷静な、客観的なものとして響くけれど、そんな感じではなく、愛でるというように作品に接することができたと思う。

あとカフェのケーキが、紅茶が、オレンジジュースがおいしい!
ほんとはビールもいきたかったけど、子連れだったので自重(笑)。
カフェのテラスからの眺望も気持ちいい。
山を見渡し、電車の線路を見下ろし、風に吹かれ。
「あっちの山からねこバスが来る〜」
と息子が言うような眺めでした。

庭園では椿は見られたけれど、桜はまだ。
でも、手入れの行き届いた庭は気持ちよく、バリー・フラナガンの野兎の立つ芝生は子どもに大うけ。
庭園は入場無料ということだし、近かったら何度でも訪れたい場所。
いや、ちょっと遠いけど、また行きたいです。

2008.3.15 [土] 8:37 pm

かんからさんと本たちにご縁があったんですね!>「国際稀覯本フェア」
私もなんだかうれしいです♪

「めざましテレビ」で、フェアが紹介されていました。
スタジオにはコペルニクスの本も登場。
あのような本が大切に大切にされ、今も残っているということにしみじみ。

2008.3.13 [木] 2:40 pm

国産タケノコ確保に竹林整備という記事を新聞で見つけた我が家、騒然となる。

うちの村にも来てくれ!

春になると、
「筍堀に来てー」
という声が、あちこちからかかる。
「うちの藪だけで手一杯だよー」
とお断りする。
それでも毎日毎日毎日筍が食卓に出るのである。
(ということで、私は、筍がお金でやり取りされるものだということを、ずいぶん大きくなるまで知りませんでした...)

2008.3.13 [木] 2:30 pm

Kさん日記を読んでびっくり。

新宿マイシティてルミネになったんですね・
学生時代、田舎から東京に出て、右も左も分からずウロウロビクビクしていた頃、あのあたりだけはなんとか足を踏み入れることができた。懐かしい地域。
ベルク、そして呉服屋さんも立ち退きを迫られているそうです。さびしいです。

ベルクの署名、郵送でもできるんですね。
一枚送ろうかな。

2008.3.13 [木] 2:12 pm

覚え書き。

雄松堂ヴァーチャル展示室
おもしろい本の写真がたくさん見られます。
荒俣宏氏のレクチャーも。

あと、先ほどこちらから出版された「夫婦善哉」完全版
読みたい…

2008.3.13 [木] 「著作権者を探しています」

おじいちゃん、おばあちゃん、親戚のおじさん・おばさんに、物書きだった人はいないでしょうか?

思い当たる方は、一度、雄松堂書店「著作権者を探しています」というページでその人の名前を探してみてください。

雄松堂書店は古書店ですが、古書復刻、学術書輸入、マイクロフォーム化などの事業も行っているそうです。
この書店と早稲田大学が、近代文学の雑誌の復刻作業を進めています。その古い雑誌に掲載された作品の著作権者で、連絡先がわからない人について公開調査が行われています。

ちなみに私は知人のおじいちゃんについて調べていて、このページに行き当たりました。
邦楽の仕事を長くしていたというおじいちゃん。でも剣豪小説も書いていたのだと分かり、知人もびっくりしていました(笑)

2008.3.12 [水] 11:00 am

覚書。

日本刺繍 紅会全国展

東京
4月2日(水)〜4月6日(日) 11:00〜17:00
東京銀座画廊・美術館 銀座2丁目銀座貿易ビル(メルサ)7階

大阪
4月10日(木)〜12日(土) 11:00〜18:00
ラマダホテル大阪2階

名古屋
4月17日(木)〜20日(日) 10:00〜17:00
名古屋電気文化会館5階 東西ギャラリー 

展示会にさきがけて、一日体験講座もあるそうだ。

2008.3.11 [火] 7:52 pm

先日、地下鉄内できこえてきた会話。
女子高校生A「わたし、ピアノやってるんだ」
女子高校生B「わたしもー。今、ショパンの‘そっこうきょく’やってるの」
A「は?」
B「有名な曲だよー。あれ、シューマンだったかな?シューベルトかもしれない。」
A「あ、あの、‘そっきょうきょく’、じゃないの?」
B「え?でも、結構速い曲だよ」

・・・速攻曲?

