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2010.12.19 [日] 百花繚乱

という趣のきものパーティ。
和洋中、アラカルトありフルコースあり、てな感じで、幅広い世代の好みも全く違う、いろーんな装いを思い切り堪能てしてクラクラ。
皆様あまりにも自由おおらか過ぎ。
皆様の装いに比べ、食事の方はイマイチ残念な内容。

*** *
母が残してくれていた昭和な香り満載のビーズバッグ。
なんと帰宅して気がつくと、持ち手のところの糸が切れてビーズが抜けかけている。
修理しないと!(って、どこでできるの?)

2010.12.18 [土] きらきらの季節に

パーティなどが多いシーズン。
明日はTHE・きものパーティに初参加。
主催者・参加者の熱い思いを聞いているうちに
コーディネートから小物・ヘアまで結構真剣に考えてしまった。
たまにアゲアゲ気分で普段はしないコーディネートするのも楽しいなあ。

*** *
街もすっかりきらきらづくし。
こちらはすでに終了したルミナリエ。
今年は来場者が減ったそうです。(あれで!!)

2010.12.8 [水] 「おんな」を描く上村松園

12日までということで急遽平日に代休をいただいて京都へ。
混雑を覚悟していたけれどさすがに平日だけに
ゆっくりと見られるぐらいの混み具合。
いさぎよい構図の中に、大胆な筆使いと丁寧な表情が混在している。
おんなのいろいろな姿を通して気持ちが伝わってくるよう。
しみじみ絵と会話したくなるような作品でした。

その後は元上司と会って積もる話をした後
晩ご飯までのすきを狙ってセールをやっている紫織庵へ。
春色無地紬の八掛用にポップな柄の肩裏をいただく。
初めての訪問でしたが、せっかくの建物を楽しむには時間がなさすぎ。
今度はお昼間にゆっくりうかがいます。

2010.12.5 [日] 女っぷりをあげるバッグと伊兵衛に悩む

以前会社の引っ越しのときに知り合いのスタイリストさんに大量にさしあげたサンプル生地。
「バッグつくっている人がいるので、大喜びするわ」と言われていた。
確かに、細々したサンプル生地は小物作りにはぴったりかも。
そのバッグ作家さんの個展が、神戸北野で開催されているというのでちょっとお邪魔した。
最終日だったこともあり、ほとんどの作品は売り切れ。
ふだんは大きなカバンしかもたない機能最優先派だけれど
吟味された皮や布、そして留め具などの素材を生かしたモード感溢れるデザイン。
とても凝っているので重そうに見えるのだけど、持ってみると拍子抜けするぐらいに軽い。
いいなあ、とたちまち「欲しい病」を発症。
時間さえ気にしなければ、好きなカタチで素材・予算ともご相談にのってくれるという嬉しいおことば。
ブランドバッグはいらないけれど、これは欲しい。
アンティークの留め具も絶妙の組み合わせでした。
塚本千恵美さんのバッグ

すごーい煩悩をかかえながら次ぎは住吉の伊兵衛織展へ。
こちらは「今回は伊兵衛にどんな帯をあわしてるのかな?」ぐらいの軽い気持ちで訪問。
のはずが、こちらでも欲しい病を発症する非常に悩ましいものにお目にかかる。
「めったに織ら(れ?)ない」のひと言にずいぶん惹かれたけれど
あまりにも予算オーバー(というか身分不相応)。
会期中はお返事待ってます、と言っていただいたけれど結局冷静になってあきらめました。

まずいなあ、すっかり消費意欲が急上昇。

2010.12.4 [土] モノクロ現像&プリント初体験

デジタルカメラ主流の中、一度はやってみたかったモノクロプリント。
ファッション美術館のワークショップに参加して初体験。
午前中現像、午後にプリント体験。
現像は暗室いらずで、使用した現像液が不燃ごみとして捨てられる新しい手法。
ここにもエコ問題があるのだ。
まるで化学実験のように各薬品(すべてネットで購入可能)を混ぜていく。
フィルムをそれぞれ自分でリールに巻きとり、
前浴・現像・停止・定着と約20分。
昼食をはさんで水洗して現像があがったフィルムをいざプリントへ。
ベタ焼きで、36枚の中から一枚だけ決める。
階調をイロイロ変えて一枚焼き、どれにするか自分できめて、できあがり!
うーっむ、自宅に暗室があればいろいろプリントして遊べそうなのに。
でもあんな大きな引き伸ばし機は自宅には置けないよ。

データに慣れた目には味わいのあるモノクロプリントは新鮮です!

*** *
初プリント作品。

2010.11.30 [火] 明日から師走

ですね。
早いなあ。

12月の神戸の風景はやっぱりこちらでしょうか。
地元民としてはあの人混みに辟易とすることもありますが、
光の恩恵でひとりでも多くの人がしあわせを感じることができるなら
心の狭いことはいうまい。

*** *
こちらは地元民ならではの恩恵。
ほんのつかの間、人がいないルミナリエ。
まさに「光の回廊」。

2010.11.21 [日] 名古屋オフ二日目

二日目は、帯だけ変えて同じ着物で。
午前中はのんびり大須あたりをぶらつく。
初コメ兵より教えてもらった商店街のお店のほうが個人的にはよかったかな。
若い子向けの古着屋で見つけた型染めの楽しい羽織、
裄だしできそうになかったのであきらめましたが、
次の羽織はこの路線だ!って思うほどよかったのですよ。
やっぱりシックな装いより、まだまだ楽しい装い、と再確認。

午後は名古屋から近鉄で津へ移動。
伊勢木綿の臼井織布さんへ。
四人で竹輪をアテにビールを飲みながら
晩秋の田園風景を眺めつつ、おしゃべりしていたらあっという間に到着。
臼井さんのある街道筋は昔は京都と伊勢をつなぐ道だったとか。
(もしかして斎王が京都からくだった道なのかな)
今でも当時の様子を伺うことのできる佇まいがあちこちに点在する。

ほんとは買うつもりはなかったのに、気がつけば井桁の反物の山を掘り出していて
どういうわけが一本抱えている自分。
そのため、財布はすっからかん。
帰り着くかしら、とびくびくしながら皆と津で別れ、大阪経由で神戸へ戻りました。
二枚目の木綿、そして初めての伊勢木綿。
どんな風に着ようかと今から楽しみです。

蛇足:
宿を出る際に、ショールをなくしていることにきずく。
同宿のみなさまには朝から巻き込んで申し訳有りませんでした。

*** *
伊勢木綿のかわいいリーフレット。いただきました。
いっぱいきて、木綿ファンを増やさないと。

2010.11.20 [土] 名古屋オフ一日目

真っ青な空をバックに色づいた六甲山を眺めながら
神戸から名古屋への新幹線に乗り込む。
おめでたい日にふさわしい絶好のお天気。
名古屋でも銀杏がまさに黄金色真っ盛りで、
きもので散歩するにはこのうえない気候。

宿に荷物を置き、ひつまぶしを堪能したあと、刺繍展へ。
ああ、ほんとにこういうことが表現できる「手」を持つ人がうらやましいです。
昔は結構器用だった(はず)のだけど、もう全然だめです。
まずもって「面倒くさい」が先にたつ。
でも時間をかけたからこそ、愛しいものに仕上がるのですよね。
むふふ、すっかり個人的御誂え構想をたててしまいました。
いつかお願いしますねー。
そして、それぞれにこの日のために考えたみんなの着物姿も素敵でした。

もちろんその後のメインイベント、オフ会の料理もおいしく
がっつりコースを完食したのはいうまでもありません。
あー、楽しい名古屋の夜はふけていく。

お祝いの会ということで久しぶりに二重太鼓を。
覚えているか心配でしたが無事しめることができ、やれやれ。
エスニック風絣の秋色の着物に更紗の洒落袋。

2010.11.19 [金] 赤ワインぶちまけられ経験

しょうさんの日記を拝読して。

私も以前ワインをかけられた(お店の人に)ことがある。
その時はありがたいことに着物ではなく、でも真っ白なチュニックを着ていて、
それはそれで「えらいこっちゃ!!」。
まあ、ざっくばらんなカウンター飲み屋さんで、おばちゃんの動きが雑やなあ、とは思っていたけど
まさか瓶ごとひっくり返されるとは…
さらに、お客さんから「赤ワインには塩」というひと言で、
今度は塩まみれになって、ますます大変なことに。
もう、半分洋服はあきらめモードでとぼとぼ家路に。
ところが、普通に洗濯機で洗って漂白したら真っ白に戻りました。
白、ってことが幸いしたのかな。

