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2007.11.12 [月] 

夢をみた。

どこかの集まりに着物ででかけた私。
持ってもいない白黒の小格子の夏物で。
周りはみんな袷。
11月だしねと会話を交わし、ん・・・私がおかしいのだと焦ったものの
どうしようもなく会場へ入っていく。

目が覚めてここの部分だけ覚えていたのだけれど、真楽日記を見て何だか納得。
今年は夏で着物暦が止まっているのだ。
あー、纏いたい。

2007.7.23 [月] 

今日から夏だ!
そうはっきりいえるほど空が変わり、気持ちがいい。

色々滞っていた用事や、修理やらを片付け、ケーブルテレビがデジタルに変わり、家も気分もすっきり。
洗濯にも勤しむ。
上布の乾きの早さに改めてびっくりしたり。

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鳴海の浴衣、土曜に初おろし。
白地が少ないので、着物っぽく着てもそう違和感ないかな。
色のおかげか元気になれる一枚になった。
眺めてずっとにやにやしてしまう。

※写真はつらいほどたくさん食べた後なのでお腹がぽっこり(苦笑)

2007.6.26 [火] 

近くの履物屋さんに鼻緒のすげ替えをお願いしに行く。
入り口にはサンダルやらが山積みな、いかにも商店街の履物屋さんらしい風情。
後の穴の位置が後ろの歯の前だったので悩んだが、台はちゃんと一枚ものだったのでお願いすることにした。

おばちゃんが一人でやっているとのこと。
最初は鼻緒の地味さをいぶかしがられ、塗りの台をすすめられたりで、いや私はこれがいいんだというのを理解してもらうところから始まった。
(どのお店でも、最初はこの似た様なやりとりが必ず行われるのだ・・・)

いざすげ始めるとおばちゃんはいろんな話をしてくれた。
この土地のこと、仕事のこと、子供のこと、旅の思い出。
なんでもない話なのだけれど、そんな時間がなんだかとても心地よかった。
「ええ下駄になったな。またなんでももってきなさい。がんばりなさいよ!」と、帰りに掛けてもらった言葉になんだかじんとくる。
おばちゃんこそ、元気に続けていってほしいな。

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後の穴の位置。
これは履き心地が結構変わってくるかもしれない。
鼻緒によっては擦れるかもしれない。(本テンは大丈夫そうだ)
おばちゃん曰く、歯がすり減る場所も変わってくるとのこと。
私のは全部後ろの歯の減り具合がひどいので、ちょうどいいかもしれないけれど。
ふむふむ。

2007.6.25 [月] 

オボエガキ
ル・コルビュジエ展
ヘンリー・ダーガー展
ユーロスペース
土屋鞄製造所

2007.6.22 [金] 

大阪日本民藝館へ「現代の染色展」を見に。
なかなか激しい雨の万博公園、くじけそうになりながら向かう。

午前中だったため、ほとんど貸し切りの状態でゆっくりと鑑賞できた。
中でもすっかり柚木沙弥郎さんの世界に惹かれる。
後で「注文の多い料理店」のカードなども手がけていると知り、何だか妙に納得。
「注文の多い料理店」関連は、絵本の装丁・挿画などでも島田睦子さんや小林敏也さんなど、惹かれるもの多いのだ。
変な理屈だけれど。

絵・島田睦子さん →

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夜。
以前手に入れていたアフリカンパーツで帯留つくりに励む。
とんぼ玉の様なタイプなので単に穴を彫刻刀で広げ、ラッカーを塗って仕上げるだけなのだけれど。
これもなかなかいいぞ。

2007.6.18 [月] 

昨年手に入れていた麻地を名古屋帯にしようと思い立つ。
ただ、半巾にしようと思っていたので生地が足りない。
その分は三浦さんで折り返しの部分の生地のみを買い足す事にした。
芯地も洋服用の麻の芯地を生地やさんで見つけていたので用意する。