盗み聞きするつもりはなかったけれど、あまりにおもしろくて聞き入ってしまいました。
千秋先輩が聞いたら激怒しそうだが。

3月13日、のだめ20巻発売ですね。

2008.3.8 [土] 3:17 pm

ボストン美術館浮世絵名品展へ。
保存状態が大変よく、きれいな色が残っていました。
ポスターにも使われている「市川蝦蔵の暫」、解説ビデオによると、白目の表現に工夫があるそうで、じーっと見ると…すごいです。白目の縁に青系グラデーションが。
でも、以前どこかで見たことがあるものがたくさんあるような…(って版画だからどこかで観ていて当たり前なんだけど)、この既視感は?
あ、11月に松坂屋美術館で開催されていた「V&A美術館浮世絵名品展」と重なる作品がずいぶんあるんだ…と、思い出す。

さて、この浮世絵名品展半券を見せると、名古屋市美術館の北斎展が百円オフ。北斎展半券をみせると、浮世絵名品展100円オフだそうです。(北斎展は携帯サイトからの割引もありました)

2008.3.8 [土] 3:03 pm

再度、松坂屋美術館「小堀遠州展」へ。
も一度見たいなー、と思っていたら、たまたま寄った松華堂(市内の老舗和菓子店。おいしー)で招待券をもらい、ホクホク顔で行ってきました。

二度目なので、好きなものだけをじっくり。
定家の「桜散る」の掛け軸は、なんだか輝いているようにさえ見えたけど、字もさることながら、きっと表装の趣味も抜群なんだろう。遠州本人が大切に、選びに選んで決めたんだろうな、なんて思いました。

さて帰りに松坂屋内「サドゥー」へ寄ろうとしたら、なんと閉店してしまっていた。
抹茶パフェ好きの私が一番好きなのが、ここのだったのに…他のものもおいしくて、お店の雰囲気もよかったのに…残念。

2008.3.5 [水] 8:46 pm

タカシマヤ上品会へ。

今まで案内をいただいても行けなかったのだけれど、今回は都合がついたので、見学へ。
いや〜、はっきりと何も買えないと分かっていると、いっそ安心して見にいける?!

でもほんと、すばらしいものをたくさん見せていただきました。
はふー。幸せです。
そして買えません〜、と言っている私にも丁寧に親切に、かなり詳しく説明してくださった店員さん、メーカーの方々に感謝。

2008.3.3 [月] 

小朝独演会。
たのしゅうございました。
サプライズゲストは新・木久蔵さん。
わー、お父さんに似てる…

それにつけても思う。
私たちはテレビに飼いならされてるんだなあ。
笑いも道徳も、そこそこ無難なところですごしているんだなあ。

この夜の笑いは、そういう「無難」をちょっと打ち壊してくれるものでした。

2008.3.3 [月] 11:28 am

今日の深夜はNHK深夜落語「愛宕山」。
録画を忘れないようにしなくては!

そしてその数時間前には、うちの近所で春風亭小朝独演会が行われます。
ポスターを見たとき、もちろん「行きたい!ていうか行く!」と思いましたとも。
けれどチケット売出しは平日…
きっと当日完売だろう…と、諦めていたのです。
が!
昨日、思いついてチケットセンターに行ってみたところ、なんと、数枚チケットがありました。
もし私と同じようなことを思って諦めていた方がいたら、まだちょっとありましたよー

2008.3.2 [日] 9:36 pm

「電車に乗りたいー」という息子に応えて出かける。
といっても、通勤定期を使って隣の駅まで(笑)。
おりしも駅ビルでは「蔵のまち雛祭り」開催中。
イベントには「十三参り」の行列もあり、フロアは晴れ着姿のローティーンの女の子でいっぱいになっていた。
かわいいわあ…

ところで十三参りが全国的に知られるようになったのはいつごろからなのだろう?
私の時(三十年近く前)は、どこかで聞いたか読んだかしてその行事を知った祖母が、突如として「やる!」と言い出し、猛然と振袖を縫い上げ、有無を言わさず着せられ連れて行かれたのだった。
そして熱田神宮に参詣したのだが、すれ違った人たちに、
「七五三?」
「それにしちゃ大きいよ」
「成人式?」
「それにしちゃ小さいよ」
と、ひそひそささやかれたものだった。
そういうわけで、私としてはけっこう恥ずかしかったりもしたのだが、祖母は満足そうだった。
今になってみると、子や孫に晴れ着を選びたい、着せたい気持ち、喜びもわかる。

2008.3.1 [土] 3:48 pm

おおっ、NHK深夜落語、楽しみです!

「ちりとてちん手ぬぐい」、う、うらやましい…
番組公式サイトによると「徒然亭Tシャツ」(スペシャル番組で小草若ちゃんが着ていた)も市販される可能性もあるかも?

米朝師匠というと思い出す。
粟谷菊生師のインタビューに出てきた「‘米朝のにょぉぼどすっ、朝から米食うてますもん!’」というおかみさんの言葉。かっこいい!

