■男はつらいよ
映画の話ではない。実話である。さる11月の出来事、“Merasa pelayanan yang diberikan suaminya kurang memuasukan,Nyoman Wati-bukan nama sebenarnya-nekat mengguat suaminya untuk cerai /夫のサービスに満足できず、ニョマン・ワティ(匿名)離婚訴訟に踏み切る”
こんなこと新聞に書いちゃっていいの?と思わず首をかしげたくなる話題を平気で載せるのが、Bali Postの面白いとこだけど、このニュース(?)もそのたぐい。Sayanに住むこのカップル/pasangan、55歳になる夫はUBUDのある小学校の校長先生/kepala salah satu SD di Ubud。そして、妻のWatiさんは、36歳の女盛り、まだまだこれからよとばかり、今でもUBUDの舞踏活動をしている/mempunyai aktivitas menari di Ubud。匿名とは言え、なんだかこれだけでもう身元が割れてしまいそう。あげくにこんなことまでバラされてしまうとは、“Selain itu, menurut Wati, suaminya tidak mampu memuaskannya di tempat tidur/さらにWatiによれば、ベッドでは妻を満足させる能力もないそうだ”
かわいそ〜、校長先生。
■こんな、悲劇も…
妻が満足できない、それは大いに問題だ。だからといって、こんな事を夫の目の前で言ってしまったら…。
事件は、Kota Gianyarの近くで起きた。もともと夫婦仲が悪く別居中のNi Made YとI Ketut Gだが、最近になって離婚についての話し合いを重ねていた。だが、重ねていたのは協議だけではなかったらしい。
“Diduga, dalam rangka konsultasi percerain itu, pasangan ini kembali sering bertemu sehingga berlanjut dengan hubungan badan lagi/離婚協議をまとめるためしばしば両者は会っていたが、再び肉体関係にまで進んでいたものと疑われる”
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これから別れようっていう人間が、会うたびに肉体関係/hubungan badanを結んでしまう、なんとも理屈では割り切れない性の落とし穴。そして、より危険な落とし穴がふたりを待っていた。
加害者Gの自供によると、“Tidak tahan mendengar celoteh istri yang selalu memuji ketangguhan bekas pacarnya dalam berhubungan badan/妻のたわごとが聞くに耐えなかったんです。いつだって昔の恋人のセックスの強さを褒めるんですから”
この日もそうだった。カッとなった夫は、椅子の下にあったナイフに向かった。そして、有無を言わせず/tanpa banyak bicara、裸のままベッドに横たわっている妻の首を切りつけたのだ。/korban yang lagi terbaring tanpa seherai pakaian pun di tubuhnya itu, lehernya langsung dibacok.
結局、被害者は出血多量で命を落としてしまう/tewas karena luka-lukanya yang banyak mengeluarkan darah. 悲惨である。しかもこの両人、ともに小学校の教員。加害者である夫は宗教の授業を受け持っていた。
ちょっと、話が陰気臭くなってしまった。まぁ、男と女の間には実にいろいろと問題が起きるわけで、この間 Lombokへの移住者/transmigranの中に、とんでもないことに、他人の女房を自分の妻と偽って連れていってしまった男がいて、当局にバレてしまった。これなんかまだ笑える…でしょ? えっ笑いごとぢゃない!?
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