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2003.12.28 [日] 銀座

下駄の到着を待って、夕方銀座に出かける。
帰省みやげにチョコレートを買うため。
去年も店の前まで行ったのだが、人数制限をしていたのに嫌気が差して買わずじまい。今年も・・・店に近づくと行列が!
また嫌になって和装小物の店を回り、帰りがけに寄ったら半分ぐらいに人数が減っていたので、5分ほど並んだぐらいで無事購入。
それから西麻布で帯揚げを一枚買う。何て自分へのプレゼントの多いことよ。

帰宅後、下駄の試し履き。
砥の粉が、足袋にけっこう付いた。洗ったらほとんど落ちたけど。
万が一と思って、はき古した足袋にしておいてよかった。

2003.12.27 [土] 下駄

朝、黒田さんから留守電に伝言。下駄を今日発送するとのこと。
一気に三足。今回買ったのは一足だけだが、たくさん買い物したような気分。
どんなふうに仕上がっているか、ワクワクする。
浅草に出かけたかったが、なんだか疲れが出てだらだらと過ごす。

2003.12.26 [金] 仕事納め

とっとと切り上げて豆千代に向かうが、出会いはなし。空しさが漂う....。
吉祥寺へ移動。ウールの反物をチェックするために、ふじやへ。
いいなと思うものが一つあったが、浅草あたりも見てから決めることにする。

その後、延び延びになったいた美容院へ。
発売されたばかりの女性誌を開くと着物特集があり(ポリのブランド物中心)、私が着物を着ることを知っている担当の美容師さんと、それを見ながらしばし着物談義。
どうも彼女は私のことを、自分より2〜3歳だけ上だと思っていたらしい。
思いきって今回、「大人っぽくしたい」とオーダーしてみる。
自分が微妙な時期に差しかかっていると実感する今日このごろ。まあはっきり言って、ピチピチではなくなってきたって事ですが(笑)。
髪型やメイクも含め、いろいろちょっとずつ、より似合うものに変えていきたいと思う。
流行を取り入れるさじ加減が難しいが、"これしか似合わない"と頑になるのではなく、いろいろなことに柔軟でありたい。

2003.12.21 [日] 

遅れ気味なこの日記だけど、今日はほぼリアルタイム(笑)。
夜は久しぶりに外食。今日のお茶は鳳凰単叢。

めずらしく客が誰も煙草を吸ってなかったことに、帰ってから気づく。

2003.12.20 [土] 静電気

先月は美容院に行けなかったので、髪型が大変なことになっている。
伸ばしている途中で襟足の毛がまだ短く、まとめることもできないが、着物を着た時は何もしないとバランスが悪い。
最近は適当にいくつかねじってピンで留めていたのだが、寝過ごしたため、メイクもそこそこに、襟足の毛をゴムで二つにくくっただけで慌てて出かける。
道行く人に、見苦しいものを見せてしまったかも。
用事を済ませた後、呉服屋へ寄ってしみ抜きのクレーム。
つい帯締めを一本買って帰る。

今日の長襦袢は、すべりと柄を重視して赤のポリ。脱いだ時の静電気がすごかった。
着物を吊るして裾を点検すると、八掛の折り目が、ほんの数ミリだけど、一か所擦り切れたように穴になっていた。
今日の紬は10年位前に作ってもらったものなので、そんなに弱っているとも思えない。
大股でがしがし歩きすぎなんだろうか。

2003.12.19 [金] メイクアドバイス会

先日化粧品を買ったら、メイクをしてもらえることになったので、せっかくだからと出かける。
ベースは美容部員の人が受け持ち、パーツのメイクになってアーティストさん登場。
その後を引き継いだ前の美容部員さんが「使ったのはこちらになりますね」と、ずらっとアイテムを並べる。間。
ん?買えってこと?やっぱり?
いつも使っているシャンプーがなくなりそうなので、それだけ頂いて帰る。
何か、うまい断りの文句を考えておくんだった。
(基礎数品とファンデーションのサンプルは、頼んだ訳じゃないけど貰えた)
後、友人と待ち合わせてお茶。久しぶりだったので4時間ぐらい喋る。

明日着ようと思って水色紬を出したら、お願いしたしみ抜きが、一か所落ちてなかった。
しょうがないから大島を....と見てみたら、八掛もろとも裾の縫い目が7〜8cmぐらいほつれていた。
こんなんで歩いてたのか〜。ショック。

2003.12.18 [木] 高かったのに・・・

用事を済ませた後、渋谷へ。ついでに装+をチェック。
大分前に見て、いいなと思っていたバッグ大・小のうち、小さい方がまだ残っていた。
やっぱりカワイイ。でも自分に似合うかどうかは・・・(笑)
今の自分に必要なのは、こんなアクセサリーのような華奢なバッグではなく、実用的で丈夫なバッグだと自分に言い聞かせる。

ウールの羽織(単)だと夕方からは寒かった。甘く見ていた。
乗りたかったバスが15分遅れて、待ってる間に風邪を引きそうに...。
呉服屋に寄ろうと思っていたが、寒気がしたので取り止め。
あまりの寒さに、マフラーをもう一枚買おうかとデパートに立ち寄るが、しばらく中にいて食事をしたら温まったので、余計な買い物をしないで済んだ。

普段用の草履をすげ替えに出したので、仕方なく、久しぶりに小○屋の、踵の高い台(黒)を履く。
やっぱり何時間か歩き回っていると足が痛くなる(鼻緒が細い革だからかもしれないが)。
鼻緒が当たる部分の小指近くと、踵。
買ったのは今は無き東急プラザ店で、今の鼻緒をすげて貰ったのは別の店。
足に合わせてすげてくれたはずなのに・・・小さすぎる台は、やっぱり無理があるんだろうか。
甲薄開帳足の私の足は、靴だけでなく草履も選ぶのか?