2008.2.29 [金] 11:18 pm

松坂屋美術館「小堀遠州 美の出会い展」を見てきました。
おもしろい!
お茶なんてわからんよ、という私(入門したもののあっという間に挫折した…)でも、そんな風に思えました。
場内では濃茶点法の動画も流れ(そして約30分かかるその映像を、息をつめて見入っている人々の様子もおもしろかった)、なんかよくわからないけどお茶っておもしろい?と思えました。 

ネットからプリントアウトする割引券、携帯サイト上の割引券あり。

2008.2.29 [金] 11:11 pm

ブログでお世話になっている方が、整理収納アドバイザー1級を取得、活動を始められました。
先日、お仕事をちょっと覗かせてもらったのですが、こんなに整理できるのー?と感激・感動しまくり。

『ここちよい暮らしへ』
着物も好きな方なので、「My albums」には和服の収納模様も載せられています。

2008.2.29 [金] 10:36 pm

芸術劇場(NHK教育)を見ながら書いてます。
文楽「曽根崎心中」の録画放送中。

2008.2.27 [水] 6:40 pm

KWの美の壺展、名古屋では今日から開催です。
早速出かけたところ(無料入場券をもらったので)、かなり混雑していました。
特に焼き物と根付前はかなりの人だかり。
でもきもの関連前は案外すいていて、ゆっくり鑑賞できました。
藍染のオムツがあって(使用したらしいしわつき)、びっくり。
江戸時代の絹縮みのきもの、美しい!
江戸小紋に絶句…

ところでわたしは近年、図録を我慢するかわりにイヤホンガイドを借りることにしています。
でも、今回のイヤホンガイドは(アナウンサーと谷さんの声が聞こえはするけど)、展示パネルとほぼ同じ内容でした・・・
近眼の私にはありがたかったですけど。

各種講座、ワークショップあり。

2008.2.26 [火] 4:53 pm

KWになっている染織の祭典『十日町フェア』

第二回は今週末、名古屋で行われます。

会期:2008年2月29日(金)、3月1日(土)、2日(日)
時間:午前10時〜午後5時30分(最終日4時)
場所:愛知県産業貿易館1F 第一展示場(名古屋市中区丸の内3丁目1番6号)
主催:十日町フェア実行委員会
ゲスト:3月1日 (午後一時より二回)小金沢昇司
3月2日(午後一時より二回)伍代夏子
テープカット:伊調千春、吉田佐保里、伊調馨

2008.2.25 [月] 7:52 pm

ちょっと良いことがあった。
ありがたやありがたや。

とはいえ浮かれないようにね!と自分を戒めつつの帰路「フライパン買わないと」と思い出す。
今はフィスラーのものを使っているものの、我が家の雑な手入れのためか焦げ付くようになってきたのだ。
たしかデパートで鍋釜セールをやってた筈、とキッチンコーナーを覗いたら、既に終了。
残念。
代わりに(?)地下で試飲コーナーのあった賀茂鶴一本購入(ドライバーにつき、匂いをかいだだけ)。
ま、祝杯用だ。

そいや隣のデパートで鍋釜セールはしてないか?と覗く。してなかった…代わりに職人展が最終日。
電車の時間が来るまでちょっと見ようと寄ってみたら…やってしまった。
長年欲しいと思い続けたものが見つかったとはいえ、もう帯留めは増やさない(という程持ってないが・笑)と誓っていたのに…

しかし考えてみると、今日は自然に祝い酒と自分へのプレゼントに出会うようになっていた。
そういう流れで、神様から、これから頑張れというメッセージが届いたと思うことにしよう。

2008.2.24 [日] 9:24 pm

ワカメをくれたのとは別の近所のおじさんが近くの海で採ってきたアサリを、自家製味噌で味噌汁に、伯父の畑のほうれん草(冬を越すと肉厚になる)に人参、うちで採れた米、ママ友がくれた焼きたてパン、お世話になってるマダムが送ってくれた「はるみ」(静岡産の伊予柑のよううなみかん)、近所の養豚農家直営店のメンチカツ。
今日食べたものを考えたら、もらいもの率の高さとフードマイレージの低さに笑ってしまった。
親戚の庭で実った無農薬(というか放置)レモンを何個かもらう。どうやって食べようかな。

2008.2.23 [土] 7:20 pm

落語会&ワークショップへ行ってきました。
噺は「鮫講釈」と「火炎太鼓」。
ワークショップは扇子を用いて、キセルやら刀やら、箸にして蕎麦を食うやら、小噺やら。

会場までの道中、強風に霙で歩くのが困難なほど。
明日は雪かなー。

2008.2.22 [金] 9:27 pm

日本橋タカシマヤで開催中の「東西名匠老舗の会」を調べていたら、これに東京から参加するお店の会「東京むらさき会」のホームページを見つけた。
おもしろーい!
「東西名匠老舗の会」第一回はS25年に京都東本願寺で開催され「売り申さず、ご覧下され度く」がキャッチフレーズだったという。
その他、いろいろ読み応えあり。

なお、このホームページの催事のご案内に、お茶席券のプレゼントや、お買上げプレゼントの紹介が。

2008.2.21 [木] 10:03 pm

昨日、ご近所のおじさんが採れたてわかめをくれた。
何でも友達の船でセントレア(中部国際空港)沖まで行って採ったそうだ。
「しゃぶしゃぶで食べてね」
とのアドバイスに従っていただく。うまい。
そういや「わかめ」は春の季語だったと思い出す。

