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2007.1.31 [水] 

世田谷美術館 富本憲吉展に出かける。

ずっと前に、平塚らいちょうのことを本で読んだ折、富本一枝という人の名を知った。その人の夫が「富本憲吉」という陶芸家だということをぼんやり覚えていた。その後、柳宗悦を取り上げた展覧会で富本憲吉の焼き物を見て「ああ、この人が・・・」と思うと同時に、その作品がなんて美しいのかと感心して、この人の展覧会を一度観てみたいと思っていた。

とにかく、一つ一つ丁寧に書き込まれた模様の美しさには、「はぁ〜ステキ・・・」と思わず声が漏れてしまったほど。富本は「模様から模様を作る可からず」という信念で、既存の模様の組み合わせや変形から模様を生み出すのではなく、自ら自然の草花などを写生しながら独自の模様を生み出していったという。そうした観察の中から器に描かれた草花の姿や風景、それらから生まれた模様は、柔らかさがあって、のびのびしていて、心地よいものだった。
器全体に細かな模様がびっしりと描きこまれているものが幾つもあったが、その精緻さにもかかわらず、息が詰まりそうな圧迫感がない。何か、器全体が柔らかい服をまとっているみたいな、全身でくすくす笑っているみたいな、軽やかな感じ。観ていると楽しくなってくる。「すごいなぁ・・・」と何度も感心した。すごくいい!!ただ模様が細かいだけじゃなくて、生き生きしてる!
シンプルな白磁もよかった。じっと見てたら文楽の頭を思い出した。白磁ってツンととりすました冷たい印象のものかと勝手に思い込んでたけど、実際の印象は違った。美しい肌のような印象。温かそうな感じさえしたなぁ・・・。

ほとんどのものが、日常生活でも使ってみたいなぁと思えるものだったのも、私にとっては大きな魅力だった。色合いが落ち着いていることや、絵や模様に刺々しさや冷たさがないせいかしら。金銀を使った豪華なつぼやお皿も沢山あったけれど、それでもどこかに温かさが感じられたりして。

体調を気遣いながらゆっくり見たら、時間もかかってかなり疲れた。でも、心は大満足。眼福眼福。もう一回見て回りたいくらいだった。

2007.1.28 [日] 

国立劇場に阿波人形芝居を観にいった。
ずっと観たいと思っていた「傾城阿波の鳴門」。お鶴が親の恋しさを語る場面、やはり泣けてきた。内容はわかっているのに。お鶴のせりふを聞いていると、胸がきゅーっとして、涙が出てくる。

文楽は好きで、東京公演はよほどのことがなければ毎公演を観にいっているけれど、こういう地方の人形芝居もとても興味がある。時々テレビ等で地方の人形芝居について紹介しているのを見ると、その地域でその人形芝居が受け継がれてきた歴史やそれに携わる人々の努力や情熱、文楽とは違う味わいのある人形芝居にとても心惹かれる。「いつか観てみたいなぁ」と思うけれど、なかなか日本各地の人形芝居を見に、現地に足を運ぶ機会はない(今まで見た地方の人形浄瑠璃といえば、信州飯田の人形劇フェスタに2度行って、現地の方々の人形浄瑠璃をみたくらい。あの素朴な感じがとてもよかった)。
だから、こういった地方の人形芝居を、東京にいながらにして見られるのはとてもありがたい。とはいえ、やはり本当は現地に作られた屋外の舞台で観るのとは、かなり雰囲気も違ってしまうものだろうから、「現地で観たいなぁ」という気持ちは変わらないんだけれど。

当日は「満員御礼」で、チケットを遅くとった私の席はだいぶ後ろのほうだった。開演前、舞台側からたかれる報道陣のカメラのフラッシュに驚いて振り返ると、5mくらい後ろの観覧席に皇太子様が。後半は雅子様もいらっしゃった。

2階食堂で開かれた徳島物産展で買った祖谷そばは、今度の週末に公演を思い出しながら味わおう。

2007.1.27 [土] 

後楽園ホールで、日テレ「笑点」の収録を観覧。前から見たくて、観覧希望のはがきを何度か出していたんだけれど、やっとあたった。終わる週末を惜しみながら、日曜日の夕方にテレビでぼんやりと観るのもいいけれど、やはり「できれば一度は生で!」と思っていた。送られてきた観覧当選はがきを手にしたときの野望は「オープニングで歌丸さんの隣でニコニコ笑っていること」。

会場は12時15分。開演は12時45分頃とのことだったので、早めに11時半に到着。しかし、すでに長蛇の列!200人位はすでに並んでいた。まぁ、確実に座ることはできるんだけど、はがきを手にしたときの野望は夢のまた夢・・・。

立ち見も出るほどの盛況の中、収録開始。今は欠席中のこん平さんの「チャ・ラ〜ン」の練習などしつつ、寄席の雰囲気たっぷりの収録は順調に進んだ。あー、やっと「笑点」をなまでみられた!収録は、出演者と観客が一緒に「笑点」を楽しみ盛り上げてる感じで、とても楽しい2時間だった。
またはがき当たるといいなぁ・・・。

2007.1.9 [火] 

この数ヶ月、体調の変化があってすっかり着物から遠ざかっている。雑誌や本を見るのが関の山で、実際に着ることは叶わず夏から冬へ。

昨年7月に誂えたきり、取りに行ってなかった帯を年末にようやく受け取った。
あまりにも久しぶりの再会で、包から取り出される瞬間まで緊張が続いた。「ああ、印象が変わっていたらどうしよう・・・。買ったときは気に入っていたものの、今見てみたら『あれ?』なんてことになったら・・・」と。

久しぶりに目の前に現れた更紗の帯は、明るい色使いながらも落ち着いた印象で、「そうそう、これだった!」と一安心。
このときとばかり、どんな着物に合うかコーディネートなどもしてもらっていたら、久しぶりに着物の美しさ、面白さを再確認して、気持ちも昂ぶった。

しばらく着物を着てお出かけはできないのだけれど、初めて誂えた自分の帯を締められる日を思って、うきうきとしながら年末の銀座を後にした。

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