そんな独自の判断でそろえたものを手に仕立て屋さんへ伺う。
が、相談させていただくと芯地が足りないとの指摘。
むむ・・・
でも厚めの芯なので、お太鼓の部分は2重にせずに一枚でお願いすることで解決。
かえって普通に仕立てると厚すぎるほどだった。
一安心。
やっぱり直接相談させていただきながらお願いするのは安心だなと、今更ながら実感。


使用生地
麻布 400cm
折り返し部分の麻布 120cm
芯地 135cm×200cm

2007.6.17 [日] 

扇子入れを作る。
途中までは随分前に作っていたのだけれど、笹爪(笹とめ)が見つからず最後まで出来上がっていなかったのだ。
ようやく笹爪は見つかったのだけれど、これがプラスチック製のとってもチープな作り。
一応それを一つ買ってはみたものの、どうしても納得できず別の木製パーツに変える事にした。

生地は古い大麻。
紐も麻ひもにしてみた。
楽しくなって3つも作ってしまった。
なかなか気に入っている。

でももちろん改良の余地あり。

2007.6.15 [金] 

映画、「あゝ野麦峠」のビデオが見たくて探していた。
が、みつからなくて驚く。
ネットで調べるも見つからず、図書館にも本とテープしかなく。

「あゝ野麦峠 新緑編」「「あゝ野麦峠 TBSドラマ」も同じ。

どうも権利問題などでビデオ化さえされていない様子。
どうしても映像で見たかったのだけれど、叶いそうにないので本を読むしかなさそうだ。

諦めきれないのだけれど・・・。

2007.6.9 [土] 

フーさんの日記で紹介されていた映像を見る。
こんな記録が残っているなんて!
確かに平松実氏、とっても素敵。
音楽もなんだかいい。

今回は時間が足りなかったけれど、また機会を作って浜松あかね屋さんへ行きたいなと思う。

2007.6.7 [木] 

浴衣が届く。
鳴海の山口さんによって作られたもの。
白く残っている部分が蛍の光の様に浮き出て見えるのだ。
美しい。

直接お話をうかがって、電話でもお人柄を感じ、届いた浴衣に添えられていた手紙にもまた心打たれた。
山口さんのお人柄を感じて身にまとえること、贅沢であると感じる分、こちらも身が引き締まる思いがする。
柄をみているとあの時のお話が蘇ってくる。

私にとって本当に特別な一枚。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
写真ではうまく色が映っていないのが残念・・・。
もっときれいな色なのです!

2007.6.2 [土] 

開けて今日は有松有松絞り祭へ。
お祭感を充分に感じて想像以上に楽しいものだった。
子供たちが自分でしぼった絞りTシャツを着て(しかもクラスごとに色が違うのがとっても素敵)街中を並んで歩く様は本当にかわいかった。
からくり人形を動かす男衆たちもお揃いの絞りの浴衣。
街の案内の人たちも絞りのTシャツを着ている。
盛り上げようとする地元の人たちのそんな姿がとってもよかった。

私たちと言えば、有松メイトを横目に手蜘蛛絞り体験、工房巡りなど楽しみに暮れる。
ここでも興味深いお話がたくさんうかがえた。
改めて気づかされる事、考えさせられこともたくさん。
昨日の浜松といい、遠州あたり、要注目。

この日は全員木綿(麻)だった。
しかもみんな違う産地のもの。
何だかいいぞ!

有松は来年が開村400年にあたるそう。
来年も行けるといいな、本当に。


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上:からくり人形の神輿。書かれた文字は「宝」
下:手蜘蛛絞りの講義中。

2007.6.1 [金] 

真楽メンバーとの浜松への旅。

東、西から集まるとちょうど中間ぐらいの浜松。
はじめは一人、京都、名古屋、そして浜松で順に顔ぶれが揃っていく。
こんな集まり方が何だかとってもわくわく感を誘う。
「久しぶり〜!」と掛け合う言葉がいつもより少しだけはずんで聞こえたり。

向かった工房でのとっても濃い時間は必死に頭をフル稼働。
ようやく「糸」が本当に気になり始めた。
うかがった貴重なお話、ほんの少しずつでも消化していきたいなと思う。
それにしても時間のたつのは早いものだ!