2008.2.19 [火] 9:35 pm

図書館にて。
「中央公論」3月号をぺらぺらめくると、宮尾登美子「錦」(龍村平蔵をモデルにした小説)が最終回だった。
単行本になるのは何ヶ月後かしら?楽しみ。

同じ雑誌に橋本治『双調平家物語』完結記念インタビューが載っていた。
あらこちらも完結?読まなくては…

2008.2.17 [日] 8:35 pm

能笛(能管とも)の発表会のおしらせをいただきました。

森田流笛方の野口傳之輔師・野口亮師のお弟子さんたちの会です。
いわゆる「素人会」ですが、笛以外はプロががっちり固めます(人間国宝もご出演です)。
舞囃子(囃子にあわせて舞う)、能、三番三も出ます。
そして入場無料。
長時間ですので、都合のいいときに入出場できます。
関西の催しですが、ご興味のある方、いかがでしょうか。


2008年3月2日(日)
【笛を楽しむ 能と囃子の会 】
午前9時〜午後7時半頃
於:大槻能楽堂(大阪市中央区)
入場無料
★午前 大蔵流「三番三」 茂山七五三、茂山宗彦
★12時過頃 半能「檜垣」 梅若万三郎
★午後 能「清経・恋之音取」 大槻文蔵 
★午後 能「船弁慶」 前シテ:片山九郎右衛門、後シテ:片山清司など。


2008年3月9日(日)
【笛を楽しむ 能と囃子の会】
午前9時半〜午後6時半
於:湊川神社神能殿(神戸市中央区多門通3−1−1)
入場無料
★半能 「融・十三段之舞」
★半能 「井筒・彩色」 
★能 「猩々乱」馬野正基(午後三時ごろ)など

2008.2.17 [日] 8:32 pm

我が家のじいさん談。
「ドライアイ気味だったけど、このごろ目薬がいらなくなった」
何でまた?
朝と昼過ぎ、毎日号泣するから目が潤ったらしい。
一日二回も見てるわけだ「ちりとてちん」(という私も家にいる日は同じなんだが…)。

2008.2.15 [金] 8:11 pm

シネマ歌舞伎「野田版研辰の討たれ」
見てきました。
面白い。
もー、おもしろい!

でも、贅沢を言えば・・・
せっかく舞台を録画するのなら、全体を映して欲しいなあ。アップよりも。

勘三郎の舞台は、この後「連獅子」「文七元結」のシネマ歌舞伎化が予定されているそうです。

2008.2.15 [金] 8:04 pm

園芸部…じゃない演芸部できたら名簿に名前だけでも載せてくださいまし。

Mさん、落語経験がおありなんですね!
腰巻で弁当を包む…ワタシが「他人事ではない!」と共感しまくってしまう話、「堀の内」(「あわてもの」「いらちの愛宕詣り」「愛宕詣り」)でしょうか。

2008.2.13 [水] 4:31 pm

「ちりとてちん」に出てくる「地獄八景亡者の戯れ」を聞いてみたいものだと、図書館でCDを探す。
ありました、枝雀師匠の録音で…
と思ったら、貸し出し中でした。
きっと同じことを思った人がいたのね。

代わりというわけではないけれど、志ん朝「堀の内」をもう一度聞く。おもしろい。
中に「注射呼んで医者してもらわねえと」というギャグがある。そういや、私も、キオスクで店員さんに「ポットベトルの水ください」と言って笑われたっけ。ほんとに落語みたいな人っているもんだ(って私のことだ)

2008.2.12 [火] 8:14 pm

徳川美術館のパンフレットを通勤電車内であらためてじっくり読む。
各種講座が面白い。
中でも体験講座がとっても魅力的。
「聞香」(所要時間50分)
「貝合」(所要時間90分、貝合体験の後、デコパージュで合貝を作る)
受講料1人500円、15名〜40名対象(その他の場合も応相談)。
(注)入館料は別に要ります。

2008.2.12 [火] 8:09 pm

松坂屋本店を歩いていたら、地下の「赤福茶屋」前に列。
何?
松坂屋とタカシマヤで赤福復活なのだそうだ。

その後、三越栄店へ。
時間調整に呉服売り場を覗くと、伝統工芸士三人展開催中。
江戸刺繍の竹内巧氏、伊賀組紐方(すんません、名前失念)、江戸小紋の砂川健一氏の作品・実演コーナーがありました。
また、同じフロアの別のコーナーでは、京都の「きだ」さんの京繍訪問着、帯の展示が。見るだけしかできないのに、丁寧にいろいろ説明していただく。
段ぼかしの無地(というんだろうか?)のきものがとってもすてきだった…あれに刺繍紋を入れたらすてきだろうな、と激しく妄想する。