まあ、最近手元があぶないのは確か。
やっぱ、気をつけよう、赤ワイン。

2010.11.15 [月] ほんのり色づくころ

仕事は忙しくないけど、お遊びが充実のこの秋。
土曜日は日本一古いゴルフ場のクラブハウスで18世紀の楽器が奏でる甘い音色にうっとり。
今年は三拍子をテーマにヨーロッパの名曲から小曲まで楽しませてもらった。
やっぱり音楽はこういうサロン風な場所で聞かせてもらうのが一番の贅沢ですね。

ケーブルで山上に向う途中のもみじは結構色づいていて、山のアクセントで美しい。
この秋六甲はアートイベントをやっているらしく
ケーブル車両や駅にいろいろ楽しいアート作品が!
残念ながらこの日はガスっていたので夜景はイマイチ。

そして翌日は京都へ、おいしいお蕎麦とお酒、
そしてめちゃほんわかカップルから幸せのお裾分けも。
その前に着物関係の展示会を2件はしごする。
問題児小紋にあわせる帯がなんとかなりそうな雰囲気。
捜せばあるものだけど、問題は予算よねー

今さらながらだけど、手持ちの着物と帯を一覧にしてみて
いかに単品買いをしているかがよーく理解できた。
一目ぼれが多すぎる! 
賢い買い方、そろそろ身につけないと、と反省。

*** *
京都も紅葉見ごろにはまだまだ。
ちょうど緑から朱のグラデーションがきれいな頃。
桜は結構柿色になっていました。建仁寺にて。

2010.10.23 [土] ぶらり伊丹

伊丹市立美術館で24日まで開催されている「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」に。
たまたま行こうかな、って思っていたら偶然前日に行った人がいて
感想を聞くと「すごい、いいよ!」。
地方の小さな美術館だし、どうかなあ、と思っていたのだけど
思いのほか楽しかった!
展示はタイトルにあるように3つのコーナーに分けてあり、
多少とも編集に関わった人間としては、雑誌を中心にしたグラフィックを紹介している「デザイン」コーナーが圧巻。
わずか14歳(!)で伊勢丹の広告部門に入ってつくっていたPR誌に始まり、千代田光学(後のミノルタ)の「ロッコール」、
そしてアンアン、ポパイ、オリーブ、ブルータスなど
当時のマガジンハウスの顔ともいえる雑誌にアートディレクターとしてほとんど関わっていた人。
たぶんリアルタイムで誌面を見たことあったのだろうけど、当時はそんなに意識したことなかった。
展示のひとつひとつに丁寧にパネルで説明がしてあり、
コピーした誌面がたくさん展示してあって、
まるでスクラップブックをめくっていくような雰囲気。

さらにもうひとつ、「旅」コーナーでも実際に使った手帳や絵葉書
伝説の「いりふねガイド」などがそのまま置いてあって、いやあ、おもしろい。
しかし凝り性の人だったのでしょうね。
雑誌の中ではわずか10�pほどにしか再現されない街の地図を
A3サイズぐらいの紙にびっしりと手描き文字で書き込んだもの。
こんな地図の画集があったら家でゆっくり眺めたくなるなあ。
おもーいファインアートも見ごたえはありますが、
こういったおもちゃ箱をひっくりかえしたような楽しい展示はもっと増えてほしいな。

*** *
伊丹も江戸時代から酒造りで栄えた街。
この美術館のある周りも「みやのまえ文化の郷」として昔の建物をリノベーションした施設がいくつかある。

ようやく袷の季節到来。
まるでメキシコのポンチョにありそうなエスニック柄の紬に、今の季節ならではと、こってりマゼンタ色の花柄帯をあわせてみた。背景の木造住宅と馴染んじゃってますが、秋冬色です。

2010.10.20 [水] I love 二槽式

ひとり暮らしを始めて20年。
その時買った電化製品で今でも使えているのは唯一「二槽式洗濯機」だけ。
買って5年目ぐらいの時に脱水機の回転部品が調子悪くなって一度部品を交換
(確か出張費いれて1万円しなかったはず)。
それ以降は調子よく、機嫌よく働いてます。
うちのマンションは洗濯機への注水部分が水しかないけど
今時のマンションなら温水ついているから、冬場でも大丈夫なんじゃないでしょうか。
まあ、ひとり暮らしだから、4人家族の使用頻度に比べたら
30%ぐらいの使い方かもしれませんが(基本、洗濯作業は週一でーす)
機能がシンプルな分長持ちするのかも。
冬場に洗剤が溶けにくい時とあまりにも寒いときだけは、
洗面の水道からお湯を洗面器で継ぎ足してます。
なにより、ちょっと脱水だけ、とか白物と色落ちが激しいものと一緒に洗うとき、
とかこちらの要望に応じて使い方を変えられるの良いです。
結構バスタオルとかスウェットシャツなんかの濃色で色落ちが激しいものなんか、
逆に全自動ってどう洗うの? って不思議に思ってるぐらい。

確かに、乾燥機能とかついてると梅雨時なんて便利なのかなあ、と思うこともありますが
まあ、動かなくなるまでは、この「二槽式」一筋であります。

2010.10.16 [土] 記録

今までで一番遅く単衣を着た日。
年々シーズンに対する合せ方が変わってきているみたいなので
一応記念に残しときます。

しかし、今年お仕立てをしたこの着物。
お店の方もおすすめしていましが、本当に単衣向きの生地でした。
相変わらず帯び合わせには苦労しそうな型染めの小紋柄。
地色が薄いので秋にはどうかと思いましたが、結構帯を選べばこのシーズンでもいけちゃう、と思ってます。
ちょっと予算的には背伸び(私のお財布的に)だったのだけど一目ぼれして買ってよかったです。
ただ、仕立てをいつもとは違うちょっとお安いところに頼んだせいか、居敷き当てのお尻部分がすでに縫い目があやうい。
座るたびに「ぴりっ」ていう音が怖いよー。

*** *
この日は国立国際美術館でマン・レイを見た後、中央公会堂できものイベントという中ノ島コース。
京阪の新線がとっても役にたちます。
組み合わせはこの間のコンサートとまったくおんなじ。
下着も同じく半襦袢にステテコ。
だんだん手ぬきが身についてきたなあ…

2010.10.11 [月] 秋休日、舌鼓をうつ

去年連れて行っていただいた鮎。
今年はこれまた贅沢な松茸がプラスされた「鮎松コース」。
今月号の婦人画報に掲載されているよー、とひと足先に見た写真でもう気分は「ごちそうを前にした犬」状態。

山の方もまったく快適な気温で窓を開け放した縁側つづきの
隣の部屋からのいい香りに、またまたおなかがグー。
おいしーいお出汁がきいた土瓶蒸しやお酒のすすむ肴がいっぱいの八寸を頂いたあと、お待ちかねの落ち鮎。
うーー、相変わらずの素晴らしい焼き加減に、
ぷりぷりの卵がたまりません。
もちろん〆の土鍋で炊いた鮎松ごはんは言うに及ばず。
みんなで完食。

ひとりで飲んでいて申し訳ないです。
今年一番のご馳走でした。

2010.10.10 [日] 秋休日、音と景色に浸る

着物でデートwith父。
第二弾はコンサートへ。
神戸市室内合奏団の定期演奏会が行われるというモザイクにある松方ホール
父は母と何回も来たらしいが、こちらは初めて。
席数はそんなに多くないけれど、こじんまりとして、敷居が高くなく
どこに座っても当たり外れなく音が聞けそうでいい。
さらに港が見渡せるロビーがすばらしい。
この日はお昼のコンサートだったので、素晴らしいお天気の景色を堪能したけれど
夜景が美しい夜も一度来てみたいかも。

さて、最近もっぱら耳が遠くなった父は充分楽しめたのだろうか。
確認するのもかわいそうなので、聞かなかったけど。

*** *
残念ながら着物姿は見つからず。
結構みなさん軽装でした。
もちろん単衣(長襦袢省略の夏バージョンだし)の紬ちりめんに渡文の八寸を。
今シーズンはじめての紬ちりめん、シワになりにくいし軽いし、使い勝手○です。
もってる生紬の単衣よりいいみたい。

2010.9.29 [水] 一気に夏から秋へ

18日に京都に行ったときは
まだまだ夏モードだったのに、秋分の日を境に季節がひとっとび。
シルバーウィークは出し物を控え練習、そして仕事(カレンダー通り+日曜出勤)という期間だったけど、ちょこちょこながら、あちこちに。

18日:
ユトリロ展と京都工芸繊維大学の美術工芸資料館へ。エコール・ド・パリの時代に生きた多くの画家とは違ってユトリロって生きている時から売れっ子でお金には困らなかった人だったのだと初めて知る。
23日:
地元六甲のフクギドウへ。
倉敷の小谷氏の下で修行された石川昌浩さんのガラス作品。ぽってりとして、昔のガラスみたいな温かさを感じる。小さいグラスをふたつ購入。冷酒を飲むのにうってつけ。
25日:
武術交流会本番。終わってからは阪神百貨店の「楽天市場うまいもの大会」へ。よなよなエールと牛すじ煮こみで乾杯! しかしどの店も行列、行列ですごい人。
26日:
黒田さんの展示会へぎりぎり滑り込む。ふわふわと空気をいっぱい含んだ布たち。作品の数は少なかったけど、ご自身で作られた裂帖が素敵。小さな布たちを眺めつつ妄想がむくむく。

*** *
大正時代の機械捺染の着物。
遠目に見ると織物に見える。ようできてます。
今回の衣装は爽やかなブルーでした。
ボイル地にフロッキーでシルエット風に浮かびあがる薔薇にスパンコール。
もちろん借り物。

2010.9.19 [日] 初エメ

しました!