2003.12.17 [水] 目移り

またギリギリに歌舞伎座の黒田さんへ。20分ぐらいしかないけど、台は決めてあるし...と思っていたら先客が・・・。
しかも着物の色と質感がかぶってたし。なんとなく気恥ずかしい。

奥様一人だったせいもあってあっという間に時間になり、せわしなく、以前買ったもののすげ替えを含め、三足分のすげをお願いして帰る。
それにしても、前に来た時に見逃してたのか、奥のほうにあったのか、こんなんあったっけ?というカワイイ鼻緒がちらほらあって目移り。
飽きっぽいなぁ(笑)。

着付を直そうと松屋のトイレに立ち寄ったついでに、呉服売り場をチェック。
反物がセールになっていたので見ていると、接客してくれた男性店員(30歳前後?)に「これは銘仙ですか?」と袖を触られる。
おいおい。一応「失礼します」って断っていたけど。
後、新橋まで歩く。金春通りの三河屋が、食の店になっていてびっくり。

母が昔誂えてくれた紬は、金茶地に織柄が飛ばしてある、ややかわいらしいもの。
何回か着たのだが、しまうスペースがなくなってきたので送り返そうと思い、荷造り途中で置いてあったが、やはり思い直して着ることにした。

半衿は立涌柄。10年前に誂えた襦袢の地紋も、気づいたら立涌。もしかして立涌好き?
+黒ウールコート。足下は、しゃみ舟形下駄で。

2003.12.15 [月] 

「豆千代の着物モダン」を見ていて、なんだか太い帯締めが欲しくなった。
フルカラーの各ページ・見開きとも、配色が好み。デザインも凝っていて楽しい。
豆千代さんの言っていることは、明快でとても分かりやすい。
ご自身の着ているものを含め、コーディネートがやり過ぎでないところも好きだ。
自分のことも客観的に見られる人なのだろうと思う。

寸法的にも厳しいものがあるので、アンティーク着物にとって、悲しいことに私はお呼びではない。
見るのは好きなので、以前はちょこちょこ古着屋を覗いたりしていた。
某有名店の二階のおねーちゃんに客を客とも思わない接客を受けてから、ちょっと足が遠のいていたのだが・・・
最近真楽メンバーの過去の日記なども見て、また、行ったことない店も覗いてみようかな、という気になったきた。

2003.12.13 [土] 長襦袢

用事を済ませた後、いいかげん長襦袢を仕立てに回さねば、と某店へ。

仕立てのMさんがめずらしく接客してくれたので、寸法について質問。
裄を控えるのが一分だと、やはり着物地とのつり合いで、長襦袢が見えてしまう場合もあるかもしれないとのこと。納得。
久しぶりにSさんも顔を出し、他にお客さんも来ないので、一時、私はこれが欲しい、○○さんにはそれが似合う、などと反物を当てたり当てられたり(笑)。かなり面白い状況に。(二度目)
Sさんによると、半衿は付けなくてもOKということだったので、それでお願いする。

それにしても、帯揚げのピンクはいただけなかった。
足下は千鳥格子鼻緒コルク草履。
この大島と合わせると細かい柄+細かい柄で、なんだかただの地味な草履に見えてしまう。
そんなに好きじゃないけど勿体ないから着ている、というのは、手許にある中ではこの大島一枚なのだが、そういうのってやっぱり精神的に良くないよなー。
もう少し着て洗いに出したら、いっそのこと実家に送ってしまおうか。

鼻緒のすげ替えをしようと思いつき、パズルのように組み合わせを考える。

2003.12.7 [日] 重いのに...

駅ビルのイートインコーナーが改装してカフェになったので、
試しにそこで遅い昼食。
後、本屋へ。移動中に読むものを物色。
どうせなら、と「豆千代の着物モダン」を買ってしまった...。

2003.12.5 [金] 歌舞伎座へ

夕方5時半頃、入場時間ギリギリに歌舞伎座に到着。西側売店の黒田さんの所へ。

ご挨拶すると、どうやら顔は覚えて下さっているもよう?
気に入る鼻緒があったら買おう、と自分を戒めて行ったのだが、たくさんの素敵な鼻緒を前にして、すっかり"どれにしよう"モードに(笑)。
いくつか見覚えのある鼻緒もあり、なんとなく嬉しいような。
藍の生地見本シリーズは夏っぽいからともかく、男物羽裏シリーズも見当たらず。
時間が迫っていたので、ゆっくり見れた訳ではないのだが。
パッと見は大柄に惹かれたが、鼻緒だけが主張しすぎても自分が落ち着かないということも分かってきた。縞や格子柄はいくつか持っているので気分を変えて、色は馴染みのあるボルドー地のものを選ぶ。

案の定15分では台まで決められず、手持ちが足りないこともあって、鼻緒だけ頂いて帰ることに。
どっちみち時間オーバーで、奥様に入り口まで送っていただくはめになり、申し訳なかった。
もっといろいろ話をお聞きしたかった〜。是非もう一回、今度は着物で行きたい。

ついでに、津田家と松屋の撫松庵にだけちょっと寄って、バスでゆっくり帰宅。
台をどうしようかあれこれ考える。
鼻緒の柄がかわいい感じなので、台も丸っこい舟形にしようかと。とりあえずそれだけ決定。

2003.12.4 [木] 冬支度

また、忙しくて一週間PCに触れない生活だったが、なんとか復活。
電話回線の工事も先月末に完了。が、正直うちのPCでは微妙に早くなったかも?という程度(笑)。
隣駅のスーパーに化粧品を買いに行ったついでに、2割引だったので、つい愛用のジーンズの色違いを買い足してしまう。
ポリ着物を買ったせいで、節約しないとイカンのだが。

普段用の羽織が欲しいと思いつつ・・・
反物代が高いと気を使うので、そこそこの値段でいい感じのがあれば"買い"なんだけど、などと思っているうちに、いつの間にか季節はすっかり冬。
そろそろウールのコートの出番(去年購入)なので、羽織熱はやや下火に。

母の若い頃の黒地の小紋を、あと何回か着たら羽織に仕立て直すつもりではいた。
物のない時代らしく質のよいものではないが、子供心にもすごく惹かれる色柄だった。
手許に来てよくよく見ると、どうも一度染め直されているような感じで布自体も薄く、穴が開きそうになっている箇所もいくつかある。
羽織にするか、それとも帯にするか?
・・・と思っているところに、きものサロンに、羽織の選び方や、帯への仕立て直しといった記事が載っていて、興味深く立ち読みする。