夜は名古屋に移動。
美味しいミソカツ丼にかなり興奮。

2007.5.29 [火] 

いつも気にしている根付。
結構好みのものが見つからないのだ。
(すばらしいものはまったく手の届かない世界故に)

久しぶりに欲しいなと思ったものがみつかった。
日本の職人展で数珠を作られている方のブースで羅漢を掘り込んだものがあったのだ。
大きさも色もまちまちだったので、一つ一つ手に取り選ぶ。
直径2cmない珠に羅漢が7人。
(さすがに16人は難しいか・・・)
表情の違いが読み取れるほどに細かく彫られている。

大切に身に付けたいと思う。

2007.5.20 [日] 

姫路美術館へ藍と暮らす人々 トン族・ミャオ族・タイ族太陽と精霊の布 −中国・東南アジア少数民族の染織を見に行く。

トン族を中心に中国少数民族、タイ、ラオスなどの民族衣装を展示していた。
どの衣装もすばらしい。
まず、基本は綿の藍染め。
何度も何度も重ねて染めた藍は黒に近い深い色で、本当に美しかった。
更に光沢を加えるために砧でたたくのだが、この時卵白などを使うという。
光沢をます為だ。
布はたたくことにより堅牢になり雨にも強くなるそうだが、現地の人に尋ねると「光ってきれいだから」との返事がかえってきたという。

どの民族の衣装も刺繍が本当に細かく美しく、近づいて見るとすばらしさに言葉を失う。
モチーフは霊力を感る動物や植物、幾何学など。
民族によって違ってくるが、意味は同じだろう。
自然や脅威から身を守るため。お守り。
これらを見ていてアイヌの衣装を連想させた。
アイヌの衣装も紋様を袖口や首まわりなど、口のあいた部分に紋様を描く。
外からの悪い気を入れない為だ。
そう思って見始めると、全てではないがやはり袖口や襟元、裾などに多く意匠をほどこしている様に感じた。
赤ちゃんを背負うおぶい帯と呼ばれるものなんかは赤ちゃんの頭にかぶせる部分に一番凝った刺繍をしているという。

そんな意味を含めていながら野暮ったさは全くなく、どれも洗練されているのには驚く。
意味ある紋様だからこそ、洗練の上に力強さも加わっているのですばらしいのだ。

やはりこの中国少数民族の衣装はこれからも注目していきたい。
とてもとても魅力を感じる。
姫路は遠かったけれど、本当に行ってよかった。


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※姫路に紫織庵のショップができていた。
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写真:美術館の隣にある姫路城。
空が本当に青くて美しかった。

2007.5.13 [日] 

単襦袢の背伏部分の仕立ての話を聞く。
早速家に帰って今日着ていた襦袢を確認してみた。
・・・。
なんと、また1〜2度しか着ていないのにすでにおしりのあたりが危ない。
が、単襦袢は一枚しか持っていないので、居敷当てをつける為にお直しにも出せない。
取りあえずは自分で縫って対応するしかなさそうだ。
いやいや、今更ながら仕立てはいろいろ難しい。そして大切だあ。

2007.5.9 [水] 

オボエガキ
藍と暮らす人々 トン族・ミャオ族・タイ族太陽と精霊の布
−中国・東南アジア少数民族の染織 瀧澤久仁子コレクション

姫路市立美術館
〜5/20

ものすごく行きたいけれど、果たして時間が取れるだろうか・・・

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五周年楽しみだ。
会の前によろうかな。
東京国立近代美術館・工芸館
「所蔵作品展 I 友禅と型染II 元祖インダストリアルデザイナー:クリストファー・ドレッサー」

2007.5.8 [火] 

「夜の河」を見る。
古い映画の着物に心動いたのははじめてかもしれない。
きわ(山本富士子)が纏っている着物が素敵なのだ。
京の染め物やが舞台とあって、要所要所に映る染め物の色にもただうっとり。
小津氏のそれとままた違うのだけれど、赤、水色が本当に美しかった。
心に残る。

2007.5.3 [木] 