ロングは飽きた。
ショートにしたい、などといいながら結局美容院にマメに行くこともない中途半端ヘア。
浴衣のときは何となく誤魔化していたけど、
やっぱり半襟をつけて単衣となると、これじゃあね。
でも自分でまとめるのも無理、いったいどうするんだ…
で、そうだ!
京都に行くんだから、それならばいざエメラルドへ、と予約を入れたのです。

途中、バス渋滞に巻き込まれ、予約より15分遅れの到着。
せっかくのエメラルドなのに汗をかきかき「申し訳ありませ〜ん」と恐縮してお願いする。
先生いわく「確かに髪多いわね、しかも毛先を薄くしているから収まりにくいでしょ」と。
「そうなんです。何とかなりますか?」
「そうねえ、まだ暑いから襟元はすっきりあげましょう。襟先の短い部分だけは跳ねないように、少し毛たぼをいれないとね。」
まずはヘアクリームを全体に馴染ませ、全体にホットカーラー。
巻き終わると同時にはずして、逆毛を頭頂部と横・後ろと順番にたて、
あとはくるくるくる…
約15分後、ゴッドハンドによって、ばさばさ頭が、あっという間にしとやかな奥さまヘアに。

「背が高いからほんとはもう少し下にボリュームを持たせたスタイルの方がいいのだけれどね。」といいながら、
着ているもの、その人の雰囲気、どこに行くか、季節、それらを一瞬にしてインプットし、
あっという間に創り上げる、まさにプロです。
ほんとうにありがとうございました。

*** *
ちなみにこの日は薄いベージュの紬ちりめん地に更紗柄の小紋。
「少しモダンな感じもいれましょうね」とおっしゃってました。

2010.9.15 [水] 気になるケド

9/19(日)〜26(日) 黒田妙美展:住吉倶楽部(神戸)
9/21(火)〜26(日) 永井健展:ギャラリー・イシュ(京都)

黒田さんの着物は昨年始めて拝見。
ほわっとしたやさしげな色が素敵で袱紗をいただきました。
今回は染め帯の遠藤あけみ・関美穂子両氏とのコラボらしい。
そして永井さんの天空釜。
家にあるのはころんとした急須
篠山から倉敷に移られて作品は変わったのか。
この週末から一週間、忙しいけどなんとか時間を工面して見に行きたいなあ。

*** *
渋〜い永井さんの案内ハガキ




キイさん、素敵ですねえ、ヴァイオリン弓の木が材料の染めなんて。
どんな色にそまるんだろう。
蘇芳色に近いのでしょうか。

2010.9.14 [火] 週末いろいろ

さて、久しぶりにのんびりした土日のおでかけメモなど。

土曜日はきものかぐやのとおかいちへ。
いつもの天満ではなく、今回は苦楽園のギャラリーでの開催ということで
スペースもずいぶんゆったり。
お手入れをお願いしていた帯を取りに行くのが目的だったのだが
やっぱりあれこれ見ているうちに、かなーり好みな紬を発見。
ちょっと裄が足りないが、エスニックの香りがする珍しい織り柄に惹かれ、いただくことに。
そして、終わりがけに行ったものだから、思いがけず夕ごはんにお誘いいただく。
行ったのはこちらのスペイン料理
高級住宅地として有名な苦楽園は、実は隠れたグルメの街でもある。
ただしお値段もそれなり。
連れて行っていただいたお店も人気らしく、この日もカウンターしか空いてなかった。
基本はコースらしいのだが、今回はパエリヤ以外はタパスづくしで。
素材選びもいいのだろうけど、味付けもかなり本格的。
魚やお肉、野菜がいろいろ楽しめてお手頃価格のタパス、
ちょびっとずつ、いろいろ食べたい年頃にはぴったりかも。

翌日は大谷記念美術館へ「ボローニャ絵本原画展」を。
日曜日のせいもあり、子供達がいっぱい。
でもお行儀良い子たちばかりでゆっくり鑑賞でき、よかったです。
夙川沿いをJRまで歩いてあまりの暑さにアイスを食べ
大阪で必要な日用品をいろいろ買い物。
うろうろしているとイベント販売していたフクギドウで偶然、
谷由紀子さんのラオス布に遭遇。
以前半襟用にと買ったときとは一味違う格子や縞柄の布があって
嬉しくなってつい2枚も買っちゃいました。

さて、細かい格子の半襟、無地の着物なら合うかな。
とかいいながら、暑くて二日とも着物ではなく。
まったく猛暑の9月にぴったり着物、早く考えよ。

*** *
格子はマドラスチェック風やタータンチェック風など、
かなりバリエーションあり。
全部欲しくなってしまうほど。
半襟じゃなくても、ちょっとしたインテリアのアクセントにいいかも。

2010.9.6 [月] 真夏の決算報告書

って、まだまだ真夏のような暑さですが。
この夏を振り返ってみた。

◎きもの
一衣舎展に上布で伺った以外はすべて浴衣。
しかもずっと同じ半巾との組合せ、という着たきり雀だった。
2ヶ月のブランクの後、お太鼓が結べるかなあ、とふと不安になる。

◎お稽古事
8月から先生が変わった。
理由は先生の都合。
実は今通っている教室は、講師の外での活動を禁止しているらしく
自分の腕を磨いたり、世界を広めることがなかなかできないらしい。
特に春にお母上を亡くされたことも大きく影響されたようで、自分の音楽人生を考え直されたようだ。
これからは楽員として、またフリーの音楽家としてやってみます、とのこと。
音楽で生きる、っていうのも大変だ。
教室の中では“厳しい”先生だったけど、みっちり基礎を叩き込んでいただきました。
で、新しい先生は(たぶん)学校を出たばかりのような雰囲気の人です。
180度違う教え方だけど、まあ、いろいろあっていいか。
しばらくいっしょに頑張ってみよう。

◎夏太り
これだけの酷暑、というのに実は太っていたという驚愕の事実。
夏に太ったなんて初めて。
ということでただいまコントロール中。
もうひとつのお稽古(中国武術系)の訓練も兼ねて
毎日腹筋&ストレッチやってます。

◎仕事
お盆が終わったとたんにぱったりとヒマに。
会社的には忙しいはず(儲かってる訳ではなく儲かってないのでその対策に)なのだが、
お金を使うわが部門は当然自粛状態なためすっかり余裕の仕事体制に。

そして秋は楽しい予定がてんこ盛りです。
遊ぶばかりじゃなくて、じっくり充電の季節にもしたいもの。

お、そして今気づきましたが、
ちょうど真楽に入ってこの9月で丸5年だ!
皆様これからもよろしくお願いします。

2010.8.19 [木] 私家版・ぶら白金

白金台あたりはおしゃれな街といわれているが
江戸時代は各藩の下屋敷が並んでいた地域。
その流れから明治以降もお屋敷が多くあった。
外苑西通りと目黒通りの角にある広大な自然教育園も
高松藩のお屋敷跡を利用した公園。
今回連泊したホテルも、元は一大コンツェルンの邸宅だったらしい。
緑がうっそうとした森のようなホテルの庭を散策すると、
昔のお金持ちは半端じゃないと思う。
今やそのコンツェルンも解体してしまい、
その跡に建ったホテルも経営に四苦八苦。
素晴らしい建物を創ったり、芸術家のパトロンとなったり
ある側面からみれば大きく文化度アップに貢献してきた昔のお金持ち。
今の日本ではそういう人たちって少なくなったような。

さて、ホテルを出て交通量の多い目黒通りからあちこちぶらぶらして
坂道を上がって下りたら、かの有名な北里病院がある通りへ。
ここの通りは片側一車線の細い道で、
道沿いもそうだけど小さな路地に入ると長屋風や古いビルなどがある。
瀟洒なマンションや小ジャレたショップが並ぶプラチナ通りとは全然違う表情。
実はカルロス濱仲商会に行きたかったのだが、あいにく長期仕入れで店舗はお休み。
そそられる見せ構えだったのに、残念。