2003.11.22 [土] またシャンデリアの季節か

17日に着た紺紬(頂き物)を、しみ抜きと穴あきの修理に出す。

大島に、いつもの朱色の帯を締めようと思ったが、ちょっと気分を変えようと、祖母から貰ってきた、七宝が絞ってある帯を合わせてみる。
かなり使い込まれていて、軽いのだがちょっと柔らかすぎ。
祖母に聞いたら、もともと本人のものではなく友人から貰った物らしい。
帯揚げは薄ピンク、足下はコルク草履。
写真は載せてみたものの、どうもかわいくない組み合わせ。全体的にバラバラで、自分でも落ち着かなかった。無難かもしれないが、まだ赤い帯の方がよかったか。
もしくは帯締めを赤にした方が?
数を持っていない分、せめて帯締めや帯揚げで季節を表したいところ。
たくさんあればあるほどいいとは思わないが、帯締めもできればあと3本は欲しい。

次にこの大島を洗い張りする時は、上から色を掛けてみたいのだが・・・
色が綺麗に出ないかもしれないから、そのままの方がいい、と某呉服店の人に言われたこともあるし。着心地はとてもいいんだけど、どうしたものか。
最近は、いつも同じようなものしか着てないなぁ。

2003.11.20 [木] すぐの再会

友人と会うために吉祥寺へ。別れてから、閉店間際だったが、ふじやさんを覗く。

お店の中を一通り見ると、以前は全く視界に入ってなかったが、ポリも置いてあったことに気づく。
「こんな紬のようなのもあるんですよ」とおじさんが出してくれたのが、私が先日引っかかったのと同じ柄(笑)。
「へーそうなんですかぁ」と相槌を打ちながら、またまた念のためさりげなく裏地をチェックしたところ(←しつこい)、パッと見キズ等はなかった。
ごめんよ○○○○○ー○。この柄が全部難ありだった訳じゃないのね。

2003.11.17 [月] 自分を見失う

再び某百貨店。ポリ着物を交換してもらうべく、9階へ。

恐る恐る洗える着物売り場に足を踏み入れると、責任者らしい女性が出てくる。
裏地のツレが元々あったのでは、と訴えたところ、着用によるものだと断言される。
反論する間もなく、ハンガーに吊り下げて、今度は裏地のたるみをチェックし始めた彼女。その真剣な様子を見て一瞬あきらめかけたが、「柄が気に入っているので、できれば同じものと交換して頂きたいんですけど」と切り出すと、割とあっさり了承されて、拍子抜け。

メーカーから取り寄せるのにどれだけかかるか、問い合わせして貰っている間に、先日接客してくれた女性が私を思い出したらしく、申し訳なさそうに謝りに来られた。
ふと、私が買った物の色違いが吊るされているのが目に入る。
まさかと思ってさりげなく裏地の裾をチェックすると、同じ様に何本かツレてるような線があるではないか。やっぱり○○○○○ー○は雑なのか!?
4〜5日かかるが、送料は店負担で送ってくれるらしい。低姿勢でそのことを告げに来た責任者(?)の女性に「やっぱりすぐ欲しいので、今代わりの物を選んでいいですか?」と断って、物色を始める。
同じ値段の物の方が店側も手間がかからなくていいだろうとは思ったが、なかなかコレという物もなく。
・・・どうしよう。
ふと、自分が "着用したものを交換しに来た客" として、この後売り場で噂に上ったりするのだろうか、という考えが頭をよぎり・・・自分の中で何かが壊れた。
より高いものを買えば文句はないだろう。ああ買いますとも!好きな物を買ってやる!!
で、もう少しぶ厚い生地の、別ブランドの着物を買いました。同じメーカーだったけど(笑)。

おまけの小銭入れまで頂いた後、二人の店員さんに丁重にお詫びされ、なんだかいたたまれないような気分で、早々に立ち去る。
家に帰って改めて見ると、元々最初は、軽くて普段のお出かけに着られるような柄、という着物を求めて行ったはずなのに・・・帯次第では、パーティーに着て行ってもおかしくないようなシロモノが目の前に。何故?
とても好きな色柄ではあるのだが、淡い地色で、結局気を使って着ることになりそうな予感がする(苦笑)。
でもありがとうT百貨店。客として扱ってくれて。
もしまたポリが必要になる時があったら、行ってみようと思う。当分ないだろうけど。

2003.11.16 [日] バッグその後

14日にお店を覗いたら、まだあのバッグはあったのだが・・・初めに見た時と値段が変わっていた。
7000円UPってどーゆーこと?ちょっと熱が冷める。

布団に入ってから、明日どう交渉しようかと悶々とする。
どうしてこんなに気が重いのかと考えてみたら、過去に、日本橋の某百貨店(今回とは別)に、男物の仕立てに関して疑問を呈しに行った時の事が尾を引いているような気が。
その時の店員の態度が、まるで自分がいちゃもんを付けに来たかのように思わされるもので、鼻であしらうという感じだった。客がわざわざ来た事に対しても、一言もなし。
買った時に対応してくれた店員は、感じのいい人だったのだが。

ある男性向けの着物本には、その店(ちなみに4階が呉服売り場)を、初心者にもお勧めだと紹介してあったが、私はお勧めしない。
老舗のデパートだし、こちらが何も言わなくても、客の体型を加味した仕立てをしてくれるだろう、などと思ってはいけない。
古着なり身内のお下がりなりを何枚か着て、自分の寸法を把握し、知識も得て、色々こちらから注文できるような人でないと誂えるべきではない、と思った。
その売り場の中では安い反物だったからかもしれないが、それだって数万したんだしな(苦笑)。

2003.11.15 [土] 祖父の羽織

微妙な天気だったので、+折りたたみ傘、ナイロンの雨コートを持って家を出るが、夕方帰宅するまで、なんとか雨には降られずにすむ。
早速ポリの着物で。多少の雨なら平気、という安心感はあったのだが、千円や二千円のものでもないので、やっぱりそれなりに気を使ってしまった。
材質はともかく、着物の形=気を使うもの、という意識が自分の中にあったらしい。

祖父の形見の羽織は、ブルーグレーのウール。
単衣だが暖かく、包まれているという感じがする。
洗って直してあったので、男物だけどそのまま着ている。地味でたっぷりとした羽織だな、とは思われるだろうが、身八つ口がないのは知っている人がよく見ないと分からないだろうし。
もっと着て汚れたら、洗い張りして自分の寸法に直そうと思う。
足下はコルク草履。