暖かくなったので、少しだけ部屋の衣替え。
風が抜けて気持ちいい。
着物も木綿と単を出す。

こんなときいつも桐箪笥がほしいなと思う。
収納場所が少なくものの多い寝室が嫌いなのだ。
なんとかしたいものである・・・。

2007.4.28 [土] 

二度目の筍。
しっかり今年も感動する。
新鮮な筍のお刺身のじゅわーっとした旨味にくらくらしつつ、旬の恵みに感謝する時間。
かなり疲れがたまっていたのだけれど、そんな身体にも優しくしみいるお味。
すっかり元気になる。
この日は送迎バスの待ち時間が少しあり、張ったお腹を休ませつついろいろおしゃべり。
何だかこの時間がとってもゆったりしていてよかった。
食後の笑顔はまた格別で。

移動した後は友禅の工房へ。
こちらも二度目なのにまた新しい感動があった。
それぞれの行程の職人さんが作業している姿を拝見できたことは本当に宝物のような時間。
どの行程の職人さんも「あー、描いているんだな」と。
下絵にしても糊置きにしても金箔にしても捌け染めの行程でさえも感る様に、使う道具こそ違うのだけれど、描いている。
作業を見る前に思っていた「描く」とは明らかに違う深い深い「描く」。
うーん・・・うまくいえないけれど。

いつか、ほんとうにいつか、私らしい一枚がほしいな。

濃い濃い一日。

2007.4.23 [月] 

お手伝いとして茶会の時にお会いする方達がいる。

その中に彫金の作家の宮本徳子さんという方がいて、一度個展にも寄せていただいた。
その時にどこか建築的なラインのシルバーの指輪がとっても気に入り、そのイメージで帯留めをお願いしていた。
「じゃあ、どこかの茶会の時にでも」と。
そして一昨日にいただいた。
やはり好き。
これも大きくはないのだけれど、またいつかもう一回り小さいものもお願いしたいなと思う。
3分紐探さないと。

織物作家の佐藤竜子さんという方もいる。
今回は着物も帯もご自身で織られたものを着ていらした。
これがなんともいえない素敵なものだった。
着物はやぶまお染めの無地。
帯は白地に白茶などの色が少し織り込まれている細帯を締めていらした。
足袋は薄い薄い生成。
(※前にも書いたが、煎茶では紬もよしとされる。細帯も私の先生の会ではまったく問題ないのだ)
うっとりしてしまった。
実はこの方達とは偶然だけれど、学校が一緒。
なんだか勝手に嬉しくなってしまう。

2007.4.12 [木] 

茶会に向けて、着物を仕立てる事にした。
またまた無地紬。
(煎茶は紬もよしとされるので私にぴったりなのだ。
帛紗なんかも更紗が好まれるので、これもなんだかしっくりくる)

前回の茶会で痛感したのだけれど、今までの前幅が狭すぎる。
手前で少し膝は開けるのだけれど、一緒に着物まで開きすぎてくる。
今までなら自分の所作の悪さからくるものだろうときっと思いこんだに違いないのだが、礼装着物を仕立てる時に少し前幅が狭い様ですねと教えていただいたのだ。
まして茶の手前となると益々気になってくる。
仕立て直しも考えたが、春色も少ない事だしと勝手に自分に理由を付けて新しく選んだ。
仕立て上がりはぎりぎりになるので、待ち遠しい。
ま、お稽古着を兼ねているので決していいものではないのだけれど。

2007.4.4 [水] 

Kさんの日記に書かれていた綿貫宏介氏。
いつか泊まってみたいと思っている旅館、御所坊のプロデュースも氏が手がけたもの。
名前を目にして久しぶりにHPを見る。
するとリニューアルされていて、トップページに綿貫氏の紹介がされていた。
そこには勝沼酒造の名も。
おいしいと聞いていた、御所坊の食事で出されているとある。
日帰りで、外湯+食事でもいいなぁ。

などとしばし妄想・・。

2007.3.18 [日] 

足袋と半襟を白にしよかと、ふと思う。
私にしてはそれだけで何だかとても気分が春だ。
うんうん、それがいい。
なんで今まで思いつかなかったのだろう。

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今日から始まる世界水泳
ヴィルジニー・デデュー一夜限りの復帰と知る。
彼女は本当にスポーツを超えて美しい。
また見る事ができるなんて!
ぜったい見逃せない。