*** *
坂の街東京。
ここ白金台も坂道くねくね道がいたるところに。
同じ坂の街でも、山から海に向かって一直線に続く神戸とはまったくイメージが違う。

2010.8.16 [月] せっかくなので

実はこの度の東京行き、わざわざ浴衣持参したものの
やっぱり面倒くさくて、そして暑さに負けて着る気になれず。
持って行ってそのまま持ち帰った。
なんだか悔しいのでで、夏季休暇最後の日、風呂敷包みの浴衣セットを出して着用。近所の蕎麦やへ。

実は浴衣の下はいつもユニクロのサラファインとステテコに、晒しで包んだ綿のタオル。
この日はたまたま旅行セットに入っていたこちらの和紙タオルを補正に使用。ぼこぼこした編み目がちょうどボリュームアップしてくれて且つ涼しい。
いやあ、おすすめですわ。

*** *
日中は外に出る気にならない猛暑でしたが
さすがに夕方日が暮れてきたら少しマシ。
この日はお酒は長珍をいただきましたよ。

2010.8.15 [日] ただいま

東京鞄持ち逆帰省から帰ってまいりました。
行動量は老人に合わせているので、かなり少ないはずなのだが
それでもちょっとお疲れ。

それにしても全員80歳を超えた父方兄妹3人。
(三人あわせるとなんとほぼ250歳だ)
会うたびに「次」はないかも、と挨拶している。
80年も生きているとほんといろいろあります。
いやあ、半世紀なんて甘い甘い、と痛感した数日でした。
勉強させてもらいました。

合間をぬって訪れたパクチーハウス。
“神戸”からわざわざ行った甲斐がありました。
東京でかぶりもん体験するとは思わんかった。
おつき合いいただいた皆様ありがとうございました。
パクチー后様とパクチー騎士もアップせな。

2010.8.13 [金] 東京着物ネタ

半日のフリータイムを利用して白金台あたりの散策。
そしてパクチーハウスへ向かう前に六本木のAwaiへ。
ぶら白金で、結構てくてくした後だし、
乗り換えるのがめんどくさい、と六本木1丁目から歩いたせいで
お店に着いた時は大汗モード。
扇子で扇ぎまくり、ようやく汗が引いて店内を見渡すと
なんと嬉しいことに一部夏物セール中。
ずっと気になっていた麻の帯びあげを一枚購入。
反物は木綿を中心に見せていただいたのだが、
中で気になったのはエンジと黒の色で織り上げた無地っぽい久留米絣。
ぱっと見ると、まるでウールのようで、絣の代表ともいえる久留米絣のイメージとは全然違う。
へえ、こんな顔をした久留米もあるんだ、とインプット。
良いものを見せていただきました。

そしてAWAIならではの博多半巾(間帯と呼ばれているのですね)。
可愛い結び方をいろいろ教えていただきましたが
最近の変わり結びをする半巾って結構長い目が多い。
で、短い目が結びやすい貝の口とかどうするの?と聞いてみると
「三回回せばいいんですよ」って。
あーそうか、目から鱗でした。
次からそうしよう。

2010.8.9 [月] 結果

7月下旬に行われた会社の健康診断の結果が出た。
おかげ様で去年悪かったコレステロール値はまあ、ほぼ通常値に。
やれやれ、少しは食生活を心がけたおかげでしょうか。
セルフメンテナンスが欠かせないお年頃の体ですね。
そして、もうひとつの検診結果はまだ。むむむ。

*** *
このところの空。朝はピーカンで雲ひとつない。
午後からは雲がもくもくといった状態。
毎週月曜日は早朝ミーティング。
朝7時半の大阪・長堀通の空は、すでにガンガンまぶしい日差し。

2010.8.7 [土] 花火堪能!

全国あちこちで花火大会真っ盛りのシーズン。
阪神間でも淀川・宝塚、そして神戸の三箇所で開催という花火ラッシュ日。
もちろん地元民としては「みなとこうべ海上花火大会」を見物しに
夕方遅くにいつもの浜の美術館へと向かう。
さすがに浴衣姿が多く、また先日のような子がいたらどうしようか、と内心どきどき。
でも神戸の浴衣女子は可愛いものでした。
印象的だったのは甚平にカンカン帽といういでたちの若い男の子。
だらしなく浴衣着るなら、涼しげで格好いいかも。
しかし今年はいつもに比べて、地元民が集まるこの辺りでも随分浴衣の人、増えた。
まあ、浴衣人口=着物人口にはならないけど、
せっかくの着物文化の一歩、経験しないよりしたほうがいい。

そして花火は、天神祭の欲求不満を吹き飛ばしてくれる見事なもの。
なんていうのかなあ、大きさだけでなく色が密集して、かつ余韻があるのだ。
一瞬の美だからか、見事な花火には思わず歓声をあげてしまう。
今年はなぜか、普段は余り見えない、下の方の花火も結構見えて大満足の小一時間だった。
やっぱ、ビール飲みながらの花火見物はサイコー。

*** *
花火の前の夕暮れ景色。
立秋のこの日、それまでの猛暑が一段落して風が心地よかった。

2010.7.26 [月] 初天神祭

昨晩は大阪勤め20年にして初めての天神祭体験。
といっても太極拳の練習帰りに花火をチラ見しようという可愛い企画。
尋常じゃない人ごみを避けて、天六から少し歩いた都島橋の上からにしたのだが
ここまで離れると高層マンション・ビルに阻まれ、半分しか見えない。
カタチや色も単純なものが多く、華やかさがあまりない尾を引かない種類の花火でいまいち。
(打ち上げの近くで見たらもっと違うのだろうけど)
でも大川に映し出された船の灯は涼しげで、こちらの方は気分を盛り上げてくれた。

しかし、浴衣ガールズの多いこと。
「個性で着よう推奨派」だから堅苦しいことはいいたくないけど
「涼しげ」とは程遠い「暑苦しい」装いがほとんど。
頭はでっかい、帯もフリル満載、化粧も濃ゆい。
大阪だからなのか、天神祭だからなのか。
花火が貧相な割りに浴衣姿は派手だった。
そして左前に着ている人がそこそこいるのはびっくり。
やっぱり浴衣ぐらい、と思って普段着ない子が自分で着付けるからかなあ。
一番驚いたのはベアトップのように肩まで下げて着ていた人。
浴衣着てる意味ないやん、とさすがに毒づきたくなったよ。


+++++
大阪では結構「かちわりワイン」出てます。
ビールジョッキにかちわり氷を入れてワインをどばっ。
ワインを愛するしょうさんが見たら卒倒するかも、と思ってましたが
結構メジャーなのか。
確かに暑い日に飲むにはぴったりです。

2010.7.19 [月] 茜空

梅雨明けは蝉に聞け。
とうい持論をもっているのですが
今年もその通り。
昨日の朝から「それー」って感じで
しゃんしゃん鳴いている。
ようやく暑い夏の到来。

そして8周年の海辺の集いの景色にうっとり。
本当に夏の宵時分の空は素敵。
やっぱり夏は海ですなあ。

*** *
こちらは人工島の夕空。
ビルという無機質なモノ達との組合せだけれど
魅惑的には違いない。

2010.7.16 [金] 朝顔ゆかた・お初

そして誕生日におろした初ゆかた。
空模様が怪しかろうが、ゆかただし。
ユニクロのアンダーウエア&ステテコに羽織って、半巾をきゅっと結ぶだけ。
着るのも楽ちん。
しかし、襟元にメッシュの襟芯をいれようかと思ったら
掛け襟のところがしっかり綴じられていて入らなかった。
普通ゆかたの襟元ってどうなってんだろう。

*** *
涼しそうでいいですね。
と店員さんに話しかけられました。
へへ。良い気分であります。

2010.7.15 [木] 50年記念日

半世紀です。
自分の歳ながらちょっと驚き。
やっぱり50年ってすごいかも。
まあ、100%満足とはいえないけど、
大きな病気もせず健康に過ごせたのは幸せなことです。
(丈夫に産んで育ててくれた両親に感謝。)
しかし、年数ばかりは経ったけれど、中身はどうなんだ?
今までは何でもできる、と思って生きてきたけど
これからはあきらめることもイッパイ出てくるんだろう。
でも、今までとは違う意味で新しく仕切り直せることもイッパイあるはず。
大きな区切りの年を迎え、ちょっと気持ちを切り替えた一日です。