帰宅後、ポリの裏地の裾に、糸を引いたような筋を何本も発見。
今思えば、もともと何ケ所か、裾の縫い目の所から、生地に薄ーく線が走っていたような気がする(汗)。さらに、おくみの部分が、上前も下前も袋になっていた。
このメーカーは検品をしてないのだろうか。いわゆるブランド物でけっこうな値段だったので、まさかそんなことがあるとは思わず、しっかりチェックしなかった私も私なのだが。
もし、着用したことによってその線が出現したのだとしても、3時間ほど着たぐらいでそんなふうに生地が弱る服というのも、値段から言ってもどうにも納得がいかない。
きちんとした製品に換えてもらうよう交渉するつもりだが・・・気が重い。

2003.11.12 [水] ポリ小紋

とうとうポリの袷を買ってしまった。
かしこまらない感じにしたかったので、紬調の生地で、軽いものを選んだ。
"これでもいいか"ってものは買わない、という掟を自分に課しているが・・・
今回は微妙なところ(笑)。
必要にかられているので、一目惚れクラスとの出会いを待つ時間はなく。

値段の範囲を広げ、覚悟を決めて某百貨店へ。
黒地の中から3枚に絞り、それぞれ着付けてもらう。
決め手は、私がいいなと内心思った柄を、店の人もそれが似合うと即座に断言したことだ。
ありがちな、よくお着物着られるんですか〜?とか、どういった場所に?とかいうトークはなく、なんていうかスピード感のある買い物だった。やりとりもテンポよく。
もしかしたら、私にとって得難い店員さんなのかもしれないな。

新宿へバッグを見に行く。
いろいろな種類が置いてあったが、私の好きな型はなかった。あの蓋の形がカワイイのに。

2003.11.11 [火] 

なんて大袈裟なことを書いたが、検索してみると、そのバッグのブランドは、都内に扱っているデパートもあるらしい(笑)。
いやー、バッグ売り場なんて久しく足を踏み入れてないから分からんかったよ。
またチェックしに行かねば。
明日は久しぶりに天気がいいらしい。そろそろシルクウールを引き取らないと。

2003.11.10 [月] 体調不良

先週一週間どうも体調が悪く、鬱々と過ごす。
土曜日にかかりつけ医に診てもらって症状は少しよくなったが、不安なので、思いきって休みを取り、歩いて10分程の総合病院で検査をしてもらうことにした。

本も出しておられて知る人ぞ知るという医師らしいので、待つのを覚悟して行ったが、たまたま人が少なかったのか、サクサクと検査も進み、トータル一時間半ぐらいで何もかも終了してびっくり。
どうやらピークは過ぎていたらしく、全く異常なし、という結果が。
医師も微妙に呆れぎみだったような気が無きにしも有らず。(←でも感じのいい方だったけど)
すいませんね〜大した事ないのにこんなとこ来ちゃって、と思ったが、既往症もあるし、不安に思ってると精神衛生上よくないので、気にしないことにする。

ついでに少し歩いて区の検診の用紙をもらい、勢いで、前から気になっていた眼科医院にも行ってみることに。
待ってる人が多かったらやめようと思ったのだが、誰もいなかったのでこわごわ入る。
が、幸運にもこれが丁寧、かつ頼りになる感じの医師で、思わぬ拾い物をした。
検査の結果こちらも特に異常なし。

帰りに、久しぶりにふらっと覗いた店で、見たことがあるようなバッグを発見。
以前雑誌(8月発売)で見ていいなと思ったデザイナーのもので、オンリーショップもなさそうなので記憶に留めただけだったが、出会うべきものには出会うものなんだな(苦笑)。どうしよう。

2003.11.7 [金] dial-up

まだ新しいモデムが送られてこない。
ふと、手持ちのPCにもモデムが内蔵されていることを思い出す。
久しぶりにダイヤルアップの音を聞いた(笑)。
そして久しぶりに、接続時間を気にする生活。
速度も遅いので、なかなか他のメンバーの日記やBBSまで見る余裕がない。
10/30の画像も遡ってUPした。
解像度も低いし、見てる人もほとんどいないだろうが、自分の記録ということで。

2003.11.4 [火] 最終日

焦ってじゃこ屋へ。前と同じくらいの時間に到着したが、今回は無事手に入れる。

北山に移動。早めの昼食をとろうとしたがなんとなく店を決めかね、強い日射しの中、店を探しながら結局大徳寺近くまで歩いてしまう。
観光客向けの店を素通りし、目についた普通のうどん屋さんに入ってみるが、お昼時なのに客が全くおらず。「フツーにおいしいのに何故?」と思っていると、12時を回って続々と近所に勤める人が入って来た。かやくご飯もおいしくて満足。

四条河原町に移動し、仕立て上がりのポリ着物目当てに、デパートの呉服売り場をチェック・・・しようと思ったが、阪急には呉服売り場がなかった。
高島屋は、値段は高めだが(いわゆるブランド品)、品揃えはまあまあ。が、気に入るものはなく。

そして、ゑり正へ。目的は紗献上の伊達締め。
二度ほど伺ったことはあるのだが、先日洗える着物を探していた時、ゑり正のサイトで扱っているのを発見したのだ。
お店にも置いてあったので、実物を見て、薄いピンクに早決。
訳あって、いつもよりかなり早い(14時台)新幹線しか取れなかったので、すぐに地下鉄で京都駅へ。

なんだか物足りない気がするのは、いつも行く居酒屋が休みだったせいか。
地元の人しか行かないような店に入り、こっそりと、雰囲気を壊さないように紛れ込むのが私の愉しみ。

2003.11.3 [月] 起きたら

雨だよ。ヤ○ー天気予報大ハズレ。
結果的には今回着物でなくてよかった、と。
朝ごはんにするつもりが、朝昼兼用になる。堀川今出川のパン屋にて。
お腹が空いていたので3つ選ぶが、どれもおいしかった。
ついでに近くの和菓子屋から、おみやげに栗饅頭を発送。

バスで京都駅に戻ったが、既に昼過ぎ。伊勢丹の催事を覗く。
端の隅ののきはだやさんのコーナーには他に人もおらず、ゆっくり見物。
絲しやは、かたばみ、麻の葉、水玉、橘。矢絣は、夏用の生地もあった。
それから、絲しやの図柄の帯が3本、ともに茶系。織で柄が出してあって、4.8万。
コレだ!というものに出会った時って「あれにも合うし、あれにも合う・・・」と頭の中でパーッと回り出すような気がする。もちろん値段との兼ね合いもあるけど。
この帯には惹かれたが、それほどではなかったか。
今は本当にお金がないので、無意識にそういうスイッチを入れないようにしてるのかもしれないが。