2008.2.10 [日] 8:06 pm

「着物美男美女講座」受講。
講師は明神慈さん。
LOVEの詰まった講座・講師と企画の方のおかげで、たのしい時を過ごせました。
会場は名古屋市市政資料館。

2008.2.9 [土] 11:14 am

雪が降り始めました。
ぼたん雪です。
積もり始めました。
でも、息子は窓を全開して喜んでます。

2008.2.8 [金] 8:56 pm

昨日。
伸ばし伸ばしにしていた用事を済ませに、某所へ。
そしたら、駐車場がない!
駐車場をさがしてぐるぐるしていると、住吉神社の駐車場が。しかも拝殿近くのスペースだけ空いている。
お参りしながら、ご祭神を確認したり、その日が旧暦元日だと気づいたり。
お参りにいらっしゃい、ということだったのかな。

引いたおみくじは大吉で、やっぱりそうだったかと納得。

2008.2.8 [金] 8:48 pm

徳川美術館へ。
尾張徳川家の雛祭り展を見に。
毎年開かれている展覧会で、私も何度か行ったことがあるのだけど、見るたび新鮮。

入館前に、芳光でわらびもち&つばき餅を購入。
(こちらのわらびもちは名古屋では有名。早く行かないと売切れてしまうことも多々あり)
ああ、おいしかった!
有名なわらびもちはもちろん、つばき餅もおいしー。あわゆき寒のような皮に上品な餡でした。

2008.2.6 [水] 7:23 pm

愛知県では、昨日から3日間私立高校入試。
通勤に使っている地下鉄内に学ラン中学生が寿司詰めで、ぎょっとしたのだけれど、ああ、沿線にいくつかある男子高校の入試に出かけたんだな。

自分があの頃って、どんなだったかな。
どんな気分で試験うけたんだったけな。

2008.2.4 [月] 8:38 pm

職場近くの梅が開花していました。

2008.2.4 [月] 8:35 pm

お世話になった方へ、ちょっとしたものを、と、デパ地下へ。
いつぞやいただいた大阪「神宗」の塩昆布がよかろうと、コーナーに行くと…ない!?
原料の昆布が例年の一割しか収穫できず、あちこちでの販売をストップしているのだそうだ(本店など数店舗では購入できるらしい)。

これも異常気象が関係しているのかな。

2008.2.3 [日] 7:26 am

こんなワークショップがあるそうです。


能楽ワークショップ
『さわってみよう能の世界』

日程:平成20年3月9日(日) 13:00〜15:00
会場:名古屋能楽堂
内容:能楽鑑賞、囃子、謡・仕舞の実技体験
入場:無料、整理券必要(下記要領にて)
主催:社団法人 能楽協会名古屋支部  社団法人 能楽協会、社団法人 日本能楽会
後援:名古屋市文化振興事業団

申し込み方法
対象:小学校3,4,5,6年および中学生とその同伴者(大人)
往復はがきにて申し込み
締め切り:2月12日(火)必着
定員:300名
あて先:〒466−0826名古屋市昭和区滝川町47−147(2−703)柳原方 「さわってみよう能の世界」宛
※往信はがきの通信面(裏面)に以下の内容を書いてください
・鑑賞希望人数 
・同伴者(大人)お名前
・小中学生の名前と学年 
・ご住所 
・電話又はファックス 
※返信はがきの表に、申込者のご住所・お名前を書いてください
※返信はがきの通信欄には記入不要です。入場整理券を印刷の上、二月末ごろ発送予定。

2008.2.2 [土] 8:31 pm

本日の「日本の話芸」は、さん喬師匠「三枚起請」だった。
あー、いいなあ…

そういえば学生時代、友人に誘われて行った落語会でさん喬師匠の噺を聴いたっけ。その時はたんに面白い、としか思わなかったけど、友人は師匠の熱烈なファンになって落語会に通っていたっけなあ…なんてことも思い出した。

2008.2.1 [金] 11:01 pm

名古屋能楽堂の地下には、稽古舞台と座敷があります。
いままであまり一般には知られていなかったこのスペースで、今年度、いろいろなワークショップが開かれています。
2月は落語の催しです。


落語ワークショップ
『雷門獅篭 落語と漫画を楽しもう』

名古屋大須を拠点に活動する落語家であり漫画家でもある雷門獅篭さんの、独演会とワークショップです。
ワークショップでは落語の仕草や小噺を体験。

雷門獅篭さんHP

日程:平成20年2月23日(土) 14:00〜15:30
会場:名古屋能楽堂 地下稽古室
出演:雷門獅篭(落語家・漫画家)
内容:独演会(二席)
ワークショップ:落語の仕草や小噺を体験
入場料:2,000円(当日券の販売はありません。)
定員:30名(会場は和室となっています。)
入場券取扱い:名古屋能楽堂
主催:(財)名古屋市文化振興事業団<名古屋能楽堂>

2008.2.1 [金] 10:40 pm

「美の壺」を見ていたら、来週の「鼓」の予告編が流れた。
大倉流小鼓方・大倉源次郎師葛野流大鼓方・亀井広忠師の演奏模様が映っていました。
鼓胴は美しい蒔絵で装飾されているので、工芸の好きな方にもおススメです。