*** *
ちょっと奮発したスプマンテ。
シャンパーニュ「ジャック・セロス」と南イタリア・カンパーニャの「フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ」のコラボレーションだそう。
いつも飲むスペインデイリー価格のカヴァと違って
黄金色が美しい、芳醇な味わいの逸品でした。

2010.7.5 [月] 梅雨の合間に

大和川を越え、堺へ。
天王寺から阪堺電車のチンチン電車に揺られて約30分。
(本当にゆれる、ゆれる。ポイントの切り替えの影響?)
まずはこちらで氷くるみ餅をいただく。
さくさくの氷にみどり色のゆるゆるとした餡とお餅がとけあってちょうどよい口当たり。
あまーい餡とぷにゅぷにゅのおもち、そして氷の三位一体のなせる技です。

この日も昨日までの豪雨に引続き梅雨空、という天気予報だったのに
日差しがかんかんと照る、日傘必携のお天気。
格好なんて気にしていられないと、雨傘をさす御粗末な格好で本日の目的地主水書房へ。
仁徳天皇陵の直ぐ近くに位置する静かな住宅街。
その一角にある3代前からお住まいのご自宅を使ったギャラリーで
夏ならではのプリミティブな繊維がつくる布の数々を堪能。
オリジナル紅梅織りの襦袢地、気になりますが
夏は手抜き半襦袢にステテコ派の自分にはもったいないかな。
そして、日本住宅なのに、モロッコ風の空間が心地よいカフェでの左官談義。
布も住宅も職人のなせる技は同じなのですね。
まるで知り合いのお宅でお茶をいただいているかのような心地よい時間でした。

そして蛇足ながら、みささぎ流の御家元
京都のときとずいぶんイメージが違っていて最初わかりませんでした。
やっぱり、ホームグランドにいる余裕なのでしょうか。
それとも袴姿とTシャツジーンズの装いの違い?
しかしサーフィンをする御家元というのもよろしいなあ。

*** *
今シーズン初の夏着物は上布に科布の帯で。
木村さんに「科布」はなじむまでは相当時間かかりますよ、脅される。
今年で5シーズン目。いつかこの頑固者の布も手なずけられるかな。

縁側のある風景。
懐かしい。
でも我が家の廊下は木がささくれて、結構お手入れは大変だったな。

2010.6.14 [月] 入梅

関西地方も梅雨入りした、「らしい」。
最近は微妙な表現です、気象庁も。

そして、そんな季節ぴったりというか、偶然にも
ずーっと懸案の雨ゴートがカタチになるかもです。
真楽KWやBBS、そしてこちらのサイトなどを読み返して
なるべくベストなものにしたいなあ。

確かにお気に入りのコートがあれば、
雨の日のおでかけも楽しくなるかも。
わくわく。

+++++

陶子さん、せっかくの梅大福をお渡しするの忘れました!!
やっぱり酔っ払う前に渡すべきだ。
次の機会にぜひ。

2010.6.7 [月] ハッピーアニバーサリー高橋徳さん!

きっと心づくしのしつらえ・おもてなしの中
素敵な品々を見ることができるのでしょうね。
今回は残念ながら参れませんが
心から一周年のお祝いを申し上げます。
高橋さんの確かな技と豊かな感性、
そしてどんな人をも受け入れてくれるおっきな心が大好きです。
だからつい、いつかは私も友禅誂え!なんて大それたことも考えちゃうのかも。

*** *
初色無地のときに連れ帰った名刺入れ。
黒地に大好きな橘の花がくっきり。
ガサツな自分もこの名刺入れを出すときは、シトヤカモードにナリマス。

2010.6.1 [火] 今年の夏は

今日から6月、会社もクールビズ。
衣更えのシーズン。
そしてあとひと月もすれば薄物!
(ちと気が早いか…)

実は着物をきちんと着だしてからは
夏着物にばかり目がいって浴衣を着ようという気分にならなかった。
だって魅惑的な布たちがいっぱいで、暑さなんてへっちゃらって勢いだったのだ。
ところが去年からちょっとその勢いに衰えが出始め
これは浴衣もありかなあ、と思うようになってきた。
そして、今シーズンついに浴衣ゲットです。
しかも竺仙。
今、流行りの大人浴衣なんかじゃなくて、いかにも「花火大会!夜店!」って柄行。
着物風になんて着ない。
シックに着るなら、ちゃんと着物だし。
浴衣は楽しく、気楽に、元気に。

でも、帯はどうしようと悩んでいたら
ひょんなことからちょっとめずらしい半巾の博多帯と出会った。
いわゆる献上柄ではなく、無地感覚だけど、斜めからみるとアーガイルのような模様が浮き出る。
浴衣にはちょっともったいないかなあ、と思いつつ合わせてみたらそんなこともない。
とにかく、軽い軽い!
そして締め易い。
実は半巾って普段余り締めないので苦手だったのだけどこれは救世主かも。

というわけで、7年目に突入の今年の夏は浴衣がメインの着物ライフになりそうです。

2010.5.30 [日] しあわせのランチ

昨年末にまたまた父が引っ越しして以来、
今までのように父宅で料理できることができなくなったため
月に2度ほどは日曜のランチにお付き合い。
だいたい気軽なお店が多いのだけれど
今日はめずらしく「うまいもんが食べたい」ということで
明石の有名な寿司店の新神戸店へ。
もちろんネタはどれもおいしいけれど、穴子寿司が絶品でオススメ。
柔らかく蒸しあがった甘辛の穴子が、
押し寿司なんだけどふんわりとした寿司メシと絶妙のバランスで
歯が調子悪い父でもぱくぱく食べていた。
お酒はこれも地元明石の地酒・明石鯛
癖のない飲み口で、お寿司に合わせてお昼に少々いただくにはぴったり。

食後はにしむら珈琲でケーキデザート。
親子揃って別腹・甘辛両党、食いしん坊。
お父さん、長生きして親子でうまいもん食べようね。
(と、いつもちゃっかりご相伴)

*** *
爽やかな陽気に誘われて
ホテルでお食事だし、普段着じゃあねと
急に着物な気分になっておでかけ。
といっても気軽な片貝木綿に型染め帯。

2010.5.13 [木] 誕生色

5月はこちらの12ヶ月誕生色によると「初恋薊(はつこいあざみ)」だそう。
誕生色もいろいろあるようだけど、
こちらはきものの町、十日町織物工業協同組合によって1981年に制定されたもの。
色そのものよりも名前の付け方が詩的。
季節を感じさせて、見た目の字面も音色もとてもきれい。

さてさて自分の誕生色は、見てみたら
咲初小藤(さきそめこふじ)。
「梅雨明けの夏の光に輝く紫露草の淡い紫。」とある。
うーん、とってもヒソヤカで奥ゆかしくていかにも着物が似合いそう、
と嬉しくなる。
まあ、本人がそのようかどうかは別にして。

5月生まれの皆様、初恋薊のようにいつまでも初々しく。

2010.5.9 [日] ソコツモノ

爽やかな青空に心地よい風、まさに皐月らしい日、
無事に母の三回忌を迎える。
亡くなってから2年。
この日までが大きい意味でひとつの区切りなのかと思う。
母の兄弟(叔父・叔母たち)と家族だけのこじんまりとした集まり。
一番縁のある身内だけで故人を偲ぶ時間を作れることが一番。
亡くなった母も喜んでくれているかな。
父もようやく一段落ということで、ほっとしたよう。

去年の帯にはじまり、2年経ってようやく母から譲られた着物も仕立て直しを始めた。
でもどうやっても着られないものがあって、タンスに寝かせておくよりはと
この日来てくれたきもの好きの叔母に「いっぱい着てあげて」と譲ることに。
喜んで持って帰ってくれる叔母の姿を見て、ほっ。

+++++
この日のための色無地。
おかげ様で気持ちよく纏うことができました。
が、なんということ!
法事の後の中華料理を食しているときにスペアリブの汁を飛ばしてしまった。
がっくりです。
せっかくの着物に合わせて、もっと上品に食べないと。

2010.5.8 [土] mayflower

先日の石山寺の牡丹。
これでもか、と絢爛豪華な花よりも
咲きかけのどことなくはにかんだ感じがお気に入り。

お誕生日おめでとう!


+++++

さて、本日は父兄と三人でお墓参り。
神戸の北区にある墓苑は山を切り開いて造成しただけに
自然豊かなことはこの上ない。
春先には鶯が鳴き始め、桜が咲き、今の季節は野生の藤や山つつじがいっぱい。
もちろん、お墓の雑草もいっぱい。
兄と二人でせっせと雑草を引き、伸びきった植木をばっさばっさと切り、汗まみれ。
三ノ宮に帰ってビールでのどを潤す。
あー、うまい。
母上、あなたのおかげです。

明日に備えて今日は早く寝るべし。

+++++

なぜだか今日は着物姿の方をたくさん(といっても5人ぐらいなのだが)見かけた。
結婚式風でもなく、お茶の方でもなく、呉服販売マネキンさん風でもなく、着物グループでもなく、
何気にちょっとお洒落っぽい装い。
ようやく神戸にも着物の波がきたのか???