すぐにJRで移動。妹宅へ。
滞在時間4時間半、食べて喋って、子供(7か月)の仕草を眺めて、あっという間。

2003.11.2 [日] 京都へ

2日が休日と確定したのが10月も下旬。
ハイシーズンの連休に、京都行きを思い立つ。直前だったがなんとか宿も取れ、待ちに待った、品川からの新幹線乗車。ちょっとあっけない?
例えば二泊三日の旅先で、着物だけ・洋服だけ、どっちかだとそうでもないが、着物も洋服も両方だとけっこうな荷物になってしまう。
日程も慌ただしいので、今回も着物は断念。

ホテルにチェックイン後、同行者の希望で東寺へ。
古寺のそばで育ったせいか、わざわざお金を出してまで寺を見るという気があまり起きないが、せっかくだからと付き合う。
行けば行ったで、落ち着くし好きなのだが。
が、写真の五重塔は、常時40人ほど並んでいたので、同行者とも内部見学はパス。
境内に市が出ていた。午後3時を回っていたので、片付けている店もあり、着物を置いている店をざっと見たのみ。見物という感じ。

夕食まで中途半端に時間が空く。伊勢丹に寄って、新潟展のきはだやさんをチェックしたかったが、自由通路の人の多さを見て、それだけで入る気をなくす。
夕食はCホテルの懐石料理。
ちょっと奮発したが、高けりゃいいってもんでもないな。いや、おいしかったけども。
ホテルのダイニングは(ホテルにもよるが)良くも悪くも、敷居が低い。
とはいえ、自分もジーンズだったけどな。でも一応きれいめジーンズ。
一旦ホテルに帰って上だけシャツに着替え、久しぶりにジュエリーも付けてみた。

2003.11.1 [土] 季節感なし

大島紬(not本場)
朱つむぎ八寸帯
紺×白帯締め
薄ピンク綸子帯揚げ
コルク草履@20日と同じ

母のお下がりの、どこかの大島。
紺ベースに、青.赤.黄緑という変わった配色のため、合わせる帯(及び小物)に困る。
正直、そんなに好きなものではないので(笑)、出番が少ない。着たのは3年ぶり?
手持ちの物も少ないので、季節感を全く無視した取り合わせに。

用事を済ませ、まっすぐ帰ろうと思ったが、ふと思いついて、アンティークギャラリー目黒の"時代裂 楽"へ。
セール日をチェックするだけのつもりだったが、なぜか2枚ほど着せかけられ。
頂いたハガキによると、セールは11/5〜7(11〜19時。最終日は16時まで)らしい。
前回のセールに行ったのだが、割と状態のいいものが多かった。
が、「いいな」と思う物には、驚くような値段がついていた気が。

帰宅すると、留守電に近所の呉服屋から伝言あり。
10日前にお願いした染み抜きが、もう出来てきた。
同時に仕立てに出したシルクウールも、仕立て上がったらしい。早っ!
急かした訳でもないのに。支払い予定が・・・。

2003.10.30 [木] 携帯端末

取り置きしてもらっていた大物(帯)の、仕立てをお願いすることに。

青×紫銘仙(母の姉のもの)
ベージュ格子半幅帯
紫×シルバーグレー帯締め
(+クリップイヤリングを帯留めがわりに)
赤茶しゃみ型下駄

家の回線を変えることになり、しばらく接続できないので、2年ぶりぐらいに携帯用の端末を引っぱり出すが、えらく使いづらい。
写真も撮ったのだが、いつUPできるやら。

2003.10.29 [水] 復活

この一週間忙しくてPCも触れなかったが、それも終わり。仕事帰りに頑張って美容院へ。

後、渋谷の装+を覗くと、足袋が増えていた。
無地の別珍に、裏に柄の生地を使った一足に惹かれる(裏も木綿)。
ここに置いてある足袋はどれも自分には幅が広いが、見た目のかわいさでいつか買ってしまいそうだ。
せっかく大物(着物だの帯だの)の数を増やさないようにしているのに、買えない欲求不満なのか、たまに小物を衝動買いする。
というか、取り置きしてもらってる大物もあるけど(笑)。

2003.10.22 [水] コルク草履

20日は、やはり汗を大量にかき、自分で手入れしようとしたら却ってシミに(泣)。
袖口も思ったより汚れていたので、慌てて近所の呉服屋に持ち込む。

洗える袷も必要かもしれない。できれば木綿を胴抜きで仕立てたいが、ここは手っ取り早くポリの袷か?(静電気が不安なのだが)
と、いろいろ検索して探していると、偶然、一年前に某店にあった長襦袢を発見!
一応ブックマークしておく。

@帯締めメモ 津田家→濃紫

2003.10.20 [月] 母の紬と、帯

いつもは洋服で伺っている所へ着物を着て行くことになり、めずらしく前日から一式揃えておく。
目上の方がいらっしゃる場所なので、自分の好みを主張するというよりも、オーソドックスに、地味すぎずに。尚且つ、万が一汗で汚れてもいいように(帯締め以外)、という組み合わせにしたらこんな感じに。

終わってから赤坂に寄って、鼻緒のすげ替えをお願いする。
踵が高く細身の台に本天の太い鼻緒は、なんだかバランスが悪いような気がしたのと(自分で選んでおきながら)、鼻緒がきつかったので、あまり履いてなかったのだ。
別の台にすげてあった、細い革の二石に替えてもらう。
後、西麻布へ。人の買い物を見るのも楽しい。

帯締めは12日と同じ、ピンク×ベージュで鱗のように組んだもの。
足下は、千鳥格子鼻緒のコルク。初。少し足が疲れた。鼻緒がゆるいのか?