2008.2.1 [金] 10:23 pm

10年ほど前、台湾出身アメリカ在の友人が言っていた。
「今、台湾では、お金持ちの間では家庭菜園がブームなんだよ。土も日本から輸入してやってるんだ」
なんでまた?
「市販のものは怖いから」
そのときはジョークだと思っていたけれど、そうではなかった。

今回の件の被害者は本当に気の毒で、早く健康を取り戻して欲しい。
それと同時に自分の身を自分で守らなくてはいけない時代なんだなとも思う。

妊娠中、妊娠性糖尿病のせいで、食には苦労した。
弁当持参にするにも、不規則な勤務体制のために無理。
しかたなく、なるべく「自然」な店でお弁当を買ったり食べたりしていた。
けれど「自然」を詠っていても、一口食べただけで血糖値急上昇という品を売る店もあったし、添加物のにおいがぷんぷんする店もあった。有機、自然、無農薬、といった言葉だけで、すぐに信用できるわけではない。
あのころはそういったことに敏感で、一瞬にして食べてOKかどうかを見分けられたし、コントロールもできていた。
でも、一山超えた今では、何を食べても鈍感。何をたべてもおいしい。
・・・いかんいかん。

2008.2.1 [金] 10:04 pm

わーん…
お気に入りの時計が壊れてしまった。

初めての海外旅行で入手したオブレイ。
マドレーヌ広場の本店で悩みに悩んで(でも気に入ったものは、マダムに「あなたにはこっちは似合わない。こっちの方がいい」と断言され、売ってもらえなかった)、以来愛用17、8年。
考えてみれば、そりゃ壊れるか…

どうか直りますように…

2008.1.31 [木] 7:45 pm

明日の「美の壺」のテーマは和紙ですね。
そして来週2月8日は「鼓」。
生田コレクションの紹介や、生田氏、大倉源次郎師へのインタビュー映像も流れる予定だそうです。

2008.1.29 [火] 4:27 pm

先日職場で、
A「赤福たべたいねー」
B「この機会に御福餅食べたいな」
c「食べたよ〜」
などと会話していると、一人が厳かに託宣したのでした。
「あの系統の餅の中で一番うまいのは、『六十一万石』だよ!」

名古屋で仕事して十数年。でも、知らなかったよ、そんな餅。

で、早速買ってきました、食べてみました。
これが安くてうまい!(6個入り500円ちょっと)
あんこも餅もたっぷり。
「硬くなったらおしるこにしてください」と包装紙に書いてあるあたりも信用できる感じ。

名古屋パルコ東館傍、小籠包屋のある小道をいったところにある、こじんまりしたお店です。
洋菓子も販売していて、こちらも安くてでかい(126円で、男性の手のひらサイズよりでかいと思う)

2008.1.28 [月] 7:56 pm

「雨柳堂夢噺」12入手。
やはり波津彬子さんの世界はいい。
浄化されます。

「雨柳堂夢噺」12、朝日新聞社のホームページで、ためし読みできます。

2008.1.22 [火] 4:40 pm

「スウィーニー・トッド」を見てきました。

苦手な人はめっちゃ苦手でしょう。
途中退場した観客もいましたし…スプラッタがだめな方にはつらいかと。
でも私は好きです(しばらくミートパイ食べられないだろうけど)。

2008.1.22 [火] 4:35 pm

センター試験の国語にどんな文が出題されるのかを見るのが、毎年のちょっとした楽しみです。

今年は現代文の小説に夏目漱石「彼岸過迄」、古文に浅井了意「狗張子」。
で、この両方に「足袋」がでてきました。

「彼岸過迄」
彼らは揃いの浴衣を着て白い足袋を穿いていた。

「彼ら」とは千代子・百代子姉妹で、父親を駅に迎えに行く場面です。
夏になると、浴衣に足袋は可か不可か、という話題が出ますが、漱石の時代は可だったのかしら。

「狗張子」
(福島角左衛門という人物が旅の途中、茶を所望した女は)その容貌の美しさ、またかかる辺鄙にはあるべきとも思はれず。窓のあかりに向かうて足袋を縫う。

実はこの女は幽霊でした。女の夫が死んで、一緒に葬るべく墓を掘り返すと、真新しい足袋が一双棺の中にありました。

でも、どうして足袋を縫っていたんでしょう?