2007.3.16 [金] 

つぶやき。

今さらなのだけれど、帯の畳み方を考えないと。
お太鼓なら今のままでほとんど問題がないのだけれど、角出しが多い私には、今の畳み方だとかならず真ん中に畳み皺が入る。
締める前には必ずアイロンが必要なのだ。
いつもの事だけに、アイロンを頻繁にかけることに抵抗が出始めた。
ので、畳み方で工夫しようかと。
時間があれば割に簡単に解決しそうなことかもしれないが、そうなってくると収納にも問題がでてくるのが悩ましい。
たとう紙の問題など。
ゆっくり向き合える時間をとってやりたいものだ。

それにしても大好きな二枚歯の下駄も、あまりの消耗の早さにここのところ履いていない。
春の装いにはいつも頭を悩ませる。
どうしてこうも不便な方不便な方へと好みが偏っているのか・・・。
ま、変われないけれど。

2007.3.14 [水] 

オボエガキ
大阪日本民藝館 春季特別展「現代の染織−暮らしの美を求めて−」
3/17〜7/8

2007.3.9 [金] 

奥田民生×井上陽水
「京都に電話して」

2007.3.8 [木] 

出張で金沢へ。
着いた時は少し寒いなという程度だったのに、夜ホテルに帰る時には霰が降っていた。
それでも充分驚いたのに、翌日目が覚めると一面雪景色だった。
まさか積もると思っていなかったので、あっというまの変化に驚く。

その日乗ったタクシーの運転手の方はいたって落ち着いたもの。
「これが本当は普通なんですよ」とさらりと言っていた。
道も雪が降るとすぐ噴水式に水がまかれているので、そう運転には影響がないようだった。

その翌日もまた雪。
駅まで10分の道のりがとてもとても遠い。
けれど、ちゃんとした冬の景色を見る事ができて、ちょっとほっとした3日間。

2007.2.23 [金] 

久しぶりに一日たっぷり遊ぶ。

そごうで開催されていた「京の雅 老舗の会」へ。
お茶席の招待券があったのでいただく。
今回は表千家だった。
「京の雅 老舗の会」はそうそうたる店舗が出店していたので楽しかったのだけれど、人ごみが苦手な知人と同行していたので早々に引き上げる。

なぜかランチはトルコ料理。

移動し大阪城の梅園へ。
見頃だったのでなかなかの人。
あたりに梅の花のいい香りが漂っていてどの人の顔も穏やかだった。
それをみてまたこちらも一層穏やかになる。

そんな幸せな時間を自分で壊してしまった。
数年ぶりにぺたっとひざがつくほどに転んだのだ。
着物姿でしかも「あ、うどん!」と売店をみて叫んだ瞬間の出来事なのでいいわけもない・・。
それでもコートを着ていたこともあり、着物はまったく汚れなかったのが不幸中の幸いだった。
知人、ただただ呆れる。
一層せつなくなった。

せっかくだからと大阪城も登ってみる。
驚いたのが内部。
すっかりミュージアム仕様に改装されてしまっていて、お城の梁などの構造を楽しめなくなってしまっていた。
強度の問題もあったのかもしれないが、あまりの変わり様に絶句・・。

そして今日のメインイベント能鑑賞へ。
狂言は「伯母ヶ酒」、能は「鉢木」。
少し予習をしていったのでとっても楽しめた。
ワキの僧の衣装のストイックな美しさがあまりにもすばらしく忘れられない。
もちろん常世も妻もすばらしかった。
が中入で狂言が入り、すっかり空気が変わってしまう。
狂言が入らないほうがいいのではないのかなぁと少し残念な気が。
「伯母ケ酒」は茂山千作、茂山千之丞。
2F席だったので千作氏の表情が見えなかったのがとっても残念。
でも狂言らしく軽やかな笑いを堪能。

ああ、また行きたいな。

2007.2.19 [月] 