帰り、駅ビルの某チェーン店を覗くと、おばちゃん店員の「素敵でしょう?」攻撃にあう。
別に立ち止まって見てた訳じゃないのに。それどころか、さーっと見渡しただけで、何かに目を止めたつもりは全くなかったのに(笑)。謎。

2003.10.14 [火] 別に私を待っていた訳でも何でもなく

雨の中を三越の催事へ。
この催事は、着物や帯の値段が高め設定、の店が多いように思うが、その中でも(こんなに擦り切れやシミがあるのにそれはないだろう!)と呆れる値段設定の店も。買う人がいるのか?商売は奥が深い。

出会いというか、再会は有り(笑)。
前回の催事で気になっていた黒繻子の刺繍帯が、目当ての店に、まだあったのだ。
痛みがほとんどない綺麗な状態。某古着屋だったら、多分、倍の値段は付いているだろう。でも予算もない。

「新版 きものに強くなる」(世界文化社) 巻末の『きもの十二か月』を見ると、繻子帯は季節的には10月と3月らしい。
1. 梅の柄もあったような気がするから、あの帯は早春限定か。
2. 無神経な客にあの帯が雑に扱われたとしても、私には関係ない。
3. すごく気に入ったのなら、前回買っていただろう。やめたということは、100%好きな訳じゃなかったということだ。
・・・等々自分に言い聞かせる。

帰宅後、実家から発掘してきた物の中の一つ、袋に縫われていた織の半幅帯をほどく。
芯が硬くて、ひょっとしたらボール紙でも入ってるんじゃないか、と思っていたが、木綿の生地を二枚貼り合わせたものが出てきた。
しかも端切れを使ったらしく、濃紺、黒地にカーキ色の細縞、紺の三種類が、いいバランスで継いである。配色も好み。
表地は付け帯にでもして生かしたいが、どうしたものか・・・。

2003.10.12 [日] もろこ

夜、万が一雨がぱらついてもいいように、ウールの着物で食事に。
湿気があるせいかちょっと汗ばんでしまった。

頂き物のウールは、黒とグレーのぼかしを市松になるように仕立ててあって、お気に入りの一枚。
下着は、半襦袢に木綿の袖を縫い付けたもの+裾よけ。
足下は、柿渋塗り舟形下駄。二度目はそれほど足袋に色がつかず。

身丈が小さいのは腰紐の位置でなんとか着られるものの、抱き幅が大きいので胸元がどうも落ち着かない。ハンカチを入れてはみたのだが。

今更ながら、中途になっていた9/8の分の日記にようやく加筆。

2003.10.11 [土] 支払い

長襦袢の反物代を支払いに。仕立てはちょっと待ってもらうことにする。
この店は、仕立て代も高めだが (仕立てがとても丁寧なので、それはそれで納得できるのだが) 半衿や居敷当て代の設定も高め。改めてそれに気づく。

そして、洗い張りをお願いしていた麻の着物を受け取りに、近所の呉服屋へ。
四年ほど前、吉祥寺のFさんで誂えたのだが、"すごく好き"と思って買った着物じゃないせいか、出番が少なくなっていたもの。ゴメンナサイ。似合う人に譲るつもり。

写真は、去年の7月に着た姿。近所で。褄先上がりすぎ。

2003.10.10 [金] 帯板探し

夕方、急に思い立って銀座へ。濃い紫系の冠の帯締めが欲しくて、津田家を物色。
微妙に違う五色ぐらいの中で迷うが、やっぱり選びきれずに断念。
ふと帯揚げのワゴンの中を見ると、見覚えのある飛び絞りの帯揚げが。
別の店で見かけたものと同じ、汚れも色ヤケもなさそうなのに、なぜか値段が半額!
ピンク系をついうっかり購入。

母のお古でボール紙の帯板があったのだが、数年前、布がボロボロになったので捨ててしまった。同じようなタイプを探すべく、銀座コアの伊勢由と、くのやにも寄る。
が、よくある帯板しか置いていない。
くのやで、プラスチックのものしかないかと尋ねると「昔は、ボール紙でできたものがありましたよねぇ」と懐かしそうに言われる。
今はどこにも置いてないんじゃないかとも。
もうちょっと探してみて、なければ自作?

2003.10.9 [木] 取り置き

去年の夏に、実家から発掘した着物のうちの一枚、菊の銘仙。
母も知らなかった(忘れていた)その十数枚の着物は、祖母が、母の姉のために用意したものではないかと思う。若くして亡くなってしまった彼女の事を、私はほとんど知らない。

しつけがかかっていて、着られた形跡はなかったが、裏地に汚れが出ていた。
匂いも気になったので洗い張りして、袖を切って、その分で丈を伸ばしてもらった。去年は季節を逃してしまい、今日が初。

夜、この着物の仕立て直しをお願いした店に、せっかくだから着て行く。
目的は長襦袢。
先週久しぶりに寄って、色々入荷してるのは分かっていたものの、予算の関係で少し躊躇していたのだが。
某店の値段を見た後では、安く感じてしまうという錯覚(笑)。
合わせる小紋のはぎれを持って行って、やはり先週見た時点で、最初にぱっといいな、と思った反物に決定。とりあえず取り置きをお願いする。

足下は柿渋塗り舟型下駄。初。鼻緒の色が青みがかった紫で、取り合わせが難しいが、無理やりに(汗)。
半衿の色調もなんだか合ってない。柄も多すぎて、自分の中ではなんだか落ち着かない組み合わせ。

2003.10.8 [水] 西荻〜青山

サイトの木綿昼夜帯が気になっていたので、豆千代モダンに勇んで出かける。

表の黒地水玉はいいのだが、裏の生地がちょっとかわいすぎて今一つ。
新作も含め、ウールの着物はどれもチェックで、惹かれる柄が多い。
二枚を試着させていただく。が、なんだか似合わず。顔のコワさが強調されるばかり(泣)。
生地は柔らかくてとても肌触りがよかったが、私には正直ちょっと柔らかすぎて、着ていて心もとないかな、とも思った。
買う気満々で出かけたのに、収穫なしで物足りない気分のまま、ふと思いついて青山某店に向かう。目的は長襦袢。

店主の美意識が、すみずみにまで行き渡っているその店で、私はおととし、去年と浴衣を作ったのみ。
数える程しか伺ったことがないが、心地よく緊張感もある店内は、好きな空間の一つだ。

こんなのもございます、と、ご主人がゆっくり反物を広げる。
次々と、膝が崩れる程好みのものが出てくる。予想以上の素敵さ!
ふと値段を見ると、仕立て込みとはいえ、きゅ・・・
すごく好きなんだけど、予算が・・・予算が・・・

溜め息をつきながら、バスで帰宅。

2003.10.6 [月] 長襦袢

思い切って、二枚目の、正絹の長襦袢を誂えることにした。
自分の中ではすごい贅沢。
ピンクは持っているので、好きな薄紫系がいいかな、程度のあいまいな考えで某店へ。

女将さんにいくつか見せてもらったのだが、個性的なものは3〜4反しかなく、その中でもどうもコレ、という物がない。一つ、地紋は好みなのだが柄の色が多すぎて、という反物があり、話を合わせて「いいですね」と軽く相槌を打ったら、なぜか強く勧められる。
この店では、ただ飾ってあるものを眺めているだけでも「素敵でしょう?」と声をかけられた事が何度かある。(他の呉服屋でもあったから、もしかして呉服屋特有の接客?)