2010.5.3 [月] シーズン初木綿に春色帯揚げ

連休中ずっとお天気なのは珍しいらしい。
というニュースを聞きながら午前中はぼーっと過ごし
お昼からルノワール展へ。
もちろん連休の長蛇の列を避けていつものように閉館1時間前コース。
しかしながらそれでもすごい人混み。
肖像画家として当然いろんな人を描いているのだけど
その作品の質の差は歴然。
スポンサーあっての芸術家、というのはつらいよなーってことを思ったり。
でも8歳にしては成熟しすぎの感もあるイレーヌちゃんや
白い色彩でまとめられた清楚なアンリオ夫人は確かに魅力的。
印象派好きの連れは「肖像画はお金もうけで描いてるからね」と
にべもないが、肖像画って自画像も含めて結構その画家の人生が見えたりすると思うけどな。

1時間で凝縮したコースを堪能した後は
昨日に引き続き初めての京阪中ノ島線に乗ってバラ園を経由して(バラはまだ1分咲き)最近お気に入りの街、天満へ。
残念ながら祝日のため、お目当ての店は休業、
ということで、なぜか大阪なのに銀座屋という気楽な飲み屋へ。
安い! 旨い! までは合格だけど、大将がちょっとてんてこ舞いで早い!は不合格。
でもなかなか味のあるお店でした。

*** *
単衣時期におすすめされた三浦清さんの東雲明ヶ雲。
確かに今の時期から6月ぐらいまでは使いやすい帯揚げ生地です。
今度は秋バージョンで染めてみたいな。

2010.5.2 [日] 春の風景と音

わーい!連休だあ。
季節は緑豊かな麗しの5月。
出かけないでどうする!

ということで近場へGO!
こちらのイベントを見つけたので
それじゃあ、ということで近所の石山寺にも足を伸ばす。
牡丹が見ごろということで行ったのだが、肝心の牡丹はあまりにも人工的。
あたりまえだけど、参道入ってすぐのつつじの朱色に緑もみじの対比、そして自然の地を利用したお庭の方が気に入ってしまった。
そして、初めて乗った京阪石山坂本線。
のんびりして、良いですね。今度は浜大津から先にも乗ってみよう。

思いのほか石山寺で時間を過ごして、3時に琵琶湖ホールに到着。
こんな立派なホールがいつの間にできたんだろう。
恐るべし、滋賀県。やるなあ。
兵庫県も負けてられへん。
きらきら光る湖面を眺めながら、屋外での無料ライブもいろいろ。
そして大ホールはめっちゃすばらしいです。
あいにく4階席しか残っていなかったけど
それでもモーツァルトのこぼれるようなピアノは満喫できました。
ホール主催でいろいろイベントも開催されているようなので音楽好きの方にはおすすめです。
おまけに琵琶湖の素敵な風景もついてくるし。

*** *
瀬田川はボートの試合でもあったのかな。
川にも岸にもボートがいっぱい。
こうやって干している姿は蟷螂みたい。
むきむきマンに見えてしまう、仁王様。

2010.4.30 [金] 初色無地

届きました。

どきどきしながら開けてみると、
ほんわか、ふうわりとやさしい色が飛び込んできた。
この季節にふさわしい色。
でもきちんとして落ちついた感じもちゃんと。
皆様のあたたかい思いを受け
謹んで纏いたいと思います。
ありがとうございました。

*** *
頑張って再現しようとしましたが絶対無理。
色はむずかしいので生地感の参考までに。
若菜色、若苗色、レタスグリーン…
どれとも違うのですけど。

2010.4.27 [火] 下町の看板猫

大阪に“十三”という庶民的な街がある。
駅前にパチンコ屋が賑やかに並び、ちょっと怪しいお店や
安くて旨い居酒屋が軒を連ねているメッチャ大阪らしいところ。
関西地区以外の方には、「なんて読むの」と不思議がられる地名だが
極めて普通に“じゅうそう”と読む。

先日この十三にある宝湯という銭湯で行われたライブに行った。
最近気に入っている京都のたゆたうというグループが出演したステージ。
ステージといっても、場所は脱衣所の一角。
銭湯の定休日を利用して、客席は男湯の脱衣所。
女湯の脱衣所は楽屋になっていた、超お気軽な会場づくり。
しかも番台のそばにアテなど置き、
普段は牛乳が入っている冷蔵庫からビールを取り出す。
(もちろん有料ですが)
結局8時過ぎから始まって10時半ぐらいまで盛り上がったライブ。
終わった後は観客を含めて「さー、飲むぞー!」って。
いやはや。
肩の凝らないライブは好きだけど凝らなさすぎ。
笑えた経験です。

*** *
帰り道の商店街。
昔ながらのタバコ屋に佇む黒猫。
ちょっかい出したら嫌がられて店の中に逃げ込まれちゃった。

2010.4.24 [土] 四月も下旬というのに

何ちゅう寒さや。

それでも気を取り直して夕方からこちらへ出かける。
中山岩太というカメラマン、
実はまったく知らなかったのだが、
駅に貼られたこの麗しいポスターにつられてしまった。

福岡生まれで東京の学校を卒業後、
ニューヨーク・パリで過ごした後、芦屋を拠点とする。
商業写真はもちろん、前衛的な作品を精力的に発表。福助足袋の広告写真では、賞ももらっている。
残念ながら戦後は世間に認めてもらうことができず、失意のままに、50代で早世してしまったらしい。

確かに抽象的な作品は実験的すぎて
今ひとつ心に響いてくる、とまではいかないかなあ。
そのかわり興味深かったのは第二部。
戦前の神戸の姿を、中山の写真を中心に
縁のある画家やデザイナーたちの作品で紹介。
今の神戸まつりの原型「みなと祭り」の昭和8年当時の様子や、
中山が勤めていた大丸神戸店の毎月のDM(当時はそうは言わないが)なんてのまで
多彩に展示されている。
神戸市、当時から観光には力を入れていたらしく、
珍しいリーフレットなどがいっぱい。
ちょっとマイナーな企画展だけに来場者は悲しくなるほど少ない状態。
でも5月30日までなので、人ごみを避けてゴールデンウイークのお出かけにはぴったりかも。
写真の時代、子供ながらリアルで知っているはずの父とか誘ったら行くかな。(行かんやろなあ)

2010.4.21 [水] 顔もキャンバス

さくまりさん、正解!
ぱちぱちぱち、さすが。

+++++
さて、先日の日曜日。
この間いっしょにステージをしたメンバー有志20人ほどが集まり
チャコットのメーキャッププライベートレッスンを受けることに。
もともとメイクなどしなかったほうだが、ここ数年一層手抜きになっていたので、
いざステージ用にメイクしましょう、といわれても
「テクニックが〜」てなことで、
先生が提案してくれたこのレッスン、おもしろそーってこともあり参加。

ポイントは眉の描き方とハイライト・シャドウの入れ方
そしてアイラインの引き方。
アイラインはまだしも、眉はお手入れなしのぼーぼー眉毛。
どうなるんだろう、と思いつつ恐る恐る描いていく。
しかもステージ用にということで「赤」ですよ!
なんとなく最近は一本一本埋めるようにというイメージがあったのが
実はペンシルでは線でひき、そのあとブラシで色を入れていく。
へー。

結果は。
うーん、やっぱりもともとゲジゲジなのでかなり眉毛主張してます。
眉毛に負けないようにかなりアイメイクもしないとバランスが悪いということを発見。
たまにしかしないだろうけど、
なかなかメーキャップも楽しいかな、と思ったひととき。

2010.4.15 [木] プチ渦巻き

東京駅すぐ近くにあるビル中通路です。

+++++
マンホールのデザインって町々で違うんですよね。
昔会社にいた方で、各地のマンホールの写真をとって
自分のホームページにアップしている人もいた。

これはこの間の出張のときにみつけたとあるビルの中にある蓋。
ふろしきでこんな柄があったような。
さて、東京在住の方、どこのかわかります?