2008.1.20 [日] 10:33 am

NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」

楽しかったです。
(欲を言えば、キャスト全員もう少し若い人でも…だって鞍馬天狗の年齢設定って20代だよ〜)
鞍馬天狗の装束(黒紋付)はどこから持ってきたんだろう?
あと、白菊姫の舞って、あれはどういう舞だ?
おお、鞍馬天狗の剣法はちょっと円月殺法入ってる!とか。
つっこみつつ、楽しく見られました。

野村萬斎さんは、「狂言の舞などの要素を生かし、超人的な人物にするつもりだという」(中日新聞の芸能欄より)
なるほど、それっぽいところもありました。
あと、剣の構えとか、実は迫力あまりないんだけれど、それはいい意味で狂言らしさ(観客への礼儀として、舞台では本物ぽい武器などは使わないというし、殴るときも型ですます)ということなのかしら。

2008.1.20 [日] 鳴神

「鳴神」。
能だと「一角仙人」。

「中・高校生のための狂言入門」(山本東次郎・近藤ようこ、平凡社ライブラリー)を読んでいて、びっくりする。
現行の「一角仙人」ではアイ(途中で出てきて、いろいろ説明する役。狂言方担当)は登場しない。
昔は登場していて、そこでアイが説明していた、一角仙人が雨を止めた理由とは。

「仙人は自分が完璧な男だと思っていたのに、雨が降ったときに滑ってころんじゃうんです。完璧だと思っていた自分が転んだことが勘弁ならない。」(山本東次郎師)

ええーっ、そ、そういう話だったのね…

2008.1.19 [土] 3:53 pm

覚え書き。

特選呉服蔵出市
JR名古屋タカシマヤ
1月24日(木)→27日(日)
10階きものサロン

2008.1.19 [土] 3:50 pm

Sさん日記にあったカココミ、やってみました。
「博士」でした。
「今後もずっとマンガとは離れられない運命。」
ははは〜
(でも、選択肢に愛読中のマンガ雑誌がなかった…)

2008.1.19 [土] 2:29 pm

名古屋栄の三越で、呉服売場を覗いたところ…
京友禅協同組合連合会による、友禅の実演・体験コーナー開設中でした。

染めの実演、色さし体験、型染め体験(色紙にポスターカラーで。体験者の名前を彫った型紙もプレゼント)、家紋&名前入りストラッププレゼント、などなどがあり、すべて無料。
やらせていただきました!
(あ、染めた布がしわしわなのは、息子の仕業です…)

21日まで(最終日は午後6時終了)。
ハンカチに色さしするコーナーは、一日30人限定だそうです(他のコーナーについてはたずねるのを忘れました…)

2008.1.19 [土] 子ども狂言教室

「日ごろ生の舞台に接する機会の少ない子どもたちに、テレビなどでは味わえない感動を伝えたい」ということで、昭和55年から始まった「名古屋市子どものための巡回劇場」。

3月には狂言共同社・佐藤友彦師らによる舞台があるそうです。


平成19年度 名古屋市子どものための巡回劇場
子ども狂言教室「狂言であ・そ・ぼ!」

〈日時・場所〉
平成20年3月22日(土) 千種文化小劇場
23日(日) 緑文化小劇場
午前の部 11時〜12時30分 狂言教室/「蝸牛」「附子」
午後の部 2時30分〜4時 狂言教室/「附子」「梟山伏」

〈入場〉
子ども(3歳以上中学生以下)500円
大人800円(名古屋市の主催事業としての特別料金)

〈チケット取り扱い〉
狂言共同社(佐藤事務所)(財)名古屋市文化振興事業団(052-249-9387)、ナディアパーク8階プレイガイド(052-265-2015)、名古屋能楽堂窓口(052-231-0088)

〈お問い合わせ〉
(財)名古屋市文化振興事業団、狂言共同社

〈主催〉
名古屋市、(財)名古屋市文化振興事業団、狂言共同社

〈後援〉
名古屋市教育委員会、名古屋市子ども会連合会

2008.1.15 [火] 4:27 pm

ヤッターマンを三世代で視聴。
70歳児(じいさん)と2歳児(息子)のハートをわしづかみ。
その後、息子は「ヤッターヤッターヤッターマン!」を連呼。
きっと、全国の保育園、幼稚園、小学校で、今日はこの叫びがあがっていることでしょう。

>「ポーの一族」。
萩尾望都さんは、よしながふみさんとの対談(「あのひととここだけのおしゃべり」よしながふみ対談集)で、今まで描いたキャラクターの中でエドガーが一番好き、と語ってました。
当時(リアルタイムよりちょっと後)私もはまって読んでましたが、友人はもっとすごかった。
冬の夜も窓を開けて寝ていたそうです。
「だってエドガーが迎えに来るかもしれないからさー」。

2008.1.14 [月] 2:25 pm

気になっていた昼ドラ。
今日、やっと見ることができた。
『ドラマ30 京都へおこしやす』

玉緒さんが老舗お茶屋の女将さん役。
ということで、着物がたくさん、京都の町もあちこち映っていた。そういうところを見るだけでも楽しそうだ。

毎日放送のホームページ内「京都見聞録」も楽しい。祇園の芸妓でシンガーの真箏/MAKOTOさんのコラムも読める。

2008.1.13 [日] 8:48 pm

名古屋栄の三越で開催中の
「全国職人の技展」

を覗く。

丹後藤布の木の布工房 遊絲舎が出展していた。
NHK新日本紀行で紹介されていた工房です。
藤の繊維を細く裂いて、より合わせ、糸にしていた。
持たせてもらった帯は、感激の軽さだった。
すてき…だが、お値段は?
藤布100パーセントの帯は、芭蕉布の帯と同じくらい。
藤の繊維と絹、紙を合わせて織られた帯はも少し身近。ふーむ…
貯金して、時機を待ちます…