自分が本当に素敵だと思ってるならともかく、そうでもないものを、素敵な所を探して褒める自分(笑)。接客業なら客の表情ぐらい察して欲しいと思う。
自分が高いお金を出すわけだから、すごく気に入った物でもない品物を、いいでしょうと勧められても、なんだかツライ...
ちょっと足が遠のきそうだ。

2003.9.8 [月] お直し・・・

夜、近所の呉服屋に、洗い張りをお願いする着物を持って行く。
一度も着物で伺ったことがないので、たまには自分の好みを主張しとくか、とギンガム綿麻で。足下は昨日と同じ。

閉店20分前に、なんとか店に到着。
いろいろ見ているうちに閉店間際になったので、値段の確認をして、帰ろうと背を向けた後ろから「帯板は入れてないの?」と女将さんから声がかかった。
「入れた方が綺麗よ、スタイルも良く見えるし」
そうですね、と言いながら(確かにそうだけど、近所で半幅帯だし)と思っていると「直してあげるわ」と、帯のしわをぐいっと・・・

ハッ!これが世に言うお直しおばさま!?
私は、お直しおばさんには会ったことがなかったのだが(バスの中で、おばあさんに帯結びについて言われたことは一度だけあり) 結構ショックなものだと実感。

「きものレッスン」(森荷葉著・筑摩書房)には、『関西のきもの通には帯板をいれず、帯のしわの色気を楽しむ方が多いのです。』という記述があり、読んだ当時、帯板は絶対使わないといけない訳じゃないんだ、と目から鱗だった。
色気うんぬんは、人にもよるから置いといて...
自分自身は今、礼装・正装ならともかく、普段着だったらよっぽどシワシワじゃなけりゃいいか、という考え方になり。

それにしても、今度からこの店に着物で行く時は、帯板を使わないと(笑)。

2003.9.7 [日] 綿麻

遠出をする気力がなかったので、歩いて10分の所に食事に出る。
目当ての店が満員だったので、第二候補の和食の店へ。

黒×生成りギンガムチェック綿麻をおろす。
麻の二部式襦袢、足下は、竹皮表右近下駄(ベージュ鼻緒)。

着物の衣紋が半襦袢の衣紋と合わない(着物の方が抜けている)ので、帰ってから寸法を確認したところ、繰り越しを8分と指定していた。
自分は、肩が張っていて胸板が薄いせいか、だんだん、衿が詰まってきてしまう。
それで一度、標準より少し繰り越しを多くしてみようと、お願いしたんだった。忘れていた。
市販の半襦袢だと、多分、繰り越しは標準の5分だろうから、オーダーで作るしかないのか?
持っている筒袖の半襦袢は、繰り越しが多めだったような気が?
涼しくなる前に、綿麻と合わせてみなければ。

2003.8.30 [土] 食事

先週閉まっていた店に再び。

この店ができてから約4年。
月に多くて2回行く程度だが、そういえばある頃から、着物を着ていっても「今日何かあるの?」と聞かれなくなったことに気づく。

2003.8.26 [火] 

5月に、ゆっくりでいいので、と仕立てをお願いした着物(袷)が仕立て上がってきた。
閉店間際にお店に取りに行ったのだが、めずらしく先客が三人。
忙しそうだったので、そのまま頂いて帰る。

麻絽半衿(薄いピンクに渦巻絞り)
麻小紋(1日と同じ)
ベージュ格子半幅帯
ベージュ×ピンク縞帯締め

帰宅後、暑かったので帯を軽いものに替えて、食料の買い出しに。
襦袢も浴衣用スリップに着替え、帯は単の博多半幅、素足に焼き桐右近の下駄で。

2003.8.23 [土] お祭り?

夕方、食事に出る。
家を出た所で、すれ違う家族連れから「お祭り云々」と言う声が。
夏祭りに浴衣を着るなら(人混みが苦手だから行ったことないけど)暑いから足袋穿かないし、衿も付けないし、それに、気を使わなくて済むように汚れてもいいやつを着るって...と心の中で呟く。

南青山で待ち合わせして、少し移動。
目当ての店が臨時休業だったため、しかたなく近くの鉄板焼きの店へ。カウンター端の席に座る。
すぐ後に、おっさん一人と浴衣のお姉ちゃん3人、というグループがやってくる。納涼まつり流れ?なぜか少し気恥ずかしい。自意識過剰か。

ツレは鉄板から1メートル以上離れていたが、たまに熱いものが腕に飛んできたそうだ。危ない。大事な浴衣に油じみができるところだった。

綿紅梅ゆかた(竺仙@3年目)
ベージュ格子半幅帯
ゆるぎ帯締め(花浅黄)

この浴衣の持つ雰囲気からすると、帯が少し可愛いすぎ?