2010.4.13 [火] 濃ゆ〜い、いちにち

頼もしくて、すばらしい真楽メンバーの方々はじめ、
きものに関わる人たちの愛情を改めて感じた朝から晩まで。
本当にありがとうございました。

普段、きものは本当に趣味だけで好き勝手に着ていただけに
こんな風にきまった型がある中で、自分なりの姿をつきつめていくのは初めて。
高橋さんのおっしゃる「自分なりの喪のスタイル」ができれば良いのですが。
まだ誕生中の「芽生え」ちゃんも、いつか手に入るかしら。

そして、前日の嵐にも負けず、名残の花を楽しませてくれた桜。
裁判所廻りのベリーショートの枝垂れ、あと何年かすれば
しだれー、らしくなるのかな。

2010.4.10 [土] 今年のさくら

結局今年はちゃんとしたお花見はできず。
会社の周りの公園でおべんとを食べながら楽しんだだけ。
公園によって桜の数や種類、植え方もいろいろ、
そしてお花見の風景もまちまち。
大宴会場になっているところがあれば、ピクニック風もあり、
学生集団がいれば、ママ&キッズ、そしてサラリーマン。
周りに迷惑をかけなければ、いろんなお花見スタイルがあっていい。

*** *
3月のお彼岸ころからほころび始めて、約3週間。
開花時期はこの数年で一番長いかも。
でも花が散る前に葉っぱが待ちきれず、いっぱい出てきて
花と葉が同居している木の多いこと。
みずみずしい緑色で柔らかな葉っぱ、桜餅にしたい。

2010.3.22 [月] 春近し、の休日

今年の桜、関西は本当に早いみたい。
家の近くの王子公園あたりはすでに枝によって、ちらほら。
この勢いで行くと3月中に八分ぐらいは咲くかもしれない。

そんな陽気の中、久しぶりの着物おでかけは
県立美術館で開催されている「小倉遊亀展」へ。
没後10年と書かれていたので、
あれ、思いのほか若い世代の作家だった?
と思ったら、そんなことはなく、やはり明治生まれ。
105歳という長寿だったらしい。
すでに最盛期は過ぎていたといえ、
100歳を過ぎてまで筆を持っていたというのはすごい。
最晩年のアトリエの窓際での写真など、すごく印象的。
いい年を重ねる、という言葉がぴったりの雰囲気でした。
画風は戦前のしっとりとしたタッチのものから
マチスやゴーギャンを意識した
勢いのある筆使い・色使いのものまで。
市井に暮らす人たちのきもの姿が多く描かれているのも
きもの好きには楽しい。
前から見たかった「浴女」は期間限定の展示だったらしく見られなかった。
残念。

*** *
きものサロン風「美術館で着物」姿。
安藤忠雄らしい直線を活かした大階段と格子のコラボです。なんて
さて、結局手元に来た牡丹唐草型染め帯。
お店では気にならなかったけどいざ締めてみるとカビ臭さが酷い。
しばらく虫干しが必要だ。

2010.3.5 [金] 地方自治体のがんばり

会社のすぐ近くにある大阪市立中央図書館。
市立では大阪市で一番大きな図書館で設備も良いので利用度は非常に高い。
仕事の本、着物の本、旅行本、趣味の本、流行り本、買うにはちょっとの雑誌などなど。
大変重宝しております。

でも御多分にもれず悲しいかな公共施設のため司書のスタッフの対応はイマイチ。
ところがこの数年の間にずいぶん変わってきたのだ。
以前はいかにもおたく〜って感じのスタッフで少なくとも公僕って誰のこと、って感じだったのが
いまやおそろいの黒いベストを着込み、対応もきびきび。
「ありがとうございます」「お待たせしました」なんぞ、
昔は聞いたことがなかった接客用語も自然に出て、何よりみんな若い若い。
利用者としては非常に気持ちよく、なかなかやるじゃん大阪市、と思っていたらこんなところに業務委託しているとのこと。
なあんだ、納得。
いつまでも固い頭の自己主張ばかりの公務員に任せるぐらいなら、アウトソーシング賛成です。

*** *
そして、こちらは大阪府のキャンペーンポスター
かなり大阪チックなデザインの上、期限が迫ったことをPRするシールまで貼るところが大阪でんな〜

2010.2.27 [土] 自己表現

しょうさん、さんきゅう!

ところで赤い衣装が印象的だったのは
札幌オリンピックのジャネット・リン!
(この話題についていけるのは年代限られますねえ)



女子フィギュア、堪能しました。
みんな本当にすごい。鍛え抜かれたアスリートでありながら優れた表現者。
心から拍手を送ります。
今回はついつい衣装に目がいってしまったのですが、
入賞者8人のうち、5人が赤を基調にしていた。
音楽や衣装も大事な要素であろうと思われるフィギュアスケート、
今回は赤をイメージする演技が多かったのかな。
確かに鮮やかな赤、白いリンクに映えてました。

メダル獲得のための作戦、などといわれているけれど、
結局それぞれの自己表現を追及した結果がああいった内容になるのでしょうね。
それにしてもあんなに姿形がよく似て、技術力も伯仲している二人が
表現方法を変えることで、イメージが全く変わることにもびっくり。
真央ちゃんの演技は力強く、スケートへの情熱が溢れるよう。
ヨナ選手はクールビューティを見事に演出。
そして全く個人的な趣味でいうと、
ピアソラの曲を使っていたフィンランド選手の演技も気になりましたよ。

しかし声をつまらせて必至にこらえているインタビューを見るたびに
おばさんスケートファンは感無量でもらい泣きしちゃうのです。

2010.2.22 [月] うーむ

写真もらったのでアップします。
逆光なのでシルエット風ね。
真ん中は先生。バックダンサーズ一番大きい人でーす。



アイスダンス私も偶然昼休みにテレビでやっているのを見ました。
アイスダンス自体はともかく、どうなんでしょう、あの衣装は?
あのバタ臭い顔で「日本の着物」で「日本の心」を、といわれても
日本人としてはなかなか同感はできない部分もあったり。
彼らのバックボーンは良く知らないのでなんとも言えませんが…
個人的には????でした。

+++++
剛毛シスターズから一言。
前髪ぱっつんはできないので、いつも適当に作ってもらいますが
伸びるのが早いのであっというまに前髪はなくなっているよ。

写真に反応いただいたみなさまありがとうございます。
みんなでとったのをもらったらアップするです。
ちょっと恐いかもよ。へへ。

2010.2.21 [日] アップ姿チャイニーズバージョン

終わった〜
どうなることかと思ったけどお天気にも恵まれ、
なかなか良い日となりました。
半袖チャイナでもそんなに寒くなかった。
初心者グループもたいしたヘマもなく3ステージ無事終了。
やー楽しかった。

終わったとたん先生から「3月もあるからねー」。
うーん、結構癖になるかも。

*** *
着物姿以外でアップにしないといけないとは想定外。
先輩方、三人がかりでなんとか上にあげてもらいました。
しかし、困ったものだ。ヘアスタイル。

2010.2.14 [日] 人生いろいろ

闘病生活5年。この度第二の人生を始めた元上司にエールを送りに京都へ。
本当に人の人生なんてわからないものです。
病気にならなければたぶん今頃は部長クラス。
でも会社を取り巻く環境が最悪に陥っている中、それが幸せだったかどうか。
もちろん健康が一番というのは当然なのだけれど、
恐る恐るながら、新しい一歩を踏み出した爽やかな顔を見ていると
考え方ひとつ、か。
ちなみにバツイチですが、ただいま幼馴染の彼女と遠距離恋愛中。
やっぱり恋の力は偉大なり。

*** *
季節はずれとわかっていて無理やり秋に締めた帯。
ようやく季節到来で、ばんばん締めるぞー!
ってそんなに着ていない最近の自分。

2010.2.6 [土] 着物で初雪・初コート

わざわざ京都に行ったのに、駅に着くなりかなりの降り。
ひやあ、さっぶーい!
しかし、今シーズンの私にはあたたかコートがあるのだ。
うーん、やっぱり袖の振りが閉じて、首元もすっぽり覆っているので
空気がたまって逃げないためか温かい。ショールがなくてもばっちり。
ただし、構造的に大きな失敗がひとつ。
外側にポケットをお願いするのを忘れたのだ。
これは痛い。後からつけてもらうことってできるのか、一度相談してみないと。

*** *
京都国際漫画ミュージアム。
昔ながらの学校の佇まいがあちこちに残っている。
こういった旧い建物の活用法、面白い試みですよね。
それにしても老若男女、みんな黙々と読みふけっていた。
そして、偶然立ち寄ったこちらのお店
そうですか、矢代仁さんが経営されているとは知らなかった。
カステラがおいしそうでした。

2010.2.2 [火] ヘアスタイル考(ちょっと私信)

そうですねー。
着物を着ることを考えるとやっぱり結えるぐらいの髪が便利かも。
というのが髪を切ってから思ったこと。
樋口可南子さんぐらい思いっきりベリーショートなら格好いいけど。
剛毛派としてはむずかしいよね。
今の自分の生活の中では着物率は決して高くはないので、短い方が気に入っています。
その人のライフスタイルにもよるでしょう。

