黄昏野ライダーは、カヌーイストとして名高い野田知佑氏のカヌー姿に憧れ、かねてから一度はカヌーに乗ってみたいと思っていた。今回はその念願をかなえるため、愛バイクHONDAを陸に残すことにした。
カヌーはラフティングなどで有名なSOBEK社の主催する“神秘の湖・タンブリンガン湖”でのカヤッキングである。そして、これもかねてからの憧れの人である、椎名誠の“あやしい探検隊“を真似て急遽“あぶない探検隊”を発足するため、というよりは、一人で行くのが心細いので数人の友人を誘った。隊長は黄昏野ライダー、隊員は名古屋の友人Y氏、最近UBUDに長期滞在を始めたS氏、UBUDでコーヒー店をオープンしたK氏、UBUDでブチックを経営しているK子ちゃん、その友人のM氏の6名である。全員があぶない初体験である。
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6月8日:AM/9:30、K氏が寝過ごして参加できなかったが、5名の“あぶない探険隊”は予定より一時間遅れで、一路目的地に向けて出発したのであった。
目的地タンブリンガン湖は、「極通」Vol:17の“原生林を訪ねて”で取材した神秘的で、少々不気味な感じもする湖である。
AM/11:00、タンブリンガン湖に到着。湖岸にはすでに、オレンジ、パープルなど色とりどりのカヤックが並べられてある。湖岸でライフジャッケットなどの装備を装着したあと、インストラクターからカヤックの操作の説明を受ける。カヤックにはペダルが付いていて、右折、左折にはそのペダルを踏んで、うしろに付いている舵を操作する。オールだけでの右左折が少し心細かったがこれで安心。一人乗りと二人乗りが用意されていた。二人乗りにはうしろにインストラクターが同乗する。なんといっても“あぶない探検隊”は全員初体験、みんな不安顔は隠せない。S氏とK子ちゃんは二人乗りで、あとは一人乗りである。黄昏野ライダーも不安ではあるが、カヌーイストとして出発する第一歩、度胸を決めて一人乗りに挑戦することにした。
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