2003.8.12 [火] 京都

10日の夜遅く、インターネットで予約のできるホテルがあったので、急遽京都に一泊。

11日は、夜チェックインして、ホテルの近くに食事に出たのみ。
明けて12日、途中下車の目的である、じゃこを買いに行く・・・も、売り切れ。
お店のおばちゃんに慰められつつ、発送の手配。
その後、いつも行く菓子屋、ギャラリー、雑貨屋と、余裕なく見てまわり、着物関係は、ポルタに入っている呉服屋さん(名前忘れた)をちょっと覗いただけ。

昼過ぎには、新快速で実家へ。

2003.8.4 [月] 帰省ツアー

帰省ついでに数都市を訪ねる旅に出発。
新幹線で大阪へ。
いつもは着物を持って行くのだが、今回は、かなり慌ただしいので断念。

夕方、居内商店へ。行く度に、商品が増えている店内(笑)。
混んでいたので、上がれるまで少し待ち、即納品の浴衣、半幅帯、ぼた織の見本などをチェック。
お店の方も忙しそうだったので、麻の白足袋だけ頂いて、早々においとまする。

2003.8.1 [金] 羽織のしみ抜き

しみ抜きをお願いしていた羽織が出来てきたので、夕方、無理やり着物に着替えて取りに行く。

麻小紋
麻半幅帯
ベージュ×ピンク縞帯締め
白木しゃみ型下駄(インドシルク鼻緒)

一年前に古着屋で買ったちぢみの着物は、白地にグリーンの織柄。
浴衣の作り方の図を見ながら、なんとか自分で裄出し、袖丈出し、袖巾出しをして着ていたが、今回お店の方に、褄下の寸法が合っていないと指摘される。
褄下が短い(=おはしょりから下に見えている衿が長過ぎる)と、スタイルが悪く見えるらしい。納得。
自分で袖の直しをしたばかりなので(去年だけど)、来年着てから、洗い張りに出して仕立て直してもらってもいいかも。

2003.7.22 [火] 日記

時間に余裕ができたので、過去の日記を少しだけUP。
IEだと、タイトルだけじゃなくて日付けも変えられることに、今日になって気づく。
遡ってUPされている方がいらして、自分が出来ないのが不思議だったのだが謎が解けた。

今更ながら、参加できなかった一周年パーティーの写真を見る。
皆様、素敵な着姿で、さぞ壮観だったことだろう。
生で拝見したかったが、写真を見られるようにして下さった方々のお陰でこうして楽しむことができる。ありがたい。

2003.7.20 [日] 2か月ぶりに

心の余裕がなく、2ヶ月、着物を着て外出していなかった。
着ようと思った時はあったのだが、そういう時に限って空模様が怪しかったり。

これではイカンと、浴衣だけど、近所に夜ごはんを食べるのに着て出る。
母が作ってくれた紺の絞りの浴衣に、去年、セールで安く買った撫松庵の綿の半幅帯、写真では見えないが、薄い抹茶色の帯締めをして。
この帯、ジャガード織でつるつるしていて、どんどん緩んでくるので、
帯締めをしないと外に出られないのが難点。

写真は帰ってから撮ったのだが、やはり帯結びが格好悪い。
近所だったから許していただこう。といっても、全く誰にも見られてなかった気もするが(笑)。

2003.7.16 [水] 戒め

最寄り駅の駅ビルに、某チェーン店Yが入っている。

今夏は阿波しじらや片貝木綿も扱っていていて、7月頭に始まった駅ビルのセールで三割引きになっていた。
片貝木綿で残っていたのはピンク地の大格子で、カワイイのだが、「これが許されるのはせいぜい20代前半まで…?」と躊躇する。阿波しじらも特にコレという柄もなく。

その後、仕事で忙しく一週間以上PCにすら触れない日が続き、悶々と「しじらは値段も手頃だしいいかも」とか「片貝も当ててみたら案外似合うかも」などと考え続け、今日見に行くと...
ピンク片貝は残っていたのだが、店のセールは終わり、値段は元に戻っていた。
がっくり。あの時買っておけば!
いや、"これでもいいかな?"ってモノは、やっぱり買うなということか・・・。

2003.7.14 [月] 衝動買い

夕方、渋谷を通ったので、久しぶりに装+を覗く。

半襟や帯揚げは前に見た時とあまり変わらなかったが、夏物の帯締めを
手に取って見ていると「帯は何色ですか?」とお店の女の子に声をかけられる。
って、買うからには私、4〜5本の帯には 合わせるつもりなんですけど!と思いながら(こういう質問は時々あるけど、いつも返答に困る)手持ちの中から思い浮かんだ帯の一色を告げる。
並んでいた帯から近い色の帯を探してきて、他にお勧めの帯締めも何本か選んで乗せてくれた彼女。初々しいというか一所懸命というか、好感の持てる接客だったので、自分が最初に気に入った 一本を買うことに。

折ってある時は気づかなかったのだが、帰って広げて見たら、片身変わりになっていた。
全部縞になっていると思ったのに(苦笑)。

2003.6.29 [日] 綿麻到着

キーワードにもなっているM店から、注文していた着物が届く。

UPされているのを見つけたとたん、めずらしく「これは私のためのものだ!」と確信し(笑)、30分ぐらい悩んだ末にボタンを押していた。
黒と生成りの細かいギンガムチェックの、綿麻の着物。

ここ1〜2年で試行錯誤しつつ自分のベストな寸法が決まってきたので、それを元に、多少縮むかもしれないと考え、身丈と袖丈を気持ち長めにしてもらう。
店主の方とのメールのやりとりでは、そういう疑問にも丁寧に答えていただき、またお金に余裕が出来た時にはこちらでお世話になろう、という気持ちになった。

羽織ってみると、柔らかくかつ張りのある地風が肌に心地よい。
画面で見て想像していたよりも格子が細かく、ノーメークだったせいもあるかもしれないが、私が着ると、"カワイイ"というより、何故か"オットコマエ"な雰囲気に(泣)。

2003.6.24 [火] 着物を受け取りに

半年以上前に古着屋で買った単衣の着物。

お香のような匂いがしみついており、裄も短いので、メンテナンスしようと思いながらも金銭的に後回しになり、放置すること数カ月・・・(笑)。

近所に呉服屋さんを見つけたこともあり、試しにと、2か月前ようやく洗い張りと仕立て直しをお願いした。
掛け衿が汚れていたので取り替え、袖丈が長かったので詰めてもらう。
切った袖の分で丈を伸ばせないかと考えていたのだが、伸びても1寸弱、というお店の方の言葉に、そのまま対丈で着ることにした。

直しに出したら結局高くついてしまったが、先週末受け取ってきた。仕立ても丁寧で嬉しかった。
ところで、買った当時この着物を知り合いの方に見ていただいたところ、触って、正絹ではないと断言。確かに、ひんやりとした感じが微妙に肌に残る。
呉服屋の女将さんは「正絹じゃないですか」とおっしゃる。
う〜〜ん、間を取って、交織?
まあ、どっちでもいいのだが。柄がすごく気に入って買ったんだし。
大事に着ようと思う。

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