ただ髪が長いのは実は体力的にも負担をかけるらしいので、
あまり高齢になってロングヘアにするのはほんとはお勧めではないのかも。

って、アドバイスにもなんもなってへんなあ…
まあ、切ってしまったらはえてこない訳でもないので
一度お試しされてはどうでしょう。
ショートのお姿も拝見したいし。

2010.1.31 [日] お稽古

春節祭に向けての練習3回目。
この日は衣装の確認、出入りの順番、立ち位置なども決める。
結局上着は、半袖!
いくら下に着込んでも寒空に肌をさらすとは。
と思っていたら、先輩方々からホットジェルなるものがあると聞く。
便利なツールがあるのねー。
検索してみるといろいろある。
やっぱりスポーツ用がいいのかしら。

それにしても、ステージ用衣装のこととなると
みんなきゃーって感じなのね。
スパンコールをそれぞれ付けなさいってお達しがでました。
ううう、つらいなあ。

2010.1.30 [土] 大阪倶楽部

去年の12月から御堂筋を中心にイベントが開催されていた「ミッドウェイ・オーサカ」
いろんな催しがあったようなのだけど、建物好きとしては淀屋橋にある大阪倶楽部でのコンサートに行ってみた。
こちらは英国風会員制社交倶楽部として大正13年に建てられたビルで、今でも倶楽部として使用されているらしい。
コンサート終了後、名残惜しくカメラで撮っていたら、管理されている方がせっかくだからと、館内を案内してくれた。
コンサートが行われたホールは最上階の4階。
3階は会員用ルーム、2階は食堂・図書室、1階には囲碁室・ビリヤード場があり、いずれも現役で使われている。
全体的には英国調の雰囲気が漂っているのだけど、
いたるところにある梁に施された模様はどちらかというとイスラム風。
こってりと重厚がミックスされた不思議な空間。すでに真っ暗だったので外観をじっくり見られなかったのは残念でした。

肝心のコンサートはクラシックではなくタンゴ。
Tangology というバンドネオンを中心にした五重奏でおなじみのピアソラ他、数曲を。
タンゴの演奏でコントラバスが2台も入るのが珍しい。
ヴァイオリンとはまた違って低音が効いて良いですな。

*** *
天井が高いのは贅沢な空間づくりには欠かせませんね。
うふ。会員の奥様に見えるかしらん。

2010.1.27 [水] 割烹着

っていいですよね。

自分たちの世代、神戸の小学校では給食当番は、確か自前の割烹着をもってきて着ていたのですが。皆さんはどうなのかなあ〜

あんな感じにかわいいおばあちゃんにはなれそうもない私としては
「JIN-仁」で綾瀬はるかちゃんが着ていた着物用白衣の割烹着スタイルが気になりました。
胸元にレースがあるより、シンプルだし
襟もとまで覆うので汚れも気にならないだろうしなあ。

2010.1.24 [日] いろいろ応援しています。

kamekame cafe 行きたいなあ〜
しかし“夜”カフェというカテゴリーでアピールするということは
沖縄では夜はカフェ営業はないということでしょうか??

そしてあちらこちらからもおはがきが。
●天空窯 1/23〜25 三田市・工房「裕」
●丸山正 着物展 1/23〜30 神戸住吉倶楽部
●一衣舎着物展 1/29〜2/3 姫路・ギャラリーとーく
●ゆずりは 東北の三大刺し子展 1/29〜2/3 ギャラリー御堂筋
●春を遊ぶ 1/23〜31 徳島・ギャラリーのきは

みんな春を前にむくむく活動しているのですね。
全部行けないけど気になります。

*** *
天空窯の急須。
ころんとしたカタチも好きだけど、それ以上にとてもつかいやすくめっちゃ重宝しています。
これから時間をかけていい味に育てていきたいなあ。
それにしても、いつの間にか丹波立杭から倉敷へ移られていたとは。
きっと何か期するところがおありだったのでしょう。

2010.1.21 [木] 新快速きもの鑑賞

木の本へ向かう敦賀行き新快速。
えらい混んでいたのですが、ふと見ると着物姿のお三人が通路に立っていた。
コート姿だったので最初はそんなに気にしていなかったのだが、よくよく拝見すると(失礼ながら)髪はしっかり京都風に結い上げ、髪飾りも大ぶりなものをあしらっている。
一番若い女性は、かなり目立つ桃色のお花の簪。
そして半襟も刺繍や染めのものをボリュームたっぷりに見せていて(約7、8cmは)その上お二人は柄物の重ね襟までしていた。
コートもそれぞれこだわった仕立てで、襟の仕様も見たことない感じだったり、背中に洒落紋、くるみボタンにあしらった色糸もひとつずつ変えていたり。

うーん、素人さんじゃないのはわかるけど、いったいどんな方たちなのか。
どこへお出かけなのか。
神戸から京都へ出かけるというのは京都の方じゃないのかなあ…
なんて、なんて、京都まで気になってしょうがありませんでした。
あー、できればコートの下も拝見したかった。
残念。

2010.1.21 [木] 白い世界へ

暖かな大寒の翌日、平日休みをいただき琵琶湖へ。
最近ブームという0泊2食付というプランに挑戦。
行った先は木之本にあるこちら
今のご主人で17代目を数えるというこの御宿
賤ヶ岳の戦いの時代からこの地に暮らしているという。
小さな家族経営の宿なので、豪華な雰囲気はないが、
縁のある古いものが置かれていたり、
キレイにしつらえがしてあって、
素朴ながらもなかなか味のある佇まい。

囲炉裏のある小さなお部屋でごはんを食べ、お風呂につかり、
今でも和楽器の生糸を繰ってる「大音の里」をぶらぶら。(歩いていたら小さな撚糸工場もあった)
寒さに凍えたら帰ってきたら、こたつに入って、合間にワインを飲んで、またまたお風呂に入って、ぐだぐだ〜
行動派にはおすすめしないけど
結構のんびり、ぐうたらな人には0泊2食プラン、いいかも。

*** *
琵琶湖も中ぐらいまではほとんど雪がみられないが
マキノを過ぎたあたりからはトンネルを抜けるたびに雪国に。
そして一番奥の木之本あたりを囲んで、東は長浜まで戻ってくるともう雪はない。
宿の赤い番傘。白い世界に映えるね。

2010.1.17 [日] かみさまのいじわる

震災を受けた人に弱者も強者もいなくて
何年たっても忘れることはできないと思う。
今も各地でおこっている悲惨な災害。
真っ只中にいる人は、たぶんずーっと忘れられない。
だけど、そうじゃない人は時が過ぎるとやっぱり忘れてしまう。
それはしかたのないことだけど、一人でも多くの人が忘れないことが大事なんだろうな。

15年を迎えての特番。関西は特に多い。
なかなか見るのはつらいけど、このあいだのNHKドキュメンタリーはショックだった。
小学校2年生だからそう思ったんじゃなく、あの時は誰でもそう思った。
ええかっこしている人も、強気でがんばった人も、きっと真実の思いはそうだったから
みんなあの作文を読むと、救いようのない思いにとらわれるのかと。

こちらに作文を掲載したブログがあります。

今日の神戸もあの日と同じように穏やかなよいお天気。
あんな厳しい試練を与えた自然の力はいろんな顔を見せる。
人間なんてちいちゃいものだ。

2010.1.15 [金] パリの赤

フランス大使館を使ってのアートプロジェクト。
なんか大人の文化祭って感じで、たのしそーね。
でも見にいけそうもない。
それにしても、つぶしてしまうなんてもったいないような気もしますが。

そういえば去年の秋こんな催事もあったようです。
パリの街に赤が似合う気がするのは私だけ?
今年は東京と京都でも行われるらしいです。
機会があったらこちらは見に行こう。

*** *
パリの赤。文房具屋のディスプレイ。

2010.1.9 [土] え、え、えべっさーん

昨年いただいたお札を返しに今年も今宮戎へ。
去年は地下鉄で降りてえんえん歩いたので
今年は最寄の南海を使ったらあっけないほどの距離。
宵戎だったせいか、去年に比べたら人手は少なめ。

お参りして、どらを叩いて今年はおしまい。
今年はモノに頼らず、自力で商売繁盛をめざそう!

*** *
神社のまわりのえべっさんの提灯オンパレード。
ほんのり酔っ払いの面持ちですね。

2010.1.1 [金] 謹賀新年

布引から見る初日の出。

日の出時間ではまだまだ厚い雲の中。
待つこと30分。
見事な朝日を見せていただきました。

今年こそ、世の中もこんな風でありますように。

皆様本年もよろしくお願いします。

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