金沢へ。
今回はばたばたの日帰りとなった。
残念。

でも前回はしっかり寄り道していた。
金沢21世紀美術館
建築:SANAA(妹島和世・西沢立衛)

行ったのが金曜日。
開館時間が8時までだったので滑り込めた。
残念ながら展覧会は見たいと思えなかったものだったので、館内をぐるりぐるり歩く。

円形の建物の中心にある展示室は部分的にガラス張りとなっていて、中で鑑賞している人たちの気配が感じられる。
その展示室の周りにライブラリーやミュージアムショップ、託児所、市民ギャラリー、タレルの部屋などがある。
市民ギャラリーでは子供たちの作品が展示されていた。
いちばんゆっくり過したのがタレルの部屋。
誰もいなかったので寒さをこらえ、しばし一人で空を眺めた。

なんてすばらしいのだろう。
洗練されているのにとっても身近な美術館と感じた。
ただただ感動。

また機会があれば寄りたい。

2007.2.11 [日] 

適塾へ。
http://www.webkohbo.com/...
ビルが立ち並ぶオフィス街にひっそりとある。

適塾とは緒方洪庵が開いた私設の蘭学塾。
町家風の建物に塾生一人一畳分ほどのスペースで住み込み、競って蘭学を学んでいたという。
全体に展示物は多くはないけれど、大阪医者番付なるものがあったり、解体新書があったりで、やはり蘭学を学ぶ場所だったと感じられる。
中でもヅーフ辞書はぼろぼろになるほど使いこまれていた。
勉学に向かう意思の強さが生半可ではなかったことを、たいした知識もない私でも感じ受け、ただただ見ているだけで頭が下がる思いになった。

学ぶという事についていろいろ思う。

2007.2.10 [土] 

久しぶりのお稽古で着物に袖を通す。
昨年暮れから着ていなかったものの手が覚えている様で、いつもの時間で着る事ができてなんだかほっとする。

お稽古着。
ある程度決めている。
座ったまま移動したりするので、ひざのあたりが白くなってしまうのだ。
たぶんすり切れていってるのではないかと思う。
もどって手入れをしても白い部分が残ってしまうので汚れではないだろう。
色の濃いものばかりなので、特に目立ってしまうこともあると思うけれど、これには正直頭がいたい。

2007.2.8 [木] 

色々な事情でお休みになっていたお稽古が、今月より再開することになった。
久しぶりに着物に袖を通すことになるのが、無性に嬉しい。
普段出かける事が少ない私には、ほとんど無条件に着物を選んで出かけるお稽古はいい機会になっているんだと改めて実感。

2007.2.3 [土] 

気になっていること。
「屁古垂れる(へこたれる)」の語源。
はっきりしたことがわからない。

凹たれる(へこみたる)という説明を発見するも、頭によぎったのは兵児帯が張り無く垂れる様子から?と思ってしまった。
「兵児帯」の「兵児」は鹿児島で青年の意味があるのだと辞書にはあった。
元気な青年がうなだれる様子でへこ(彦)たれるだろうか。
「兵児」→「褌」という記述も目にする。
褌が下がるようなだらしない様子からともとれる。

いつかわかるかもしれないので心に留めておこう。

2007.2.1 [木] 

ふとしたことで知った「かぐや姫」と富士山との関係。
お話の中で、月に帰る事になったかぐや姫がおじいさんとおばあさんに不老不死の薬を残していったが、おじいさんとおばあさんは山の上でこの薬を燃やしてしまう。
この山が富士山だそうで、不死から富士の名になったとも言われている様だ。
それを知ってちょっと調べてみると、富士市には別のあらすじの「かぐや姫」のお話が。

伝説は本当に興味深い。

2007.1.5 [金] 

新年あけましておめでとうございます。

年末年始どたばた。
今年もお正月に着物を着る事かなわず。
毎年言ってる・・。


どうも年をまたいで寝込むことが多いのだけれど、今年は珍しく体調がいい。
ありがたいことだ。
いつもは気のゆるみからきていたんだろうだなぁと、改めて実感。

この山を片付けて、早く初詣に行けますように。

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