地下街のかどやで、波に兎の帯を見つける。
鶴見和子先生の表現を拝借すれば、兎は私のトーテムだから(でも持ってないんだけど)、お店に吸い込まれる。
見せてもらうと、小倉淳史氏の辻が花だった。
想像していたよりは現実的なお値段ではあり、一生使えそうな帯ではあった。
かなり心が揺らいだ。
でも…
kさん日記を読んで、私も今年の抱負は「新規に購入しない」と決めたことを思い出し、思いとどまる。
(ああ、でも、夢に出てきそうだな…)

2008.1.13 [日] 4:46 pm

最近読んでよかった本、もう一冊。

『「社会を変える」を仕事にする』 社会起業家という生き方
駒崎弘樹 英治出版 ¥1,400+税

著者はITベンチャー企業の学生社長だったが、いつしか「社会の役に立ちたい」と思うようになっていた。
そんなとき、病気の子供の看病のために一週間欠勤した女性が解雇されたという話を聞き、「病児保育」に取り組みはじめる。

この本のいいところは、非常に「間口が広い」し、わかりやすいし、それでいて、かなり深いことまで触れていること。
社会活動、職業選択、金銭について、日本社会について、などなど、考えさせられます。

2008.1.12 [土] 7:24 pm

「海街diary1 蝉時雨のやむ頃」
(吉田秋生、小学館フラワーコミックス ¥530)

去年の五月ごろ出た本だけれども、やっと読んだ。
いい本です。

鎌倉の古い家に住む三姉妹のもとに、15年前、家を出ていった父の訃報が届く。
悲しむ気持ちにもなれないままに赴いた葬儀で、三人は異母妹に出会い、やがて一緒に暮らすことになる。

・・・といった内容で、派手さはありません。
ですが丁寧に人物、心理が描かれています。
作中に登場する鎌倉の地図もついてます。

2007文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞受賞

2008.1.9 [水] 8:01 pm

立ち寄った書店で、雑誌の表紙に懐かしい名前を見かける。
秋里和国さん。高校時代好きだったわ・。
その秋里さんが、プチコミックという雑誌に新連載。
「GEI-SYA -お座敷で逢えたら-」というタイトルで、東京の花柳界が舞台になるらしい。
藤松という半玉さんが、「あ、舞妓さんだ」と言われるたびに「半玉だ」と返していたり、帯を後見結びにしていたりして、なるほど。
どんな展開になるのか、楽しみ。

2008.1.6 [日] 8:28 pm

冬休み最終日。

せめて着物で散歩でも…と、息子にきものを着せてみる。
ためしに着せたときは大丈夫だったのに、きちんと着せようとしたら、ふざけてしまって、収拾がつかない。
格闘技の練習でもしあっているかのようになって、結局一日終了。

2008.1.5 [土] 2:10 pm

三日は熱田さんへ。
諸事情から私は着物を着られず。
でも、参拝客にはいろんな着物姿の人がいました。
特に心に残ったのは、男ばっかりの中学生グループに一人だけいた着物男子(しかもめっちゃ着慣れた感じだ!ぶら下げた合切袋もなんだか玄人っぽい。彼は何者だっ?)

2008.1.1 [火] 謹賀新年

今年もよろしくお願いいたします。

大晦日〜元旦早朝は、氏神様にお籠りしていました。

毎年、初詣客に、本厄(数え年42歳男子、そして同学年の女子もお手伝い)の人たちによる振る舞いがあるのです。
私たちは前厄なのですが、来年のための見学およびお手伝いに参加。
十時ころから神社で待機、帰宅したら3時でした。
この夜は本当に寒くて、大変でした(参加者はみんな、婆シャツ重ね着、靴かさねばき、使い捨てカイロ複数はりつけ)。それでも風邪をひかずに帰ってこられたのは、やはりご利益でしょうか。

さて、振舞うのは、甘酒、うどん、お菓子。
大焚き火の前で、温まるものを食べていただきます。
本厄の先輩談「昔は小母ちゃんたちがやってる〜、と思ってたけど、気付いたら自分の番になったよ〜」
同感です。時のたつのって早い。

片付けを済ませて(氏子役員の人たち及び本厄男子はそのまま新年宴会)、参拝客も帰った拝殿で、改めて初詣しました。
静かで、寒くて、でも気持ちよかったです。

今年の世の中が平和に、みなも無事に過ごせますように。

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